JPH04342906A - 予備半田付リード線の製造方法及び製造装置 - Google Patents

予備半田付リード線の製造方法及び製造装置

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JPH04342906A
JPH04342906A JP3145420A JP14542091A JPH04342906A JP H04342906 A JPH04342906 A JP H04342906A JP 3145420 A JP3145420 A JP 3145420A JP 14542091 A JP14542091 A JP 14542091A JP H04342906 A JPH04342906 A JP H04342906A
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JP
Japan
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lead wire
solder
wire
soldering
soldering iron
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Application number
JP3145420A
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English (en)
Inventor
Nobuo Wachi
和知 信夫
Tomohito Suga
菅 智史
Hiroshi Yokoyama
弘 横山
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端部において予備半
田が施され、更に中間部においても複数箇所において予
備半田が施された予備半田付リード線の製造方法及び製
造装置に関するものである。予備半田付リード線は、種
々の電子機器、コンピュータ等の回路配線用リード線等
として広く使用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、第6図に図示するよ
うに、種々の電子機器、コンピュータ等の回路配線用リ
ード線として好適に使用し得る予備半田付リード線を提
案した。
【0003】つまり、予備半田付リード線1は、所定長
さを有した裸銅線、錫メッキ銅線、半田メッキ銅線、エ
ナメル線、ウレタン線、リッツ線等のリード線1aの両
端部2a、2bにおいて、更にはその中間部3の複数箇
所において予備半田4が施された構成とされる。
【0004】又、このような予備半田付リード線1は、
連続したリード線に所定の間隔にて溶融半田を付着せし
めた後、リード線を半田塗布部の中央或いは端部でそれ
ぞれ切断することにより好適に製造することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが、このような製造方法を用いて種々の実験研究を
行なったところ、リード線として例えばエナメル線を使
用した場合には、ポリウレタン、半田可能のポリエステ
ル、半田可能のポリエステルイミドが被膜として使用さ
れている場合にはこれら被膜を除去することなく直接予
備半田付け作業を行なうことができるが、例えばホルマ
ール或はポリエステルイミドが被膜として使用されてい
る場合には、これら被膜を除去しなければ予備半田付け
作業をなすことが極めて困難か或は不可能であることが
分かった。一般に、耐熱性の材料が被膜として使用され
ている場合には予備半田付け作業が困難か或は不可能で
ある。
【0006】本発明は斯る新規な知見に基きなされたも
のである。
【0007】従って、本発明の目的は、両端部において
予備半田が施され、更に中間部においても複数箇所にお
いて予備半田が施された予備半田付リード線を、例え半
田付け不可能な被膜が形成されたリード線を使用した場
合であっても、極めて効率よく、高品質にて製造し得る
製造方法及び製造装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
予備半田付リード線の製造方法にて達成される。要約す
れば、本発明は、(a)連続したリード線を空間にて緊
張して間欠的に供給する工程、(b)前記緊張状態のリ
ード線が停止状態とされた時に、リード線の被膜を所定
距離に亘って機械的に剥離する工程、(c)前記緊張状
態のリード線が停止状態とされた時に、前記(b)工程
にて被膜が剥離されたリード線の導体部分に、空間にて
