JPH04335773A - 画像処理装置の情報判別装置 - Google Patents

画像処理装置の情報判別装置

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JPH04335773A
JPH04335773A JP3144267A JP14426791A JPH04335773A JP H04335773 A JPH04335773 A JP H04335773A JP 3144267 A JP3144267 A JP 3144267A JP 14426791 A JP14426791 A JP 14426791A JP H04335773 A JPH04335773 A JP H04335773A
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JP
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Application number
JP3144267A
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English (en)
Inventor
Shozo Takegawa
竹川 昭三
Eiji Miyazaki
宮崎 英二
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置の情報判
別装置に関し、特に、画像読み取り部で読み取られた中
間調画像を含む画像情報に対して、中間調処理部でディ
ザ処理を行う画像処理装置の情報判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置においては、写真情報
等を鮮明に送るために、中間調画像の伝送、表示を行う
ものが既に提供されている。このような中間調画像を鮮
明に伝送、表示するために、画像情報に対してディザ処
理が行われる。
【0003】このディザ処理は、画像の微小面積内での
黒画素の密度を変化させることにより、多階調の濃淡を
表現しようとするものである。このディザ処理では、n
×n画素のドットマトリクス(ディザマトリクス)を階
調表示の1単位として、その中のn2 個の画素の白黒
判定しきい値を画素ごとに変化させている。このような
ディザ処理を行うことにより、写真情報等の中間調画像
を鮮明に伝送、表示することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】中間調画像としての写
真情報については、前述のように、ディザ処理を行うこ
とにより鮮明に伝送、表示が可能となる。しかし、ディ
ザ処理機能を有する装置で、写真情報と文字情報とが混
在する原稿を伝送しようとすると、文字情報についても
ディザ処理が施されてしまう。文字情報は白又は黒の二
値情報であるので、この文字情報にディザ処理を施すと
、特に文字の端が抜けたり、また細線を構成する画素に
抜けが生じて破線になるなど、鮮明に表示できないとい
う問題がある。
【0005】本発明の目的は、中間調画像であるたとえ
ば写真情報と二値画像である文字情報とが混在する画像
であっても、いずれの画像も鮮明に読み取ることができ
る画像処理装置の情報判別装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置の情報判別装置は、画像読み取り部で読み取られた中
間調画像を含む画像情報に対して、中間調処理部でディ
ザ処理を行う画像処理装置に用いられる装置であって、
画素データ記憶手段と、判別手段と、画素データ出力手
段とを備えている。
【0007】前記画素データ記憶手段は、情報の判別を
行う目的画素の画素データと、その周辺の画素の画素デ
ータを順次記憶する手段である。前記判別手段は、画像
読み取り部からの画素データ及び画素データ記憶手段に
記憶された各画素データをもとに、目的画素が中間調画
像を構成する画素であるか、二値画像を構成する画素で
あるかを判別する手段である。前記画素データ出力手段
は、判別手段で中間調画像を構成する画素であると判別
された画素については、当該画素をそのまま中間調処理
部へ出力し、二値画像を構成する画素であると判別され
た画素については、当該画素を白又は黒レベルの画素と
して中間調処理部へ出力する手段である。
【0008】
【作用】本発明に係る画像処理装置の情報判別装置では
、画像読み取り部で読み取られた画素のうち、目的画素
及びその周辺の画素の画素データが画素データ記憶手段
に記憶される。そして、判別手段はこの画素データ記憶
手段から目的画素及び周辺画素の画素データを読み出す
とともに、画像読み取り部で読み取られた画素データを
