WO2015151493A1 - 非接触給電装置及び非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

 非接触給電装置(15,21,31)は、受電コイル部(16)と、半波整流器(8)と、平滑コンデンサ(9)と、スイッチ素子(11,22,32D)とを備える。非接触給電システムは、非接触給電装置(15,21,31)と、電力伝送装置(13,41,51)とを有する。非接触給電装置(71,72)は、送受電コイル部(14,16)と、半波整流器と、平滑コンデンサ(9,74)と、出力電圧制御部(66,68)と、スイッチング制御部(63,65)とを備える。 非接触給電システムは、非接触給電装置を2つ備え、2つの非接触給電装置(71,72)は、電力を送信する側と電力を受信する側とに排他的に切り換えられる。出力電圧制御部(66,68)は、前記送受電コイル部(14,16)を介して電力を受信する際に、前記第2トランジスタ(32,62)のオンオフを切り替える。

Description

非接触給電装置及び非接触給電システム 関連出願の相互参照
 本出願は、2014年4月2日に出願された日本国特許出願2014-76108号、2015年2月26日に出願された日本国特許出願2015-36656号に基づくものであり、ここにその記載内容を参照により援用する。
 本開示は、無線により送信された電力を受電コイル部により受電し、半波整流器で整流して負荷に供給する非接触給電装置,送受電コイル部により電力を送受信する非接触給電装置及び非接触給電システムに関する。
 非接触給電装置では、入力電圧や負荷電流、素子定数の変動により出力電圧が変化し、出力電圧が規定値から外れるおそれがある。例えば負荷が軽くなった場合、出力電圧が必要以上に上昇してしまうため、特許文献1には、受電を行う共振回路のコンデンサと並列にスイッチを配置し、半波整流を行うための整流素子の入力端子に、印加される電圧の極性が負から正に変わる時にスイッチをオンし、所定時間が経過した後オフすることで出力電圧を一定に制御する技術が開示されている。
 本願発明者らは非接触給電装置および非接触給電システムに関し、下記を見出した。上記のような非接触給電システムでは、平滑コンデンサに電流を供給しない期間においても、電力を送信する交流電源は電力を消費しており、平滑コンデンサへ電流を供給していない期間での交流電源の消費電力は全て無駄となるおそれがある。特許文献1では、このように交流電源の消費電力を低減することは課題としておらず、そのような観点では最適な制御を行っているとは言えない。
日本国公開特許公報平4-334975号
 本開示は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力電圧や負荷電流、素子定数の変動に対する出力電圧制御を、低損失且つ小型な構成で実現可能な非接触給電装置及び非接触給電システムを提供することにある。
 本開示の一態様によれば、非接触給電装置は、無線により送信された電力を受電する受電コイル部と、受電コイル部が受電した交流電力を整流する半波整流器と、半波整流器より出力される電流により充電され、負荷に並列に接続される平滑コンデンサと、半波整流器の交流入力端子間に、交流入力端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ素子と、を備える。
 さらに本開示の一態様によれば、非接触給電システムは、本開示に記載の非接触給電装置と、交流電源と、交流電源の両端に接続される送電コイル部とを備え、送電コイル部を介して非接触給電装置に無線により電力を伝送する電力伝送装置とを有する。受電コイル部及び送電コイル部を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数である。
 本開示の非接触給電装置及び非接触給電システムによれば、半波整流器は、交流入力端子の電圧極性が負の時は整流動作を行っておらず、平滑コンデンサに電流を供給していない。その期間にスイッチ素子がオンすることで、半波整流器の入力端子間の抵抗が小さくなり、無線による電力の送信源となる交流電源から見た入力インピーダンスが増大する。したがって、平滑コンデンサに電流を供給していない期間での送信側の電力消費を低減することができる。
 さらに本開示の一態様によれば、非接触給電装置は、無線により電力を送信し、且つ無線により送信された電力を受電する送受電コイル部と、第1ダイオード及び第1トランジスタの並列回路で構成され、送受電コイル部が受電した交流電力を整流する半波整流器と、半波整流器より出力される電流により充電され、負荷に並列に接続される平滑コンデンサと、半波整流器の交流入力端子間に接続される第2ダイオード及び第2トランジスタの並列回路で構成され、交流入力端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ素子と、平滑コンデンサの端子電圧に応じて、第2トランジスタのオンオフを切り替えることで、平滑コンデンサに対する電流の供給と供給停止とを切換えると同時に、電流の供給を停止している期間に、無線による電力の送信源となる交流電源からの入力インピーダンスを増大させる出力電圧制御部と、第1トランジスタ及び第2トランジスタによるスイッチングを制御するスイッチング制御部とを備える。
