JPH04332171A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH04332171A
JPH04332171A JP10120091A JP10120091A JPH04332171A JP H04332171 A JPH04332171 A JP H04332171A JP 10120091 A JP10120091 A JP 10120091A JP 10120091 A JP10120091 A JP 10120091A JP H04332171 A JPH04332171 A JP H04332171A
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JP
Japan
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region
semiconductor region
field effect
effect transistor
impurity concentration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10120091A
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English (en)
Inventor
Akio Aoki
青木 明雄
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
を有する半導体装置に関し、特に、高耐圧の電界効果ト
ランジスタを有する半導体装置に適用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の液晶画面の駆動やファク
シミリのサーマルヘッドの駆動には高耐圧MOSFET
を有する半導体装置が使用される。IC、LSI等の集
積回路を組成するMOSFETの動作電圧例えば約5[
V]に比べて、高耐圧MOSFETは、例えば30[V
]の高い動作電圧が印加されるので、耐圧を高める特殊
な構造で構成される。
【0003】前記高耐圧MOSFETは、通常、素子分
離絶縁膜(フィールド絶縁膜)で周囲を規定された活性
領域内において半導体基板の主面に構成され、チャネル
形成領域、ゲート絶縁膜、ソース領域及びドレイン領域
を主体に構成される。この高耐圧MOSFETは、nチ
ャネル導電型の場合、ドレイン領域側に高電圧が印加さ
れるので、少なくともドレイン領域に高耐圧構造が適用
される。
【0004】この高耐圧構造が適用されるドレイン領域
は高い不純物濃度に設定されたn+型半導体領域及び低
い不純物濃度に設定されたn型半導体領域の2種類の半
導体領域で構成される。
【0005】高い不純物濃度に設定されたn+ 型半導
体領域は素子分離絶縁膜で周囲を規定された領域内から
形成される(素子分離絶縁膜をマスクとしたn型不純物
の導入で形成される)。この高い不純物濃度に設定され
たn+ 型半導体領域は、ドレイン領域の抵抗値を低減
し、相互コンダクタンス(gm)を向上することを目的
として、又ドレイン領域とそれに接続される電極(例え
ばアルミニウム合金膜)とのオーミック接続を行うこと
を目的として、高い不純物濃度に設定される。
【0006】低い不純物濃度に設定されたn型半導体領
域は、素子分離絶縁膜下において、高い不純物濃度のn
+ 型半導体領域の周囲を取り囲み、チャネル形成領域
と高い不純物濃度のn+ 型半導体領域との間だけでな
く、この高い不純物濃度のn+ 型半導体領域のすべて
の周囲に構成される。低い不純物濃度のn型半導体領域
は、チャネル形成領域、素子分離絶縁膜下の領域(p型
半導体基板若しくはp型ウエル領域)の夫々との間に形
成されるpn接合部に発生する空乏層の伸びを大きくし
、この接合部での耐圧(降伏電圧)を高めている。また
、低い不純物濃度のn型半導体領域は、素子分離絶縁膜
下において、表面が素子分離絶縁膜の下面に沿って形成
され、この素子分離絶縁膜の下面はチャネル形成領域に
