JPH04343084A - Ｆｍ−ｃｗレーダ装置 - Google Patents
Ｆｍ−ｃｗレーダ装置Info
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- JPH04343084A JPH04343084A JP3114621A JP11462191A JPH04343084A JP H04343084 A JPH04343084 A JP H04343084A JP 3114621 A JP3114621 A JP 3114621A JP 11462191 A JP11462191 A JP 11462191A JP H04343084 A JPH04343084 A JP H04343084A
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- 238000001228 spectrum Methods 0.000 claims abstract description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 6
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000035559 beat frequency Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は ＦＭ−ＣＷレーダ装置
に関し、特に複数の目標物があっても、それらの各目標
物までの距離及び相対速度を正しく計測することができ
る ＦＭ−ＣＷレーダ装置に関する。
に関し、特に複数の目標物があっても、それらの各目標
物までの距離及び相対速度を正しく計測することができ
る ＦＭ−ＣＷレーダ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にこの種の ＦＭ−ＣＷレーダ装置
においては、三角波の変調信号によりＦＭ変調された送
信信号が送信アンテナを通して放射されるとともに、該
送信信号の一部をローカル信号として、受信アンテナか
ら受信された受信信号とミキシングすることによりビー
ト信号を得、該変調信号（三角波）の上り傾斜部分と下
り傾斜部分のそれぞれについて、該ビート信号のサイク
ル数をパルスカウントすることにより、上記各傾斜部分
についてのビート周波数を求め、これによって目標物ま
での距離を計測していた。
においては、三角波の変調信号によりＦＭ変調された送
信信号が送信アンテナを通して放射されるとともに、該
送信信号の一部をローカル信号として、受信アンテナか
ら受信された受信信号とミキシングすることによりビー
ト信号を得、該変調信号（三角波）の上り傾斜部分と下
り傾斜部分のそれぞれについて、該ビート信号のサイク
ル数をパルスカウントすることにより、上記各傾斜部分
についてのビート周波数を求め、これによって目標物ま
での距離を計測していた。
【０００３】かかるパルスカウント方式により得られる
該ビート信号の周波数情報は、上記変調信号（三角波）
の上り傾斜部分と下り傾斜部分でそれぞれ１つしか求め
られないため、複数の目標物の識別は不可能であり、逆
に複数の目標物がある場合には、互いの影響を受けて、
目標物までの距離（又は相対速度）を１つも正確に求め
ることができないことがある。また目標物が１つだけの
場合でも、目標物からの反射波が大きな振幅変動をもつ
時などは、コンパレータのしきい値の設定によってはパ
ルスカウントのカウント洩れなどを起し、誤った周波数
情報となり、その結果計測された距離や相対速度も正確
な値ではなくなるなどの問題点があった。
該ビート信号の周波数情報は、上記変調信号（三角波）
の上り傾斜部分と下り傾斜部分でそれぞれ１つしか求め
られないため、複数の目標物の識別は不可能であり、逆
に複数の目標物がある場合には、互いの影響を受けて、
目標物までの距離（又は相対速度）を１つも正確に求め
ることができないことがある。また目標物が１つだけの
場合でも、目標物からの反射波が大きな振幅変動をもつ
時などは、コンパレータのしきい値の設定によってはパ
ルスカウントのカウント洩れなどを起し、誤った周波数
情報となり、その結果計測された距離や相対速度も正確
