JPH0566281U - 圧縮機停止時における油水逆流防止構造 - Google Patents

圧縮機停止時における油水逆流防止構造

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JPH0566281U
JPH0566281U JP1379692U JP1379692U JPH0566281U JP H0566281 U JPH0566281 U JP H0566281U JP 1379692 U JP1379692 U JP 1379692U JP 1379692 U JP1379692 U JP 1379692U JP H0566281 U JPH0566281 U JP H0566281U
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compressor
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晋一 渥美
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機停止時における油水の逆流を防止する
と共に、シール材の破損を防止する。 【構成】 圧縮機の吸入管内に吸入逆止弁を設けると共
に、圧縮機内部と大気側との間に通気可能な油水分離器
を介設する。 【効果】 コンプレッサ防止時における油水の逆流が完
全に防止される。また、シール材の破損も生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮機停止時本体内に残った圧縮空気(残圧)による油水の逆流を 防止し、圧縮機停止時の逆流による潤滑油等の流出、シール材の破損を防止する に好適な圧縮機停止時における油水逆流防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に従来の圧縮機の運転系統図を示す。駆動源による圧縮機構部13の作動 により大気中の空気(フリーエア)はエアクリーナ21,容量レギュレータ10 を経て圧縮機本体12の空気室14に吸入され、圧縮機構部13により所定圧の 圧縮空気となる。該圧縮空気は吐出管22より逆止弁23を経てレシーバタンク 30に送られる。レシーバタンク30に送られた圧縮空気はレシーバタンク30 内の出口側に配設されるオイルセパレータ28により圧縮空気内に含有するオイ ルを分離し、送気管29により使用場所に送られる。オイルセパレータ28で分 離されたオイルはレシーバタンク30より送油管によりオイルクーラ25により 冷却されて還流する。なお、図2はシングルスクリュウ型の圧縮機を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図2に示す構造では次のような問題点がある。圧縮機は圧縮空 気が低圧(10kg/cm2以下)で使用されることが多いが、高圧(10kg/cm2〜 14kg/cm2)で使用する場合もある。圧縮機の運転時には圧縮機構部13で圧 縮された圧縮空気は前記の通り吐出管22,逆止弁23を経てレシーバタンク3 0に送られる。しかしながら、圧縮機の停止時には還流するオイルは電磁弁31 が閉じて堰止められ、逆止弁23までの圧縮空気とオイルが空気室14内ヘ逆流 し更に吸気管4を経て容量レギュレータ10へと逆流する現象が起きる。この圧 縮空気が低圧の場合には特に逆流による問題はないが、高圧で運転される場合に は残圧が高くなり、圧縮空気は圧縮機本体内の空気室14より吸気管4,容量レ ギュレータ10,エアクリーナ21へと逆流する。また、この逆流現象のみでな く、前記の通り残圧が高いため本体内の駆動シャフト26をシールするオイルシ ール27等のシール材の耐圧限界(3kg/cm2以下)を超えてオイルシール等か ら圧縮空気が漏れる問題が生ずる。圧縮機本体12内の圧縮空気は圧縮時のオイ ルを多量に含むためオイルを含んだ圧縮空気が漏れると圧縮機の周辺が汚れるば かりでなくオイルシール等のシール材を破損させる問題点が生ずる。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決すると共に、前記事情に鑑みて創案されたもの で、吸入逆止弁を空気室14と容量レギュレータ10の間の吸気管4内に設ける と共に、吸入管4と大気側との間に油水分離器を介設して、逆流によるオイルの 漏れ防止すると共に、逆流によるオイルシール等のシール部の破損,潤滑油の漏 れ等のない圧縮器停止時における油水逆流防止構造。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、圧縮機の吸入管内に圧縮機内部から 大気側への流通を遮断する吸入逆止弁を設けると共に、前記圧縮機内部と大気側 との間に通気可能な油水分離器を介設してなる圧縮機停止時における油水逆流防 止構造を構成するものである。
【0006】
【作用】
吸入逆止弁は圧縮機の吸入管内部に配設され、かつ圧縮機内部と大気側の間に 油水分離器が配設される。圧縮機停止時には圧縮空気は圧縮機内に残圧として残 り、吸入側に逆流する。この逆流する圧縮空気は前記吸入逆止弁により堰止めら れる。堰止められた前記圧縮空気は前記送気管により油水分離器に逆流して入り 、圧縮空気内に含まれる潤滑油を分離する。分離された圧縮空気は大気側に放出 される。また、分離された潤滑油は送油管により圧縮機側に戻され回収される。 以上により圧縮機のシール材に圧力がかかることなく、潤滑油等の油水は大気側 に逆流することなく圧縮機内に回収される。
【0007】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1は油水逆流防止構造の 正面概要図(一部断面図)である。油水逆流防止構造1は吸入逆止弁部2と油水 分離部3で構成される。以下、各構成部分を詳細に説明する。
