JP3164065B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3164065B2
JP3164065B2 JP17783398A JP17783398A JP3164065B2 JP 3164065 B2 JP3164065 B2 JP 3164065B2 JP 17783398 A JP17783398 A JP 17783398A JP 17783398 A JP17783398 A JP 17783398A JP 3164065 B2 JP3164065 B2 JP 3164065B2
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • H01L29/78Field effect transistors with field effect produced by an insulated gate
    • H01L29/7801DMOS transistors, i.e. MISFETs with a channel accommodating body or base region adjoining a drain drift region
    • H01L29/7802Vertical DMOS transistors, i.e. VDMOS transistors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーMOSFE
T、IGBT等の電力用半導体素子に、保護回路を付加
した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−238869号
公報に開示されている保護回路が知られており、図11
に回路図を示す。この回路で、ドレイン端子Dと図示し
ていない電源端子との間に接続される負荷が短絡して、
MOSFETQ1及びQ2のドレインの電位が上昇した
ときには、Q2に接続されている分圧抵抗R20及びR
30に、通常発生する以上の電圧が発生する。この電圧
がMOSFETQ3のしきい値電圧に達すると、Q3が
オンしてQ1及びQ2のゲート電圧を下げ、Q1の電流
を制御することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この半導体装
置では、Q1とQ2のゲートが共通なため、負荷が短絡
した場合、分圧抵抗に発生する電圧が上がると、Q1と
Q2の両方のゲート電圧が下がる。すると、Q2のドレ
イン電流も小さくなり、分圧抵抗に発生する電圧が下が
って、Q1とQ2のゲート電圧を再び上昇させ、ドレイ
ン電流を再び大きくする。この動作は、ドレイン電流が
ある一定値に収束するまで繰り返される。この半導体装
置の動作条件や負荷の短絡条件によっては、ドレイン電
流が収束するまでに流れる大電流によって、半導体装置
が破壊に至るという問題があった。
【0004】また、負荷短絡時は、負荷による電圧降下
がほとんどない為、Q1のドレイン・ソース間に電源電
圧がそのまま印加されるので、ドレイン電流を制限して
も、そのときの半導体装置が消費する電力は大きく、チ
ップサイズの増大や大型パッケージへの搭載等を行って
熱抵抗を小さくしなければ、半導体装置が熱破壊してし
まうという問題があった。
【0005】このような欠点を解決する方法としては、
負荷の状態と入力電圧の状態を検出し、第1のMOSF
ETQ1と第2のMOSFETQ2のゲート電圧をリセ
ットさせる帰還回路を追加した方法がNIKKEI E
LECTRONICS(1986,7,28 P.14
4,145)に開示されているが、ラッチ回路、オペア
ンプ、基準電圧などで構成される帰還回路を新たに形成
するためには、半導体の製造プロセスの見直しが必要と
なり、かつレイアウトのためのスペースが増大し、コス
トもアップするという問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、製造プロセスの見直しが不要で、レイア
ウトのためのスペースが増大することもなく、コストア
ップもない、負荷短絡時に半導体素子をオフさせ、負荷
短絡から半導体素子を保護する半導体装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、負荷に流す電流をオン、オフする第一のスイッチン
グ手段と、前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手
段と、この電流検出手段と負荷との接続をオン、オフす
る第二のスイッチング手段と、この第二のスイッチング
手段と前記第一のスイッチング手段とを制御する制御手
段とをもつ半導体装置において、前記制御手段は、負荷
の駆動開始時には前記第一のスイッチング手段をオンし
た後に前記第二のスイッチング手段をオンし、前記電流
検出手段は、過電流を検出したとき、前記第一のスイッ
チング手段のみをオフすることを特徴とする半導体装置
である。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記第一のスイ
