JPH0548046Y2 - - Google Patents

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JPH0548046Y2
JPH0548046Y2 JP12705987U JP12705987U JPH0548046Y2 JP H0548046 Y2 JPH0548046 Y2 JP H0548046Y2 JP 12705987 U JP12705987 U JP 12705987U JP 12705987 U JP12705987 U JP 12705987U JP H0548046 Y2 JPH0548046 Y2 JP H0548046Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、肉、魚介類、野菜、そば等の生鮮食
料品の保存装置に関するもので、貯蔵室内を高湿
度に維持すると共に、貯蔵室内の温度変化を最小
限に押さえることより、長期保存が可能なように
改良したものである。
生鮮食料品を冷蔵保存するためには、低温であ
ることは勿論のこと、湿度を高く維持することが
必要である。
さらに、保存温度に関しては、保存中の温度が
変化すると鮮度が低下し、品質の劣化につながる
ので、例えば牛肉の場合−1℃±0.5に保つこと
が必要である。
湿度に関しては、相対湿度が80〜90%RHであ
ることが望ましい。
従来技術 従来の生鮮食料品保存装置としては、野菜等を
長期に保存する手段としては、第6図に示すよう
に被貯蔵物を収容する前面に開口部4を有する貯
蔵室2と、この貯蔵室2の下部に配置され貯蔵室
2内を冷却する冷凍サイクルの蒸発器11と、こ
の蒸発器11に対向して配置され蒸発器11に送
風して冷気を貯蔵室2内に強制循環する循環用送
風機12と、上記蒸発器11に近接して設けられ
蒸発器11の温度を感知する感熱部13aを備え
た温度調節器13と、この温度調節器13の感熱
部13aと狭小の間隙を存して設けられ上記循環
用送風機12からの風が当らないように遮蔽する
邪魔板14とを具備し、上記循環用送風機12の
回転速度の設定に応じて貯蔵室2内の湿度の調節
を図るようにした冷蔵シヨーケース(特公昭61−
48070)が知られている。
このシヨーケースの場合は、開口部4の上面側
から吸込口9に向かつて冷気が吹き出され、この
冷気により開口部4のエアーカーテンとし、貯蔵
室2内の被貯蔵物を冷却するようにしている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来のシヨーケースの場
合は、冷凍サイクルの蒸発器を着霜して温度が下
がつたときには、低湿度の空気が貯蔵室内に供給
され、被貯蔵物に含まれる水分を凝縮され乾燥状
態となるために、生鮮食料品の鮮度維持は難しか
つた。
またデフロスト時に従来のものでは貯蔵室内に
温風が入り込み、被貯蔵物を加熱してしまうの
で、温度変化に伴い品質の劣化を起こす可能性が
あつた。
さらにブライン方式を採用した場合には、ブラ
インを冷蔵庫内で流動させる関係から冷蔵庫は完
全に密封する必要があり、その為構造が複雑化す
ると共に、除霜に要する時間が長いといつた不都
合があつた。
そこで本考案は、かかる従来技術の欠点に鑑み
構造が比較的簡単で温度差が小さく且つ高い湿度
が維持できると共に、除霜時に被貯蔵物が加熱さ
れにくい生鮮食料品保存装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち本考案は、断熱材からなるケーシング
と断熱材からなるドア体とで覆われた貯蔵室と、
該貯蔵室内にケーシングと所定の間隔を隔てて上
下に複数段に設置されドア体に対して開口させた
伝熱パネルからなる収納箱とからなり、前記収納
箱の背面部又は側面部にケーシングと収納箱との
空間を仕切る垂直仕切板が設置され、該垂直仕切
板にケーシングと収納箱の天井部又は底部との空
間を仕切るように水平仕切板が連設され、前記水
平仕切板のケーシング側に冷凍サイクルの蒸発器
が設置され、収納箱と収納箱との間の空間が略中
央に連通穴を有する仕切板により区画され、水平
仕切板の端部に蒸発器に向けて送風するブロワー
が装着された生鮮食料品保存装置により本目的を
達成する。
作 用 本考案にかかる装置では、収納箱はドア体によ
り密閉されているので、収納箱内の冷却は収納箱
を形成する伝熱パネルによる熱伝導により行なわ
れる。
ブロワーにより吸引された空気は、蒸発器に対
して吹き出され、そこで所定の温度に冷却され
る。蒸発器を出た空気は、多少冷え過ぎており、
そのまま収納箱の背面部又は側面部に当接させた
のでは局部的に冷えてしまう。
しかし空気は仕切板で二重に仕切られた空気通
路のケーシング側を通るために直接収納箱の背面
部又は側面部とは当接せずに、仕切板と当接し収
納箱側の空気通路の空気と熱交換するため、適温
に暖められる。
暖められた空気は、収納箱とケーシングとが所
定の空間を隔てて設置されている関係から、底部
