JPH04344898A - ガスクッション - Google Patents

ガスクッション

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JPH04344898A
JPH04344898A JP14545491A JP14545491A JPH04344898A JP H04344898 A JPH04344898 A JP H04344898A JP 14545491 A JP14545491 A JP 14545491A JP 14545491 A JP14545491 A JP 14545491A JP H04344898 A JPH04344898 A JP H04344898A
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Tetsuzo Takoya
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型板金プレス加工用
またはその他各種製造工程で用いられるクッション部材
、特に内部に高圧窒素ガス等の高圧ガスを封入してその
反力を利用してクッション作用を発揮させるようにした
ガスクッションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ガスクッションとしては、
図8に示すようにピストン型シリンダが多く採用されて
いる。即ち、シリンダ本体1にピストン2を嵌合して該
ピストン2の外周面にシリンダ本体1の取付方向性に関
係のない潤滑としてスポンジやフエルト等からなる摺接
材3aとこれとは別体のシール材3bを取り付けると共
に、該摺接材3aに潤滑油を含侵させてシール材3bに
潤滑性とシール性とをもたせ、しかしてシリンダ本体1
内のピストン側圧力室4に高圧ガスを封入し、ピストン
ロッド5の先端部にかかる押圧負荷を高圧ガスの反力に
よって受けるようにしてなるもので、この従来装置によ
れば構造は簡単であるが、使用途上の速度の速い且つ激
しい摺動運動により摺接材3aに含侵させている潤滑油
が飛散したり消耗され所謂油切れによって短期間にシー
ル破壊を起こすと共に、ピストン2の作動によりシリン
ダ本体1のロッド側圧力室6と外部との間に呼吸作用が
発生しており、この呼吸作用によりシリンダ本体1の内
部に塵埃が侵入し、シール破壊や摺動部分の損傷の原因
となっていた。なお図中7は空気抜きである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、シ
リンダ本体の取付方向に関係なく速い速度で長期間使用
するも油切れを起こすことなく、且つ上述の呼吸作用の
生起することのないこの種ガスクッションを提案するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、実施例に示す参照符号を付して示せば、
請求項1においては、シリンダ本体10に、中空ラム1
1とその先端部のピストン12とからなるラム形ピスト
ン13をシール材27を介して気密嵌合し、ピストン側
シリンダカバー14とラム側シリンダカバー15とにわ
たってシリンダ側送油管16を前記ピストン12を貫通
して配設して該送油管16を介してピストン側圧力室1
7とラム側圧力室18とにわたって連通するシリンダ側
送油路19を形成すると共に、該シリンダ側送油路19
は途中に前記シール材収容室31を通過し、また中空ラ
ム11の内部においてピストン側端壁12aとラム側端
壁12bとにわたってラム側送油管20を配設して該送
油管20を介してラム側圧力室18と中空ラム11の中
空室21とにわたって連通するラム側送油路22を形成
すると共に、上記両送油路19、22端には自重によっ
て交互に開閉するチエックバルブ23、24を装入し、
さらに中空ラム11の中空室21とピストン側圧力室1
7とを連通し、しかしてシリンダ本体10内に高圧ガス
Gと潤滑油Oとを封入してなる構成を採用するものであ
る。
【0005】また請求項2においては、請求項1記載の
構成においてシリンダ側送油管16が貫通する前記ピス
トン12は軸方向と径方向に少許の浮遊状態に前記中空
ラム11に取り付けられてなる構成を採用するものであ
る。
【0006】さらに請求項3においては、請求項1また
は2記載の構成において前記ピストン12に、ピストン
側圧力室17からの過負荷圧力を受けた場合のみ該過負
荷圧力を前記ラム側送油路22を通ってラム側圧力室1
