JPH0434118Y2 - - Google Patents

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JPH0434118Y2
JPH0434118Y2 JP7506286U JP7506286U JPH0434118Y2 JP H0434118 Y2 JPH0434118 Y2 JP H0434118Y2 JP 7506286 U JP7506286 U JP 7506286U JP 7506286 U JP7506286 U JP 7506286U JP H0434118 Y2 JPH0434118 Y2 JP H0434118Y2
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JP
Japan
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tray
pin
inner edge
pin receiver
vehicle body
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JP7506286U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、リヤシート後方の荷室を覆う自動車
のパツケージトレイに関する。
従来技術 車内の見ばえを向上させ、あるいは物置きとし
て利用できるようにリヤシート後方に上記形式の
パツケージトレイを設けることは従来より周知で
ある(例えば実開昭57−185656号公報参照)。こ
の種パツケージトレイは、リヤシート後方の車体
サイド部にそれぞれ固定された一対のサイドトレ
イと、両サイドトレイの間に配置されたトレイ本
体とを有し、このトレイ本体はその車体前方側と
後方側のいずれかを支点として回動できるように
両サイドトレイに支持されている。このため、パ
ツケージトレイ後方に位置するバツクドアを開放
してトレイ本体をその前方側を支点とし後方側を
持ち上げて開き、車外から荷物の出し入れを行う
ことができ、しかもリヤシートに着座した者がト
レイ本体をその後方側を支点として前方側を持ち
上げて開き、車内から荷室への荷物の出し入れを
行うことができる。
トレイ本体の後方側を支点とした回動を可能と
するため、トレイ本体には車体の横方向に延びる
枢ピンが固定され、各サイドトレイには各枢ピン
を回転自在に支持するピン受けがそれぞれ設けら
れている。
またこの種パツケージトレイにおいては、その
トレイ本体の少なくとも後方側部分は車体の横方
向外方に広がつており、トレイ本体に隣接する各
サイドトレイの内側縁はトレイ本体の各側縁部と
ほぼ平行に延び、該内側縁の少なくとも後方側部
分はトレイ本体の広がりに対応して車体の横方向
中心から離れる向きに傾斜し、この傾斜した部分
に前記ピン受けが設けられているのが普通であ
る。
ところで上記ピン受けによつて枢ピンを確実に
支持するため、ピン受けの枢ピン支持面、すなわ
ち支持しろを枢ピンの脱落を防止できるように充
分に大きく形成する必要がある。このため従来
は、各ピン受けが付設されたサイドトレイの内側
縁が車体外方へ向けて傾斜しているのに対し、ピ
ン受けの先端縁の方は傾斜させずに、車体の前後
方向と平行に延ばし、大きな枢ピン支持しろを確
保し、枢ピンの脱落を防止している。ところがピ
ン受けの支持しろを大きくすれば、ピン受け自体
が車体の横方向中心に向けて大きく突出すること
になり、トレイ本体をその前方側を支点として回
動させ、荷室の上部を開放して荷物の出し入れを
行うとき、上記ピン受けが荷物に干渉する恐れが
あり、出し入れできる荷物の大きさが制約されて
しまう欠点を免れない。
目 的 本考案は上記認識に基きなされたものであり、
枢ピンの確実な支持を確保しながら、ピン受けの
突出量を従来よりも小さくすることの可能な自動
車のパツケージトレイを提供することを目的とす
る。
構 成 本考案は上記目的を達成するため、各ピン受け
の先端が、各ピン受けが所属する各サイドトレイ
の傾斜した内側縁にほぼ平行に位置し、各ピン受
けに支持された枢ピンの先端も、該ピンが対向し
た各サイドトレイの傾斜内側縁にほぼ平行に傾斜
して形成されている構成を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明し、
併せて上述した従来の欠点を図面に即してより具
体的に明らかにする。
第1図は自動車の内部を示す斜視図であり、リ
ヤシート1のシートバツク2後方に存するフロア
パネル3によつて荷室20が構成され、この荷室
20の上部は本考案に係るパツケージトレイ4に
よつて覆われる。このトレイ4の上面を物置き面
として利用することもできる。
パツケージトレイ4は第2図乃至第4図にも示
すように、リヤシート後方の車体サイド部13
