JPH04336245A - 流体移送用積層チューブ - Google Patents
流体移送用積層チューブInfo
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
層チューブに関するものである。
ば、熱可塑性樹脂により構成された二層構造のもの(層
相互が接着されているものと接着されていないものがあ
る)があり、このものでは、通常、耐炎性が確保できる
ように外層が難燃性を有するものとしてある。
6に示すような形式の管継手9が使用されており、チュ
ーブを接続した状態では、環状板91の係止爪92が前
記チューブに噛込む構成としてある。そして、実際に上
記チューブを接続する場合、層相互が接着されているも
のでは、図7に示すように、内層1と外層3とを一体に
したチューブの端部をそのまま挿入し、層相互が接着さ
れていないものでは、図8に示すように、チューブの挿
入部分の外層3のみを剥離して挿入する。
に関して、耐炎性・柔軟性・継手の引抜力について行っ
た試験結果を表1に示すと共に、その試験方法を示す。 尚、この試験結果は、(外径8mm、内径4mm)のチ
ューブについて行ったものである。 〔試験の方法〕 「耐炎性試験」チューブを垂直に保持し、チューブ下端
にガスバーナで10秒間接炎する。そして離炎後、チュ
ーブの燃焼状態を調べた。 「柔軟性試験」400mmのチューブ端末を保持し、他
端を半径100mmの半円形に180°巻きつけるため
に必要とする荷重(単位はg)を測定した。 「継手の引抜力」100mmの長さのチューブに管継手
を接続したサンプルを、定速形引張試験機に取付け、2
00mm/分の速度で引張り、管継手が離脱する荷重(
単位は kg)を測定した。
−K6301−A タイプによるものである。表1から
判るように、■のものは上記試験の結果、耐炎性・柔軟
性・継手の引抜力については良好であるが、接続時にお
いて外層を剥離する構成が不可欠となることから作業性
が非常に悪いという問題を有しており、又、■のものは
耐炎性・継手の引抜力・作業性に優れているが、柔軟性
に欠けるという問題を有しており、更に、同表から判る
ように、■のものは耐炎性・柔軟性・作業性に優れてい
るが、継手の引抜力が小さいという問題を有している(
尚、良好と判断される基準値は、柔軟性については50
0g以下、継手の引抜力については43 kg以上とし
ている)。
である難燃性熱可塑性塩化ビニル系エラストマ層の厚み
が全体の35パーセントであるものについては、柔軟性
・継手の引抜力・作業性に優れているが、耐炎性に劣る
という問題を有している。即ち、従来の流体移送用積層
チューブでは、耐炎性、柔軟性、継手の引抜力、及び作
業性の全てにおいて良好なものはなかった。
明では、耐炎性、遮熱性、柔軟性、作業性及び継手の引
抜力の全てにおいて良好な流体移送用積層チューブを提
供することを課題とする。
の発明では、流体移送用積層チューブに関して、熱可塑
性樹脂より成る内層と、JIS−K6301−A タイ
プによる硬度が80度以下で且つその厚みが0.8mm
以上の難燃性熱可塑性エラストマより成る中間層と、
JIS−K6301−A タイプによる硬度が90度以
上の熱可塑性樹脂より成る薄い外層とを具備しており、
チューブを構成する層相互を接着している。
積層チューブに関して、JIS−K6301−A タイ
プによる硬度が80度を超える熱可塑性樹脂より成る内
層と、JIS−K6301−A タイプによる硬度が8
0度以下としてあり、その厚みが全体の40%以上且つ
0.8mm 以上の難燃性熱可塑性エラストマより成る
中間層と、JIS−K6301−A タイプによる硬度
が90度以上の熱可塑性樹脂より成る薄い外層とを具備
しており、チューブを構成する層相互を接着している。
積層チューブに関して、低圧用流体の移送に使用される
ものであって、JIS−K6301−A タイプによる
硬度が80度以下で且つその厚みが0.8mm 以上の
難燃性熱可塑性エラストマより成る内層と、JIS−K
6301−A タイプによる硬度が90度以上の熱可塑
性樹脂より成る薄い外層とを具備しており、チューブを
構成する層相互を接着している。
〜3記載の発明に関して、外層を構成する熱可塑性樹脂
が難燃性を有するものとしている。
記載の発明のものでは、以下の(1)〜(4)に示す全
ての作用を有する。 (1)中間層を難燃性熱可塑性エラストマで構成すると
共にその厚みを0.8mm 以上としてあるから、耐炎
性は良好なものとなる。 (2)中間層及び内層はJIS−K6301−A タイ
プによる硬度を80度以下としてあり、JIS−K63
01−A タイプによる硬度が90度以上としてある外
層は薄いものとしてあるから、チューブ全体としての柔
軟性は良好なものとなる。 (3)保護カバーを剥離する工程が不必要となるから、
接続時における作業性は良いものとなる。 (4)外層は薄いものであるがJIS−K6301−A
タイプによる硬度が90度以上としてあるから、継手
の引抜力は良好なものとなる。
下の(1)〜(4)に示す全ての作用を有する。 (1)中間層を難燃性熱可塑性エラストマで構成すると
共にその厚みが全体の40%以上且つ0.8mm 以上
としてあるから、耐炎性は良好なものとなる。 (2)外層をJIS−K6301−A タイプによる硬
度が90度以上とし、且つ、内層をJIS−K6301
−A タイプによる硬度を80度以上としてあるが、J
IS−K6301−A タイプによる硬度が80度以下
の中間層の厚みを全体の厚みの40%以上且つ0.8m