な値ではなくなるなどの問題点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる課題を
解決するためになされたもので、レーダの検出領域内に
複数の目標物がある場合にも、上記上り傾斜部分と下り
傾斜部分とにおける該ビート信号の周波数情報から、該
複数の目標物を識別し、それら各目標物までの距離及び
各目標物との相対速度を精度よく計測しうるようにした
ものである。
解決するためになされたもので、レーダの検出領域内に
複数の目標物がある場合にも、上記上り傾斜部分と下り
傾斜部分とにおける該ビート信号の周波数情報から、該
複数の目標物を識別し、それら各目標物までの距離及び
各目標物との相対速度を精度よく計測しうるようにした
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに本発明の一形態によれば、三角波で周波数変調され
た送信信号の一部を分流させたローカル信号と受信アン
テナを通して受信された受信信号とをミキシングしてそ
のビート信号をとり出す手段と、該三角波の上り傾斜と
下り傾斜のそれぞれの部分で該ビート信号を例えばＦＦ
Ｔ処理（高速フーリエ変換処理）により周波数解析する
手段とをそなえ、該周波数解析によってえられた該上り
傾斜と下り傾斜のそれぞれの部分に対応する該ビート信
号の周波数スペクトルで互にほぼ同一のレベルを有する
周波数の平均値にもとづいて、該レベルに対応する目標
物までの距離を計測することを特徴とする ＦＭ−ＣＷ
レーダ装置が提供される。
めに本発明の一形態によれば、三角波で周波数変調され
た送信信号の一部を分流させたローカル信号と受信アン
テナを通して受信された受信信号とをミキシングしてそ
のビート信号をとり出す手段と、該三角波の上り傾斜と
下り傾斜のそれぞれの部分で該ビート信号を例えばＦＦ
Ｔ処理（高速フーリエ変換処理）により周波数解析する
手段とをそなえ、該周波数解析によってえられた該上り
傾斜と下り傾斜のそれぞれの部分に対応する該ビート信
号の周波数スペクトルで互にほぼ同一のレベルを有する
周波数の平均値にもとづいて、該レベルに対応する目標
物までの距離を計測することを特徴とする ＦＭ−ＣＷ
レーダ装置が提供される。
【０００６】また本発明の他の形態によれば、上記のよ
うにしてえられた互にほぼ同一のレベルを有する周波数
の差にもとづいて、該レベルに対応する目標物との相対
速度を計測することを特徴とする ＦＭ−ＣＷレーダ装
置が提供される。
うにしてえられた互にほぼ同一のレベルを有する周波数
の差にもとづいて、該レベルに対応する目標物との相対
速度を計測することを特徴とする ＦＭ−ＣＷレーダ装
置が提供される。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、該周波数解析を行うことに
よって、該上り傾斜と下り傾斜のそれぞれの部分に対応
するビート信号の各々について、該ビート信号が含むす
べての周波数情報をうることができ、したがって該各周
波数情報から互にほぼ同一レベル（すなわち同一の目標
物からの受信波によりえられる）を有する周波数を選出
することによって、該選出された２つの周波数をもとに
して、該レベルに対応する目標物までの距離および該目
標物との相対速度（したがって複数の目標物があれば、
各目標物毎にその距離および相対速度）を精度よく計測
することができる。
よって、該上り傾斜と下り傾斜のそれぞれの部分に対応
するビート信号の各々について、該ビート信号が含むす
べての周波数情報をうることができ、したがって該各周
波数情報から互にほぼ同一レベル（すなわち同一の目標
物からの受信波によりえられる）を有する周波数を選出
することによって、該選出された２つの周波数をもとに
して、該レベルに対応する目標物までの距離および該目
標物との相対速度（したがって複数の目標物があれば、
各目標物毎にその距離および相対速度）を精度よく計測
することができる。
【０００８】
【実施例】図１（Ａ）は本発明の１実施例としての Ｆ
Ｍ−ＣＷレーダ装置の全体構成を示すもので、処理器６
から変調信号発生回路１へパルス信号Ｐを送り、該変調
信号発生回路１では積分回路等を用いて図２に示される
ような変調信号（三角波）を発生させ、それをセンサ２
に送り込む。該センサ２においては、図１（Ｂ）に示す