又は天井部の隙間より収納箱の底面部又は天井部
に向けて流入する。例えば底面部から流入した冷
気は収納箱の側面部、背面部を通過して天井部へ
と流れる。
収納箱間の空間が中央に連通穴を有する仕切板
で区画されている関係から、冷気は連通穴に集中
する。
そして空気は再び側面部及び背面部に分散し、
天井部又は底面部へと流れていく。その際空気
は、伝熱パネルを介して収納箱内の空気と熱交換
し、収納箱内の空気を冷却する。天井部又は底面
部へ流れ込んだ空気は、天井部又は底面部付近に
設置されたブロワーにより再び蒸発器に向かつて
吹き出され冷却される。その結果収納箱は局部的
に冷却されることなく全体にわたり略均一に冷却
される。
実施例 以下に本考案を第1図から第5図に示された実
施例に従つて詳細に説明する。
第1図から第2図において20は断熱材からな
るケーシングであり、正面部に開口部を有する。
そのケーシング20の開口には開閉自在に蝶番等
で枢着された断熱材からなるドア体22a,22
bが独立して設置され、密閉されている。
ケーシング20及びドア体22a,22bで覆
われた貯蔵室24内にはドア体に対して開口部を
当接させた伝熱パネルからなる収納箱26,27
が縦二段に所定の間隔を隔てて設置されている。
これら収納箱26,27の伝熱パネルからなる
天井部、側面部、背面部及び底面部は、ケーシン
グ20と所定の距離だけ離れており、そこで形成
された空間を空気通路28としている。
尚上段の伝熱パネルからなる天井部とドア体2
2aとの当接部はL字状に折り曲げられ、ケーシ
ング20と接合されている。
上段の伝熱パネルからなる底面部と下段の伝熱
パネルからなる天井部とは、ドア体付近でそれぞ
れ折り曲げられた状態で接合され、ドア体22
a,22bとの当接部となつている。
また下段の伝熱パネルからなる底面部のドア体
22bとの当接部は折り曲げられてケーシング2
0の底部と接合されている。この結果、空気通路
28は、収納箱26,27とケーシング20によ
り密閉構造となつている。
前記空気通路28の天井部側には、空気通路2
8二つに仕切る水平仕切板30が設置され、空気
通路28の背面部側には、空気通路を二つに仕切
る垂直仕切板32が仕切板30と連続して設置さ
れている。
これら仕切板30,32は収納箱26,27と
所定の距離だけ離れている。
収納箱26,27との間の空間は、例えば第3
図に示すように略中央に収納箱内の奥行き方向を
長辺とした長方形の空気の連通穴23を有する仕
切板25により区画されている。
水平仕切板30とケーシング20とで形成され
た空間には、圧縮機34、凝縮器36、キヤピラ
リーチユーブ等の減圧手段38及び蒸発器40と
循環接続された冷凍サイクルの蒸発器40がケー
シング20に当接して設置されている。
水平仕切板30は一部が曲折されケーシング2
0に接合され、曲折された部分に空気循環用のブ
ロワー42を設置している。
垂直仕切板32の収納箱27の天井部よりやや
上の位置には通過孔44,46が開けられてい
る。又垂直仕切板32の端部は底面部に沿つて曲
折されケーシング20との間が開放状態となつて
いる。48は圧縮機34の冷媒出口・蒸発器40
の冷媒入口間を接続するバイパス管の開閉を行な
う電磁弁である。
この電磁弁48は、ブロワー42の収納箱26
に底面部に近接させたデフロストセンサー50か
らの検出結果に基づき制御装置52によりその作
動が制御されている。
54はブロワー42の吸い込み口付近に設置し
た温度センサーであり、該温度センサーの検出結
果に基づき制御装置52が圧縮機34をON・
OFFするようになつている。
この制御装置52は収納箱内が所定の温度t1
りも下がつたときに圧縮機34を停止し、所定の
温度t2(t2≧t1)よりも上がつたときに圧縮機34
を作動するようにコントロールする。
又各収納箱26,27の底面部はテーパー状で
中心部が低くなつており、その中心部にはドレー
ンパイプ56,57が接続され、ドレーンパイプ
56は収納箱27の天井部を貫通しており、ドレ
ーンパイプ57はケーシング20を貫通してい
る。
58は、ドア体22a,22bとケーシング2
0との当接部に設けたシール材である。
以上のべた構成において、本考案にかかる実施
例の装置では、冷凍サイクルを作動させて、冷却
を始めると、蒸発器40を通過した空気は冷却さ
れ、−8℃〜−3℃となる。冷却された空気はブ
ロワー42によつて送風され、仕切板30,32
に沿つて仕切板30,32とケーシング20との
間の空気通路内を流れる。
垂直仕切板32の途中に小径の通過孔44が開
けられているので、空気の一部は該通過孔44を
通り抜け、主に側面側に比べて空気通過量が少な
くなり易い背面側の収納箱26と収納箱27間の
伝熱パネルと接触しながら流れ、収納箱内の空気
と熱交換する。
通過孔44を通過しない空気は、さらに仕切板
32に沿つて流れ、仕切板32の端部より収納箱
27の底面部に向けて流れ込む。
収納箱27の周囲に流れ込んだ空気は、送風用
のブロワー42の吸引作用により上方に向かつて
