JPH04333861A - 電子写真用キャリア - Google Patents
電子写真用キャリアInfo
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- JPH04333861A JPH04333861A JP3105688A JP10568891A JPH04333861A JP H04333861 A JPH04333861 A JP H04333861A JP 3105688 A JP3105688 A JP 3105688A JP 10568891 A JP10568891 A JP 10568891A JP H04333861 A JPH04333861 A JP H04333861A
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Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、キャリアとトナーとか
らなる二成分現像剤における電子写真用キャリアに関し
、詳しくは、キャリア粒子が少なくともフッ素系樹脂と
シリコーン系樹脂とで被覆、構成されることを特徴とし
た電子写真用キャリアに関するものである。
らなる二成分現像剤における電子写真用キャリアに関し
、詳しくは、キャリア粒子が少なくともフッ素系樹脂と
シリコーン系樹脂とで被覆、構成されることを特徴とし
た電子写真用キャリアに関するものである。
【従来の技術】電子写真法は、光導電現象を利用して感
光体上に静電潜像を形成し、これを現像剤で現像化し、
紙などに定着せしめるものである。従来より、カスケー
ド法や磁気ブラシ法などで知られているように、静電潜
像を可視化するためには、キャリア粒子がトナー粒子を
所望の大きさと極性の帯電状態に摩擦帯電させることが
要求される。キャリア粒子には、ガラスビーズ、鉄粉、
フェライト粒子等が使用されてきたが、帯電量や極性を
制御し、長期の使用にも安定した帯電状態が保持できる
ように、キャリア粒子表面は、多くの場合樹脂で被覆さ
れて用いられている。
光体上に静電潜像を形成し、これを現像剤で現像化し、
紙などに定着せしめるものである。従来より、カスケー
ド法や磁気ブラシ法などで知られているように、静電潜
像を可視化するためには、キャリア粒子がトナー粒子を
所望の大きさと極性の帯電状態に摩擦帯電させることが
要求される。キャリア粒子には、ガラスビーズ、鉄粉、
フェライト粒子等が使用されてきたが、帯電量や極性を
制御し、長期の使用にも安定した帯電状態が保持できる
ように、キャリア粒子表面は、多くの場合樹脂で被覆さ
れて用いられている。
【発明が解決しようとする課題】上記のキャリア粒子表
面を被覆する樹脂としては、スチレン−メタクリレート
共重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が用いられて
いる。しかし、スチレン−メタクリレート共重合体で被
覆されたキャリアは、優れた帯電特性をもつが、繰り返
し使用するうちにトナーが付着するようになって帯電特
性の劣化が起こる。また、シリコーン樹脂で被覆された
キャリアは、トナーの付着を防止できるが、シリコーン
樹脂が摩耗しやすく、またコア材からの剥がれを生じ、
これに伴って帯電特性も不安定になるなど、耐久性に欠
ける。また、フッ素樹脂で被覆されたキャリアは、フッ
素樹脂が摩耗しにくいため耐久性には優れているが、ト
ナーとの摩擦帯電特性が適当でなく、シリコーン樹脂で
被覆されたキャリアと比べると、帯電量分布の振れ幅が
大きいこともあり、コピー画像が淡く、がさついた画質
を形成するなどの現象が見られ好ましくない。従って、
本発明の目的は、摩擦帯電特性が優れ、且つ繰り返しの
連続使用に対しても耐久性に優れ、初期の画像濃度と画
質を十分に保ち、かぶりの少ない画像が得られる電子写
真用キャリアを提供することにある。
面を被覆する樹脂としては、スチレン−メタクリレート
共重合体、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が用いられて
いる。しかし、スチレン−メタクリレート共重合体で被
覆されたキャリアは、優れた帯電特性をもつが、繰り返
し使用するうちにトナーが付着するようになって帯電特
性の劣化が起こる。また、シリコーン樹脂で被覆された
キャリアは、トナーの付着を防止できるが、シリコーン
樹脂が摩耗しやすく、またコア材からの剥がれを生じ、
これに伴って帯電特性も不安定になるなど、耐久性に欠
ける。また、フッ素樹脂で被覆されたキャリアは、フッ
