JPH04340893A - 立体映像記録再生ビデオテープレコーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、立体映像信号を１台で
記録再生できるビデオテープレコーダ（以下、「ＶＴＲ
」という）に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図２は、従来のビデオテープレコーダの
信号処理系のブロック回路図である。図において、１は
ＴＶチュ─ナ、２，３は外部映像信号入力端子、４は記
録映像信号選択スイッチ、５は記録用映像信号処理部、
７ａ，７ｂは映像信号用回転ヘッド、８は磁気テープ、
９は再生用映像信号処理部、１１は映像信号出力端子、
１４は映像表示装置である。

【０００３】次に、動作を説明する。ＴＶチュ─ナ１で
受信信号から復元された映像信号と、外部映像信号入力
端子２，３から入力された映像信号を、記録映像信号選
択スイッチ４で選択し、記録用映像信号処理部５へ入力
する。記録用映像信号処理部５は、入力された映像信号
を輝度信号と色度信号に分離した後、色度信号は低域変
換し、輝度信号はＦＭ変調して、映像信号用回転ヘッド
７ａ，７ｂにより磁気テープ８に記録する。

【０００４】再生時には、磁気テープ８に記録された被
変調映像信号が映像信号用回転ヘッド７ａ，７ｂで再生
され、再生用映像信号処理部９へ送られる。再生用映像
信号処理部９は、入力された被変調映像信号から輝度信
号と色度信号を復調し、元の映像信号に復元して映像信
号出力端子１１から出力し、映像表示装置１４に表示す
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のビデオテープレ
コーダは、以上のように構成されているので、映像信号
は１種類しか記録できず、立体映像信号のように２種類
の映像信号を同時に記録することはできなかった。

【０００６】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、立体映像信号を、１台で記録再生
できるビデオテープレコーダを得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明による立体映像記
録再生ビデオテープレコーダは、左目用映像信号と、右
目用映像信号を１フィールド毎に交互に切り換えて記録
し、再生時に、左目用映像信号と右目用映像信号を交互
に映像表示装置に出力するのに同期して、視聴者の眼前
に配設された覆眼装置を、左右交互に開閉するようにし
たものである。

【０００８】

【作用】本発明による立体映像記録再生ビデオテープレ
コーダは、左目用映像信号と、右目用映像信号を同時記
録し、再生時には、左目用映像信号と右目用映像信号と
を交互に映像表示装置に出力するのに同期して、視聴者
の眼前に配設された覆眼装置を左右交互に開閉する。こ
のため、左目用映像信号は左目だけに、右目用映像信号
は右目だけに見えるので、立体映像として認識される。

【０００９】

【実施例】

実施例１．図１は、本発明の一実施例の信号処理系を示
すブロック回路図である。図において、５ａ，５ｂは第
１，第２の記録用映像信号処理部、６は立体映像記録選
択スイッチ、１０は左目用／右目用映像信号切換え信号
発生部、１２は覆眼装置を構成する液晶シャッタ、１３
ａ，１３ｂは撮像カメラである。

【００１０】次に、動作を説明する。通常の映像信号記
録時には、ＴＶチュ─ナ１において受信信号から復元さ
れた映像信号と、外部映像信号入力端子２，３から入力
された映像信号とを、記録映像信号選択スイッチ４で選
択して記録用映像信号処理部５へ入力する。記録用映像
信号処理部５は、入力された映像信号を輝度信号と色度
信号に分離した後、色度信号は低域変換し、輝度信号は
ＦＭ変調して、立体映像記録選択スイッチ６を６ａ側に
接続して、映像信号用回転ヘッド７ａ，７ｂにより磁気
テープ８に記録する。

【００１１】立体映像信号記録時には、記録映像信号選
択スイッチ４は４ｂ側に接続され、立体映像記録選択ス
イッチ６は６ｂ側に接続されて、撮像カメラ１３ａから
外部映像信号入力端子２に入力された右目用映像信号と
、撮像カメラ１３ｂから外部映像信号入力端子３に入力
された左目用映像信号が、映像信号用回転ヘッド７ａ，
７ｂにより、１フィールド毎に交互に磁気テープ８に記
録される。