 さらに本開示の一態様によれば、非接触給電システムは本開示に記載の非接触給電装置を2つ備え、2つの送受電コイル部を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数であり、2つの非接触給電装置は、外部より入力される切り換え制御信号に応じて、電力を送信する側と電力を受信する側とに排他的に切り換えられ、スイッチング制御部は、送受電コイル部を介して電力を送信する際には、第1トランジスタ及び第2トランジスタを排他的且つ交互にオンオフするように制御し、出力電圧制御部は、送受電コイル部を介して電力を受信する際に、第2トランジスタのオンオフを切り替える。
 本開示の非接触給電装置及び非接触給電システムによれば、電力の送電時には、スイッチング制御部が第1トランジスタ及び第2トランジスタによるスイッチングを制御することで電力を送電し、電力の受電時には、出力電圧制御部が第2トランジスタのオンオフを切り替えることで本開示の非接触給電装置と同様の作用を成して、送受電コイル部により電力を送受信する。したがって、電力の送受信を行う構成の非接触給電装置についても、本開示の非接触給電装置と同様の効果が得られる。
 本開示の非接触給電装置及び非接触給電システムによれば、入力電圧や負荷電流、素子定数の変動に対する出力電圧制御を、低損失且つ小型な構成で実現可能な非接触給電装置及び非接触給電システムが提供される。
 本開示についての上記および他の目的、特徴や利点は、添付の図面を参照した下記の詳細な説明から、より明確になる。添付図面において
図1は、第1実施形態であり、非接触給電システムの構成を示す図であり、 図2Aは、動作原理を説明する図であり、スイッチがオンしている状態の等価回路を示す図であり、 図2Bは、入力インピーダンスZinを表す式の図であり、 抵抗値RSW/Rと、入力インピーダンスZinとの関係を示す図であり、 動作タイミングチャートであり、 回路シミュレーションのパラメータを示す図であり、 図6Aは、回路シミュレーションの結果であり、抵抗値RSWに応じた効率の変化を示す図であり、 図6Bは、抵抗値RSWに応じて設定されるR,L,Cの定数を示す図であり、 図7は、第2実施形態であり、非接触給電システムの構成を示す図であり、 図8は、第3実施形態であり、非接触給電システムの構成を示す図であり、 図9は、動作タイミングチャートであり、 図10は、回路シミュレーションのパラメータを示す図であり、 図11は、回路シミュレーションの結果であり、入力電圧と負荷電流の変化に対する出力電圧の変化を示す図であり、 図12は、入力電圧と負荷電流の変動に対する効率の変化を示す図であり、 図13は、第4実施形態であり、非接触給電システムの構成を示す図であり、 図14は、動作タイミングチャートであり、 図15は、第5実施形態であり、非接触給電システムの構成を示す図であり、 図16は、動作タイミングチャートであり、 図17は、第6実施形態であり、図8に示す電力伝送装置の交流電源を、具体的な構成で示す図であり、 図18は、2つの非接触給電装置で構成される電力伝送システムを示す図である。
  (第1実施形態)
 先ず、本実施形態の構成と共にその動作原理について説明する。図1に示すように、1次側には、交流電源1と、この交流電源1の両端に接続されるコンデンサ2,抵抗3及びコイル4の直列回路とが配置されている。尚、抵抗3は抵抗素子によるものと、配線に含まれる抵抗分との和を示している。交流電源1は、例えば周波数が数MHz程度の信号を発振出力する。すると、コイル4より無線信号が外部(2次側)に出力される。
 2次側には、コイル5,抵抗6,コンデンサ7,整流ダイオード8(半波整流器),平滑コンデンサ9の直列回路が構成されている。抵抗6は、抵抗3と同じく抵抗素子と配線の抵抗分の和である。尚、抵抗素子を加えるか否かは任意で、加えないこともある。平滑コンデンサ9には、電流源のシンボルで示す負荷10が並列に接続されている。また、整流ダイオード8のアノードとグランドとの間には、スイッチ11(スイッチ素子)が接続されている。制御回路12は、整流ダイオード8のアノード電圧を参照電圧VREFと比較した結果に基づいてスイッチ11のオンオフを制御する。
 すなわち、1次側から2次側への電力送信は磁界共鳴方式で行われ、1次側,2次側の何れにおいてもコンデンサ2,7が共振回路に直列に接続されているので、所謂S/S(シリアル/シリアル)方式となっている。以上において、1次側の構成が電力伝送装置13であり、コンデンサ2,抵抗3及びコイル4は送電コイル部14を構成している。また、2次側の負荷10を除いたものが非接触給電装置15であり、コイル5,抵抗6及びコンデンサ7は受電コイル部16を構成している。