流れ収納箱27の伝熱パネルからなる背面部、側
面部、天井部と接触する。収納箱27の天井部と
接触した空気は、仕切板25の連通穴23に一旦
集中し、そして分散し収納箱26の伝熱パネルか
らなる背面部、側面部、天井部と均等に流れる。
従つて略均一な温度(−3℃〜−2℃)の空気
が、伝熱パネルと接触する。ブロワー42に吸引
された空気は再び蒸発器40に向かつて吹き出さ
れ、冷却される。
この空気の流れの繰り返しにより収納箱内は、
所定の温度−1℃±0.5℃(−1.5℃〜−0.5℃)ま
で徐々に冷えていく。そして収納箱26,27内
の温度状態を温度センサー54が検知し、その検
知結果が制御装置52に伝えられ、圧縮機34の
作動が制御されるので、収納箱26,27内は、
所定の温度に維持される。
伝熱パネルの冷却装置(−3℃〜−2℃)と収
納箱内の空気温度(−1℃±0.5℃)との温度差
が1℃と極限値に近いので収納箱内の湿度は、下
がらず90%RHと高湿度に保たれる。
第4図及び第5図に示すもので、他の実施例を
示すもので、水平仕切板30を貯蔵室の底部側に
設け蒸発器40及び送風器42を装着したタイプ
のものである。
各収納箱26,27の天井部の真下には、通気
孔60が無数にあけられた露受プレート62が、
それぞれ設置されている。
尚前記第1実施例と同じ構成のものは、同じ符
号を付してその説明を省略する。
本実施例の装置では、垂直仕切板32により冷
却された空気は天井部側に送風され、貯蔵室内の
空気の流れを第1実施例と異なり天井部〓側面
部・背面部〓底面部〓天井部〓側面部・背面部〓
底面部と流れるように構成したものである。
収納箱内に露受プレート62が設置されている
が、露受プレート62には複数の通気孔60が穿
孔されている関係から、天井部の伝熱パネルから
の冷気は収納箱内に伝搬する。
露受プレートを親水性プラスチツク焼結体で構
成で構成した場合には、結露した水分は、露受プ
レートに吸収され、また乾燥したときには逆に露
受プレートから水分が蒸発し、湿度の維持をはか
る。
効 果 以上説明したように本考案にかかる装置は、蒸
発器で冷却された流体をすぐに収納箱に当接させ
ずに温度緩衝手段である仕切板30,32によ
り、予め迂回させて適当な温度にしてから当接さ
せると共に、仕切板25により均等に空気流が分
散するように構成したので、局部的に冷却される
のを防ぐことができると共に、収納箱内の温度変
化を小さくすることができる。
温度変化を小さく制御できるので、霜の発生を
極力押さえることができ、生鮮食料品を高湿度
(80〜90%RH)で保存することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案にかかる装置の実施
例を示すもので、第1図は装置の側面縦断面図、
第2図は第1図の−断面図、第3図は収納箱
間の空間を区画する仕切板の平面図、第4図は他
の実施例を示す装置の側面縦断面図、第5図は第
4図の−断面図、第6図は従来技術を示す装
置の縦断面図である。 20……ケーシング、22a,22b……ドア
体、24……空気通路、26,27……収納箱、
30……水平仕切板、32……垂直仕切板、34
……圧縮機、36……凝縮器、38……減圧手
段、40……蒸発器、42……ブロワー、44…
…通過孔、46……通過孔、48……電磁弁、5
2……制御装置、50……デフロストセンサー、
54……温度センサー、56,57……ドレーン
パイプ、58……シール材、60……通気孔、6
2……露受プレート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断熱材からなるケーシングと断熱材からなる
    ドア体とで覆われた貯蔵室と、該貯蔵室内にケ
    ーシングと所定の間隔を隔てて上下に複数段に
    設置されドア体に対して開口させた伝熱パネル
    からなる収納箱とからなり、前記収納箱の背面
    部又は側面部にケーシングと収納箱との空間を
    仕切る垂直仕切板が設置され、該垂直仕切板に
    ケーシングと収納箱の天井部又は底部との空間
    を仕切るように水平仕切板が連設され、前記水
    平仕切板のケーシング側に冷凍サイクルの蒸発
    器が設置され、収納箱と収納箱との間の空間が
    略中央に連通穴を有する仕切板により区画さ
    れ、水平仕切板の端部に蒸発器に向けて送風す
    るブロワーが装着されていることを特徴とする
    生鮮食料品保存装置。 (2) 垂直仕切板の各収納箱の天井部より低めの位
    置に通過孔があけられていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の生鮮食料
    品保存装置。
JP12705987U 1987-08-21 1987-08-21 Expired - Lifetime JPH0548046Y2 (ja)

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