JPH0433610A - 全自動炊飯装置 - Google Patents

全自動炊飯装置

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JPH0433610A
JPH0433610A JP2140663A JP14066390A JPH0433610A JP H0433610 A JPH0433610 A JP H0433610A JP 2140663 A JP2140663 A JP 2140663A JP 14066390 A JP14066390 A JP 14066390A JP H0433610 A JPH0433610 A JP H0433610A
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rice
cooking
rice cooker
cooker
rice cooking
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Michinaga Sumino
角野 末知長
Hiroshi Yura
由良 博
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Kubota Corp
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、全自動炊飯装置に関し、特に、箱体本体内に
貯米庫、計量装置、洗米装置、および炊飯器の各炊飯装
置要素と、各炊飯装置要素を制御する制御装置とを備え
、制御装置が各炊飯装置要素を制御して、米の計量、洗
米、炊飯を自動的に行うように構成した全自動炊飯装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
精米した米の貯蔵装置、計量装置、洗米装置などを備え
、米の計量、洗米、水加減などの炊飯を行う前の仕込み
に係る工程の処理を所定のプログラムにより自動的に処
理する自動機械が開発されている。例えば、時開@61
−276520号公報に記載されている「自動米仕込装
Wrは、貯蔵されている米を炊飯可能な状態にする一連
の仕事を自動的に行う自動機械に関するものである。
また、洗米した米を炊飯鍋に仕込んだ後の炊飯制御にか
かる自動炊飯器に関する技術に関しても、従来から多く
の技術開発が行なわれており、例えば、マイクロコンピ
ュータ制御による炊飯制御技術などは、その展型例であ
る。
更に、このような炊飯器にかかる技術開発の分野は、炊
飯器本体にかかる技術開発のみならず、炊飯器の周辺分
野にも拡大されており、上述したような自動機械の開発
と相前後して、自動炊飯器をキッチンセットに組み込ん
で使用できるようにした全体的な炊飯装置の提案もなさ
れている0例えば、特開昭59−181112号公報に
記載されているr炊飯装!Jは、自動炊飯器をキッチン
セットに組み込んで使用できるように、各炊飯装置要素
の米貯蔵装置、米計量装置、洗米装置などの個別の炊飯
装置要素をユニット化する提案である。
キッチンセット対応にユニット化して、炊飯器を組込み
んだ炊飯ユニットには、炊飯時に発生する水蒸気を排気
するため、排気ファンが備えられる。炊飯ユニットに十
分な排気能力を有する排気ファンを設けようとすると、
炊飯ユニットの装置の構造が大型化し、また、排気ファ
ンの動作中の騒音が大きくなり、使用者に不快感を与え
るので、特開昭62−26030号公報に記載の「自動
炊飯装置」のように、排気ファンを用いることなく。
効果的に炊飯器からの水蒸気を排出する蒸気排出ノズル
を設ける提案もなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述したように、従来の水蒸気を排出する排
気装置を設けた自動炊飯装置において、排気装置による
水蒸気の排出方法は、炊飯器を組込んだ炊飯ユニット本
体内が蒸気により所定温度に達した時に排気ファンを駆
動して、水蒸気を排気するものであり、また、蒸気排出
ノズルを設けて、ノズルから憤出する蒸気の高速流によ
って水蒸気を外部に排出したりするものである。これら
は、炊飯器において炊飯動作中のみ水蒸気を外部に排出
するものとなっている。
したがって、このような排気装置では、炊飯を行った後
の保温中などにおいて、発生する水蒸気に関しては考慮
されておらず、炊飯を行った後の保温中に発生した水蒸
気によって本体内部が湿つけるという問題がある。
これに対しては1例えば、炊飯を行った後の保温中など
においてもそのまま継続して排気ファンを駆動すればよ
いが、排気ファンを駆動し続けると、必要でない大きな
排気能力で排気ファンを駆動することになり、排気ファ
ンの駆動騒音が大きく、使用者に不快感を与えるという
問題がある。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
のである。
本発明の目的は、全自動炊飯装置の内部に組込んだ炊飯
器が炊飯を行い、炊飯を行った後の保温中などにおいて
5発生する水蒸気を適切に静かに外部に排出するように
した全自動炊飯装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の全自動炊飯装置は1
箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置、および炊飯
器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要素を制御す
る制御装置とを備え、制御装置が、貯米庫から炊飯する
米を取り出し計量する計量工程、計量した米を洗米する
洗米工程、洗米した米を炊飯器にセットして水加減を行
う炊飯準備工程、炊飯器に炊飯開始指示を与えて炊飯を
監視する炊飯中工程、および炊飯器の炊飯後の保温状態
を監視する保温中工程の各工程の制御を順次に行い、炊
飯を自動的に行う全自動炊飯装置であって、前記箱体本
体の前面側に炊飯器から発生する蒸気を箱体本体外部に
排出する排気ファンを設け、前記制御装置は、前記排気
ファンを保温中工程において間欠駆動する制御を行う制
御手段を備えることを特徴とする。
また、前記制御装置が保温中工程において行う前記排気
ファンの間欠駆動は、保温中工程の制御に入ってから所
定時間の後に開始し、排気ファンを駆動する駆動期間が
、排気ファンの駆動を休止する休止期間より短いことを
特徴とする。
〔作用〕
これによれば、全自動炊飯装置においては、全自動炊飯
装置の箱体本体の前面側に、炊飯器から発生する蒸気を
箱体本体外部に排出する排気ファンが設けられる。そし
て、この排気ファンに対して、全自動炊飯装置の全体の
制御を行う制御装置の制御手段により、保温中工程にお
いて排気ファンを間欠駆動する制御がなされる。
ここでの全自動炊飯装置は、箱体本体内に貯米庫、計量
装置、洗米装置、および炊飯器からなる各炊飯装置要素
と、各炊飯装置要素を制御する制御装置とを備え、制御
装置が、貯米庫から炊飯する米を取り出し計量する計量
工程、計量した米を洗米する洗米工程、洗米した米を炊
飯器にセットして水加減を行う炊飯準備工程、炊飯器に
炊飯開始指示を与えて炊飯を監視する炊飯中工程、およ
び炊飯器の炊飯後の保温状態を監視する保温中工程の各
工程の制御を順次に行い、全ての炊飯工程にかかる制御
を自動的に行う全自動炊飯装置である。
制御装置が保温中工程において行う排気ファンの間欠駆
動は、排気ファンを駆動する駆動期間を、排気ファンの
駆動を休止する休止期間よりも短くし、排気ファンの駆
動騒音を低くすると共に、保温中工程における蒸気の発
生量に応じた排気能力として、排気ファンを駆動する。
また、制御装置が保温中工程において行う排気ファンの
間欠駆動は、保温中工程の制御に入ってから所定時間の
後に開始する。所定時間が経過するまでの間、すなわち
排気ファンの間欠駆動が開始されるまでの間は、炊飯工
程中および炊飯中工程が終了して保温中工程に入った直
後からの期間であり、まだ、発生する水蒸気の量も多く
、更に全自動炊飯装置内にも多くの水蒸気が残っている
ので、これらの水蒸気を排出するため、排気ファンは通
常の排気能力で駆動する運転を継続する。
その後、保温中工程の制御に入ってから所定時間の後に
、排気ファンの間欠駆動を開始する。
全自動炊飯装置に設ける徘斌ファンは、炊飯時に発生す
る大量の水蒸気を排出できるような排気能力を備えたも
のを設置するので1通常駆動での運転を行うと、排気フ
ァンの駆動騒音が大きくなる。また、大きな排気能力で
運転すると排気騒音も大きくなる。しかし、保温中工程
の制御を行っている時には、炊飯器から発生する水蒸気
の量も少なくなり、炊飯時に発生する大量の水蒸気を排
出できるような大きな排気能力は必要としない。
このため、排気ファンを間欠駆動することにより駆動騒
音を低くして運転し、更に排気ファンの排気能力を低く
して運転することにより排気騒音も低くする。
これにより、全自動炊飯装置の内部に組込んだ炊飯器が
炊飯を行い、炊飯を行った後の保温中において、排気フ
ァンを適切な排気能力で静かに運転して、発生する水蒸
気を適切に外部に排出されるようにした全自動炊飯装置
が提供される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例にかがる全自動炊飯装置の
外観を示す斜視図である。第1図において、1は全自動
炊飯装置本体、2は貯米計量ユニット、3は洗米ユニッ
ト、4は炊飯ユニット、5は操作表示部パネル、6は排
気ファンユニット、7は自動炊飯器、8は通電表示ラン
プ付きのメイン電源スィッチである。全自動炊飯装置本
体1には、箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置。
および炊飯器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要
素を制御する制御装置とが備えられる。全自動炊飯装置
本体1に設ける各々の炊飯装置要素は、財米計量ユニッ