もとに、目的画素が中間調画像を構成する画素であるか
、二値画像を構成する画素であるかを判別する。そして
、中間調画像を構成する画素であると判別された画素に
ついては、そのまま中間調処理部へ当該画素を出力する
。また、二値画像を構成する画素であると判別された画
素については、当該画素のレベルを強制的に白又は黒レ
ベルに変更し、中間調処理部へ出力する。
【0009】これにより、たとえば写真情報と文字情報
とが混在する画像を読み取って画像処理する場合、中間
調画像である写真情報はディザ処理によって鮮明となり
、また、二値画像である文字情報についてディザ処理を
行っても、鮮明な白又は黒レベルとなり、文字がぼけて
不鮮明になるのを防止できる。
【0010】
【実施例】
全体構成 図1は、本発明の一実施例が採用されたファクシミリ装
置の全体ブロック構成図である。図1において、本装置
は、全体のシステム制御及び画像情報の伝送、通信制御
及び網制御のコントロールを行うためのCPU1を有し
ている。このCPU1には、ROM2及び画像データ等
を記憶するためのRAM3がバス4を介して接続されて
いる。また、このCPU1には、ラインメモリ及びその
制御部5と画像情報の冗長度を除去したり、冗長度を復
元するための情報圧縮・復元部6と、伝送制御、誤り制
御等を行うための通信制御部7と、回線に接続される網
制御部8と、読取り及び記録のための画像処理等を行う
読取り処理部及び記録処理部9と、インターフェイス1
0とが接続されている。読取り処理部及び記録処理部9
には、CCD等を含む読取り走査部11と、サーマルヘ
ッド等を含む記録走査部12とが接続されている。また
通信制御部7には、変調及び復調を行うモデム13が接
続されている。インターフェイス10には、キースイッ
チや表示部等の配置されたパネル部14と、ドライバや
センサ等の機構制御部15とが接続されている。読取り
処理部及び記録処理部9と、パネル部14とは、インタ
ーフェイス16を介して相互に接続されている。
【0011】画像データ読取り系 図1における画像データ読取り系のブロック図を図2に
示す。読取り処理部(及び記録処理部)9には、シェー
ディング補正や中間調画像データのためのディザ処理を
行うための画像処理回路20が設けられている。読取り
走査部11のCCD21は、ドライバ回路22を介して
画像処理回路20により駆動されるようになっている。 CCD21と、このCCD21によって読み取られた画
像データを処理する画像処理回路20との間には、順に
サンプルホールド(SH)回路23と、オート・リファ
レンス・コントロール(ARC)回路24と、A/Dコ
ンバータ25とが接続されている。サンプルホールド回
路23は、CCD21からの各画素データを一旦ホール
ドするとともに、各画素データに重畳されている直流電
圧を除去するための回路である。またARC回路24は
、後述するように、A/Dコンバータのリファレンス電
圧を制御するための回路である。A/Dコンバータ25
によってディジタル化された各画素データは、画像処理
回路20を介してRAM26(図1のRAM3に相当)
に格納されるようになっている。ここで、本実施例のA
/Dコンバータ25は、6ビット構成とする。また、R
AM26は、8ビット構成となっている。なお、読取り
走査部11を構成する光源としての蛍光灯27は、イン
バータ28を介してCPU1により点灯制御されるよう
になっている。
【0012】読取り走査部 読取り走査部11の概略構成を図3に示す。この読取り
走査部11は、前述のようにCCD21と、蛍光灯27
とを有している。CCD21と対向する位置には、原稿
の搬送をガイドするとともに、シェーディング補正用デ
ータを作成する際の白基準となる基準板30が配置され
ている。そして、CCD21と基準板30との間には、
レンズ31が設けられている。原稿載置トレイ32と排
出トレイ33との間には、原稿を搬送するための搬送系
34が設けられている。搬送系34は、原稿載置トレイ
32に載置された原稿を装置内部に取り込むための給紙
ローラ35と、原稿を搬送するための第1及び第2の搬
送ローラ36,37と、これらのローラを駆動するため
のモータ38とを有している。原稿載置トレイ32の下
方には、原稿が載置されたことを検出するための原稿検
出センサ39が設けられている。
【0013】ARC回路 前記ARC回路24は、図4に示すようにサンプルホー
ルド回路23からの信号を増幅してA/Dコンバータ2
5のアナログ信号入力端子に入力する増幅部24bと、
A/Dコンバータ25のリファレンス電圧入力端子に接
続されたリファレンス電圧コントロール部24aとから
構成されている。リファレンス電圧コントロール部24