半田コテと半田とを当接して該リード線の導体部分の外
周囲に半田を付着せしめる工程、(d)前記(a)、(
b)及び(c)工程を繰返すことにより、リード線の長
手方向に沿って所定間隔にて予備半田付けを行なう工程
、及び(e)少なくとも1つ置きに前記予備半田付け部
の概略中央部を切断する工程、を有することを特徴とす
る予備半田付リード線の製造方法である。
【0009】このような製造方法は、連続したリード線
を供給する手段と、前記リード線を間欠的に引き出し、
そして該リード線を空間にて緊張して保持する手段と、
前記緊張状態のリード線を所定間隔にて且つ所定長さに
わたってリード線の被膜を剥離する被膜剥離手段と、前
記緊張状態のリード線の被膜が剥離された導体部分に対
して接近したり、離間したりし得るように可動に保持さ
れた半田コテ手段と、前記リード線に対して前記半田コ
テと対向して配置され、該半田コテに半田を所定量供給
するようにした半田供給手段と、前記リード線の導体部
分に施された予備半田付け部であって、少なくとも1つ
置いた次の予備半田付け部を概略中央部から切断する切
断手段とを具備することを特徴とする予備半田付リード
線の製造装置にて好適に実施し得る。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る予備半田付リード線の製
造方法及び製造装置を図面に即して更に詳しく説明する
【0011】先ず、図1を参照して、本発明の予備半田
付リード線の製造方法を説明する。本発明によれば、連
続したリード線1aが空間にて緊張して間欠的に供給さ
れる。リード線1aは、例えばホルマール線、ポリエス
テルイミド線とされ、導体1cの外周囲が半田付け困難
なホルマール、ポリエステルイミドなどの材料とされる
被膜1bにて被覆されている。
【0012】緊張状態にあるリード線1aは、先ず、被
膜剥離手段200にて所定の箇所の被膜1bが機械的に
剥離され除去される。被膜剥離手段200は任意の構成
の装置を使用し得るが、例えば、装置内部に回転刃を有
し、装置を貫通して位置されたリード線1aを停止させ
て、該回転刃を回転させることによってリード線1aの
被膜1b部分のみを所定長さに亘って効率良く剥離する
構成とすることができる。
【0013】リード線1aの、前記被膜剥離手段200
より下流側には、リード線1aを間に挟む格好にて、互
いに離間し対向して半田コテ5と半田6が配置されてい
る。リード線1aの、前記被膜剥離手段200にて被膜
1bが除去された導体1c部分が半田コテ5の位置に達
した時に、リード線1aは停止状態とされ、半田コテ5
と半田6とが互いに接近してリード線1aの露出された
導体1c部分に当接する。これによって、半田6は溶融
され、リード線1aの導体1c部分の外周囲に付着する
。このように、リード線1aを空間に緊張状態に保持し
て、半田付けを行なった場合には、溶融した半田が一様
に導体1c部分の外周囲に付着し、従って、リード線1
aを回転させる必要はない。
【0014】リード線1aの導体1c部分への予備半田
付けが完了すると、半田コテ5及び半田6は互いに離間
しリード線1aより離れる。次いで、リード線1aは再
度所定距離移動し、緊張状態にて停止する。上述と同様
にしてリード線1aに、被膜剥離及び予備半田付けが施
される。
【0015】斯る工程を繰返すことにより、リード線1
aの長手方向に沿って所定間隔にて予備半田付けが行な
われる。次いで、該リード線1aは、該リード線1aの
下流側に配置された切断手段7の位置へと移送され、該
切断手段7にて、予備半田部4の概略中央部が切断され
る。該切断は、少なくとも予備半田部4の1つ置きに行
なわれ、これによって両端部と、更には中間部3に複数
の予備半田部4を備えた予備半田付リード線1が作製さ
れる。
【0016】上記実施例では、予備半田部4の切断は予
備半田部の1つ置きに行なわれたが、2つ置き、3つ置
き、或いは任意の数を置いて切断することも可能である
【0017】上記方法にて、リード線1aとしてホルマ
ール線及びポリエステルイミド線を使用し、長さ66m
m、両端の予備半田部の長さ0.7mm、中間部の予備
半田部の長さ1.5mm、各予備半田4の間の長さ32
mmとされる予備半田付リード線1が極めて良好に製造
された。
【0018】次に、図2〜図5を参照して、本発明に従
った予備半田付リード線1の製造装置の一実施例を説明
する。
【0019】本実施例によると、予備半田付リード線製
造装置10は、水平基板11と、該水平基板11に固着
された垂直基板12とを有する。
【0020】垂直基板12には、ワイヤリール保持手段