ト2.洗米ユニット3.および炊飯ユニット4の各ユニ
ットに分けて装備される。貯米計量ユニット2には内部
に貯米庫および計量装置の炊飯装置要素が設けられ、貯
米計量ユニット2の箱体内部に制御装置が設けられる。
洗米ユニット3の内部には、洗米槽を有する洗米装置が
設けられる。また、炊飯ユニット4の内部には、自動炊
飯器7が脱着自在に設けられる。炊飯ユニット4の内部
に設けられる自動炊飯器7は、そのまま外部に取り出さ
れて炊飯保温ジャーとしても用いられるジャータイプの
自動炊飯器であるすなわち、通常の市販されているマイ
コン自動炊飯器と同形のものが、炊飯ユニット4に装着
されて、自動炊飯器7として用いられる。また、炊飯ユ
ニット4の内部には、自動炊飯器7の蓋を開閉する蓋開
閉機構と、自動炊飯器7が装着された時に自動炊飯器7
と全自動炊飯装置本体lの制御装置との間で制御データ
の通信を行う光通信路となる光送受信器とが設けられる
洗米ユニット3の箱体本体の前面側には、排気ファンユ
ニット6、通電表示ランプ付きのメイン電源スィッチ8
が設けられる。また、洗米ユニット3の内部から前面に
、排気ファンユニット6に一方の端部が結合される水蒸
気排気用の排気ダクトが設けられる。排気ダクトの他方
の端部は、炊飯ユニット4に自動炊飯器7が装着された
状態で。
かつ炊飯ユニット4が全自動炊飯装置本体1の箱体本体
内にセットされた状態において、自動炊飯器7の上部の
水蒸気排出口に対向するような位置関係に配設される。
これらの貯米計量ユニット2.洗米ユニット3゜および
炊飯ユニット4の各ユニットの箱体は、全自動炊飯装置
本体1の箱体本体に3段に引き出し状に収納され、各ユ
ニットが全自動炊飯装置本体1の箱体本体に引き出し自
在とされ、引き呂して点検、セット確認などが行える。
第2図は1本発明の一実施例にかがる全自動炊飯装置の
正面図である。第2図の正面図では、全自動炊飯装置の
内部の構成の一部を透視して仮想1(2点鎖線)で示す
ように描かれている。第2図において、1は全自動炊飯
装置本体、2は貯米計量ユニット、3は洗米ユニット、
4は炊飯ユニット、5は操作表示部パネル、6は排気フ
ァンユ゛ニット、7は自動炊飯器、8はメイン電源スィ
ッチである。これらは第1図で説明したものである。
9は排気ファン、20は貯米庫、21は計量装置。
30は洗米装置、39は排気ダクトである。また、46
はスライドモータ、47はスライドレールである。また
、48は光通信を行う全自動炊飯装置本体l側の光送受
信器であり、49は自動炊飯器7側の光送受信器である
。これには互いに対面して、全自動炊飯装置本体1と自
動炊飯器7との間で制御データの通信を行う際の光信号
通信路を形成する。
第2図に示すように、貯米計量ユニット2には、四角錐
型の貯米庫20と、この貯米庫20の下部に円筒型の計
量装置21が一体に結合されて設置されている。貯米庫
20の下部の計量装置21は、円筒側面の一部を開放部
とした計量ドラムと、該計量ドラムを回転駆動するモー
タと、計量ドラムの回転量を検出するエンコーダとから
構成されている。計量装置21では計量ドラムが回転す
ることにより、計量ドラムの円筒側面の一部の開放部が
上部の貯米庫に向いた時に、貯米庫20から一定量(計
量ドラム容量)の米を受け、計量ドラムが回転して開放
部が下側に向いた時に、計量ドラムで受けた米を下部の
洗米装置30に落下させ、これを繰り返して米の量を計
量する。計量ドラムの一回転毎に一定量毎の米が洗米ユ
ニット3の洗米装置30に落下し、所定量の米の計量が
行なわれる。
洗米ユニット3の内部には洗米装置30が設けられる。
また、洗米ユニット3の箱体本体の前面側には、排気フ
ァンユニット6が設けられ、この排気ファンユニット6
に一方の端部が結合される排気ダクト39が設けられる
。排気ダクト39の他方の端部は、炊飯ユニット4に装
着された自動炊飯器7の蓋上部の水蒸気排出口に位置し
ており、自動炊飯器7が炊飯動作を行う時に、排気ファ
ンユニット6を駆動して、自動炊飯器7の上部の水蒸気
排出口から放出される水蒸気を排出する。また、自動炊
飯器7が保温動作中の時には、排気ファンユニット3が
間欠駆動されて、保温動作中にわずかに放出される水蒸
気を排出する。
なお、炊飯ユニット4においては、蓋開閉機構により炊
飯ユニット4に装着された自動炊飯器7の蓋を開け、洗
米装置30からの洗米済の米を自動炊飯器7の炊飯鍋に
投入し、所定量の水を入れた後、蓋を閉じて炊飯を開始
する。このための蓋開閉機構の一部の構成要素となるス
ライドモータ46、スライドレール47が炊飯ユニット
4に設けられている。ここに設けられる蓋開閉機構につ
いては後述する。また、自動炊飯器7の底部の裏側には
光通信を行う光送受信器49が設けてあり、これと対応
して全自動炊飯装置本体1のスライドレール47上を動
く台車の所定位置にも光送受信器48が設けである。こ
れらの光送受信器48゜49を介して全自動炊飯装置本
体1と自動炊飯器7との間で制御データの通信が行なわ
れる。
第3図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
箱体本体の前面側に設けられる操作表示部パネルの一例
を示す正面図である。
操作表示部パネル5には、第3図に示すように、全炊飯
工程制御の指示を与えるため複数の操作スイッチと、全
自動炊飯装置の状態を表示するための複数の発光ダイオ
ードから構成される表示部が設けられている。また、時
刻表示のために7セグメントの数字表示を行う液晶表示
部が設けられている。これらの操作スイッチ、各々の表
示部の操作表示部は、時刻セット表示部11.炊飯メニ
ュー設定部12.炊飯量設定部13.かたさ(炊飯水加
減)設定部14.洗米設定部15.炊飯動作モード表示
指示設定部16.および炊飯要素装置セット確認表示部
17の各ゾーンに分けられ、左側から右側に順法に制御
データを設定すればよいように配列されている。
このように、操作表示部のそれぞれのゾーンで全炊飯工
程制御のための制御データを個別に設定でき、設定した
内容を表示し、炊飯動作モード指示設定部16では炊飯
動作中の動作モードを表示する。また、炊飯要素装置セ
ット確認表示部17では、各々の装置ユニットのセット
状態が、各々の装置ユニットの位置対応に模式的に確認
できるようになっている。
すなわち、すなわち、炊飯要素装置セラ1〜確認表示部
17には、各々の炊飯要素装置のシンボルが表記され、
各々の炊飯装置要素のシンボルの表記位置に対応して、
該当する炊飯要素装置のセット異常を表示する発光ダイ
オード17a、17b。
17c、17dが設けられている。発光ダイオード17
aは貯米計量ユニットのセット異常を表示し、発光ダイ
オード17bは洗米ユニットのセット異常を表示し、発
光ダイオード17cは自動炊飯器セット異常を表示し、
また、発光ダイオード17dはスライドレール(炊飯器
レール)のセット位置のセット異常を表示する。
したがって、使用者は、操作表示部パネル5を用いて、
炊飯制御の各工程の制御データを入力する時に先立って
、操作表示部パネル5における炊飯要素装置セット確認
表示部17の発光ダイオード17a〜17dの表示状態
を確認して、炊飯要素装置のセット確認を容易に行うこ
とができる。
異常がある場合には、各炊飯要素装置のシンボルの表記
位置に対応して設けられた発光ダイオードが発光するの
で、そのシンボル表記からセット異常の炊飯要素装置ユ
ニットを容易に判定することができる。これにより、セ
ット異常が判定された炊飯装置要素ユニットに対して、
更に点検を行えばよい。
また、操作表示部パネル5には、操作表示部に加えて、
全自動炊飯装置の機構部のメンテナンスを行うための弁
開処理スイッチ、シャワー給水スイッチ、貯米処理スイ
ッチが設けられており、これらのスイッチを操作して、
メンテナンス時に全自動炊飯装置本体1を動作させ、給
水系、弁開閉系、計量排米系の機構部のチエツクを行う
第4図は、全自動炊飯装置の各ユニットの機構部を説明
する縦断面図である。第4図を参照して、貯米計量ユニ
ット2.洗米ユニット3.および炊飯ユニット4の各ユ
ニットの機構部を説明する。
前述したように、貯米計量ユニット2.洗米ユニット3
.および炊飯ユニット4の各ユニットは、全自動炊飯装
置本体1の箱体の中に、3段で前後方向(第4図では左
右方向)に引き出し自在に収納されている。
貯米計量ユニット2に設けられる貯米庫20には、貯米
庫本体の箱体側面下部に上下に離間して、上部の第1セ
ンサ20aと下部の第2センサ20bが設けられている
。第1センサ20aおよび第2センサ20bは貯米庫2
0内の米の残量を検出する未検出装置を構成し、第1セ
ンサ20a、第2センサ20bは、それぞれ米を検出す
るとオン状態となり、米を検出しなくなるとオフ状態に
なる。炊飯動作を開始する時には、未検出装置により米
の残量を検出してから動作が開始される。貯米庫20の
下部には、貯米庫20内の米を所定量だけ排出するため
の計量装置21が直付けで結合されて設置されている。
計量装置21は、計量ドラムと該計量ドラムを回転駆動
するモータ22と。
計量ドラムの回転量を検出するエンコーダ23から構成
されている。この計量装置21により、米を計量するメ
カニズムの動きは、第2図による説明で述べたとおりで
ある。モータ22で回転駆動される計量ドラムの回転量
をエンコーダ23により制御し、所定の回転量により設
定した所定量の米を計量して、下側の洗米ユニット3に
おける洗米装置30に投入する。
洗米ユニット3には、貯米計量ユニット2の計量装置2
1から排出される計量米を受ける下部位置に、洗米装置
30が設けられている。洗米装置30は、洗米外槽31
および洗米内槽32の2重構造の洗米槽と、撹拌羽根3
3および洗米モータ34の撹拌機構から構成されている
。計量された米が洗米内槽32の中に収容され、更に水
が洗米内槽32の中に入れられ、撹拌羽根33を洗米モ
ータ34により回転駆動することにより洗米が行なわれ
る。洗米外槽31は水をオーバーフローさせて洗米を行
う時のオーバーフロー水を受けて排水する排水路系を形