 図2Aと図2Bに示すように、非接触給電装置15においてスイッチ11がオンしている場合は、整流ダイオード8のアノードとグランドとの間がスイッチ11のオン抵抗RSWで接続されている状態と等価である。この時、電力の送信源となる交流電源1から見た入力インピーダンスZinは、次式で示される。
   Zin=R{1+(kQ)^2/(1+r)} …(1)
但し、Rは抵抗7の抵抗値,r=RSW/R,Q=ωL/R,kは結合係数である。
 (1)式において、r=0になると(2)式となる。
   Zin=R{1+(kQ)^2} …(2)
したがって、オン抵抗RSWを低減させれば、スイッチ11をオンしている期間の入力インピーダンスZinが大幅に上昇する(図3参照)。
 次に、本実施形態の作用について説明する。図4に示すように、制御回路12は、整流ダイオード8のアノード電圧が0Vを超えるとスイッチ(SW)11をオフし、0V以下であればスイッチ11をオンする(a,b)。整流ダイオード8は、アノード電圧が平滑コンデンサ9の端子電圧Voutに順方向電圧VFを加えた電圧を超えるとオンする(d)。尚、整流ダイオード8に流れる電流の方向を正として、スイッチ11に流れる電流の方向を負で示している(c)。そして、スイッチ11がオンしている期間に、入力インピーダンスZinが増大する(e)。
 ここで、回路シミュレーションの結果について示す。図5に示すように、入力電圧Vinの周波数を2.2MHz,10Vpp(peak to peak)の矩形波(Duty=50%),負荷電流を100mAとしたとき、出力電圧が25VとなるL,C,Rの値を求め、このときの効率を算出した。ただし、結合係数k=0.8,Q=50とした。スイッチ11のオン抵抗RSWを1μΩ~50Ωの範囲で段階的に変化させた時、上記条件を満たすコンデンサ2及び7の容量,抵抗3及び6の抵抗値,コイル4及び5のインダクタンスの値は図6Bに示すようになった。平滑コンデンサ9の容量は2.2μFである。
 図6Aに示すように、オン抵抗RSWが1Ω以下では電力伝送効率は90%程度の良好な値を示しているが、オン抵抗RSWが1Ωを超えて10Ω,50Ωと上昇するのに応じて効率が低下している。したがって、オン抵抗RSWが小さくなるほど望ましいことが判る。また、RSW=∞は交流入力端子にスイッチを設けず、受電コイル部を直接半波整流器に接続した構成と等価であり、交流入力端子に接続したスイッチのオンオフ切り替えにより、半波整流器を用いた時の効率が大幅に上昇することがわかる。
 以上のように本実施形態によれば、非接触給電装置15は、受電コイル部16が受電した交流電力を整流する整流ダイオード8のアノードとグランドとの間,すなわち交流入力端子間に、それらの端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、前記電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ11を備える。
 したがって、平滑コンデンサ9に電流供給していない(交流入力端子の電圧が負の)期間に交流入力端子間の抵抗を小さくし、無線による電力の送信源となる交流電源1から見た入力インピーダンスZinを増大させて、電力伝送装置13側の交流電源1の消費電力を低減することができる。そして、コンパレータ12Cにより半波整流器の交流入力端子の電圧と基準電圧(0V)とを比較し、コンパレータ12Cの出力信号によりスイッチ11のオンオフを切り替えるので、交流入力端子間の極性変化を簡単に検出して制御することができる。
  (第2実施形態)
 図7に示すように、第2実施形態の非接触給電装置21は、第1実施形態のスイッチ11に替えてダイオード22(スイッチ素子)を配置したもので、ダイオード22のアノードはグランドに接続され、カソードは整流ダイオード8のアノードに接続されている。このように構成すれば、交流入力端子間の電圧極性が正を示す期間にダイオード22がオフし、電圧極性が負を示す期間にダイオード22がオンするので、特段のオンオフ制御を行う必要がなくなる。
  (第3実施形態)
 図8に示すように、第3実施形態の非接触給電装置31は、第1実施形態のスイッチ11に替えてNチャネルMOSFET32(第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子)を配置したもので、MOSFET32のドレインは整流ダイオード8のアノードに接続され、ソースはグランドに接続されている。また、ヒステリシスコンパレータ33(出力電圧制御部)が配置されており、ヒステリシスコンパレータ33には、非接触給電装置31の出力電圧の目標値に応じた基準電圧が与えられている。
 次に第3実施形態の作用について説明する。図9に示すように、時点(1)に達する以前のように、(a)入力電圧が一定で(c)非接触給電装置31の出力電圧が一定であれば、(d)コンパレータ33の出力信号はローレベルを示すのでMOSFET32はオフしている。尚、(b)負荷電流は一定とする。この時、交流入力端子間の電圧極性が負を示す期間に(f)MOSFET32の寄生ダイオード32D(第1スイッチ素子)を介して電流が流れ(h)入力インピーダンスZinが増大し、第2実施形態と同様の作用をなす。
