JPH0433425Y2 - - Google Patents

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JPH0433425Y2
JPH0433425Y2 JP1988056561U JP5656188U JPH0433425Y2 JP H0433425 Y2 JPH0433425 Y2 JP H0433425Y2 JP 1988056561 U JP1988056561 U JP 1988056561U JP 5656188 U JP5656188 U JP 5656188U JP H0433425 Y2 JPH0433425 Y2 JP H0433425Y2
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oil
contamination prevention
compressor
oil separator
receiver tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は潤滑油を用い、レシーバタンク内のオ
イルセパレータで油気体分離すべく構成される圧
縮機における油混入防止装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第4図に従来一般に使用される油冷却式の圧縮
機の全体構成を示す。
モータ17で駆動される圧縮機5に吸入系16
から吸入された空気は適圧に圧縮され、冷却用の
潤滑油と共に逆止弁7を有する吐出管6を介し、
レシーバタンク8内に導入される。レシーバタン
ク8内にはオイルセパレータ9が内設され、圧縮
空気中の油を分離し、原則として空気のみを送気
管12側に送る。なお送気管12の管路には開閉
弁13が介設される。オイルセパレータ9により
分離された油はレシーバタンク8の底面側に蓄溜
し、戻入管14からオイルクーラ15を介し圧縮
機5側に戻り入れされ吸入空気を冷却すると共に
前記の如く、空気と共に圧縮され吐出される。レ
シーバタンク8の底面に蓄溜した油11内の水分
は開閉弁18を有するドレン管19から適宜排出
される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の如く、レシーバタンク8内には圧縮空気
が導入(又は噴出)され、これが蓄溜している油
11にも接するため、油11内には空気がどうし
ても混入する。圧縮機5の運転中にはさほどでも
ないが、運転が停止すると第5図に示す如く、蓄
溜している油11内から油と空気とが混合した大
量の泡20が生じ、これがオイルセパレータ9の
囲りに舞い上がり、これに接触し、泡20内の油
分がオイルセパレータ9内に侵入する。
従来技術でも第4図および第5図に示す如く、
オイルセパレータ9を囲繞する円筒容器10が設
けられ泡20の進入を防止していたが円筒容器1
0は底板がなく下方が開口していた。これはオイ
ルセパレータ9による油分離機能を向上させるた
めと、従来のレシーバタンク8は全長が長いもの
が多かつたため、泡20が発生してもこれがオイ
ルセパレータ9に直接接触する度合が少なく特に
底板を要さなかつたためである。
しかしながら、最近の圧縮機の軽量化、小型化
の傾向により、レシーバタンク8の全長も短小化
されたため、従来の円筒容器10では泡20の前
記混入を防止し得ない問題点を生じた。
本考案は以上の問題点を解決するもので、簡便
構造のもので、オイルセパレータ内への油分への
混入を有効に防止し、オイルセパレータの機能低
下を防止すると共に、使用空気中の油分の混入を
低減せしめ潤滑油消費量の浪費を低減するように
した圧縮機の油混入防止装置を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこのために、底板つきの中空容器でオ
イルセパレータを囲繞して被包すると共に、前記
中空容器の比較的上方側の周面に適宜大きさの貫
通孔を円周に沿つて穿孔し、レシーバタンク内に
導入された空気をオイルセパレータ側には進行さ
せるが発生した泡がオイルセパレータに直接接触
することを防止するようにした圧縮機の油混入防
止装置を構成するものである。
〔作用〕
圧縮機の運転中および運転停止において前記の
如く、泡が発生するか中空容器の特に底板の存在
によりオイルセパレータ側へ泡が進入するのが防
止される。また前記した如く、中空容器内面に適
宜大きさの貫通孔が穿孔されているため、レシー
バタンク内に導入された圧縮空気は大きな流速抵
抗を受けることなく貫通孔を介しオイルセパレー
タ内に入る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図および第2図は本実施例に使用される前
記中空容器の1つである油混入防止カバ1を示
す。
油混入防止カバ1は底板3とこれを囲む外周円
筒部2からなるパイプ状のものからなり、その外
周円筒部2の比較的上方側には圧縮空気の流れに
余り影響を与えない程度の大きさの貫通孔4が複
数個円周に沿つて穿孔されている。また底面3に
