JPH04335560A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH04335560A
JPH04335560A JP10553991A JP10553991A JPH04335560A JP H04335560 A JPH04335560 A JP H04335560A JP 10553991 A JP10553991 A JP 10553991A JP 10553991 A JP10553991 A JP 10553991A JP H04335560 A JPH04335560 A JP H04335560A
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JP
Japan
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power mosfet
overcurrent
thyristor
power
semiconductor device
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JP10553991A
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Shuichi Sakai
修一 坂井
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Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特にパワー
型のMOSFET(金属酸化膜半導体)に関し、たとえ
ば、パワーMOSFETの過電流破壊防止技術に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器の駆動制御回路に組み込まれる
パワーMOSFETにあっては、パワーMOSFETを
過電流破壊から守るため、従来一般的には図9に示すよ
うな過電流保護回路が使用されている。すなわち、図9
は各種機器を駆動制御する制御回路であるが、この回路
は電源電圧(VDD)1,負荷2,パワーMOSFET
3によって構成される駆動回路と、電源(VGG)4,
スイッチ(SW)5,ゲート入力抵抗(Rg)6,パワ
ーMOSFET3で構造されるスイッチング回路と、前
記パワーMOSFET3のゲートとソース間に設けられ
た抵抗7,コンパレータ(QS )9,検出抵抗(RS
 :センシング抵抗)10とによって構成される過電流
保護回路とからなっている。この制御回路では、過電流
が流れた場合、パワーMOSFET3のゲート電圧を、
コンパレータ9の作用によってVGS(off) 以下
にすることにより、パワーMOSFET3を強制的にタ
ーンオフさせて過電流から保護する方法を採用している
。従来技術の公知例としては、U.S.Patent(
No4,553,084)の電流検出回路(カレント 
 センシング  サーキット)の図1,図2において、
論じられている。 また、総合電子出版社発行「マイコンエイジのサーボ・
パワーエレクトロニクス」1989年2月25日発行、
P164およびP165において論じられている。この
文献には、ステッピングモータのチョッパ駆動(電流検
出抵抗とコンパレータで構成した負荷に流す電流を制御
する技術)について記載され、図6・12には、基本回
路と波形が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御回路系は、
設定検出電流を越えた過電流を検出すると、パワーMO
SFET3の動作を停止させるが、過電流以下になると
自動的に前記パワーMOSFET3が動作する。したが
って、設定検出電流の上下をふらつくような電流が流れ
続けると、前記パワーMOSFET3は、オン,オフを
繰り返すことになり、かつまた設定検出電流に近い電流
が断続的に流れ続けるため、発熱が続きパワーMOSF
ET3の寿命が短くなるおそれがある。
【0004】一方、従来の制御回路は、コンパレータ(
QS )9や検出抵抗10を始めとし、抵抗7,ゲート
入力抵抗(Rg )6がパワーMOSFET3に外付け
した構造となっているため、部品点数が多くなる。また
、コンパレータ9は専用のDC電源が必要となる。した
がって、従来の制御回路は装置としても大型になるとと
もに、製造コストも高くなる。
【0005】本発明の目的は、パワーMOSFETの寿
命を長くできる過電流保護機能内蔵半導体装置を提供す
ることにある。
【0006】本発明の他の目的は、過電流保護回路用の
専用電源が不要となる過電流保護機能内蔵半導体装置を
提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、小型でかつ安価とな
る過電流保護機能内蔵半導体装置を提供することにある