8に開放するチエックバルブ39またはチエックパッキ
ン26を取り付けてなる構成を採用するものである。
【0007】
【作用】請求項1においては、プレス加工時の金型に負
荷する圧力を中空ラム11で受け、該中空ラム11がシ
リンダ本体10内の高圧ガスの反力に抗して下降する場
合には、ピストン側圧力室17の圧力がラム側圧力室1
8の圧力に比べて大であるから両室間の差圧によってシ
リンダ本体10内のピストン側圧力室17の潤滑油はシ
リンダ側送油路19を経由してラム側圧力室18に圧送
され、この圧送途上において潤滑油はシール材収容室3
1を通過するからこれに収容されるシール材(グランド
パッキン27)に潤滑油を供給して耐磨耗性を持たせた
後、該潤滑油はシリンダ側送油路19からラム側圧力室
18に噴出状に送り出される。中空ラム11が金型圧力
から開放されて上昇する工程では、ラム側圧力室18の
圧力が中空ラム11の中空室21およびこれに連通する
ピストン側圧力室17の圧力に比べて大であるからラム
側圧力室18の潤滑油は中空ラム11の伸長端付近でラ
ム側送油路22を経由しチエックバルブ24を押上げて
中空室21に噴出状に送り出され、該噴霧油が中空ラム
11bの内周面に吹きつけられることによってこの面か
ら摺動部材である中空ラム11を介し潤滑油自体とシリ
ンダ本体10とを冷却する作用を発揮し、その後にこれ
に連通するピストン側圧力室17に潤滑油が還流される
【0008】また請求項1においては、中空ラム11、
ラム側圧力室18およびピストン側圧力室17の全てに
高圧ガスを封入してこれらの空間部を全て利用するため
、ラム形ピストン13の作動時の圧縮倍率を低減するこ
とができると共に、ラム側圧力室18とピストン側圧力
室17とは、シリンダ側送油路19とラム側送油路22
とによって圧力抵抗を受けながらでも交互に連通状態に
あるためラム側圧力室18と外部との間に呼吸作用を生
起することはない。
【0009】さらに請求項1においては、ラム形ピスト
ン13の伸長復帰時にはその伸長端においてラム側圧力
室18に残留する潤滑油がクッションの作用を発揮する
【0010】さらにまた請求項1によれば、シリンダ側
送油路19とラム側送油路22との各端部にそれぞれチ
エックバルブ23、24を装入し、図1のように正立時
にはシリンダ側チエックバルブ23が自重によって下方
に位置してシリンダ側送油路19を開放状態に維持する
と共に、ラム側チエックバルブ24はラム側送油路22
を閉鎖し、図5に示すようにラム形ピストン13が下向
きの倒立状態ではラム側チエックバルブ24がラム側送
油路22を開放状態に維持すると共に、シリンダ側チエ
ックバルブ23はシリンダ側送油路19を閉鎖して、上
述の倒立状態であっても正立状態のときと同様の潤滑油
の循環経路を保証することができる。
【0011】さらに両チエックバルブ23、24はピス
トン側圧力室17とラム側圧力室18との間の差圧を確
実に維持する作用を有する。即ち、図1の正立状態を例
にとって説明すると、前述のようにラム形ピストン13
の下降時にはピストン側圧力室17の圧力がラム側圧力
室18に比べて高くなるが、上昇時にラム側圧力室18
の方が高くなれば、ラム側チエックバルブ24がその自
重に抗して上動し、正常な差圧状態になるまでラム側送
油路22を開放することになる。
【0012】このようにラム形ピストン13の移動速度
の緩急にかかわらず一定の差圧を両圧力室17、18間
に保証することができるため、潤滑油を常に良好に循環
させることができる。
【0013】請求項2においては、請求項1の作用と共
に、ピストン12の移動途上において該ピストン12と
これを貫通するシリンダ側送油管16との間に中空ラム
11の回転作用の発生または外部負荷により径方向に多
少のずれが生じてもピストン12は軸方向と径方向に浮
遊状態にあるため両者間に応力が生起するのを防止する
ことができる。
【0014】請求項3においては、請求項1および.ま
たは2記載の作用と共に、ラム形ピストン13の急速移
動によりピストン側圧力室17から過大な負荷をピスト
ン12が受けた場合にはこの過負荷圧力をラム側圧力室
18側に開放して両圧力室17、18間に過大な圧力差
が起きないようにし、もって圧力室17、18間に常に
一定の差圧を保証し一時的に大きな圧縮倍率を避けるこ
とができる。
【0015】
【実施例】図1において、シリンダ本体10に、中空ラ
ム11とその先端部のピストン12とからなるラム形ピ