aは、A/Dコンバータ25からのオーバーフロー信号
を受けてA/Dコンバータ25のリファレンス電圧を制
御するための回路であり、その回路図を図5に示す。
【0014】図5において、リファレンス電圧コントロ
ール部24aは、電源40と、A/Dコンバータ25と
の間に設けられたスイッチ41を有している。スイッチ
41は、画像処理回路20のシェーディング補正回路5
2(図6参照)からのオーバーフロー信号によってオン
オフ制御されるものであり、シェーディング補正後のデ
ータがオーバーフローしたときにオンとなり、オーバー
フローしない場合にはオフとなる。すなわちこのスイッ
チ41は、シェーディング補正後の出力信号レベルを検
出する機能を有している。また、電源40とスイッチ4
1との間には抵抗42が設けられており、A/Dコンバ
ータ25とスイッチ41との間には、バッファとしての
オペアンプ43が設けられている。スイッチ41とオペ
アンプ43との間と、アースとの間には、コンデンサ4
4及び抵抗45が並列に接続されている。これらのコン
デンサ44及び抵抗45によって、A/Dコンバータ2
5のリファレンス電圧を制御する手段が構成されている
。また、オペアンプ43とA/Dコンバータ25との間
にはコンデンサ46が設けられている。
【0015】画像処理回路 次に、読取り系の画像処理回路20を図6により詳細に
説明する。画像処理回路20は、CPU1やCCD駆動
用のドライバー回路22等との間で信号の授受を行うタ
イミング発生回路50と、シェーディング補正データ作
成用のデータ変換回路51と、シェーディング補正を行
うためのシェーディング補正回路52と、ラインメモリ
を含み、RAM26との間でデータの授受を行うデータ
タイミング操作回路53と、中間調画像と2値画像との
判別を行う増域区分回路54と、2値画像データに対し
てエッジ強調処理を行うためのエッジ強調回路55と、
ディザ処理等を行うためのコンパレータ56とを主に有
している。
【0016】前記データ変換回路51は、シェーディン
グ補正データが読み取られた際、A/Dコンバータ25
から出力される6ビットパラレルデータをシリアルデー
タに変換するものである。また、シェーディング補正回
路52は、たとえば図7に示すように、乗算及び除算回
路52bを有している。そして、RAM26からデータ
変換回路51を介してシェーディング補正データが入力
され、乗算及び除算回路52bで画素データとの間で乗
算及び除算が行われる。また、この乗算及び除算回路5
2bからは、シェーディング補正後のデータがオーバー
フローしていることを示すオーバーフロー信号がARC
回路24に対して出力される。
【0017】データタイミング操作回路53は、図8に
示すように、後述する像域区分処理に用いられる5ビッ
トの目的画素D0と、その周囲のそれぞれ2ビットの3
つの周辺画素DA,DB,DCとをRAM26に書き込
み、また読み出すための回路である。ここで、以下の説
明では、画素DAを前々ライン現画素、画素DBを前ラ
イン前画素、画素DCを現ライン現画素と記す。像域区
分回路54は、図9に示すように、判別部54aと、デ
ータ変換部54bとから構成されている。判別部54a
は、データタイミング操作回路53からの画素データに
より、目的画素が中間調画像を構成する画素であるか、
2値画像を構成する画素であるかを判別するための回路
である。また、データ変換部54bは、目的画素が2値
画像を構成する画素であると判別されたとき、当該画素
を強制的に白又は黒レベルに変換する回路である。
【0018】データ変換回路51及びデータタイミング
操作回路53と、RAM26との間には、データの入出
力制御を行うためのI/Oセレクタ57が設けられてい
る。また、増域区分回路54及びエッジ強調回路55と
、コンパレータ56との間には、いずれか一方の回路か
らのデータを選択するためのセレクタ58が設けられて
いる。また、この画像処理回路20には、コンパレータ
56に設定すべきコンパレートレベルが格納された中間
調コンパレートレベル回路59と、2値コンパレートレ
ベル回路60とが設けられている。中間調コンパレート
レベル回路59には、ディザ処理のためのディザパター
ンデータが格納されている。このディザパターンは、n
×n画素のドットマトリクスからなり、その中のn2 
個の画素の白黒判定しきい値を画素ごとに変化させてい
るものである。このディザパターンデータをコンパレー
タ56のコンパレートレベルとすることにより、ディザ
処理が可能となる。また、2値コンパレートレベル回路
60には、複数段階で白黒の判断を行うためのレベルデ
ータが格納されている。各コンパレートレベル回路59
,60とコンパレータ56との間には、2つのコンパレ