ッチング手段および第二のスイッチング手段がトランジ
スタであり、前記電流検出手段が前記第二のスイッチン
グ手段と接地点との間に設けられた抵抗であり、前記制
御手段が、前記第一のスイッチング手段の入力に設けら
れた制御端子と、この制御端子に接続された分圧抵抗
と、この分圧抵抗の中間点からの信号を入力し、前記第
二のスイッチング手段の入力へ制御信号を出力するラッ
チ回路とで構成されていることを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置である。
【0009】請求項3に記載の発明は、前記第一のスイ
ッチング手段および第二のスイッチング手段がMOSF
ETであることを特徴とする請求項2に記載の半導体装
置である。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記第一のスイ
ッチング手段および第二のスイッチング手段がIGBT
であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置で
ある。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記電流検出手
段がゲートとソースを短絡したディプレッション型MO
SFETであることを特徴とする請求項3に記載の半導
体装置である。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記半導体装置
が、同一半導体内に形成されていることを特徴とする請
求項1ないし5のいずれかに記載の半導体装置である。
【0013】請求項7に記載の発明は、前記第一のスイ
ッチング手段の入力端子と出力端子との間に、前記第一
のスイッチング手段の出力端子の電位をクランプするク
ランプダイオードと、前記第一のスイッチング手段の入
力端子から出力端子への電流を阻止する逆流防止ダイオ
ードとが、直列に接続されていることを特徴とする請求
項1ないし6のいずれかに記載の半導体装置である。
【0014】請求項8に記載の発明は、前記クランプダ
イオードが、ガードリング構造の定電圧ダイオードであ
ることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置であ
る。
【0015】請求項9に記載の発明は、前記逆流防止ダ
イオードが、絶縁膜上の多結晶半導体で形成されている
ことを特徴とする請求項7ないし8に記載の半導体装置
である。
【0016】請求項10に記載の発明は、前記第一のス
イッチング手段の入力端子と出力端子との間に、双方向
定電圧ダイオードが接続されていることを特徴とする請
求項1ないし6のいずれかに記載の半導体装置である。
【0017】請求項11に記載の発明は、前記双方向定
電圧ダイオードが、絶縁膜上の多結晶半導体で形成され
ていることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1、図
2、図3を参照して説明する。図1は本発明の第1実施
形態のブロック図、図2は回路図、図3は半導体チップ
の断面図である。なお、以下の説明において、各図の同
一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。
【0019】本実施形態は、図3に示すように、N+型
シリコン基板1上に成長させたN型エピタキシャル層2
に、共通に設けられたパワーMOSFETQ1及びMO
SFETQ2を有する。前記パワーMOSFETQ1
は、前記N型エピタキシャル層2をドレイン領域とし、
ドレイン電極3、P型ベース領域4、N+型ソース領域
5、ゲート酸化膜6、ゲート電極7、及びソース電極9
を有している。また、前記MOSFETQ2は、やはり
前記N型エピタキシャル層2をドレイン領域とし、ドレ
イン電極3、P型ベース領域10、N+型ソース領域1
1、ゲート酸化膜12、ゲート電極13、及びソース電
極14を有している。前記N型エピタキシャル層2に形
成されたP型ウェル領域15の内部には、MOSFET
Q3が設けられている。このMOSFETQ3は、ドレ
イン電極16、N+型ソース領域17、ゲート酸化膜1
8、ゲート電極19、N+型ドレイン領域20、及びソ
ース電極21を有している。なお、図2に示したMOS
FETQ4、Q5、Q6も同様の構成となっている。抵
抗素子R1〜R6は、多結晶シリコン膜で形成されたポ
リシリ抵抗8である。
【0020】上記の素子の接続を図1を参照して説明す
る。Q1のゲート電極7は、抵抗素子R1の一端、Q3
のドレイン電極16、および抵抗素子R3の一端と接続
されている。Q1のソース電極9は、ソース端子Sと接
続されている。また、Q1のドレイン電極3は、ドレイ
ン端子Dと接続されている。Q2のゲート電極13は、
ラッチ回路22の出力と接続されている。Q2のソース
電極14は、抵抗素子R4の一端およびQ3のゲート電
極19と接続されている。R4の他端およびQ3のソー
ス電極21は、ソース端子Sに接続されている。Q2の
ドレイン電極3は、ドレイン端子Dに接続されている。
Q1のゲート電極7とソース端子Sとの間には、抵抗素
