JPH08135536A - 自動コック機能を備えた膜式燃料ポンプ - Google Patents

自動コック機能を備えた膜式燃料ポンプ

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JPH08135536A
JPH08135536A JP29569894A JP29569894A JPH08135536A JP H08135536 A JPH08135536 A JP H08135536A JP 29569894 A JP29569894 A JP 29569894A JP 29569894 A JP29569894 A JP 29569894A JP H08135536 A JPH08135536 A JP H08135536A
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JP
Japan
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fuel
diaphragm
chamber
discharge side
check valve
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Application number
JP29569894A
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Tomoaki Chiba
智陽 千葉
Hideo Terada
日出男 寺田
Kenichi Oikawa
憲一 及川
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Mikuni Adec Corp
Original Assignee
Mikuni Adec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの脈動圧によってポンプ作用が行わ
れる膜式燃料ポンプに、燃料通路構成を複雑にすること
なく、かつポンプ能力を低下させることなく、自動コッ
ク機能を与えること。 【構成】 燃料吐出口が開口し、吐出側逆止弁が配置さ
れている燃料吐出室と、ダイアフラムを介して接する脈
動吸収ダンパ室内に、コイルスプリングを配置し、ダイ
アフラムの燃料吐出室側にコイルスプリングの付勢によ
って吐出側逆止弁を押圧する押圧部材を取付け、エンジ
ンの脈動圧から負圧を取出す整流弁を介して脈動吸収ダ
ンパ室をエンジンの脈動圧発生源に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのクランクケ−
ス又は吸気管に発生する脈動圧(以下単にエンジンの脈
動圧と云う)によってポンプ作用が行われる膜式燃料ポ
ンプであって、エンジンの停止によって自動的に、燃料
タンクから気化器の浮子室に至る燃料配管中の燃料の流
れを遮断する自動コック機能を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図9はエンジンの脈動圧によってポンプ
作用が行われる膜式燃料ポンプの基本構成の例を示す。
図9において、符号1はポンプ筐体、2は第1の蓋体、
3は第1のダイアフラムで、該第1のダイアフラム3は
周縁がポンプ筐体1と第1の蓋体2とに挾持されて、ポ
ンプ筐体1と第1のダイアフラム3との間にポンプ作用
室4が形成され、第1のダイアフラム3と相対するポン
プ筐体1の壁体5には吸入側逆止弁6を備えた燃料流入
孔7と吐出側逆止弁8を備えた燃料流出孔9とが開口し
ている。
【0003】第1の蓋体2と第1のダイアフラム3との
間には、エンジンの脈動圧が導入される脈動圧室10が
形成され、該脈動圧室10の圧力変化によって、第1の
ダイアフラム3が振動してポンプ作用が行われる。11
はエンジンの脈動圧の導入口である。ポンプ筐体1の前
記ポンプ作用室4形成側とは反対側の端面と第2の蓋体
12とによって第2のダイアフラム13が挾持され、該
第2のダイアフラム13とポンプ筐体1の前記壁体5と
の間に、前記燃料流入孔7と燃料吸入口14とが開口す
る燃料吸入室15と、前記燃料流出孔9と燃料吐出口1
6とが開口する燃料吐出室17とが形成されている。第
2の蓋体12と第2のダイアフラム13との間には、該
第2のダイアフラム13を介して、前記燃料吸入室15
と前記燃料吐出室17とそれぞれ接する吸入側脈動吸収
