JPH04334975A - 電磁誘導式非接触電力伝送装置 - Google Patents

電磁誘導式非接触電力伝送装置

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JPH04334975A
JPH04334975A JP3105644A JP10564491A JPH04334975A JP H04334975 A JPH04334975 A JP H04334975A JP 3105644 A JP3105644 A JP 3105644A JP 10564491 A JP10564491 A JP 10564491A JP H04334975 A JPH04334975 A JP H04334975A
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resonant circuit
capacitor
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Kuniaki Matsuura
松浦 邦晶
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導を利用し一次
回路から二次回路に非接触で電力を伝送する装置の二次
側回路に関する。
【0002】
【従来の技術】非接触で電力を伝送する装置の二次側の
回路として、従来は図5、図6の回路を使用していた。 図5の回路は、電力送信用コイル41と、この電力送信
用コイル41と電磁的に結合されている電力受信用コイ
ル42と、この電力受信用コイル42と直列に接続され
、負荷45に整流電圧を加えるダイオード43と、負荷
45と並列に接続されダイオード43の整流出力を平滑
するコンデンサ44とで構成されている。そして、電力
受信用コイル42に誘導される交流電圧をダイオード4
3で半波整流して負荷45に直流電圧を供給している。
【0003】また図6の回路の場合は、電力送信用コイ
ル51と、電力受信用コイル52と、整流用ダイオード
54と、平滑用コンデンサ55と、負荷56とを図5の
回路と同様に構成し、電力受信用コイル52の両端にコ
ンデンサ53を並列接続している。そして、電力受信用
コイル52とコンデンサ53とで並列共振回路50を構
成している。なお、この並列共振周波数は、コイル51
、52を介して伝達される交流電圧の周波数と一致させ
ている。
【0004】以上のように構成される図6の回路の動作
を次に説明する。電力受信用コイル52に伝送される交
流電圧の周波数は、共振回路の共振周波数と一致してい
るので、並列共振回路には大きな共振電流が流れ、その
ためコンデンサ53の両端には、電力受信用コイル52
に誘起する電圧よりはるかに大きい電圧が発生する。そ
して、この交流電圧は、ダイオード54で半波整流され
、コンデンサ55で平滑されて直流電圧となり、この直
流電圧が負荷56に与えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の回
路にはそれぞれ次の問題点がある。すなわち、図5の回
路では、電力受信用コイル42に誘起する電圧を整流用
ダイオード43で整流するが、電力伝送距離が長くなる
と電力受信用コイル42に誘起する電圧が小さくなり、
そのため必要な出力電圧が得られなくなるという問題が
ある。また、電力受信用コイル42に誘起する電圧は十
分であっても、回路に流れる電流は電力受信用コイル4
2の自己インダクタンスによって制限されてしまい、大
電力を負荷に供給できないという問題もある。
【0006】一方、図6の回路は、電力受信用コイル5
2が並列共振回路50を構成しているので、電力伝送距
離が長くても、コンデンサ53の両端電圧が不足すると
いうことはさほど問題にならない。しかし、図6の回路
の場合は、電力伝送距離の長いところで使用する回路を
短い電力伝送距離で使用したときに、コンデンサ53の
両端に過大な電圧が発生してしまうという問題がある。 そして、このときには共振回路等に過大な電流が流れて
しまい、回路に無駄な発熱が生じるだけでなく、負荷5
6に過大な電圧が供給されてしまうという問題がある。 この対策として、例えばコンデンサ55と負荷56の間
に3端子レギュレータを設け、負荷56の電圧を常に一