成する。洗米を行うための給水路系は、一部が図示され
ているのみであるが、給水弁24.給水パイプ25.給
水ノズル26により構成されている2洗米装M30に対
する給水制御は、水位センサ27によるセンサ信号によ
り給水弁24を制御して行なわれる。
洗米内槽32および洗米外槽31の下部には排米口35
が設けられている。排米口35は排米弁36により開閉
される。排水弁36による排米口35の開閉機構は、排
米弁36と一体的に結合され上方に突出する弁ロッドの
上下動機構により構成される。この上下動機構は、撹拌
羽根33の中心棒の中空部を通して、弁ロッドの上端が
アームと係合され、更に排出弁カム機構37に係合され
る機構となっている。排米弁36は排米弁カム機構37
のモータ駆動により弁ロッドを介して上下動され、排米
口35の開閉動作を行う。
洗米内槽32の下部には排水口38が設けられ、排出口
38は周囲を所定メツシュの網で覆われている。排出口
38は排水路(図示せず)に接続され、排水路には排水
弁(図示せず)が設けられている。ここ排水弁および給
水弁24の制御により、洗米装置に給水を行い、洗米を
行い、汚れた水を排水する。なお、洗米外槽31が形成
するオーバーフロー水の排水系も、排水口38に接続さ
れる排水路に同じように接続されている。これによりオ
ーバーフロー水の排水が行なわれる。
また、洗米ユニット3には、洗米装置30の下部に一方
の端部が位置にし、他方の端部が排気ファンユニット6
に位置している排気ダクト39が設けられている。排気
ダクト39の吸気口39aは、洗米装置30の排米口3
5とほぼ同じ位置に設置されており、また、排気口39
bは、洗米ユニット3の前面となっている。そして、排
気ダクト39の途中に排気ファンユニット6が設けられ
る。排気ファンユニット6が排気ファンの駆動制御を行
い、自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気を行う。
炊飯ユニット4には、洗米装置30で洗米した米を自動
炊飯器7に仕込むため、自動炊飯器7の蓋7aを開閉す
る機構として、蓋開閉機構40が箱体後部に備えられて
いる。この蓋開閉機構40は、開閉モータ41.第1リ
ンク42.第2リンク43.第3リンク44.および昇
降モータ45から構成されており、リンクメカニズムを
用いて、自動炊飯器7の上部前面における蓋7aのノッ
チを押圧し、自動炊飯器7の蓋7aを開く。なお、ここ
での自動炊飯器7は、内鍋、外鍋を備え、マイクロコン
ピュータ制御で炊飯制御、保温制御を行うマイコン自動
炊飯器である。自動炊飯器7は、バネを内蔵したヒンジ
により本体部と開閉自在な蓋7aを有している。蓋7a
はノツチによって施錠され、ノツチを押圧して解錠する
と蓋7aが内蔵したバネによって自動的に開くように構
成されている。蓋7aの中央部には、炊飯中および保温
中に発生する水蒸気を排出する圧力吐出ロアbが設けら
れており、圧力吐出ロアbから内部の蒸気が排出可能と
なっている。
また、炊飯ユニット4には、蓋開閉機構40の動作と関
係して、自動炊飯器7を前後方向に移動させるためのス
ライドモータ46.スライドレール47が設けられてい
る。自動炊飯器7はスライドレール47上を移動する台
車に載置されて、蓋開閉機構40の動作と関係して前後
方向に移動する。すなわち、自動炊飯器7は、まず、蓋
7aを開くために、蓋開閉機構40が設置されている後
方位置に移動して蓋7aが開かれる。次に、洗米装置3
0から洗米された米を排米口35から受けて仕込むため
に、洗米袋3130の下部位置の前方に移動する。この
前方位置で、米と所定量の水を炊飯鍋に収容した後、次
に、蓋開閉機構40により蓋7aを閉めるために、再び
後方に移動する。
そして、後方部で蓋開閉機構40により蓋7aを閉めた
後、再び前方に移動し、炊飯動作の準備が完了する。炊
飯動作を行う時に、自動炊飯器7を前方に移動させて、
前部に位置させるのは、自動炊飯器7の蓋7aの中央部
の圧力吐出ロアbを、排気ダクト39の吸気口39aと
同じ位置とするためである。これにより、自動炊飯器7
は前方に位置して、炊飯動作中および保温中に発生する
水蒸気が排気ダクト39を通して外部に排出される。
スライドレール47上を走行する台車には、自動炊飯器
7の給電プラグが接続される強電回路のコンセントが設
けられている。自動炊飯器7を台車に載置した時に、給
電プラグを台車上のコンセントに差し込む。また、自動
炊飯器7が台車の定位置にセットされた時には、自動炊
飯器7の下部の裏側に設けた光送受信器49が、台車側
に設けた光送受信器48と対面し、自動炊飯器7と全自
動炊飯装置本体1の制御装置29との間で制御データの
通信のための光通信路が形成される。なお、全自動炊飯
装置本体1における各々の炊飯装置要素の制御を行うた
めの制御装置29は、全自動炊飯装置本体1の箱体の上
部後の空間(ここでは右上部)に設置されている。
制御装置29は、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1
の炊飯ユニット3の所定位置にセットされた時、互いの
光送受信器48.49を介して制御データの信号伝送路
が結合されて、全自動炊飯装置の全体の炊飯工程制御を
行う。
第5図は、全自動炊飯装置本体における各々の炊飯装置
要素の制御を行う制御装置の電子回路の構成を示すブロ
ック図である。
第5図において、50は全自動炊飯装置本体の側の制御
部[29の制御回路(以下、本体制御回路と称する)を
示し、60は自動炊飯器7の側の制御回路(以下、炊飯
器制御回路と称する)を示している。51は本体制御部
、52は音声出力部、53は表示入力部、54はセンサ
入力部、55はドライブ出力部、56は光送受信器とな
るフォトカプラ、57は商用交流電源、58は過大電流
の流入を防止するブレーカである。59は自動炊飯器7
の電気回路に対するコンセントである。61は炊飯制御
部、62はフォトカブラ、63は温度センサ、64は炊
飯ヒータ、65は保温ヒータ、66は表示入力部である
全自動炊飯装置本体の側の制御部w29の本体制御回路
50は、マイクロコンピュータから構成され全体の制御
処理を行う本体制御部51を中心とし9本体制御部51
と制御データの入出力を行う各々の周辺回路が接続され
て構成されている。
すなわち、利用者への音声案内出力を行う音声出力部5
2と、操作表示パネルに対する表示入力の処理を行う表
示入力部53と、機構部の各々の動作検出のための複数
のセンサからの入力を受けるセンサ入力部54と、制御
モータおよびアクチュ二一夕などを機構部を駆動制御す
るドライブ出力部55とが、それぞれ本体制御部51の
マイクロコンピュータの各々の入出力ボートに接続され
て構成されている。
また、本体制御部51は、データ通信のための入出力ボ
ートを有しており、フォトカプラ(光送受信器48.4
9)56.62を介して自動炊飯器7の炊飯制御回路6
0と結合され5本体制御回路50と飯器制御回路60と
の間で制御データの交換のための通信を行う。
炊飯制御回路60は、マイクロコンピュータから構成さ
れる炊飯制御部61の各々の入出力ボートにそれぞれ温
度センサ63.炊飯ヒータ64゜保温ヒータ65.およ
び表示入力部66が接続されて構成されている。炊飯制
御部61には、表示入力部66が接続されているが、こ
れは、この炊飯制御回路60が備えられている自動炊飯
器7が全自動炊飯装置本体lに組込まれずに、独立して
動作するときに使用される表示入力操作部である。
自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1に組込まてれて、
全自動で、米の計量、洗米、炊飯などの一連の炊飯工程
の動作が行なわれる場合には、用いられない。
このような自動炊飯器7の炊飯制御回路60において、
炊飯制御部61を構成するマイクロコンピュータ、温度
センサ63のサーミスタ、炊飯ヒータ64および保温ヒ
ータ65を制御するトライアック回路およびそのドライ
ブ回路など、ハードウェア構成は、従来から開発されて
用いられているものと同様なものであり、詳細な説明は
省略する。表示入力部66は、例えば、自動炊飯器7の
本体の前面に設けられる7セグメント文字表示器。
操作キースイッチ、状態表示を行う発光ダイオードなど
で構成される操作表示パネルである。
まず、このように構成された自動炊飯器7の炊飯制御回
路60の動作を説明する。この制御回路60の動作にお
いては、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1に組込ま
れず、独立して炊飯制御が行なわれる場合の第1炊飯制
御モードと、自動炊飯器7が全自動炊飯装置本体1に組
込まれて、炊飯制御が行なわれる場合の第2炊飯制御モ
ードとの炊飯制御がある。
第1炊飯制御モードでは、予め洗米された米と水が鍋飯
綱に入れられ、表示入力部66からの炊飯開始指示の入
力により炊飯動作が開始される。
この場合、炊飯制御の途中で、温度上昇度から炊飯容量
の判定を行う台数判定を行い、判定した炊飯容量に応じ
て炊飯ヒータの加熱電力の通電制御を行う。
また、第2炊飯制御モードでは、全自動炊飯装置本体l
の機構部の制御によって、炊飯する米の計量が行なわれ
、洗米された米と、所定量の水が自動的に炊飯鍋に入れ
られ、全自動炊飯装置本体1と自動炊飯器7との間でデ
ータ通信を行って、計量した米の量の制御データの入力
と共に、炊飯開始指定の制御データが入力されて、炊飯
動作が開始される。このため、この場合、炊飯制御の途
中での台数判定は行なわず、全自動炊飯装置本体1の側
からデータ通信で受けとった制御データによる炊飯量に
応じて、炊飯ヒータの加熱電力の通電制御を行う。
第6図は、炊飯制御回路60の炊飯制御の流れの概略を
示すフローチャートである。第6図を参照して説明する
自動炊飯器7の炊飯制御回路60に電源が投入されると
、炊飯制御回路60の炊飯制御部61のマイクロコンピ
ュータはイニシャルリセットなどの初期化処理を行い、
ステップ70において、全自動か否かを判定する。すな
