JPH0434465Y2 - - Google Patents

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JPH0434465Y2
JPH0434465Y2 JP12071387U JP12071387U JPH0434465Y2 JP H0434465 Y2 JPH0434465 Y2 JP H0434465Y2 JP 12071387 U JP12071387 U JP 12071387U JP 12071387 U JP12071387 U JP 12071387U JP H0434465 Y2 JPH0434465 Y2 JP H0434465Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、高湿条件下で半導体等の電子部品の
通電試験等を行なうための環境維持装置に関する
もので、低温時に蒸発器に霜が付着しないように
構成されたものに関する。
従来技術 従来の環境維持装置としては、第3図に示すよ
うに断熱材からなるケーシング1及び断熱材から
なるドア体2で覆われた装置4において、該装置
4内を仕切板6を介して恒温空気供給室8と試験
室10とに区画し、恒温空気供給室8内に加湿器
12、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器14と循
環接続された冷凍サイクルの蒸発器14、電熱ヒ
ータ16及び送風器18と直列に配置したものが
知られている。
この装置は、送風器18の作動により空気を吸
引し、加湿器12で加湿し、蒸発器14にて空気
を冷却し、電熱ヒータ16にて所定の温度まで加
熱し、送風器18にて試験室10内に送風するよ
うに構成されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらかかる従来の環境維持装置では、
外気より低温で通電試験を行なう場合に、蒸発器
14で設定温度以下に冷却された空気を直接試験
室内に送風する為、試験室内の温度分布にばらつ
きが生じ、均一な条件の試験を行ない難かつた。
さらに蒸発器14に霜が付着し易く試験室10
内が低湿度になつてしまうといつた不都合があ
る。
加湿器18により強制加湿を行なつているが、
蒸発器14のフイン等に大量の霜が付着してしま
い冷却効率が著しく低下するために、除霜運転を
交互にやる必要性があつた。
そのために連続的な通電試験には不向きであつ
た。
また0℃以下の環境にする場合には、室内の壁
面にも着霜するが、この場合の除霜には室内全体
を暖める必要があり、エネルギーのロスが大きい
といつた不都合ある。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑み
試験室内が均一な温度になると共に着霜しにく
く、かつ試験室の壁面の除霜に当つて試験室全体
を暖める必要のない装置を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、断熱材からなるケーシング
と断熱材からなるドア体により覆われた試験室
と、該試験室内にドア体に対して開口部を当接さ
せると共にケーシングと所定の間隔を隔てて設置
された伝熱パネルからなる収納箱とからなり、前
記収納箱とケーシングとの間の空間内に圧縮機、
凝縮器、膨張弁、蒸発器と循環接続された冷凍サ
イクルの蒸発器及び送風器が配置され、前記圧縮
機の高圧側と蒸発器の冷媒入口とが電磁弁を介し
てバイパス管で接続され、前記電磁弁が収納箱の
外周に近接して設けた温度検知手段からの検知温
度に基づき開閉されるように構成された環境維持
装置により本目的を達成する。
作 用 本考案にかかる装置を作動した場合は、冷凍サ
イクルの蒸発器が収納箱の外周にある空気を冷却
する。冷却された空気は、送風器によりケーシン
グと収納箱との間の空間内を循環する。
循環する空気は、収納箱と接触する際に収納箱
を形成する伝熱パネルを介して収納箱内の空気と
熱交換し、収納箱内を所定の温度迄徐々に冷却す
る。
この場合に収納箱の空気は徐々に冷却される関
係及び蒸発器により直接室内空気を冷却しない関
係から収納箱内の温度が均一になると共に高湿度
となる。
そして継続して冷却している場合において、ド
ア体を開閉すると外気が室内に入り込み収納箱の
内壁面に霜が付着してしまう場合がある。
このようなときには、温度検知手段が収納箱の
温度を検知し、バイパス管の中途に接続された電
磁弁を開放し、蒸発器にホツトガスを送り込むよ
うに作用する。
するといままで空気を冷却していた蒸発器は逆
に空気を暖め、送風器により収納箱の周辺に向け
て送風される。
その結果伝熱パネルが暖められ、伝熱パネルの
内壁面に付着した霜をとかし除霜を行なう。
そして収納箱が所定の温度に達した時に温度セ
ンサーがこれを検知し、電磁弁を閉成する。
すると再び蒸発器に液体状の冷媒が流れ、空気
を冷却し、前述のように収納箱内の空気を冷却す
る。