比べて半導体基板の深い位置に形成されるので、特にチ
ャネル形成領域と高い不純物濃度のn+型半導体領域と
の間の離隔距離を増加できる。この離隔距離の増加は、
前述のpn接合部に発生する空乏層の伸びをより大きく
伸ばすことができ、この接合部の耐圧をより高められる
【0007】なお、高耐圧MOSFETについては、例
えば特開昭61−290752号公報に記載されている
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の高耐圧MOS
FETは、非動作時(OFF時)、前述のドレイン領域
の低い不純物濃度に設定されたn型半導体領域で高い耐
圧が得られる。しかしながら、高耐圧MOSFETは、
動作時(ON時)、ドレイン領域の低い不純物濃度に設
定されたn型半導体領域の抵抗値が高いので、この領域
でのソース領域ードレイン領域間に流れる電流量が低下
しすなわち相互コンダクタンスが低下し、駆動能力(ド
ライバビリティ)が低下する。
【0009】この高耐圧MOSFETの駆動能力の低下
は、例えば液晶表示装置で使用される場合、液晶画面の
明るさを低下する。また、高耐圧MOSFETの駆動能
力の低下は、ファクシミリのサーマルヘッドで使用され
る場合、印字が薄くなり不鮮明になる。
【0010】本発明の目的は、高耐圧の電界効果トラン
ジスタを有する半導体装置において、前記電界効果トラ
ンジスタの高い接合耐圧を確保するとともに、駆動能力
を向上することが可能な技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、前記目的を達成する
とともに、前記電界効果トランジスタの接合耐圧を自由
に設定することが可能な技術を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記のとおりである。
【0014】(1)電界効果トランジスタのドレイン領
域が、素子分離絶縁膜で周囲を囲まれた領域内から形成
された高い不純物濃度の第1半導体領域、前記素子分離
絶縁膜下であって前記第1半導体領域の周囲を囲む領域
に形成された、前記第1半導体領域と同一導電型でかつ
第1半導体領域に比べて低い不純物濃度を有する第2半
導体領域の夫々で構成される半導体装置において、前記
電界効果トランジスタのドレイン領域の第2半導体領域
上に、素子分離絶縁膜を介在し、電界効果トランジスタ
の動作時に第2半導体領域の表面に反転層を形成する、
電流制御用ゲート電極を構成する。
【0015】(2)電界効果トランジスタのドレイン領
域が、高い不純物濃度の第1半導体領域、この第1半導
体領域とチャネル形成領域との間に形成された、前記第
1半導体領域と同一導電型でかつ第1半導体領域に比べ
て低い不純物濃度を有する第2半導体領域の夫々で構成
される半導体装置において、前記電界効果トランジスタ
のドレイン領域の第2半導体領域上に、絶縁膜を介在し
、チャネル形成領域上にゲート絶縁膜を介在して配置さ
れるゲート電極に対して電気的に独立に形成された電流
制御用ゲート電極を構成し、この電流制御用ゲート電極
に、それに供給される電圧をリニア的に制御し、電界効
果トランジスタの動作時に第2半導体領域の表面に反転
層を形成する、電圧制御回路を接続する。
【0016】
【作用】上述した手段(1)によれば、前記電界効果ト
ランジスタのドレイン領域の第2半導体領域の不純物濃
度が低く設定され、ドレイン領域とこのドレイン領域の
周囲のチャネル形成領域及びそれ以外の領域とのpn接
合部に形成される空乏層の伸びを増加できるので、接合
耐圧を高め、電界効果トランジスタの高耐圧化が図れ、
又、前記素子分離絶縁膜の下面はチャネル形成領域より
も深い位置に設定され、前記ドレイン領域の第2半導体
領域の表面が素子分離絶縁膜の下面に沿ってチャネル形
成領域と第1半導体領域との間の離隔距離(電流経路)
を増加できるので、pn接合部に形成される空乏層の伸
びを増加し、より接合耐圧を高め、電界効果トランジス
タの高耐圧化が図れるとともに、前記電界効果トランジ