ートレベル回路59,60のうちのいずれかのデータを
選択するためのセレクタ61が設けられている。なお、
各セレクタ58,61は、CPU1からの制御信号によ
って制御される。
【0019】システム制御 次に、図10のフローチャートにしたがって本実施例の
ファクシミリ装置のシステム全体の制御動作について説
明する。本装置のプログラムがスタートすると、ステッ
プS1で初期設定が行われる。次に、ステップS2では
、通信のためのコーリング信号を受信したか否かを判断
する。またステップS3では、原稿が原稿載置トレイ3
2上に載置されたか否かを判断する。さらにステップS
4では、送信のためのキーが押されたか否かを判断する
。またステップS5では、他のキーが押されたか否かを
判断する。
【0020】いずれかの発信端末からのコーリング信号
を受信すると、ステップS2での判断がYESとなって
ステップS6に移行する。ステップS6では、相手先端
末との間で伝送制御を行って通信のための準備を行う。 次に、通信のための準備が完了すると、ステップS7に
移行する。ステップS7では、受信準備が完了したこと
を示す信号を相手先端末側に送出する。この状態で相手
先端末側からの送信を待って、信号が送られてきた場合
にはステップS8で受信処理を実行する。
【0021】ステップS8での受信処理時には、回線か
ら受信した画像情報は、網制御部8を通過してモデム1
3で復調され、通信制御部7及びバス4を介してRAM
3に蓄積される。このRAM3に蓄積されたデータは、
順次、情報圧縮・復元部6に送られ、冗長度を復元され
てラインメモリ・制御部5に送られる。そして、このラ
インメモリ・制御部5に一旦記憶された画像情報は、記
録処理部9を介して記録走査部12に送られ、用紙上に
記録されて再生される。この受信処理が終了した場合に
は、ステップS9でYESと判断されてメインルーチン
に戻る。
【0022】また、原稿を相手先へ送るために原稿載置
トレイ32に原稿が載置された場合には、このことが原
稿検出スイッチ39によって検出され、プログラムはス
テップS3からステップS10に移行する。ステップS
10では、給紙ローラ35を所定量回転させて、原稿を
取り込み、第1搬送ローラ36に原稿先端をニップさせ
る。次にステップS11では、蛍光灯27を点灯させる
。これにより、基準板30に対して光が照射される。 次にステップS12では、CCD21を駆動して、シェ
ーディング補正用の画像データ(基準板30のデータ)
を読み込む。そしてステップS13において、ステップ
S12で得られたシェーディング補正データを、画像用
のデータが格納されるRAM26内の余った領域(詳細
は後述する)に格納する。このステップS13での処理
が終了すれば、メインルーチンに戻る。
【0023】次に、送信キーが押された場合には、ステ
ップS4からステップS20に移行する。ステップS2
0では、原稿載置トレイ32に原稿が載置されているか
否かを判断する。原稿が載置されていない場合には、ス
テップS21に移行し、アラームを出力してメインルー
チンに戻る。
【0024】原稿が原稿載置トレイ32上に載置されて
いる場合には、ステップS20からステップS22に移
行する。ステップS22では、相手先端末との間で伝送
制御を行って送信の準備を行う。そして、この伝送制御
処理において相手先端末から受信準備完了信号が送出さ
れてきた場合には、ステップS23に移行する。ステッ
プS23では、原稿の画像情報の読み込みを行う。この
場合には、原稿は第1及び第2の搬送ローラ36,37
によって搬送され、その情報がCCD21によって読み
取られる。次にステップS24では、原稿載置時に格納
したシェーディング補正データを読み出し、シェーディ
ング補正回路52に送出する。
【0025】ここで、シェーディング補正データは、シ
ェーディング補正回路52の乗算及び除算回路52bに
与えられ、読み取られた画素データとシェーディング補
正データとが乗算及び除算されてシェーディング補正が
行われる。
【0026】次にステップS25では、シェーディング
補正処理やエッジ強調処理等の画像処理のなされた画像
データが、画像処理回路20から送られてきたか否かを
判断する。画像データが送られてきた場合には、ステッ
プS26で送信処理を実行する。
【0027】送信処理時には、前記画像処理回路20か
ら送られてきたデータを一旦ラインメモリ・制御部5に
記憶する。そして、ラインメモリ・制御部5から画像デ
ータを読み出しながら、その冗長度を除去し、バス4を
介して再びこのデータをRAM3に蓄積する。次に、こ
のRAM3からデータを読み出し、通信制御部7を介し
てモデム13に送出する。モデム13では変調が行われ