【0008】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明の過電流保護機能内蔵半導体
装置は、パワーMOSFETと、過電流を検出する過電
流検出用パワーMOSFETを並列に接続するとともに
、前記過電流検出用パワーMOSFETのゲート・ソー
ス間にサイリスタを接続し、かつ過電流を検出する検出
抵抗を前記過電流検出用パワーMOSFETとサイリス
タに有機的に接続した構成となっているとともに、これ
ら各部は同一の半導体基体に形成されてモノリシックな
構造となっている。
【0010】本発明の他の構成としては、前記構成にお
いて過電流検出用パワーMOSFETを特に設けず、パ
ワーMOSFETにサイリスタや検出抵抗をモノリシッ
クに組み込んだ構造となっている。
【0011】
【作用】本発明の過電流保護機能内蔵の半導体装置にあ
っては、パワーMOSFETがオン状態にある時に、過
電流がパワーMOSFETに流れた場合、過電流検出用
パワーMOSFETにも比例した微少電流が流れる。こ
の微少電流は検出抵抗に流れて両端に電位差Vsを生じ
させる。検出抵抗Rsは、あらかじめ検出させたい電流
値に合わせて決められていることから、過電流が過電流
検出用パワーMOSFETに流れた場合、検出抵抗の両
端に発生した電圧によって、サイリスタのトリガーが行
われ、サイリスタがオンする。この結果、過電流検出用
パワーMOSFETおよびパワーMOSFETのゲート
電圧がVGS(off)以下となり、これによって過電
流検出用パワーMOSFETおよびパワーMOSFET
はターンオフ動作に移り、パワーMOSFETが過電流
破壊から守られる。この過電流保護機能では、一度過電
流が流れると過電流検出用パワーMOSFETおよびパ
ワーMOSFETはオフとなり、その後は電流が流れな
いことから、過電流の上下をふらつく電流が機器の制御
回路に加わっても、パワーMOSFETが熱によって損
傷することはなく、パワーMOSFETの長寿命化が達
成できる。
【0012】本発明の過電流保護機能内蔵半導体装置は
、スイッチング回路を構成する抵抗およびパワーMOS
FET、過電流保護回路を構成する過電流検出用パワー
MOSFETおよびサイリスタならびに検出抵抗が、モ
ノリシックに形成されていることから、小型化できると
ともに多数の部品の組み合わせによる回路構成に比較し
て生産コストの低減が図れる。
【0013】本発明の過電流保護機能内蔵半導体装置は
、コンパレータを使用しないことから専用のDC電源を
必要としなくなり、この点でも小型化,コストの低減が
達成できる。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例による過電流保護
機能を有するMOSFETの模式的断面図、図2は同じ
く等価回路図である。本発明の過電流保護機能内蔵半導
体装置は、図2で示すような等価回路となり、半導体素
子は図1のような構造となる。この過電流保護機能内蔵
半導体装置20は、図2に示すように、負荷2,電源電
圧(VDD)1等からなる駆動回路や、電源(VDD)
4,スイッチ5等からなるスイッチング回路の一部を構
成し、外部端子はゲート(G),ソース(S),ドレイ
ン(D)となる。過電流保護機能内蔵半導体装置20は
、図2の一点鎖線で取り囲まれるように、パワーMOS
FET3と、このパワーMOSFET3に並列に接続さ
れる過電流検出用パワーMOSFET21と、前記過電
流検出用パワーMOSFET21のゲート・ソース間に
接続されるサイリスタ22と、ゲート入力抵抗6と、抵
抗10とを有し、図1に示すようなモノリシックな構造
となっている。
【0015】このような過電流保護機能内蔵半導体装置
20はつぎのような動作をする。すなわち、スイッチン
グ回路のスイッチ5がオンされると、ゲート入力抵抗6
を通して電圧VGSが印加され、パワーMOSFET3
と過電流検出用パワーMOSFET21に負荷2を通し
て電流が流れる。ここで、過電流検出用パワーMOSF
ET21と、パワーMOSFET3に流れる電流比は1
対1000〜2000位になるように小さく設定する。 これは、検出抵抗(RS )10に流れる電流を少なく
し、この検出抵抗10による電力損失および発熱を極力
抑えるためである。また、通常、正常な電流が負荷2と
、パワーMOSFET3に流れている時は、サイリスタ
22が動作することはない。
【0016】検出抵抗(センシング抵抗)10の抵抗値
RS は、過電流時にサイリスタ22が動作するように
設定する。前記負荷2の異常(たとえば負荷短絡)が生
じると、過電流がパワーMOSFET3に流れる。この
パワーMOSFET3に流れる電流に比例した電流が、
前記過電流検出用パワーMOSFET21と検出抵抗1
0を通して流れる。これによりサイリスタ22の両端に
は電流値に比例した電圧(電位差)が発生する。この電
圧が前記検出抵抗10のベースをターンオンさせるだけ