わち、上述の第1炊飯制御モードでの炊飯制御(非全自
動)か、第2炊飯制御モードでの炊飯制御(全自動)か
の判定を行う。ステップ70で、全自動と判定されない
と、自動炊飯器7における炊飯制御部160の表示入力
部66からの炊飯開始スイッチによる炊飯開始指示の待
ちとなるので、ステップ71に進み、炊飯開始スイッチ
がオンとなったか否かを判定する。ステップ71で炊飯
開始スイッチのオンが判定されないと、ステップ70に
戻って、ステップ70からの処理を繰り返す。
また、ステップ70において、全自動と判定された場合
には、ステップ72に進み、全自動炊飯装置本体1の本
体制御回路50からのデータ通信により受信した制御デ
ータに対するデータ格納を行い1次のステップ73にお
いて、上述の第2炊飯制御モードであることを示す全自
動メモリをセットし、次のステップ74に進む。なお、
ステップ70において、全自動と判定されるのは、全自
動炊飯装置本体1の本体制御回路50から制御データを
受信した場合であり、制御データの受信を契機として、
全自動と判定される。
次のステップ74では、吸水工程の処理を行う。
吸水工程の処理は、炊飯鍋の水を温め、米に十分に吸水
させる工程の処理である。次に、ステップ75において
、吸水工程の処理終了を判定するため500秒が経過し
たか否かの判定を行う。ステップ75において、500
秒が判定されるまでは、ステップ74に戻り、ステップ
74の吸水工程の処理を繰り返し行う。
500秒が経過して、吸水工程の処理が終わると1次の
ステップ76に進み、炊飯ヒータをオンとして、炊飯容
量を判定する基準温度のTo℃まで昇温する。このTO
’Cに達したか否かはステップ77により判定する。ス
テップ77において、To℃以下であると判定されると
、ステップ76に戻って炊飯ヒータオンを継続する。
10℃を越えたことをステップ77で判定できると、ス
テップ78において、全自動メモリ(セット)となって
いるか否かの判定を行う。全自動メモリでなければ、第
1炊飯制御モードであり。
この自動炊飯器7において炊飯容量の判定を行うので、
ステップ80に進み、台数判定の処理を行って、炊飯容
量のデータを得た後、100℃までの炊き上げを行う。
そして、次のステップ82に進み、ステップ82からの
処理で、炊飯容量に応じて加熱電力を定めて最適な加熱
電力で沸騰を継続するため処理を行う。
また、10℃を越えたことをステップ77で判定し、更
に、ステップ78で全自動メモリと判定されると、これ
は、全自動炊飯装置本体1からの指示により炊飯制御を
行っている第2炊飯制御モードであるので、この場合は
、炊飯容量を判定する必要はない。このため、ステップ
79に進み、温度判定を行う基準温度をloo”cとし
て、台数判定を行うことなく、炊き上げを行う。すなわ
ち、ステップ79において、100℃下であると、ステ
ップ76に戻り、炊飯ヒータオンを継続する。
この場合には、ステップ76→ステツプ77→ステツプ
78→ステツプ79→ステツプ76のループで、炊飯ヒ
ータオンを継続する。ステップ79において、100℃
を越えたことが判定されると、次に、ステップ81に進
み、全自動メモリデータ変換の処理を行う。これは、全
自動炊飯装置本体1から送信されてきた制御データを、
台数判定の処理で得られる炊飯容量を示すデータ(例え
ば熱容量に応じた温度上昇時間データなど)と同じフォ
ーマットのデータに変換する。そして、次のステップ8
2に進み、ステップ82からの処理で、炊飯容量に応じ
て加熱電力を定めて最適な加熱電力で沸騰を継続するた
め処理を行う。すなわち、ステップ82.ステップ83
.ステップ84の判定処理により、それぞれに台数判定
された炊飯容量のデータの範囲をa、b、Q、dで判定
し、判定された範囲a、b、c、dに応じて、それぞれ
ステップ85.ステップ86.ステップ87.ステップ
88において、それに対応するそれぞれの炊飯ヒータA
、炊飯ヒータB、炊飯ヒータC9炊飯ヒータDの加熱電
力による炊飯ヒータの通電制御を行って、沸騰を維持す
る加熱制御を行う。
このような沸騰を維持する加熱制御は、沸騰を持続し、
炊飯鍋の沸騰状態が続いて、米が十分に水を吸水して炊
飯鍋底部の水分がなくなり、炊飯鍋の温度が急激に上昇
して、130℃に達したことを判定するまで行う。すな
わち、これはステップ89において、炊飯鍋の温度が1
30℃以下であるか否かを判定し、130℃以下と判さ
れている間は、ステップ82に戻り、ステップ82から
の処理を繰り返し行う。例えば1台数判定の処理または
全自動メモリデータ変換の処理で、炊飯容量の判定が範
囲すとされていると、これをステップ83で判定し、ス
テップ86で炊飯ヒータBの加熱電力による炊飯ヒータ
の通電制御を行い、更に、ステップ89で130℃以下
であるか否かの判定を行い、沸騰を維持する加熱制御を
行う。ステップ89で130℃を越えることが判定され
るまでは、ステップ89→ステツプ82→ステツプ83
→ステツプ86→ステツプ89の処理ループを繰り返し
行う、ステップ89において130℃を越えたことが判
定されると1次にステップ90において、むらし工程の
処理を行い、次のステップ91で保温工程の処理を行っ
て処理を終了する。
なお、ステップ90のむらし工程では、所定時間の間の
第1むらし工程、第1追い炊き工程、第2むらし工程、
第2追い炊き工程等を行う。そして、次のステップ91
の保温工程に至る。通常、この保温工程の処理は、操作
スイッチにより保温取消が指示されるまで継続して行わ
れる。
次に、全自動炊飯装置本体1の側の本体制御回路50の
動作について説明する。
第7a図、第7b図、第7C図、第7d図、第7e図、
および第7f図は、本体制御回路50の炊飯制御の流れ
の概略を示すフローチャートである。
まず、第7a図を参照する。ステップ101において、
電源投入が行なわれると、次のステップ102において
、現在時刻の表示を行う。次にステップ103でイニシ
ャルリセットを行い、ワークレジスタなどをリセットを
行って、初期化処理を行う。次に、ステップ104にお
いて、メニュースイッチ(メニューSW)、炊飯スイッ
チ(炊飯SW)の同時オンか否かを判定する。このステ
ップ104の判定処理は、メンテナンス用のテストプロ
グラム処理を行うか否かの判定処理である。
メニューSW、炊飯SWが同時オンであれば、テストプ
ログラム処理(105)を行う処理に進む。
テストプログラム処理は、本発明とは直接的に関係しな
いので、ここでの説明は省略する。
ステップ104の判定で、メニューSW、炊飯SWが同
時オンでなければ、ステップ106に進み、エラービッ
トがあるか否かを判定する。エラービットがあれば、ス
テップ107において、エラービットの内容に応じたエ
ラー処理を行い、再びステップ106に戻って、エラー
ビットがあるか否かを判定する。再びエラービットがあ
ることが判定されれば、ステップ107で再びエラービ
ットに応じたエラー処理を行う。このようにして順次に
、ここでの発生エラーの内容を示すエラービットの存在
を判定する(ステップ106)と、それに応じたエラー
処理(ステップ107)を行う。
ステップ106でエラービットがないことを確認すると
1次にステップ108に進み、工程カウンタがクリアさ
れているか否かを判定する。工程カウンタがクリアされ
ていない場合には、ステップ109に進み、工程カウン
タ先サーチの処理を行う。この工程カウンタ先サーチの
処理は、停電補償を行うためのもので、停電確認、セッ
ト不良確認などを行った後、炊飯工程制御の全体の進行
の段階に応じて進む工程カウントの内容に従って、炊飯
工程制御を継続する処理またはエラー処理を行う、ステ
ップ109の工程カウンタ先サーチ処理のサブルーチン
でリターン終了された場合には、ステップ106から処
理を行う。ステップ108において、工程カウンタのク
リアが確認されると。
次には、第7b図のステップ110に進む。
第7b図を参照する。次に、ステップ110にいて、工
程イニシャルの処理を行う。工程イニシャルの処理は、
全自動炊飯装置本体1の各々の機構部において、制御モ
ータ、アクチュエータなどの移動部材が初期位置(ホー
ムポジション)に位置しているか否かを確認するための
処理である。
各々の移動部材が初期位置に位置していない場合には、
この工程イニシャルの処理において、それぞれの移動部
材を初期位置に移動させる駆動を行う。ステップ110
の工程イニシャルが終了すると、次にステップ111に
進み、工程イニシャルに異常があるか否かの判定処理を
行う。ステップ111の処理において、工程イニシャル
に異常があることが判定されると、ステップ106に戻
る。
また、工程イニシャルに異常がないと、次のステップ1
12に進み、炊飯器状態の確認の処理を行い、次にステ
ップ113で、時計スイッチがオンとされたか否かを判
定し、時計スイッチがオンとされた場合にだけ、ステッ
プ114で現在時刻をセットする処理を行う。次に、ス
テップ115で予約スイッチがオンか否かを判定する。
予約スイッチがオンでない場合、次にステップ116で
メニュースイッチがオンであるか否かを判定し、メニュ
ースイッチがオンでない場合には、更にステップ117
で保温スイッチがオンであるか否かを判定する。保温ス
イッチがオンでない場合は、次に、ステップ122の停
電確認の処理を行い、ステップ110に戻り、ステップ
11’Oの工程イニシャルからの処理から繰り返す。
また、ステップ115で予約スイッチがオンと判定され
ると、次のステップ120で、鍋抜かれメモリセットと
なっているか否かを判定する。鍋抜かれメモリがセット
であれば、ステップ121に進み、エラー報知を行い、
次のステップ122で停電確認の処理を行い、ステップ
110に戻る。
ステップ120で鍋抜かれメモリがセットでなければ、
炊飯鍋が一度抜かれ正常に炊飯鍋が洗浄されていること
が確認できるので、これを確認した後、ステップ123
で貯米量のチ、ニックを行い、更にステップ124で水
量チエツクを行い、ステップ125でエラーがあるか否
