JPS5932752A

JPS5932752A - 差圧三方切換弁付き冷凍回路

Info

Publication number: JPS5932752A
Application number: JP14213082A
Authority: JP
Inventors: 要一中村
Original assignee: Saginomiya Seisakusho Inc
Current assignee: Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date: 1982-08-18
Filing date: 1982-08-18
Publication date: 1984-02-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は圧縮機再起動の負荷を低減した冷凍回路に関す
る。

ルームクーラ、冷蔵庫などの冷凍サイクルでは一旦停止
した圧縮機を再起動させる場合に、圧縮機入口と出口の
冷媒ガス圧力がバランスしていない状態で起動すると、
起動時の負荷により圧縮機に衝撃や振動を生じ、破損や
性能劣化などで寿命低減を生ずることがある。

このために、通常、一旦停止後再起動まで適宜の停止時
間を■ｆｆ保している。または、再起動に備えて、停止
後直ぢに圧縮機前後の冷媒ガス圧力をバランスさせる手
段が種々提案されている。

冷凍サイクルの再起動に関しては、さらにもう一つの問
題が指摘されている。すなわら、運転中に加圧せられて
冷媒ガスは、圧縮機停止後も高圧状態に保つことによっ
て再起動のＩＢ失を低減することである。

かくて、運転中、高低圧になっている冷媒状態を、停止
中も成るべく保存し、かつ、上記再起動負荷低減のため
圧縮機前後の圧力をバランスさせることか提案される。

本発明は上記提案を実施する冷媒回路を提供するもので
ある。

本発明によれば、冷凍サイクルにおいて、蒸発器入口に
三方弁が配設される。また凝縮器入口に逆止弁が配設さ
れる。

上記三方切換弁はダイヤフラムで作動して切換えられる
２個の入口と、共通の１個の出口を有し、上記２個の入
口のうち第１の入口は膨張弁等の減圧機構出口に、第２
の入口は圧縮搬出Ｌ」に夫々連接し、弁の出口は蒸発器
入口に連接されている。

上記ダイヤフラムはその主圧室は圧縮機人口に、副圧室
は蒸発器４人口に夫々連通し、主圧室と副圧室の圧力差
が所定値を超えるときは上記切換弁が冷凍回路において
膨張弁等の減圧機構出口と蒸発器入口を連通し、また」
二記圧力差が所定値を′Ｔ′−廻るときは圧縮機出口と
蒸発器入口を連通ずる。

次に本発明の実施例を図面とともに説明する。

第１図に差圧三方切換弁付き冷凍回路の実施例が示され
ている。圧縮機ｌ、凝縮器２、膨張弁３および蒸発器４
が順次に一／Ｎ通管６，７．８および９で循環連結され
て冷凍サイクルが構成されている。

さらに第１図に示されるように、逆止弁５が凝縮器入口
に設けられている。また、蒸発器４の人口にダイヤフラ
ム式三方切換弁１０が配設されている。

上記切換弁１０は、第１の入口に膨張弁３出「］に連通
し７て流通管８が、その出口は蒸発器４人口に連通して
いる。該連通管１３を図示しているが管の存在が本質で
はないのは云うまでもない。さらに第２の入口に圧縮機
１出口に連通して連絡管１】が設けられている。

また、切接弁１０は圧縮機１人口との間に差圧管１２が
連通されて、ダイヤフラム作動に供される。

ダイヤフラム式三方切換弁１０の詳細が第２図に示され
ている。

弁座２０には、第１の入［］に流通管８が、第２の入口
に連絡管１１が、そして出Ｌ１に流通管１３が接続され
ている。

ソケット３０は弁ｍ２０下端に固着され、下部に流通管
８を連設するとともに、上部へ伸びた開口の」一端面に
弁座３１を備えている。そして上記弁座３１に対向して
弁体３３が配設され、該弁体３３から上方に弁棒３４が
延びている。

弁座２０の内部は、上記弁座３１、弁体３３を内蔵して
弁室３２を形成し、該弁室３２には上記流通管１３が開
口している。

上記弁体３３とソケット３ｏとの間にスプリング３５を
配設して、弁座３１を開口傾向に設けられている。

連絡管１１ば、隔壁をＮ通する通路３８を通しで弁室３
２に連通ずる。上記通路３８は上記弁棒３４を挿通し、
なお流体通路の大きさの内径を有していて、その弁室２
０に面する開「１面に弁座３９が設げられている。そし
て上記弁座３９に対向する１、記弁体３３は核間につい
ても弁を構成する。

光体３３から上方に延びた弁棒３４ば、さらに隔壁を挿
通して、−ヒ端にダイヤフラム受け３６に支承されてい
る。弁棒３４は弁座２ｏ内に摺動自在に、かつ気密にバ
ッキング２８で保護されている。