実施例 以下に本考案を図面に示された一実施例に従つ
て詳細に説明する。
20は、断熱材からなるケーシングであり、正
面部に開口を有する。そのケーシング20の開口
部には、開閉自在に枢着された断熱材で構成され
たドア体22により閉塞されている。ケーシング
20及びドア体22により覆われた試験室内に
は、ドア体22に対して開口部を当接させた伝熱
パネルからなる収納箱24a,24bが縦二段に
所定の間隔を隔てて設置されている。収納箱の外
周端部は、曲折されケーシング又は他の収納箱の
外周端部と接合されているので、収納箱とケーシ
ングで囲まれた空間は密閉構造となる。これら収
納箱24の各伝熱パネルの天井部、背面部、底面
部及び両側面部は、前記断熱材からなるケーシン
グ20と所定の距離だけ離れており、そこで形成
された空間を空気通路26としている。伝熱パネ
ルの背面部とケーシング20とで形成された空間
内には、収納箱24と所定の空間を隔ててケーシ
ング20の壁面間に仕切板27が設置されてお
り、該仕切板27とケーシング20との間の空間
内に圧縮機28、凝縮器30、キヤピラリーチユ
ーブ等の減圧手段32及び蒸発器34と循環接続
された冷凍サイクルの蒸発器34がケーシング2
0に当接して設置されている。
収納箱24a,24b間には、中央に連通口2
5aを有する仕切板25が設置されており、該仕
切板25により上部と下部に仕切られている。
冷凍サイクルの蒸発器34の冷媒入口と圧縮機
28の冷媒出口との間には電磁弁36を介してホ
ツトガスのバイパス管40が接続されている。
この電磁弁36は、収納箱24を形成する伝熱
パネルの底面部に密接したデフロスト終了検知サ
ーモセンサー42の検知結果が入力される制御装
置としての霜取サーモスタツト44からの信号に
従い、収納箱24に霜が付着した時にバイパス管
40を開放し、霜が除かれた時にバイパス管を閉
じるように作用する。
サーモスタツト44と電磁弁36との間には所
定時間毎に所定時間のみ接点を閉にする霜取タイ
マー46が接続されて、霜取サーモスタツト44
からの検知信号との両者がONになつたときにの
み除霜を所定時間行なうようにしている。これは
サーモスタツト44が一時的に電磁弁36の開成
を指示したとしても直ぐに閉成の指示に変更する
場合があるので、誤動作を防ぐ意味で、除霜可能
時間を制限してものである。
収納箱24の天井部は、伝熱効率が良くなるよ
うに、波形伝熱パネル48としている。伝熱パネ
ル48の真下には、多数の冷気通過孔50を突出
させかつ縁部を上方に折り曲げたドレーンパン5
2を背面部に向けて流れるように傾けて設置して
いる。ドレーンパン52の背面部の一端には切り
欠き54があり、該切り欠き54からドレーンが
伝熱パネルの背面部を伝つて下方に流れるように
なつている。そしてパイプ60を介して収納箱2
4aのドレーン孔56と収納箱24bのドレーン
パン52とが、連通しており、且つ下部収納箱2
4bのドレーン孔56はドレーンパイプ58を介
してドレーンを室外へ排出するようになつてい
る。62は、送風器である。
又64は収納箱24a内に設置された温度セン
サーであり、該センサー64は室内を設定温度に
制御するための温度制御装置66と接続されてお
り、制御装置66からの信号により設定温度とな
るように圧縮機28はON・OFFされる。
以上述べた構成において本考案にかかる環境維
持装置では、冷凍サイクルを作動させると共に送
風器62を駆動させると、収納箱24の外周の空
気は冷凍サイクルの蒸発器34により冷却され
る。
蒸発器34で冷却された空気は仕切板27によ
り収納箱24と仕切られているために、収納箱2
4を直接に冷やさずに仕切板27を伝つて、天井
部より流入し収納箱24の外周部と接触する。
収納箱24aと24bとの間が、連通口25a
を有する仕切板25により区画されている関係か
ら、天井部より流入した空気は収納箱24aの外
周を均一に流れ、底面部の連通口25aより 天井部側面部・背面部底面部 と均一に流れる。
そして冷却空気が収納箱24の外周と接触する
際に伝熱パネルを介して収納箱24内部の空気と
熱交換し、箱内の空気を徐々に冷却していく。
収納箱24内の空気が所定の温度に達したとき
には、その状態を収納箱24a内に設置した温度
センサー64が検知し、制御装置66に伝え、制
御装置66が圧縮機28の作動を停止させる。
そして収納箱24内が所定の温度以上に上昇し
たときには、温度センサー64がこれを検知し、
制御装置66が圧縮機28を作動させる。
以上のようにして収納箱24内は所定の温度に
保たれる。
この時収納箱24内の空気は伝熱パネルを介し
て冷却されていると共に、設定温度に比較して2
〜3℃程度しか低くならないので、収納箱24内
の空気温度が均一になると共に湿度は減少しな
い。
しかし収納箱24内を0℃以下に設定する場合
等は、収納箱内が高湿度である関係から収納箱内
の壁面に霜が付着する場合がある。
かかる場合は伝熱パネルの熱交換率が低下する
ので、収納箱24の外周を流れる空気の温度が
