JPH0434288Y2 - - Google Patents

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JPH0434288Y2
JPH0434288Y2 JP1986198254U JP19825486U JPH0434288Y2 JP H0434288 Y2 JPH0434288 Y2 JP H0434288Y2 JP 1986198254 U JP1986198254 U JP 1986198254U JP 19825486 U JP19825486 U JP 19825486U JP H0434288 Y2 JPH0434288 Y2 JP H0434288Y2
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valve
pressure chamber
metal fitting
compressor
seat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷凍装置に用いられる起動負荷軽減弁
に関する。
〔従来の技術と問題点〕
冷凍装置において、一旦停止した圧縮機を再起
動させる場合に、圧縮機入口と出口の冷媒ガス圧
力がバランスしていない状態で起動すると、起動
時の負荷が大きくなり圧縮機に衝撃や振動を生じ
寿命の低減を生ずることがある。
従つて、圧縮機停止後に圧縮機前後の冷媒圧力
差を解消し圧縮機の再起動負荷を低減する必要が
あり、かかる目的のために、圧縮機前後にバイパ
ス管路を設け、このバイパス管路内にバイパス管
路を開閉する弁等を設け、圧縮機停止後にこの弁
等を開いて圧縮機前後の管路内圧力差を無くして
圧縮機を起動し易くし、圧縮機の運転時に閉じる
方法などが採られている。
バイパス管路内に設けられるかかる弁の従来技
術としては実開昭59−9259公報に記載された技術
などがある。
すなわち、第5図において、符号1及び2はそ
れぞれ圧縮機の吐出側及び吸入側にそれぞれ連通
するバイパス管であり、吐出側バイパス管1の端
部は吸入側バイパス管2の内に突設し盲板3にて
閉塞され、吸入側バイパス管2内にある吐出側バ
イパス管1の上部には可動板4が設けられ、可動
板の上面中央にはばね5が装着され、下面中央に
は先端に弁球6を固着した連結棒7が装着され
る。
又、吸入側バイパス管2内にある吐出側バイパ
ス管1の下部には中央に貫通孔8を穿設し貫通孔
8の下端に弁座9を有する壁体10が設けられ
る。
以上の様に構成された弁は、圧縮機の運転中は
吐出側バイパス管1の圧力が上昇し、可動板4は
ばね5の押圧力に抗して上方に変形し弁球6は弁
座7を閉塞し、バイパス管路は閉鎖される。
圧縮機の運転が停止されると吐出側バイパス管
1の圧力が徐々に低下し始め、ばね5の押圧力に
より可動板4が下方に復帰し弁球6が弁座7より
離隔してバイパス管路は開かれ圧縮機の吐出側と
吸入側の圧力は急速にバランスされ、圧縮機の再
起動負荷が軽減される。
しかしながら、上記の従来技術によれば、弁内
において冷媒の流動方向が急激に変化するため流
動抵抗が大きくなる欠点があり、又、連結棒に支
持された弁球が弁座閉鎖時に片当りを生じ易いな
どの欠点がある。
本考案はかかる問題点を解決するもので、冷媒
の流動抵抗が小さく、且つ弁の開閉が円滑確実に
して信頼性の高い、しかも耐久性に優れて且つ小
型の起動負荷軽減弁を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の冷凍機の起動負荷軽減弁は、冷凍装置
の圧縮機出口側及び入口側に接続するバイパス管
路に連通する中空部を有する本体と、上記中空部
を上記出口側に連通する高圧室と上記入口側に連
通する低圧室に仕切るダイヤフラムと、該ダイヤ
フラムに装着され上記高圧室と低圧室とを連通す
る貫通孔を有し、該貫通孔の低圧室側端部に弁座
を有するシート金具と、該シート金具に接離可能
な弁体と、上記中空部に嵌着され上記弁体と上記
弁座との間隔を制限する受金具と、該受金具と上
記シート金具との間に挿入され上記シート金具を
上記高圧室側に付勢するばねとによつて構成され
る。
〔作用〕
以上のような構成により、圧縮機を運転中は圧
縮機出口側に連通する高圧室が昇圧され、ダイヤ
フラム及びダイヤフラムに装着されたシート金具
がばね圧に抗して低圧側に変位して弁が弁座を閉
塞するためバイパス管路は閉鎖される。
圧縮機の運転を停止すると、高圧室と低圧室と
の差圧が小さくなり、高圧室側にばね付勢された
ダイヤフラムが高圧室側に変位するため弁が開
き、圧縮機の出口側管路と入口側管路との圧力差
が急激になくなるので圧縮機の再起動負荷を減小
することができる。
〔実施例〕 本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第3図はかかる起動負荷軽減弁を用いた冷凍装
置の例を示し、圧縮機A、逆止弁B、凝縮器C、
キヤピラリ管D、蒸発器Eが管路Fにより順次連
結され冷凍サイクルを構成する。
符号Gは圧縮機Aの入口側と出口側とを連結す
るバイパス管路であり、中間に起動負荷軽減弁H
が介設される。
起動負荷軽減弁Hは、第1図に示すように、バ
イパス管路Gのうち圧縮機Aの出口側に接続する
方の管路G1(以下出口側管路G1という)を固着す
る上本体11は外周面に鍔状の上蓋12を固着す
る。
又、バイパス管路Gのうち圧縮機Aの入口側に
接続する方の管路G2(以下入口側管路G2と言う)
を固着する本体13は外周面に鍔状の下蓋14を
固着し、上蓋12及び下蓋14は中間にダイヤフ
