JP2866225B2 - 地盤補強工法 - Google Patents
地盤補強工法Info
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Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
に構造物を構築するに際し、地盤の支持力を向上させ地
盤の安定性を向上させる地盤補強工法に関する。
を構築する場合、施工時の土木機械類の走行性を良好に
したり、あるいは土構造物の不等沈下を防止するため、
軟弱地盤の表層の支持力を向上させる必要がある。ま
た、海中に防波堤などの構造物を構築する場合、波浪な
どにより海中構造物下部の土砂が流出するのを防止する
必要がある。
な布帛を軟弱地盤上の土構造物下部あるいは海中構造物
下部に敷設し、構造物を構築する方法がある。この方法
は、布帛の引張り強度によって構造物の荷重を支え、不
等沈下を防止すること、および構造物の下部の土砂の流
出を防止することを目的とする。
敷設された布帛は、曲げ剛性がほとんどないため、不等
沈下を完全に防止することができず、土砂の水平方向の
流動を防止することができなかった。
めになされたものであり、その目的は、軟弱地盤あるい
は海中の砂質地盤の表層に曲げ剛性が大きく、土砂を拘
束した地盤を形成する地盤補強工法を提供することにあ
る。
盛土などの土構造物を構築するに際し、前記軟弱地盤上
に、中空構造のプラスチックシートを格子状に組み付け
た立体構造物を設置し、次いで前記立体構造物の格子内
に砂質土を充填して前記軟弱地盤の表層に曲げ剛性の大
きな砂質層を形成したことを特徴とする地盤補強工法を
提供するものである。
土構造物を構築するに際し、前記軟弱地盤上に布帛を敷
設し、その上に中空構造のプラスチックシートを格子状
に組み付けた立体構造物を設置し、次いで前記立体構造
物の格子内に砂質土を充填して前記軟弱地盤の表層に曲
げ剛性と引張り強度の大きな砂質層を形成したことを特
徴とする地盤補強工法を提供するものである。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設したことを特徴とする地盤補強工法を提供するもの
である。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設し、次いで該立体構造物の上部に透水性のある布帛
を敷設したことを特徴とする地盤補強工法を提供するも
のである。
構造物を設置したあと、この立体構造物の格子内に砂質
土を充填して軟弱地盤の表層に曲げ剛性の大きな砂質層
を形成したことにより、軟弱地盤の表層の支持力が向上
し、軟弱地盤上に構築した土構造物の不等沈下を防止で
きる。
に曲げ剛性の強い立体構造物を設置したあと、立体構造
物の格子内に砂質土を充填して軟弱地盤の表層に曲げ剛
性と引張り強度の大きな砂質層を形成したことにより、
軟弱地盤の支持力がさらに向上し、土構造物の不当沈下
をさらに防止できる。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設したことにより、地盤の支持力が向上し、海中構造
物の不等沈下を防止でき、さらに土砂の水平方向の流動
を防止することにより、該構造物の長期安定化が図れ
る。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設し、次いで該立体構造物の上部に透水性のある布帛
を敷設したことにより、構造物の不等沈下および土砂の
水平方向の流動をさらに防止することができる。
る。なお、この実施例は、軟弱地盤の表層に曲げ剛性の
大きな砂質層を形成した場合を例にとる。
形成された土構造物であり、この土構造物10は、軟弱
地盤20上に曲げ剛性の大きな砂質層30を形成し、こ
の砂質層30の上に土40を台形に積み上げることによ
り、形成されている。
盤20上に、曲げ剛性の大きな格子状の立体構造物50
を設置し、次いで、図3に示すように、立体構造物50
の格子60内に砂質土70を投入し、図示しないブルド
ーザーによって格子60内の砂質土70を締め付け、立
体構造物50と砂質土70を一体化することにより形成
されている。
体構造物50と、立体構造物50の格子60内に充填さ
れた砂質土70の相乗効果により、曲げ剛性の大きな砂
質層30が軟弱地盤20上に形成され、軟弱地盤30の
表層31の支持力が高くなる。そのため、上記砂質層3
0の上に構築した土構造物10の不等沈下を防止でき
る。
に、コ字またはU字状の切り込み52を一定の間隔に設
けた帯またはリボン状のプラスチックシート51同士を
格子状に組み付けることにより形成されている。その
際、切り込み52に接着剤を塗布することにより、プラ
スチックシート51同士の結合力を増強させることがで
きる。
うに、平行な2枚の側板53と、その間に介在する多数
の補強板54とから形成されており、2枚の側板53、
53と、隣接する2枚の補強板54、54によって中空
部55が形成されている。このため、プラスチックシー
ト51は、いわゆるダンボールのような構造を呈してお
り、軽量ながら矢印aの方向の応力に対して大きな剛性
を有している。
体構造物50の目合は、20〜1,000mmの範囲が好
ましい。また、立体構造物50の高さ、すなわちプラス
チックシート51の高さhは、30〜500mmの範囲が
好ましい。
は、2〜30mm、側板53の厚さt1 は、0.2〜5m
m、補強板54の厚さt2 は、0.2〜5mm、補強板5
4間の間隔lは、2〜30mmの範囲が好ましい。また、
プラスチックシート51の素材は、腐食や耐侯性に優れ
た汎用プラスチックであればよく、特に限定はない。
明したが、本発明は、この実施例に限定されるものでは
なく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあって
も本発明に含まれる。
上に、格子状の立体構造物50と、その格子60内に充
填した砂質土70とから曲げ剛性のある砂質層30を形
成する場合について説明したが、これに限定するもので
はなく、例えば図7に示すように、軟弱地盤20上に布
帛80を敷設し、その上に上記の砂質層30を形成する
ことにより、曲げ剛性と引張り強度の大きな砂質層30
aを形成することができる。
00デニール、より好ましくは500〜5,000デニ
ールのポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ
エステル、ポリ塩化ビニルなどの長繊維からなる織布、
編布、メッシュなどが好ましい。なお、布帛80は、立
体構造物50の上に設けてもよい。