ストン13が、シリンダ本体10のシール収容室31を
収容されたシール材27を介して気密的に嵌合される。 シリンダ本体10のピストン側シリンダカバー14には
油溜まり28aが凹設され、なお後述のように倒立状態
で使用する場合には(図5参照)、中空ラム11のラム
側端壁12bに油溜まり28bが形成される。そしてピ
ストン側シリンダカバー14とラム側シリンダカバー1
5とにわたってシリンダ側送油管16が前記ピストン1
2を貫通して取り付けられる。そしてピストン側シリン
ダカバー14には油溜まり28aとシリンダ側送油管1
6とを連通する油路29が形成されると共に、ラム側シ
リンダカバー15にもラム側圧力室18とシリンダ側送
油管16とを連通する油路30が形成されるが、該油路
30はその途中でシール材27を収容する部屋31に連
通し、該シール収容室31を通過してラム側圧力室18
に連通するようになっている。従って、油路29、シリ
ンダ側送油管16、油路30およびシール収容室31は
ピストン側圧力室17の油溜まり28aとラム側圧力室
18との間を連通するシリンダ側送油路19を形成する
【0016】また前記ピストン12は円環状の部材によ
って形成されてなるもので、該ピストン12を図1に示
すように中空ラム11とピストン側端壁12aとの間に
緩く挟み込み且つピストン12の内径をピストン側端壁
12aの外周面凹溝40の外径よりも若干大に形成する
ことによって該ピストン12を中空ラム11に対して軸
方向と径方向に微小に浮遊状態(フローティング状態)
に取り付けられている。また該ピストン12にはピスト
ン側圧力室17からラム側圧力室18へのみ開口可能な
逆止弁39が内蔵されるか、またはピストン12の外周
面にラム側圧力室18側へのみ屈撓可能なシール材26
が設けられる。
【0017】さらに中空ラム11のピストン側端壁12
aとラム側端壁12bとにわたってラム側送油管20が
取り付けられると共に、ピストン側端壁12aとピスト
ン12とにわたって、その一端がラム側圧力室18に開
口し他端がラム側送油管20に連通する油路32が形成
され、ラム側端壁12bにも、その一端がラム側送油管
20に連通し他端が中空ラム11の中空室21に開口す
る油路33が形成される。従って、油路32、凹溝40
、ラム側送油管20および油路33はラム側圧力室18
と中空ラム11の中空室21との間を連通するラム側送
油路22を形成する。なおまたラム側端壁12bには中
空室21とピストン側圧力室17とを連通する連通孔2
5が形成され、従って中空室21は作用的にピストン側
圧力室17の一部を形成することになる。
【0018】そして前記両送油路19、22の端部には
それぞれ自重によって交互に送油路19または22を開
閉するチエックバルブ(球弁)23、24が装入される
【0019】なお34、35および36は摺動面の摩擦
抵抗を軽減するための周知の摺動部材である。また37
はダストシール材で、38は溶栓の安全弁で、41、4
2はガスチャージ用チエックバルブとプラグである。
【0020】しかしてシリンダ本体10内の油溜まり2
8aには少量の潤滑油Oが入れられると共に、高圧の窒
素ガスGが封入される。
【0021】図2〜図4はシリンダ本体10の正立時の
作動状態を示すもので、まず図2に示すように、上部か
ら外部負荷を受けることによってラム形ピストン13が
シリンダ本体10内の高圧ガスGの反力に抗して下降す
ると、ピストン側圧力室17とラム側圧力室18と間の
差圧により、油溜まり28aの潤滑油Oはシリンダ側送
油路19を通ってシール収容室31に圧送されここでシ
ール材27に潤滑油Oを供給し、しかる後油路30から
ラム側圧力室18に潤滑油が送り出され、該圧力室18
に潤滑油Gが滞留することになる。このようにピストン
13が下降するたびにシール材27に潤滑油を供給する
ことになるから油切れを起こすことがない。図3に示す
ようにラム形ピストン13が最下端に達すると、潤滑油
Oはラム側圧力室18に滞留することになる。次にピス
トン13の上昇時にはラム側圧力室18の圧力がピスト
ン側圧力室17に比べて高圧になり、両者間の差圧によ
ってラム側圧力室18内の圧力はまずシリンダ側送油路
19を通ってピストン側圧力室17に流れ、次に潤滑油
はラム側送油路22をも通り、その上部のチエックバル
ブ24をその自重に抗して押し上げ、油路33の先端部
から中空ラム11の中空室21に噴霧状に潤滑油Oを送
り出し、この噴霧状潤滑油が中空ラム11の内周面11