子R1とR2とが直列に挿入されている。Q1のゲート
電極7と制御端子Gとの間には、抵抗素子R3が挿入さ
れている。R1とR2の中間点は、ラッチ回路22の入
力と接続されている。Q1のゲート電極7と制御端子G
との間にはR3が挿入されている。制御端子Gには、ま
た、ラッチ回路22の電源が接続されている。ラッチ回
路22のGNDは、ソース端子Sに接続されている。
【0021】ラッチ回路22の詳細な内部構成を図2を
参照して説明する。ラッチ回路22の入力は、Q5のゲ
ート電極と接続されている。Q5のドレイン電極は、Q
6のゲート電極、Q4のドレイン電極、およびR5の一
端と接続されている。R5の他端は、ラッチ回路22の
電源に接続されている。Q5のソース電極は、ラッチ回
路22のGNDに接続されている。Q4のゲート電極
は、ラッチ回路22の出力、Q6のドレイン電極、およ
びR6の一端に接続されている。R6の他端は、ラッチ
回路22の電源に接続されている。Q4およびQ6のソ
ース電極は、ラッチ回路22のGNDに接続されてい
る。R5とR6の抵抗値は、1:3程度の比となってい
る。このとき、Q4とQ6の電流駆動能力を等しくする
ために、Q4とQ6のゲート電極は、その長さと幅が等
しく形成されている。
【0022】あるいは、別の構成として、R5とR6の
抵抗値を等しくし、Q4の電流駆動能力がQ6の3倍程
度になるようにゲート電極の大きさを3倍程度に形成し
てもよい。また、Q3のオン抵抗はR3の抵抗値より十
分小さく、Q4及びQ5のオン抵抗はR5の抵抗値より
十分小さく、Q6のオン抵抗はR6の抵抗値より十分小
さく設定されている。なお、図3において、N+型シリ
コン基板1を逆導電型のP+型シリコン基板にすれば、
MOSFETであるQ1とQ2をIGBTに変更するこ
とが可能である。
【0023】次に、第1実施形態の動作を図4の波形図
を参照して説明する。まず、制御端子Gに正の電圧が印
加されると、パワーMOSFETQ1がオンする。この
とき、ラッチ回路22の電源にも前記正の電圧が印可さ
れるが、この電圧がQ4とQ6のしきい値電圧以上であ
れば、R5とR6の抵抗比、あるいはQ4とQ6の電流
駆動能力比により、Q6がオンとなり、ラッチ回路22
の出力はLOW電圧となる。制御端子Gに正の電圧が印
可されると、R1およびR2に電流が流れ、R2の両端
に発生する電圧がQ5のしきい値電圧以上になると、Q
5がオンし、その結果Q6がオフされ、Q6のドレイン
電極が制御端子Gと同電位になり、Q2がオンする。す
なわち、制御端子Gに正の電圧を印加すると、ラッチ回
路22の働きによって、Q1がオンした後にQ2がオン
する。これは、入力容量の小さいQ2がQ1よりも先に
オンしてQ2のドレイン・ソース間に大電流が流れ、誤
って負荷短絡と判断してしまうのを防ぐ為である。
【0024】次に、ドレイン端子Dと、図示していない
この回路全体の電源端子との間に接続された負荷が短絡
した場合には、ドレイン端子Dの電位が上昇し、Q2お
よびR4に大電流が流れ、R4の両端に通常は発生しな
い大きな電圧が発生し、この電圧がQ3のしきい値電圧
に達してQ3がオンし、Q1のゲート電極7の電位が下
げられ、Q1がオフされる。このとき、Q2のゲート電
極13の電位は変化しないので、Q2はオン状態を保持
する。制御端子Gに印加していた正の電圧をゼロにする
と、Q2がオフし、Q3もオフする。負荷の短絡を修理
して正常に戻し、再び制御端子Gに正の電圧を印加する
と、Q1がオンし、正常動作に戻る。
【0025】図5及び図6は、本発明の第2実施形態の
回路図及び半導体チップの断面図である。この実施形態
では、ドレイン端子Dの電位をクランプするためのクラ
ンプダイオードD1と、制御端子Gからドレイン端子D
へ流れる電流を阻止する逆流防止ダイオードD2が直列
接続された双方向ダイオードが、複数個直列に接続され
て、ドレイン端子DとパワーMOSFETQ1のゲート
電極7との間に挿入されている。また、Q1のゲート電
極7とR3の間には、抵抗素子R7が挿入されている。
【0026】なお、D1及びD2は、図6に示すよう
に、多結晶シリコン膜で形成されている。P型アノード
26を形成するP型ポリシリコンは、パワーMOSFE
TQ1のP型ベース領域4と同様に形成される。また、
N+型カソード27を形成するN+型ポリシリコンは、
パワーMOSFETQ1のN+型ソース領域5と同様に
形成される。また、R7も、R1〜R6と同様に多結晶
シリコン膜で形成されている。
【0027】負荷がインダクターの場合、制御端子Gの
印加電圧をゼロに下げてQ1をオフさせると、ドレイン
端子Dに逆起電力が発生する。この場合、クランプダイ
オードD1がブレークダウンし、このブレークダウン電
流がR7とR3を経由して制御端子Gに流れ、Q1がオ
ンし、Q1で逆起電力を吸収するというダイナミックク
ランプ動作が起こる。
【0028】負荷短絡でQ3がオンして、Q1をオフし
た瞬間に、配線等に含まれる寄生インダクターによって
ドレイン端子Dに逆起電力が発生する。この場合、クラ
ンプダイオードD1がブレークダウンし、このブレーク
ダウン電流が、R7とオンしているQ3を経由してソー