13が取付けられ、該ワイヤリール保持手段13のスピ
ンドル14には、連続したリード線1aを巻回したワイ
ヤリール15が、着脱ノブ16にて着脱自在に装着され
る。又、ワイヤリール保持手段13は、後で詳しくは説
明するように、ワイヤリール15からリード線1aが引
き出されるとき該リード線1aにバックテンションを付
与し、該リード線1aを常に緊張状態に保持するための
緊張付与装置17を有し、前記スピンドル14及びワイ
ヤリール15の自由回転を抑制している。
【0021】ワイヤリール15から引き出されるリード
線1aが貫通する態様で、被膜剥離手段200が配置さ
れる。被膜剥離手段200は、支持台201を介して水
平基板11に固着される。該被膜剥離手段200は、内
部にリード線1aの被膜1bを所定距離に亘って剥離す
る回転刃及び該回転刃を回転駆動するためのモータなど
を有している。又、被膜剥離手段200内には、必要に
応じて剥離作業時にリード線1aを把持し固定するため
のワイヤホルダが設けられる。
【0022】前記被膜剥離手段200の下流側に、リー
ド線1aに直交する態様で、半田コテ手段20が設けら
れる。半田コテ手段20は、先端に半田コテ5を備えそ
して該半田コテ5を所定温度に加熱するヒータ(図示せ
ず)を内蔵したコテユニット21と、該コテユニット2
1をリード線1aに対して接近させたり、離間させたり
する、空気圧或いは油圧シリンダの如き往復駆動手段2
2とを有する。該コテユニット21及び往復駆動手段2
2はフレームワーク23に担持されている。
【0023】上記フレームワーク23に担持されたコテ
ユニット21は、垂直基板12に形成された開口24を
貫通してリード線1aへと延在しており、上述のように
、往復駆動手段22により半田コテ5がリード線1aの
方へと離接して運動される。半田コテ5の先端5aは、
限定されるものではないが、図1に図示されるように、
リード線の導体1cの外周に当接或いは近接し得るよう
に、所定長さを有した凹形状とすることが好ましい。
【0024】又、本実施例では、前記半田コテ手段20
のフレームワーク23は、リード線1aの長手方向に沿
って移動し得る空気圧或いは油圧シリンダの如き往復駆
動手段25に担持されており、これによって前記半田コ
テ手段20はリード線1aの長手方向に沿ってその位置
調整が可能とされる。往復駆動手段25は、架台26に
て水平基板11に取付けられている。
【0025】前記半田コテ手段20に対し、水平方向に
対向して半田供給手段30が設けられる。半田供給手段
30は、連続した線状の半田6を巻回した半田リール3
1を有する。該半田リール31は保持スピンドル32に
ノブ33にて着脱自在に取付けられる。
【0026】半田リール31から引き出された半田6は
、半田フィーダユニット34を介してリード線1aの方
へと供給される。半田フィーダユニット34は、任意の
構造とし得るが、内部に半田を挟持し搬送する一対の搬
送ローラ(図示せず)を備え、該搬送ローラの正方向及
び逆方向の回転駆動を制御し、半田6のリード線1aに
対する離接運動を制御する方式とすることができる。 斯る構造は当業者には周知の構造であり、例えばデイジ
タルアポオート  DAP−06(商品名、アポロ精工
株式会社製)等を使用することができ、これ以上の詳し
い説明は省略する。
【0027】半田供給手段30は取付け板35にて水平
基板に固着されている。
【0028】又、好ましくは、半田コテ5の下方部に、
図4に図示されるように、吸引装置29を配置し、半田
コテ5に付着した半田を定期的に除去するのが好適であ
る。
【0029】更に、本発明の製造装置10には、ワイヤ
リール15のリード線1aを該リール15から引き出し
、且つ該リード線1aを緊張状態に保持するリード線保
持手段40を有する。
【0030】本実施例によれば、リード線保持手段40
は、リード線1aの長手方向に沿って所定距離離間して
配置された同じ構成とされる2つのワイヤチャック41
、42を有する。各ワイヤチャック41、42は、空気
圧或いは油圧シリンダの如き駆動手段43、44にそれ
ぞれ接続され、後述するような態様でリード線1aを把
持しそして引張る作用をなす。両駆動手段43、44は
取付け板45を介して垂直基板12に固着される。
【0031】ワイヤチャック41、42の一実施例が図
5に図示される。本実施例によると、ワイヤチャック4
1、42は空気圧或いは油圧により開閉されるものとさ
れ、駆動手段43、44に取付けられているブロック4
6を有する。該ブロック46の一端には凹部47が形成
