JPS5921938Y2 - 自動車用ク−ラ−の膨張弁 - Google Patents

自動車用ク−ラ−の膨張弁

Info

Publication number
JPS5921938Y2
JPS5921938Y2 JP101280U JP101280U JPS5921938Y2 JP S5921938 Y2 JPS5921938 Y2 JP S5921938Y2 JP 101280 U JP101280 U JP 101280U JP 101280 U JP101280 U JP 101280U JP S5921938 Y2 JPS5921938 Y2 JP S5921938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
expansion valve
diaphragm
pressure chamber
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP101280U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56102219U (ja
Inventor
健明 渡辺
Original Assignee
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP101280U priority Critical patent/JPS5921938Y2/ja
Publication of JPS56102219U publication Critical patent/JPS56102219U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5921938Y2 publication Critical patent/JPS5921938Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用クーラーの膨張弁、特に固定オリフ
ィスを有する膨張弁に関する。
従来の自動車用クーラーの膨張弁としては、例えば第1
図に示すようなものがある。
新編自動車工学ハンドブック、自動車技術全編参照のこ
と。
すなわち、従来の膨張弁1は、一定の流路断面積Aを持
つ固定オリフィス2により仕切板1aの高圧側3と低圧
側4とを連絡するという構成を有する。
しかしながら、このような従来の膨張弁1にあっては、
クーラーの最大負荷時において大流量の冷媒を流すこと
ができるようにするため、一定な流路断面積A、をあま
り小さくすることはできない。
このため、膨張弁1を第2図に示す自動車用クーラー5
に使用すると、圧縮機6の圧縮能力が低下するエンジン
7のアイドリンク時においては、流路断面積Aは大きす
ぎて、十分な圧力降下を得られず、したがって、膨張弁
1の低圧側4にある冷却器8の圧力が高くなり、冷媒の
気化が妨げられて、冷房能力が低下するという問題点が
あった。
また、冷却器8内の圧力が低下し過ぎた時は、圧力スイ
ッチ9によりこれを検知して、圧縮機6の作動を自動的
に停止して、冷却器8の凍結を防止するのであるが、こ
の際、膨張弁1の流路断面積Aが比較的大きいため、高
圧側3と低圧側4とがすぐに均一な圧力となり、すなわ
ち、冷却器8内の圧力がすぐに上昇し、これを圧力スイ
ッチ9が自動的に検知して、再び圧縮機6を作動し始め
るので、圧縮機6の0N−OFFの作動回数が多くなり
、振動や騒音の発生を増大させ、また、効率が悪いとい
う問題点があった。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、自動車用クーラーの膨張弁の低圧側とダイア
フラムにより隔てられる圧力室を設け、この圧力室と低
圧側との圧力差の変化をダイアフラムの動きに変え、こ
のダイアフラムの動きに大小2つの流路断面積を有する
弁体を連動させ、さらに、エンジン・アイドリング時は
アクセルペダルの動きに連動して、圧力室とエンジンの
インテークマニホルド側とを連絡するとすることにより
、圧力室に負圧を導いて、前記問題点を解決することを
目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第3図は、この考案の一実施例を示す図である。
まず、構成を説明する。
11はこの実施例の膨張弁であり、膨張弁本件14は仕
切板14 aと高圧側12と低圧側13とを連絡する固
定オリフィス14 bを有する。
固定オリフィス14 bの低圧側13の開口部近くには
、大小2つの流路断面積を有する孔15、16をもつ弁
体17が軸線と直交して摺動自在に設けられている。
18はケーシングであり、ダイアフラム19を内装して
、2つの圧力室20.21を画成している。
一方の圧力室20は膨張弁本体14の低圧側13に連絡
し、弁体17の一端を突入させて、ダイアフラム19の
一側面に固着させている。
他方の圧力室21はコイルスプリング22を有し、ダイ
アフラム19を一方の圧力室20側に向けて附勢してい
る。
他方の圧力室21はポート23を有し、他のケーシング
24の圧力出口ポート25と連絡している。
他のケーシング24はエンジン7のアクセルペダル26
と連動する弁27と、この弁27により交互に開閉され
る2つの圧力入口ポー)28.29とを有する。
一方の圧力入口ポート28は大気に連絡し、他方の圧力
入口ポート29はエンジン7のインテーク・マニホルド
30側と連絡している。
31はバネである。
ケーシング24、圧力入口ポート28.29、圧力出口
ポート25、弁27、アクセル・ペダル26、インテー
ク・マニホルド30、バネ31により圧力制御機構32
が構成される。
次に作用を説明する。
膨張弁11を第4図に示す自動車用クーラー5に使用す
る。
第4図中の矢印は流体回路33中の冷媒の流れる方向を