 時点(1)で(a)入力電圧が上昇すると(c)出力電圧が上昇を開始する。そして、時点(2)において出力電圧がコンパレータ33の上限閾値に達すると(d)コンパレータ33の出力信号がハイレベルに転じ、MOSFET32がターンオンする。すると、MOSFET32を介して交流電流が流れ、(g)整流ダイオード8には電流が流れなくなる。また、(e)MOSFET32のドレイン-ソース間電圧,すなわち交流入力端子間電圧が低下(交流入力端子間の抵抗値が低下)し、(h)入力インピーダンスZinが増大する。
 時点(2)から(c)出力電圧は低下を開始し、時点(3)で出力電圧がコンパレータ33の下限閾値に達すると(d)コンパレータ33の出力信号がローレベルに転じ、MOSFET32はターンオフして時点(2)以前の状態に戻る。以降は、入力電圧が上昇した状態を維持する間、上記のプロセスが繰り返される。
 ここで、回路シミュレーションの結果について示す。図10に示すように、入力電圧Vinの周波数を2.2MHzとして、電圧を10~20Vの範囲で変動させる。コンデンサ2及び7の容量は3.25nF,抵抗3及び6の抵抗値は0.45Ω,コイル4及び5のインダクタンスは1.61μH,コイル4,5間の結合係数は0.8,平滑コンデンサ9の容量は2.2μFである。VREF=25Vとし、10~20Vの入力電圧変動と、0~100mAの負荷電流変動に対して出力電圧を25Vに制御する。コンパレータ33のヒステリシス幅は0.5Vである。
 図11に示すように、10~20Vの入力電圧変動と、0~100mAの負荷電流変動に対して、出力電圧を概ね25Vに制御できている。また、図12に示す効率(出力電力/入力電力)は、特に80mA~100mAの負荷電流変動に対して、全ての入力電圧範囲で効率80%以上を維持しており、低損失に出力電圧を制御できていることがわかる。
 以上のように第3実施形態によれば、整流ダイオード8のアノード,グランド間に寄生ダイオード32Dを有するMOSFET32を接続し、コンパレータ33により、平滑コンデンサ9の端子電圧に応じてMOSFET32のオンオフを切り替える。これにより、平滑コンデンサ9に対する電流の供給と供給停止とを切換えると同時に、前記電流の供給を停止している期間に入力インピーダンスZinを増大させ、平滑コンデンサ9に電流を供給していない期間での交流電源1の消費電力を抑制することができるため、低損失な出力電圧制御が可能となる。また、MOSFET32が備える寄生ダイオード32Dをスイッチ素子に利用することができ、より少ない素子数で構成することができる。
  (第4実施形態)
 図13に示すように、第4実施形態の非接触給電システムでは、2次側には第3実施形態の非接触給電装置31と同じものを用いる。そして、1次側の電力伝送装置41の構成が上記各実施形態と異なっている。すなわち、交流電源1に替えて制御信号により入力電圧のDutyを変更可能な可変交流電源42が配置されている。
 抵抗3の両端は、ピーク検出回路43の入力端子にそれぞれ接続されており、ピーク検出回路43の出力端子は、比較回路44の一方の入力端子に直接接続されていると共に、保持回路45を介して比較回路44の他方の入力端子に接続されている。比較回路44の出力端子は、Duty選択回路46の入力端子に接続されており、Duty選択回路46の出力端子は可変交流電源42に接続され、Duty選択回路46の出力信号により、可変交流電源42のDutyが決定される。
 ピーク検出回路43は、抵抗3の両端電圧のピーク値を検出して比較回路44及び保持回路45に出力し、保持回路45は、前回出力されたピーク値を記憶保持している。ここで、抵抗3は、必要に応じて電流検出用の抵抗素子を用いれば良い。比較回路44は、ピーク検出回路43より入力される今回のピーク値を、保持回路45を介して入力される前回のピーク値と比較し、その比較結果に応じてDuty選択回路46が可変交流電源42のDutyを決定し、可変交流電源42への制御信号を出力する。尚、上記の「前回,今回」は、ピーク検出回路43が出力するピーク値が保持回路45を介して比較回路44に入力されるまでの遅延時間差に応じて隔てられるものである。
 比較回路44は、入力される2つのピーク値から入力インピーダンスZinの変化を検出し、2つのピーク値が同じ場合は入力インピーダンスZin変化なし、ピーク値が増加した場合は入力インピーダンスZin低下、ピーク値が減少した場合は入力インピーダンスZin増加と判断する。Duty選択回路46は、比較回路44が検出した入力インピーダンスZinの変化に基づいて、入力インピーダンスZin変化なしの場合はDutyを一定に保ち、入力インピーダンスZin低下の場合はDutyを50%に設定し、入力インピーダンスZin増加の場合は50%未満の低い値に設定する。以上の構成において、抵抗3,ピーク検出回路43,比較回路44及び保持回路45は電流供給状態判断部に対応し、Duty選択回路46は、消費電力制御部に対応する。
