JPS607389Y2 - 土木用マット - Google Patents

土木用マット

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Publication number
JPS607389Y2
JPS607389Y2 JP11048881U JP11048881U JPS607389Y2 JP S607389 Y2 JPS607389 Y2 JP S607389Y2 JP 11048881 U JP11048881 U JP 11048881U JP 11048881 U JP11048881 U JP 11048881U JP S607389 Y2 JPS607389 Y2 JP S607389Y2
Authority
JP
Japan
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fabric
mat
civil engineering
sand
surface fabric
Prior art date
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Expired
Application number
JP11048881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5816230U (ja
Inventor
健男 中村
優 渡辺
Original Assignee
クラレトレ−デイング株式会社
日本特絹工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by クラレトレ−デイング株式会社, 日本特絹工業株式会社 filed Critical クラレトレ−デイング株式会社
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Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、砂の捕捉効果が高く、水底の砂層と一体化し
易く、砂の吸出防止、砂層の洗堀防止効果が高く、防波
堤、離岸堤等の不等沈下、根固めを行なうに適した土木
用マットを提供せんとするものである。
従来、防波堤、護岸構築物等の洗堀や不等沈下を防止す
るために、下部水底にシート状物を敷設する工法が採用
されているが、これらのシートは十分な透水性を有する
が砂を遮断するものが良いとされている。
本考案者らの検討結果によれば、該シートとして、さら
に水中にまき上げられる土砂を捕捉し、速かにシート上
に砂層を形成し、水底砂層と一体化するようなものが有
効であることが見出され、本考案に到達したものである
すなわち本考案は、第1図に例示するように、フラット
な基布織物1に対して他の表面織物2が部分的に結合さ
れ、該表面織物が多数の細い中空状畝3(4は中空部分
である)を形成した二重構造の織物であり、基布織物部
分(結合部分5を含む)1は透水性を有するが砂粒の通
過を阻止し、表面織物2の少なくとも鎖部3は糸間合目
が粗く砂粒を通過する構造を有する太い経緯糸からなる
織物にて構成された土木用マットである。
まず、本考案のマットは、水流や波動による屈曲、引張
り等に十分に耐え、しかもある程度の厚さと重量および
鎖部の立上がりの腰の強さを与えるために、500デニ
ール相当好ましくは1000デニール相当以上の太い糸
によって構成される前記二重構造の織物からなる。
この二重構造は、経糸および/または緯糸あるいは他の
接結糸にて接結され結合5されるよう織成されたもの(
第1図あるいは第2図に例示するもの)の他、結合部5
にて両織物1,2を縫製等にて一体化されたものである
本考案において重要な点は、(1)マット表面に水中に
浮遊する砂を捕捉し得る凹凸構造も有する点。
(2)該凹凸を形成する畝が中空であり、該鉄部を形成
する表面織物が砂粒を通過させるため粗目とし、基布織
物部は透水性は大であるが砂粒の通過を阻止する構造を
有する点である。
(1)の点は、水流や波動によってまき上げられている
砂を捕捉するためのもので、殊に畝部部分(結合部分)
5に砂を捕捉して砂層を形成せんとするものである。
本考案においては、前記目的をより有効に遠戚するため
、畝間隔りを5〜3011vIKとし、畝高さHを畝間
隔のと同程度かそれ以上好ましくは1〜3倍より好まし
くは1〜2倍とする。
畝高さが畝間隔より著しく大なるときは、畝の部分が揺
動し、さらにはマット自体のまくれ上がりを惹起するよ
うになり、畝部に砂層を形成しにくい。
また、畝間隔が著しく大きくなる場合も砂の捕捉効果が
小さくなり、形成される砂層も流失し易く、マットとマ
ット上下の砂層を一体化することが容易ではない。
一方(2)の点は、畝3の中空部4内に水中の砂粒を捕
捉し、該畝中空部内の砂層と前述の畝部5に形成される
砂層とを、織物(鉄部の粗目布)で補強したような繊維
・砂の一体化層をマット上に形成するために有効である
このために、鉄部における表面織物の糸間金目は0.3
〜2rmn程度とすることが望ましい。
なお、基布織物部は、前述のようにマット上に形成され
た砂層がマット下方に逃げず、かつマット下の砂層の吸
出しを阻止して構築物やその下部の不等沈下、洗堀を防