ス端子Sに流れ、Q1がオンし、Q1で逆起電力を吸収
する。以上のように、R7の働きによって、負荷短絡時
の逆起電力をダイナミッククランプ動作で吸収すること
が出来る。また、R7は、ドレイン端子Dに逆起電力が
発生した場合に発生するdV/dtを低く抑え、Q3の
P型ウェル領域15に発生する寄生NPNバイポーラト
ランジスタの動作を阻止する役割も果たす。
【0029】次に、本発明の第3実施形態を図7の回路
図を参照して説明する。この実施形態には、第2実施形
態の回路に、第2のラッチ回路であるラッチ回路(2)
23が追加されている。このラッチ回路(2)23の入
力はQ2のソース電極14と接続され、出力はQ3のゲ
ート電極19と接続されている。ラッチ回路(2)23
の内部構成は、第2実施形態におけるラッチ回路22と
全く同様である。負荷短絡等が発生してR4の両端に大
きな電圧が発生した場合、この電圧がQ8のしきい値電
圧に達するとラッチ回路(2)23が動作し、Q3のゲ
ート電極19の電圧をゲート端子Gと等しい電圧まで上
昇させる。従って、Q3を充分高いゲート電圧で駆動す
ることが出来るので、Q3のチャネル幅を小さく設計す
ることが出来る。
【0030】図8は、本発明の第4実施形態の回路図で
ある。この実施形態では、第3実施形態の回路中の、ラ
ッチ回路22およびラッチ回路(2)23のポリシリ抵
抗R5、R6、R8、R9が、ゲート・ソース間を短絡
したディプレッション型MOSFETQ10〜Q13に
置き換えられている。これらのMOSFETQ10〜Q
13は、ポリシリ抵抗R5、R6、R8、R9と同様の
動作をする。
【0031】図9及び図10は、本発明の第5実施形態
の回路図及び半導体チップの断面図である。この実施形
態は、第2実施形態において、複数設けられているクラ
ンプダイオードD1および逆流防止ダイオードD2が、
各1段のみのダイオードD3およびD4で構成されてい
る。また、半導体チップの断面構造が、図10に示すよ
うな構造となっており、前記ダイオードD3はN型エピ
タキシャル層2上に形成されている。D3のアノード電
極24は、外周をP型ウェル領域15で取り囲まれたP
+アノード領域25と接続され、アノード層を形成して
いる。カソード層は、前記N型エピタキシャル層2であ
る。すなわち、D3は、P型ウェル領域15をガードリ
ングとする定電圧ダイオードとなっている。
【0032】
【発明の効果】本発明は、負荷に流す電流をオン、オフ
する第一のスイッチング手段と、前記負荷に流れる電流
を検出する電流検出手段と、この電流検出手段と負荷と
の接続をオン、オフする第二のスイッチング手段と、こ
の第二のスイッチング手段と前記第一のスイッチング手
段とを制御する制御手段とをもつ半導体装置において、
前記制御手段は、負荷の駆動開始時には前記第一のスイ
ッチング手段をオンした後に前記第二のスイッチング手
段をオンし、前記電流検出手段は、過電流を検出したと
き、前記第一のスイッチング手段のみをオフすることを
特徴とする半導体装置なので、過電流が検出されたと
き、負荷を駆動していた第一のスイッチング手段のみが
オフされ、このとき第二のスイッチング手段はオフされ
ない。従って、電流検出手段と負荷との接続がオフされ
ることがなく、過電流の検出が続行される。従って、第
一のスイッチング手段が確実かつ迅速にオフされ、負荷
に流れる過電流が確実かつ迅速にオフされるので、負荷
が短絡した場合の過電流から半導体装置を確実に保護す
ることができる。
【0033】また、負荷の駆動開始時には第一のスイッ
チング手段がオンされた後に第二のスイッチング手段が
オンされるので、第二のスイッチング手段および電流検
出手段のみに大電流が流れ、誤って負荷短絡と判断し、
不必要に第一のスイッチング手段をオフし、負荷電流を
オフしてしまうことがない。
【0034】また、前記第一のスイッチング手段の入力
端子と出力端子との間に、前記第一のスイッチング手段
の出力端子の電位をクランプするクランプダイオード
と、前記第一のスイッチング手段の入力端子から出力端
子への電流を阻止する逆流防止ダイオードとが、直列に
接続されれば、負荷がインダクターであった場合あるい
は配線等に寄生インダクターが含まれていた場合に、第
一のスイッチング手段がオフされたときに発生する逆起
電力が、クランプダイオードがブレークダウンすること
によって吸収されるので、半導体装置が確実に保護され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のブロック図。
【図2】 本発明の第1実施形態の回路図。
【図3】 本発明の第1実施形態の半導体チップ断面
図。
【図4】 本発明の第1実施形態の波形図。
【図5】 本発明の第2実施形態の回路図。
【図6】 本発明の第2実施形態の半導体チップ断面
図。
【図7】 本発明の第3実施形態の回路図。
【図8】 本発明の第4実施形態の回路図。
【図9】 本発明の第5実施形態の回路図。
【図10】 本発明の第5実施形態の半導体チップ断面
図。
【図11】 従来例の回路図。
【符号の説明】
1 N+型シリコン基板 2 N型エピタキシ
