JPH04335864A - 多加水麺帯の製造方法 - Google Patents

多加水麺帯の製造方法

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JPH04335864A
JPH04335864A JP3197517A JP19751791A JPH04335864A JP H04335864 A JPH04335864 A JP H04335864A JP 3197517 A JP3197517 A JP 3197517A JP 19751791 A JP19751791 A JP 19751791A JP H04335864 A JPH04335864 A JP H04335864A
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noodle
wheat flour
water
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water content
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JP3197517A
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Noboru Otsuka
昇 大塚
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は,外割り水分率45%〜
150%という驚くべき多加水麺帯,超多加水麺の製造
方法に関するものである。点心成形機,機械製麺に適用
する。
【従来の技術】外割り水分率とは小麦粉100部に対す
る加水量百分率であるが,シュウマイ,ギョウザ.包子
などの自動成形機に適合し得る麺帯にあっては,その引
っ張り強度や,成形孔に押し込んだときの破断強度に耐
える麺帯を作るには,小麦粉としてはグルテン含有量の
多い強力小麦粉(グルテン12%程度)を主体とせざる
をえず,その加水量(外割り水分率)も通常33%程度
が業界の常識である。
【発明が解決しようとする課題】しかし,それでは蒸し
上がりの外皮が堅くて製品の食感や風味に問題がある。 かと言って,小麦粉に加水量を増加しても,ミキサーの
中で団子状になってしまい,これをロール圧延しても,
ロールに付着したり,べたついたりして到底成形機械に
かからないだけでなく,麺帯そのものすら製造不可能で
あった。全てが手作りなら不可能ではないので,多加水
麺帯製造成形機も研究したが,構造が複雑であり多量に
安価に点心を生産するには程遠い。そこで,配合添加物
が種々研究され,麺帯の改良に鎬が削られ,現在外割り
水分が40%程度までできるようになった。所が近年グ
ルメブームの進展により,それでも十分ではないので,
もっと多加水の麺帯でしかもしなやかで,滑りのよい,
機械適性のよい,食感のよい麺帯の製造方法の開発は業
界の熱望するところとなっている。
【課題を解決するための手段】本発明は,本発明者の永
年の苦心の結果,以上の業界の要望を満たすものであっ
てしかも何の添加物も必要ではなく,従来の成形機に適
合する多加水麺帯の製造方法であって,極めて実用的な
発明である。以下にその方法を説明する。即ち  麺帯
を製造するに当って,強力小麦粉は使用せず,薄力小麦
粉と小麦澱粉のいずれか若しくは双方の混合物に適量の
水を加えて加熱し,充分にアルファー化した糊状物にさ
らに適当割合で薄力小麦粉あるいは小麦澱粉または両者
の混合物を適当な比較的高い温度,即ち50℃〜70℃
に  調節しながらミキサーの中で混和混煉して熟成さ
せる。この時の温度は高すぎても低すぎても,目的とす
る多加水麺帯を製造することができない。即ち,温度が
高すぎると混煉物(皮生地)はモロモロの状態になって
,  圧延ロール上で麺帯にすることは不可能であり,
低すぎるときはベタベタになって付着しやすく,  腰
の弱い麺帯しか製造することができず,その後の成形加
工は無理である。適正な熟成で,麺帯の外割り水分率は
45%〜150%にも達成させることができ,しかもこ
の混練熟成物は従来の圧延式ローラーで容易に,且つス
ムーズに製帯できるばかりでなく,従来の成形機に適合
する引っ張り強度,破断強度を有しているのである。
【作用】思うに,本発明方法にあっては,後から加える
小麦粉などを言わば不完全にアルファー化させるのがよ
い。熟成のときに完全にアルファー化が進んでしまって
も,また,単にアルファー化澱粉が混ざっているだけの
状態である場合は,目的の多加水麺帯は製造することが
できないことが,幾多の実験から判明している。出来上
がった混練熟成物は,このまま通常の圧延ロール式製帯
機で麺帯とすることが容易であり,在来の成形機で成形
加工に支障は無く,仕上がったシュウマイ,ギョウザ,