かを判定する。エラーがあれば、ステップ106(第7
a図)に戻り、再びステップ106からの処理を行う。
ステップ125でエラーがなければ、ステップ126に
おいて、前回コースの点滅の処理を行い、ステップ14
6(第7d図)に進み、ステップ146からの予約炊飯
モードにおける処理を行う。
一方、ステップ117の判定処理において、保温スイッ
チがオンであることが判定されれば、保温中(118;
第10図)の処理に進む。
また、ステップ116の判定処理に進んで、予約スイッ
チがオンでなく、メニュースイッチがオンであることが
判定されれば、ステップ119に進み、予約モードでな
く、即時動作モードでの全自動炊飯制御の処理を行うた
め、後述するメニュー選択のための処理へと進む。すな
わち、ステップ119では、鍋抜かれメモリセットとな
っているか否かを判定し、鍋抜かれメモリがセットであ
れば、ステップ121に進み、エラー報知を行い。
次のステップ122で停電確認の処理を行い、ステップ
110に戻る。また、ステップ119で鍋抜かれメモリ
がセットでなければ、炊飯鍋が一度抜かれて、正常に炊
飯鍋が洗浄されていることが確認できるので、これを確
認した後、次にステップ127で貯米量のチエツクを行
い、更にステップ128において、水量チエツクを行う
。次に。
ステップ129でエラーがあるか否かを判定する。
エラーがあれば、ステップ106(第7a図)に戻り、
再びステップ106からの処理を行う。ステップ129
でエラーがなければ、次のステップ130(第7c図)
に進む。
次に、第7c図を参照する。即時動作モードの全自動炊
飯制御モードの処理を行う場合には、ステップ130か
らの処理を行う。ステップ130において、前回コース
点滅の処理を行い、次のステップ131で停電確認を行
い、更に、ステップ132においてコース選択の処理を
行う。このコース選択の処理は、全自動炊飯制御におけ
る各々の炊飯工程の動作のコース選択を行う処理である
コース選択の処理は、第3図を参照すれば明らかなよう
に、炊飯のメニューの選択においては、白米、早炊き、
炊き込み、おかゆ1合、おかゆ2合の5種類のメニュー
選択を行い、炊飯量の選択においては、2カツプから1
0カツプまでの1カツプ毎の炊飯量の選択を行う。また
、炊き上げる御飯の「かださ」の程度を「かため」から
「やわらかめ」までを10段階で選択する。この「かだ
さ」の選択指示は炊飯を行う場合の水加減の量の指示デ
ータを与える。また、更に洗米の程度を3段階で設定す
る。
再び、第7C図に戻って説明を続けると、ステップ13
2のコース選択の処理が終了すると、次にステップ13
3のセット不良確認の処理を行う。
セット不良確認の処理は、貯米計量ユニット、洗米ユニ
ット、炊飯ユニット、炊飯ユニットの自動炊飯器などが
正常位置にセットされているか否かを確認する処理であ
る。ステップ133において、セット不良確認の処理が
終了すると、次にステップ134に進み、取消スイッチ
がオンとなったか否かを判定する。ここで、取消スイッ
チがオンであると判定されると、ステップ135に進み
、操作表示パネルのコースLED (コース表示発光ダ
イオード)を消灯し、次にステップ136で工程カウン
タを(00)にセットして、最初からの処理とするため
、ステップ106に戻る。ステップ136で取消スイッ
チがオンと判定されないとステップ137に進み、セッ
ト不良があるか否かを判定する。ここでセット不良があ
ると、ステップ131に戻り、ステップ131の停電確
認からの処理を行う。また、セット不良がなければ、ス
テップ138で予約スイッチがオンとなったか否かを判
定する。ここで、予約スイッチがオンであることが判定
されると、予約炊飯モードの動作に切り換えるので、ス
テップ146に進んで、予約炊飯モードにおける全自動
炊飯制御の処理を行う。
また、ステップ138の判定処理において予約スイッチ
がオンと判定されないと、次に、ステップ139に進み
、スタートスイッチがオンとなったか否かを判定する。
スタートスイッチがオンと判定されないと、ステップ1
31に戻り、ステップ131からステップ139までの
処理を繰り返し行って、スタートスイッチがオンとされ
るのを待つ。ステップ139において、スタートスイッ
チのオンが判定されると、次のステップ1.40に進み
、炊飯器通信処理を行う。ここでの炊飯器通信処理は炊
飯ユニット4に全動炊飯器7がセットされていることを
確認するための処理である9次に、ステップ141にお
いて、架台ロックを行い、次のステップ142でロック
異常があるか否かの判定を行う。この判定で架台ロック
のロック異常が判定された場合は、ステップ143にお
いて。
操作表示パネルのコースLEDを消灯し、最初からの処
理を行うため、ステップ106に戻る。また、ステップ
142の判定でロック異常が判定されないと、ステップ
144に進み、コースデータを記憶して、次のステップ
145において、コースLEDを点灯する。そして、ス
テップ145の次には、第7e図のステップ172に進
み、ステップ172からの米の計量工程、洗米工程など
の処理へと続ける。
一方、第7b図のステップ126から続いて、または第
7c図のステップ138の判断ステップから分岐して、
第7d図のステップ146からの予約炊飯モードにおけ
る処理を続ける。
第7d図を参照して説明すると、まず、ステップ146
において、予約1または2を点滅し、次にステップ14
7で予約時刻、炊きあがり表示の点滅を行う。続いて、
ステップ148で停電確認を行い、ステップ149で時
刻セットを行い、ステップ150でコース選択の処理を
行う。次にステップ151でセット不良確認を行い、次
のステップ152で予約切り換えの処理を行う。次にス
テップ153において、予約設定の誤りなどで取消スイ
ッチがオンとされたか否かを判定し、取消スイッチがオ
ンとされた場合は、ステップ154に進んで、点滅中の
表示を消灯し、次にステップ155で工程カウンタを(
00)にセットして、エラーチエツクからの最初からの
処理を行うため、ステップ106に戻る。
また、ステップ153で取消スイッチがオンと判定され
ず、予約時刻、コース選択などの設定された場合、次に
ステップ156においてセット不良があるか否かを判定
し、設定された内容が矛盾せず有効であることを確認し
て、次に、ステップ157で予約炊飯モードの動作開始
のためのスタートスイッチがオンとされたか否かを判定
する。
スタートスイッチがオンとされた場合、次にステップ1
58に進み、予約時刻と現在時刻を比較して、設定した
予約時間が矛盾していないか否かをチエツクする。予約
時間が矛盾している場合には、ステップ159に進み、
「予約できません」の音声出力を行い、ステップ148
に戻り、ステップ148からの予約炊飯モードの設定処
理を再び行う。このようなステップ148に戻っての予
約炊飯モードの再設定処理は、ステップ156でセット
不良があることを判定した場合、スタートスイッチがオ
ンと判定されない場合には同様にしてステップ148に
戻り、予約炊飯モードの再設定処理を行う。
また、ステップ158の予約時間のチエツク判定で、予
約時間がOK(適確)であると1次にステップ160に
進み、炊飯器通信処理を行う。ここでの炊飯器通信処理
は炊飯ユニット4に全動炊飯器7がセットされているこ
とを確認するための処理である。次に、ステップ161
において、架台ロックの処理を行い、次のステップ16
2でロック異常があるか否かの判定を行う。この判定で
架台ロックのロック異常が判定された場合は、ステップ
163において、点滅中の表示を消灯し、エラーチエツ
クの処理からの最初からの処理を行うため、ステップ1
06に戻る。ステップ162の判定でロック異常が判定
されないと、次にステップ164に進み、コースデータ
を記憶し、次のステップ165において、予約時刻、炊
きあがりの表示を点灯する。次にステップ166におい
て、予約中LEI)、コースLEDを点灯する。そして
、次のステップ167において、予約タイマ中の処理(
サブルーチンの処理)を行う。
予約タイマ中の処理のサブルーチンでは、工程カウンタ
の内容を予約タイマ中を示す(02)にセットして、停
電確認を行いながら現在時刻が予約時刻となってた否か
を監視し、予約時刻となった時にリターンする。
予約タイマ中の処理が終了し、予約時刻となると、次に
ステップ168で予約中LED、予約時刻、炊きあがり
の表示を消灯する0次に、ステップ169で予約中終了
が取消スイッチオンによるものがあるか否か判定を行い
、取消スイッチオンによる予約中終了であると、ステッ
プ170に進み、コースLEDを消灯し、ステップ17
1で工程カウンタを(00)にセットして、エラーチエ
ツクからの最初からの処理を行うために、ステップ10
6に戻る。
また、ステップ169の判定で、取消スイッチオンによ
る予約中終了でないことを確認すると、次に、第7e図
のステップ172に進み、ステップ172からの米の計
量工程、洗米工程などの炊飯準備処理へと続ける。
第7e図を参照して、続いて行う炊飯動作開始前の炊飯
準備処理を説明する。
まず、ステップ172で表示部の「洗米中」LEDを点
灯し、次にステップ173でスライド後進(03)の処
理を行い、次のステップ174で前のスライド後進の処
理でエラーがあったが否かを判定する。次に、ステップ
175でロックカム動作(04)の処理を行い、ステッ
プ176でロックカム動作の処理にエラーがあったが否
かを判定する0次に、ステップ177で蓋開工程(o5
)の処理を行い、次のステップ178で蓋開工程の処理
でエラーがあったか否かを判定する。続いてステップ1
79でロックカム収納(o′6)の処理を行い、次に、
ステップ180において、蓋開センサの検知出力により
蓋開が正常に行われたが否かを判定する。蓋の開成動作
が正常に行われていないと、ステップ181に進み、ス
テップ181において、この蓋の開成動作のチエツクが
3回目であるか否かを動作カウンタにより判定する。3
回目以下であると、ステップ175に戻り、再び、ステ