の電圧になれば、サイリスタ22はオンする。サイリス
タ22のアノードとカソードは、パワーMOSFET3
および過電流検出用パワーMOSFET21のゲートと
ソースにつながれており、サイリスタ22がターンオン
することによりゲートに印加される電圧が、VGS(o
ff) 以下になり、パワーMOSFET3および過電
流検出用パワーMOSFET21をターンオフさせる。 ターンオフ後は、負荷側の電圧値、負荷の状態に無関係
に、ターンオフ状態を維持する。したがって、この実施
例によれば、任意に設定した電圧値以上にパワーMOS
FET3に電流が流れた場合、(過電流)に内部で自動
的にゲート電圧をVGS(off) 以下にしてパワー
MOSFET3(過電流検出用パワーMOSFET21
)をターンオフさせる。このため過電流破壊からパワー
MOSFET3を保護することになる。
【0017】このような過電流保護機能内蔵半導体装置
20におけるモノリシックな半導体素子は、図1に示す
ような構造となる。半導体素子30は、シリコンからな
るn+ 形の半導体基体31の主面に形成される。半導
体基体31の主面には、n− 形のエピタキシャル層3
2を有するとともに、このエピタキシャル層32の表層
部にそれぞれ所望の不純物を拡散させて所望の導電型領
域を形成し、前記パワーMOSFET3,過電流検出用
パワーMOSFET21,サイリスタ22が形成される
。同図では左から右にnpnp構造のサイリスタ22,
過電流検出用パワーMOSFET21,パワーMOSF
ET3が配列されている。前記サイリスタ22は、パワ
ーMOSFET3の発熱による影響を極力少なくするた
め、パワーMOSFET3から離した所にレイアウトす
る必要がある。
【0018】サイリスタ22は、前記半導体基体31と
エピタキシャル層32間に部分的に埋め込まれたp形の
埋込層33と、前記エピタキシャル層32の表層部から
前記埋込層33に達するように形成されたp++形のア
イソレーション領域34とによって囲まれる領域に形成
される。すなわちサイリスタ22は、エピタキシャル層
32の表層部に順次形成したp形層37,n形層38,
p形層39,n形層40によって形成されている。この
サイリスタ22の表面は絶縁膜41で被われているが、
この絶縁膜41はサイリスタ22において、前記p形層
37,p形層39,n形層40上で選択的に除去されて
、それぞれコンタクト孔42が設けられている。これら
コンタクト孔42では、この部分および前記絶縁膜41
等上を延在する電極が延在し、前記p形層37にあって
はゲート系電極45が、前記p形層39およびn形層4
0にあってはソース系電極46が延在している。また、
前記p形層39とn形層40を接続するソース系電極4
6は、前記絶縁膜41上で切れ、この絶縁膜41の上面
に設けられたポリシリコンで形成された検出抵抗10を
介して電気的に接続されている。また、前記p形層37
に電気的に繋がるゲート系電極45は、絶縁膜41の上
面を延在するとともに、前記絶縁膜41の上面に設けら
れたポリシリコンで形成されたゲート入力抵抗6の一端
に繋がる。ゲート入力抵抗6の他端は、半導体素子のゲ
ート端子に繋がるゲート系電極45に電気的に接続され
ている。
【0019】パワーMOSFET3および過電流検出用
パワーMOSFET21は、いずれも構造は同一となっ
ている。したがって、ここでは両者を区別せず、一緒に
説明する。パワーMOSFETは、前記エピタキシャル
層32の表層部に二重拡散によってp形のチャネル形成
領域50およびこのチャネル形成領域50の表層部に設
けられるn+ 形のソース領域51が設けられている構
造となっている。前記二重拡散時の拡散長の差によって
形成されたチャネル形成領域50の表層部が、ゲート電
極への所望電圧の印加によってチャネルとなる。また、
前記半導体基体31およびエピタキシャル層32はドレ
イン領域となるとともに、チャネル上にゲート酸化膜5
2が設けられている。このゲート酸化膜52上にはゲー
ト電極53が設けられている。このゲート電極53は前
記ゲート系電極45に繋がる。また、このゲート電極5
3およびゲート系電極45は層間絶縁膜54で被われて
いる。また、前記層間絶縁膜54は、ソース領域51の
内側部分をも被っている。また、半導体基体31の裏面
(下面)には、ドレイン電極55が設けられている。こ
のようなパワーMOSFETは、ゲート(G)に所定の
電圧が印加された状態下で、電流は下部のドレイン(D
)から上方に向かい、チャネルを通りソース(S)に抜
ける。
【0020】このような実施例によれば、つぎのような
効果が得られる。 (1)本発明の過電流保護機能内蔵半導体装置は、過電
流からパワーMOSFETを保護する過電流保護回路を
、過電流検出用パワーMOSFETとサイリスタならび
に検出抵抗によって構成していることから、過電流が流
れた際、前記検出抵抗によってサイリスタが作動して過