に、ボルトによつてそれぞれ固定された一対のサ
イドトレイ6と、これらサイドトレイ6の間に配
置されたトレイ本体5とを有している。トレイ本
体5には、その車体前方側に取付部材14を介し
て同心状の一対のピン10が固定され、車体後方
側にも同様に取付部材12を介して同心状の一対
の枢ピン11が固定されている。これらのピン1
0,11は車体の横方向Xに延び、各サイドトレ
イ6の対応する位置に設けられたピン受け8,9
にそれぞれ回転自在に支持されている。このた
め、リヤシート1に着座した者が、トレイ本体5
の前方側を持ち上げることにより、該本体5を後
方側の枢ピン11を支点として矢印Aで示す方向
に回動させ、車内側から荷室に荷物を出し入れす
ることができる。また車体後部に枢着された図示
していないバツクドアを開くことにより、トレイ
本体5の後方側をピン10を支点として矢印B方
向に回動させ、車外から荷室への荷物の出し入れ
を行うこともできる。この場合、トレイ本体5と
バツクドアはひも又はチエーン等の連結部材(図
示せず)によつて連結され、バツクドアの開閉に
連動してトレイ本体5がピン10のまわりを回動
するように構成されているのが普通である。第1
図乃至第5図における7は、各サイドトレイ6の
内側縁18に沿つて形成されたフランジであり、
このフランジにトレイ本体5の側部下面が支持さ
れる。
ところでトレイ本体5は、その後方側部分が車
体の横方向Xに広がつていて、その各側縁部21
に隣接する各サイドトレイ6の内側縁18は、各
側縁部21とほぼ平行に延びている。したがつて
各サイドトレイ6の内側縁18も、その後方側の
内側縁16はトレイ本体5の広がりに対応して車
体の横方向中心Yから離れた向きに傾斜してお
り、この傾斜した内側縁16に前述のピン受け9
がそれぞれ一体的に連設されている。図示した例
では、各サイドトレイ6の前方側部分の内側縁1
7は、車体の前後方向Yと平行に延びている。
上述のようにトレイ本体5の後方側部分の幅を
広げたのは、主として次の理由による。
すなわち、前述のピン受け8,9は上部が開放
したほぼU字形の溝状に形成され、したがつてト
レイ本体5を上方に持ち上げることによつてこれ
をサイドトレイ6から外すことができ(第3図)、
外したトレイ本体5は荷室20のフロアパネル3
上に載置することができる。この場合、荷室のフ
ロアパネル3に両側部には第1図に示す如くホイ
ールハウス22が突出して位置しているので、ト
レイ本体5をフロアパネル3に置いたとき、該本
体5がホイールハウス22に干渉しないように本
体5の幅を小さく形成する必要がある。他方、ト
レイ本体5を前述のように矢印A又はB方向に開
いたとき、荷室上方に大きな開口ができるよう、
トレイ本体5の幅をできるだけ大きく形成するこ
とも要求される。そこで、このような互いに相反
する両要求を共に満足させるため、トレイ本体5
の後方側の幅を大きく形成し、逆に前方側の幅を
小さくすることによつて、トレイ本体5をフロア
パネル3上に収納したとき、ホイールハウス22
への干渉を防止し、しかもトレイ本体5の後方側
を持ち上げたときは、荷室上方に大きな開口が形
成されるようにしている。トレイ本体5の後方側
部分の幅だけを広げるようにする代りに、トレイ
本体5の幅をその全体に亘つて後方に向けて拡げ
るようにしても上述した機能を得ることができ
る。
以上説明したパツケージトレイの構成自体は従
来のトレイと変りはない。その際先にも説明した
ようにトレイ本体5に固定された両枢ピン11を
支持するピン受け9のピン支持しろは、枢ピン1
1の脱落を防止できる程度まで大きく形成する必
要がある。このため第6図に示すように従来のピ
ン受け9aは、その先端19aが車体の前後方向
Zに平行に延ばされている。すなわちこのピン受
け9が付設されたサイドトレイ6の内側縁16
は、車体の外方に向けて傾斜しているので、ピン
受け9aの先端19aが前後方向Zに平行である
と、ピン受け9aに枢ピン11の大きな支持しろ
ができ、よつて先端15aが車体の前後方向Zと
平行に形成された枢ピン11は、ピン受け9aに
脱落することなく確実に支持される。ところがこ
のようにピン受け9aの先端19aが前後方向Z
に平行に位置していると、第6図から明らかなよ
うに、ピン受け9aが車体の中心Y(第3図)へ
向けて、すなわち第6図の右方に大きく突出す
る。このため、ピン10を中心としてトレイ本体
5の後方側を持ち上げたとき、荷室20の上部開
口のピン受け9aの部分における幅は、第6図に
W2で示すように狭くなつてしまい、大きな荷物
を出し入れするとき、枢ピン受け9aの先端に荷
物が当たる恐れがある。
そこで本考案に係るパツケージトレイにおいて
は、第3図及び第5図に明示する如くサイドトレ
イ6の後方側に設けられるピン受け9の先端19
が、サイドトレイ6の傾斜した内側縁16とほぼ