 次に、第4実施形態の作用について説明する。図14に示すように、(a)出力電圧が上昇したことで、非接触給電装置31側の作用によりMOSFET32がオンになると(b)入力インピーダンスZinが増大する((1)参照)。またこの時、非接触給電装置31側では、平滑コンデンサ9に対する電流I1の供給が停止され、出力電圧は上昇から低下に転じる。その結果、電力伝送装置41側では可変交流電源42の出力電流(1次側電流)が減少する。すると、(c)ピーク検出回路43により検出されるピーク値が低下するので、(d)比較回路44は入力インピーダンスZinの増加を検出し、その結果に基づいてDuty選択回路46が可変交流電源42のDutyを現状の値から低下させるように指示する((2)参照)。すなわち、上記ピーク値の変化を監視することで、電力伝送装置41側で入力インピーダンスZinの変化を検知することができる。
 ここで、比較回路44がDuty選択回路46に出力する指令は例えば2ビットデータであり、(d)に示すように「00:低下」,「01:変化なし」,「10:増加」のように割り当てる。(e)Duty選択回路46は、比較回路44からの出力をもとに可変交流電源42のDutyを変化させる((3)参照)。これにより、1次側電流は更に減少することになって電力伝送装置41の消費電力が低減される((4)参照)。
 その後、(a)出力電圧が低下して(b)入力インピーダンスZinが減少すると((5)参照)、電力伝送装置41側では1次側電流が増加する。すると、ピーク検出回路43により検出されるピーク値が上昇するので、(c)比較回路44はDuty選択回路46に対して、入力インピーダンスの低下を信号として出力する((6)参照)。すると、(e)Duty選択回路46は、比較回路44からの出力信号を受けて可変交流電源42のDutyを50%にする((7)参照)。これにより、1次側電流は更に増加する((8)参照)。
 以上のように第4実施形態によれば、電力伝送装置41は、抵抗3,ピーク検出回路43,比較回路44及び保持回路45により、非接触給電装置31の入力インピーダンスZinの変化を検出し、平滑コンデンサ9に電流が供給されているか否かを判断すると、その判断結果に基づきDuty選択回路46が可変交流電源42のDutyを制御し、可変交流電源42が消費する電力を低下させるようにした。したがって、電力伝送装置41側においても制御することで、消費電力を更に低下させることができる。
 尚、ここではPWMデューティを制御したが、可変交流電源の構成に応じて、交流電源の電圧振幅を制御したり、交流周波数を制御したりそれらを組み合わせて制御しても良い。また、ピーク検出回路43が検出する対象は、抵抗3の両端電圧に限らず、コンデンサ2やコイル4の両端電圧等の入力インピーダンスに対応するものであれば何でも良い。
  (第5実施形態)
 以下、第4実施形態と異なる部分について説明する。図15に示すように、第5実施形態の電力伝送装置51は、電力伝送装置41の可変交流電源42を交流電源1に置き換え、交流電源1とコンデンサ2との間に抵抗52及びスイッチ回路53の並列回路が挿入されている。また、Duty選択回路46に替えてスイッチ制御回路54が配置されており、スイッチ制御回路54は、比較回路44からの制御指令を受けてスイッチ回路53のオンオフを制御する。制御指令は、例えば第4実施形態と同様に2ビットデータを用いて、「00:低下」,「01:変化なし」,「10:増加」のように割り当てる。以上の構成において、抵抗52,スイッチ回路53及びスイッチ制御回路54が消費電力制御部に対応する。
 次に、第5実施形態の作用について説明する。尚、初期状態として、スイッチ回路53はオンしている。図16に示すように、(a)出力電圧が上昇したことでMOSFET32がオンになると(b)入力インピーダンスZinが増大する((1)参照)。すると、1次電流が減少して(c)ピーク検出回路43により検出されるピーク値が低下し、(d)比較回路44が入力インピーダンスZinの増加を検出する((2)参照)。(e)スイッチ制御回路54は、比較回路44の出力信号を受けてスイッチ回路53(経路切替SW)をオフする((3)参照)。これにより、(b)入力インピーダンスZinが更に増大し((4)参照)、1次電流が更に減少する((5)参照)。
 その後、(a)出力電圧が低下して(b)入力インピーダンスZinが減少すると((6)参照)、電力伝送装置51側では1次側電流が増加する。すると、ピーク検出回路43により検出されるピーク値が上昇するので、(c)比較回路44は入力インピーダンスZinの減少を検出する((7)参照)。すると、(e)スイッチ制御回路54は、比較回路44の出力信号に基づいてスイッチ回路53をオンする((8)参照)。これにより、(b)入力インピーダンスZinがさらに減少して((9)参照)、(c)1次側電流は更に増加する((10)参照)。