定にすることもできる。しかし、それでも無駄な電力消
費の問題は何ら解決されず、特に、不要な電圧を吸収し
ている3端子レギュレータでは、電力損失や発熱のこと
が問題になる。
【0007】本発明は、以上の問題点を解決するための
ものであって、電力伝送距離に関係なく負荷に一定の電
圧を供給し、しかも、回路中の電力消費が少ない電磁誘
導式非接触電力伝送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る電磁誘導式非接触電力伝送装置は、電
磁誘導作用によって交流電力の供給を受けるコイルと、
このコイルと並列に接続され並列共振回路を構成するコ
ンデンサと、この並列共振回路と負荷の間に直列に接続
され、前記並列共振回路の両端電圧を整流し、負荷に直
流電圧を供給する整流素子と、負荷に並列に接続される
平滑コンデンサとからなる電力伝送装置において、前記
共振回路の共振周波数をこの共振回路に入力される交流
電圧の周波数より高くするとともに、この共振回路と並
列にスイッチング素子を設け、前記整流素子に加わる並
列共振回路の電圧が負から正に変わるとき、前記スイッ
チング素子をON状態にし、負荷の直流電圧の値に対応
した時間が経過した後、前記スイッチング素子をOFF
状態にする制御回路を設ける構成にしている。
【0009】
【作用】並列共振回路の両端電圧(コンデンサの両端電
圧)が負から正に変わるとき、制御回路は、スイッチン
グ素子をON状態にする。すると、並列共振回路のコイ
ルに誘起されている交流電圧は、このとき以降スイッチ
ング素子により短絡されることになる。なお、コンデン
サに流れる電流の位相は、コンデンサの電圧の位相より
90度進んでいるので、このとき、共振回路には最大値
の電流が流れていたことになる。最大値であったこの電
流は、以降、ON状態のスイッチング素子に流れるが、
若干の時間の経過後、制御回路がスイッチング素子をO
FF状態に戻すので、スイッチング素子がOFF状態と
なった後は、コンデンサを充電する電流になる。そのた
め、スイッチング素子がOFF状態となった後、コンデ
ンサの両端電圧は0ボルトから正に向かって増加するこ
とになる。ところが、その後コンデンサの両端電圧が負
荷側の電圧より高くなると、整流素子が導通するので、
共振回路のコンデンサはそれ以上は充電されず、負荷の
両端の平滑コンデンサを充電することになる。ところで
、スイッチング素子がOFF状態となった後は、コンデ
ンサとコイルは普通の並列共振回路として働く。従って
、コンデンサの両端電圧は、やがて負荷側の電圧より低
くなり、そのとき整流素子が遮断状態になる。そして、
その後はコンデンサの電荷を放電する方向の電流が流れ
、また、コンデンサの電荷が放電されてしまった後はコ
ンデンサを逆向きに充電する電流となる。つまり、整流
素子が遮断状態になった後、コンデンサの両端電圧は、
正弦波的に振動し正から負に減少し、やがて負から零に
戻り、それ以降は最初に説明した動作と同じことを繰り
返す。
【0010】次に、負荷側の電圧を一定にする制御回路
の動作を説明する。ここで、例えばコイルの結合が密に
なったためコイルに誘起される電圧が大きくなり、その
ため負荷の電圧が大きくなった場合を考える。このとき
、制御回路は、上記スイッチング素子のON状態の時間
が長くなるよう制御するので、コンデンサの両端電圧が
零の期間が長くなり、従って、整流素子に加わる電圧は
なかなか大きくならず、負荷の電圧を上げないよう動作
する。逆に負荷の電圧が小さくなった場合は、制御回路
がスイッチング素子のON状態の時間が短くなるよう制
御するので、コンデンサの両端電圧が零の期間が短くな
り、従って、負荷の電圧は大きくなる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路ブロック
図である。電力受信用コイル1とコンデンサ2により並
列共振回路3を構成し、このコンデンサ2に並列にスイ
ッチ素子S1 を接続する。そして、共振回路3と負荷
5の間にはスイッチ素子S2を接続し、また、負荷5と
並列に平滑用コンデンサ4を接続する。一方、負荷5の
両端電圧は電圧検出回路6に帰還され、電圧検出回路6
の出力はスイッチング制御回路7に加えられ、その出力
がスイッチ素子S1 、S2に加わっている。