示し、34は凝縮器、36は気体液体分離機を示す。
今、第3図に示すように、膨張弁11は、弁体17が流
路断面積の大きい孔15を固定オリフィス14b内に配
して、高圧側12と低圧側13との間に所定の圧力降下
を得ている車両の通常走行状態であるとする。
アクセル・ペダル26を踏むのを止めてエンジン7をア
イドリンクさせると、エンジン7より■ベルト35で駆
動される第4図中の圧縮機6は、圧縮能力が低下する。
このため、第4図中のクーラー5の流体回路33を流れ
る冷媒流量は減少する。
したがって、第3図に示される膨張弁本体14の高圧側
12と低圧側13との間の圧力降下は減少して、低圧側
13の圧力は上昇する。
したがって、ケーシング18の一方の圧力室20の圧力
も上昇する。
一方、アクセル・ペダル26に連動する弁27が作動し
て、バネ31により通常開かれている一方の圧力入口ポ
ート28を閉じて、他方の圧力入口ポート29を開き、
ケーシング24内に大気圧に代え、エンジン7のインテ
ーク・マニホルド30の負圧を伝える。
したがって、ケーシング24の圧力出口ポート25と連
絡するケーシング18の他方の圧力室21の圧力は低下
する。
この結果、ケーシング18内のダイアフラム19は一方
の圧力室20の圧力に押され、コイルスプリング22と
他方の圧力室21の圧力とに抗して、第3図中上方に移
動する。
ダイアフラム19に固着された弁体17も同じく第3図
中上方に移動し、走行状態の流路断面積の大きい孔15
に代えて流路断面積の小さい孔16を固定オリフィス1
4b内に配する。
したがって、膨張弁11の高圧側12と低圧側13との
間では圧力降下が増大し、低圧側13の圧力を低下させ
る。
このため、第4図中の冷却器:8内の圧力の上昇が回避
され、冷房能力の低下を防ぐことができる。
次に、第4図中の冷却器8の圧力が低下し過ぎると、冷
却器8の凍結を防ぐため、冷却器8の下流に設けられた
圧力スイッチ9がこれを検知して、電磁クラッチ37に
電流を流して、エンジン7と圧縮機6との動力の連絡を
断ち、圧縮機6の作動を自動的に停止する。
このため、流体回路33を流れる冷媒流量は減少して、
第3図に示される膨張弁本体14の低圧側13の圧力は
上昇する。
この結果、低圧側13と連絡するケーシング18の一方
の圧力室20の圧力が高くなり、ダイアフラム19が他
方の圧力室21の大気圧およびコイル・スプリング22
の力に抗して、第3図中上方に移動する。
この結果、ダイアフラム19に固着した弁体17が第3
図中上方に移動して、通常の走行状態の流路断面積の大
きい孔15に代えて、流路断面積の小さい孔16を固定
オリフィス14b内に配する。
このため、膨張弁本体14の高圧側12と低圧側13と
はすぐに均一な圧力となることが防止され、第4図中の
冷却器8内の圧力の急な上昇を防いで冷房能力がすぐに
低下をすることを防止する。
以上説明上てきたように、この考案によれば、その構成
を、ダイアフラムにより膨張弁の低圧側と隔てられる圧
力室と、ダイアフラムの動きに連動して流路断面積を変
化させる弁体と、エンジン・アイドリンク時にアクセル
・ペダルと連動して前記圧力室内をエンジンのインテー
ク・マニホルド側と連絡して負圧とする圧力制御機構と
、を具備するものとしたため、エンジンのアイドリンク
時においても十分な冷房能力を発揮することができると
いう効果があり、また、圧縮機が自動的に停止しても、
冷却器の圧力をすぐに上昇させることなく、シたがって
、圧縮機の0N−OFF回数が減少して、振動や騒音の
発生を防止することができるという効果があり、また、
圧縮機の停止後も冷却器が長く冷房能力を維持するため
、クーラーの効率をよくすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用クーラーの膨張弁を示す断面図
、第2図は従来の自動車用クーラーの概略図、第3図は
この考案の一実施例による自動車用クーラーの膨張弁を
示す断面図、第4図は同じく自動車用クーラーの概略図
である。 11・・・・・・膨張弁、13・・・・・・低圧側、1
9・・・・・・ダイアフラム、21・・・・・・圧力室
、17・・・・・・弁体、32・・・・・・圧力制御機
構、7・・・・・・エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイアフラムとこのダイアフラムにより膨張弁本体の固
    定オリフィスの低圧側と隔てられる圧力室と、前記ダイ
    アフラムの動きに連動して前記膨張弁本体の固定オリフ
    ィスの流路断面積を変化させる弁体と、アクセルペダル
    と連動してエンジン・アイドリング時に前記圧力室内と
    エンジンのインテーク・マニホルド側とを連絡して前記
    圧力室内を負圧とする圧力制御機構と、を具備すること
    を特徴とする自動車用クーラーの膨張弁。
JP101280U 1980-01-08 1980-01-08 自動車用ク−ラ−の膨張弁 Expired JPS5921938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP101280U JPS5921938Y2 (ja) 1980-01-08 1980-01-08 自動車用ク−ラ−の膨張弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP101280U JPS5921938Y2 (ja) 1980-01-08 1980-01-08 自動車用ク−ラ−の膨張弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56102219U JPS56102219U (ja) 1981-08-11
JPS5921938Y2 true JPS5921938Y2 (ja) 1984-06-30

