JPH04335616A - 液晶投影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔発明の目的〕

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、３つ以上の液晶表示装
置を用いた液晶投影装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】この種の液晶投影装置としては、たとえ
ば図２に示す構成の液晶拡大投影装置が用いられている
。

【０００４】この図２に示す液晶拡大投影装置は、透光
用のランプ１を反射体２に対向して設け、この反射体か
ら所定方向に照射される光を、たとえば２行３列に配設
された６枚のダイクロイックミラー３ａ，３ｂ，３ｃ，
３ｄ，３ｅ，３ｆにより反射、透過を繰り返すようにな
っている。 また、ダイクロイックミラー３ｂおよびダイクロイック
ミラー３ｄ間には赤色用の液晶表示装置４が、ダイクロ
イックミラー３ｃおよびダイクロイックミラー３ｄ間に
は緑色用の液晶表示装置５が、ダイクロイックミラー３
ｃおよびダイクロイックミラー３ｅ間には青色用の液晶
表示装置６がそれぞれ配置され、それぞれ赤、緑、青の
各色を透過するようになっている。さらに、光路として
は先端となるダイクロイックミラー３ｆの先方にレンズ
７が配置され、このレンズ７により、レンズ７の光路先
方に位置するスクリーン８に拡大投影するようになって
いる。

【０００５】そして、各液晶表示装置４，５，６には、
図５に示すような画像表示画面１１が取り付けられてい
る。この画像液晶表示画面１１は、格子状に複数の画素
開口１２が開口されている。また、これら画素開口１２
は、長方形で例えばＴＦＴ（Ｔｈｉｎ　Ｆｉｌｍ　Ｔｒ
ａｎｓｉｓｔｏｒ）を装着するための欠落が形成された
台形になっており、この欠落は同一方向に位置している
。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成の場合、画素開口１２の位置、配列は一致する
ものの、赤色用の液晶表示装置４および青色用の表示装
置６に対して、緑色用の液晶表示装置５はパネル透過後
の光のミラー反射回数の差により、スクリーン８に投影
される画像の緑色の画素開口１２が、赤色および青色の
画素開口１２に対して左右反対となり、赤、緑および青
の各色の画素開口１２の欠落した部分が完全に重なり合
わない。 このため、スクリーン８に投影される画像が、ちらつき
、低コントラスト、および、シャープさに欠けることが
ある問題を有している。

【０００７】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ちらつきを小さくし、高コントラスト、および、シ
ャープさを向上させた液晶投影装置を提供することを目
的とする。

【０００８】〔発明の構成〕

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、ランプからの
照射光を複数のダイクロイックミラーで反射するととも
に画素が複数形成された画素表示面を備えた３つ以上の
液晶表示装置を介して投影を行なう液晶投影装置におい
て、前記画素表示面の画素は、この画素表示面の上下方
向および左右方向の中央線を対称線として、形状および
配設位置が対称であるものである。

【００１０】

【作用】本発明は、画素表示面の上下方向および左右方
向の中央線を対称線として、画素の形状および配設位置
を対称とすることにより、ランプからの照射光を複数の
ダイクロイックミラーで反射するとともに、３つ以上の
液晶表示装置を介して投影を行なっても、投影された画
像のそれぞれ異なる液晶表示装置からの画素が一致させ
て照射光を減衰させないため、画像のちらつきを小さく
し、高コントラスト、および、シャープさを向上する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の液晶投影装置の一実施例を図
面に示す液晶投影拡大装置を参照して説明する。なお、
従来例に示す、図２および図５と同一部分には、同一符
号を付して説明する。

【００１２】図１に示す矩形状の画素表示面としての画
像液晶表示画面１１は、格子状に画素開口１２が配設さ
れている。そして、これらの画素開口１２は、長方形で
例えばＴＦＴ（Ｔｈｉｎ　Ｆｉｌｍ　Ｔｒａｎｓｉｓｔ
ｏｒ）を装着するための欠落が形成された台形になって
おり、この台形の画素開口１２は、上下方向の中央を中
心とする上下方向の中央線となる側に長辺が位置し、上
下方向外側に短辺が位置し、画像液晶表示画面１１の４
角方向に向けて欠落が形成されている。また、左右方向
の中央を中心とする左右方向の中央線となる側に垂直と
なる辺が位置し、上下方向外側に斜辺が位置している。 すなわち、画像液晶表示画面１１の上下方向および左右
方向の中央線を対称線として、画素開口１２の形状およ
び配設位置が対称になっている。