され、該凹部47と連通して案内孔48及びシリンダ穴
49が穿設される。シリンダ穴49にはピストン50が
嵌合され、案内穴48にはピストン50に一体に形成さ
れた作動ロッド51が摺動自在に嵌合される。
【0032】前記凹部47内には対称に配置してツメ5
2、53がピボット54、55にて回転自在に取付けら
れている。該ツメ52、53の一端はブロック46より
突出して形成され、先端部にはリード線1aを挟持する
に適したパッド56、57が貼付されている。一方、ツ
メ52、53の他端には、前記作動ロッド51の先端が
当接しており、作動流体導入孔Aより作動流体が導入さ
れると、ピストン50が図5で右側方向へと移動して、
ツメ52、53の先端部を開放せしめる。又、作動流体
導入孔Bより作動油が導入されると、ピストン50が図
5で左側方向へと移動して、ツメ52、53の後端部の
拘束を開放すると、両ツメ52、53の間に張設された
引張りバネ58により両ツメ52、53はそのパッド5
6、57が互いに圧着される。
【0033】本発明に従えば更に、図4に図示されるよ
うに、リード線1aの上方であって、前記ワイヤチャッ
ク41、42の両ツメ52(53)の間に位置するよう
にして、両ワイヤチャックにて挟持され、緊張されたリ
ード線1aを切断するための切断手段7が設けられる。 該切断手段7としては、先端に切断刃61を備え、該切
断刃61の開閉作動を空気圧により行なう、所謂、エア
ニッパが好適である。該エアニッパの構成及び作動は当
業者には周知であり、例えばHS−5(商品名、室本鉄
工株式会社製)等が使用可能であり、これ以上詳しい説
明は省略する。
【0034】本実施例によれば、切断手段7は、垂直基
板12に取付けられたエアシリンダの如き駆動手段62
により上下方向に移動自在とされる。従って、必要に応
じて下降し、リード線1aを切断するべく作動する。
【0035】次に上記構成の製造装置10の作動につい
て説明する。
【0036】図2及び図3を参照すればより良く理解さ
れるように、先ず、リード線1aはワイヤリール15よ
り引き出され、緊張及び案内手段70へと通される。
【0037】該緊張及び案内手段70は、本実施例では
、垂直基板12に取付けられたスピンドル71にワイヤ
張りバー72と、案内コロ73とが回転自在に取付けら
れて構成されている。ワイヤ張りバー72は、スピンド
ル71に回転自在に嵌合した取付けブロック74と、該
取付けブロック74に固着され先端が屈曲したバー75
とから成り、該バー75は、図3で分かるように、反時
計方向へと回転するようにバランスされている。
【0038】又、案内コロ73は中央部が最小径とされ
る傾斜コロとされ、従って、ワイヤリール15より引き
出されたリード線1aは、案内コロ73によりその中央
部を通過するように移動調整される。更にリード線1a
の通過位置決めを確実なものとするために、案内コロ1
5の下流側に近接して細長形状の案内部材76が配置さ
れる。該細長形状の案内部材は、中央部に細溝77を有
しており、案内コロ15と協働してリード線1aが通過
するとき横振れを起さず一定の経路を通過するように案
内し、位置決めする。
【0039】以上のように、ワイヤリール15より引き
出され、緊張及び案内手段70へと通されることにより
所定の経路を通るように位置決めされたリード線1aは
、被膜剥離手段200の貫通孔を通され、そしてリード
線1aの長手方向に沿って所定距離離間して配置された
リード線保持手段40の2つのワイヤチャック41、4
2にて挟持される。
【0040】以上の操作により、リード線1aの製造装
置への初期設定が完了する。
【0041】次に、図7及び図8を参照して、リード線
保持手段40のワイヤチャック41、42の作動態様に
ついて説明する。
【0042】図7のステップ(イ)は、リード線保持手
段40のワイヤチャック41、42が、図3に図示され
るように、それぞれホームポジションI 、IIに位置
している状態を示すものとする。このときワイヤチャッ
ク41、42は閉成状態とされ、ワイヤリール15から
引き出されたリード線1aを挟持し、ワイヤリール15
からリード線保持手段40までの延長されたリード線1
aを緊張状態にて保持している。
【0043】装置の作動開始により、被膜剥離位置にて
は被膜剥離手段200が作動し、リード線1aの被膜1
bを所定長さに亘って剥離し、導体1cを露出(4a)
せしめる。半田付け位置における半田付け作業、及び切
断位置における切断作業は行なわれることはなく、半田
コテ手段20及び切断手段7はそれぞれホームポジショ
ンに後退して待機している(ステップ(イ))。