層のみ設けているが、二層以上の多層構造にして設置し
てもよい。また、立体構造物50を構成するプラスチッ
クシート51は、単層のまま使用してもよいが、さらに
強度が必要な場合には、該プラスチックシート51を2
枚以上重ね合わせた複層構造にして使用してもよい。
げ剛性の大きな砂質層を形成した場合を例にとったは、
本発明はこれに限定されるものでもない。例えば、本発
明は、防波堤などの海中構造物において、前記立体構造
物50を、該海中構造物の下部に設置することによっ
て、洗掘防止および液状化防止に役立てる場合にも適用
できる。
において、前記立体構造物50を前記海中構造物の下部
に設置するとともに、該立体構造物の上部および/また
は下部に前記布帛80を敷設することによって、洗掘防
止および液状化防止に役立てる場合にも適用できる。さ
らに、本発明は、海岸、河川、湖近辺の土地構造物にお
いて、前記立体構造物50を、堤体内部あるいは下部に
設置することにより、液状化防止に役立てる場合にも適
用することもできる。
に、曲げ剛性の強い立体構造物を設置したのち、この立
体構造物の格子内に砂質土を充填して軟弱地盤の表層に
曲げ剛性の大きな砂質層を形成したので、軟弱地盤の表
層の支持力が向上し、軟弱地盤上に構築した土構造物の
不等沈下を防止できるようになった。
設し、その上に曲げ剛性の強い立体構造物を設置したあ
と、立体構造物の格子内に砂質土を充填して軟弱地盤の
表層に曲げ剛性と引張り強度の大きな砂質層を形成した
から、軟弱地盤の支持力がさらに向上し、土構造物の不
当沈下をさらに防止できるようになった。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設したことにより、地盤の支持力が向上し、海中構造
物の不等沈下を防止でき、さらに土砂の水平方向の流動
を防止することにより、該構造物の長期安定化が図れ
る。
物を構築するに際し、海中構造物の下部に、中空構造の
プラスチックシートを格子状に組み付けた立体構造物を
埋設し、次いで該立体構造物の上部に透水性のある布帛
を敷設したことにより、構造物の不等沈下および土砂の
水平方向の流動をさらに防止することができる。
図である。
軟弱地盤上に立体構造物を載置した状態を示す説明図で
ある。
軟弱地盤上の立体構造物の格子内に砂質土を充填した状
態を示す説明図である。
である。
である。
断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 軟弱地盤上に盛土などの土構造物を構築
するに際し、前記軟弱地盤上に、中空構造のプラスチッ
クシートを格子状に組み付けた立体構造物を設置し、次
いで前記立体構造物の格子内に砂質土を充填して前記軟
弱地盤の表層に曲げ剛性の大きな砂質層を形成したこと
を特徴とする地盤補強工法。 - 【請求項2】 軟弱地盤上に盛土などの土構造物を構築
するに際し、前記軟弱地盤上に布帛を敷設し、その上に
中空構造のプラスチックシートを格子状に組み付けた立
体構造物を設置し、次いで前記立体構造物の格子内に砂
質土を充填して前記軟弱地盤の表層に曲げ剛性と引張り
強度の大きな砂質層を形成したことを特徴とする地盤補
強工法。 - 【請求項3】 防波堤などの海中構造物を構築するに際
し、海中構造物の下部に、中空構造のプラスチックシー
トを格子状に組み付けた立体構造物を埋設したことを特
徴とする地盤補強工法。 - 【請求項4】 防波堤などの海中構造物を構築するに際
し、海中構造物の下部に、中空構造のプラスチックシー
トを格子状に組み付けた立体構造物を埋設し、次いで該
立体構造物の上部に透水性のある布帛を敷設したことを
特徴とする地盤補強工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19128491A JP2866225B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 地盤補強工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19128491A JP2866225B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 地盤補強工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517948A JPH0517948A (ja) | 1993-01-26 |
JP2866225B2 true JP2866225B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16272007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19128491A Expired - Lifetime JP2866225B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 地盤補強工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866225B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100245048B1 (ko) * | 1994-11-29 | 2000-02-15 | 김종천 | 보강토 구조물 |
JP4874739B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2012-02-15 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 軟弱地盤上への盛土の構築方法及びその盛土構造物 |
JP5318918B2 (ja) * | 2011-07-06 | 2013-10-16 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 軟弱地盤上への盛土の構築方法及びその盛土構造物 |
CN104213550A (zh) * | 2014-09-16 | 2014-12-17 | 兰州大学 | 防风固沙用的塑料格状沙障 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP19128491A patent/JP2866225B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0517948A (ja) | 1993-01-26 |
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