 以上のように第5実施形態によれば、電力伝送装置51は、スイッチ回路53のオンオフを制御することで、交流電源1の供給線の抵抗値を増加させて、交流電源1が消費する電力を低下させるようにした。したがって、第4実施形態と同様の効果が得られる。
 尚、以上の各実施形態では、非接触給電システムが、電力伝送装置13等と非接触給電装置15等とで構成されており、送電コイル部14及び受電コイル部16を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数は「2」であった。しかし、実際の非接触給電システムは、このような形態だけでなく、電力伝送装置,非接触給電装置の間に中継装置が介在していたり、送電コイル部や受電コイル部のコイル数が複数であることも考えられるため、コイルの総数が「3」以上となる場合も想定される。但し本開示は、電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数であるものに適用される。
  (第6実施形態)
 図17は、第3実施形態の構成において、電力伝送装置13側の交流電源1を具体的な構成で示したものである。電源とグランドとの間には、2つのNチャネルMOSFET61及び62(第1トランジスタ及び第2トランジスタ)の直列回路が接続されており、送電コイル部14は、FET62に並列に接続されている。FET61及び62は、外部より入力されるPWM信号によってドライバ63(スイッチング制御部)を介して排他的且つ交互にオンオフされる。これにより、送電コイル部14に交流電流が流れて、電力が無線信号として非接触給電装置31側に送信される。
 図18は、上記構成において、非接触給電装置31側のダイオード8をNチャネルMOSFET64に置き換え、FET64及び32(第1トランジスタ及び第2トランジスタ)を、上記ドライバ63と同様のドライバ65(スイッチング制御部)によってスイッチング制御するようにしたものである。また、コンパレータ33に相当する構成を出力電圧制御部66(出力電圧制御部)として、電力を受電する際のFET32の制御もドライバ65を介して行うようにする。
 そして、電力伝送装置13側についても、出力電圧制御部66と同様の出力電圧制御部68(出力電圧制御部)を設け、FET61及び62の制御をドライバ63を介して行うようにし、電源部分を負荷(電流源)69及び平滑コンデンサ74で示すと、電力の送電側の装置と受電側の装置とが対称な構成になる。この場合、2つの装置は互いに、相手に対して電力を送電し、また相手より送電された電力を受電可能になる。
 ここで改めて、図中左側の装置を第1非接触給電装置71,図中右側の装置を第2非接触給電装置72と称する。この場合、第1非接触給電装置71の送電部は送受電部14となり、第2非接触給電装置72の受電部は送受電部16となる。そして、第1非接触給電装置71のドライバ63及び出力電圧制御部68と、第2非接触給電装置72のドライバ65及び出力電圧制御部66に対して、例えば上位の制御装置などにより送受電切替信号を入力する。この信号により、一方を送電側,他方を受電側とするように切替える。
 またここで、FET61及び64をハイサイドSW(スイッチ),FET62及び32をローサイドSWと称する。送電側となった装置は、入力されるPWM信号に基づき、ドライバを介してハイサイドSW及びローサイドSWを排他的且つ交互にオンすることで、送受電部を介して受電側の装置に電力を送電する。一方、受電側となった装置は、第3実施形態と同様に、出力電圧制御部より入力される信号によりドライバを介してローサイドSWのみのオン/オフを切替えることで、送受電部を介して電力を受電している間の出力電圧を制御する。
 尚、ハイサイドSWの寄生ダイオード61D,64Dは、受電時に整流ダイオードとして機能する。寄生ダイオード61D,64Dは本開示の第1ダイオードに相当する。また、ローサイドSWの寄生ダイオード62D,32Dは、第3実施形態等と同様に、受電時における半波整流の効率を向上させるために使用される。寄生ダイオード62D,32Dは、本開示の第2ダイオードに相当する。また、この場合も、2つの送受電部14及び16を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数であることは他の実施形態と同様である。
 以上のように第6実施形態によれば、第1非接触給電装置71及び第2非接触給電装置72を対称に構成し、ハイサイドSW及びローサイドSWを上述のようにスイッチング制御することで、一方の装置から送電した電力を他方の装置により受電することを相互に行うことができ、且つ受電時の出力電圧制御が可能になる。
 本開示は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
 送電コイル部及び受電コイル部を、コイル及びコンデンサの並列回路で構成しても良い。
 第3実施形態の構成を、第2,第4,第5実施形態の構成に適用しても良い。
 トランジスタはMOSFETに限ることなく、バイポーラトランジスタでも良い。
