JPH0433617A - ガス焼成器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は都市ガス、液化石油ガス等の気体燃料を用いた
ガス焼成器に関するものである。

従来の技術 従来この種のガス焼成器は、第２図に示すガスグリルの
ように、加熱室／の天井部にセラミック多孔板または金
網パンチングメタル等を炎孔部とした上部バーナ２が装
着され、加熱室、ｌのほぼ中央に焼き網３を設は被調理
物ｔを載置可能とすると共に、加熱室／の左右側面下部
に配設されたブンゼン火炎を形成する下部バーナｊを設
け、これら両バーナを用いる両面焼き方式がある。

また一方で第３図に示す強制コンベクションオーブンの
ように、被調理物乙を載置した焼き網７と受は皿ｇを収
納した加熱室りの前方に気密性の高い開閉扉１０を設け
、さらに加熱室り後方に循環ファン／／を設け、加熱室
りの底部かつ外部に加熱用ブンゼンバーナ／２を設け、
加熱室りの後方かつ上部に排気口／３を設けたものがあ
る。

発明が解決しようとする課題 しかし、このようなガス焼成器においては、必ずしも良
好な調理結果を得ることはできなかった。

例えば第２図に示した両面焼き方式のグリルでは、被調
理物≠の上下両面を、各々上部バーナコと下部バーナｊ
によって同時に加熱調理を行っていたが、下部バーナｊ
は自然循環であり、その火炎及び燃焼ガスの噴出速度は
きわめて低く左右者々σ）下部バーナｊからの燃焼熱は
加熱室ｌの中央部にまで到達しに＜＜、また左右の噴出
、（ランスも取りにくかった。特に加熱室ｌの幅りが大
きくなるにつれてその傾向は甚だしく、被調理物≠の下
面の焼き状態は左と右で、あるいは側部と中央部で極端
なばらつきを生じ、良好な調理結果を得ることは出来な
かった。

また被調理物の上下面を同時に加熱するために上部バー
ナ２と下部バーナ５０２本の）く−ナを必要とし、製造
コストも高く構造も複雑であった。

特に上部バーナは輻射を放射させる構造であるためコス
トが高かった。さらには下部ノマーナｊあるいは上部バ
ーナコが加熱室／の壁面より出ているため、壁面は凹凸
があり、掃除等がしにくい欠点があった。

また第３図に示した強制コンベクションオーブンでは、
加熱用ブンゼン、（−す／２の燃焼熱を循環ファン７）
によって、加熱室り内部を強制的に循環させて被調理物
７を加熱調理する方式であり、被調理物７近傍の熱分布
を、均一に保持するためには、循環ファン／／の風量と
加熱用ブンゼンバーナ／λの燃焼量を多く取る必要があ
り、通常のガスグリルに比べて加熱容積あたりの燃焼量
は、１．５から２倍程度必要となるだけでなく、循環風
損の増大のため開閉扉ＩＯの密閉性が要求され、安全性
の面から開閉扉ＩＯを二重ガラスにする必要もあった。

さらには焼き性能の面からも、風量増大により魚等の被
調理物７の水分量が蒸発しやすく出来上りがパサパサし
た感じになる欠点があった。

本発明は上記課題を解決するもので、調理性能の良い、
しかも構成の簡単なガス焼成器を提供することを目的と
している。

課題を解決するための手段 本発明は前記課題を解決するために、本発明のガス焼成
器を前方に開閉扉を有する加熱室、加熱室のほぼ中央部
に設けた焼き網、焼き網下力の加熱室後方壁面より加熱
室内に臨ませた複数の炎孔を有する下部バーナ、および
下部バーナの周「■より燃焼用二次空気を前記焼き網に
平行に強制的に送るよう配設された送風装ｒとを設け、
また加熱室上部壁面にセラミック部材またはセラミック
塗装をした金属板もしくは金網よりなる輻射体を設けて
構成したものである。

作用 本発明は前記した構成により、下部バーナで形成された
火炎からの燃焼熱をバ、−す周囲から供給かも下部バー
ナから扉に至るまで被調理物の上下面を一応に加熱調理
することができる。

また上部壁面に輻射体を設けると、高温ガス流は加熱室
前面から上部へ流れ加熱室上部壁面を加熱するので、こ
の面から輻射熱が放射される。

よって被調理物の上下両面から同時に加熱することが出
来るため、余分な空気量や燃焼量を必要とせず、きわめ
て調理性能が良いものとなる。

実施例 以下、本発明のガス焼成器の一実施例について第１図の
断面図を参照しながら説明する。

図に示すように、加熱室／３は、前部にガラス扉からな
る開閉扉／μと、加熱室１３の後部上方、には排気口／
ｊを備え、上部壁面表面にはセラミック板／乙を取り付
けている。

また底部には、被調理物／７を載置する焼き網１ｇを設
けた受皿ｌりがある。この焼き網／ｇと受皿ｌりの間の
高さ位置の加熱室／３後部壁面には、絞り形状を有した
複数の開口部２０が形成されており、加熱室／３の外部
よりこの開口部２０から加熱室／３に向けて複数の炎孔
、２／を有するほぼ直線形状のブンゼン式のバーナ２２
が臨んでいる。またこのバーナ２２は、空気室２３によ
って周囲を囲まれており、空気送風装置であるファン２
１／Ｌから強制的に供給される二次空気流路内に位置す
ることとなる。