、この変調された信号は網制御部8を介して回線へ送り
出される。ステップS27では、送信が終了したか否か
を判断する。すべての原稿についての送信が終了すれば
、ステップS28で蛍光灯27をオフし、メインルーチ
ンに戻る。
【0028】なお、他のキーが押された場合には、ステ
ップS5からステップS29に移行し、押されたキーに
応じた処理を実行してメインルーチンに戻る。
【0029】シェーディング補正データ作成処理シェー
ディング補正データの作成は、前記図10のフローチャ
ートで示すように、原稿が原稿載置トレイ32に載置さ
れ、給紙ローラ35によって取り込まれた後に基準板3
0の画像データをもとにして行われる。なお、このシェ
ーディング補正データを作成する場合には、A/Dコン
バータ25のリファレンス電圧は一定にしておく。すな
わち、この処理では、ARC回路24において、一定の
リファレンス電圧をA/Dコンバータ25のリファレン
ス電圧入力端子に与え続ける。
【0030】基準板30の画像データは、A/Dコンバ
ータ25によってディジタル信号に変換され、画像処理
回路20に入力されてくる。ここでは、A/Dコンバー
タ25からの6ビットディジタルデータは、データ変換
回路51及びシェーディング補正回路52に入力される
。データ変換回路51では、6ビットのパラレル信号が
シリアルデータに変換され、1ビットずつI/Oセレク
タ57を介してRAM26内に格納される。ここで、R
AM26は前述のように8ビット構成となっているが、
そのうちの5ビットは各画素データを記憶するために用
いられ、また2ビットは後述する増域区分処理における
周辺画素データの記憶用として用いられている。したが
って、1ビットは余っているので、この余った1ビット
の領域にシリアルデータに変換されたシェーディング補
正データが格納される。
【0031】このように、6ビットのパラレルデータが
シリアルデータに変換されてRAM26内に格納される
ので、以降の5画素についてシェーディング補正データ
が作成されない。そして、6画素目のシェーディング補
正データが、前記同様にパラレルデータからシリアルデ
ータに変換され、1ビットずつRAM26内の余った領
域に格納される。このような書き込み動作によって、6
画素ごとに1つのシェーディング補正データがRAM2
6内に格納されることとなる。
【0032】原稿画像情報の読み取り動作送信キーが押
され、前記図11のステップS23で画像データ読み込
み指令がCPU1からあった場合には、以下の手順で原
稿の画像情報が読み取られる。すなわち、ドライバー回
路22によってCCD21を駆動し、原稿の画像情報で
あるアナログ画像信号を出力させる。このCCD21か
らのアナログ画像信号は、サンプルホールド回路23に
入力される。このサンプルホールド回路23では、画像
信号が一時ホールドされ、また画像信号に重畳している
直流電圧が除去される。サンプルホールド回路23の出
力は、ARC回路24の増幅部24bを介してA/Dコ
ンバータ25に入力される。ここで、ARC回路24は
、後述するオートリファレンスコントロール動作によっ
てサンプルホールド回路23からのアナログ画像信号の
レベルを調整する。A/Dコンバータ25では、アナロ
グ画像信号を6ビットディジタル信号に変換し、画像処
理回路20に送出する。
【0033】画像処理回路20では、A/Dコンバータ
25からのディジタル信号がシェーディング補正回路5
2に入力される。一方、画素データの入力に同期して、
RAM26からシェーディング補正データが1ビットず
つ読み出され、これらのデータはデータ変換回路51で
6ビットパラレルデータに変換される。シェーディング
補正回路52では、画素データとシェーディング補正デ
ータとによって、前述したようなシェーディング補正を
行う。この動作によって、シェーディング補正データと
しては、6つの連続する画素に対して1つの6ビットパ
ラレルデータが作成され、またこのシェーディング補正
データは6画素ごとに更新される。この様子を図12に
示している。すなわち、画素データD1〜D6に対して
シェーディング補正データC1によってシェーディング
補正がかけられ、また画素データD7〜D12に対して
次のシェーディング補正データC2によってシェーディ
ング補正がかけられる。
【0034】前記のようにしてシェーディング補正のか
けられたデータは、データタイミング操作回路53に入
力される。データタイミング操作回路53は、後述する
増域区分処理のために、目的画素及び周辺画素の画素デ
ータを、順次更新しながらRAM26内に格納する。そ
して、RAM26内から読み出した画素データを増域区
分回路54に送出する。増域区分回路54では、後述す
る増域区分処理を行って5ビットの画像データを出力す