 本開示の一態様に係る非接触給電装置によれば、受電コイル部が受電した交流電力を整流する半波整流器の交流入力端子間に、それらの端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、前記電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ素子を備える。半波整流器は、交流入力端子の電圧極性が負の時は整流動作を行っておらず、平滑コンデンサに電流を供給していない。その期間にスイッチ素子がオンすることで、半波整流器の入力端子間の抵抗が小さくなり、無線による電力の送信源となる交流電源から見た入力インピーダンスが増大する。したがって、平滑コンデンサに電流を供給していない期間での送信側の電力消費を低減することができる。
 本開示の非接触給電装置は、スイッチ素子をダイオードで構成してもよい。これにより、電圧極性が正を示す期間にダイオードがオフし、電圧極性が負を示す期間にダイオードがオンするので、特段のオンオフ制御を行う必要がなくなる。
 本開示の非接触給電装置は、スイッチ素子を第1スイッチ素子として、その第1スイッチ素子に第2スイッチ素子を並列に接続し、出力電圧制御部は、平滑コンデンサの端子電圧に応じて第2スイッチ素子のオンオフを切り替える。これにより、平滑コンデンサに対する電流の供給と供給停止とを切換えると同時に、前記電流の供給を停止している期間に、電力の送信源となる交流電源から見た入力インピーダンスを増大させる。すなわち、第2スイッチ素子をオンすることで交流入力端子間の抵抗値が小さくなり、送信側の電力消費をより低減できる。
 本開示の非接触給電装置によれば、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子を、寄生ダイオードを有するトランジスタで構成してもよく、本開示の非接触給電装置によれば、そのトランジスタをMOSFETとするので、MOSFETが備える寄生ダイオードを第1スイッチ素子に利用することができる。
 本開示の一態様に係る非接触給電装置によれば、半波整流器をダイオード及び第1トランジスタの並列回路で構成し、スイッチ素子をダイオード及び第2トランジスタの並列回路で構成する。電力の送電時には、スイッチング制御部が第1トランジスタ及び第2トランジスタによるスイッチングを制御することで電力を送電し、電力の受電時には、出力電圧制御部が第2トランジスタのオンオフを切り替えることで本開示の非接触給電装置と同様の作用を成して、送受電コイル部により電力を送受信する。したがって、電力の送受信を行う構成の非接触給電装置についても、本開示の非接触給電装置と同様の効果が得られる。
 以上、本開示の実施形態、構成、態様を例示したが、本開示に係わる実施形態、構成、態様は、上述した各実施形態、各構成、各態様に限定されるものではない。例えば、異なる実施形態、構成、態様にそれぞれ開示された技術的部を適宜組み合わせて得られる実施形態、構成、態様についても本開示に係わる実施形態、構成、態様の範囲に含まれる。
 

Claims (16)

  1.  無線により送信された電力を受電する受電コイル部(16)と、
     前記受電コイル部(16)が受電した交流電力を整流する半波整流器(8)と、
     前記半波整流器(8)より出力される電流により充電され、負荷(10)に並列に接続される平滑コンデンサ(9)と、
     前記半波整流器(8)の交流入力端子間に、前記交流入力端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、前記電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ素子(11,22,32D)とを備える非接触給電装置(15,21,31)。
  2.  前記スイッチ素子(11,22,32D)は、ダイオードで構成される請求項1記載の非接触給電装置(21)。
  3.  前記スイッチ素子(11,22,32D)を第1スイッチ素子として、前記第1スイッチ素子に並列に接続される第2スイッチ素子(32)と、
     前記平滑コンデンサ(9)の端子電圧に応じて、前記第2スイッチ素子(32)のオンオフを切り替えることで、前記平滑コンデンサ(9)に対する電流の供給と供給停止とを切換え、前記電流の供給を停止している期間に、前記無線による電力の送信源となる交流電源から見た入力インピーダンスを増大させる出力電圧制御部(33)とを備える請求項1又は2記載の非接触給電装置(31)。
  4.  前記第1スイッチ素子及び前記第2スイッチ素子(32)を、寄生ダイオード(32D)を有するトランジスタで構成される請求項3記載の非接触給電装置。
  5.  前記トランジスタは、MOSFETである請求項4記載の非接触給電装置。
  6.  前記出力電圧制御部(33)は、前記平滑コンデンサ(9)の端子電圧と基準電圧とを比較するコンパレータ(12C,33)を備え、
     前記コンパレータ(12C,33)の出力信号により、前記第2スイッチ素子(32)のオンオフを切り替える請求項3から5の何れか一項に記載の非接触給電装置。