【００１２】再生時には、磁気テープ８に記録された被
変調映像信号が映像信号用回転ヘッド７ａ，７ｂで再生
され、再生用映像信号処理部９へ送られる。再生用映像
信号処理部９は、入力された被変調映像信号から輝度信
号と色度信号を復調し、元の映像信号に復元して映像信
号出力端子１１から出力し、映像表示装置１４に表示す
る。

【００１３】同時に、左目用／右目用映像信号切換え信
号発生部１０から、左目用と右目用の映像信号の切り換
わりに同期した切換えタイミング信号を発生し、この信
号によって視聴者の眼の前に配設された液晶シャッタ１
２を左右交互に開閉させて、左目用映像信号は左目だけ
に、右目用映像信号は右目だけに見えるように制御する
。この結果、視聴者は立体映像として視認する。

【００１４】上記実施例では、眼の前に配設される覆眼
装置に液晶シャッタ１２を用いたが、同様の機能を果た
すものであれば、液晶シャッタに限られない。

【００１５】また、上記実施例では、映像信号をアナロ
グ信号で記録しているが、ディジタル信号で記録されて
もよい。

【００１６】また、ＴＶチュ─ナや外部入力映像信号の
系統数も実施例に限られるものではなく、さらに、立体
映像信号記録モードへの入力切換え方法や、左目用映像
信号と右目用映像信号の入力端子や回転ヘッドへの割り
当て、および入力信号，出力信号，あるいは信号処理の
形態や方式も任意でよい。

【００１７】また、左目用／右目用映像信号切換え信号
の伝送方法は、ワイヤレス、ワイヤードの別を問わない
。

【００１８】さらに、立体映像の左目用／右目用各再生
フィールド映像信号を、１フィールド期間内に複数回交
互に繰り返し出力し、１フィールド期間内に複数回画面
走査を行う映像表示装置に表示させ、その切り換えに同
期して、覆眼装置を左右交互に開閉させてもよく、この
ようにすると、フリッカを低域することができる。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、左目用映像信号と、右
目用映像信号を１フィールド毎に交互に切り換えて同時
記録し、再生時に、視聴者の眼の前に配設した覆眼装置
を映像信号の切り換えに同期して切り換えるようにした
ので、１台のＶＴＲで通常の映像信号のみならず、立体
映像信号の記録再生をすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による立体映像記録再生ビデ
オテープレコーダの信号処理系のブロック回路図である
。

【図２】従来のビデオテープレコーダの信号処理系のブ
ロック回路図である。

【符号の説明】

１　　ＴＶチュ─ナ ２，３　　外部映像信号入力端子 ４　　記録映像信号選択スイッチ ５ａ，５ｂ　　記録用映像信号処理部 ６　　立体映像記録選択スイッチ ７ａ，７ｂ　　映像信号用回転ヘッド ８　　磁気テープ ９　　再生用映像信号処理部 １０　　左目用／右目用映像信号切換え信号発生部１１
　　映像信号出力端子 １２　　液晶シャッタ（覆眼手段） １３ａ，１３ｂ　　撮像カメラ １４　　映像表示装置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　磁気テープに回転ヘッドによって映像
   信号を記録するように構成されたビデオテープレコーダ
   において、同一の被写体に対して異なる角度で設置され
   た２台の撮像カメラから得られた左目用映像信号と右目
   用映像信号とを１フィールド毎に交互に切り換えて記録
   する手段と、再生時に、左目用映像信号と右目用映像信
   号を交互に映像表示装置に出力するのに同期して、視聴
   者の眼の前に配設された覆眼装置を左右交互に開閉する
   手段とを備えたことを特徴とする立体映像記録再生ビデ
   オテープレコーダ。
2. 【請求項２】　　請求項１において、再生時に、左目用
   映像信号と右目用映像信号を、１フィールド期間に複数
   回づつ交互に切り換えて出力する手段を備え、この切り
   換えに同期して、覆眼装置を左右交互に開閉するように
   したことを特徴とする立体映像記録再生ビデオテープレ
   コーダ。