【0012】以上のように構成される回路の動作を次に
説明する。スイッチ素子S1 に加わる電圧(コンデン
サ2の両端電圧)が負から零に変わるとき、スイッチン
グ制御回路7は、スイッチ素子S1 をON状態に制御
する(なお、このときスイッチ素子S1 はOFF状態
になっている)。すると、スイッチ素子S1によってコ
イル1が短絡され、これ以降、コイル1の電流はスイッ
チ素子S1 に流れる。そして、若干の時間が経過する
と、スイッチング制御回路7は、スイッチ素子S1 を
OFF状態に制御する。すると、コンデンサ2はその時
から充電され始めるので、スイッチ素子S2に加わる電
圧(コンデンサ2の両端電圧)は零から正に向かって増
加する。この電圧がある程度増加したとき、スイッチ素
子S2がON状態になるので、その後は、平滑用コンデ
ンサ4が充電される。そして、平滑用コンデンサ4の電
圧が適当な値まで増加したとき、スイッチ素子S2がO
FF状態になり、それ以降は並列共振回路3が通常の動
作をする。 つまり、コンデンサ2の両端電圧は、正から負に減少し
、負から零へと増加する。そして、コンデンサ2の電圧
が負から零に変わるとき、スイッチング制御回路7は、
スイッチ素子S1 をON状態に制御して最初に説明し
た動作に戻る。
【0013】次に、電圧検出回路6とスイッチング制御
回路7の動作を説明する。電圧検出回路6は、負荷5の
両端電圧と比較基準電圧VREF の差に比例した電圧
を出力する。そして、スイッチング制御回路7は、この
電圧検出回路6の出力電圧に比例した時間だけスイッチ
ング素子S1をON状態に制御する。従って、負荷5の
両端電圧が高くなるとスイッチング素子S1のON状態
が長くなり、そのためスイッチング素子S2の電圧がな
かなか大きくならないことになる。逆に、負荷5の両端
電圧が低くなるとスイッチング素子S1のON状態が短
くなり、そのためスイッチング素子S2の電圧が素早く
大きくなり、結局、この負帰還作用により負荷5の両端
電圧が常に一定に制御されることになる。
【0014】図2は本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。この回路は、入力共振部21と主スイッチ部22
とスイッチング制御部23と電圧検出部24と負荷部2
5が直列に接続されて構成されている。入力共振部21
は電力受信用コイルL1とコンデンサC1による並列共
振回路である。
【0015】主スイッチ部22は、ダイオードD1とF
ETQ1と整流用ダイオードD2からなり、ダイオード
D1とFETQ1は直列に接続されて並列共振回路に並
列に接続される。また、整流用ダイオードD2は並列共
振回路とスイッチング制御部23の間に接続される。な
お、これ以降、整流用ダイオードD2のカソード端子の
接続される線を電源ラインと呼ぶことにする。
【0016】スイッチング制御部23は、抵抗R3とト
ランジスタQ3のコレクタ端子が直列接続され、電源ラ
インとアース間に接続される。このトランジスタQ3の
ベース端子には抵抗R4とトランジスタQ4のベース端
子が接続され、抵抗R4は電源ラインに、またトランジ
スタQ4のエミッタは整流用ダイオードD2のアノード
端子に接続される。なお、トランジスタQ4のコレクタ
端子とベース端子はつながっている。トランジスタQ3
のコレクタ端子は、NOT回路G2の入力端子に接続さ
れ、NOT回路G2の出力端子は抵抗R1に接続される
。抵抗R1の他の端子は、コンデンサC2とトランジス
タQ2のコレクタ端子とNOT回路G1の入力端子に接
続される。そして、NOT回路G1の出力端子は、前記
FETQ1のゲート端子に接続される。またコンデンサ
C2の他の端子はトランジスタQ2のベース端子と抵抗
R2に接続され、トランジスタQ2のエミッタ端子はア
ースに接続される。
【0017】電圧検出部24は、ツェナーダイオードZ
Dと抵抗R5 が直列に接続され、これが電源ラインと
アース間に接続される。またツェナーダイオードZDと
抵抗R5 の接続点は前記抵抗R2の他の端子に接続さ
れる。負荷部25は、負荷抵抗RLとこれと並列に接続
される平滑用コンデンサC3で構成され、それぞれ電源
ラインとアース間に接続される。
【0018】図3は図2の回路の各部の電圧波形を示し