平行に延びている。このピン受け9の形態を、従
来のそれと比較できるように第6図に鎖線で示し
てあるが、これから判るように本考案に係るピン
受け9は、その先端19が内側縁16と平行であ
るため、従来のピン受け9aよりも斜線を付した
分だけ小さく形成できる。このため、トレイ本体
5の後方側を持ち上げたとき、荷室20の上方に
は、第5図及び第6図にW1で示す従来より大き
な開口幅が確保され、大きな荷物もピン受け9に
邪魔されることなく荷室に出し入れすることがで
きる。この場合、単に第5図のようにピン受け9
の形を設定しただけであると、開口幅W1は大き
くなるが、枢ピン11の支持面積、すなわち支持
しろが小さくなる恐れがある。そこで本考案で
は、ピン受け9に支持されるトレイ本体側の枢ピ
ン11の先端15も、各サイドトレイ6の傾斜し
た内側縁16にほぼ平行に形成されている。この
ためこの枢ピン11は、その先端が前後方向Zと
平行な従来の枢ピンよりも、ピン受け9の奥側、
すなわちサイドトレイ6の内側縁16に近いとこ
ろまで突入させることができる。したがつてピン
受け9自体は従来のピン受け9aよりも突出量は
小さいが、枢ピン11を支持するピン受けの支持
面積が小さくなることはなく、枢ピン11を脱落
させることなく、確実に支持することが可能であ
る。
本体トレイ5を枢ピン11を支点として、その
前方側を持ち上げて回動させたとき、枢ピン11
の先端15の最先端が、サイドトレイ6の内側縁
16に干渉してトレイ本体5の回動が阻害されな
いように、枢ピン11の先端15を内側縁16か
らわずかに離間させて枢ピン11をピン受け9に
支持することが有利である。
効 果 本考案によれば本体トレイの枢ピンを確実に支
持でき、しかもこれを支持するピン受けの突出量
を小さくでき、トレイ本体を開いたとき荷室の上
部開口幅を従来よりも拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の内部を示す斜視図、第2図は
パツケージトレイの斜視図、第3図はパツケージ
トレイのサイドトレイからトレイ本体を分離して
示した斜視図、第4図はパツケージトレイを車体
に取付けた状態における、第2図の−線断面
図、第5図はサイドトレイからトレイ本体を分離
した状態での、パツケージトレイの部分拡大平面
図、第6図は従来のパツケージトレイの、第5図
と同様な平面図である。 1……リヤシート、4……パツケージトレイ、
5……トレイ本体、6……サイドトレイ、9……
ピン受け、11……枢ピン、13……車体サイド
部、15……先端、16,18……内側縁、19
……先端、21……外側縁、X……横方向、Y…
…横方向中心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リヤシート後方の車体サイド部にそれぞれ固定
    された一対のサイドトレイと、両サイドトレイの
    間に配置され、前方側と後方側のいずれかを支点
    として回動できるように両サイドトレイに支持さ
    れたトレイ本体と、後方側を支点としたトレイ本
    体の回動の支点を構成する一対の枢ピンと、各枢
    ピンを回転自在に支持するピン受けとを具備し、
    前記各枢ピンは、トレイ本体に固定されていて車
    体の横方向に延び、前記各ピン受けは各サイドト
    レイに付設され、前記トレイ本体の少なくとも後
    方側部分は車体の横方向外方に広がつており、ト
    レイ本体に隣接する各サイドトレイの内側縁はト
    レイ本体の各側縁部とほぼ平行に延び、該内側縁
    の少なくとも後方側部分は、トレイ本体の広がり
    に対応して車体の横方向中心から離れる向きに傾
    斜し、この傾斜した部分に前記ピン受けが設けら
    れている、リヤシート後方の荷室を覆う自動車の
    パツケージトレイにおいて、 各ピン受けの先端が、各ピン受けが所属する各
    サイドトレイの傾斜した内側縁にほぼ平行に位置
    し、各ピン受けに支持された枢ピンの先端も、該
    ピンが対向した各サイドトレイの傾斜内側縁にほ
    ぼ平行に傾斜して形成されていることを特徴とす
    る自動車のパツケージトレイ。
JP7506286U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0434118Y2 (ja)

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JP7506286U JPH0434118Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62185648U JPS62185648U (ja) 1987-11-26
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