ップ175からの処理で、蓋の開成動作を行う。また、
このステップ181の蓋の開成動作のチエツクにおいて
、3回目のチエツクを越えると、ステップ182に進み
、エラービット(o8)をセットして、後述するステッ
プ219(第7f図)に進み、[洗米中J LEDを消
灯して、洗米中工程の処理をエラー終了する。また、こ
のステップ182からの処理フローと同様に、洗米中工
程の処理をエラー終了する場合は、ステップ174゜ス
テップ176、ステップ178でエラーがあることが判
定された場合がある。この場合にも、同様にして、ステ
ップ219に進み、「洗米中」LEDを消灯して、洗米
中工程の処理をエラー終了する。
また、ステップ180の判定で蓋の開成動作が正常に行
なわれたことを判定すると、次にステップ192に進み
、再びエラーがないことを確認し、次にステップ193
でスライド前進(o7)の処理を行う0次のステップ1
94ではスライド前進の処理にエラーがあったか否かを
判定する。次に、ステップ195で炊飯を行う米の計量
を行う計量工程(08)の処理を行い、次のステップ1
96で計量工程の処理でエラーがあったか否かを判定す
る。これらのエラー判定のステップ192.ステップ1
94.ステップ196でエラーがあることが判定される
と、前述と同様に「洗米中JLEDを消灯して、洗米中
工程の処理をエラー終了するステップ219(第7f図
)に進む。
これにより、炊飯ユニット4において、スライドレール
上の台車に載置された自動炊飯器7が後進し、蓋開閉機
構4oにより自動炊飯器7の蓋が開けられて、再び前進
して、計量され洗米された米を受けられるような位置に
となる。続いて、貯米計量ユニット2で炊飯する米の計
量が行なわれ、洗米ユニット3の洗米装R30に米に入
れられた状態となる。続いて、洗米装置30を制御して
洗米が行なわれる。
洗米装!30の制御は、まず、ステップ197で洗米1
工程(09)を行い、ステップ198で研米1工程(O
A)を行い、次にステップ199で洗米2工程(OE)
を行い、ステップ200で研米2工程(OC)を行う。
次にステップ201で洗米3工程(09)を行う。続い
て、ステップ202でオーバーフロー(OE)の処理を
行って、洗米の処理を完了すると1次のステップ203
で排水工程(OF)の処理を行う。この一連の処理で洗
米の処理が終了すると、次に、第7f図のステップ20
4の排米工程の処理に進む。
第7f図を参照して説明を続ける。次にステップ204
において、排米工程(10)の処理を行い、次のステッ
プ205で前のスライド後進の処理でエラーがあったか
否かを判定する。次に、ステップ206で水加減工程(
11)の処理を行い、ステップ207で水加減工程の処
理にエラーがあったか否かを判定する。次に、ステップ
208でタンク洗浄(12)の処理を行い、次のステッ
プ209でタンク洗浄の処理でエラーがあったか否かを
判定する。更に次のステップ210でスライド後進(1
3)の処理を行い、ステップ211ででエラーがあった
か否かを判定する。続いてステップ212で蓋閉工程(
14)の処理を行い1次に、ステップ213において、
蓋センサにより自動炊飯器の状態を検知し、蓋閉状態と
なっているか否かを判定する。蓋閉状態となっていない
と。
次にステップ214に進み、ステップ214において、
この蓋の開成動作のチエツクが3回目であるか否かを動
作カウンタにより判定する。3回目以下であると、ステ
ップ212に戻り、再び、ステップ212の蓋閉工程の
処理を行い、次のステップ213の蓋閉状態のチエツク
を行う。このステップ213の蓋閉状態のチエツクが3
回目のチエツクを越えたことを、ステップ214で判定
すると、ステップ215に進み、この場合のエラーを表
示するエラーピット(11)をセットして、ステップ2
19に進み、「洗米中J LEDを消灯して、洗米中工
程の処理をエラー終了する。そして、エラーチエツクか
らの最初からの処理を行うため、ステップ106に戻る
また、ステップ213の判定で蓋閉状態を判定できると
、次にステップ216に進み、再びエラーがあるか否か
を判定し、次にステップ217でスライド前進(15)
の処理を行う。そして、次のステップ218でスライド
前進の処理にエラーがあったか否かを判定する。ステッ
プ218の判定でエラーがあることが判定されると、次
にステップ219に進み、r洗米中J LEDを消灯し
て、洗米中工程の処理はエラー終了とし、エラーチエツ
クからの最初からの処理を行うため、ステップ106に
戻る。一方、ステップ218の判定でエラーがないこと
が判定されると、ステップ220に進み、「洗米中J 
LEDを消灯して、ここでの一連の洗米中工程の処理を
終了し、次からの炊飯中工程の処理を行う。
このような制御処理により、洗米装置30により洗米が
行なわれた後、洗米装置30の下部に位置して蓋を開け
られた状態の自動炊飯器7に、洗米された米が収容され
、所定の水加減量の水を入れる。次に、自動炊飯器7を
後進させて、蓋開閉機構40により自動炊飯器7の蓋を
閉めて、再び前進して、炊飯時に発生する水蒸気を排出
できるように、炊飯を行う所定位置に位置して、炊飯準
備の処理が終了する。
ステップ220までの制御処理で、炊飯準備の処理が終
了すると、次にステップ221からの炊飯中工程の処理
を行う。
続いて行う炊飯中工程の処理では、まず、ステップ22
1において、メニューが炊き込み御飯となっているか否
かを判定する。炊き込み御飯となっていると、自動炊飯
器7の炊飯鍋の中に炊き込む具を入れる操作を行うため
、−時的に炊飯制御動作を中断する。このためステップ
222で「炊飯中J LEDの点滅の処理を行い、次の
ステップ223で再スタート待ち(16)の処理を行う
再スタート待ちの処理のサブルーチンでは、工程カウン
タの内容を再スタート待ちの処理中であることを示す(
16)にセットして、停電確認およびセット不良確認を
行いながら、所定時間毎に利用者に注意を促ながすブザ
ー音を発生させる処理を行う。この処理の間に、スター
トスイッチがオンとされるか否かを監視し、スタートス
イッチがオンとされると、再びセット不良をチエツクし
てリターンする。
ステップ223の再スタート待ち(16)の処理を行い
、この処理で炊飯制御動作を一時中断して、再びスター
トスイッチがオンとされるの待っている間に、利用者が
炊き込み御飯で炊き込む具を炊飯鍋に入れる操作を行い
、スタートスイッチをオンとすると、このステップ22
3の処理を抜れて、ステップ224に進む。また、前の
ステップ221の炊き込み御飯の判定の処理で、炊き込
み御飯と判定されないと、ステップ224に進む。
ステップ224の処理においては、炊飯中工程の処理に
入ったことを示すため[炊飯中J LEDを点灯し、ス
テップ225で炊飯中(17)の処理を行う。
炊飯中(17)の処理は後述するが、炊飯器通信を行い
、自動炊飯器7に対して炊飯開始の指示を送信して、炊
飯動作を開始させ、この間に排気ファンの制御を行って
、炊飯動作時に自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気
を行うと共に、時間監視を行い、炊飯動作が終了して御
飯を食べられる状態になるまでの時間表示を行う。
ステップ225の炊飯中の処理が終了すると、次にステ
ップ226の処理で、炊飯中工程の処理が終了したこと
を示すため「炊飯中J LEDを消灯し、次のステップ
227で炊飯中の処理でエラーがあったか否かの判定を
行う。エラーがあることが判定されると、エラーチエツ
クからの最初からの処理を行うため、ステップ106に
戻る。また、エラーがあることが判定されないと、次の
ステップ228の保温中(18)の処理を行う。
ステップ228の保温中(18)の処理は、また後述す
るが、自動炊飯器7が保温中の間は継続され、この間に
排気ファンを間欠即動する制御などを行う。取消スイッ
チのオン、エラーの発生などで、保温中の処理が終了す
ると、最初からの処理を行うため、ステップ106に戻
る。
このような全自動炊飯装置本体の制御処理フローのメイ
ンルーチンの中で、各々の機構部に対する制御処理、各
ステップの個別の処理のための代表的なサブルーチンの
処理を次に説明する。
第8a図および第8b図は、セット不良確認の処理のサ
ブルーチンの処理を示すフローチャートである。このセ
ット不良確認の処理は、全自動炊飯装置本体の制御処理
フローのメインルーチンの中で頻繁に行なわれて、全自
動炊飯装置本体1における機構部の各ユニットのセット
状態の確認を行う。セット不良確認の処理で行なわれた
確認処理の結果は、操作表示部パネル5における1区画
の表示ゾーンの炊飯要素装置セット表示部17において
、全自動炊飯装置本体と各々の装置ユニットの各シンボ
ルとを模式図的に表示し、その表示部の各々の装置ユニ
ットのシンボルのセット位置に対応して設けられている
各々のセット確認表示LEDにより表示される。これよ
り、セット不良となっている各々の装置ユニットが何で
あるかが容易に判別される。
第8a図および第8b図を参照して、セット不良確認の
処理を説明する。この処理では、自動炊飯器のセット、
炊飯器レールセット位置、および貯米庫セット位置の各
々のセット不良を確認する。
まず、自動炊飯器のセットの状態を確認するため、ステ
ップ301において、炊飯器通信が正常に行なわれるか
否かを判定する。ステップ301の判定で、全自動炊飯
器本体と自動炊飯器との間で炊飯器通信が正常に行なわ
れることが判定されると、自動炊飯器7が炊飯ユニット
4にセットされ、更に自動炊飯器7の電源プラグがコン
セントに差し込まれて電気的に動作可能となっているこ
とが判定される。ステップ301で炊飯器通信がOKで
あると、炊飯器通信の内容によって自動炊飯器7のセン
サで内鍋のセット状態を判定できるので、次に、ステッ
プ302で内鍋が有るか否かを判定する。内鍋が有る場
合には、炊飯ユニット4の自動炊飯器7が正常にセット
されていることが判定できるので、ステップ305にお
いて、自動炊飯器の表示位置に対応する″セット不良位