ダンパ室18と吐出側脈動吸収ダンパ室19とが形成さ
れている。
【0004】エンジンの脈動圧によってポンプ作用が行
われる上記構成の膜式燃料ポンプは機械的に第1のダイ
アフラム13に振動を加える膜式燃料ポンプよりも吸入
力、吐出力が弱く、吸入側逆止弁6、吐出側逆止弁8共
に、大きい開弁力を必要としない可撓性の薄い平板で形
成されているから、燃料タンク内の燃料面と気化器の浮
子室(詳細には浮子室の浮子弁の位置)との間の落差に
よって、エンジン停止中に燃料漏れを起す傾向がある
(燃料タンクから気化器に至るエンジンの燃料系統の構
成は自明であるから説明は省略する)。即ち燃料タンク
内の燃料面が気化器の浮子室より高い位置にある場合は
エンジン停止間にも燃料が浮子室内に流入して浮子室の
燃料溢流を起し、燃料タンク内の燃料面が浮子室よりも
低い位置にあるときはエンジン停止中に燃料配管内の燃
料が燃料タンクに戻り、燃料配管内が空になってエンジ
ン運転再開時に燃料切れを起す。
【0005】従って、エンジンの脈動圧によってポンプ
作用が行われる膜式燃料ポンプの上記問題を解決するた
め、第1のダイアフラム13を機械的に振動させる膜式
燃料ポンプと同様に、吸入側逆止弁6と吐出側逆止弁8
に、閉方向に付勢するコイルスプリングを配置する提案
(実開平2−110256号)、エンジンの脈動圧から
整流弁によって負圧のみを取出し、該負圧を作用させて
エンジン運転中は開弁し、エンジン停止中は負圧が消滅
して閉弁する自動コックを、ポンプ筐体内の燃料通路
の、吸入側逆止弁よりも上流側に配置する提案(実開平
1−102471号)、エンジンの脈動圧から整流弁に
よって正圧のみを取出し、該正圧を作用させて、エンジ
ン運転中は開弁し、エンジン停止中は正圧が消滅して閉
弁する自動コックをポンプ筐体内の燃料通路の、吐出側
逆止弁より下流側に配置する提案(実公昭55−537
25号)、エンジンの脈動圧から整流弁によって正圧又
は負圧の何れか一方を取出し、該正圧又は負圧を作用さ
せて、エンジン運転中は開弁し、エンジン停止中は正圧
又は負圧が消滅して閉弁する自動コックをポンプ筐体内
の燃料通路の、吸入側逆止弁より上流側に配置する提案
(実開昭52−76821号)が既になされている。
【0006】然るに吸入側逆止弁、吐出側逆止弁をコイ
ルスプリングで閉方向に付勢する構成(実開平2−11
0256号)では、エンジンの停止中に燃料が漏洩する
のを防止するのに十分な強さのコイルスプリングを使用
すると、開弁に要する力が大きくなって燃料流量の低下
を招き、又自動コックをポンプ筐体内に一体に組込んだ
上記各提案の構成では自動コックを通るための燃料通路
構成が複雑となり、又部品点数が多くなってコスト高を
招くだけでなく、複雑な燃料通路構成によって燃料流量
の低下を招く。
【0007】自動コックがポンプ筐体に組込まれている
膜式燃料ポンプの例として実開昭52−76821号開
示の構成を図10によって概略説明する。図10におい
て、aはエンジンの脈動圧が導びかれる脈動圧室、bが
脈動圧によって振動するダイアフラム、cがポンプ作用
室、dが吸入側逆止弁、eが吐出側逆止弁で、吸入側逆
止弁dの上流側に自動コックが形成され、fが自動コッ
クの弁体である。弁体fはダイアフラムgに気密に取付
けられている。ダイアフラムgの図10で下側には、エ
ンジンの脈動圧通路hから分岐し、整流弁iを介し、正
圧が導びかれて、正圧室jを形成し、ダイアフラムgの
図10で上側の空間kは、吸入側燃料通路を形成してい
る。エンジン運転中は正圧室jに正圧が作用しているか
らコイルスプリングlの付勢に抗し、ダイアフラムgを
介して弁体fが押し上げられて開弁し、燃料が矢印に沿
って流れるが、エンジンが停止し、ポンプ作用が停止す
ると同時に、正圧室jの正圧が消滅し、弁体fがコイル
スプリングlの付勢によって押下げられて閉弁するから
燃料の漏洩が防止される。図10から明らかな通り、燃
料通路が極めて複雑である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの脈動圧によ
ってポンプ作用が行われる膜式燃料ポンプに、燃料通路
の複雑化によってポンプ能力を低下させることなく、か
つコスト高を招くことなく自動コック機能を与えること
が本発明の課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】図9に示した膜式燃料ポ
ンプの吐出側脈動吸収ダンパ室19に、負圧のみを取出