m 以上としてあるから、チューブ全体としての柔軟性
は良好なものとなる。 (3)保護カバーを剥離する工程が不必要となるから、
接続時における作業性は良いものとなる。 (4)外層は薄いものであるがJIS−K6301−A
タイプによる硬度が90度以上としてあるから、継手
の引抜力は良好なものとなる。
の(1)〜(4)に示す全ての作用を有する。 (1)内層を難燃性熱可塑性エラストマで構成すると共
にその厚みが全体の40%以上且つ0.8mm 以上と
してあるから、耐炎性は良好なものとなる。 (2)外層をJIS−K6301−A タイプによる硬
度が90度以上としているが、JIS−K6301−A
タイプによる硬度が80度以下の内層の厚みを全体の
厚みの40%以上且つ0.8mm 以上としてあるから
、チューブ全体としての柔軟性は良好なものとなる。 (3)保護カバーを剥離する工程が不必要となるから、
接続時における作業性は良いものとなる。 (4)外層は薄いものであるがJIS−K6301−A
タイプによる硬度が90度以上としてあるから、継手
の引抜力は良好なものとなる。
上記した請求項1〜3記載のものと比較して、耐炎性は
更に良好なものとなる。尚、上記した作用については以
下に示す具体的な実施例より更に明らかとなる。
示した図面に従って説明する。 (A)請求項3記載の発明と対応する実施例1この実施
例のものは、図1に示すように、内層1を難燃性熱可塑
性ポリオレフィン系エラストマ(硬度80度、厚み1.
8mm )により、外層3を高密度ポリエチレン(硬度
98度、厚み0.2mm )によりそれぞれ構成してあ
り、これら層相互は接着せしめてられている。
手1に接続した状態において従来の技術の欄に記載した
と同様の試験を行った結果、表2に示すように、耐炎性
、遮熱性、柔軟性、作業性、継手の引抜力の全ての点で
良好な結果が出た。 (B)請求項1又は2記載の発明と対応する実施例2こ
の実施例のものは、図2に示すように、基本的には、熱
可塑性樹脂により成る内層1と、難燃性熱可塑性エラス
トマにより成る中間層2と、熱可塑性樹脂により成る外
層3とから構成されており(層相互は接着せしめてある
)、各層の態様については表2に示すように設定してあ
る。
ついても、同表に示すように、耐炎性、遮熱性、柔軟性
、作業性、継手の引抜力の全ての点で良好な結果が出た
。 (C)請求項1又は2記載の発明と対応する実施例3こ
の実施例のものは、図3、図4又は図5に示すように、
基本的には、熱可塑性樹脂により成る内層1と、難燃性
熱可塑性エラストマにより成る中間層2と、熱可塑性樹
脂により成る外層3とから構成されており(層相互は接
着せしめてあり、接着性樹脂により構成された層を有す
るものはこの層を接着層Sとしている)、層の態様及び
層相互の接着態様については表2に示すように設定して
ある。
ューブについても、同表に示すように、耐炎性、遮熱性
、柔軟性、作業性、継手の引抜力の全ての点で良好な結
果が出た。尚、上記した実施例1〜3の流体移送用チュ
ーブの成形方法としては、それ自体が公知の共押出成形
、押出コーティングなど任意のものが採用でき、特に複
数の押出機と多層用チューブダイを用いて行なう共押出
成形を使用すれば効率的にエンドレスチューブとして得
ることができる。そして、材料の組合せにより各層間に
十分な接着強度が得られない場合は接着性樹脂を適用す
ることもできる。
ついての定義等を示すと共に、従来の技術の欄に記載し
た試験方法と同様の方法によって出た結果を表2に示す
。 〔樹脂の定義等〕 (難燃性熱可塑性エラストマについて)この発明で用い
る難燃性熱可塑性エラストマは、通常の熱可塑性エラス
トマを難燃化したものであれば良く、特に限定されるも
のではないが、チューブの柔軟性を考慮すると、JIS
−K6301−A タイプによる硬度が80以下であり
、かつ難燃性の点からその厚みは、チューブ全体の厚み
の40%以上を占めることが好ましい。
ン系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリエステル系
、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系等が好適に用いる
ことができる。また、難燃化の方法については、特に限
定されるものではないが、反応型難燃剤を使用する方法
や添加型難燃剤を使用する方法が一般的であり、公知の
処法を用いることが出来る。
ド酸、テトラブロモ無水フタル酸、りんやハロゲンを含
むポリオールなどが利用できる。また、添加型難燃剤と
しては無機系、りん系、ハロゲン系などが好適に用いる
ことが出来る。 (熱可塑性樹脂について)この発明で用いる熱可塑性樹
脂は、特に限定されるものではないが、チューブに好適
に用いられるものとしては、ポリオレフィン系、ポリア
ミド系、ふっ素系、ポリエステル系、ポリウレタン系、
スチレン系、塩化ビニル系樹脂等がある。
、使用流体との適性に応じて、選択することが好ましく
、また必要に応じて、酸化防止剤、着色剤、帯電防止剤
、可塑剤、耐衝撃剤等の添加剤を配合することができる
。また、この熱可塑性樹脂を最外層に用いる時は、継手
との充分な接続強度を得るために、JIS−K6301
−A タイプによる硬度が90以上であり、かつその肉
厚はチューブの柔軟性を考慮すると0.5mm以下にす
ることが好ましく、特にその材質は限定されるものでは
ない。もちろんチューブ外層材として必要に応じて、酸
化防止剤、着色剤、紫外線防止剤、カーボンブラック、