ラム15を挟みボルト及びナツト等の手段で締結
される。
ダイヤフラム15は中央に孔を有し、該孔に挿
入されたシート金具16の外周に突設された鍔部
16aがダイヤフラム15に固着される。
ダイヤフラム15及びシート金具16は、上本
体11及び本体13の内部に形成される中空部を
二分し、中空部は出口側管路G1に連通する高圧
室17と入口側管路G2に連通する低圧室18に
仕切られる。
シート金具16は略中央に貫通孔19が設けら
れ高圧室17と低圧室18とを連通し、貫通孔1
9の低圧室18側に弁座20を有する弁収容室2
1が設けられる。
シート金具16の下方には、複数の孔22を有
する板状の受金具23が本体3に嵌着され(第2
図参照)、受金具23と弁収容室21の間にボー
ル状の弁体24が挿入され、受金具23の上面と
シート金具16の鍔部16aの下面との間にばね
25が装着される。
次に、以上のように構成された起動負荷軽減弁
Hの作用を説明する。
圧縮機Aが起動し冷凍装置が運転されると、圧
縮機Aの出力圧力が出口側管路G1を経て高圧室
17に伝えられ、圧縮機Aの入口圧力となる低圧
室18との圧力差が大となる。
この圧力差を受けたダイヤフラム15と共にシ
ート金具16はばね25の圧力に抗して低圧室1
8側に変位し、受金具23上の弁体24が弁座2
0を閉塞する。
かくして、冷凍装置が運転されている間は起動
負荷軽減弁が閉じ、バイパス管路Gは閉鎖状態に
保持される。
次に、冷凍装置の運転を停止すると、圧縮機A
出口側管路内圧力は、次第に低下し始めるが、凝
縮器C側の圧力は逆止弁Bにより逆流することは
ない。
圧縮機Aの出口側と入口側との圧力差pは、第
4図に示すように、時間tの経過に従つて曲線L
に示すように低下する。
そして、ばね25によつて設定される弁開閉圧
力に達すると、ダイヤフラム15及びシート金具
16がばね25の圧力を受けて、第1図に示すよ
うに復帰し、弁体24が弁座20より離隔し、起
動負荷軽減弁が開き、冷媒が出口側管路G1から
入口側管路G2に流れるため、圧力差pは曲線M
に示すように急激に低下し圧力差pは零となる。
貫通孔19がバイパス管路Gにほぼ平行である
ので、出口側管路G1から貫通孔19を経由して
入口側管路G2に流れる冷媒は、流動方向が急激
に変化することなく、整流に近い状態で円滑に流
れる。
又、ボール状の弁体は冷媒の流れの抵抗及び重
力により受金具に当接した状態に維持され上下動
を生ずることがないので弁座に対してチヤタリン
グを起すことはなく弁の開閉動作は円滑である。
圧縮機の出入口側の圧力がバランスされた後に
圧縮機が再起動されると、圧縮機の始動負荷は軽
減され、出口側の昇圧により再び起動負荷軽減弁
は閉じられる。
〔効果〕
本考案の起動負荷軽減弁は次の効果を有する。
(1) バイパス管路に連通する中空部を有する本体
に、中空部を仕切るダイヤフラムを設け、該ダ
イヤフラムに装着したシート金具にバイパス管
路と同方向に貫通する貫通孔と弁座を設け、こ
の弁座に接離可能な弁体を設けたので、開弁時
に冷媒が整流に近い状態で円滑に流れる。
(2) 又、上記と同じ理由により起動負荷軽減弁の
構造が簡単になり、小型になつた。
(3) 弁の開閉動作は円滑確実であり信頼性が多角
且つ動作に無理がないので耐久性に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図は起動負荷軽減弁の縦断面図、第2図は受金具
の平面図、第3図は冷凍回路図、第4図は本起動
負荷軽減弁の性能曲線図、第5図は従来例におけ
る起動負荷軽減弁の縦断面図である。 A……圧縮機、B……逆止弁、C……凝縮器、
D……キヤピラリ管、E……蒸発器、F……管
路、G……バイパス管路、G1……出口側管路、
G2……入口側管路、H……起動負荷軽減弁、1
1……上本体、12……上蓋、13……本体、1
4……下蓋、15……ダイヤフラム、16……シ
ート金具、17……高圧室、18……低圧室、1
9……貫通孔、20……弁座、23……受金具、
24……弁体、25……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷凍装置の圧縮機出口側及び入口側に接続する
    バイパス管路に連通する中空部を有する本体と、
    上記中空部を上記出口側に連通する高圧室と上記
    入口側に連通する低圧室に仕切るダイヤフラム
    と、該ダイヤフラムに装着され上記高圧室と低圧
    室とを連通する貫通孔を有し、該貫通孔の低圧室
    側端部に弁座を有するシート金具と、該シート金
    具に接離可能な弁体と、上記中空部に嵌着され上
    記弁体と上記弁座との間隔を制限する受金具と、
    該受金具と上記シート金具との間に挿入され上記
    シート金具を上記高圧室側に付勢するばねとによ
    つて構成されることを特徴とする冷凍機の起動負
    荷軽減弁。
JP1986198254U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH0434288Y2 (ja)

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JP1986198254U JPH0434288Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63175369U JPS63175369U (ja) 1988-11-14
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