ャル層 3 ドレイン電極 4 P型ベース領域 5 N+型ソース領域 6 ゲート酸化膜 7 ゲート電極 8 ポリシリ抵抗 9 ソース電極 10 P型ベース領
域 11 N+型ソース領域 12 ゲート酸化膜 13 ゲート電極 14 ソース電極 15 P型ウェル領域 16 ドレイン電極 17 N+型ドレイン領域 18 ゲート酸化膜 19 ゲート電極 20 N+型ドレイ
ン領域 21 ソース電極 22 ラッチ回路 23 ラッチ回路(2) 24 アノード電極 25 P+アノード領域 26 P型アノード 27 N+型カソード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−146722(JP,A) 特開 平9−139633(JP,A) 特開 平7−58293(JP,A) 特開 平8−172190(JP,A) 特開 平2−208977(JP,A) 特開 昭62−239857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/8236 H01L 27/088 H03K 17/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷に流す電流をオン、オフする第一の
    スイッチング手段と、 前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、 この電流検出手段と負荷との接続をオン、オフする第二
    のスイッチング手段と、 この第二のスイッチング手段と前記第一のスイッチング
    手段とを制御する制御手段とをもつ半導体装置におい
    て、 前記制御手段は、負荷の駆動開始時には前記第一のスイ
    ッチング手段をオンした後に前記第二のスイッチング手
    段をオンし、 前記電流検出手段は、過電流を検出したとき、前記第一
    のスイッチング手段のみをオフすることを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第一のスイッチング手段および第二
    のスイッチング手段はトランジスタであり、 前記電流検出手段は前記第二のスイッチング手段と接地
    点との間に設けられた抵抗であり、 前記制御手段は、 前記第一のスイッチング手段の入力に設けられた制御端
    子と、 この制御端子に接続された分圧抵抗と、 この分圧抵抗の中間点からの信号を入力し、前記第二の
    スイッチング手段の入力へ制御信号を出力するラッチ回
    路とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第一のスイッチング手段および第二
    のスイッチング手段はMOSFETであることを特徴と
    する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第一のスイッチング手段および第二
    のスイッチング手段はIGBTであることを特徴とする
    請求項2に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記電流検出手段はゲートとソースを短
    絡したディプレッション型MOSFETであることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体装置は、同一半導体内に形成
    されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第一のスイッチング手段の入力端子
    と出力端子との間には、 前記第一のスイッチング手段の出力端子の電位をクラン
    プするクランプダイオードと、 前記第一のスイッチング手段の入力端子から出力端子へ
    の電流を阻止する逆流防止ダイオードとが、直列に接続
    されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    かに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記クランプダイオードは、ガードリン
    グ構造の定電圧ダイオードであることを特徴とする請求
    項7に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記逆流防止ダイオードは、絶縁膜上の
    多結晶半導体で形成されていることを特徴とする請求項
    7ないし8に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第一のスイッチング手段の入力端
    子と出力端子との間には、双方向定電圧ダイオードが接
    続されていることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記双方向定電圧ダイオードは、絶縁
    膜上の多結晶半導体で形成されていることを特徴とする
    請求項10に記載の半導体装置。
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