徐々に低下してくる。
この状態を収納箱24bの底面部外周部に近接
させた温度センサー42が検知し、サーモスタツ
ト44を介してバイパス管40に設けた電磁弁3
6を開成させる。
すると蒸発器34に対して圧縮機28から高圧
のホツトガスが流れ込み、蒸発器34を加熱する
ようになる。
その結果収納箱24の外周を流れる空気も加熱
され、その状態で循環する。循環する加熱空気は
伝熱パネルを暖め、伝熱パネルに付着した霜と熱
交換し、霜を溶かす。
溶けて出た水は、露受プレート52がある関係
から試験品の上には落ちずに、露受プレート52
上に落ち、切り欠き54から背面パネルを伝つて
ドレーン孔56、ドレーパイプ60を介して外部
に排出される。
そのように除霜をやつていると徐々に伝熱パネ
ルの温度が上昇していく、その状態を温度センサ
ー42が検知し、除霜を終了させるべくサーモス
タツト44が電磁弁36を閉成させる。
尚本実施例の装置では、サーモスタツト44と
電磁弁36との間に直列に所定時間毎に所定時間
のみ接点を閉にするタイマー46を接続するよう
に構成している。
これは、一時的にセンサー42が着霜を検知し
たような場合でも、直ぐまた正常状態に復帰する
場合があるので、誤動作を防ぐ意味で所定の時間
内着霜を検知した時にのみ電磁弁を開成させるよ
うにしている。
本実施例の装置を環境維持装置として説明して
きたが、低温高湿度を維持することができるので
例えば収納箱内に生鮮食料品を収納する保存庫と
して利用することも可能である。
効 果 以上述べたように本考案にかかる環境維持装置
は、室内の空気を直接蒸発器で冷却せずにブライ
ンとして空気を使用して収納箱内の空気を間接的
に冷却する方式を採用したので、収納箱内の温度
分布が均一になると共に湿度の低下が少なくて済
む。
また液体ではなく気体である空気をブラインと
して採用したので、除霜する際に簡単に暖めるこ
とができ伝熱パネルのみを加熱するだけで除霜が
できるので、除霜が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案にかかる装置の一実
施例を示すもので、第1図は装置の縦断面図、第
2図は第1図の−断面図、第3図は従来技術
を示す装置の縦断面図である。 1……ケーシング、2……ドア体、4……試験
装置、6……仕切板、8……恒温空気供給室、1
0……試験室、12……加湿器、14……蒸発
器、16……電熱ヒータ、18……送風器、20
……ケーシング、22……ドア体、24a,24
b……収納箱、25……仕切板、26……空気通
路、28……圧縮機、30……凝縮器、32……
減圧手段、34……蒸発器、36……電磁弁、4
0……バイパス管、42……センサー、44……
サーモスタツト、46……タイマー、48……伝
熱パネル、50……通気孔、52……露受パネ
ル、54……切り欠き、56……ドレーン孔、5
8……ドレーンパイプ、60……ドレーンパイ
プ、62……送風器、64……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断熱材からなるケーシングと断熱材からなるド
    ア体により覆われた試験室と、該試験室内にドア
    体に対して開口部を当接させると共にケーシング
    と所定の間隔を隔てて設置された伝熱パネルから
    なる収納箱とからなり、前記収納箱とケーシング
    との間の空間内に圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発
    器と循環接続された冷凍サイクルの蒸発器及び送
    風器が配置され、前記圧縮機の高圧側と蒸発器の
    冷媒入口とが電磁弁を介してバイパス管で接続さ
    れ、前記電磁弁が収納箱の外周部に近接して設け
    た温度検知手段からの検知温度に基づき開閉され
    るように構成されていることを特徴とする環境維
    持装置。
JP12071387U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0434465Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12071387U JPH0434465Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12071387U JPH0434465Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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JPS6425774U JPS6425774U (ja) 1989-02-13
JPH0434465Y2 true JPH0434465Y2 (ja) 1992-08-17

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