弁頭２０の上部には、蓋２１で覆われたダイヤフラム２
２が設けられ、該ダイヤフラム２２で区画された主圧室
２３、副圧室２４が設けられている。

副圧室２４にはダイヤフラム２２に１面から当接して、
上記ダイヤフラム受け３６が配設され、−４二記スプリ
ング３５により上方へ押圧する。なお副圧室２４ば通路
３７を設けて上記弁室３２と連通されている。

他方、：主圧室２３にはダイヤフラム２２に上面から当
接してダイヤフラム受け２６が配設され、ばね受け２６
との間にスプリング２５が、ダイヤフラム２２を介在し
て、結果的には弁体３３を押下げる傾向に配設されてい
る。なお主圧室２３に差圧管１２が連接されている。

かくて」−記ダイヤフラム式三方切換弁１０は、主圧室
２３が優勢にあるときは弁体３３を下方へ押下げて弁座
３１を閉塞し、弁座、３９を開き、よって上記第２の入
口の連絡管１１と、出口の流通管１３を連通ずる。

また逆に主圧室２３が劣勢にあるときは弁体３３を上方
へ押−ヒげて弁座３９を閉塞し、弁座３１を開き、よっ
て上記第１の入Ｌ】の流通管８と、出口の流通管１３を
連通ずる。

１−記弁体３３の上下作動圧力差の設定は上記スプリン
グ２５．３５の調整によって行うことができる。

一ヒ述の切換弁１０の作動で理解される如く、第１図を
参照すれば、冷凍回路において圧縮機１の運転中ば、圧
縮機１人口の冷媒ガス圧力か低位にあって、これに連通
したダイヤフラム主圧室２３は劣勢にある。即ぢ、冷媒
は膨張弁３から流通管８を経て蒸発器４へ流通しており
、切換弁１０において連絡管１１は閉塞されている。つ
まり正常に冷凍ザイクルが作動している。もっとも、凝
縮器２の入口に配設した逆止弁は、正常流に作動してい
る。

圧縮機１を停止したときは、圧縮機１人口の冷媒ガス圧
力が上昇する。これに連通した主圧室２３は比較優勢に
なる。即ち、冷媒は圧縮機Ｉ　Ｉｌｌ　ＣＩの未だ高圧
にある冷媒は連絡管１１を経て蒸発器４へ流通され、圧
縮機１前後の圧力は早急にバランスされる。このとき、
切換弁１０において流通管８は閉塞されている。そして
、逆止弁５以降の凝縮器２、膨張弁３の間にある加圧さ
れている冷媒は、その閉塞された管系内で、その圧力を
維持するこ、とができる。

叙」二の如く、本発明によるときは、定圧部の冷媒ガス
圧力を検知信号に用い、そのガス圧力におりる差圧の変
化を検知して切換弁を作動し、圧縮機停止時の圧縮機前
後のガス圧カバランスを〒急に行って再起動障害を排除
するとともに、再起動障害から切り放されて、望ましい
状態にある加圧冷媒の高圧状態を保って、再起動損失を
低減する。

なお、このために所要の付加器相は極めて少なく、簡潔
な構造の三方弁と逆止弁の合理的な採用により、エネル
ギー経済的にも、耐圧強度の必要な面皮の器材を要せず
、従って構造的経済性も良好で、安全確実な、そして繰
返しの再起動に対応する冷凍回ｌ洛が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す差圧三方切換弁付き冷凍
回路図、第２図は差圧三方切換弁の切断面図である。１・・・圧縮機、２・・・凝縮器、３・・・膨張弁、４
・・・蒸発器、５・・・逆止弁、６，７，８，９．１３
・・・流通管、１０・・・ダイヤフラム式三方切換弁、
１１・・・連通管、１２・・・差圧管、２２・・・ダイ
ヤフラム、２３・・・主圧室、２４・・・副圧室、２５
，３５・・・スプリング、３３・・・弁体、３１．３９
・・・弁座。特許出願人　　株式会社鷺宮製作所

Claims

【特許請求の範囲】

圧縮機と凝縮器と減圧機構と蒸発器を順次に流通管でサ
イクルに連結してなる冷凍回路において、凝縮器入口に
逆止弁と、蒸発器入口に切換弁を設け、上記切換弁は、
ダイヤフラムを介して画成された主圧室と副圧室の圧力
差で作動され、かつ只１　＋Ｉ＆ｌの出口と２個の入口
を有する三方切換弁からなり、該切換弁の上記出口は蒸
発器人口に、上記第１の入口は減圧機構出口に、第２の
入口は圧縮機出口に人々連接され、また上記ダイヤフラ
ム主圧室は圧縮機入口に、副圧室は蒸発器入口に夫々連
通し、上記圧力差が所定値を超えるときは上記第１の入
口を開放して第２の入口を閉塞し、上記圧力差が所定値
を下廻るときは上記第１の入口を閉塞して第２の入口を
開放することを特徴とする差圧三方切換弁付き冷凍回路
。