包子などの外皮は透明感ある上品さであって,ソフトで
食感がよく,商品価値は抜群である。勿論,この麺帯を
細切りにすると,極めて煮上がり時間の早い麺類(うど
ん,春雨)となる。このように,本発明多加水麺帯の製
造方法にあっては,麺帯を冷水とグルテンとでつなぐと
いった従来からの常識を完全にうち破り,むしろ逆の発
想からの作用で構成されている。
【実施例】1.水9.5部に小麦澱粉1.0部を加えて
撹拌加熱し,充分アルファー化した糊状物に70℃〜5
0℃の適当な高温度環境の中で小麦澱粉5.6部を加え
て混和する。スチーム加熱式撹拌機を使用する場合は,
はじめのアルファー化工程の終わる適当時間前にスチー
ムを切り,後は余熱でアルファー化を完了し,これに室
温の小麦澱粉所要量を投入すると,およそ適温となるが
,気温や撹拌機の容量によっては高温過ぎることがあり
,この場合は,時間が許せばアルファー化した糊状物の
温度が適当に下がるまで待ってもよいし,急ぐなれば,
最初の水比率を少なくしてアルファー化後正規の水比率
になるよう冷氷を加えて温度を調節する。もし温度が高
すぎて,モロモロの感じの皮生地ができたときは,常温
下にこれを放置しておくと,出来過ぎたアルファー澱粉
がベーター澱粉に戻るためか,数時間後には,機械性の
よいしなやかな皮生地に変わる。かくて,これをロール
圧延すれば目的の多加水麺帯が製造できる。この麺帯は
,外割り水分率が,なんと150%にも達しているにも
かかわらず,さらさらしていてしなやかで強靭であり,
従来のギョウザ成形機を使って支障無くギョウザが量産
でき,蒸し上がった製品は白く透き通った高級品である
【実施例】2.水5.0部に対して薄力小麦粉1.0部
を加え,加熱してアルファー化する。次に実施例1.と
同様にして,薄力小麦粉9.0部を加えて皮生地を作る
。これから製造できる多加水麺帯は,やや不透明である
が,特にシウマイ成形に適した薄い麺帯が出来る。外割
り水分率50%であり,蒸し上がり製品の水分吸収率が
よく,透明感のある,口当りのよい高級品となる。
【実施例】3.水10.0部,小麦澱粉1.0部混合加
熱してアルファー化させた後,薄力小麦粉9.0部を上
記各例同様に適当な高温度下に混煉熟成させる。この生
地から生産できる外割り水分率100%の多加水麺帯が
適用できる点心の外皮としては,包子(ポウズ)が適当
であり,細切りすれば,超多加水麺の原料にともなる。 グルテンの含有率が少ないので,従来の製品に比べ,ゴ
ムのような堅さはなく,煮ても解け崩れせず,しかも煮
上がり速度が非常に早い特徴がある。
【発明の効果】叙上のように本発明多加水麺帯の製造方
法は,原料に強力小麦粉を使用しないので,製品の透明
度がよく,口当りのよい高級品ができる。また外割り水
分率45%〜150%の多加水麺帯ができるので,これ
から製造する点心の外皮や主麺は,蒸し上がり速度や煮
上がり速度が抜群に早く,ソフトで腰がある。また,本
発明の最も重要な効果は,小麦粉などにアルファー化澱
粉を単に混合するだけではなく,不完全なアルファー化
をせしめるための50℃〜70℃の混煉熟成工程を設定
したので,仕上がった麺帯がしなやかで,多加水麺帯で
ありながら,機械成形が可能な程度に強靭で破断しにく
い特徴があり,バインダーとなるようないかなる添加物
をも混合しなくても従来の成形機で成形できるだけでな
く,さらに成形品を加熱加工した場合にも,適当に混在
している未変成の澱粉粒などの作用によって溶け崩れた
り破れたりしないなど,数々の効果や利点がある。なお
,本発明多加水麺帯の製造方法にあっては,いかなる添
加物も排除するものではなく,例えば,特許第1184
462号パスタの網目構造補強方法などと併用すること
により,麺帯の老化を防止する効果を期することもでき
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】麺帯を製造するに当り,薄力小麦粉と小麦
    澱粉のいずれか若しくは双方に水を加えて加熱混合して
    アルファ化し,これにさらに薄力小麦粉または小麦澱粉
    若しくは双方を加え,混煉物の温度を50℃乃至70℃
    に調節熟成させ,麺帯の外割り水分率を45%乃至15
    0%に達しせしめて圧延することを特徴とする多加水麺
    帯の製造方法。
JP3197517A 1991-05-07 1991-05-07 多加水麺帯の製造方法 Pending JPH04335864A (ja)

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JP3197517A JPH04335864A (ja) 1991-05-07 1991-05-07 多加水麺帯の製造方法

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