置表示”LEDを消灯する。また、ステップ302の判
定で内鍋が有ると判定されない場合には、ステップ30
3に進み、′セット不良”LEDを点滅し、次にステッ
プ304において自動炊飯器の表示位置に対応する″セ
ット不良位置表示”LEDを点滅する。
次に、炊飯器レールセット位置のセット不良を確認する
。このため、ステップ306において、炊飯器レールセ
ット位置がOK(正常位置)であるか否かを判定する。
炊飯器レールセット位置がOKであると、ステップ30
9に進み、炊飯器レールセット位置の表示位置に対応す
る″セット不良位置表示”LEDを消灯する。また、ス
テップ306の判定で炊飯器レールセット位置がOKで
あると判定されない場合に、ステップ307に進み、″
セット不良”LEDを点滅し、次にステップ308にお
いて炊飯器レールセット位置の表示位置に対応する″セ
ット不良位置表示″’ LEDを点滅する。
そして、次に貯米庫セット位置のセット不良を確認する
。このため、ステップ310において、貯米庫セット位
置がOK(正常位11f)であるか否かを判定する。J
l?米庫セット位置がOKであると、ステップ313に
進み、貯米庫セット位置の表示位置に対応する″セット
不良位置表示”LEDを消灯する、また、ステップ31
0の判定で貯米庫セット位置がOKであると判定されな
い場合に、ステップ311に進み、6セツト不良”LE
Dを点滅し1次にステップ312において貯米庫セット
位置の表示位置に対応する″セット不良位置表示”LE
Dを点滅する。
これにより、自動炊飯器のセット、炊飯器レールセット
位置、および貯米庫セット位置の各々の個別の各位置の
セット不良が確認できたので、全体の意味での「セット
不良あり」フラグを設定するため、ステップ314にお
いて、全ての″セット不良位置表示″’ LEDが消灯
されているか否か判定する。全ての″セット不良位置表
示”LEDが消灯されていない場合には、ステップ31
5に進み、rセット不良あり」フラグをセットして、メ
インルーチンにリターンする。また、全ての″セット不
良位置表示′″LEDが消灯されている場合には、ステ
ップ316に進み、「セット不良あり」フラグをリセッ
トし、次のステップ317において、″セット不良”L
EDを消灯して、メインルーチンにリターンする。
第9図は、炊飯中処理のサブルーチンの処理を示すフロ
ーチャー1・である。この全自動炊飯装置本体の側で行
う炊飯中処理では、炊飯器通信を行い、自動炊飯器7に
対して炊飯開始の指示を送信して、炊飯動作を開始させ
、この間に排気ファンの制御を行って、炊飯動作時に自
動炊飯器7から発生する水蒸気の排気を行うと共に、時
間監視を行い、炊飯動作が終了して御飯を食べられる状
態になるまでの時間表示を行う。
まず、この処理では、炊飯中の処理に入っていることを
示すため、ステップ401で工程カウンタを(17)に
セットする。次にステップ402で架台ロックの処理を
行い、次にステップ403で架台ロック異常があるか否
かを判定する。架台ロックで異常があると、直ちにメイ
ンルーチンにリターンする。この場合、正常リターンで
なく異常リターンなので、これにより、メインルーチン
では、前述したように、炊飯中工程の処理が終了するた
め、炊飯中工程の処理終了を示す「炊飯中」LEDを消
灯しくステップ226) 1次にエラーがあることを判
定して(ステップ227)、エラーチエツクの処理から
始まるの最初からの処理を行う(ステップ106に戻る
)。
また、ステップ403の判定において、架台ロック異常
がないと判定された場合には、次のステップ404で、
炊飯スタート通信を行い、自動炊飯器7における炊飯動
作をスタートさせる。これにより、自動炊飯器7では、
第6図の示した炊飯制御の処理フローに従って炊飯制御
の処理を開始する。全自動炊飯装置では、ステップ40
4の炊飯スタート通信を行った後、次のステップ405
で停電確認の処理を行った後、ステップ406で行った
炊飯スタート通信の炊飯器通信はOKであるか否かを判
定する。炊飯器通信において受信応答がなく、炊飯器通
信がOKでない場合には、次のステップ407でタイム
アツプか否かを判定し、タイムアツプでない場合には、
ステップ405に戻り、停電確認の処理、炊飯器通信の
確認の判定処理を繰り返す。所定のタイムアツプ時間が
経過しても、炊飯器通信の受信応答がなく、炊飯器通信
がOKと判定されず、ステップ407でタイムアツプと
なると、次にステップ408に進み、ここでのエラー状
態を示すため、エラービット(E12)をセットする。
そして、「あと−分」表示を消灯して、メインルーチン
にリターンする。
この場合も、正常リターンでなく異常リターンなので、
これにより、メインルーチンでは、前述したように、炊
飯中工程の処理が終了するため、炊飯中工程の処理終了
を示す「炊飯中J LEDを消灯しくステップ226)
、次にエラーがあることを判定して(ステップ227)
、エラーチエツクの処理から始まるの最初からの処理を
行う(ステップ106に戻る)。
また、ステップ406において、所定のタイムアツプ時
間の内に、炊飯器通信の受信応答があり、炊飯器通信が
OKと判定されると、自動炊飯器7では正常の炊飯制御
動作が開始されているので、次のステップ410におい
て、排気モータをオンとし、排気ファンユニットを關動
して、自動炊飯器7から発生する水蒸気の排気を開始す
る。
次に、ステップ411で停電確認の処理を行い、次のス
テップ412において、御飯の炊きあがりを判定するた
め、炊きあがり時間表示部がrあと且分」表示となって
いるか否かを判定する。炊き上がり時を示す「あと−9
」−分」表示となっていない場合には、ステップ413
に進み、炊飯メニューが炊き込みであるか否かを判定し
、炊き込みである場合には、更にステップ414でむら
し工程であるか否かを判定する。炊飯メニューが炊き込
みであり、むらし工程に入った場合に、ステップ415
に進み、「あと−分」表示を点灯し、次にステップ41
1に戻り、ス゛テップ411からの処理を繰り返し行う
。また、ステップ413の判定で、炊き込みと判定され
ない場合、また、ステップ414で、むらし工程と判定
されない場合にも、ステップ411に戻り、ステップ4
11からの処理を繰り返し行う。
御飯が炊きあがり、ステップ412の判定で炊きあがり
時間表示部が「あと見立分」表示となっていることが判
定された場合、ステップ416に進み、「あと□分」表
示を消灯する。次にステップ417でブザー報知3の処
理を行い、次に、ステップ418において、ループカウ
ンタが8回となっているか否かを判定し、8回となって
いない場合、ステップ419で停電確認を行い、ステッ
プ417に戻る処理を繰り返し行う。これにより、ブザ
ー報知3の処理が8回繰り返し行なわれて、炊き上がり
を知らせた後、メインルーチンにリターンする。この場
合は、正常リターンとなる。
第10図は、保温中処理のサブルーチンの処理フローを
示すフローチャートである。この全自動炊飯装置本体の
側で行う保温中処理は、炊飯生処理が正常に行なわれ、
自動炊飯器7の炊飯動作が終わり、自動炊飯器7が保温
動作に入ったことに対応して行なわれる処理である。こ
の保温中の処理は、自動炊飯器7が保温中の間は継続さ
れ、この間に排気ファンを間欠駆動する制御などを行う
取消スイッチのオン、エラーの発生などで、保温中の処
理が終了することにより、保温中処理のサブルーチンは
リターンされる。また、保温中処理においては、おかゆ
炊飯の場合には、保温ランプを点滅する点灯を行い、通
常の御飯の炊飯の場合には保温ランプを連続点灯して、
保温している御飯の状態を区別して表示する。
第10図を参照して説明する。この保温中の処理では、
まず、ステップ501において、保温中の処理に入って
いることを示すため、工程カウンタを(18)にセット
する。次にステップ502保温中データセツトを行う。
次に、ユニットロックモータをオフ(OFF)とする。
次に、ステップ504において、排気モータをオンとし
、排気ファンユニットを駆動して、自動炊飯器7から発
生する水蒸気の排気を開始する。
次に、ステップ505において、炊飯メニューがおかゆ
炊飯であるか否かを判定する。おかゆ炊飯である場合、
ステップ517に進み、保温ランプを点滅する。そして
、次のステップ518において、取消スイッチがオンと
なったか否かを判定する。取消スイッチがオンでないと
、保温中を継続するので、次にステップ521に進み、
ステップ521で炊飯器イニシャルか否かを判定し、次
のステップ522で炊飯器があるか否かを判定する。ス
テップ521で炊飯器イニシャルと判定された場合、ま
たステップ522で炊飯器の存在が確認できない場合、
保温中の処理を終了するため、ステップ515に進む。
これらの判定ステップで、炊飯器イニシャルでなく、炊
飯器がある場合には、そのまま保温中を継続して良いの
で、ステップ523に進み、ステップ523でファン間
欠駆動の処理を行い、次のステップ524で停電確認の
処理を行って、ステップ518に戻る。そして、ステッ
プ518からの処理を繰り返し行って、この場合の保温
中の処理を継続する。
ステップ518において取消スイッチのオンが判定され
ると、保温中の処理を中断して終了とするため、ステッ
プ519に進み、自動炊飯器に対する保温取消の処理を
行い、次のステップ520でブザー報知1の処理を行っ
て、ステップ515に進む。そして、ステップ515で
保温ランプ消灯を行い、ステップ516で工程カウンタ
の内容を(00)にセットして、メインルーチンにリタ
ーンする。
一方、ステップ505の判定で、おかゆ炊飯でないと判
定されると、次にステップ506において、自動炊飯器
7が保温となっているか否かを判定する。この判定で炊
飯器保温と判定されな場合には、ステップ525のエラ
ー(E12)表示を行い、次にステップ507で保温ラ
ンプ点灯を行う。この場合には、通常の御飯の保温なの
で、保温ランプは連続点灯を行う。
そして、次のステップ508において、取消スイッチが