す整流弁を介してエンジンの脈動圧発生源を連通させる
と共に第2の蓋体12と第2のダイアフラム13との間
に該第2のダイアフラム13を吐出側逆止弁8に向って
付勢するコイルスプリングを配置し、第2のダイアフラ
ム13の燃料吐出室17側に、前記コイルスプリングの
付勢によって吐出側逆止弁8を押圧する押圧部材を取付
けた構成とする。
【0010】
【作用】エンジン運転中はエンジンの脈動圧から整流弁
によって取出された負圧が吐出側脈動吸収ダンパ室19
に作用し、コイルスプリングの付勢に抗して押圧部材を
伴って第2のダイアフラム13が吐出側脈動吸収ダンパ
室19側に引寄せられるから、吐出側逆止弁8の開弁が
妨げられることがなく、エンジンが停止すると、吐出側
脈動吸収ダンパ室19の負圧が消滅し、コイルスプリン
グの付勢によって、押圧部材が吐出側逆止弁8を燃料流
出孔9の開口端周縁に押圧して燃料の漏洩が防止され、
自動コックとしての機能が得られる。
【0011】自動コック機能を与えることによって、燃
料通路構成に全く変化を与えない。而も図9に示す膜式
燃料ポンプの基本構成よりも増加する部品は自動コック
機能を与えるため直接必要とする部品のみであって、燃
料通路構成の変化に伴う部品の増加がない。
【0012】吐出側脈動吸収ダンパ室19に自動コック
の機能を持たせても、燃料流の脈動を吸収する作用が行
われる。図9に示した基本構成の膜式燃料ポンプにおい
ては、温度変化によって、吐出側脈動吸収ダンパ室19
内の空気が膨脹、収縮し、第2のダイアフラム13は低
温時には吐出側脈動吸収ダンパ室19内に引き寄せら
れ、高温時には燃料吐出室17側に押し出されて、燃料
の脈動を吸収する作用が変化する。一方自動コックの機
能を持たせたときは吐出側脈動吸収ダンパ室19は密閉
されていないから、燃料の脈動を吸収する作用は温度変
化に影響されることがなく、ポンプ作用室4が吸入行程
に入って吐出側逆止弁8が閉弁すると、吐出側脈動吸収
ダンパ室19側に引き寄せられている第2のダイアフラ
ム13が、燃料吐出室17に発生する負圧に引き寄せら
れて、閉弁後の燃料の流れが維持されることによって、
脈動吸収作用が行われる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例の構成を示し、
図1中、1から19に至る各符号は図9中の各符号と同
一の部分を示すほか、20はエンジンで発生する脈動圧
から負圧のみを取出す整流弁、21は吐出側脈動吸収ダ
ンパ室19内で第2の蓋体12と第2のダイアフラム1
3との間に配置されたコイルスプリング、22は第2の
ダイアフラム13の燃料吐出室17側に固定された押圧
部材で、該押圧部材22はエンジン停止中はコイルスプ
リング21の付勢によって、吐出側逆止弁8を閉弁方向
に押圧し、エンジン運転中は吐出側脈動吸収ダンパ室1
9内に発生する負圧によって、コイルスプリング21の
付勢に抗して引き上げられ、吐出側逆止弁8の押圧を解
除するから吐出側逆止弁の開弁を妨げることがない。
【0014】23は脈動圧室10の脈動圧を整流弁20
に導びく脈動圧通路、24は整流弁20で取出された負
圧を吐出側脈動吸収ダンパ室19に導びく負圧通路であ
る。25はバイパス通路で、エンジンが停止すると該バ
イパス通路25を通って空気が吐出側脈動吸収ダンパ室
19に流入して、吐出側脈動吸収ダンパ室19内の負圧
が消滅する。即ちエンジンが停止して大気圧となったエ
ンジンの脈動圧発生源から、脈動圧室10、脈動圧通路
23、バイパス通路25、負圧通路24を通って空気が
吐出側脈動吸収ダンパ室19に流入して負圧が消滅す
る。
【0015】図2、図3は整流弁20の拡大詳細図で、
図3は図2のA−A断面矢視図である。図2、図3にお
いて26はポンプ筐体1と第1のダイアフラム3との間
に介在する環状の第1のパッキン、27は第1の蓋体2
と第1のダイアフラム3との間に介在する環状の第2の
パッキンで、第1のパッキン26に舌片状の弁体28が
形成され、第1のダイアフラム3と第2のパッキン27
とに、舌片状の弁体28が開弁するための空間が設けら
れていて舌片状の弁体28は前記空間が負圧となったと
き開き正圧となったとき閉じるから、脈動圧から負圧の
みが取出される。図2、図3中のその他の符号は図1の
場合と同一の部分を示す。
【0016】図4は、膜式燃料ポンプの吐出側逆止弁と
して可撓性の円板状の薄板が使用され、該円板の中心部
がグロメット29(図1参照)でポンプ筐体1に固定さ
