JPH04333720A - アイランド工法における切梁架構 - Google Patents
アイランド工法における切梁架構Info
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- JPH04333720A JPH04333720A JP12827891A JP12827891A JPH04333720A JP H04333720 A JPH04333720 A JP H04333720A JP 12827891 A JP12827891 A JP 12827891A JP 12827891 A JP12827891 A JP 12827891A JP H04333720 A JPH04333720 A JP H04333720A
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- Japan
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- strut
- mat slab
- frame
- retaining wall
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 230000036316 preload Effects 0.000 abstract description 5
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
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- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
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Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下山留め工事に採
用されているアイランド工法の切梁架構に関するもので
ある。
用されているアイランド工法の切梁架構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アイランド工法とは、根切り中央部分を
掘削して構造物の一部(アイランド)を構築し、その部
分構造物に反力を持たせて根切り周辺部の山留壁の切梁
材を設けた掘削工法を云い、切梁架構としては、斜切梁
架構が知られている。
掘削して構造物の一部(アイランド)を構築し、その部
分構造物に反力を持たせて根切り周辺部の山留壁の切梁
材を設けた掘削工法を云い、切梁架構としては、斜切梁
架構が知られている。
【0003】図3は従来の斜切梁架構を示すもので、根
切り中央部分に構築したマットスラブ1と、山留壁2の
腹起し材3とにわたり切梁材4を斜めに設けて、マット
スラブ1に反力を持たせている。
切り中央部分に構築したマットスラブ1と、山留壁2の
腹起し材3とにわたり切梁材4を斜めに設けて、マット
スラブ1に反力を持たせている。
【0004】マットスラブ1における切梁材4の定着は
、マットスラブ上に固定した部材5に端部を接して行わ
れ、また上記腹起し材3に対しては、図4に示す受けブ
ラケット6を介して接合してある。
、マットスラブ上に固定した部材5に端部を接して行わ
れ、また上記腹起し材3に対しては、図4に示す受けブ
ラケット6を介して接合してある。
【0005】なお、図中7はバックアンカーで、山留壁
2に取付けたブラケット8の上の取付金具9に定着して
ある。10は盛土で、鎖線は躯体を示す。
2に取付けたブラケット8の上の取付金具9に定着して
ある。10は盛土で、鎖線は躯体を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の斜切梁架構
では、切梁材4が斜めに位置することから、下記のごと
き課題を有する。
では、切梁材4が斜めに位置することから、下記のごと
き課題を有する。
【0007】■ 山留壁側の腹起し材と切梁材との取
合い部が複雑となり、構造的にも不安定である。
合い部が複雑となり、構造的にも不安定である。
【0008】■ プレロードが導入できず、特に工事
地盤が軟弱地盤の場合は、山留壁の変形量が大きくなる
。
地盤が軟弱地盤の場合は、山留壁の変形量が大きくなる
。
【0009】■ 躯体側のアンカーセット工事の施工
難度が高い上に、躯体コンクリート強度の発現が100
%の段階(4週間養生後)まで切梁架構が施工できぬ等
の工程上の不利がある。
難度が高い上に、躯体コンクリート強度の発現が100
%の段階(4週間養生後)まで切梁架構が施工できぬ等
の工程上の不利がある。
【0010】■ マットスラブ(アイランド)に臨む
法肩形状が偏形で、しかも棚杭(図では省略)があるた
め、根切工事でのスペースが充分に取れず、施工能率が
悪い。
法肩形状が偏形で、しかも棚杭(図では省略)があるた
め、根切工事でのスペースが充分に取れず、施工能率が
悪い。
【0011】この発明は上記課題を解決するために考え
られたものであって、その目的はプレロードの導入が可
能となり、またコンクリートの養生期間が短縮されて、
建築面積の比較的大きい地下山留工事においても、一段
と経済的で利用価値に優れた新たなアイランド工法にお
ける切梁架構を提供することにある。
られたものであって、その目的はプレロードの導入が可
能となり、またコンクリートの養生期間が短縮されて、
