JPH0620050Y2 - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

Info

Publication number
JPH0620050Y2
JPH0620050Y2 JP17593787U JP17593787U JPH0620050Y2 JP H0620050 Y2 JPH0620050 Y2 JP H0620050Y2 JP 17593787 U JP17593787 U JP 17593787U JP 17593787 U JP17593787 U JP 17593787U JP H0620050 Y2 JPH0620050 Y2 JP H0620050Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
gas
liquid separator
refrigerant
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17593787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0178861U (ja
Inventor
曠 須永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP17593787U priority Critical patent/JPH0620050Y2/ja
Publication of JPH0178861U publication Critical patent/JPH0178861U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0620050Y2 publication Critical patent/JPH0620050Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本考案は圧縮機と蒸発器との間の冷媒管に複数個の気液
分離器を直列に接続した冷凍装置に関する。
ロ)従来の技術 従来、圧縮機と蒸発器との間の冷媒管に2つの気液分離
器を直接に接続した冷凍装置としては、実公昭55−1
7081号公報に示されたものがある。
ハ)考案が解決しようとする問題点 このような冷凍装置においては、気液分離器が2個とな
ったため、全体的に液冷媒を溜めることのできる容積が
大きくなる傾向があった。このため圧縮機の運転中の液
圧縮は確実に防止することができる反面、圧縮機の運転
停止時にはこの圧縮機内の潤滑油が全てこれら気液分離
器内に戻されて、圧縮機内が油切れの状態となることが
考えられた。この状態で圧縮機を運転すると、この圧縮
機内のシリンダー等の部品の摩耗が促進されて圧縮機の
寿命を低下させるという問題点があった。
本考案はかかる問題点を解決した冷凍装置を提供するも
のである。
ニ)問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本考案は圧縮機と蒸発器と
の間の冷媒管に複数個の気液分離器を直列に接続し、且
つこの複数個の気液分離同志を接続した冷媒管に、圧縮
機の運転停止時にこの圧縮機側の気液分離器から蒸発器
側の気液分離器へ潤滑油が流れるのを阻止する制御弁を
設けるようにしたものである。
ホ)作用 複数個の気液分離器同志をつなぐ冷媒管に設けた制御弁
によって、圧縮機の運転停止時にはこの圧縮機内の潤滑
油は、圧縮機側の気液分離器へ流れ込むものの、蒸発器
側の気液分離器へ流れ込まない。従ってこの圧縮機内に
は潤滑油が残り、運転開始時に油切れとならないように
している。又、圧縮機の運転中は複数個の気液分離器に
よって確実に冷媒が気体と液体に分離されこの圧縮機に
液冷媒が吸込まれるおそれはない。
ヘ)実施例 第1図において、1はケース内が高圧となる回転式圧縮
機(以下圧縮機と言う)、2は凝縮器、3は減圧装置、
4は蒸発器、5は第1の気液分離器、6は第2の気液分
離器、7はこれら両気液分離器5,6の間の冷媒に配設
された制御弁で、冷媒や潤滑油が第1の気液分離器5か
ら第2の気液分離器6へのみ流れる(第2の気液分離器
6から第1の気液分離器5へは流れない)ように開閉さ
れる。この制御弁7の構造は後述する。8はこの制御弁
7と第1の気液分離器5との間の配管に設けた圧力取出
管で、圧力スイッチ9につながれている。そしてこの圧
力スイッチ9でこの冷凍装置の低圧圧力を感知して、そ
の圧力値が一定値以下となったら圧縮機1の運転を停止
するようになっている。
前記第2の気液分離器6の大きさ(容量)は第1の気液
分離器5の大きさ(容量)よりも大きくなっており、し
かも、この第2の気液分離器6の大きさ(容量)は圧縮
機1に封入されている潤滑油の量よりも小さく設定され
ている。
前記制御弁7の構造は第2図、第3図に示すようになっ
ている。すなわち、この制御弁7は管状の本体10と、
この本体内に固定される弁座部11と、この弁座部を開
閉する弁体12と、この弁体を圧縮機1の停止時に弁座
部11に押圧するコイルスプリング13と、このコイル
スプリングのストッパー部14とから構成される。
このような冷凍装置において、圧縮機1を運転させる
と、冷媒は第1図の実線矢印のように流れる。ここで、
制御弁7には第2図で示すように第1の気液分離器5か
らの冷媒が実線矢印の方向へ流れこの流れの力がコイル
スプリング13の弾性力に打ち勝って弁体12は第2図
の右側へ動き、弁体12の隙間15を介して冷媒が第2
の気液分離器6へ流れる。ここで、制御弁7を第2の気
液分離器6を介して圧縮機1につないだので、この圧縮
機1に冷媒が吸込まれる時に冷媒の脈動が生じたとして
も、この脈動は第2の気液分離器6で吸収されている。
従って制御弁7の弁体12がこの冷媒の脈動によって振
動して騒音が発生するおそれはほとんどない。
このように第1並びに第2の気液分離器5,6を圧縮機
1の吸込側配管に設けて、蒸発器4で蒸発しきれなかっ
た液冷媒をまず第1の気液分離器5で受けて、この第1
の気液分離器5内が液冷媒で充満された後は第2の気液
分離器6で冷媒を気体と液体とを分離するようにして圧
縮機1が液圧縮を起こさないようにしている。
圧縮機1の運転を続けて冷凍負荷が減少したり、第1の
気液分離器5内の金網(図示せず)に金属粉やゴミが付
着すると、この冷凍装置の冷凍サイクルの低圧圧力が下