帯電防止剤、可塑剤、難燃剤、防曇剤、充てん剤、防腐
剤、防かび剤等の添加剤を使用することができる。 (接着性樹脂について)接着性樹脂としては、不飽和カ
ルボン酸またはその酸無水物をグラフトまたはランダム
共重合された熱可塑性樹脂やエポキシ基や水酸基等の官
能基を導入した熱可塑性樹脂等が例示されるが、特に限
定されるものではないことはいうまでもない。
アミド系、ポリエステル系等の繊維糸や金属線等)を各
層間に組み合せることも可能である。 〔試験結果〕
−K6301−A タイプによるものである。
有するものであるから、次の効果を有する。 (請求項1〜3記載の発明の効果)作用の欄の(1)〜
(4)より、耐炎性、遮熱性、柔軟性、作業性及び継手
の引抜力の全てにおいて良好な流体移送用積層チューブ
を提供できた。 (請求項4記載の発明の効果)上記した請求項1〜3記
載の発明と比較して、更に、耐炎性、遮熱性の優れた流
体移送用積層チューブを提供できた。
用積層チューブの断面斜視図。
用積層チューブの断面斜視図。
用積層チューブの断面斜視図。
用積層チューブの断面斜視図。
用積層チューブの断面斜視図。
管継手。
用いて接続した状態を示す図。
用いて接続した状態を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 JIS−K6301−A タイプによ
る硬度が80度以下の熱可塑性樹脂より成る内層と、J
IS−K6301−A タイプによる硬度が80度以下
で且つその厚みが0.8mm 以上の難燃性熱可塑性エ
ラストマより成る中間層と、JIS−K6301−A
タイプによる硬度が90度以上の熱可塑性樹脂より成る
薄い外層とを具備しており、チューブを構成する層相互
が接着されていることを特徴とする流体移送用積層チュ
ーブ。 - 【請求項2】 JIS−K6301−A タイプによ
る硬度が80度を超える熱可塑性樹脂より成る内層と、
JIS−K6301−A タイプによる硬度が80度以
下としてあり、その厚みが全体の40%以上且つ0.8
mm 以上の難燃性熱可塑性エラストマより成る中間層
と、JIS−K6301−Aタイプによる硬度が90度
以上の熱可塑性樹脂より成る薄い外層とを具備しており
、チューブを構成する層相互が接着されていることを特
徴とする流体移送用積層チューブ。 - 【請求項3】 低圧用流体の移送に使用されるもので
あって、JIS−K6301−Aタイプによる硬度が8
0度以下で且つその厚みが0.8mm 以上の難燃性熱
可塑性エラストマより成る内層と、JIS−K6301
−A タイプによる硬度が90度以上の熱可塑性樹脂よ
り成る薄い外層とを具備しており、チューブを構成する
層相互が接着されていることを特徴とする流体移送用積
層チューブ。 - 【請求項4】 外層を構成する熱可塑性樹脂が難燃性
を有するものとしたことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の流体移送用積層チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3107617A JP3030474B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 流体移送用積層チューブ |
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---|---|---|---|
JP3107617A JP3030474B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 流体移送用積層チューブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04336245A true JPH04336245A (ja) | 1992-11-24 |
JP3030474B2 JP3030474B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=14463720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3107617A Expired - Lifetime JP3030474B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 流体移送用積層チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030474B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995023685A1 (en) * | 1994-03-04 | 1995-09-08 | Aeroquip Corporation | Composite and tie layer therefor |
WO2005090847A1 (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Sanoh Kogyo Kabushiki Kaisha | 燃料配管用樹脂チューブ |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3107617A patent/JP3030474B2/ja not_active Expired - Lifetime
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