【0008】 吸入逆止弁部2は吸入管4と逆止弁5と受け座6と弁座8とスプリング9とか ら構成される。吸入管4は円筒形の筒体で、後述の油水分離部3に連通する送気 口11を形成し、圧縮機本体12の空気室14の上部に受け座6を挾んで固定さ れる。また、吸入管4は上部に弁座8を容量レギュレータ10の間に介在して容 量レギュレータ10が固定される。逆止弁5は受け座6に配設され弁座8の開口 部に当接係合する。逆止弁5はバルブ部と軸部よりなるもので、前記バルブ部に はバルブシート15を形成し、軸部先端は段付で、スプリングガイドおよびスプ リング受けが形成される。受け座6は円形のフランジ付きボス形状で、ボス部の 内径は底部に空気口を形成し、上側は逆止弁5の嵌入孔を形成し、前記受け座6 の内径にスプリング9と共に逆止弁5は嵌入して配設される。該受け座6のフラ ンジには複数の空気孔7が形成される。弁座8はドーナツ形状のもので、中央に 開口部およびバルブシート16を形成し、逆止弁5のバルブシート15に当接係 合する。
【0009】 油水分離部3は油水分離器17と配管で構成される。油水分離器17と吸入管 4の送気口11の間に送気管18は配設される。油水分離器17と容量レギュレ ータ10の間に送気管19が配設される。油水分離器17と圧縮機本体12の空 気室14の間に送油管20は配設される。
【0010】 次に、油水逆流防止構造1の作用について説明する。圧縮機の通常運転時には 大気中の空気(フリーエア)はエアクリーナ21より吸入され容量レギュレータ 10を経て逆止弁5がスプリング9の押圧に抗して弁座8のバルブシート16が 開口して吸入管4内に入り、更に、受け座6の空気口7を経て圧縮機本体12の 空気室14に送られる。吸入された空気は圧縮機構部13により圧縮され、吐出 管22、逆止弁23を経てレシーバタンク(図略)に送られる。一方、前記レシ ーバタンク内で圧縮空気より分離されたオイルは送油管24,オイルクーラ25 を経て圧縮機構部13に還流する。圧縮機構部13が停止すると還流するオイル は電磁弁31が閉じて堰止められ、圧縮機本体12と逆止弁23間に残った圧縮 空気は残圧となり空気室14,受け座6の空気口7を経て吸気管4内に逆流する 。逆流した吸気管4内の圧縮空気は吸気管4の下部に配設する受け座6に嵌入す る逆止弁5にさえぎられて堰止められ、容量レギュレータ10側には侵入しない 。堰止められた残圧の圧縮空気は吸気管内の送気口11より送気管18を経て油 水分離器17に入り、オイル等を分離する。オイルを分離した圧縮空気は油水分 離器17より送気管19を経て容量レギュレータ10に送られエアクリーナ21 より大気中に放出される。また、油水分離器17により分離されたオイル等は油 水分離器17より送油管20を経て圧縮機本体12内に回収される。
【0011】 油水分離部3がない場合は、所定の圧力が低圧(10kg/cm2以下)運転の場 合、圧縮機13が停止し、残圧が残っても問題ないが、高圧(10kg/cm2以上 )運転の場合は残圧が高く残圧が本体12内のオイルシール27等のシール材に かかり、潤滑油がシール個所より漏れて周辺が汚れるばかりでなく、オイルシー ル27等の破損の原因となる。しかしながら、前記油水分離部3を配設すること より、空気室14内の圧縮空気は吸気管4より油水分離部3に送気され、オイル 分離し圧縮空気のみ大気中に放出されてオイル等は圧縮機本体12に回収される 。このことにより、シール材に残圧がかからないのでオイルの漏れ、シール材の 破損等は防止される。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果を上げることが出来る。 (1)逆流によるオイル等の油水の逆流放出が防止出来る。 (2)残圧の逆流によるシール材への圧力がかからないため、シール材の破損が なくメンテナンスが容易である。 (3)逆流による油水のシール材より漏れがないため周辺が汚れなく、作業環境 が良くなる。 (4)潤滑油等の油水が回収出来るため経済的である。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の正面概要図(一部断面図)である。
【図2】従来の技術の圧縮機運転系統図である。
【符号の説明】
1 油水逆流防止構造 2 吸入逆止弁部 3 油水分離部 4 吸入管 5 逆止弁 6 受け座 7 空気孔 8 弁座 9 スプリング 10 容量レギュレータ 11 送気口 12 圧縮機本体 13 圧縮機構部 14 空気室 15 バルブシート 16 バルブシート 17 油水分離器 18 送気管 19 送気管 20 送油管 21 エアクリーナ 22 吐出管 23 逆止弁 24 送油管 25 オイルクーラ 26 駆動軸 27 オイルシール 28 オイルセパレータ 29 送気管 30 レシーバタンク 31 電磁弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機の吸入管内に圧縮機内部から大気
    側への流通を遮断する吸入逆止弁を設けると共に、前記
    圧縮機内部と大気側との間に通気可能な油水分離器を介
    設することを特徴とする圧縮機停止時における油水逆流
    防止構造。
JP1379692U 1992-02-14 1992-02-14 圧縮機停止時における油水逆流防止構造 Pending JPH0566281U (ja)

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JP1379692U JPH0566281U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 圧縮機停止時における油水逆流防止構造

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