れている場合の押圧部材22の3種類の形状例を示す斜
視図である。(a)は吐出側逆止弁8との当接面に切次
22−1を設けて複数の円弧部分22−2で吐出側逆止
弁8を押圧する構成、(b)は全周で押圧する構成、
(c)は(b)と同様全周で押圧するが、筒状側面に通
気孔22−3を設けた構成である。エンジン停止中の燃
料漏洩防止のためには(b)の様に全周で押圧するのが
好ましいが、エンジン停止中の温度低下によって押圧部
材22内の空気が収縮すると、吐出側逆止弁8が吸付け
られることが考えられるから、燃料タンク内の燃料面と
気化器浮子室との間の落差が小さいときは押圧部材22
内部の負圧の発生防止と軽量化の観点から(a)の構成
とすることができ、全周を押圧する必要があって而も、
内部に温度降下による負圧を発生させたくないときは
(c)の構成が好ましい。図は省略するが全周押圧、負
圧発生防止、軽量化のすべてを必要とするときは筒状側
面の全周にわたって複数の肉抜をすることもできる。2
2−4は押圧部材22を第2のダイアフラム13に固定
するための加締め部分でコイルスプリング21の受皿3
0、座金31(図1参照)を介して第2のダイアフラム
13に加締め固定することができる。
【0017】図5は図1の場合とは異った形状の吐出側
逆止弁8を有する膜式燃料ポンプに本発明の自動コック
機能を持たせた第2の実施例を示す図である。吐出側逆
止弁8は片側がピン32で固定され、第2のダイアフラ
ム13に近接して配置されているから押圧部材22は筒
状でなく円板状に形成されて第2のダイアフラム13に
固定されている。其の他の構成は図1の構成と同様であ
る。
【0018】図6は吐出側脈動吸収ダンパ室19に導び
く負圧を取出すためのエンジンの脈動圧を、脈動圧室1
0から分岐させないで直接吐出側脈動吸収ダンパ室19
の頂部に導びき、該部に整流弁20を設けた本発明の第
3の実施例を示す構成で、図7は整流弁20の拡大詳細
図である。33はエンジンの脈動圧の導入路、34が負
圧を取出すための整流弁20の弁体を形成するダイアフ
ラム、35は前記ダイアフラム34を第2の蓋体12に
取付けるため、脈動圧の導入路33と同心に第2の蓋体
12に形成された凹部に圧入されたカラ−で、脈動圧の
導入路33と同心に環状の弁座35−1が形成されてい
る。36はダイアフラム34が弁座35−1から離座す
るとき過剰の撓みによって損傷するのを防止するための
環状に形成されたストッパ、37はストッパ36と同心
に、ストッパの外側に形成された環状の溝、38は脈動
圧の導入路33と環状の溝37とを連通させるためスト
ッパ36に径方向に設けられた溝である。ダイアフラム
34には、環状の溝37と相対して複数の通気孔34−
1が、カラ−35には中心部に負圧通路35−2と、弁
座35−1の外側に一個のバイパス孔35−3が開口し
ている。
【0019】図8は図7のB−B断面矢視図で図7で示
した脈動圧の導入路33、ストッパ36、環状の溝3
7、ストッパ36に設けられた径方向の溝38の関係を
示す。
【0020】エンジン運転中は、ダイアフラム34は負
圧が作用するとストッパ36側に引き寄せられて開弁
し、負圧は径方向溝38、環状溝37、複数個の通気孔
34−1、負圧通路35−2を通って吐出側脈動吸収ダ
ンパ室19に導びかれるが、正圧が作用すると弁座35
−1に着座して整流弁20として作用し、吐出側脈動吸
収ダンパ室19は負圧に保たれ、押圧部材22を伴って
第2のダイアフラム13が吐出側脈動吸収ダンパ室19
内に引き寄せられ、吐出側逆止弁8の押圧が解かれて、
吐出側逆止弁8の開弁が妨げられることがなく、エンジ
ンが停止するとバイパス孔35−3を通って空気が吐出
側脈動吸収ダンパ室19に流入し、吐出側脈動吸収ダン
パ室19の負圧が消滅してコイルスプリング21の付勢
によって押圧部材22が吐出側逆止弁8を押圧し、燃料
の漏洩が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】図2のA−A断面矢視図。
【図4】本発明を構成する押圧部材の形状例を示す斜視
図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す図。
【図7】図6の部分拡大図。
【図8】図7のB−B断面矢視図。
【図9】エンジンの脈動圧でポンプ作用が行われる膜式
燃料ポンプの基本構成例を示す図。
【図10】自動コック機能を備えた膜式燃料ポンプの従
来構成例を示す図。
【符号の説明】