たものである。図3の(a)は磁束の変化により電力受
信用コイルL1に誘導される起電力、図3の(b)はコ
ンデンサC1の両端電圧VL 、図3の(c)はNOT
回路G2の出力波形、図3の(d)はNOT回路G1の
入力波形、図3の(e)はNOT回路G1の出力波形を
それぞれ示している。
【0019】次に、図3のT0からT7の各区間につい
て回路の動作を説明する。なお、図のT0からT1まで
、及びT4からT7までは共振回路の動作をするが、こ
のときの回路動作を、コイルとコンデンサの間でエネル
ギーの授受で説明することがある。すなわち、T0から
T1(T6からT7)までの期間、およびT4からT5
までの期間はコイルにエネルギーが蓄えられる期間であ
り(言い換えるとコンデンサの電荷が放電されている期
間)、T5からT6までの期間は、コイルが蓄えていた
エネルギーを放出している期間(コンデンサが充電され
ている期間)である。
【0020】T0からT1までの期間は、共振回路の電
圧VL が負であるのでトランジスタQ4のベース電位
も負であり、従ってトランジスタQ3はOFF状態であ
り、Q3のコレクタ、つまりNOT回路G2の入力電圧
はHレベル、そしてNOT回路G2の出力電圧(図3の
c参照)とNOT回路G1の入力電圧(図3のd参照)
はともにLレベルである。そのため、NOT回路G1の
出力電圧はHレベルとなり(図3のe参照)、FETQ
1はON状態となる。しかし、共振回路の電圧VL が
負であるのでダイオードD1はOFF状態のままであり
、コンデンサC1とコイルL1は共振回路の動作を続け
、コイルL1にエネルギーが蓄えられるモードで動作す
る。
【0021】次にT1で共振回路の電圧VL が図のレ
ベルまで増加すると、その正の電圧によりダイオードD
1がON状態となる。このとき共振回路は、コイルL1
に蓄えられたエネルギーをコンデンサC1に放出しよう
とするタイミングであるが、上述のようにダイオードD
1とFETQ1がON状態になるので、以降、ダイオー
ドD1とFETQ1に電流が流れる。ところで、T1に
おけるレベルまで共振回路の電圧VL が増加するとト
ランジスタQ4もベース電位も上がるのでトランジスタ
Q3がON状態になり、NOT回路G2の入力電圧がL
レベル、NOT回路G2の出力電圧がHレベルになる(
図3のc参照)。しかし、NOT回路G2とNOT回路
G1の間には抵抗R1とコンデンサC2とトランジスタ
Q2によるミラー積分回路があるので、NOT回路G1
の入力電圧は、すぐにはHレベルにならず図5の(d)
のように増加してゆく。つまり、NOT回路G2の出力
電圧はHレベルになるが、NOT回路G1の入力端子に
Hレベルの電圧が加わるには若干の時間がかかり(図3
のdのT1からT2の区間τを参照)、NOT回路G1
の出力電圧はHレベルのままであり(図3のe参照)従
って、コイルL1はダイオードD1とFETQ1で短絡
されたままである。
【0022】その後、T2でNOT回路G1の入力電圧
が、スレシホールドレベルを越えてHレベルになると(
図3のd参照)、NOT回路G1の出力電圧がLレベル
になり(図3のe参照)、FETQ1はOFF状態にな
る。すると、コンデンサC1とコイルL1は並列共振回
路として働き、コンデンサC1に電流が流れ込み、コン
デンサC1の両端電圧が増加する。尚、この区間は、コ
イルL1に蓄えられていたエネルギーをコンデンサC1
に与えるモードである。
【0023】そして、T3になると、負荷の電圧V0よ
り共振回路の電圧VL の方が高くなるのでダイオード
D2がON状態になり以降、負荷側の平滑コンデンサC
3に電流が流れることになる。その後、並列共振回路の
動作により共振回路の電圧VL が減少してくると、ダ
イオードD2がOFF状態になり、以降はコンデンサC
1とコイルL1は並列共振回路の動作をする。すなわち
、T4からT5まではコンデンサC1が電荷を放電し、
コイルL1にエネルギーが蓄えられる状態であり、T5
からT6まではコイルL1に蓄えられたエネルギーがコ
ンデンサC1に放出される状態である。ところで、T5
になると共振回路の電圧VL が零になるのでトランジ
スタQ3がOFF状態になりNOT回路G2の入力電圧
はHレベル、またその出力電圧はLレベルになり(図3
のc参照)、従って、NOT回路G1の入力電圧はLレ