電流検出用パワーMOSFETおよびパワーMOSFE
Tがオフする構造となっていることから、以後は過電流
の流れ如何に係わらず、パワーMOSFETは動作しな
いため、過電流の上下をふらつく電流が機器の制御回路
に加わっても、パワーMOSFETが熱によって損傷す
ることはなく、パワーMOSFETの長寿命化が達成で
きるという効果が得られる。
【0021】(2)本発明の過電流保護機能内蔵半導体
装置は、パワーMOSFET,過電流検出用パワーMO
SFET,検出抵抗,ゲート入力抵抗がモノリシックに
形成されていることから、小型化が図れるという効果が
得られる。
【0022】(3)上記(2)により、本発明の過電流
保護機能内蔵半導体装置は、パワーMOSFET,過電
流検出用パワーMOSFET,検出抵抗,ゲート入力抵
抗がモノリシックに形成されていることから、多数の部
品を組み立てる構造に比較して生産コストの低減を図る
ことができるという効果が得られる。
【0023】(4)本発明の過電流保護機能内蔵半導体
装置は、コンパレータを使用しないことから専用のDC
電源を必要としなくなり、この点でも小型化,コストの
低減が達成できるという効果が得られる。
【0024】(5)上記(1)〜(4)により、本発明
によれば、パワーMOSFETの長寿命化が図れる小型
で安価な過電流保護機能内蔵半導体装置を提供すること
ができるという相乗効果が得られる。
【0025】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない、たとえば、
前記ゲート入力抵抗6は必ずしも設けなくともよい。
【0026】図3はサイリスタ22を絶縁膜41上に形
成した例である。この例では絶縁膜41上にポリシリコ
ン膜56を形成するとともに、このポリシリコン膜56
に選択的にドナー,アクセプタの不純物を領域を別けて
交互に拡散してp形領域57,n形領域58を形成し、
これによってpnpnなるサイリスタ22を形成したも
のである。この例でも、前記実施例と同様にパワーMO
SFETの長寿命化が図れるとともに、パワーMOSF
ETを有する半導体装置の小型化,コスト低減化が図れ
る。
【0027】図4および図5は前記実施例の構造におい
て、過電流検出用パワーMOSFETを省略した半導体
装置の構造に関し、図4は等価回路、図5は断面構造を
示すものである。この実施例の半導体装置においても、
前記パワーMOSFET3のゲート・ソース間に設けた
サイリスタ22と検出抵抗10とによって、過電流検出
が行われ、前記実施例の場合と同様にパワーMOSFE
Tの保護がなされる。また、図6はサイリスタ22を絶
縁膜41上に形成した例であり、前記実施例同様にパワ
ーMOSFETの保護、半導体装置の小型化,低価格化
が図れる。
【0028】図7は本発明の他の実施例によるTO−2
20型構造の半導体装置を示す模式的平面図である。こ
の構造の半導体装置60は、ドレインリード61の内端
の幅広のヘッダ62の主面に過電流検出用MOSFET
とパワーMOSFETをモノリシックに組み込んだ半導
体素子63を固定するとともに、ゲートリード64の内
端主面にサイリスタと検出抵抗をモノリシックに形成し
たサイリスタ素子65を固定し、かつそれぞれの素子6
3,65とリード66とを導電性のワイヤ67で接続し
た半導体装置の例である。また、各リード66の内端側
はレジンからなるパッケージ68によって被われている
。この半導体装置60は、前記ヘッダ62の下面は露出
して、熱の放散性を高めるようになっている。また、前
記ヘッダ62の一端側はパッケージ68から突出すると
ともに、ヘッダ62には、半導体装置60を所定の支持
板に固定する際使用される取付孔69が設けられている
。この構造でも、過電流検出用パワーMOSFETとパ
ワーMOSFETの一体(モノリシック)化、サイリス
タと検出抵抗の一体(モノリシック)化によって、外付
け部品数の低減が図れ、製造原価低減が達成できる。
【0029】図8は本発明の他の実施例を示す模式的断
面図である。この実施例の半導体装置85は、前記実施
例と同様にTO−220型構造となっていて、ドレイン
リード61の先端の幅広のヘッダ62の主面に、過電流
検出用パワーMOSFETとパワーMOSFETをモノ
リシックに構成した半導体素子63をソルダ86を介し
て固定するとともに、この半導体素子63上に、サイリ
スタと検出抵抗をモノリシックに組み込んだCCB(c
ontrolled  collapse  bond
ing)構造の半導体素子87を電気的かつ機械的に接
続してなるものである。この構造でも、過電流検出用パ
ワーMOSFETとパワーMOSFETの一体(モノリ
シック)化、サイリスタと検出抵抗の一体(モノリシッ
ク)化によって、外付け部品数の低減が図れ、製造原価
低減が達成できる。
【0030】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である機器の
