JPH04335629A - プラテンの下方に後退式透明部材を用いた文書位置合わせ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔背景および開示事項の記述〕本発明は、
複写機のガラスプラテン上での複写すべき文書の位置合
わせ、特に正確な文書位置合わせの助けとして１組の可
視文書輪郭線を提示することに関するものである。

【０００２】電子写真複写装置において複写しようとす
る原稿文書は、一般的に装置のガラスプラテン上の、必
要な結像を感光体に行ってからコピー媒体に転写するの
に適した位置に文書を位置合わせできる位置に載置され
る。位置合わせ装置は、縁部位置合わせ（文書が左また
は右縁部位置合わせガイドに沿って位置合わせされる）
またはコーナー縁部位置合わせ（文書が位置合わせガイ
ドの縁部及び上側または下側コーナーに沿って位置合わ
せされる）等によるものである。従来技術に一般的な縁
部及びコーナー位置合わせガイドはガラスプラテン付近
に配置されており、わずかに隆起した表面を備えて、文
書がその縁部に当接するようにしている。サイズ及び向
き（長手縁部または短手縁部送り）が異なった文書に対
して正確な位置合わせ位置をすばやく決定する際に装置
を臨時的な操作者が作動させる時に生じる従来からの問
題がある。適当な位置選択を助けるため、印が位置合わ
せ縁部に沿って設けられているが、臨時的な操作者には
まぎらわしく、最終的に適当な位置がみつかるまで、コ
ピー作業が行なわれるために不要なコピーが作製される
。ヒューマンファクターの観点から、作動前にプラテン
表面に様々なサイズの文書の輪郭線が使用者に見えるよ
うにして、操作者は複写する文書を輪郭線の位置に合わ
せて文書をその輪郭線の枠内に載置するだけでよいよう
にすることが望ましい。しかし、この形式の機能を提供
するためには、基本的な技術要件に適合させなければな
らない。すなわち、操作者に見えるパターンセットは、
後続の結像すなわち複写作業中は見えてはならなず、さ
もなければ輪郭線が作製されたコピーに悪影響を与える
であろう。この要件が今までに提案された解決策を妨げ
ており、例えばプラテンのガラスにパターンをエッチン
グした場合、エッチングされた部分が文書像の光路に入
って光の不都合な散乱や反射を生じる。

【０００３】本発明の第１の特徴によれば、１組のパタ
ーンが、複写作業の開始前には操作者に見えるが、複写
作業の開始時に露光経路から退出する。これは、第１実
施例では後退可能な「ブラインド」式のフィルム基材を
プラテンの下方に設けて、その基材に文書のサイズの輪
郭線を付けることによって達成できる。操作者は、複写
しようとする文書に一致する輪郭パターンを容易にみつ
けて、その上に文書を載置することができる。複写モー
ドの開始時に、基材は後退して、操作者にも光学系にも
見えなくなる。本発明の第２の特徴によれば、プラテン
クリーニング部材が基材に取り付けられて、基材が後退
位置へ移動するときに付加機能を提供することができる
。

【０００４】本発明は特に、複写しようとする文書を載
置するガラスプラテンを設けた電子写真複写装置に関す
るものであり、

【０００５】前記プラテンの下方に位置決めされて文書
の露光領域の下側に位置する可撓性基材が設けられてお
り、前記基材には複数の文書サイズの可視輪郭線が設け
られ、各文書サイズ輪郭線は上方のプラテン表面上に正
確に位置合わせされた文書位置に一致するようになって
おり、さらに非複写モードにおいて前記輪郭線が見える
ように前記基材を前記プラテンの下方に位置決めする手
段と、複写モード作業の開始時に基材を露光領域外へ退
出させる手段とを有している文書位置合わせガイドアセ
ンブリが設けられている。

【０００６】〔図面の簡単な説明〕図１は、本発明の後
退式基材の位置を示している複写機の文書プラテンの側
面図である。図２は、図１に示されているプラテン及び
基材の端面図である。図３は、図１及び２に示されてい
るプラテン及び基材の上面図である。