ように該変調信号によって電圧制御発振器２１の周波数
が変調され、このようにしてＦＭ変調された波（その最
大周波数は、発振器２１の発振周波数をｆＯ 、該ＦＭ
変調波の周波数偏位幅（最大周波数と最小周波数の差）
をΔＦとすれば（ｆＯ ＋ΔＦ）となる）がアンテナ３
を介して外部に送信波ＴＦ として送信される。
Ｍ−ＣＷレーダ装置の全体構成を示すもので、処理器６
から変調信号発生回路１へパルス信号Ｐを送り、該変調
信号発生回路１では積分回路等を用いて図２に示される
ような変調信号（三角波）を発生させ、それをセンサ２
に送り込む。該センサ２においては、図１（Ｂ）に示す
ように該変調信号によって電圧制御発振器２１の周波数
が変調され、このようにしてＦＭ変調された波（その最
大周波数は、発振器２１の発振周波数をｆＯ 、該ＦＭ
変調波の周波数偏位幅（最大周波数と最小周波数の差）
をΔＦとすれば（ｆＯ ＋ΔＦ）となる）がアンテナ３
を介して外部に送信波ＴＦ として送信される。
【０００９】一方、該送信波の一部を方向性結合器２２
を介してローカル信号ＬＯ として分流させ、該ローカ
ル信号ＬＯ を、上記アンテナ３を通して受信される受
信波ＲＦ とミキサ２３においてミキシングすることに
よりビート信号がえられる。
を介してローカル信号ＬＯ として分流させ、該ローカ
ル信号ＬＯ を、上記アンテナ３を通して受信される受
信波ＲＦ とミキサ２３においてミキシングすることに
よりビート信号がえられる。
【００１０】図４は上記 ＦＭ−ＣＷレーダから送信さ
れた送信波ＴＦと先行車等の目標物から反射した反射波
（受信波）ＲＦ との関係を、横軸に時間ｔを、また縦
軸に周波数ｆをとって示す。すなわち送信波ＴＦ （図
４で実線で示す）は上記周波数変調によってその周波数
が周期的に（三角波状に）変化する。一方、受信波ＲＦ
（図４で点線で示す）は、該送信波が上記目標物で反
射して戻ってくる時間だけ遅れ、したがって該送信波と
はΔｔ（ここで該送信波が反射する目標物までの距離を
Ｒ、電磁波の速度をＣとすればΔｔ＝２Ｒ／Ｃである）
だけの時間的ずれを生ずる。
れた送信波ＴＦと先行車等の目標物から反射した反射波
（受信波）ＲＦ との関係を、横軸に時間ｔを、また縦
軸に周波数ｆをとって示す。すなわち送信波ＴＦ （図
４で実線で示す）は上記周波数変調によってその周波数
が周期的に（三角波状に）変化する。一方、受信波ＲＦ
（図４で点線で示す）は、該送信波が上記目標物で反
射して戻ってくる時間だけ遅れ、したがって該送信波と
はΔｔ（ここで該送信波が反射する目標物までの距離を
Ｒ、電磁波の速度をＣとすればΔｔ＝２Ｒ／Ｃである）
だけの時間的ずれを生ずる。
【００１１】その結果、ある時点についてみると、該送
信波ＴＦ と受信波ＲＦ とは該図４に示すようにｆＢ
だけの周波数差を生じ、該ｆＢ が上記ビート信号の
周波数となる。そして該ビート信号の周波数ｆＢ は、
該目標物までの距離Ｒが大きくなるほど（Δｔが大きく
なるほど）大きくなり、かかるビート信号の周波数ｆＢ
の大きさによって該目標物までの距離Ｒを求めること
ができる。
信波ＴＦ と受信波ＲＦ とは該図４に示すようにｆＢ
だけの周波数差を生じ、該ｆＢ が上記ビート信号の
周波数となる。そして該ビート信号の周波数ｆＢ は、
該目標物までの距離Ｒが大きくなるほど（Δｔが大きく
なるほど）大きくなり、かかるビート信号の周波数ｆＢ
の大きさによって該目標物までの距離Ｒを求めること
ができる。
【００１２】ここで上記した受信波ＲＦ は、該レーダ
と該目標物との間に相対速度がない（すなわち両者間の
距離に変化がない）場合の受信波を示しており、したが
ってこの場合には該変調信号（三角波）の上り傾斜部分
に対応するビート信号も、下り傾斜部分に対応するビー
ト信号もその周波数は上記ｆＢ のままである。
と該目標物との間に相対速度がない（すなわち両者間の
距離に変化がない）場合の受信波を示しており、したが
ってこの場合には該変調信号（三角波）の上り傾斜部分
に対応するビート信号も、下り傾斜部分に対応するビー
ト信号もその周波数は上記ｆＢ のままである。
【００１３】しかしながら該レーダと該目標物との間に
相対速度がある（すなわち該レーダに対して該目標物が
接近したり遠ざかったりする場合）には、ドップラシフ
トの影響を受けて該受信波ＲＦ がＲ′Ｆ （図４に一