オンとなったか否かを判定する。取消スイッチがオンで
ないと、保温中を継続する処理となるので、次にステッ
プ511に進み、ステップ511で炊飯器イニシャルか
否かを判定し1次のステップ512で炊飯器があるか否
かを判定する。
ステップ511で炊飯器イニシャルと判定された場合、
またステップ512で炊飯器の存在が確認できない場合
には、保温中の処理を終了するため。
ステップ515に進む。
また、ステップ511およびステップ512の判定ステ
ップで、炊飯器イニシャルでなく、炊飯器がある場合に
は、そのまま保温中を継続して良いので、ステップ51
3に進み、ステップ513でファン間欠駆動の処理を行
う。次に、ステップ514の停電確認の処理を行い、ス
テップ508に戻る。そして、ステップ508からの処
理を繰り返し行って、この場合の保温中の処理をm続す
る。ステップ508において取消スイッチのオンが判定
されると、保温中の処理を中断して終了とするため、ス
テップ509に進み、自動炊飯器に対する保温取消の処
理を行い、更に次のステップ510でブザー報知1の処
理を行って、ステップ515に進む。そして、ステップ
515で保温うンプ消灯を行い、ステップ516で工程
カウンタの内容を(00)にセットして、メインルーチ
ンにリターンする。
第11図は、保温中処理のサブルーチンで行なわれるフ
ァン間欠駆動の処理フローを示すフローチャートある。
ファン間欠駆動の処理は、排気ファンユニットに対する
駆動制御の制御ルーチンとなっている。ここでの処理で
は、ステップ601において、保温中工程の工程(18
)に入ってから10分経過後であるか否かを判定し、1
0分経過後でない場合には、直ちにリターンする。また
、工程(18)に入ってから10分経過後である場合に
は、ステップ602に進んで、排気ファンの駆時間を1
0秒間のオン、1分間のオフとする間欠駆動のパターン
で駆動する。
このように、保温中処理において行う排気ファンの間欠
駆動は、保温中工程の制御に入ってから所定時間の後に
開始されるようになっており、また、排気ファンの間欠
駆動は、排気ファンを駆動する鮭動期間が排気ファンの
駆動を休止する休止期間より短くなっている。
したがって、このような保温中の処理では、排気ファン
の間欠駆動を行うことで、駆動騒音を低くして運転し、
更に、排気ファンの排気能力を低くして運転することに
より排気騒音を低くする。
ここでの全自動炊飯装置は、上述したように、箱体本体
内に貯米庫および計量装置が組み込まれた貯米計量ユニ
ット、洗米装置が組み込まれた洗米ユニット、および自
動炊飯器が組み込まれた炊飯ユニットとを備え、各ユニ
ットの装置を制御する制御装置となっている本体制御回
路が設けられている。制御装置の本体制御装置が、財米
庫から炊飯する米を取り出し計量する計量工程、計量し
た米を洗米する洗米工程、洗米した米を自動炊飯器にセ
ットして水加減を行う炊飯準備工程、自動炊飯器に炊飯
開始指示を与えて炊飯動作を監視する炊飯中工程、およ
び自動炊飯器の炊飯後の保温状態を監視する保温中工程
の各工程の制御を順次に行い、全ての炊飯工程にかかる
制御を行う全自動機械の炊飯装置となっている。このよ
うな本体制御回路は、全ての炊飯工程にかかる制御を行
う場合、各々の駆動部のチエツクを行い、自動炊飯器と
の間で制御データのデータ通信を行い、自動炊飯器の状
態を検知しながら、全ての炊飯工程にかかるシーケンス
制御を行う。その場合のデータ通信を行う通信路は、全
自動炊飯装置本体の側に設けた光送受信器と自動炊飯器
の側に設けた光送受信器とを互いに近接して対面する位
置に設置して、光信号通信路を形成する。
第12図は、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器との間の
制御データ通信のための光信号通信路を説明する要部断
面図である。
第12図を参照すると、自動炊飯器7の台部の裏側に自
動炊飯器側光送受信器49が設けられ、また、全自動炊
飯装置本体の側ではスライドレールの載せられている台
車47aに、自動炊飯器7の台部の裏側の空間部分に突
出する形状のケース48aの内に、全自動炊飯装置本体
側光送受信器48が設けられる。
炊飯ユニット内の所定位置に自動炊飯器7がセットされ
た状態において、全自動炊飯装置本体側光送受信器48
と自動炊飯器側光送受信器49とが互いに近接して対面
して、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器7との間での光
信号通信路68が形成される。光信号通信路68は、制
御データの通信を行う際の通信路となる。光信号通信路
68は短い距離であり、また、自動炊飯器7の台部の裏
側の空間部分は周囲から外光が入らない状態となってい
るので、対ノイズ性が高く、光信号で通信を行うので、
炊飯ヒータの通電制御を行う強電回路からの誘電ノイズ
、電波ノイズからも十分に強いものとなっている。
以上1本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように1本発明の全自動炊飯装置によれ
ば、全ての炊飯工程のシーケンス制御を行う制御装置が
、保温中工程に古いて排気ファンを間欠駆動する制御を
行うので、排気ファンを適切な排気能力で静かに運転さ
れ、長時間の間、保温中の状態であっても、駆動騒音を
低く、また、排気騒音も低くなり、全自動炊飯装置の使
用者に不快感を与えない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
外観を示す斜視図、 第2図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
正面図、 第3図は、本発明の一実施例にかかる全自動炊飯装置の
箱体本体の前面側に設けられる操作表示部パネルの一例
を示す正面図、 第4図は、全自動炊飯装置の各ユニットの機構部を説明
する縦断面図、 第5図は、全自動炊飯装置本体における各々の炊飯装置
要素の制御を行う制御装置の電子回路の構成を示すブロ
ック図、 第6図は、炊飯制御回路60の炊飯制御の流れの概略を
示すフローチャート、 第7a図、第7b図、第7C図、第7d図、第7e図、
および第7f図は、本体制御回路50の炊飯制御の流れ
の概略を示すフローチャート、第8a図および第8b図
は、セット不良確認の処理のサブルーチンの処理を示す
フローチャートである。 第9図は、炊飯中処理のサブルーチンの処理を示すフロ
ーチャート、 第10図は、保温中処理のサブルーチンの処理フローを
示すフローチャート、 第11図は、保温中処理のサブルーチンで行なわれるフ
ァン間欠駆動の処理フローを示すフローチャート、 第12図は、全自動炊飯装置本体と自動炊飯器との間の
制御データ通信のための光信号通信路を説明する要部断
面図である。 図中、■・・・全自動炊飯装置本体、2・・・貯米計量
ユニット、3・・・洗米ユニット、4・・・炊飯ユニッ
ト、5・・・操作表示部パネル、6・・・排気ファンユ
ニット、7・・・自動炊飯器、8・・・メイン電源スィ
ッチ、9・・・排気ファン、11・・・時刻セラ1へ表
示部、12・・・炊飯メニュー設定部、13・・・炊飯
量設定部、14・・・かたさ(炊飯水加減)設定部、1
5・・・洗米設定部。 16・・・炊飯動作モード指示設定部、17・・・炊飯
要素装置セット確認表示部、20・・・貯米庫、21・
・・計量装置、22・・・計量ドラムモータ、23・・
・エンコーダ、24・・・給水弁、30・・・洗米装置
、31・・・洗米外槽、32・・・洗米内槽、33・・
撹拌羽根、34・・・洗米モータ、35・・・排米口、
36・・・排米弁、37・・・排米弁カム機構、38・
・・排水口、39・・・排気ダクト、40・・・蓋開閉
機構、41・・・開閉モータ、42・・・第1リンク4
3・・・第2リンク、44・・・第3リンク、45・・
・昇降モータ、46・・・スライドモータ、47・・・
スライドレール、48・・・全自動炊飯装置本体側光送
受信器、49・・・自動炊飯器側光送受信器、50・・
・本体制御回路、51・・・本体制御部、52・・・音
声出力部、53・・・表示入力部、54・・・センサ入
力部、55・・・ドライブ出力部、56・・・フォトカ
プラ(光送受信器)、57・・・商用交流電源、58・
・・ブレーカ、59・・・コンセント、6o・・・炊飯
器制御回路、61・・・炊飯制御部、62・・・フォト
カプラ、63・・・温度センサ、64・・・炊飯ヒータ
、65・・保温ヒータ、66・・・表示入力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、箱体本体内に貯米庫、計量装置、洗米装置、および
    炊飯器からなる各炊飯装置要素と、各炊飯装置要素を制
    御する制御装置とを備え、制御装置が、貯米庫から炊飯
    する米を取り出し計量する計量工程、計量した米を洗米
    する洗米工程、洗米した米を炊飯器にセットして水加減
    を行う炊飯準備工程、炊飯器に炊飯開始指示を与えて炊
    飯を監視する炊飯中工程、および炊飯器の炊飯後の保温
    状態を監視する保温中工程の各工程の制御を順次に行い
    、炊飯を自動的に行う全自動炊飯装置であって、箱体本
    体の前面側に炊飯器から発生する蒸気を箱体本体外部に
    排出する排気ファンを設け、制御装置は、排気ファンを
    保温中工程において間欠駆動する制御を行う制御手段を
    備えることを特徴とする全自動炊飯装置。 2、制御装置が保温中工程において行う排気ファンの間
    欠駆動は、排気ファンを駆動する駆動期間が、排気ファ
    ンの駆動を休止する休止期間より短いことを特徴とする
    請求項1に記載の全自動炊飯装置。 3、制御装置が保温中工程において行う排気ファンの間
    欠駆動は、保温中工程の制御に入ってから所定時間の後
    に開始することを特徴とする請求項1に記載の全自動炊
    飯装置。
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