は油抜き孔4aが1箇穿孔される。油混入防止カ
バ1の上方の開口部は第1図に示す如く、レシー
バタンク8の上面にシールされて接合される。
第3図において第4図とは一符号のものは同一
物又は同一機能を有するもので説明を省略する
が、油混合防止カバ1とオイルセパレータ9の外
周間にには適宜の隙間があり、また底面と油混入
防止カバ1の底板3間にも適宜のギヤツプが存在
する。前記隙間およびギヤツプと適宜大きさの複
数個の貫通孔4により導入された圧縮空気は大き
な流速抵抗を設けることなくオイルセパレータ9
側にスムースに導入される。
以上の如き機械により、レシーバタンク8内に
入つて圧縮空気は従来と大差なくオイルセパレー
タ9により油気分分離されるその分離油は油抜き
孔4aから下方に落下する。
一方、泡20は貫通孔4が外周円筒部4の比較
的上方にあるため混入防止カバ1内にはほとんど
侵入しない。また底面3により下方からの進入は
防止される。これにより、泡20のオイルセパレ
ータ9側へ進入は生じない。
また本実施例の如き油混入防止カバ1は比較的
容易に、かつ安価に製作されるので、簡便に実施
することができる。
また貫通孔4も孔づまり等がほとんど生じるこ
となく、また容易に清掃することも可能である。
本実施例では図示の如き中空円筒形の油混入防
止カバ1を用いたが、形状はこれに限定するもの
でなく、これを二重に、更に多重に設けても構わ
ない。またレシーバタンク8の上面にシールする
が如く接合するとしていたが、上面側に多少の隙
間が生じてもさほど問題とならない。
〔考案の効果〕
以上の説明によつて明らかな如く、本考案によ
ればレシーバタンク内に発生する泡がオイルセパ
レータ側に進入するのを確実に防止し得ると共
に、簡便、安価に実施でき、かつ全体として潤滑
油の消費量も節約することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の油混入防止カバを示
す軸断面図、第2図は第1図の上面図、第3図は
実施例の油混入防止カバが使用されている圧縮機
の全体構造を示す構成図、第4図は従来の一般的
な圧縮機の構成図、第5図はレシーバタンク内の
泡発生状態を説明するための説明図である。 1……油混入防止カバ、2……外周円筒部、3
……底板、4……貫通孔、4a……油抜き孔、5
……圧縮機、6……排出管、7……逆止弁、8…
…レシーバタンク、9……オイルセパレータ、1
0……円筒容器、11……油、12……送気管、
13,18……開閉弁、14……戻入管、15…
…オイルクーラ、16……吸入系、17……モー
タ、18……ドレン管、20……泡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油分を含む圧縮空気をレシーバタンクのオイル
    セパレータで油分離して使用側に送られる空気内
    に前記レシーバタンク内の油が混入するのを防止
    する圧縮機の油混入防止装置において、前記オイ
    ルセパレータのまわりに、これを被包する底板つ
    きの中空容器であつてその側板の比較的上面側に
    適宜大きさの貫通孔を円周に沿つて穿孔してなる
    油混入防止カバを設けることを特徴とする圧縮機
    の油混入防止装置。
JP1988056561U 1988-04-28 1988-04-28 Expired JPH0433425Y2 (ja)

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JP1988056561U JPH0433425Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JP1988056561U JPH0433425Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28

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JPH01160185U JPH01160185U (ja) 1989-11-07
JPH0433425Y2 true JPH0433425Y2 (ja) 1992-08-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327118A (en) * 1976-08-27 1978-03-14 Hitachi Ltd Oil separator for oil cooling system compressor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993617U (ja) * 1982-12-10 1984-06-25 日本車輌製造株式会社 油冷式回転圧縮機の油分離器

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JPH01160185U (ja) 1989-11-07

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