点鎖線で示す）のように上方に持ち上ったり（例えば該
目標物が接近する場合）、あるいは逆に該受信波ＲＦ
より下方に移動したりする（例えば該目標物が遠ざかる
場合）。
相対速度がある（すなわち該レーダに対して該目標物が
接近したり遠ざかったりする場合）には、ドップラシフ
トの影響を受けて該受信波ＲＦ がＲ′Ｆ （図４に一
点鎖線で示す）のように上方に持ち上ったり（例えば該
目標物が接近する場合）、あるいは逆に該受信波ＲＦ
より下方に移動したりする（例えば該目標物が遠ざかる
場合）。
【００１４】そしていま仮に該受信波が上記Ｒ′Ｆ の
ように上方に持ち上ると、該変調信号（三角波）の上り
傾斜部分に対応するビート信号の周波数はｆ′Ｂ とな
って該ｆＢ よりも低下し、一方該三角波の下り傾斜部
分に対応するビート信号の周波数はｆ″Ｂ となって該
ｆＢ よりも増加する。また仮に該図４において該受信
波が上記Ｒ′Ｆ とは逆に上記ＲＦ より下方に移動し
た場合には、該変調信号（三角波）の上り傾斜部分に対
応するビート信号の周波数が上記ｆＢ より増加し、一
方、該三角波の下り傾斜部分に対応するビート信号の周
波数が上記ｆＢ より低下する（図２のビート信号の波
形参照）。
ように上方に持ち上ると、該変調信号（三角波）の上り
傾斜部分に対応するビート信号の周波数はｆ′Ｂ とな
って該ｆＢ よりも低下し、一方該三角波の下り傾斜部
分に対応するビート信号の周波数はｆ″Ｂ となって該
ｆＢ よりも増加する。また仮に該図４において該受信
波が上記Ｒ′Ｆ とは逆に上記ＲＦ より下方に移動し
た場合には、該変調信号（三角波）の上り傾斜部分に対
応するビート信号の周波数が上記ｆＢ より増加し、一
方、該三角波の下り傾斜部分に対応するビート信号の周
波数が上記ｆＢ より低下する（図２のビート信号の波
形参照）。
【００１５】次いで該処理器６から出されるタイミング
Ａの信号（図１および図２参照）により、該変調信号の
上り傾斜部分および下り傾斜部分で該ビート信号がＡ／
Ｄ変換器４にとり込まれてＡ／Ｄ変換が行なわれ、その
結果のデータがメモリ５に格納される。このようにして
メモリ５に該データが入ると、タイミングＢの信号（図
１および図２参照）によって該メモリ５内のデータが処
理器６に読込まれ、上記上り傾斜部分に対応するビート
信号と下り傾斜部分に対応するビート信号とを別々に例
えば上記ＦＦＴ処理（高速フーリエ変換処理）などによ
って周波数解析し、上記各ビート信号についての周波数
情報を得る。
Ａの信号（図１および図２参照）により、該変調信号の
上り傾斜部分および下り傾斜部分で該ビート信号がＡ／
Ｄ変換器４にとり込まれてＡ／Ｄ変換が行なわれ、その
結果のデータがメモリ５に格納される。このようにして
メモリ５に該データが入ると、タイミングＢの信号（図
１および図２参照）によって該メモリ５内のデータが処
理器６に読込まれ、上記上り傾斜部分に対応するビート
信号と下り傾斜部分に対応するビート信号とを別々に例
えば上記ＦＦＴ処理（高速フーリエ変換処理）などによ
って周波数解析し、上記各ビート信号についての周波数
情報を得る。
【００１６】図３は上記周波数解析によってえられた上
記ビート信号の周波数スペクトルを例示するもので、図
３（Ａ）は上記変調信号の上り傾斜部分に対応する該ビ
ート信号の周波数スペクトルを示し、図３（Ｂ）は上記
変調信号の下り傾斜部分に対応する該ビート信号の周波
数スペクトルを示す。ここで該上り傾斜部分及び該下り
傾斜部分に対応する該ビート信号の周波数スペクトル（
周波数情報）において、ほぼ同じレベル■を有する周波
数Ｆ１とＦ１′、および別のほぼ同じレベル■を有する
周波数Ｆ２とＦ２′は、それぞれ同じ目標物から反射し
てきた受信波によってえられたビート信号に対応するも
のであるから、該Ｆ１とＦ１′、およびＦ２とＦ２′を
もとにして該各レベルに対応する各目標物の（この場合
２つの目標物）までの距離および相対速度を個別に求め
ることができる。
記ビート信号の周波数スペクトルを例示するもので、図
３（Ａ）は上記変調信号の上り傾斜部分に対応する該ビ
ート信号の周波数スペクトルを示し、図３（Ｂ）は上記
変調信号の下り傾斜部分に対応する該ビート信号の周波
数スペクトルを示す。ここで該上り傾斜部分及び該下り
傾斜部分に対応する該ビート信号の周波数スペクトル（
