JPH04333506A - 溶銑脱燐方法 - Google Patents
溶銑脱燐方法Info
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- JPH04333506A JPH04333506A JP10235691A JP10235691A JPH04333506A JP H04333506 A JPH04333506 A JP H04333506A JP 10235691 A JP10235691 A JP 10235691A JP 10235691 A JP10235691 A JP 10235691A JP H04333506 A JPH04333506 A JP H04333506A
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title abstract 12
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 title abstract 6
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Landscapes
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉滓を脱燐剤として
利用する溶銑脱燐方法に関するものである。
利用する溶銑脱燐方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に溶銑の脱燐処理では、酸化鉄及び
造滓剤を主成分とする脱燐剤を溶銑中に吹き込むことに
より脱燐処理を行っている。このとき、酸化鉄や造滓剤
等の脱燐剤コスト低減のため転炉スラグを利用する方法
もある。すなわち特公昭５５−３００４２号公報では、
溶銑に転炉滓と酸化鉄とを主成分とする脱燐剤を添加し
、所要の酸化力を有する溶滓を生成させ、該溶滓と溶銑
とを攪拌して脱燐処理を行う方法が開示されている。
造滓剤を主成分とする脱燐剤を溶銑中に吹き込むことに
より脱燐処理を行っている。このとき、酸化鉄や造滓剤
等の脱燐剤コスト低減のため転炉スラグを利用する方法
もある。すなわち特公昭５５−３００４２号公報では、
溶銑に転炉滓と酸化鉄とを主成分とする脱燐剤を添加し
、所要の酸化力を有する溶滓を生成させ、該溶滓と溶銑
とを攪拌して脱燐処理を行う方法が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかるに特公昭５５−
３００４２号公報に示す方法は以下の欠点を有する。 （１）酸化度の強いスラグが生成するため、溶銑容器の
耐火物の溶損が激しくなりコストアップになる。 （２）酸化度の強いスラグと溶銑とを反応させるため、
急激なＣＯガス発生反応によりスロッピングが起こり操
業トラブルの原因となる。
３００４２号公報に示す方法は以下の欠点を有する。 （１）酸化度の強いスラグが生成するため、溶銑容器の
耐火物の溶損が激しくなりコストアップになる。 （２）酸化度の強いスラグと溶銑とを反応させるため、
急激なＣＯガス発生反応によりスロッピングが起こり操
業トラブルの原因となる。
【０００４】（３）転炉スラグには ＣａＯ以外に脱燐
反応に不要な脈石を多く含んでいるため、転炉スラグを
多量に投入するとスラグ量が多くなり、スロッピングを
助長して操業トラブルの原因となる。 （４）脱珪スラグを除滓せずに転炉スラグを添加して脱
燐処理を行うと、脱珪スラグ中のＳｉＯ２によりスラグ
の塩基度が低下し、スラグの脱燐能が低下する。
反応に不要な脈石を多く含んでいるため、転炉スラグを
多量に投入するとスラグ量が多くなり、スロッピングを
助長して操業トラブルの原因となる。 （４）脱珪スラグを除滓せずに転炉スラグを添加して脱
燐処理を行うと、脱珪スラグ中のＳｉＯ２によりスラグ
の塩基度が低下し、スラグの脱燐能が低下する。
【０００５】本発明は前記従来技術の問題点を解消し、
転炉スラグを脱燐剤として有効に利用することができる
溶銑の脱燐方法を提供することを目的とするものである
。
転炉スラグを脱燐剤として有効に利用することができる
溶銑の脱燐方法を提供することを目的とするものである
。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、溶銑の脱珪処理工程で発生した脱珪スラ
グを除去した後に、該溶銑中に酸化鉄及び造滓剤を吹き
込みつつ粉砕された粒塊状の転炉スラグを溶銑浴面上に
添加して脱燐処理するものである。
決するために、溶銑の脱珪処理工程で発生した脱珪スラ
グを除去した後に、該溶銑中に酸化鉄及び造滓剤を吹き
込みつつ粉砕された粒塊状の転炉スラグを溶銑浴面上に
添加して脱燐処理するものである。
【０００７】
【作 用】転炉スラグは ＣａＯ（４０〜５０ｗｔ％
）及び ＦｅＯ（１０〜２０ｗｔ％）を含んでいるため
、溶銑の脱燐剤として使用している生石灰及び酸化鉄を
安価な転炉スラグに代替することができる。また本発明
によれば、脱燐処理前に脱珪スラグを除去し、その後粉
砕した粒塊状の転炉スラグを添加しているので、スラグ
量増加によるスロッピングの発生を防止できる。
）及び ＦｅＯ（１０〜２０ｗｔ％）を含んでいるため
、溶銑の脱燐剤として使用している生石灰及び酸化鉄を
安価な転炉スラグに代替することができる。また本発明
によれば、脱燐処理前に脱珪スラグを除去し、その後粉
砕した粒塊状の転炉スラグを添加しているので、スラグ
量増加によるスロッピングの発生を防止できる。
【０００８】一方、溶銑に転炉スラグを上添加により投
入するのは吹込速度に制約のある溶銑中への吹き込みに
よる処理時間延長を防止するとともに、脱燐処理初期の
塩基度確保を迅速に行うことにより脱燐処理を効率的に
行うためである。
入するのは吹込速度に制約のある溶銑中への吹き込みに
よる処理時間延長を防止するとともに、脱燐処理初期の
塩基度確保を迅速に行うことにより脱燐処理を効率的に
行うためである。
【０００９】
【実施例】３５０ｔトピードに高炉鋳床で脱珪処理され