止し、根固めを行なうため、十分な通水性を有するが、
砂粒を通過しない組織とすることが必要である。
基布織物部の好ましい透水係数は砂と同程の10−1〜
10’cm/secが有効である。
本考案のマットは、施工時に、例えば鉄中空部の一部に
ワイヤー等の重錘を挿入するか、他の部分に重錘をつけ
て所望の水底に敷設するが、敷設後は上述したように、
第2図に示すごとくマット上に安定な砂層6,6′が形
成され、構築物下においてマットと基盤砂層6″とが一
体化される。
このように形成されたマットと一体化した砂層は、水は
十分に通過させるが砂の流動を阻止しきわめて安定なも
のとなり、防波提等護岸構築物の施工時の不等沈下防止
、根固め、吸出防止効果を達成する。
なお、本考案のマットは各種の土木用フィルター等他の
土木用用途にも使用し得る。
実施例 1 表面織物および基布織物の経糸として1000d/12
、緯糸として1000d/6のポリエステルフィラメン
ト糸、接結糸として1000d/3のポリエステルフィ
ラメント糸を用い、表面織物および基布織物における経
糸密度を各々14本/インチ、緯糸密度を各14本/イ
ンチおよび給液糸密度7本/インチ、第1図のような組
織の二重構造織物をつくった。
鉄部間隔し=10mm、畝高さH=10mmとした。こ
の織物の基布部の透水係数はlo−2cm/sec以上
畝部の目金は0.5mmであり、強力は経750kg/
3o1緯650ko/ 3 cmであった。
この織物を端部鉄部にワイヤーを挿入し、海底に洗堀防
止マットとして敷設したとろ、3ケ月後には、マットの
表面の畝部に砂が堆積し、鉄中空部にも砂が入り込み、
マット表面の砂層とマットおよびマット下の砂層が一体
化し、洗堀防止効果が遠戚された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のマットの例を示す断面図、第2図は本
考案のマットを使用したときの砂層の状態を示す断面図
であり、1は基布織物、2は表面織物、3は畝、4は畝
の中空部、5は結合部、6.6’、6″は砂層を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1500デニ一ル相当以上の太い経緯糸から組織し、フ
    ラットな基布織物に対して表面織物が部分的に結合され
    、該表面織物が多数の細い中空状畝を形成した二重構造
    の織物であり、基布織物は十分な透水性を有するが砂粒
    を通過せず、表面織物の少なくとも鎖部は糸間目金を粗
    にして砂粒を通過する構造を有し、かつ畝間隔が5〜3
    oTran、畝高さが畝間隔と同程度かそれ以上である
    ことを特徴とする土木用マット。 2 基布織物と表面織物が経糸および/または緯糸ある
    いは他の接結糸による接結による結合されてなる実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の土木用マット。 3 基布織物の透水係数が10 ” 〜10−4cm/
    secである実用新案登録請求の範囲第1項または第2
    項に記載の土木用マット。 4 表面織物の少なくとも鎖部の糸間合目が0.5〜2
    rIr!nである実用新案登録請求の範囲第1項、第2
    項または第3項に記載の土木用マット。
JP11048881U 1981-07-24 1981-07-24 土木用マット Expired JPS607389Y2 (ja)

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JP11048881U JPS607389Y2 (ja) 1981-07-24 1981-07-24 土木用マット

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JP11048881U JPS607389Y2 (ja) 1981-07-24 1981-07-24 土木用マット

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Publication Number Publication Date
JPS5816230U JPS5816230U (ja) 1983-02-01
JPS607389Y2 true JPS607389Y2 (ja) 1985-03-12

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ID=29904853

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59177992U (ja) * 1983-05-16 1984-11-28 伊藤 定雄 プリント基板の抜取り装置
JP3331139B2 (ja) * 1997-03-13 2002-10-07 大和紡績株式会社 排水機能をもつ土留め材

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JPS5816230U (ja) 1983-02-01

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