ベル(図3のd参照)、またその出力電圧はHレベルに
なり(図3のe参照)FETQ1はON状態になる。た
だし、共振回路の電圧VL が負であるのでダイオード
D1はOFFである。
【0024】以降、T6の状態になるが、このT6は前
述のT0と同じ状態であり、上記した動作を繰り返すこ
とになる。次に負荷の電圧が一定に制御される動作を説
明する。負荷の電圧V0は、ツェナーダイオードZDと
抵抗R5にも加わっている。そして、ツェナーダイオー
ドZDの両端電圧は負荷の電圧V0に拘らず一定である
から基準電圧の役目をし、もし負荷の電圧V0が上がれ
ば、抵抗R5の両端電圧が上がる。この抵抗R5の両端
電圧は抵抗R2を介してトランジスタQ2に帰還されて
いる。そのため、NOT回路G2がHレベルのときを考
えると、抵抗R5の両端電圧が上がった分だけトランジ
スタQ2のコレクタ電流が増加し、コンデンサC2の電
圧の増加の仕方が鈍ることになる。すなわち、負荷の電
圧V0が上がるとNOT回路の入力電圧はなかなかHレ
ベルにならず、その分だけダイオードD1とFETQ1
のON状態の時間が長くなり図5の(b)のT1からT
2までの区間τが長くなる。
【0025】以上の関係を説明したのが図4であり、コ
イルに誘起される電圧が異なる場合(V1 <V2 <
V3 )、VL の波形がどう変わるかを示している。 図4に示すように、コイルに誘起される電圧が大きい程
、スイッチング素子のON状態の時間が長くなり(τ1
 <τ2 <τ3 )、つまりコンデンサの両端電圧が
0ボルトの期間が長くなり、負荷の電圧が一定値V0 
に制御される。なお、破線で示すのは、スイッチング素
子が全くON状態にならなかった場合(つまり、従来例
の図7の回路と同じ動作をしてτ=0場合)のコンデン
サの両端電圧であり、コイルの誘起電圧に比例して出力
電圧が変化している。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電磁誘
導式非接触電力伝送装置では、電力伝送距離に関係なく
、また負荷や一次側励磁レベル等の変動にかかわらず負
荷に一定の直流電圧を供給できる。また、スイッチング
素子に電流が流れているときその両端電圧が低いので電
力損失が少なく、近距離から長距離まで効率のよい電力
の伝送ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の別の一実施例を示す回路図である。
【図3】図3に示す回路の各部の動作波形である。
【図4】図2の回路において入力電圧が変化した場合、
コンデンサC1の両端電圧がどう変化するかを示した図
形である。
【図5】従来例の電力伝送装置を示す回路図である。
【図6】従来例の別の電力伝送装置を示す回路図である
【符号の説明】 1      電力受信コイル 2      コンデンサ 3      並列共振回路 4      平滑コンデンサ 5      負荷 6      電圧検出回路 7      スイッチング制御回路 S1    スイッチング素子 S2    整流用スイッチング素子 VREF   比較基準電圧 φ      一次側からの磁束

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁誘導作用によって交流電力の供給を受
    けるコイルと、このコイルと並列に接続され並列共振回
    路を構成するコンデンサと、この並列共振回路と負荷の
    間に直列に接続され、前記並列共振回路の両端電圧を整
    流し、負荷に直流電圧を供給する整流素子と、負荷に並
    列に接続される平滑コンデンサとからなる電力伝送装置
    において、前記共振回路の共振周波数をこの共振回路に
    入力される交流電圧の周波数より高くするとともに、こ
    の共振回路と並列にスイッチング素子を設け、前記整流
    素子に加わる並列共振回路の電圧が負から正に変わると
    き、前記スイッチング素子をON状態にし、負荷の直流
    電圧の値に対応した時間が経過した後、前記スイッチン
    グ素子をOFF状態にする制御回路を設けることを特徴
    とする電磁誘導式非接触電力伝送装置。
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