スタの動作時、電流制御用ゲート電極からの電界効果で
、ドレイン領域の第2半導体領域の表面に反転層を形成
し、第2半導体領域での抵抗値を低減できるので、ソー
ス領域−ドレイン領域間に流れる電流の相互コンダクタ
ンス(gm)を向上し、電界効果トランジスタの駆動能
力を向上できる。
【0017】上述した手段(2)によれば、前記手段(
1)の作用効果の他に、前記電圧制御回路で供給される
電圧に応じて、電界効果トランジスタのソース領域−ド
レイン領域間に流れる電流量をリニア的に制御できるの
で、この電界効果トランジスタの駆動能力を目的に応じ
て自由に設定できる。
【0018】以下、本発明の構成について、液晶表示装
置の液晶画面の駆動若しくはファクシミリのサーマルヘ
ッドの駆動に使用される、高耐圧の電界効果トランジス
タを有する半導体装置に本発明を適用した、実施例とと
もに説明する。
【0019】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0020】
【実施例】
(実 施 例 1)本発明の実施例1である半導体装置
に搭載された高耐圧の電界効果トランジスタの構成を図
1(要部断面図)で示す。
【0021】図1に示すように、本実施例1の高耐圧の
電界効果トランジスタTrが搭載された半導体装置は単
結晶珪素からなる低い不純物濃度のn− 型半導体基板
1を主体に構成される。高耐圧の電界効果トランジスタ
Trの領域(及び図示しない周辺論理回路のnチャネル
MISFETの領域)において、n− 型半導体基板1
の主面部にはp型ウエル領域2が構成される。
【0022】前記高耐圧の電界効果トランジスタ(高耐
圧のMISFET)Trは素子分離絶縁膜(フィールド
絶縁膜)3で周囲を囲まれた領域内においてp型ウエル
領域2の主面に構成される。つまり、高耐圧の電界効果
トランジスタTrは、チャネル形成領域(p型ウエル領
域2)、ゲート絶縁膜5、ゲート電極(G)6、ソース
領域(S)及びドレイン領域(D)を主体に構成される
【0023】前記素子分離絶縁膜3は、例えばp型ウエ
ル領域2の主面を選択的に酸化して形成された酸化珪素
膜で形成され、素子分離を行うことを目的として、14
00〜1600[nm]程度の厚い膜厚で形成される。
【0024】前記高耐圧の電界効果トランジスタTrの
ゲート絶縁膜5は、例えばp型ウエル領域2の表面を熱
酸化法を施して形成した酸化珪素膜で形成され、前述の
素子分離絶縁膜3に比べて薄い70〜90[nm]程度
の膜厚で形成される。
【0025】前記ゲート電極6は、前記ゲート絶縁膜5
の上部に形成され、例えば多結晶珪素膜で形成される。 この多結晶珪素膜には抵抗値を低減するn型不純物(若
しくはp型不純物)が導入される。
【0026】前記ソース領域は、図1中、左側において
、p型ウエル領域2の主面部に形成された高い不純物濃
度のn+ 型半導体領域7で構成される。このソース領
域として使用されるn+ 型半導体領域7には例えば基
準電圧(回路の接地電圧0[V])が印加される。n+
 型半導体領域7は、ソース領域の抵抗値を低減して相
互コンダクタンスを高めることを目的として、又配線(
10)とのオーミック接続を行うことを目的として、例
えばAsを使用し、1016〜1017[atoms/
cm2]程度の高い不純物濃度(ドーズ量)に設定され
る。
【0027】前記ドレイン領域は、図1中、右側におい
て、p型ウエル領域2の主面部に形成された高い不純物
濃度のn+ 型半導体領域7及び低い不純物濃度のn型
半導体領域4で構成される。
【0028】このドレイン領域として使用される高い不
純物濃度のn+ 型半導体領域7は、前記素子分離絶縁
膜3で周囲を囲まれた領域内からn型不純物を導入して
形成され、前述のソース領域として使用される高い不純
物濃度のn+ 型半導体領域7と実質的に同一の不純物
濃度(同一製造プロセス)で形成される。つまり、抵抗
値の低減による相互コンダクタンスの向上、又はオーミ
ック接続を目的として高い不純物濃度に設定される。こ
のドレイン領域の高い不純物濃度のn+ 型半導体領域