bに吹きつけられることによって中空ラム11を介し潤
滑油自体とシリンダ本体10とを冷却する作用を発揮し
ながら該潤滑油は連通孔25を通ってピストン側圧力室
17の油溜まり28aに還流することになる。そして図
4に示すようにラム形ピストン13が最上端付近に達す
ると、ラム側圧力室18に滞留している潤滑油Oがクッ
ション材の役割を発揮し、該ピストン13の復帰端にお
ける衝撃を緩和することになる。
【0022】ラム形ピストン13のピストン12はこれ
に貫通するシリンダ側送油管16に沿って昇降すること
になるが、この際もしピストン12と中空ラム11とが
リジッドに一体に形成されていると、ラム形ピストン1
3の昇降時に若干の回転力または揺れが生じた場合にピ
ストン12の干渉によってシリンダ側送油管16に有害
な応力が発生し該送油管16を損傷することになるが、
本発明によればピストン12は中空ラム11に対し軸方
向と径方向に若干フローティング状態に形成されている
ため、ラム形ピストン13はシリンダ側送油管16の有
害な拘束力を受けることなく円滑に昇降することができ
る。
【0023】ラム形ピストン13に急激な下降外力を受
け、ピストン側圧力室17の内圧が過剰になった場合に
は、チエックバルブ39が開口し、または断面略U字状
のチエックパッキン26がラム側圧力室18側に屈撓作
用して該圧力室17内の過剰圧をラム側送油路22を通
ってラム側圧力室18に放出し、一時的な圧縮倍率を緩
和することができる。
【0024】シリンダ側送油路19のピストンカバー側
端部とラム側送油路22の中空ラム側端部とにはそれぞ
れ自重によって交互に開閉作動するチエックバルブ23
、24を設け、図1の正立時にはシリンダ側チエックバ
ルブ23はシリンダ側送油路19を開放して潤滑油の流
通を許し、一方ラム側チエックバルブ24はラム側送油
路22を閉塞してラム形ピストン13の下降時に中空ラ
ム11の中空室21の圧力がラム側送油路22に侵入す
るのを阻止するようになっている。
【0025】図5に示すようにラム形ピストン13が下
向きの倒立状態で使用する場合には上記とは反対に作動
する。即ち、この倒立状態では潤滑油はラム形ピストン
13の中空室21の底部の油溜まり28bに滞留するこ
とになり、ラム形ピストン13の伸長状態から収縮する
場合には、この位置から図6に示すように潤滑油はラム
側送油路22を通ってラム側圧力室18に噴出状に圧送
されて該圧力室18に滞留し、次にその収縮端から伸長
する工程では図7に示すように該圧力室18内の圧力は
まずラム側送油路22を通って中空室21に流れ、次に
潤滑油はシリンダ側送油路19をも通ってピストン側圧
力室17にチエックバルブ23の自重に抗して送り出さ
れ、連通孔25を通って中空ラム11内の油溜まり28
bに還流されることになる。そしてその途中でシール材
収容室31を通過してシール材27に潤滑油を供給する
ことになる。
【0026】従って、本発明においては倒立状態でも、
一対のチエックバルブ23、24がその自重で上記送油
路19、22を開閉作動するかぎりにおいて自由に使用
することができる。
【0027】本発明においては、また中空ラム型シリン
ダ13を採用し、該中空室21と共に、シリンダ本体1
0内の全ての空間部に高圧ガスGを充填し、これらを全
てを高圧ガスの圧縮仕事に利用するため、高圧ガスの圧
縮倍率を低く抑えることができ、このことは言い換えれ
ば性能の向上と装置の小型化に貢献することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、シリンダ本
体の取付方向に関係なくクッション用ピストンの作動時
にその摺動面のシール材に潤滑油を確実に供給すること
ができ、速度の遅速如何によらず長期間使用するも油切
れを起こすことがない。
【0029】またクッション用ピストンの作動毎に潤滑
油がピストン側とラム側との両圧力室間を循環するよう
になっいるため少量の潤滑油を封入するだけで充分な潤
滑作用を発揮させることができる。
【0030】また請求項1によれば、ラム形ピストンの
作動時の圧縮倍率を低減することができ、性能の向上と
装置の小型化に貢献することができる。
【0031】また請求項1によれば、ピストン側圧力室
とラム側圧力室とはシリンダ側送油管とラム側送油路と
によって圧力抵抗を受けながらでも交互に連通状態にあ
るためラム側圧力室と外部との間に呼吸作用を生起する
ことがなく、このため外部から塵埃がシリンダ本体内に
