JPH04333320A - 金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方法 - Google Patents

金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方法

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JPH04333320A
JPH04333320A JP10276891A JP10276891A JPH04333320A JP H04333320 A JPH04333320 A JP H04333320A JP 10276891 A JP10276891 A JP 10276891A JP 10276891 A JP10276891 A JP 10276891A JP H04333320 A JPH04333320 A JP H04333320A
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JP
Japan
Prior art keywords
belt
metal
interleaving paper
band
metallic
Prior art date
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Pending
Application number
JP10276891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
茂 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPH04333320A publication Critical patent/JPH04333320A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、極薄鋼板などの金属
帯を巻取リールに巻き取るに際して、巻き取られる金属
帯にスリップ疵などが発生するのを防止するために金属
帯間に連続的に挿入する合紙帯のシワ発生防止方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】金属帯の製造、例えば極薄鋼板、ステン
レス鋼板などの冷間調質圧延、焼鈍酸洗、最終の検査ラ
インなどでは、金属帯を巻き取る作業を伴う。その際、
巻き取られる金属帯に金属帯同志の接触や摩擦によりス
リップ疵やカキ疵が発生する。
【0003】特に、極薄鋼板のブライト鋼板やステンレ
ス鋼板のように、表面の粗度が小さくて、光沢性が要求
される最終の製品においてはこのスリップ疵やカキ疵が
商品価値低下の原因となり好ましくない。これを防止す
るために巻き取られる金属帯の間に、ほぼこの金属帯の
幅と同じ程度の幅の合紙帯を挿入するという対策がとら
れている。
【0004】ところが、この合紙帯を挿入しながら金属
帯を巻き取りコイルとする場合、合紙帯にシワが発生し
合紙帯が不均一な厚さとなり、巻き取られる金属帯が蛇
行しコイルのエッジ部が不揃いになり、後工程のコイル
のクレーンによる運搬時にバランスを崩したり、エッジ
部が折れ曲がったりして最終の製品の歩留りが悪くなる
などの悪影響を及ぼす。場合によっては合紙帯が破断し
作業能率が低下するような問題も生じる。
【0005】この合紙帯のシワ発生防止対策として、例
えば、次のような提案がなされているが下記のごとき問
題がある。
【0006】1)特開平1−133611号公報;複数
個のガイドロールを合紙帯巻取リールと金属帯巻取リー
ルの間に配置して張力を付与する方法。
【0007】この方法の問題点としては、合紙帯は金属
帯に較べて曲げ剛性が小さく、金属帯に付いているクラ
ウン(金属帯断面の凸形状)の影響も加わって、金属帯
と接触した時点で合紙帯の幅方向の中央部にシワや折れ
が発生する。さらに、複数個のガイドロールが合紙帯巻
取リールと金属帯巻取リールの間に配置されているので
、合紙帯が破断するなどのトラブルが発生した場合に復
旧作業に手間取る。
【0008】2)特開平1−289509号公報;巻取
リール直近の位置にシワ(波)消去用ロールを設けて金
属帯を押しつけることによりシワ発生を防止する方法。
【0009】この方法では、シワ(波)消去用ロールを
金属帯に押しつけるため金属帯に疵をつけることになり
、ひいては製品の品質の低下をきたすおそれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、金属帯を
、金属帯間に合紙帯を挿入しながら巻取リールに巻き取
る際に、挿入される合紙帯にシワが発生するのを防止す
ることを課題とし、従来のように特別のガイドロールや
波消去用ロールを設けずに、簡易にシワ発生を防止する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、合紙帯
を挿入しながら金属帯を巻取リールに巻き取るに際して
、巻き取る金属帯に挿入する合紙帯を案内するガイドロ
ールに凹状クラウンを付与することにより、その金属帯
に挿入する合紙帯のシワ発生を防止することを特徴とす
る金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方法、にある。
【0012】
【作用】一般に、圧延ラインで圧延された金属帯の幅方
向の断面形状は、高速の連続圧延を行うために金属帯の
中央部が両端部より圧延ロールの荷重のかかり方が弱く
、凸状のクラウンが付く。この金属帯を合紙帯を挿入し
ながら巻取リールに巻き取る場合に、合紙帯にシワや折
れが発生するのは、この金属帯の凸状のクラウンの影響
が主な原因であり、この影響を極力少なくすることが合
紙帯のシワや折れの発生防止の対策に効果があることが
明らかになった。そこで本発明では、合紙帯を金属帯の
間に連続して挿入する前に、断面形状が凹状のクラウン
を付与したガイドロールによって、合紙帯の幅方向をガ
イドロールに優先的に接触させ、すなわち、幅方向での
接触弧長の延長を計り、幅方向に張力を付与することに
より、合紙帯の中央部に僅かな伸びを与えてしかる後に
合紙帯を金属帯間に挿入する。中央部にクラウンの付い
た金属帯と合紙帯とが接触し始める時には中央部の過剰
な張力がなくなり、合紙帯の幅方向には均一な張力が加
えられ、合紙帯にシワや折れが発生することなくスムー
スにこの作業ができる。
【0013】以下、添付図を参照しながら本発明におけ
る合紙帯のシワや折れが発生することを防止するメカニ
ズムをさらに詳述する。
【0014】図3および図4は、断面形状が凹状のクラ
ウンを付与したガイドロールによる、合紙帯のシワ発生