7は高い電源電圧(例えば30[V])が印加される。
【0029】前記ドレイン領域として使用される低い不
純物濃度のn型半導体領域4は、素子分離絶縁膜3下に
おいて、高い不純物濃度のn+ 型半導体領域7の周囲
に沿って、その周囲の全域を取り囲んで構成される。低
い不純物濃度のn型半導体領域4は、素子分離絶縁膜3
の端部(バーズビーク部分)、p型ウエル領域2の素子
分離絶縁膜3下のn型反転し易い領域の夫々において、
ドレイン領域とp型ウエル領域2との間のpn接合部に
形成される空乏層の伸びを大きくし、この領域のpn接
合耐圧を高められる。つまり、低い不純物濃度のn型半
導体領域4は、ドレイン領域の接合耐圧が、ドレイン領
域の側面周囲(領域4が構成される部分)で決定される
のではなく、ドレイン領域の底面(配線10の真下の領
域)で決定される構造で構成される。
【0030】また、低い不純物濃度のn型半導体領域4
は、チャネル形成領域とドレイン領域の高い不純物濃度
のn+ 型半導体領域7との間において、素子分離絶縁
膜3を介在し、表面がこの素子分離絶縁膜3の下面に沿
って構成される。素子分離絶縁膜3はp型ウエル領域2
の主面から酸化し、一般的に、p型ウエル領域2の酸化
前の主面を基準とした場合、約6対4の割合で素子分離
絶縁膜3の下面の位置までの寸法が表面の位置までの寸
法に比べて大きくなる。この素子分離絶縁膜3の下面の
位置はチャネル形成領域に比べて深くなり、したがって
、低い不純物濃度のn型半導体領域4のチャネル形成領
域から高い不純物濃度のn+ 型半導体領域7までの間
の表面上の離隔距離(電流経路)は大きくなる。つまり
、低い不純物濃度のn型半導体領域4は、ドレイン領域
とチャネル形成領域との間に形成されるpn接合部から
ドレイン領域内への空乏層の伸びをさらに大きくでき、
この空乏層の伸びの増加に相当する分、pn接合耐圧を
高められる。低い不純物濃度のn型半導体領域4は例え
ばPを使用し、1012[atoms/cm2]程度の
低い不純物濃度(ドーズ量)に設定される。
【0031】このように構成される高耐圧の電界効果ト
ランジスタTrのドレイン領域の低い不純物濃度のn型
半導体領域4の上部には、チャネル形成領域と高い不純
物濃度のn+ 型半導体領域7との間において、素子分
離絶縁膜3を介在し、電流制御用ゲート電極(GC )
6Cが構成される。この電流制御用ゲート電極6Cは、
前記ゲート電極6と同一導電層(又は別の導電層で同一
導電材若しくは別の導電材でもよい)で形成され、この
ゲート電極6に対して電気的に独立に構成される。
【0032】前記高耐圧の電界効果トランジスタTr及
びその電流制御用ゲート電極6Cに接続される電圧制御
回路11の構成を図2(概略回路図)に示す。図2に示
すように、高耐圧の電界効果トランジスタTrのゲート
電極(G)はゲート端子SGを介在して図示しない前段
論理回路に接続される。つまり、高耐圧の電界効果トラ
ンジスタTrは前段論理回路で動作(ON)、非動作(
OFF)のいずれかに制御される。前記前段論理回路は
例えば相補型MISFET(CMOS)で構成される。
【0033】前記電圧制御回路11は並列接続経路(本
実施例では4経路)、夫々並列に挿入され順次抵抗値を
高く設定した抵抗素子R1 ,R2 ,R3 及びいず
れかの並列接続経路を選択するスイッチ素子S1 ,S
2 ,S3 ,S4 を主体に構成される。この電圧制
御回路11は、並列接続経路のいずれかを通して、制御
電源VC から選択された並列接続経路の抵抗素子Rの
抵抗値に応じた段階的な(リニア的な)電圧のうちの1
つを電流制御用ゲート電極6Cに供給できる。
【0034】この電圧制御回路11から電流制御用ゲー
ト電極6Cに供給される電圧は、高耐圧の電界効果トラ
ンジスタTrの動作時に、ドレイン領域の低い不純物濃
度のn型半導体領域4の表面に電界効果に基づき反転層
を形成し、この領域の抵抗値を低減できる。
【0035】前記高耐圧の電界効果トランジスタTrの
ソース領域、ドレイン領域の夫々として使用される高い