【００１３】そして、この画像液晶表示画面１１は、図
２に示す液晶拡大投影装置の各色用の液晶表示装置４，
５，６に取り付けられている。この液晶投影装置は、透
光用のランプ１を反射体２に対向して設け、この反射体
から所定方向に照射される光を、たとえば２行３列に配
設された６枚のダイクロイックミラー３ａ，３ｂ，３ｃ
，３ｄ，３ｅ，３ｆにより反射、透過を繰り返すように
なっている。 また、ダイクロイックミラー３ｂおよびダイクロイック
ミラー３ｄ間には、赤色用の液晶表示装置４が、ダイク
ロイックミラー３ｃおよびダイクロイックミラー３ｄ間
には、緑色用の液晶表示装置５が、ダイクロイックミラ
ー３ｃおよびダイクロイックミラー３ｅ間には、青色用
の液晶表示装置６がそれぞれ配置され、それぞれ赤、緑
、青の各色を透過するようになっている。さらに、光路
としては先端となるダイクロイックミラー３ｆの先方に
レンズ７が配置され、このレンズ７により、レンズ７の
光路先方に位置するスクリーン８に拡大投影するように
なっている。

【００１４】この図２に示すような赤色用の液晶表示装
置４および青色用の表示装置６に対して、緑色用の液晶
表示装置５は左右が反転するような液晶拡大投影装置で
も、スクリーン８に投影される画像の緑色の画素開口１
２が、赤色および青色の画素開口１２に対して完全に一
致し、赤、緑および青の各色の画素開口１２の長方形の
欠落した部分が完全に重なり合うので、スクリーン８に
投影される画像のちらつきが小さくなり、高コントラス
ト、および、シャープさが向上する。

【００１５】また、図２に示す液晶拡大投影装置のよう
に、いずれかの液晶表示装置４，５、６が左右に反転し
たものに限らず、上下に反転したものでも、同様に欠落
した部分を完全に重なり合わせることができる。

【００１６】さらに、図３に示すように、画素開口１２
の斜面を対向させて、２つの画素開口１２を略矩形状と
なるように配設し、画像液晶表示画面１１の上下方向お
よび左右方向の中央線を対称線として、画素開口１２の
形状および配設位置を対称にしてもよい。

【００１７】またさらに、図４に示すように、欠落を斜
辺によらず矩形にした略Ｌ字状の画素開口１２としても
よく、さらに、これら画素開口１２の間隔を均一にせず
、たとえば上下方向および左右方向の中央線の交点であ
る中央から外側となる上下方向および左右方向に向けて
順次密にしてもよい。

【００１８】この図４に示すように、中央の画素開口１
２を粗にして、周縁の画素開口１２を密にすることによ
り、スクリーン８の輝度分布を均一にすることができ、
輝度分布のバランスを最適化することができる。

【００１９】

【発明の効果】本発明の液晶投影装置によれば、画素表
示面の上下方向および左右方向の中央線を対称線として
、画素の形状および配設位置を対称とすることにより、
ランプからの照射光を複数のダイクロイックミラーで反
射するとともに、３つ以上の液晶表示装置を介して投影
を行なっても、投影された画像のそれぞれ異なる液晶表
示装置からの画素が一致し照射光を不必要に減衰させな
いので、画像のちらつきを小さくし、高コントラスト、
および、シャープさを向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の液晶投影装置の画像液晶表
示画面を示す正面図である。

【図２】同上液晶拡大投影装置を示す説明図である。

【図３】同上他の実施例の画像液晶表示画面を示す正面
図である。

【図４】同上また他の実施例の画像液晶表示画面を示す
正面図である。

【図５】従来例の画像液晶表示画面を示す正面図である
。

【符号の説明】

１　　　　ランプ ３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ，３ｅ，３ｆ　　　　ダイクロ
イックミラー１１　　　　画素表示面としての画素表示
画面１２　　　　画素としての画素開口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ランプからの照射光を複数のダイクロ
   イックミラーで反射するとともに画素が複数形成された
   画素表示面を備えた３つ以上の液晶表示装置を介して投
   影を行なう液晶投影装置において、前記画素表示面の画
   素は、この画素表示面の上下方向および左右方向の中央
   線を対称線として、形状および配設位置が対称であるこ
   とを特徴とした液晶投影装置。