周波数情報）において、ほぼ同じレベル■を有する周波
数Ｆ１とＦ１′、および別のほぼ同じレベル■を有する
周波数Ｆ２とＦ２′は、それぞれ同じ目標物から反射し
てきた受信波によってえられたビート信号に対応するも
のであるから、該Ｆ１とＦ１′、およびＦ２とＦ２′を
もとにして該各レベルに対応する各目標物の（この場合
２つの目標物）までの距離および相対速度を個別に求め
ることができる。
【００１７】すなわち上記図３は、レーダの検出領域内
に、それぞれレベル■および■に対応する２つの目標物
が存在する場合（ここで上記図３に示すようにレベル■
がレベル■より小さいということは、大きい目標物（例
えばトラック）の手前に小さい目標物（例えばオートバ
イ）が存在する場合を示している）の、上記上り傾斜部
分及び下り傾斜部分の周波数スペクトルを示しているも
のである。
に、それぞれレベル■および■に対応する２つの目標物
が存在する場合（ここで上記図３に示すようにレベル■
がレベル■より小さいということは、大きい目標物（例
えばトラック）の手前に小さい目標物（例えばオートバ
イ）が存在する場合を示している）の、上記上り傾斜部
分及び下り傾斜部分の周波数スペクトルを示しているも
のである。
【００１８】そして上述したように上記図３（Ａ）と図
３（Ｂ）とから、それらのレベルに着目して上記同じレ
ベル■および■を有する周波数Ｆ１とＦ１′、およびＦ
２とＦ２′の組み合せが求められ、これらをもとにして
、目標物■までの距離は（Ｆ１＋Ｆ１′）・Ｋ ／２に
より、また目標物■までの距離は（Ｆ２＋Ｆ２′）・Ｋ
／２により、高精度に求めることができる。ここでＫ
はビート信号１ヘルツあたりの距離であり、上記変調信
号（三角波）の周波数、ＦＭ変調帯域幅、発振器の発振
周波数（搬送波周波数）などを用いて、レーダ方程式よ
り求めることができる。なお検出領域内に目標物が３個
以上ある場合も、上記と同様にして上記各周波数スペク
トルにおいて同じレベルを有する周波数の組み合せをも
とにして、各目標物までの距離を高精度に求めることが
できる。
３（Ｂ）とから、それらのレベルに着目して上記同じレ
ベル■および■を有する周波数Ｆ１とＦ１′、およびＦ
２とＦ２′の組み合せが求められ、これらをもとにして
、目標物■までの距離は（Ｆ１＋Ｆ１′）・Ｋ ／２に
より、また目標物■までの距離は（Ｆ２＋Ｆ２′）・Ｋ
／２により、高精度に求めることができる。ここでＫ
はビート信号１ヘルツあたりの距離であり、上記変調信
号（三角波）の周波数、ＦＭ変調帯域幅、発振器の発振
周波数（搬送波周波数）などを用いて、レーダ方程式よ
り求めることができる。なお検出領域内に目標物が３個
以上ある場合も、上記と同様にして上記各周波数スペク
トルにおいて同じレベルを有する周波数の組み合せをも
とにして、各目標物までの距離を高精度に求めることが
できる。
【００１９】また上記目標物■との相対速度は（Ｆ１′
−Ｆ１）・Ｌ／２により、また目標物■との相対速度は
（Ｆ２′−Ｆ２）・Ｌ ／２により高精度に求めること
ができる。ここでＬはビート信号１ヘルツあたりの相対
速度であり、上記搬送波周波数などから求めることがで
きる。 ここで該レーダと例えば目標物■との相対速度がない（
目標物■との距離に変化がない）場合はＦ１＝Ｆ１′で
あり、また上記相対速度の値が正となるか負となるかに
よってその方向性（すなわち該目標物が接近してくるか
遠ざかって行くか）を判別することができる。このよう
にして検出領域内に目標物が複数個ある場合（３個以上
ある場合も同じ）にも、各目標物の存在を識別して、各
目標物までの距離及び各目標物との相対速度を精度よく
計測することができる。
−Ｆ１）・Ｌ／２により、また目標物■との相対速度は
（Ｆ２′−Ｆ２）・Ｌ ／２により高精度に求めること
ができる。ここでＬはビート信号１ヘルツあたりの相対
速度であり、上記搬送波周波数などから求めることがで
きる。 ここで該レーダと例えば目標物■との相対速度がない（
目標物■との距離に変化がない）場合はＦ１＝Ｆ１′で
あり、また上記相対速度の値が正となるか負となるかに
よってその方向性（すなわち該目標物が接近してくるか
遠ざかって行くか）を判別することができる。このよう
にして検出領域内に目標物が複数個ある場合（３個以上
ある場合も同じ）にも、各目標物の存在を識別して、各