素樹脂が摩耗しにくいため耐久性には優れているが、ト
ナーとの摩擦帯電特性が適当でなく、シリコーン樹脂で
被覆されたキャリアと比べると、帯電量分布の振れ幅が
大きいこともあり、コピー画像が淡く、がさついた画質
を形成するなどの現象が見られ好ましくない。従って、
本発明の目的は、摩擦帯電特性が優れ、且つ繰り返しの
連続使用に対しても耐久性に優れ、初期の画像濃度と画
質を十分に保ち、かぶりの少ない画像が得られる電子写
真用キャリアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を重ねた結果、コア材を特定の二種の樹脂を用いて被覆
することにより、上記目的が達成されることを知見した
。本発明は、上記知見に基づいて成されたもので、少な
くとも二層被覆されているコア材よりなるキャリアであ
って、下層がフッ素系樹脂であり、表面層がシリコーン
系樹脂であることを特徴とする電子写真用キャリアを提
供するものである。以下、本発明の電子写真用キャリア
について詳細に説明する。本発明に用いられるコア材と
しては、平均粒径が３０〜２００ミクロンの鉄粉、フェ
ライト及びマグネタイトより選ばれる少なくとも一種の
コア材が好ましい。上記の鉄粉としてはスポンジ鉄粉を
偏平状にしたものが好ましく、また、フェライトやマグ
ネタイトとしては球形のものが好ましい。本発明に用い
られるフッ素系樹脂としては、バインダーとしてポリア
ミドイミド樹脂もしくはエポキシ樹脂を含む四フッ化エ
チレン系樹脂、及びフッ化ビニリデンを含有するフッ素
樹脂より選ばれた少なくとも一種の樹脂が好ましい。 上記のポリアミドイミド樹脂を含む四フッ化エチレン系
樹脂としては、ポリアミドイミド樹脂含有量が１０〜４
０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、デュポン
社製のテフロンＳ９５８−２０７、９５８Ｐ−１０２５
５が挙げられる。また、上記のエポキシ樹脂を含む四フ
ッ化エチレン系樹脂としては、エポキシ樹脂含有量が１
０〜４０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、デ
ュポン社製のテフロンＳ９５４−１００、Ｓ９５４−１
０１が挙げられる。更に、上記のフッ化ビニリデンを含
有するフッ素樹脂としては、フッ化ビニリデン含有量が
４０〜８０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、
ダイキン社製のＶＴＣが挙げられる。本発明に用いられ
るシリコーン系樹脂としては、常温硬化型又は加熱硬化
型のメチル−ジメチルシリコーン樹脂が好ましく、具体
的には、東レダウコーニング社製のＳＲ２４００、ＳＲ
２４１０、ＳＲ２４１１、信越化学社製のＫＲ２５１、
ＫＲ２５５が挙げられる。上記の樹脂によるコア材の被
覆は、例えば、最も基本的な二層被覆の場合、次のよう
にして行われる。先ず、下層となる上記フッ素系樹脂を
メチルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの溶剤も
しくはこれらの混合溶剤に分散させて樹脂溶液を調製し
、該樹脂溶液にコア材を浸漬させるか、又は予めコア材
を流動化させた状態で上記樹脂溶液をスプレーすること
によって下層を形成する。次に、上層（表面層）となる
上記シリコーン系樹脂をトルエンなどの溶剤に分散させ
て樹脂溶液を調製し、下層の場合と同様にして上層を形
成する。上層の形成後、コア材を流動化させながら１５
０〜３００℃で約３０分間の熱処理をするのが好ましい
。 また、下層の形成後、上層の形成前にも、コア材を流動
化させながら１５０〜３００℃で約３０分間の熱処理を
することが、キャリアの耐久性の観点からさらに好まし
い。両層の合計の樹脂被覆量は、コア材に対して０．１
〜１．５ｗｔ％であることが好ましい。また、上層と下
層の樹脂被覆量の割合（重量比）は、通常、上層／下層
＝５／９５〜９５／５の範囲で選択される。
を重ねた結果、コア材を特定の二種の樹脂を用いて被覆
することにより、上記目的が達成されることを知見した
。本発明は、上記知見に基づいて成されたもので、少な
くとも二層被覆されているコア材よりなるキャリアであ
って、下層がフッ素系樹脂であり、表面層がシリコーン
系樹脂であることを特徴とする電子写真用キャリアを提
供するものである。以下、本発明の電子写真用キャリア
について詳細に説明する。本発明に用いられるコア材と
しては、平均粒径が３０〜２００ミクロンの鉄粉、フェ
ライト及びマグネタイトより選ばれる少なくとも一種の
コア材が好ましい。上記の鉄粉としてはスポンジ鉄粉を