不純物濃度のn+ 型半導体領域7には配線10が接続
される。配線10は、層間絶縁膜8の表面上に形成され
、この層間絶縁膜8に形成された接続孔9を通してソー
ス領域、ドレイン領域の夫々に接続される。配線10は
例えばアルミニウム合金膜(Al−Si膜)で形成され
る。
【0036】このように、高耐圧の電界効果トランジス
タTrのドレイン領域(D)が、素子分離絶縁膜3で周
囲を囲まれた領域内から形成された高い不純物濃度のn
+ 型半導体領域7、前記素子分離絶縁膜3下であって
前記高い不純物濃度のn+ 型半導体領域7の周囲を囲
む領域に形成された、高い不純物濃度のn+ 型半導体
領域7と同一導電型でかつそれに比べて低い不純物濃度
を有するn型半導体領域4の夫々で構成される半導体装
置において、前記電界効果トランジスタTrのドレイン
領域の低い不純物濃度のn型半導体領域4上に、素子分
離絶縁膜3を介在し、電界効果トランジスタTrの動作
時に低い不純物濃度のn型半導体領域4の表面に反転層
を形成する、電流制御用ゲート電極(GC )6Cを構
成する。 この構成により、前記電界効果トランジスタTrのドレ
イン領域の低い不純物濃度のn型半導体領域4の不純物
濃度が低く設定され、ドレイン領域とこのドレイン領域
の周囲のチャネル形成領域及びそれ以外の領域とのpn
接合部に形成される空乏層の伸びを増加できるので、接
合耐圧を高め、電界効果トランジスタTrの高耐圧化が
図れ、又、前記素子分離絶縁膜3の下面はチャネル形成
領域よりも深い位置に設定され、前記ドレイン領域の低
い不純物濃度のn型半導体領域4の表面が素子分離絶縁
膜3の下面に沿ってチャネル形成領域と高い不純物濃度
のn+ 型半導体領域7との間の離隔距離(電流経路)
を増加できるので、pn接合部に形成される空乏層の伸
びを増加し、より接合耐圧を高め、電界効果トランジス
タTrの高耐圧化が図れるとともに、前記電界効果トラ
ンジスタTrの動作時、電流制御用ゲート電極6Cから
の電界効果で、ドレイン領域の低い不純物濃度のn型半
導体領域4の表面に反転層を形成し、低い不純物濃度の
n型半導体領域4の抵抗値を低減できるので、ソース領
域−ドレイン領域間に流れる電流の相互コンダクタンス
(gm)を向上し、電界効果トランジスタTrの駆動能
力を向上できる。
【0037】また、電界効果トランジスタTrのドレイ
ン領域が、高い不純物濃度のn+ 型半導体領域7、こ
の高い不純物濃度のn+ 型半導体領域7とチャネル形
成領域との間に形成された、前記高い不純物濃度のn+
 型半導体領域7と同一導電型でかつそれに比べて低い
不純物濃度のn型半導体領域4の夫々で構成される半導
体装置において、前記電界効果トランジスタTrのドレ
イン領域の低い不純物濃度のn型半導体領域4上に、素
子分離絶縁膜3を介在し、チャネル形成領域上にゲート
絶縁膜5を介在して配置されるゲート電極6に対して電
気的に独立に形成された電流制御用ゲート電極6Cを構
成し、この電流制御用ゲート電極6Cに、それに供給さ
れる電圧をリニア的に制御し、電界効果トランジスタT
rの動作時に低い不純物濃度のn型半導体領域4の表面
に反転層を形成する、電圧制御回路11を接続する。こ
の構成により、前記作用効果の他に、前記電圧制御回路
11で供給される電圧に応じて、電界効果トランジスタ
Trのソース領域−ドレイン領域間に流れる電流量をリ
ニア的に制御できるので、この電界効果トランジスタT
rの駆動能力を目的に応じて自由に設定できる。
【0038】(実 施 例 2)本実施例2は、前記高
耐圧の電界効果トランジスタの他の構造について説明す
る、本発明の第2実施例である。
【0039】本発明の実施例2である半導体装置に搭載
された高耐圧の電界効果トランジスタの構成を図3乃至
図5(要部断面図)で示す。
【0040】図3に示す高耐圧の電界効果トランジスタ
Trは、ドレイン領域の低い不純物濃度のn型半導体領
域4の上部に素子分離絶縁膜3に比べて薄い膜厚例えば
ゲート絶縁膜5と同一の膜厚で形成される絶縁膜5を介
して電流制御用ゲート電極6Cが構成される。この高耐
