JPH0741925Y2 - 油圧シリンダ - Google Patents

油圧シリンダ

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JPH0741925Y2
JPH0741925Y2 JP1987060136U JP6013687U JPH0741925Y2 JP H0741925 Y2 JPH0741925 Y2 JP H0741925Y2 JP 1987060136 U JP1987060136 U JP 1987060136U JP 6013687 U JP6013687 U JP 6013687U JP H0741925 Y2 JPH0741925 Y2 JP H0741925Y2
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JP
Japan
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ring
cushion
piston
stopper
guide rod
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1987060136U
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JPS63166705U (ja
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峰夫 棚橋
英夫 渡辺
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KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築機械、産業機械、農業機械等における作業
機の駆動用に適用する油圧シリンダに関する。
〔従来の技術〕
この種従来の油圧シリンダは最伸長時又は最圧縮時にピ
ストンがシリンダッド又はシリンダボトムに衝突するの
を防止するためクッション機構たる衝突緩和装置を組み
付けている。
例えば、第5図は従来のクッション機構を示すものであ
る。如何これを詳しく述べる。
シリンダ1内にピストン2を介してピストンロッド3が
移動自在に挿入され、ピストン2はピストンナット4で
締結されている。ピストンロッド3の端部には小径なガ
イドロッド5が形成され、このガイドロッド5の外周に
は任意の隙間6を設けて円錐状のクッションベアリング
7が移動自在に挿入され、このクッションベアリング7
はスナップリング8で固定されたストッパ9で抜け止め
されている。
一方、シリンダボドム10にはポンプ又はタンクに選択的
に接続する通路11とクッション孔12とが形成されてい
る。
ピストンロッド3の最圧縮作動のクッション行程ではク
ッションベアリング7がクッション孔12に嵌合し、油室
13の油がクッション孔12の内周とクッションリング7の
外周とに形成される環状隙間14を介して通路11に押し出
され、隙間14における油の流動抵抗でクッションが効く
ようになっている。
クッションリング7がクッション孔12に嵌合し始めると
油室13の内圧が上昇し、クッションリング7が押されて
ストッパ9に当接する。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の緩衝緩和装置には次のような不具合がある。
イ) スナップリング8が振動等により外れ易く、その
結果ストッパ9やクッションリング7が抜けるおそれが
ある。
ロ) スナップリング8の剪断強度不足の可能性があ
り、クッションリング7がストッパ9に衝突した時スナ
ップリング8が破損し、クッションリング7が抜ける場
合がある。
従って本考案の目的は、クッションリングを保持する部
材の強度を向上し、クッションリングの抜けを防止させ
た油圧シリンダを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案の構成はピストンロ
ッドに当該ピストンロッドに螺合したピストンナットを
介してピストンが締結され、前記ピストンロッドはシリ
ンダ内に前記ピストンを介して移動自在に挿入され、前
記ピストンナットを貫通するピストンロッドの端部に段
部と小径なガイドロッドを形成し、このガイドロッドの
外周にクッションリングを挿入させ、当該クッションリ
ングをシリンダボドムに設けたクッション孔に嵌合して
衝撃緩和を行なう油圧シリンダに於て、前記ガイドロッ
ドの端部近傍に環状溝を形成し、この環状溝内にリング
ストッパを嵌合させ、前記ガイドロッドの基端外周に前
記段部と当接するリング状ストッパを挿入させ、前記ク
ッションリングを前記リングストッパとリング状スペー
サとの間に配置させ、更に前記リングストッパの外周を
前記クッションリングの端部内周に形成した環状の開口
部内に嵌合させ、又、前記リング状スペーサの外周を前
記ピストンナットの端部内周で保持させたことを特徴と
するものである。
〔作用〕
最近縮時近傍ではクッションリングがクッション孔と嵌
合し、クッションリングとクッション孔間の隙間を流れ
る作動油の流動抵抗でクッションが効く。リングストッ
パはガイドロッドの環状溝に嵌合されているから、クッ
ションリングがこのリングストッパに衝突したり、振動
があっても脱落しない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施の一例を第1図にもとづいて説明す
る。
ピストンロッド3に当該ピストンロッド3にねじを介し
て螺合した中空なピストンナット4を介してピストン2
が締結されている。ピストンロッド3はシリンダ1内に
ピストン2を介して移動自在に挿入され、ピストン2は
シリンダ1内に上下二つの油室13a,13bを区画してい
る。
シリンダ1の端部にはシリンダボドム又はシリンダヘッ
ド10が溶接等で一体に結合され、このシリンダボドム10
には下部油室13bをポンプ又はタンクに選択的に連通す
る通路11とクッション孔12とが形成されている。
ピストンロッド3の端部にはピストンナット4を貫通す
る段部3aと小径なガイドロッド5が形成され、このガイ
ドロッド5の外周には基端側から順次リング状スペーサ
15と円筒状のクッションリング7が挿入されている。こ
れにより前記段部3aとクッションリング7との間にリン
グ状スペーサ15が挿入して介在している。
ガイドロッド5の端部側外周には環状溝16が形成され、
この環状溝16内には、リングストッパ17が嵌合し、この
リングストッパ17の外周はクッションリング7の端部付
近の内周に設けた環状の開口部18内に着脱自在に嵌合
し、外部への抜けが防止されている。ピストンロッド3
にはピストンナット4がピストン2の挾持の為螺合さ
れ、このピストンナット4の内周端はリングスペーサ15