偏平状にしたものが好ましく、また、フェライトやマグ
ネタイトとしては球形のものが好ましい。本発明に用い
られるフッ素系樹脂としては、バインダーとしてポリア
ミドイミド樹脂もしくはエポキシ樹脂を含む四フッ化エ
チレン系樹脂、及びフッ化ビニリデンを含有するフッ素
樹脂より選ばれた少なくとも一種の樹脂が好ましい。 上記のポリアミドイミド樹脂を含む四フッ化エチレン系
樹脂としては、ポリアミドイミド樹脂含有量が１０〜４
０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、デュポン
社製のテフロンＳ９５８−２０７、９５８Ｐ−１０２５
５が挙げられる。また、上記のエポキシ樹脂を含む四フ
ッ化エチレン系樹脂としては、エポキシ樹脂含有量が１
０〜４０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、デ
ュポン社製のテフロンＳ９５４−１００、Ｓ９５４−１
０１が挙げられる。更に、上記のフッ化ビニリデンを含
有するフッ素樹脂としては、フッ化ビニリデン含有量が
４０〜８０ｗｔ％であるものが好ましく、具体的には、
ダイキン社製のＶＴＣが挙げられる。本発明に用いられ
るシリコーン系樹脂としては、常温硬化型又は加熱硬化
型のメチル−ジメチルシリコーン樹脂が好ましく、具体
的には、東レダウコーニング社製のＳＲ２４００、ＳＲ
２４１０、ＳＲ２４１１、信越化学社製のＫＲ２５１、
ＫＲ２５５が挙げられる。上記の樹脂によるコア材の被
覆は、例えば、最も基本的な二層被覆の場合、次のよう
にして行われる。先ず、下層となる上記フッ素系樹脂を
メチルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの溶剤も
しくはこれらの混合溶剤に分散させて樹脂溶液を調製し
、該樹脂溶液にコア材を浸漬させるか、又は予めコア材
を流動化させた状態で上記樹脂溶液をスプレーすること
によって下層を形成する。次に、上層（表面層）となる
上記シリコーン系樹脂をトルエンなどの溶剤に分散させ
て樹脂溶液を調製し、下層の場合と同様にして上層を形
成する。上層の形成後、コア材を流動化させながら１５
０〜３００℃で約３０分間の熱処理をするのが好ましい
。 また、下層の形成後、上層の形成前にも、コア材を流動
化させながら１５０〜３００℃で約３０分間の熱処理を
することが、キャリアの耐久性の観点からさらに好まし
い。両層の合計の樹脂被覆量は、コア材に対して０．１
〜１．５ｗｔ％であることが好ましい。また、上層と下
層の樹脂被覆量の割合（重量比）は、通常、上層／下層
＝５／９５〜９５／５の範囲で選択される。
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明する。 実施例１ テフロンＳ９５４−１００（デュポン社製）０．６重量
部をメチルエチルケトンに分散させたアンダーコート（
下層被覆）用コーティング溶液（樹脂溶液）及びシリコ
ーン樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコーニング社製）０．
６重量部をトルエンに分散させたトップコート（表面層
被覆）用樹脂溶液（コーティング溶液）をそれぞれ調製
した。上記アンダーコート用樹脂溶液を、球形フェライ
トよりなるコア材１００重量部に流動コーティング装置
を用いてスプレーコートしてアンダーコートを行った。 。次いで、上記アンダーコートと同様にしてトップコー
ト用樹脂溶液をスプレーコートしてトップコートを行っ
た後に、該コア材を流動層にて２５０℃で約３０分間熱
処理を行い、二層の樹脂被覆を有する本発明の電子写真
用キャリアを製造した。こうして得られた電子写真用キ
ャリア１０００重量部に対して、市販の黒トナー４０重
量部を５ｌＶ型ブレンダーで混合して現像剤とし、市販
のＯＰＣ感光体を使用する電子写真用複写機で連続実写
テストを行った。その結果、１０００００枚複写した後
においても、初期の画質と大差のない、カブリも少なく
画像濃度の高いコピーが得られた。 実施例２ テフロンＳ９５４−１０１（デュポン社製）０．３重量
部をメチルエチルケトンに分散させた一層目用樹脂溶液
、フッ化ビニリデンパウダーＶＴＣ（ダイキン社製）０
．３重量部をメチルエチルケトンに分散させた二層目用
樹脂溶液及びシリコーン樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコ
ーニング社製）０．６重量部をトルエンに分散させた三
層目用樹脂溶液をそれぞれ調製した。球形フェライトよ