圧の電界効果トランジスタTrは、前述の実施例1の作
用効果の他に、電流制御用ゲート電極6Cからの電界効
果が増強されるので、ドレイン領域の低い不純物濃度の
n型半導体領域4の抵抗値をより低減できる。
【0041】また、図4に示す高耐圧の電界効果トラン
ジスタTrは、ゲート電極6、電流制御用ゲート電極6
Cの夫々が一体に構成される(電気的に接続される)。
【0042】また、図5に示す高耐圧の電界効果トラン
ジスタTrは、ドレイン領域と同様に、ソース領域に低
い不純物濃度のn型半導体領域4及び電流制御用ゲート
電極6Cが構成される。
【0043】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論である
【0044】例えば、本発明は、pチャネル導電型の高
耐圧の電界効果トランジスタを有する半導体装置に適用
できる。
【0045】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0046】高耐圧の電界効果トランジスタを有する半
導体装置において、前記電界効果トランジスタの高い接
合耐圧を確保できるとともに、駆動能力を向上できる。
【0047】前記高耐圧の電界効果トランジスタを有す
る半導体装置において、前記電界効果トランジスタの駆
動能力を自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1である高耐圧の電界効果トラ
ンジスタの要部断面図。
【図2】本発明の実施例2である高耐圧の電界効果トラ
ンジスタの要部断面図。
【図3】他の例の高耐圧の電界効果トランジスタの要部
断面図。
【図4】他の例の高耐圧の電界効果トランジスタの要部
断面図。
【図5】他の例の高耐圧の電界効果トランジスタの要部
断面図。
【符号の説明】
1…半導体基板、2…ウエル領域、3…素子分離絶縁膜
、4,7…半導体領域、5…ゲート絶縁膜、6,C…ゲ
ート電極、6C,GC …電流制御用ゲート電極、11
…電圧制御回路、Tr…電界効果トランジスタ、R…抵
抗素子、S…スイッチ素子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電界効果トランジスタのドレイン領域
    が、素子分離絶縁膜で周囲を囲まれた領域内から形成さ
    れた高い不純物濃度の第1半導体領域、前記素子分離絶
    縁膜下であって前記第1半導体領域の周囲を囲む領域に
    形成された、前記第1半導体領域と同一導電型でかつ第
    1半導体領域に比べて低い不純物濃度を有する第2半導
    体領域の夫々で構成される半導体装置において、前記電
    界効果トランジスタのドレイン領域の第2半導体領域上
    に、素子分離絶縁膜を介在し、電界効果トランジスタの
    動作時に第2半導体領域の表面に反転層を形成する、電
    流制御用ゲート電極を構成したことを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】  電界効果トランジスタのドレイン領域
    が、高い不純物濃度の第1半導体領域、この第1半導体
    領域とチャネル形成領域との間に形成された、前記第1
    半導体領域と同一導電型でかつ第1半導体領域に比べて
    低い不純物濃度を有する第2半導体領域の夫々で構成さ
    れる半導体装置において、前記電界効果トランジスタの
    ドレイン領域の第2半導体領域上に、絶縁膜を介在し、
    チャネル形成領域上にゲート絶縁膜を介在して配置され
    るゲート電極に対して電気的に独立に形成された電流制
    御用ゲート電極を構成し、この電流制御用ゲート電極に
    、それに供給される電圧をリニア的に制御し、電界効果
    トランジスタの動作時に第2半導体領域の表面に反転層
    を形成する、電圧制御回路を接続したことを特徴とする
    半導体装置。
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