本発明のガス焼成器の動作を説明する。

前記構成によって、バーナココは、炎孔２／に火炎を形
成するが、これは送風装置であるファン２ｔより強制的
に供給される二次空気とともに空気室２３内にて混合さ
れ、高温の燃焼ガスとなって開口部２０より焼き網７１
５′とほぼ平行に吹き出すので、被調理物１７の下面に
局部的に燃焼ガスが当たることはなく、被調理物／７の
下面を均一に焼くことができる。

さらに燃焼ガスは焼き網ｉｔＯ下を流れて加熱室／３の
前面に達する頃には流速が低下し、そのドラフト力によ
って流れ方向を上に変え、さらに被調理物１７の上面と
加熱室／３の上部付近を流れて排気口／ｊに向かって流
れる。

燃焼ガスは被調理物／７の下面を加熱した後もほとんど
湿度低下がないので、上部壁面に輻射体がなくても上面
部も焼くことができる。

一方、加熱室１３の上面の壁面に輻射体であるセラミッ
ク板を取り付ければ、取り付けたセラミック板／乙はこ
の燃焼ガスに加熱され輻射熱を放射する。この輻射熱は
ほとんど下方、つまり被調理物／７に向かって放射され
るので被調理物／７の上面も高温となり焼ける。

よってバーナは１本であっても被調理物／７の両面加熱
が可能であるので、コストの高い輻射バーナを上バーナ
として設ける必要がなく、製造コストを低減できる。

また加熱室／３には後部以外に不用な凹凸がないので掃
除等が楽にできる。

また開口部２０から噴出する燃焼ガスは、単に火炎がそ
のドラフトを抑えられて横向きに流れればよいので、強
制コンベクションオーブン等に比較し約１／２程度の低
風量でその効果があり、結果的に燃焼量も少量で高温の
燃焼ガスを得られ、被調理物の焼土かりはパサパサせず
水分が適度に残っている。

また開閉扉ｌｔ付近に燃焼ガスが達する頃には燃焼ガス
の流れ方向は上向きになっており、開閉扉／４’付近か
ら加熱室１３の外への漏れもほとんどないので、特に開
閉扉を二重にする必要がなく構造が簡単である。

発明の効果 以上のように本発明のガス焼成器によれば次の効果を得
ることができる。

（１）加熱室後部であって焼き網の下部にバーナを設け
、送風装置により強制的に供給される二次空気とともに
高温の燃焼ガスを開口部より焼き網にほぼ平行に吹き出
す構成なので、被調理物の下面に局部的に燃焼ガスが当
ることはなく、被調理物子面を均一に焼くことができる
。

（２）焼き網の下部で発生させた燃焼ガスは焼き網の下
を流れて加熱室の前面に達する頃には流速が低下しその
ドラフト力によって流れ方向を上に変えて被調理物の上
面と加熱室の上部付近を流れて排気口に向かうので、加
熱室上面が加熱され輻射熱を放射するため被調理物の上
面も高温となり、焼ける構成なので、バーナは１本であ
っても被調理物の両面加熱が可能であり、コストの高い
輻射バーナを上バーナとして設ける必要がなく、製造コ
ストを低減できる。

（３）加熱室の後部以外に不用な凹凸構成がないので、
掃除のしやすい焼成器となる。

（４）低風量で高温の燃焼ガスを得られるので、被調理
物の焼土かりはパサパサせず水分が適度に残っている。

（５）　　開閉扉付近に燃焼ガスが達する頃には、燃焼
ガスの流れ方向は燃焼ガス自身のドラフト力により上向
きになっており、開閉扉付近から、加熱室の外への漏れ
もほとんどない構成なので、特に開閉扉を二重にする必
要がない。

（６）上部の壁面に輻射体がなくても高温の燃焼ガスが
被調理物の上面を流れるので上面部も焼くことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のガス焼成器の断面図、第２
図、第３図は従来のガス焼成器の断面図を示す。 ／３：加熱室、　／≠二開開閉扉／ｊ：排気口、／乙：
セラミック板、　／７：被調理物、７ｇ：焼き網、　２
２＝バーナ、２３：空気室、２≠：ファン。 特許出願人　　　松下電器産業株式会社第１図 ｔｉｐ・（ｉミフ７１及 ７２９枚ぐｊ周 ２２−　ハ゛−六 ２３、′を気１ ２４Ｈ７Ｆ〉 ｓ３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前方に開閉扉を有する加熱室、前記加熱室のほぼ中
   央部に設けた焼き網、前記焼き網下方の前記加熱室後方
   壁面より前記加熱室内に臨ませた複数の炎孔を有するバ
   ーナ、および前記バーナの周囲より燃焼用二次空気を前
   記焼き網に平行に強制的に送るよう配設された送風装置
   とから成るガス焼成器。 ２、前記加熱室の上部壁面にセラミック部材もしくはセ
   ラミック塗装をした金属盤もしくは金網より成る輻射体
   を設けた特許請求の範囲第１項に記載のガス焼成器。