りなるコア材１００重量部に流動コーティング装置を用
いて上記一層目用樹脂溶液をスプレーコートした。その
後、上記二層目用樹脂溶液を一層目と同様にしてスプレ
ーコートした後に、該コア材を流動層にて２５０℃で約
３０分間熱処理を行った。次に、上記コア材に、上記三
層目用樹脂溶液を他の二層と同様にしてスプレーコート
した後、流動層にて２５０℃で約３０分間熱処理を行い
、合計三層の樹脂被覆を有する本発明の電子写真用キャ
リアを製造した。このようにして得られた電子写真用キ
ャリア１０００重量部に対して、市販の黒トナー４５重
量部を５ｌＶ型ブレンダーで混合して現像剤とし、実施
例１と同様にして連続実写テストを行ったところ、５０
０００枚複写した後においても、初期の画質と大差のな
い、カブリも少なく画像濃度の高い美しいコピーが得ら
れた。 実施例３ 偏平スポンジ鉄粉よりなるコア材１００重量部にアンダ
ーコート（下層被覆）用樹脂としてテフロンＳ９５４−
１０１（デュポン社製）０．４重量部、トップコート（
表面層被覆）用樹脂としてシリコーン樹脂ＳＲ２４１１
（東レダウコーニング社製）０．８重量部用いた以外は
、実施例１と同様にして二層の樹脂被覆を有する本発明
の電子写真用キャリア並びに現像剤を製造した。この現
像剤を用いて実施例１と同様にして連続実写テストを行
ったところ、１０００００枚複写した後においても、初
期の画質と大差のない、カブリも少なく画像濃度の高い
コピーが得られた。 比較例 球形フェライトよりなるコア材１００重量部に対し、ア
ンダーコート（下層被覆）用樹脂溶液としてシリコーン
樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコーニング社製）０．５重
量部をトルエンに分散させたコーティング溶液を用い、
トップコート（表面層被覆）としてテフロンＳ９５４−
１００（デュポン社製）０．５重量部をメチルエチルケ
トンに分散させたコーティング溶液を用いた以外は、実
施例１と同様にして二層の樹脂被覆を有するキャリアを
製造した。この二層被覆キャリアは、実施例１で得られ
た本発明の電子写真用キャリアと、被覆層の上層と下層
を逆にした二層被覆キャリアである。上記の二層被覆キ
ャリア１０００重量部に対し、市販の黒トナー４０重量
部を実施例１と同様にして混合して現像剤を製造し、連
続実写テストを行った。その結果、カブリは少なく好ま
しいが、画像濃度が十分でなく、且つがさついた画質の
コピーが得られ、帯電量も初期と１００００枚複写した
後とで約１０μＣ／ｇも大きく変化した。実施例及び比
較例の記載より明らかな通り、本発明の電子写真用キャ
リアは、帯電性、耐久性に優れた長寿命のキャリアであ
る。
的に説明する。 実施例１ テフロンＳ９５４−１００（デュポン社製）０．６重量
部をメチルエチルケトンに分散させたアンダーコート（
下層被覆）用コーティング溶液（樹脂溶液）及びシリコ
ーン樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコーニング社製）０．
６重量部をトルエンに分散させたトップコート（表面層
被覆）用樹脂溶液（コーティング溶液）をそれぞれ調製
した。上記アンダーコート用樹脂溶液を、球形フェライ
トよりなるコア材１００重量部に流動コーティング装置
を用いてスプレーコートしてアンダーコートを行った。 。次いで、上記アンダーコートと同様にしてトップコー
ト用樹脂溶液をスプレーコートしてトップコートを行っ
た後に、該コア材を流動層にて２５０℃で約３０分間熱
処理を行い、二層の樹脂被覆を有する本発明の電子写真
用キャリアを製造した。こうして得られた電子写真用キ
ャリア１０００重量部に対して、市販の黒トナー４０重
量部を５ｌＶ型ブレンダーで混合して現像剤とし、市販
のＯＰＣ感光体を使用する電子写真用複写機で連続実写
テストを行った。その結果、１０００００枚複写した後
においても、初期の画質と大差のない、カブリも少なく
画像濃度の高いコピーが得られた。 実施例２ テフロンＳ９５４−１０１（デュポン社製）０．３重量
部をメチルエチルケトンに分散させた一層目用樹脂溶液
、フッ化ビニリデンパウダーＶＴＣ（ダイキン社製）０
．３重量部をメチルエチルケトンに分散させた二層目用
樹脂溶液及びシリコーン樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコ
ーニング社製）０．６重量部をトルエンに分散させた三
層目用樹脂溶液をそれぞれ調製した。球形フェライトよ
りなるコア材１００重量部に流動コーティング装置を用
いて上記一層目用樹脂溶液をスプレーコートした。その
