JPH04332384A - 連続式真空炉 - Google Patents

連続式真空炉

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Publication number
JPH04332384A
JPH04332384A JP13200691A JP13200691A JPH04332384A JP H04332384 A JPH04332384 A JP H04332384A JP 13200691 A JP13200691 A JP 13200691A JP 13200691 A JP13200691 A JP 13200691A JP H04332384 A JPH04332384 A JP H04332384A
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JP
Japan
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chamber
cleaning
cooling
heating
heating chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP13200691A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatomo Nakamura
雅知 中村
Hideaki Matsuo
英明 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP13200691A priority Critical patent/JPH04332384A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製或いは非金属製の
機械部品等の処理品を真空中或いは不活性ガス雰囲気中
、浸炭性ガス雰囲気中等で所定温度に加熱し所要の熱処
理をする連続式の真空炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】表面に切粉,ゴミ,機械油,油脂分等の
汚れが付着したままで機械部品等の処理品が熱処理され
ると、表面に斑点ができ或いは処理にむらができる等の
おそれがある。  そのために加熱室に前処理室を連設
し、該前処理室にて処理品に付着している油脂分等の汚
れを燃焼(バーンアウト)させることが従来から行なわ
れている。また、特開昭56−156713号公報に示
された熱処理設備では、加熱室に連設した前処理室にて
処理品を真空加熱することにより処理品に付着している
汚れを気化蒸発させようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記バーンアウ
ト法では例えば油脂中の酸化成分が除去されず処理品表
面を着色させるほか、熱処理むらをも生じさせる欠点が
ある。また、上記真空加熱による除去方法では、汚れ成
分のうち気化蒸発し難い切粉,ゴミ等の除去は困難であ
るなど洗浄能力が充分でない欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の連続式真空炉は
上記課題を解決しようとするもので、洗浄室と加熱室と
冷却室を一連に形成すると共に該各室間に開閉扉を設け
て該各室を独立した気密構造にし、洗浄室には処理品に
付着している汚れを溶剤,洗浄液等により溶解洗浄でき
る液洗浄装置を設け、加熱室には洗浄室より移送された
処理品を所要温度に加熱可能なヒータを設け、冷却室に
は加熱室より移送された処理品を冷却する冷却装置を設
け、該加熱室および冷却室は夫々真空ポンプに接続して
室内の空気を排出し得るようにしたことを第1の特徴と
する。また、本発明は、上記洗浄室に真空ポンプを接続
すること上記洗浄室に補助ヒータを設けること、を夫々
特徴とするものである。さらに本発明は、洗浄室から冷
却室に至る処理品搬送手段がローラハースであること、
上記洗浄室と上記加熱室との間に予熱室を設けること、
をさらなる特徴とするものである。
【0005】
【作用】洗浄室の処理品の表面の汚れを溶剤,洗浄液等
により溶解させ洗浄することにより汚れがより完全に除
去されるようになる。また、洗浄室内の空気を真空ポン
プにより排出することにより処理品に付着した溶剤,洗
浄液等が容易に回収,除去されるようになる。洗浄室に
補助ヒータを設けること、および、上記予熱室を設ける
ことでは、所要処理時間を短くできる。
【0006】
【実施例】次に図と共に本発明の連続式真空炉の一実施
例を説明する。図1にローラハース式搬送手段を備えた
連続式真空炉の全体を縦断面にて示し、1は洗浄室、2
は予熱室、3は加熱室、4は冷却室である。これらの各
室は一連に形成され、各室床部に処理品5を矢印の方向
に移送させるローラ6,6…が設けられている。7はこ
のローラ6,6…を回転させるモータである。8は洗浄
室1の装入口10前に設けられた装入テーブル、9は冷
却室4の抽出口11後に設けられた抽出テーブルである