の外周と当接又は対向して保持され、リング状スペーサ
の抜けを防止している。即ち、ピストンロッド3の下部
外周にはねじ22を介してピストンナット4を螺合させ、
このピストンナット4はピストン2を挾持して締結する
と共にその端部内周がリングスペーサ15を保持し、その
抜けを防止している。
ガイドロッド5の外周にはクッションリング7との間に
任意の隙間6を設け、この隙間6を油路として使用し、
隙間6はクッションリング7の基端に設けた切欠き19を
介して油室13bに開口させている。更にガイドロッド5
の中間にには前記隙間6に通じる環状の中間溝21を形成
し、この中間溝21内には切欠きを設けたチェック弁20を
移動自在に挿入し、クッション行程時には隙間6の油の
流れを遮断する。
各部材の購入順序について述べる。
最初はクッションリング7のみをガイドロッド5の深く
まで挿入し、次いで環状溝16にリングストッパ17を嵌合
させ、次にクッションリング7を図に於て右方向にスラ
イドさせてリングストッパ17を開口部18内に収容させ、
次いでクッションリング7の基端側たる左側にリングス
ペーサ15を挿入させることにより、クッションリング7
が図中左方へ移動した状態になってもリングストッパ17
の少なくとも一部分はクッションリング7の開口部18に
収容される関係にある。この状態でピストンナット4を
挿入してねじ22で結合するとリング状スペーサ15がピス
トンナット4端部内周に収容される。これによりクッシ
ョンリング7はリング状スペーサ15とリングストッパ17
間に保持されて抜けなくなる。併せてリングストッパ17
もクッションリング7で保持される。
クッションリング7は鉄系材料でもよいが、熱膨張係数
の大きいアルミニューム系材料、合成樹脂系材料で成形
するのが好ましい。
ピストンロッド3の最圧縮時のクッション行程ではクッ
ションリング7がクッション孔12に嵌合し、両者の間の
環状隙間14を流れるクッション孔12の作動油の流動抵抗
でクッションが効き、ピストンナット4が、シリンダボ
ドム10に急激に衝突するのを防止する。
クッションリング7がクッション孔12に嵌合し始めると
下部油室13bの内圧が上昇し、クッションリング7が図
中右方へ押されてリングストッパ17に当るとともにチェ
ック弁20も図中右方へ押圧され、隙間6の流れを遮断す
る。この際、リングストッパ17は環状溝16に嵌合すると
ともに、その外周がクッションリング7の開口部18内に
収容されるからクッションリング7とリングストッパ17
の抜けを防止する。
最圧縮状態からの伸長作動では油路11からの高圧がクッ
ションリング7およびチェック弁20を図中左方へ移動さ
せ、隙間6および隙間14から作動油を下部油室13bに導
き、負圧の発生を防止できる。
クッションリング7を温度膨張係数の大きい材料で成形
してある場合には油温が上昇し、粘性が低下しても、ク
ッションリング7が膨張し、隙間14を小さくするからク
ッション効果の低下を防止できる。
第2図、第4図はそれぞれリングストッパ17とリング状
スペーサ15を示し、割り部15a,17aを設けたものであ
り、第3図は同じく他の実施例を示し、これはスリット
17bを形成したものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の効果がある。
リングストッパはクッションリングが移動しても、
その外周の少なくとも一部分がクッションリングに設け
た開口部に収容された状態にあり、かつその状態に保つ
リング状スペーサもピストンナットの端部内周に収容さ
れるからクッション機構を構成する部材が振動等によっ
てはずれることは無くクッションリングが当っても破損
しない。
リング状スペーサ、クッションリングはガイドロッ
ドに挿入するだけであるから装置が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る油圧シリンダの一部切
欠き縦断正面図、第2図、第3図はリングストッパの実
施例を示す斜視図、第4図はリングストッパの斜視図、
第5図は従来の油圧シリンダの一部切欠き縦断面図であ
る。 1……シリンダ、2……ピストン、3……ピストンロッ
ド、3a……段部、4……ピストンナット、5……ガイド
ロッド、7……クッションリング、10……シリンダボト
ム、12……クッション孔、13a,13b……油室、14……環
状隙間、15……リング状スペーサ、16……環状溝、17…
…リングストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−112704(JP,U) 実開 昭59−83203(JP,U) 実公 昭53−35669(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピストンロッドに当該ピストンロッドに螺
    合したピストンナットを介してピストンが締結され、前
    記ピストンロッドはシリンダ内に前記ピストンを介して
    移動自在に挿入され、前記ピストンナットを貫通するピ
    ストンロッドの端部に段部と小径なガイドロッドを形成
    し、このガイドロッドの外周にクッションリングを挿入
    させ、当該クッションリングをシリンダボトムに設けた
    クッション孔に嵌合して衝撃緩和を行なう油圧シリンダ
    に於て、前記ガイドロッドの端部近傍に環状溝を形成
    し、この環状溝内にリングストッパを嵌合させ、前記ガ
    イドロッドの基端外周に前記段部と当接するリング状ス
    ペーサを挿入させ、前記クッションリングを前記リング
    ストッパとリング状スペーサとの間に配置させ、更に前
    記リングストッパの外周を前記クッションリングの端部
    内周に形成した環状の開口部内に嵌合させ、又、前記リ
    ング状スペーサの外周を前記ピストンナットの端部内周
    で保持させたことを特徴とする油圧シリンダ。
JP1987060136U 1987-04-21 1987-04-21 油圧シリンダ Expired - Lifetime JPH0741925Y2 (ja)

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JPS63166705U JPS63166705U (ja) 1988-10-31
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JPS5983203U (ja) * 1982-11-26 1984-06-05 太陽鉄工株式会社 流体圧シリンダにおけるピストン取付装置
JPS60112704U (ja) * 1983-12-29 1985-07-30 カヤバ工業株式会社 油圧シリンダのクツシヨン機構

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