る。また、エッジ強調回路55では、2値用の画像処理
として、エッジ強調処理を行って7ビットあるいは8ビ
ットの画素データを出力する。これらの画素データは、
セレクタ58によって選択され、そのうちのいずれか一
方がコンパレータ56に出力される。このコンパレータ
には、セレクタ61によって選択された2値用のコンパ
レートレベルあるいは中間調用のコンパレートレベル(
ディザパターン)が入力されている。コンパレータ56
は、このコンパレートレベルと画素データとを比較し、
得られたデータをCPU1に転送する。なお、セレクタ
58,61は、CPU1によって制御されている。 これにより、中間調モードが選択された場合には、増域
区分回路54からの画素データと中間調コンパレートレ
ベルとが比較され、ディザ処理が行われて、得られた中
間調データがCPU1に転送される。また、2値モード
の場合は、エッジ強調回路55からの画素データと、2
値コンパレートレベルとが比較され、白あるは黒の2値
データがCPU1に転送される。
【0035】オートリファレンスコントロール動作原稿
の画像データを画像処理回路20に取り込む際、ARC
回路24によってA/Dコンバータ25のリファレンス
電圧がA/Dコンバータ25の出力によって制御される
。CCD21からの画像データは、サンプルホールド回
路23に送出される。サンプルホールド回路23の出力
は、ARC回路24の増幅部24bにより増幅されてA
/Dコンバータ25のアナログ入力端子に入力される。 一方、シェーディング補正回路52のオーバーフロー信
号はリファレンス電圧コントロール部24aに入力され
ており、このオーバーフロー信号によって制御されたリ
ファレンス電圧が、A/Dコンバータ25のリファレン
ス電圧入力端子に入力されている。
【0036】たとえば、増幅部24bの出力であるアナ
ログ画像データの信号レベルが大きい場合には、A/D
コンバータ25においてディジタル信号に変換され、ま
たシェーディング補正された際にオーバーフローが生じ
る。オーバーフローが生じると、その旨の信号がリァレ
ンス電圧コントロール部24aのスイッチ41を制御す
る。すなわち、オーバーフロー信号によりスイッチ41
がオンとなり、これにより電源40によってコンデンサ
44が充電される。すると、A/Dコンバータ25のリ
ファレンス電圧であるオペアンプ43の出力電圧が高く
なる。A/Dコンバータ25においてリファレンス電圧
が高くなると、A/D変換後のディジタルデータは小さ
くなる。これにより、アナログ画像信号のレベルが大き
い場合にも、それに伴ってリファレンス電圧が大きくな
るのでA/Dコンバータ25から出力されるディジタル
データの値は小さくなる。そして、オーバーフローが生
じなくなると、スイッチ41がオフとなる。これにより
、コンデンサ44に充電された電荷は抵抗45を介して
徐々に放電され、リファレンス電圧も徐々に小さくなる
。これにより、前記とは逆にA/Dコンバータ25から
出力されるディジタルデータの値は大きくなる。
【0037】このように、A/Dコンバータ25のリフ
ァレンス電圧を変化させることにより、A/Dコンバー
タ25の出力データが利得調整されたと同様になる。こ
のため、A/Dコンバータ25の前段に、電界効果トラ
ンジスタ等を用いたオートゲインコントロール回路が不
要となり、安価な回路構成とすることができる。
【0038】増域区分処理 この増域区分処理は、原稿に写真情報と文字情報とが混
在する場合に、各画素ごとに写真情報であるか文字情報
であるかを判別して後段の中間調処理部であるコンパレ
ータ56にデータを送るものである。
【0039】まず、データタイミング操作回路53では
、RAM26から、前ライン現画素の5ビットデータを
読み出すとともに、シェーディング補正回路52からの
現ライン現画素の5ビットデータを書き込む。また、前
々ライン現画素の2ビットデータを読み出すとともに、
前記RAM26から読み出した前ライン現画素の2ビッ
トデータを書き込む。このようにして、目的画素D0及
びその周辺画素DA,DBを用意する。これらのデータ
及びシェーディング補正回路52からの現ライン現画素
のうちの2ビットデータDCが像域区分回路54に入力
される。
【0040】像域区分回路54では、その判別部54a
において、周辺画素DA,DB,DCから、その中心の
目的画素D0が中間調画像である写真情報を構成する画
素であるか、2値画像である文字情報を構成する画素で
あるかを判断する。この判断は、図14に示すテーブル
を参照して行う。
【0041】たとえば図13(A)に示すように、周辺
画素DA,DB,DCの上位2ビットがそれぞれ「10
」、「01」、「10」で中間的濃度であり、また目的