【0007】洗浄室1と予熱室2と加熱室3と冷却室4
とは仕切壁12,13,14により夫々区画されている
。そして前記装入口10は開閉扉15、仕切壁12の連
通口は開閉扉16、仕切壁13の連通口は開閉扉17、
仕切壁14の連通口は開閉扉18、抽出口11は開閉扉
19により夫々気密に閉塞し得るようになっている。即
ち、該炉体上部に垂直に設けられたシリンダ20〜24
の作動軸に枠板25〜29を支持し、該枠板25〜29
に該開閉扉15〜19を係止し、該シリンダ20〜24
の作動により枠板25〜29を昇降動させることにより
開閉扉15〜19が前記装入口10,上記各連通口およ
び抽出口11を夫々開閉し得るようになっている。
【0008】洗浄室1にはこの場合次のような液洗浄装
置が設けられている。即ち、この液洗浄装置はトリクロ
ルエタン,フロン等の溶剤が入った容器31を洗浄室1
にダクト30によって連通させ、該容器31にはその溶
剤の蒸発を促進するために電熱ヒータ32を設け、ダク
ト30の途中にはダンパ33を設けてなる。34は真空
ポンプで、該真空ポンプ34と洗浄室1とはバルブ35
,溶剤回収装置36を介して接続されている。37は洗
浄室1内に垂下されたラジアントチューブバーナからな
る補助ヒータである。
【0009】予熱室2および加熱室3は、カーボン等の
断熱壁38,39により囲われてなり、該断熱壁38,
39の内側に処理品5を所要温度に加熱可能なヒータ4
0が夫々設けられている。なお、前記開閉扉16の内面
には該断熱壁38と同質の断熱材が貼設されていると共
に、該予熱室2の他方の連通口は枠板27に係止された
断熱板52により閉塞し得るようになっている。また、
加熱室3の両連通口を塞ぐ開閉扉17,18の内面にも
夫々同質の断熱材が貼着されている。また、41,42
は予熱室2内および加熱室3内に停止している処理品5
を加熱中にローラ6,6…の搬送面から浮上させ該ロー
ラ6,6…を変形から保護するために設けられたリフタ
で、該リフタ41,42はシリンダ43,44が炉床部
に垂直に設けられ該シリンダ43,44の作動軸に複数
本の分岐状の支持杆45,46が設けられ、該支持杆4
5,46がローラ6,6…間から上方に突出することで
該支持杆45,46上に処理品5が支持できるようにし
たものである。そして該予熱室2,加熱室3には夫々真
空ポンプ47,48が接続され該予熱室2,加熱室3内
の空気を排出できるようになっている。
【0010】冷却室4には同様に真空ポンプ49が接続
され該冷却室4内の空気を排出できるようにしていると
共に、冷却室4内にはその加熱室3より移送された処理
品5を冷却し得る冷却装置50が設けられている。51
は冷却室4内のガスを循環させるために設けられたブロ
ワを示す。
【0011】しかしてこの連続式真空炉では、開閉扉1
5を開けローラ6,6…を回転させることにより装入テ
ーブル8上の処理品5を洗浄室1に装入し開閉扉15を
閉じ該洗浄室1内の空気を真空ポンプ34により排出し
た後、ダンパ33を開き容器31内の溶剤の蒸気をダク
ト30を通して洗浄室1内に導入する。洗浄室1内に導
入された溶剤の蒸気は処理品5の表面に結露し油脂分等
処理品5に付着している汚れを溶解させると共に、結露
した溶剤が処理品5の表面を流れることにより切粉,ゴ
ミ等の付着物をも洗い流す。こうして洗浄が出来たとこ
ろでダンパ33を閉じ真空ポンプ34を再び作動させて
洗浄室1内に残った溶剤蒸気を吸引し溶剤回収装置36
を通すことによってその溶剤を液化して回収し、該溶剤
を循環使用できるようにすることにより外部への廃液の
流出による公害のおそれをなくす。そして開閉扉16を
開けて該処理品5をローラ6,6…の駆動により予熱室
2に移動し、開閉扉16を閉じる。予熱室2内は真空ポ
ンプ47により空気が排出できその環境の基で処理品5
をヒータ40を熱源として所要熱処理温度の途中まで予
熱する。そしてその処理品5をさらに開閉扉17を開け
て加熱室3に移送し同様に真空ポンプ48によって形成
された真空環境の基で該処理品5を所要熱処理温度に加
熱する。なお、その際処理品5の処理目的に応じ加熱室
3内に浸炭性ガス等を給入する。そして冷却室4内を真
空ポンプ49の作動により加熱室3と同様の真空環境に
してから開閉扉18を開き加熱室3内の処理品5を冷却
室4に移送し開閉扉18を閉じ、冷却室4内に必要に応
じ冷却媒体としての非酸化性ガスを供給し、冷却装置5
0にてこれを冷却して冷却室4内を循環させることによ
り処理品5を冷却し、所要温度まで降温したところで開
閉扉19を開いてこれを抽出テーブル9上に抽出する。
【0012】なお、洗浄室1にて処理品5を洗浄した後
、真空ポンプ34にて該洗浄室1中の空気或いは溶剤蒸
気等を吸引することにより上記のように系外への廃液の
流出をなくし公害防止上有効であるだけでなく、溶剤の
凝縮能力が高まり洗浄能力が向上し、さらには溶剤中の
空気がなくなることから、処理品5を酸化させる可能性
がさらに少なくでき、このためにアルミニウム,チタン
等の熱処理には一層効力を発揮する。