目標物までの距離及び各目標物との相対速度を精度よく
計測することができる。
【００２０】したがって上述したように、例えば大きい
目標物（例えばトラック）の手前に小さい目標物（例え
ばオートバイ）がいてそれが近づいてくるような場合、
従来のパルスカウント方式の場合には上記大きい目標物
しか識別できなかったのに対し、本発明においては、上
記２つの目標物についての識別が可能となり、したがっ
て上記手前にいる小さい目標物との距離及び相対速度を
もとにして、例えば車間制御などを行うことが可能とな
る。
目標物（例えばトラック）の手前に小さい目標物（例え
ばオートバイ）がいてそれが近づいてくるような場合、
従来のパルスカウント方式の場合には上記大きい目標物
しか識別できなかったのに対し、本発明においては、上
記２つの目標物についての識別が可能となり、したがっ
て上記手前にいる小さい目標物との距離及び相対速度を
もとにして、例えば車間制御などを行うことが可能とな
る。
【００２１】
【発明の効果】本発明によれば、レーダの検出領域内に
複数の目標物がある場合にも、該複数の目標物を個別に
識別することができ、該目標物までの距離及び該目標物
との相対速度を、個別に精度よく計測することができる
。
複数の目標物がある場合にも、該複数の目標物を個別に
識別することができ、該目標物までの距離及び該目標物
との相対速度を、個別に精度よく計測することができる
。
【図１】本発明の１実施例としての ＦＭ−ＣＷレーダ
装置の構成を示す図である。
装置の構成を示す図である。
【図２】図１に示される装置における各信号の波形図で
ある。
ある。
【図３】変調信号の上り傾斜部分及び下り傾斜部分に対
応するビート信号の周波数スペクトルを例示する図であ
る。
応するビート信号の周波数スペクトルを例示する図であ
る。
【図４】目標物との間に相対速度がある場合とない場合
の ＦＭ−ＣＷレーダにおける送・受信信号の関係を示
す図である。
の ＦＭ−ＣＷレーダにおける送・受信信号の関係を示
す図である。
１…変調信号発生回路
２…センサ
３…アンテナ
４…Ａ／Ｄ変換器
５…メモリ
６…処理器
Claims (2)
- 【請求項１】 三角波で周波数変調された送信信号の
一部を分流させたローカル信号と受信アンテナを通して
受信された受信信号とをミキシングしてそのビート信号
をとり出す手段と、該三角波の上り傾斜と下り傾斜のそ
れぞれの部分で該ビート信号を周波数解析する手段とを
そなえ、該周波数解析によってえられた該上り傾斜と下
り傾斜のそれぞれの部分に対応する該ビート信号の周波
数スペクトルで互にほぼ同一のレベルを有する周波数の
平均値にもとづいて、該レベルに対応する目標物までの
距離を計測することを特徴とする ＦＭ−ＣＷレーダ装
置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の互にほぼ同一のレベ
ルを有する周波数の差にもとづいて、該レベルに対応す
る目標物との相対速度を計測することを特徴とする Ｆ
Ｍ−ＣＷレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3114621A JP2765767B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | Ｆｍ−ｃｗレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3114621A JP2765767B2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | Ｆｍ−ｃｗレーダ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04343084A true JPH04343084A (ja) | 1992-11-30 |
| JP2765767B2 JP2765767B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=14642443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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