建築面積の比較的大きい地下山留工事においても、一段
と経済的で利用価値に優れた新たなアイランド工法にお
ける切梁架構を提供することにある。
【0012】上記目的によるこの発明の特徴は、アイラ
ンド工法において、切梁材をマットスラブ側に設けた支
柱と山留壁とにわたり水平に架設してなることにある。
ンド工法において、切梁材をマットスラブ側に設けた支
柱と山留壁とにわたり水平に架設してなることにある。
【0013】
【[作 用】上記構成では、切梁材が水平に設けられ
ていることから、腹起し材との取合いが簡単となり構造
的にも安定する。
ていることから、腹起し材との取合いが簡単となり構造
的にも安定する。
【0014】また垂直分力が作用しないため、プレロー
ドの導入が可能となり、山留壁の変形量が低減する。
ドの導入が可能となり、山留壁の変形量が低減する。
【0015】さらにまた、マットスラブの施工と並行し
て山留架構ができ、コンクリートの養生期間も短縮化さ
れるため、斜切梁架構を採用したときよりも工事が捗る
。
て山留架構ができ、コンクリートの養生期間も短縮化さ
れるため、斜切梁架構を採用したときよりも工事が捗る
。
【0016】
【実施例】図1はこの発明に係る切梁架構の1実施例を
示すものである。
示すものである。
【0017】図中11は根切り中央部分に構築したマッ
トスラブ、12は根切り周辺部の山留壁である。
トスラブ、12は根切り周辺部の山留壁である。
【0018】上記山留壁12の腹起し材13と、マット
スラブ11に建てた支柱15の腹起し材13aとにわた
って、切梁材14が水平に設けてある。また支柱15は
方丈16により支えられている。
スラブ11に建てた支柱15の腹起し材13aとにわた
って、切梁材14が水平に設けてある。また支柱15は
方丈16により支えられている。
【0019】この場合、支柱15と方丈16との取合い
部及び支柱側には、図では省略したが、ウエブ補強用プ
レートを溶接し、支柱フランジと方丈とのせん断抵抗と
してボルトを設ける。
部及び支柱側には、図では省略したが、ウエブ補強用プ
レートを溶接し、支柱フランジと方丈とのせん断抵抗と
してボルトを設ける。
【0020】17はバックアンカーで、山留壁12に取
付けたブラケット18の上の取付金具19に定着してあ
る。
付けたブラケット18の上の取付金具19に定着してあ
る。
【0021】20は盛土、21,22は上記腹起し材1
3,13aのブラケットである。
3,13aのブラケットである。
【0022】上記山留架構では、支柱15の施工を先行
し、マットスラブ11の施工と並行して、切梁材14を
オーバーブリッジ状に山留壁12と上記支柱15とにわ
たり架設する。これにより打設コンクリートの養生期間
の短縮化が可能となる。
し、マットスラブ11の施工と並行して、切梁材14を
オーバーブリッジ状に山留壁12と上記支柱15とにわ
たり架設する。これにより打設コンクリートの養生期間
の短縮化が可能となる。
【0023】図2は従来の斜切梁架構とこの発明の水平
切梁架構の作業工程の比較を示すもので、この比較から
明らかなように、マットスラブ11のコンクリート養生
期間は20日ほど短縮される。
切梁架構の作業工程の比較を示すもので、この比較から
明らかなように、マットスラブ11のコンクリート養生
期間は20日ほど短縮される。
【0024】
【発明の効果】この発明は上述のように、根切り中央部
分を掘削して構造物の一部となるマットスラブ11を構
築し、そのマットスラブ11に反力を持たせて根切り周
辺部の山留壁12の切梁材14を設けたアイランド工法
において、上記切梁材14をマットスラブ側に設けた支
柱15と山留壁12とにわたり水平に架設してなること
から、下記のごとき効果を奏する。
分を掘削して構造物の一部となるマットスラブ11を構
築し、そのマットスラブ11に反力を持たせて根切り周
辺部の山留壁12の切梁材14を設けたアイランド工法
において、上記切梁材14をマットスラブ側に設けた支
柱15と山留壁12とにわたり水平に架設してなること
から、下記のごとき効果を奏する。
【0025】■ 切梁材が水平であるので、山留壁側
の腹起し材と切梁材の取合部分が、構造上及び架構の点
からも簡素化されるとともに、垂直分力が作用しないた
め、プレロードの導入が設計値の60%ほど可能となり
、その結果、山留壁の変形量が低減する。
の腹起し材と切梁材の取合部分が、構造上及び架構の点
からも簡素化されるとともに、垂直分力が作用しないた
め、プレロードの導入が設計値の60%ほど可能となり
、その結果、山留壁の変形量が低減する。
【0026】■ 盛土の偏形が無くなり、またアイラ
ンドに臨む法肩形状を台形に形成できるので、これまで
よりも安定した受動土圧が期待できること、及び火打材
が有効に配置でき、また棚杭が不要となることなどが相
俟ってクリティカルであり、アイランド部の根切量の削
減と、作業能率の向上とを図ることができる。
ンドに臨む法肩形状を台形に形成できるので、これまで
よりも安定した受動土圧が期待できること、及び火打材
が有効に配置でき、また棚杭が不要となることなどが相
俟ってクリティカルであり、アイランド部の根切量の削
減と、作業能率の向上とを図ることができる。
【0027】■ 躯体側の架構をアンカーボルト形式
から支柱埋込み形式とし、支柱のコンクリートの付着力
による引抜き抵抗力と、方丈端部のコンクリート圧縮力
による反力とによって、切梁土圧に耐える構造とするこ
とができるから、コンクリート設計基準強度(Fc)=