【0044】次いで、ワイヤチャック42は開放され(
ステップ(ロ))、位置I へと駆動手段44にて移動
され停止し(ステップ(ハ))、そして閉成状態とされ
リード線1aを挟持する(ステップ(ニ))。
【0045】一方、ワイヤチャック41は、ワイヤチャ
ック42が閉成状態(ステップ(ニ))とされる前に、
リード線1aを挟持したまま位置IIへと駆動手段にて
移動され停止する(ステップ(ロ)、(ハ)、(ニ))
。 これにより、リード線1aはワイヤチャック41の移動
距離だけワイヤリール15より引き出される。リード線
1aは、ワイヤリール15に付設された緊張付与手段1
7並びに緊張及び案内手段70の働きにより常に一定の
緊張状態に保持されている。
【0046】ステップ(ニ)の状態では、切断手段7は
作動せず、一方、半田付け位置にて半田コテ手段20が
ホームポジションよりリード線1aの方へと接近し、又
半田供給手段30から所定量の半田6を半田コテ5に供
給することにより、リード線1aの露出された導体1c
部分に予備半田付け4aを行なう。その後半田コテ手段
20はホームポジションへと退避する。同時に、被膜剥
離位置にては被膜剥離手段200が作動し、リード線1
aの被膜1bを所定長さに亘って剥離し、導体1cを露
出(4b)せしめる。
【0047】次いで、ワイヤチャック41は開放され(
ステップ(ホ))、位置I へと駆動手段43にて移動
して停止し(ステップ(ヘ))、そして閉成状態とされ
リード線1aを挟持する(ステップ(ト))。
【0048】一方、ワイヤチャック42は、ワイヤチャ
ック41がリード線1aを挟持する(ステップ(ト))
前に、リード線を挟持したまま位置IIへと駆動手段4
4にて移動され停止する(ステップ(ホ)、(ヘ))。 これにより、リード線1aはワイヤチャック42の移動
距離だけワイヤリール15より引き出される。リード線
1aは、ワイヤリール15に付設された緊張付与手段1
7並びに緊張及び案内手段70の働きにより常に一定の
緊張状態に保持されている。
【0049】ステップ(ト)におけるワイヤチャック4
1、42の状態は、上記ステップ(イ)と同じであるこ
とが理解されるであろう。
【0050】ステップ(ト)の状態にて、切断位置にて
は駆動手段62が作動して切断手段7を該手段7のホ−
ムポジヨンより下降せしめ、ワイヤチャック41、42
にて把持されたリ−ド線1aの中央部Xを切断する。該
切断手段は7は、その後上昇してホ−ムポジションに後
退して次期作動のために待機する。半田付け位置にては
、半田コテ手段20がホームポジションよりリード線1
aの方へと接近し、又半田供給手段30から所定量の半
田6を半田コテ5に供給することにより、リード線1a
の露出された導体1c部分に予備半田付け4bを行なう
。その後半田コテ手段20はホームポジションへと退避
する。同時に、被膜剥離位置にては被膜剥離手段200
が作動し、リード線1aの被膜1bを所定長さに亘って
剥離し、導体1cを露出(4c)せしめる。
【0051】図8のステップ(イ)は図7のステップ(
ト)と同じ状態を示している。以降の工程を図8を参照
して説明する。
【0052】次いで、ワイヤチャック42は開放され(
ステップ(ロ))、位置I へと駆動手段44にて移動
され停止し(ステップ(ハ))、そして閉成状態とされ
リ−ド線1aを挟持する(ステップ(ニ))。ワイヤチ
ャック42が把持していた切断されたリ−ド線1aは下
方へと落下し、下方に置かれた収納箱100(図2)に
入る。尚、初期切断されたリ−ド線1aは製品となるも
のではなく、廃棄される。
【0053】一方、ワイヤチャック41は、ワイヤチャ
ック42が閉成状態(ステップ(ニ))とされる前に、
リ−ド線1aを挟持したまま位置IIへと駆動手段にて
移動され停止する(ステップ(ロ)、(ハ)、(ニ))
。 これにより、リ−ド線1aはワイヤチャック41の移動
距離だけワイヤリ−ル15より引き出される。
【0054】図8のステップ(ハ)、(ニ)の段階にて
、始めて予備半田部4aが切断位置に位置することとな
る。ステップ(ニ)にて切断手段7が作動し、予備半田
部4aの概略中央部を切断する。これにより、予備半田
付リ−ド線1の一方の端部の予備半田付部4が形成され
る。
【0055】以下同様に、図7及び図8のステップを実
行することにより、ワイヤチャック41、42、切断手
段7、半田コテ手段20及び半田供給手段30を作動さ
せれば、予備半田付部4cが中央部より切断されること
となり、図6に図示されるような両端部及び中間部に予
備半田4が施された予備半田付リ−ド線1が製造される