がる。そして、この低圧圧力が一定値以下となった時に
は圧力スイッチ9が作動して圧縮機1の運転が停止され
る。圧縮機1が停止すると、圧縮機1のベーンとシリン
ダとのクリアランス等を介して冷凍サイクルの高圧冷媒
すなわち凝縮器2内の冷媒等が圧縮機1から第2の気液
分離器6へ逆流する。この逆流にともなって圧縮機1内
の潤滑油も第2の気液分離器6に流れ込む。そしてこの
冷媒の逆流やコイルスプリング13の弾性力によって制
御弁7の弁体12は第2図の破線矢印で示す方向へ動
き、この弁体12が弁座部11に当って制御弁7が閉じ
られる。このため、第2の気液分離器6よりこの制御弁
7に流れてきた冷媒や潤滑油は、ここでその流れが阻止
され、この冷媒や潤滑油が第1の気液分離器5に流れ込
むおそれはない。又、圧縮機1の運転停止時間が長く続
いて、冷凍サイクルの高低圧圧力差がほとんどなくなっ
た場合にも、制御弁7はそのコイルスプリング13の力
で閉鎖状態が保持される。すなわち、この場合(冷凍サ
イクルの高低圧圧力差がほとんどなくなった場合)にも
冷媒や潤滑油は第2の気液分離器6から第1の気液分離
器5には流れ込まないようになっている。
ここで、第2の気液分離器6の大きさ(容量)を圧縮機
1に封入されている潤滑油の量よりも小さく設定して、
この第2の気液分離器6が冷媒や潤滑油で充満されたと
しても、圧縮機1内には潤滑油が残るようにしている。
従って、圧縮機1の運転が再開された時に、圧縮機1内
の部品の油切れが生じることはない。
そして、冷凍サイクルの低圧圧力が一定値以上となった
時に圧力スイッチ9が作動して圧縮機1の運転は再開さ
れる。このスイッチ9につながる圧力取出管8は制御弁
7の入口側配管すなわち圧縮機1の停止後直ちに高圧冷
媒が流れ込まない位置につないだので、圧縮機1が頻繁
にオン、オフを繰り返さない。
ト)考案の効果 本考案は圧縮機の蒸発器との間の冷媒管に複数個の気液
分離器を直列に接続し、且つこの複数個の気液分離器同
志をつなぐ冷媒管に、圧縮機の運転停止時にこの圧縮機
側の気液分離器から蒸発器側の気液分離器へ潤滑油が流
れるのを阻止する制御弁を設けるようにしたから、圧縮
機の運転が停止しても潤滑油は、この圧縮機に残り、油
切れの状態となるのを抑えて、圧縮機の寿命を長くする
ことができる。しかもこの2つの気液分離器で圧縮機の
運転時の液圧縮を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は冷凍装置の冷媒
回路図、第2図はこの装置に組み込まれた制御弁の断面
図、第3図はこの制御弁の弁体の側面図である。 1……圧縮機、4……蒸発器、5,6……気液分離器、
7……制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機と蒸発器との間の冷媒管に複数個の
    気液分離器を直列に接続した冷凍装置において、この複
    数個の気液分離器同志を接続した冷媒管に、前記圧縮機
    の運転停止時にこの圧縮機側の気液分離器から前記蒸発
    器側の気液分離器へ潤滑油が流れるのを阻止する制御弁
    を設けたことを特徴とする冷凍装置。
JP17593787U 1987-11-18 1987-11-18 冷凍装置 Expired - Lifetime JPH0620050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17593787U JPH0620050Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18 冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17593787U JPH0620050Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18 冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178861U JPH0178861U (ja) 1989-05-26
JPH0620050Y2 true JPH0620050Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=31467710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17593787U Expired - Lifetime JPH0620050Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18 冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620050Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0178861U (ja) 1989-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6301101B2 (ja) 2段圧縮サイクル
JPS58205060A (ja) 冷凍サイクル
JPH0620050Y2 (ja) 冷凍装置
JP5863326B2 (ja) 2段圧縮機
JP3223406B2 (ja) パッケージ形空気圧縮機
JP3487737B2 (ja) 油冷式圧縮機
JP2522961B2 (ja) 冷媒回路
JPH0648287Y2 (ja) ガス圧縮ユニット
JPH0749325Y2 (ja) 冷凍装置
JPS6340760Y2 (ja)
JPS5852958A (ja) 冷凍装置
JPS6332945Y2 (ja)
JPS61197960A (ja) 冷凍冷房装置
JPS6246775B2 (ja)
US2287202A (en) Refrigerating apparatus
JPS6349574Y2 (ja)
JPS6245095Y2 (ja)
JPH0434288Y2 (ja)
JPH0712706Y2 (ja) スクリュー圧縮機の給油機構
JPH06241590A (ja) スクリュー冷凍機の油サイクル系統
JPH051957U (ja) 冷凍装置
JPS5838389A (ja) 圧縮機
JPH05172077A (ja) 冷媒圧縮機
JPS62175557A (ja) 空調装置用圧縮機
JPH0615274Y2 (ja) 冷凍装置