を防止する機構を示す図である。
【0015】巻き取りリール7に金属帯(図示せず。)
と合わせて挿入される合紙帯1は凹状のクラウンを付与
したガイドロール6と接触させることにより幅方向の接
触弧長が長くなり、幅方向の張力が付与される。その結
果、若干合紙帯は幅方向に広がった形となりながら金属
帯間に挿入されるので、凸状のクラウンが付いている金
属帯と接触する瞬間にはその金属帯による中心部方向へ
の張力と相殺され、合紙帯の張力が均一化されて金属帯
間に挿入されるので、合紙帯ににシワが発生するのを防
止できる。
【0016】図1は本発明方法を実施する金属帯巻き取
りのラインの一例を示す概略図である。図2は本発明方
法を実施する金属帯巻き取りのラインの、金属帯間に合
紙帯を挿入する部分の拡大図である。
【0017】検査ライン8により表面検査された金属帯
1はデフレクタロール3を経て巻取リール2に巻き取ら
れコイルになる。合紙帯用巻出リール4から巻き出され
た合紙帯5はガイドロール6により金属帯間に挿入され
る。ガイドロール6は、図3に示したように凹状のクラ
ウンを付与したものとし、巻き取られる金属帯と、金属
帯間に挿入する合紙帯とが接触し始める位置に極力近接
した位置に配置する。
【0018】このガイドロールの数は一個ないし二個以
上の複数個でもよく、複数個のガイドロールを設置する
場合は、少なくとも金属帯と、金属帯間に挿入する合紙
帯とが接触し始める位置に最も近接した位置に置くガイ
ドロールに凹状のクラウンを付与することが必要である
【0019】上記ガイドロールのクラウンの形状につい
て詳細に検討したところ、凹状のクラウン量が微小であ
ってもその効果は認められたが、望ましくは巻き取られ
る金属帯の凸状のクラウン量に対して、ほぼ1.1倍乃
至1.5 倍の凹状クラウン量をガイドロールに付与す
ることが好ましいことが分かった。
【0020】凹状クラウン量が1.5 倍を超過すると
合紙帯の両端部に過剰に張力がかかり合紙帯の挿入時に
破断し易くなり好ましくない。
【0021】ガイドロールを配置する位置は、上述した
ように、金属帯の巻取リールに対して、巻き取られる金
属帯とその金属帯間に挿入される合紙帯との接触点に対
して可能な限り接近させるようにすることが必要である
が、金属帯の巻き取り開始時とその後では順次その接触
点の位置は変化するので、ガイドロール間の距離(スパ
ン)を一定に保持できる機構を設けると合紙帯のシワ発
生防止により一層効果がある。
【0022】
【実施例】冷間圧延した極薄の鋼帯を図1に示すような
巻取ラインで、ガイドロールの凹状のクラウン量を変え
て、通常市販されている合紙帯を挿入しながら巻き取り
テストを行った。極薄の鋼帯の断面形状は、厚み0.3
8mm、幅645mm であり幅方向に凸状のクラウン
がついており、その量、C25=32μm が付いてい
た。
【0023】巻取ラインのラインスピードは150 m
/min.であった。
【0024】なお、一般に鋼帯クラウン量は、Xμm(
C25)で表示される。
【0025】鋼帯の場合のC25 とは、幅方向におけ
る中央部の厚みAμm と鋼帯の両端部から25mmの
内側の位置の厚みYμm および、Zμm の平均値と
の差のことであり、X(C25) =A−(Y+Z)/
2を意味する。
【0026】また、ロールのクラウン量は〔X/100
 〕/100 と表示する。
【0027】上記極薄の鋼帯を図1に示すような巻き取
りラインで、巻き取られる鋼帯とその鋼帯間に挿入され
る合紙帯との接触点から直近のガイドロールに各種のク
ラウンを付与したものと付与しないものを用いて、同じ
条件で巻き取りテストを行い、合紙帯のシワ発生の有無
を調べた。
【0028】表1はその結果である。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果が示すように凹状のクラウンを
施したガイドロールで合紙帯に幅方向に適当な張力を付
与して鋼帯の巻き取りテストを行なったものは、凹状の
クラウンを施さないガイドロールで鋼帯の巻き取りテス
トを行なったものに較べて合紙帯のシワや折れが少なか
った。特にR=1.1 の時には、合紙帯にはシワの発
生は全く見られなかった。
【0031】
【発明の効果】実施例の結果でも明らかなように、金属
帯を巻き取りコイルとするラインにおいて、金属帯間に
合紙帯を挿入する直前に凹状のクラウンを施したガイド
ロールで合紙帯に幅方向の張力を付与しながら合紙帯を
挿入すると、合紙帯のシワ発生防止ができる。この方法
では金属帯の蛇行もなく巻き取りコイルにも幅方向の偏
りが見られず、また金属帯製品の表面にも疵は全く見ら
れなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する金属帯の巻き取りライン
の一例を示す概略図である。
【図2】図1の合紙帯を挿入する部分を示す拡大図であ
る。
【図3】本発明方法において、金属帯間に合紙帯を挿入
する直前の状態を示す図である。
【図4】本発明方法で用いる凹クラウンを施したガイド
ロールにより、合紙帯が幅方向の張力が付与される時の
メカニズムを示す模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合紙帯を挿入しながら金属帯を巻取リール
    に巻き取るに際して、巻き取る金属帯に挿入する合紙帯
    を案内するガイドロールに凹クラウンを付与することに
    より、金属帯に挿入された合紙帯のシワ発生を防止する
    ことを特徴とする金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方
    法。
JP10276891A 1991-05-08 1991-05-08 金属帯巻取時の合紙帯シワ発生防止方法 Pending JPH04333320A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110499491A (zh) * 2013-09-13 2019-11-26 大日本印刷株式会社 卷绕体的制备方法以及蒸镀掩模的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110499491A (zh) * 2013-09-13 2019-11-26 大日本印刷株式会社 卷绕体的制备方法以及蒸镀掩模的制造方法
CN110499491B (zh) * 2013-09-13 2021-10-15 大日本印刷株式会社 卷绕体的制备方法以及蒸镀掩模的制造方法

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