140kg/cm2の段階で根切工事を開始することが
でき、大幅な工程削減となる。
から支柱埋込み形式とし、支柱のコンクリートの付着力
による引抜き抵抗力と、方丈端部のコンクリート圧縮力
による反力とによって、切梁土圧に耐える構造とするこ
とができるから、コンクリート設計基準強度(Fc)=
140kg/cm2の段階で根切工事を開始することが
でき、大幅な工程削減となる。
【図1】 この発明に係るアイランド工法における切
梁架構の1実施例の略示図である。
梁架構の1実施例の略示図である。
【図2】 従来の斜切梁架構とこの発明の水平切梁架
構の作業工程の比較図である。
構の作業工程の比較図である。
【図3】 従来のアイランド工法における斜切梁架構
の略示図である。
の略示図である。
【図4】 同じく斜切梁架構の取合い部の斜視図であ
る。
る。
11 マットスラブ
12 山留壁
13 腹起し材
13a腹起し材
14 切梁材
15 支柱
16 方丈
Claims (1)
- 【請求項1】 根切り中央部分を掘削して構造物の一
部となるマットスラブを構築し、そのマットスラブに反
力を持たせて根切り周辺部の山留壁の切梁材を設けたア
イランド工法において、上記切梁材をマットスラブ側に
設けた支柱と上記山留壁とにわたり水平に架設してなる
ことを特徴とするアイランド工法における切梁架構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12827891A JPH04333720A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | アイランド工法における切梁架構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12827891A JPH04333720A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | アイランド工法における切梁架構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04333720A true JPH04333720A (ja) | 1992-11-20 |
Family
ID=14980875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12827891A Pending JPH04333720A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | アイランド工法における切梁架構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04333720A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2822172A1 (fr) * | 2001-03-13 | 2002-09-20 | Spie Fond S | Dispositif d'etayage d'une paroi de soutenement de fouille et utilisation d'un tel dispositif |
JP2011174278A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Taisei Corp | 山留および山留構築方法 |
CN104164878A (zh) * | 2013-05-20 | 2014-11-26 | 中交公路养护工程技术有限公司 | 一种超大型深基坑土方开挖技术 |
JP2017110382A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 大成建設株式会社 | 山留支持ユニット、山留め構造およびその構築方法 |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP12827891A patent/JPH04333720A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2822172A1 (fr) * | 2001-03-13 | 2002-09-20 | Spie Fond S | Dispositif d'etayage d'une paroi de soutenement de fouille et utilisation d'un tel dispositif |
JP2011174278A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Taisei Corp | 山留および山留構築方法 |
CN104164878A (zh) * | 2013-05-20 | 2014-11-26 | 中交公路养护工程技术有限公司 | 一种超大型深基坑土方开挖技术 |
CN104164878B (zh) * | 2013-05-20 | 2016-09-21 | 中交公路养护工程技术有限公司 | 一种超大型深基坑土方开挖的施工方法 |
JP2017110382A (ja) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | 大成建設株式会社 | 山留支持ユニット、山留め構造およびその構築方法 |
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