Family

ID=29597870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP101280U Expired JPS5921938Y2 (ja) 1980-01-08 1980-01-08 自動車用ク−ラ−の膨張弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5921938Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56102219U (ja) 1981-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190024662A1 (en) Compressor and refrigeration system having same
US4642991A (en) Turbocharger control system
CN103883525B (zh) 双级压缩机
JPS5921938Y2 (ja) 自動車用ク−ラ−の膨張弁
JPH0567770B2 (ja)
JPH06147025A (ja) 排気還流装置
JPH03294687A (ja) 容量可変型圧縮機の容量制御方法
JPH09256958A (ja) 圧縮機の起動負荷低減装置
JP3009255B2 (ja) 給油式スクリュー圧縮機の吸込み絞り弁
JPS6113689Y2 (ja)
JPH01167556U (ja)
JPS6310007B2 (ja)
JPH1194368A (ja) 冷凍サイクル装置
JPH0247275Y2 (ja)
JP2543712B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPH0434288Y2 (ja)
JPS6114651Y2 (ja)
JPS591074Y2 (ja) デイ−ゼルエンジンの吸気絞り装置
JPS5951453B2 (ja) 加速カツトスイツチ
KR200143040Y1 (ko) 압축기의 언로딩밸브
JPS6026218Y2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JPH0750563Y2 (ja) アクチュエータ
JPS6082426A (ja) 空調装置
JPS6343809A (ja) 自動車用空気調和機
JP2001090683A (ja) 油冷式圧縮機の吸気調節弁