1 ポンプ筐体 2 第1の蓋体 3 第1のダイアフラム 4 ポンプ作用室 5 壁体 6 吸入側逆止弁 7 燃料流入孔 8 吐出側逆止弁 9 燃料流出孔 10 脈動圧室 11 脈動圧の導入孔 12 第2の蓋体 13 第2のダイアフラム 14 燃料吸入口 15 燃料吸入室 16 燃料吐出口 17 燃料吐出室 18 吸入側脈動吸収ダンパ室 19 吐出側脈動吸収ダンパ室 20 整流弁 21 コイルスプリング 22 押圧部材 23 脈動圧通路 24 負圧通路 25 バイパス通路 26 第1のパッキン 27 第2のパッキン 28 舌片状の弁体 29 グロメット 30 コイルスプリングの受皿 31 座金 32 ピン 33 エンジンの脈動圧の導入路 34 整流弁20の弁体を形成するダイアフラム 35 カラ− 35−1 弁座 36 ストッパ 37 環状の溝 38 径方向の溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ筐体(1)と、該ポンプ筐体
    (1)と第1の蓋体(2)とによって周縁が挾持されて
    いる第1のダイアフラム(3)とによってポンプ作用室
    (4)が形成され、前記第1のダイアフラム(3)と相
    対する前記ポンプ筐体(1)の壁体(5)に、吸入側逆
    止弁(6)を備えた燃料流入孔(7)と、吐出側逆止弁
    (8)を備えた燃料流出孔(9)とが開口し、前記第1
    の蓋体(2)と前記第1のダイアフラム(3)とによっ
    てエンジンのクランクケ−ス又は吸気管に発生する脈動
    圧が導入される脈動圧室(10)が形成され、前記ポン
    プ筐体(1)の、ポンプ作用室(4)形成側とは反対側
    の端面と第2の蓋体(12)との間に第2のダイアフラ
    ム(13)が挾持されて該第2のダイアフラム(13)
    と前記ポンプ筐体(1)との間に、燃料吸入口(14)
    と前記燃料流入孔(7)とが開口する燃料吸入室(1
    5)と、燃料吐出口(16)と前記燃料流出孔(9)と
    が開口する燃料吐出室(17)とが形成され、前記第2
    のダイアフラム(13)と前記第2の蓋体(12)との
    間に、前記第2のダイアフラム(13)を介し前記燃料
    吸入室(15)、前記燃料吐出室(17)と接してそれ
    ぞれ吸入側脈動吸収ダンパ室(18)と吐出側脈動吸収
    ダンパ室(19)とが形成されている、エンジンのクラ
    ンクケ−ス又は吸気管に発生する脈動圧によってポンプ
    作用が行われる膜式燃料ポンプにおいて、前記吐出側脈
    動吸収ダンパ室(19)に、負圧のみを取出す整流弁
    (20)を介してエンジンの脈動圧発生源を連通させる
    と共に、前記第2の蓋体(12)と前記第2のダイアフ
    ラム(13)との間に、該第2のダイアフラム(13)
    を前記吐出側逆止弁(8)に向って付勢するコイルスプ
    リング(21)を配置し、前記第2のダイアフラム(1
    3)の前記燃料吐出室(17)側に、前記コイルスプリ
    ング(21)の付勢によって前記吐出側逆止弁(8)を
    押圧する押圧部材(22)を取付けてなり、エンジン運
    転中は吐出側脈動吸収側ダンパ室(19)に作用する負
    圧によって、押圧部材(22)がコイルスプリングの付
    勢に抗して吐出側脈動吸収ダンパ室(19)側に引き寄
    せられ、吐出側逆止弁(8)の押圧が解除されて吐出側
    逆止弁(8)の開弁が妨げられることがなく、エンジン
    運転休止中は吐出側脈動吸収ダンパ室(19)内の負圧
    が消滅しコイルスプリング(21)の付勢によって押圧
    部材(22)が吐出側逆止弁(8)を押圧し、燃料の漏
    洩が防止される自動コック機能を備えた膜式燃料ポン
    プ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1087396C (zh) * 1998-01-09 2002-07-10 本田技研工业株式会社 流体泵
CN104421073A (zh) * 2013-08-20 2015-03-18 陈俭敏 带稳压供油装置的电喷节气门
CN111720243A (zh) * 2019-03-22 2020-09-29 泰凯气化器株式会社 燃料供给装置

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