駆動制御回路に適用した場合について説明したが、それ
に限定されるものではない。たとえば、本発明はDC入
力を1ショットパルス出力に変える変換器、あるいは長
いパルス列を周期が同一となる短いパルス列に変換する
変換器にも同様に適用できる。
【0031】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。本発明の自己過電流保護機能内蔵半
導体装置は、過電流を検出抵抗によって検出するととも
に、この検出抵抗の電位差によってサイリスタをオンさ
せてパワーMOSFETをオフさせる構造となっている
ことから、過電流がその後断続的に流れてもパワーMO
SFETは動作せず、断続動作に起因するパワーMOS
FETの熱的損傷が防止できる。また、本発明の半導体
装置はモノリシックに形成されていることから、小型化
および生産コストの低減が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による過電流保護機能を有す
るMOSFETの模式的断面図である。
【図2】本発明の過電流保護機能付MOSFETの等価
回路図である。
【図3】本発明の他の実施例による過電流保護機能を有
するMOSFETの模式的断面図である。
【図4】本発明の他の実施例による過電流保護機能を有
するMOSFETの等価回路図である。
【図5】図4に示す実施例による過電流保護機能を有す
るMOSFETの模式的断面図である。
【図6】本発明の他の実施例による過電流保護機能を有
するMOSFETの模式的断面図である。
【図7】本発明の他の実施例による過電流保護機能を有
するMOSFETの模式的平面図である。
【図8】本発明の他の実施例による過電流保護機能を有
するMOSFETの模式的断面図である。
【図9】従来の一般的な過電流保護機能付電子装置の等
価回路図である。
【符号の説明】
1…電源電圧、2…負荷、3…パワーMOSFET、4
…電源、5…スイッチ、6…ゲート入力抵抗、7…抵抗
、9…コンパレータ、10…検出抵抗、20…過電流保
護機能内蔵半導体装置、21…過電流検出用パワーMO
SFET、22…サイリスタ、30…半導体素子、31
…半導体基体、32…エピタキシャル層、33…埋込層
、34…アイソレーション領域、37…p形層、38…
n形層、39…p形層、40…n形層、41…絶縁膜、
42…コンタクト孔、45…ゲート系電極、46…ソー
ス系電極、50…チャネル形成領域、51…ソース領域
、52…ゲート酸化膜、53…ゲート電極、54…層間
絶縁膜、55…ドレイン電極、56…ポリシリコン膜、
57…p形領域、58…n形領域、60…半導体装置、
61…ドレインリード、62…ヘッダ、63…半導体素
子、64…ゲートリード、65…サイリスタ素子、66
…リード、67…ワイヤ、68…パッケージ、69…取
付孔、85…半導体装置、86…ソルダ、87…半導体
素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パワーMOSFETと、このパワーM
    OSFETのゲート・ソース間に接続されたサイリスタ
    と、前記パワーMOSFETのソース側に接続された検
    出抵抗とを有するとともに、前記各部はモノリシックに
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】  パワーMOSFETと、このパワーM
    OSFETと並列に接続された過電流検出用パワーMO
    SFETと、前記過電流検出用パワーMOSFETのゲ
    ート・ソース間に接続されたサイリスタと、前記過電流
    検出用パワーMOSFETのソース側に接続された検出
    抵抗とを有するとともに、前記各部はモノリシックに構
    成されていることを特徴とする半導体装置。
JP10553991A 1991-05-10 1991-05-10 半導体装置 Pending JPH04335560A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615132B2 (en) 2003-10-17 2009-11-10 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing apparatus having high frequency power source with sag compensation function and plasma processing method
JP2013501354A (ja) * 2009-07-29 2013-01-10 エスティー‐エリクソン、(グルノーブル)、エスアエス 半導体技術を用いた熱電装置

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