  7.  請求項1から6の何れか一項に記載の非接触給電装置(15,21,31)と、
     交流電源(1)と、前記交流電源(1)の両端に接続される送電コイル部(14)とを備え、前記送電コイル部(14)を介して前記非接触給電装置(15,21,31)に無線により電力を伝送する電力伝送装置(13,41,51)とを有し、
     前記受電コイル部(16)及び前記送電コイル部(14)を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数である非接触給電システム。
  8.  前記送電コイル部(14)は、送電コイル(4)と、前記送電コイル(4)に対し直列又は並列に接続されるコンデンサ(2)とで構成され、
     前記受電コイル部(16)は、受電コイル(5)と、前記受電コイル(5)に対し直列又は並列に接続されるコンデンサ(7)とで構成される請求項7記載の非接触給電システム。
  9.  前記交流電源(1)から見た前記非接触給電システムの入力インピーダンスの変化を検出し、前記平滑コンデンサ(9)に電流が供給されているか否かを判断する電流供給状態判断部(3,43,44,45)と、
     前記平滑コンデンサ(9)に対する電流の供給が停止している期間に、前記交流電源(1)が消費する電力を低下させるように制御する消費電力制御部(46,52,53,54)とを備える請求項7又は8記載の非接触給電システム。
  10.  前記消費電力制御部(46)は、前記交流電源(1)の電圧振幅,デューティ比又は周波数の何れか1つ以上を制御することで、前記交流電源(1)が消費する電力を低下させる請求項9記載の非接触給電システム。
  11.  前記消費電力制御部(52,53,54)は、前記交流電源(1)の供給線の抵抗値を増加させて、前記交流電源(1)が消費する電力を低下させる請求項8又は9記載の非接触給電システム。
  12.  無線により電力を送信し、且つ無線により送信された電力を受電する送受電コイル部(14,16)と、
     第1ダイオード(61D,64D)及び第1トランジスタ(61,64)の並列回路で構成され、前記送受電コイル部(14,16)が受電した交流電力を整流する半波整流器と、
     前記半波整流器より出力される電流により充電され、負荷(10,69)に並列に接続される平滑コンデンサ(9,74)と、
     前記半波整流器の交流入力端子間に接続される第2ダイオード(32D,62D)及び第2トランジスタ(32,62)の並列回路で構成され、前記交流入力端子間の電圧極性が正を示す期間にオフし、前記電圧極性が負を示す期間にオンするスイッチ素子と、
     前記平滑コンデンサ(9,74)の端子電圧に応じて、前記第2トランジスタ(32,62)のオンオフを切り替えることで、前記平滑コンデンサ(9,74)に対する電流の供給と供給停止とを切換え、前記電流の供給を停止している期間に、前記無線による電力の送信源となる交流電源から見た入力インピーダンスを増大させる出力電圧制御部(66,68)と、
     前記第1トランジスタ(61,64)及び前記第2トランジスタ(32,62)によるスイッチングを制御するスイッチング制御部(63,65)とを備える非接触給電装置(71,72)。
  13.  前記第1ダイオード(61D,64D)及び前記第1トランジスタ(61,64)の並列回路と、前記第2ダイオード(32D,62D)及び第2トランジスタ(32,62)の並列回路とは、寄生ダイオードを有するトランジスタで構成される請求項12記載の非接触給電装置。
  14.  前記第1トランジスタ(61,64)及び前記第2トランジスタ(32,62)は、MOSFETである請求項13記載の非接触給電装置。
  15.  前記出力電圧制御部(66,68)は、前記平滑コンデンサ(9,74)の端子電圧と基準電圧とを比較するコンパレータ(33)を備え、
     前記コンパレータ(33)の出力信号により、前記第2トランジスタ(32,62)のオンオフを切り替える請求項12から14の何れか一項に記載の非接触給電装置。
  16.  請求項12から15の何れか一項に記載の非接触給電装置を2つ備え、
     前記2つの送受電コイル部(14,16)を含む電力の伝送路中に存在するコイルの総数が偶数であり、
     前記2つの非接触給電装置(71,72)は、外部より入力される切り換え制御信号に応じて、電力を送信する側と電力を受信する側とに排他的に切り換えられ、
     前記スイッチング制御部(63,65)は、前記送受電コイル部(14,16)を介して電力を送信する際には、前記第1トランジスタ(61,64)及び前記第2トランジスタ(32,62)を排他的且つ交互にオンオフするように制御し、
     前記出力電圧制御部(66,68)は、前記送受電コイル部(14,16)を介して電力を受信する際に、前記第2トランジスタ(32,62)のオンオフを切り替える非接触給電システム。
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