JPH0434201Y2 - - Google Patents

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JPH0434201Y2
JPH0434201Y2 JP10468885U JP10468885U JPH0434201Y2 JP H0434201 Y2 JPH0434201 Y2 JP H0434201Y2 JP 10468885 U JP10468885 U JP 10468885U JP 10468885 U JP10468885 U JP 10468885U JP H0434201 Y2 JPH0434201 Y2 JP H0434201Y2
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JP
Japan
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sheet
warp
sand
fabric
square
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JP10468885U
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、土砂の捕捉効果と透水効果の高い土
木用シートに関する。
<従来技術> 従来、太糸から織成され表面に凹凸を有する土
木用シートとしては、実公昭60−7389号公報に記
載されたものが知られている。このシートは、比
較的密な基布織物に対して比較的粗な表面織物が
部分的に結合され、該表面織物が多数の細い中空
畝を形成したものであり、該畝間および中空畝の
内部に土砂を捕捉し、該シート上に砂層を形成し
易くしたものであつて、護岸構築物の下に敷設
し、これらの構造物の不等沈下防止、根固め、下
部土砂の吸出防止のために用いられるものであ
る。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は、前述のような複雑な二重構造を有さ
ず、かつ糸量を少なくした織物てあるにもかかわ
らず、シート表裏に十分な凹凸を有し、土砂の捕
捉性が良好でしかも透水性の高いシートを提供せ
んとするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、第1図に示すように、1000デニール
相当以上の太い経糸1および緯糸2によりはちの
巣織組織にて織成された表裏に升目状凹凸(3は
凹部、4は凸部)を有し、該升目の大きさが5〜
25mm、凹凸の深さが3mm以上、経糸および緯糸の
平均密度が5〜20本/cmである合成繊維織物から
なる土木用シートである。
まず、本考案のシートは基本的にはちの巣織組
織(ます織ともバスケツト織とも呼ばれている)
による表裏に升目状の凹凸を有する織物からな
る。
土木用シートとして、水中の土砂層面に敷設
し、さらにはその上に護岸ブロツク等の構築物を
載置するとき、土砂層面に密着し、水中にまき上
げられる土砂を十分に捕捉しシート上に土砂層を
形成するためには、該升目の大きさを5〜25mm、
凹部の深さを3mm以上とすることが必要である。
升目の大きさが25mm以上になると織物としての厚
さに制限があるため、凹部内面の傾斜角が緩やか
になり、水中の土砂の捕捉効果が小さくなる。本
考案においては、前記升目の大きさと深さを有す
ることにより、適度の凹部内面傾斜を有し、水中
の土砂を捕捉する凹部をシート表裏に多数有する
ものとなる。ここで、升目の大きさとは、第1図
に示すように最突出部間の長さlで現わし、升目
が長方形の場合は経緯の平均として求めたもので
ある。また、凹部の深さは最突出部と凹部最底部
間の垂直路離dで示し、このdの測定に当つては
特に荷重をシートに付加する必要はない。
本考案においては、前記凹凸構造を得るためは
ちの巣織組織を採用するもので、特にその凹部の
深さを十分満足するものとするためとシートの十
分な強力を得るために、1000デニール相当以上の
太さを有する合成繊維糸を経緯糸として使用する
必要がある。糸条としてはマルチフイラメント
糸、紡績糸などが用いられる。さらに、本考案に
おいては、シート自体十分な透水性を有しかつ土
砂の通過を阻止するものでなくてはならない。こ
のため、本考案のシートの織物の経糸および緯糸
の密度は平均5〜20本/cmとすることが望まれ
る。
このような、太い糸を5〜20本/cmの密度に配
してはちの巣織されたシートは、凹凸構造による
土砂捕捉効果を有するとともに、凹(凸部)傾斜
面が組織点の少ない織構造を有するためきわめて
透水性の高いものとなり、その透水係数は10-6
cm/sec以上となる。
なお、本考案のシートのはちの巣織組織の1レ
ピート中の糸本数は8〜20本程度が好ましく、一
般に該糸本数が多くなると透水係数は大きくなる
傾向にある。
<作用および効果> 本考案のシートは、一重織物であり、従来の厚
地の織物より糸量が少ないにもかかわらず、凹凸
構造による適度の厚みを有し、しかも、その表裏
における土砂の捕捉効果とはちの巣織組織による
透水効果を兼備したものとなり、これを所望の水
底に重錘をつけて敷設するとき、シート表面に容
易に土砂層が形成され水底の基盤土砂層と一体化
されたものとなる。そして、このシートと一体化
された土砂層は、水は通過するが土砂の流動、流
失を阻止し、安定なものとなる。
本考案のシートは、防波堤その他ブロツク等の
護岸構築物の施工時の不等沈下防止、根固め、吸
出防止用のシートの他各社の土木用フイルター等
土木用用途に使用し得る。
実施例 第2図のようなはちのす織組織により、経糸1
として2000d/384fのポリエステルマルチフイラ
メント糸、緯糸2として2000d/384fのポリエス
テルマルチフイラメント糸を用い、経緯糸のそれ
ぞれの密度を12本/cmとして織成した。この織物
の表裏の升目の大きさは9mm×9mmで、凹部の深
さは5mmで、透水係数は3×10-2cm/secであつ
た。なお、経緯方向の引張強力は400Kg/3cm、
400Kg/3cmであつた。
これを、周辺に重錘をとりつけて海底に洗堀防
止マツトとして敷設したところ、2〜3ケ月後に
は、シート上に土砂が堆積し海底基盤砂層とシー
トとは一体化され、洗堀防止効果が達成された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のシートの断面例図、第2図は
第1図のシートの例を示す組織図であり、1は経
糸、2は緯糸、3は凹部、4は凸部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1000デニール相当以上の太い経糸および緯糸に
よりはちの巣織にて織成された表裏に升目状凹凸
を有し、該升目の大きさが5〜25mm、凹凸の深さ
が3mm以上、経糸および緯糸の平均5〜20本/cm
である合成繊維織物からなる土木用シート。
JP10468885U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0434201Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10468885U JPH0434201Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10468885U JPH0434201Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6212637U JPS6212637U (ja) 1987-01-26
JPH0434201Y2 true JPH0434201Y2 (ja) 1992-08-14

Family

ID=30978413

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JP10468885U Expired JPH0434201Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JPS6212637U (ja) 1987-01-26

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