【0056】上記実施例によれば、両端部及び中間部に
1つの予備半田部4が形成された予備半田付リード線1
が製造されたが、切断手段7の作動タイミング或いは切
断手段7の位置、更にはワイヤチャック41、42のス
トロークを任意に設定することにより、中間部に任意の
数の予備半田部4を有した予備半田付リード線1を製造
し得る。
【0057】このようにして製造された予備半田付リー
ド線1は、切断手段7の下方に配置された収納箱100
に落下し、収納される。
【0058】本実施例にて収納箱100は、複数個、本
実施例では11個の箱101が矩形状に配置され、各箱
101に所定数の製品が収納されると次の箱101が切
断装置7の下方に配置されるように構成されている。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の係る製造
方法及び装置によると、空間にてリード線に半田付けを
行なうように構成し、しかも半田付けに先立ってリード
線の被膜を除去する手段を設けために、両端部において
予備半田が施され、更に中間部においても複数箇所にお
いて予備半田が施された予備半田付リード線を、例え半
田付け不可能な被膜が形成されたリード線を使用した場
合であっても、極めて効率よく、高品質にて製造し得る
という特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る予備半田付リード線を製造する方
法の原理を説明する図
【図2】本発明に係る予備半田付リード線の製造装置の
平面図
【図3】図2の装置の正面図で、半田供給手段が省略さ
れている、
【図4】図2の装置の右側面図で、リード線保持手段が
省略されている
【図5】ワイヤチャックの断面図
【図6】予備半田付リード線の一実施例を示す斜視図

図7】半田コテ手段、切断手段及びリード線保持手段の
作動を説明する図である。
【図8】半田コテ手段、切断手段及びリード線保持手段
の作動を説明する図である。
【符号の説明】
1            予備半田付リード線1a 
         リード線 1b          被膜 1c          導体 4            予備半田部5      
      半田コテ 6            半田 7            切断手段 15          ワイヤリール20     
     半田コテ手段30          半田
供給手段40          リード線保持手段7
0          リード線緊張及び案内手段20
0        被膜剥離手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)連続したリード線を空間にて緊
    張して間欠的に供給する工程、(b)前記緊張状態のリ
    ード線が停止状態とされた時に、リード線の被膜を所定
    距離に亘って機械的に剥離する工程、(c)前記緊張状
    態のリード線が停止状態とされた時に、前記(b)工程
    にて被膜が剥離されたリード線の導体部分に、空間にて
    半田コテと半田とを当接して該リード線の導体部分の外
    周囲に半田を付着せしめる工程、(d)前記(a)、(
    b)及び(c)工程を繰返すことにより、リード線の長
    手方向に沿って所定間隔にて予備半田付けを行なう工程
    、及び(e)少なくとも1つ置きに前記予備半田付け部
    の概略中央部を切断する工程、を有することを特徴とす
    る予備半田付リード線の製造方法。
  2. 【請求項2】  連続したリード線を供給する手段と、
    前記リード線を間欠的に引き出し、そして該リード線を
    空間にて緊張して保持する手段と、前記緊張状態のリー
    ド線を所定間隔にて且つ所定長さにわたってリード線の
    被膜を剥離する被膜剥離手段と、前記緊張状態のリード
    線の被膜が剥離された導体部分に対して接近したり、離
    間したりし得るように可動に保持された半田コテ手段と
    、前記リード線に対して前記半田コテと対向して配置さ
    れ、該半田コテに半田を所定量供給するようにした半田
    供給手段と、前記リード線の導体部分に施された予備半
    田付け部であって、少なくとも1つ置いた次の予備半田
    付け部を概略中央部から切断する切断手段とを具備する
    ことを特徴とする予備半田付リード線の製造装置。
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