【０００７】〔発明の説明〕図１〜３を参照しながら説
明すると、ガラスプラテン１０の上には、プラテン１０
の下方の光学キャビティ内に配置された光学系によって
複写される文書が載置されている。プラテン１０の下方
の平行水平面上に可撓性の基材１４が設けられ、システ
ムコントローラ２０からの信号で駆動される第１ローラ
対アセンブリ１６及び第２ローラ対アセンブリ１８にか
けられている。ローラアセンブリ１６には、対向力がな
い場合には基材１４をブラインドのようにその心材に巻
き付くように進めることができるバイアスがかけられて
いる。好適な実施例の基材１４は、所定の反射性、透過
性及び半透過性を備えて様々な文書サイズパターン２２
、２２Ａ、２２Ｂ（図３）が操作者に見えるようにした
透明のポリエステルフィルムである。図３に示されてい
る位置にある時、基材１４は印刷したい文書を合わせる
ことができる多数の文書サイズパターンを操作者に提示
している。適当なサイズパターンを識別してその上に文
書を載置した後、操作者はスタートボタンを押して複写
モードを開始する。この動作は、電子写真装置／光学系
１２で検出されて、信号がコントローラ２０へ送られる
。コントローラ２０はクラッチ２４の作動を制御して、
クラッチを消勢して基材１４のパターン支持部分がバイ
アスをかけたローラアセンブリ１６上へ退却できるよう
にする。基材の端部は内側及び外側の軽量ケーブル３２
で連結されており、システム光学系には見えない。

【０００８】複写モードの終了時に信号がクラッチ２４
へ送られ、クラッチ及び駆動モータ２６が作動して、バ
イアスローラ部材１８が基材をローラアセンブリ１６か
ら引き出して、基材１４のパターン支持部分をプラテン
の可視部分（露光領域）へ戻す。

【０００９】本発明の第２の特徴によれば、柔らかく非
摩耗性のクリーニング部材３０が基材１４の上部に取り
付けられて、基材の幅方向に延在している。好適な実施
例では、部材３０はプラテンの下側に接触した柔らかい
ブラシである。走査作業が開始され、基材１４が後退す
る時、基材３０は右方向へ移動して、プラテンの下側の
クリーニングを行う。クリーニング作業は、基材が露光
領域へ戻る時にも繰り返される。変更例として、部材３
０は発泡部材でもよい。

【００１０】本発明のさらなる特徴によれば、複数の発
光ダイオード（ＬＥＤ）及びワイヤ接続部を基材線の戦
略位置に埋め込むことによってパターン２２、２２Ａ及
び２２Ｂを形成することができる。発光ダイオードは、
発光側を上に向けれて取り付ければ、操作者に見えるよ
うになる。次に、システムコントローラを発光ダイオー
ド励起回路に接続すれば、発光ダイオードを選択的にオ
ンにして、可視文書サイズパターンを形成することがで
きる。この実施例は特に、倍率（縮小または拡大）選択
に応答してプラテン上に長手縁部または短手縁部送り向
きに原稿を操作者が位置決めする際に有益である。

【００１１】さらなる実施例では、光学キャビティの空
間によっては、基材はローラアセンブリ間で横方向へ移
動させる代わりに、例えばキャビティの内側直立壁に形
成した軌道を用いて光学キャビティの側部へ物理的に引
き下ろしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の後退式基材の位置を示している複
写機の文書プラテンの側面図である。

【図２】　　図１に示されているプラテン及び基材の端
面図である。

【図３】　　図１及び２に示されているプラテン及び基
材の上面図である。

【符号の説明】

１０　　プラテン １４　　基材 ２０　　コントローラ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複写しようとする文書を載置するガラ
   スプラテンを設けた電子写真複写装置における、次のも
   のを含む文書位置合わせガイドアセンブリ：前記プラテ
   ンの下方に位置決めされて文書の露光領域の下側に位置
   する可撓性基材、前記基材には複数の文書サイズに対応
   する可視輪郭線が設けられ、各文書輪郭線は上方のプラ
   テン表面上に正確に位置合わせされた文書位置に一致す
   るようになっており、および複写前に前記輪郭線が見え
   るように前記基材を前記プラテンの下方に位置決めする
   コントローラ手段、前記コントローラ手段は、複写モー
   ド作業の開始時に基材を露光領域外へ退出させ、複写モ
   ードが完了した時に基材を露光領域へ戻すようになって
   いる。