後、上記二層目用樹脂溶液を一層目と同様にしてスプレ
ーコートした後に、該コア材を流動層にて２５０℃で約
３０分間熱処理を行った。次に、上記コア材に、上記三
層目用樹脂溶液を他の二層と同様にしてスプレーコート
した後、流動層にて２５０℃で約３０分間熱処理を行い
、合計三層の樹脂被覆を有する本発明の電子写真用キャ
リアを製造した。このようにして得られた電子写真用キ
ャリア１０００重量部に対して、市販の黒トナー４５重
量部を５ｌＶ型ブレンダーで混合して現像剤とし、実施
例１と同様にして連続実写テストを行ったところ、５０
０００枚複写した後においても、初期の画質と大差のな
い、カブリも少なく画像濃度の高い美しいコピーが得ら
れた。 実施例３ 偏平スポンジ鉄粉よりなるコア材１００重量部にアンダ
ーコート（下層被覆）用樹脂としてテフロンＳ９５４−
１０１（デュポン社製）０．４重量部、トップコート（
表面層被覆）用樹脂としてシリコーン樹脂ＳＲ２４１１
（東レダウコーニング社製）０．８重量部用いた以外は
、実施例１と同様にして二層の樹脂被覆を有する本発明
の電子写真用キャリア並びに現像剤を製造した。この現
像剤を用いて実施例１と同様にして連続実写テストを行
ったところ、１０００００枚複写した後においても、初
期の画質と大差のない、カブリも少なく画像濃度の高い
コピーが得られた。 比較例 球形フェライトよりなるコア材１００重量部に対し、ア
ンダーコート（下層被覆）用樹脂溶液としてシリコーン
樹脂ＳＲ２４１０（東レダウコーニング社製）０．５重
量部をトルエンに分散させたコーティング溶液を用い、
トップコート（表面層被覆）としてテフロンＳ９５４−
１００（デュポン社製）０．５重量部をメチルエチルケ
トンに分散させたコーティング溶液を用いた以外は、実
施例１と同様にして二層の樹脂被覆を有するキャリアを
製造した。この二層被覆キャリアは、実施例１で得られ
た本発明の電子写真用キャリアと、被覆層の上層と下層
を逆にした二層被覆キャリアである。上記の二層被覆キ
ャリア１０００重量部に対し、市販の黒トナー４０重量
部を実施例１と同様にして混合して現像剤を製造し、連
続実写テストを行った。その結果、カブリは少なく好ま
しいが、画像濃度が十分でなく、且つがさついた画質の
コピーが得られ、帯電量も初期と１００００枚複写した
後とで約１０μＣ／ｇも大きく変化した。実施例及び比
較例の記載より明らかな通り、本発明の電子写真用キャ
リアは、帯電性、耐久性に優れた長寿命のキャリアであ
る。
【発明の効果】本発明の電子写真用キャリアは、摩擦帯
電特性が優れ、且つ繰り返しの連続使用に対しても耐久
性に優れ、初期の画像濃度と画質を十分に保ち、かぶり
の少ない画像が得られるものである。
電特性が優れ、且つ繰り返しの連続使用に対しても耐久
性に優れ、初期の画像濃度と画質を十分に保ち、かぶり
の少ない画像が得られるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 少なくとも二層被覆されているコア材
よりなるキャリアであって、下層がフッ素系樹脂であり
、表面層がシリコーン系樹脂であることを特徴とする電
子写真用キャリア。 - 【請求項２】 フッ素系樹脂が、ポリアミドイミド樹
脂を含む四フッ化エチレン系樹脂、エポキシ樹脂を含む
四フッ化エチレン系樹脂、及びフッ化ビニリデンを含有
するフッ素樹脂より選ばれた少なくとも一種の樹脂であ
り、シリコーン系樹脂が、メチル−ジメチルシリコーン
樹脂であり、且つ合計の樹脂被覆量がコア材に対して０
．１〜１．５ｗｔ％である請求項１記載の電子写真用キ
ャリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568891A JP3152245B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真用キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10568891A JP3152245B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真用キャリア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04333861A true JPH04333861A (ja) | 1992-11-20 |