【0013】なお洗浄室1に設けた補助ヒータ37は、
処理品5を加熱することによって洗浄後の処理品5表面
に付着している溶剤の蒸発を促進させると共に、処理品
5自体の温度を上昇させその予熱用としても使用される
【0014】この実施例では洗浄室1に溶剤蒸発式の液
洗浄装置を設けた例を示したが、本発明に用いる液洗浄
装置としてはそのようなものの他、処理品5に溶剤また
は石けん液,アルカリ洗浄液等を直接スプレーして汚れ
を洗い流した後にその洗浄液を水洗し水滴を熱風乾燥さ
せるようにするもの等、要するに洗浄液により処理品5
表面の汚れを溶解させて洗浄し得る装置が使用できる。
【0015】また、本発明では処理品5の搬送手段とし
て従来の真空炉では使用されていなかったローラハース
式搬送装置を用いることによって、各室が隣接する室か
ら独立した搬送手段を持つこととなるため、実施例に示
したように洗浄室1,予熱室2,加熱室3,冷却室4を
一連に設けることも、或いは他の例として洗浄室,予熱
室,加熱室,油焼入室,洗浄室の順に設けるなど処理目
的に応じて自由に室を増設或いは省略することができる
。ちなみに従来真空炉で多用されていたフオーク搬送式
は3室に限定されるという問題があり、また被熱物を台
車上に乗せて台車ごと室内に装入する搬送方式では、台
車の熱容量のために加熱,冷却等の効率が悪くなるとい
う問題があった。
【0016】
【発明の効果】本発明の連続式真空炉は以上実施例につ
いて説明したように、洗浄室において処理品の汚れがよ
り完全に除去されるようになり、しかもそのまま次の加
熱室または予熱室に移送することによって外気に触れる
ことなく熱処理ができるので、大気中の浮遊物が再付着
したり酸化のおそれがない利点がある。また洗浄後に洗
浄室を真空ポンプによって吸引することにより洗浄液の
排出防止,洗浄能力の向上が期待される。さらには洗浄
室に設ける補助ヒータにより処理品に付着した洗浄液の
蒸発,および予熱ができ処理時間が短縮され生産性を向
上させるなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した連続式真空炉の縦断
面図。
【図2】連続式真空炉の平面図。
【図3】図1のAーA線断面図。
【符号の説明】
1                  洗浄室2  
                予熱室3     
             加熱室4        
          冷却室5           
       処理品6              
    ローラ15〜19          開閉扉
31                容器32   
             ヒータ34,48,49 
   真空ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  洗浄室と加熱室と冷却室を一連に形成
    すると共に該各室間に開閉扉を設けて該各室を独立した
    気密構造にし、洗浄室には処理品に付着している汚れを
    溶剤,洗浄液等により溶解洗浄できる液洗浄装置を設け
    、加熱室には洗浄室より移送された処理品を所要温度に
    加熱可能なヒータを設け、冷却室には加熱室より移送さ
    れた処理品を冷却する冷却装置を設け、該加熱室および
    冷却室は夫々真空ポンプに接続して室内の空気を排出し
    得るようにした連続式真空炉。
  2. 【請求項2】  洗浄室に真空ポンプを接続して室内の
    空気を排出し得るようにした請求項1に記載の連続式真
    空炉。
  3. 【請求項3】  洗浄室に補助ヒータを設けてなる請求
    項1または2に記載の連続式真空炉。
  4. 【請求項4】  洗浄室から加熱室を通り冷却室に至る
    処理品の一連の搬送手段がローラハースである請求項1
    乃至3に記載の連続式真空炉。
  5. 【請求項5】  洗浄室と加熱室との間に予熱室を形成
    してなる請求項1乃至4に記載の連続式真空炉。
JP13200691A 1991-05-08 1991-05-08 連続式真空炉 Pending JPH04332384A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823987B1 (ko) * 2006-11-27 2008-04-22 주식회사 에스에이씨 밀폐도어를 갖는 연속 진공 열처리로
CN111974856A (zh) * 2019-05-23 2020-11-24 苏州普热斯勒先进成型技术有限公司 一种真空无氧加热炉及其热冲压生产线与热冲压方法

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KR100823987B1 (ko) * 2006-11-27 2008-04-22 주식회사 에스에이씨 밀폐도어를 갖는 연속 진공 열처리로
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