画素D0(5ビット)が「F16(16進数)」(以下
、単にFと記す)であって中間的濃度であれば、目的画
素D0は中間調画素(写真情報)と判断する。また、(
B)に示すように、周辺画素の上位2ビットが「10」
、「11」、「10」であって中間的濃度あるいは白っ
ぽい濃度であり、目的画素D0が「8」で黒っぽい濃度
である場合には、目的画素D0を文字情報と判断し、目
的画素を黒「0」とする。また、(C)に示すように、
周辺画素の上位2ビットが「00」、「01」、「01
」であって中間的濃度あるいは黒っぽい濃度であり、目
的画素が「1A」であっで白っぽい濃度である場合には
、目的画素を文字情報と判断してこれを白「1F」とす
る。
【0042】このようにして、目的画素を、その周辺の
画素の濃度に応じて写真情報であるか文字情報であるか
を判別し、写真情報の場合は画素データをそのままコン
パレータ56側に送って、ここでディザ処理のためのデ
ィザパターンを通す。また、文字情報であると判断され
た場合は、その画素データをデータ変換部54bにて真
っ白または真っ黒に変換した後にコンパレータ56に送
り、ディザ処理のためのディザパターンを通す。これに
より、中間調モードで画像読み取り処理を行った場合に
も、写真情報についてはディザ処理が行われ、また文字
情報については文字がぼけてしまうのを防止することが
できる。
【0043】〔他の実施例〕前記実施例では、判別基準
を図13及び図14に示すように設定したが、判別基準
はこの例に限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明では、中間調画像と
二値画像とを判別し、二値画像の場合にはその画素を強
制的に白又は黒としてディザ処理を行うので、中間調画
像と二値画像とが混在した画像について、両画像ともに
鮮明に読み取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が採用されたファクシミリ装
置の全体ブロック図。
【図2】前記ファクシミリ装置の読み取り系のブロック
図。
【図3】前記装置の読み取り走査部の概略構成図。
【図4】ARC回路のブロック図。
【図5】前記ARC回路のリファレンス電圧コントロー
ル部の回路図。
【図6】画像処理回路のブロック図。
【図7】シェーディング補正回路のブロック図。
【図8】像域区分処理に用いられる画素の配置図。
【図9】像域区分回路のブロック図。
【図10】前記ファクシミリ装置の制御フローチャート
【図11】前記ファクシミリ装置の制御フローチャート
【図12】シェーディング補正部の動作を説明するため
の図。
【図13】増域区分処理の動作を説明するための図。
【図14】増域区分処理の動作を説明するための図。
【符号の説明】
20  画像処理回路 21  CCD 26  RAM 53  データタイミング操作回路 54  像域区分回路 56  コンパレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読み取り部で読み取られた中間調画像
    を含む画像情報に対して、中間調処理部でディザ処理を
    行う画像処理装置の情報判別装置であって、情報の判別
    を行う目的画素の画素データと、その周辺の画素の画素
    データを順次記憶する画素データ記憶手段と、前記画像
    読み取り部からの画素データ及び前記画素データ記憶手
    段に記憶された各画素データをもとに、前記目的画素が
    中間調画像を構成する画素であるか、二値画像を構成す
    る画素であるかを判別する判別手段と、前記判別手段で
    中間調画像を構成する画素であると判別された画素につ
    いては、当該画素をそのまま前記中間調処理部へ出力し
    、二値画像を構成する画素であると判別された画素につ
    いては、当該画素を白又は黒レベルの画素として前記中
    間調処理部へ出力する画素データ出力手段と、を備えた
    画像処理装置の情報判別装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256055A (ja) * 1987-04-13 1988-10-24 Matsushita Graphic Commun Syst Inc 画像処理装置
JPH04274672A (ja) * 1991-03-01 1992-09-30 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置

Patent Citations (2)

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