| JP3152245B2 JP3152245B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=14414345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10568891A Expired - Lifetime JP3152245B2 (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 電子写真用キャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3152245B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005099489A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dowa Mining Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに電子写真現像剤 |
| JP2013068684A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Kyocera Document Solutions Inc | ２成分現像剤 |
| JP2014052529A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Kanto Denka Kogyo Co Ltd | キャリア、及び２成分現像剤 |
| US9256150B2 (en) | 2013-10-16 | 2016-02-09 | Kyocera Document Solutions Inc. | Two-component developer and method for producing two-component developer |
| JP2017134333A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ２成分現像剤 |
| JP2019045557A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用キャリア、及び２成分現像剤 |
| JP2021107853A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | キヤノン株式会社 | 二成分現像剤 |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP10568891A patent/JP3152245B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005099489A (ja) * | 2003-09-25 | 2005-04-14 | Dowa Mining Co Ltd | 電子写真現像用キャリアおよびその製造方法、並びに電子写真現像剤 |
| JP2013068684A (ja) * | 2011-09-20 | 2013-04-18 | Kyocera Document Solutions Inc | ２成分現像剤 |
| JP2014052529A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Kanto Denka Kogyo Co Ltd | キャリア、及び２成分現像剤 |
| US9256150B2 (en) | 2013-10-16 | 2016-02-09 | Kyocera Document Solutions Inc. | Two-component developer and method for producing two-component developer |
| JP2017134333A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ２成分現像剤 |
| JP2019045557A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 静電潜像現像用キャリア、及び２成分現像剤 |
| JP2021107853A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-29 | キヤノン株式会社 | 二成分現像剤 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3152245B2 (ja) | 2001-04-03 |
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