侵入することがないと共に、ダストシールにより、ラム
に付着した塵埃を除去するため摺動面を損傷することが
ない。
【0032】さらに請求項1においては、ラム形ピスト
ンの伸長復帰時にはその伸長端においてラム側圧力室に
残留する潤滑油がクッションの作用を発揮し、装置に衝
撃を与えることがなく、また騒音の発生もない。
【0033】さらにまた請求項1によれば、倒立状態は
勿論、斜め横向き状態でも使用することができ、作業条
件に合わせて自由に使用することができる。
【0034】さらにまた請求項1によれば、前記両送油
管に設けた各チエックバルブの作用により、ラム形ピス
トンの移動速度の緩急にかかわらず一定の差圧をピスト
ン側圧力室とラム側圧力室との間に保証することができ
るため、潤滑油を常に良好に循環させることができる。
【0035】また請求項2においては、請求項1の効果
と共に、ラム型ピストンの移動途上において中空ラムに
回転力が作用したりピストンに若干の動揺が発生しても
シリンダ側送油管に有害な応力を生起させることはなく
、円滑にラム形ピストンを作動させることができる。
【0036】さらに請求項3においては、請求項1およ
び.または2記載の効果と共に、ラム形ピストンの急速
移動によりピストン側圧力室から過大な負荷をピストン
が受けた場合にあっても、この過負荷圧力をラム側圧力
室側に開放して両圧力室間に過大な圧力差が起きないよ
うにし、もって両圧力室間に常に一定の差圧を保証する
ことができ、クッション性能を正常に維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断正面図である。
【図2】本発明のシリンダ本体の正立時の作動説明図で
、第1工程を示す。
【図3】同第2工程の作動説明図である。
【図4】同第3工程の作動説明図である。
【図5】本発明のシリンダ本体の倒立時の作動説明図で
、第1工程を示す。
【図6】同第2工程の作動説明図である。
【図7】同第3工程の作動説明図である。
【図8】従来の装置の縦断正面図である。
【符号の説明】
10  シリンダ本体 11  中空ラム 12  ピストン 12a  ピストン側端壁 12b  ラム側端壁 13  ラム形ピストン 14  ピストン側シリンダカバー 15  ラム側シリンダカバー 16  シリンダ側送油管 17  ピストン側圧力室 18  ラム側圧力室 19  シリンダ側送油路 20  ラム側送油管 21  中空ラムの中空室 22  ラム側送油路 23  チエックバルブ 24  チエックバルブ 25  連通孔 26  チエックパッキン 27  シール材 28a、28b  油溜まり 31  シール収容室 39  チエックバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シリンダ本体に、中空ラムとその先端
    部のピストンとからなるラム形ピストンをシール材を介
    して気密嵌合し、ピストン側シリンダカバーとラム側シ
    リンダカバーとにわたってシリンダ側送油管を前記ピス
    トンを貫通して配設して該送油管を介してピストン側圧
    力室とラム側圧力室とにわたって連通するシリンダ側送
    油路を形成すると共に、該シリンダ側送油路は途中に前
    記シール材収容室を通過し、また中空ラムの内部におい
    てピストン側端壁とラム側端壁とにわたってラム側送油
    管を配設して該送油管を介してラム側圧力室と中空ラム
    の中空室とにわたって連通するラム側送油路を形成する
    と共に、上記両送油路端には自重によって交互に開閉す
    るチエックバルブを装入し、さらに中空ラムの中空室と
    ピストン側圧力室とを連通し、しかしてシリンダ本体内
    に高圧ガスと潤滑油とを封入してなるガスクッション。
  2. 【請求項2】  シリンダ側送油管が貫通する前記ピス
    トンは軸方向と径方向に少許の浮遊状態に前記中空ラム
    に取り付けられてなる請求項1記載のガスクッション。
  3. 【請求項3】  前記ピストンに、ピストン側圧力室か
    らの過負荷圧力を受けた場合のみ該過負荷圧力を前記ラ
    ム側送油路を通ってラム側圧力室に開放するチエックバ
    ルブまたはチエックパッキンを取り付けてなる請求項1
    または2記載のガスクッション。
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