た溶銑 ２８０ｔを入れて本発明による溶銑脱燐実験を
比較例の実験とともに行った。表１に実験水準を、表２
に脱燐処理前後の溶銑成分変化を、また表３に実験に使
用した転炉スラグ組成を、さらに表４に実験結果を示す
。
た溶銑 ２８０ｔを入れて本発明による溶銑脱燐実験を
比較例の実験とともに行った。表１に実験水準を、表２
に脱燐処理前後の溶銑成分変化を、また表３に実験に使
用した転炉スラグ組成を、さらに表４に実験結果を示す
。
【００１０】
【表１】
【００１１】
【表２】
【００１２】
【表３】
【００１３】
【表４】
【００１４】脱珪スラグの除滓を行う表１のパターンＡ
、Ｂに比較して、脱珪スラグの除滓を行わないパターン
Ｃは表４に示すように、スロッピング発生量は約７倍多
い。またパターンＣはパターンＢに比べて生成スラグの
塩基度が低く脱燐能が小さいために吹込み脱燐剤の使用
量が１１ｋｇ／ｔ多い。一方、パターンＡとパターンＢ
を比較すると、両方とも脱珪滓除滓を行っているためス
ロッピング量に差はなかった。また、パターンＢでは粉
砕した転炉スラグを上添加しているため、転炉スラグを
上添加していないパターンＡに比較して、焼石灰で７ｋ
ｇ／ｔ、ミルスケールで４ｋｇ／ｔ削減することができ
た。また、脱燐処理時間を比較すると、パターンＢは転
炉スラグの上添加を併用しているため、転炉スラグの上
添加を行わないパターンＡに比較して約６分短縮し、ま
た脱珪スラグの除滓を行っているため吹込み脱燐剤の使
用量が少なく、脱珪スラグの除滓を行わないパターンＣ
に対しても約６分短縮することができた。
、Ｂに比較して、脱珪スラグの除滓を行わないパターン
Ｃは表４に示すように、スロッピング発生量は約７倍多
い。またパターンＣはパターンＢに比べて生成スラグの
塩基度が低く脱燐能が小さいために吹込み脱燐剤の使用
量が１１ｋｇ／ｔ多い。一方、パターンＡとパターンＢ
を比較すると、両方とも脱珪滓除滓を行っているためス
ロッピング量に差はなかった。また、パターンＢでは粉
砕した転炉スラグを上添加しているため、転炉スラグを
上添加していないパターンＡに比較して、焼石灰で７ｋ
ｇ／ｔ、ミルスケールで４ｋｇ／ｔ削減することができ
た。また、脱燐処理時間を比較すると、パターンＢは転
炉スラグの上添加を併用しているため、転炉スラグの上
添加を行わないパターンＡに比較して約６分短縮し、ま
た脱珪スラグの除滓を行っているため吹込み脱燐剤の使
用量が少なく、脱珪スラグの除滓を行わないパターンＣ
に対しても約６分短縮することができた。
【００１５】なお前記実施例では、酸化剤として気体酸
素使用なしの場合について説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、酸化鉄の一部を気体酸素に置き換え
てもよい。
素使用なしの場合について説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、酸化鉄の一部を気体酸素に置き換え
てもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では溶銑脱
燐に当たり、脱珪スラグを除去した後に転炉スラグを上
添加しているので、スロッピングを抑制しかつ処理時間
を短縮することができた。また、転炉スラグを脱燐剤の
一部として用いることにより、焼石灰及び酸化鉄コスト
を低下させることができる。
燐に当たり、脱珪スラグを除去した後に転炉スラグを上
添加しているので、スロッピングを抑制しかつ処理時間
を短縮することができた。また、転炉スラグを脱燐剤の
一部として用いることにより、焼石灰及び酸化鉄コスト
を低下させることができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 溶銑の脱珪処理工程で発生した脱珪ス
ラグを除去した後に、該溶銑中に酸化鉄及び造滓剤をキ
ャリアガスによって吹き込みつつ粉砕された粒塊状の転
炉スラグを溶銑浴面上へ添加して脱燐処理することを特
徴とする溶銑脱燐方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235691A JP3272744B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 溶銑脱燐方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235691A JP3272744B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 溶銑脱燐方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04333506A true JPH04333506A (ja) | 1992-11-20 |
| JP3272744B2 JP3272744B2 (ja) | 2002-04-08 |
Family
ID=14325193
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10235691A Expired - Fee Related JP3272744B2 (ja) | 1991-05-08 | 1991-05-08 | 溶銑脱燐方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3272744B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-08 JP JP10235691A patent/JP3272744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3272744B2 (ja) | 2002-04-08 |
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Legal Events
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