JPH04330086A - 新規なある種のヌクレオシドの炭素環状類似体 - Google Patents

新規なある種のヌクレオシドの炭素環状類似体

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JPH04330086A
JPH04330086A JP3206243A JP20624391A JPH04330086A JP H04330086 A JPH04330086 A JP H04330086A JP 3206243 A JP3206243 A JP 3206243A JP 20624391 A JP20624391 A JP 20624391A JP H04330086 A JPH04330086 A JP H04330086A
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JP3206243A
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Serge Halazy
サ−ジ ハラジ−
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Merrell Dow Pharmaceuticals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明はある種のヌクレオシドの
新規な炭素環状類似体、それらの製造方法及び抗ウイル
ス剤としてのそれらの用途に関する。エイズは致死的な
日和見感染に患者をかかりやすくする、免疫抑制的又は
免疫破壊的な病気である。特徴的にエイズはT細胞、特
にOKT4表面マ−カ−を有しているヘルパ−−インデ
ュ−サ−サブセットの進行的な欠失と関連している。人
の免疫不全ウイルス(HIV)はエイズ又はエイズの前
にしばしばおきる症侯を有する患者から再現可能的に単
離されてきた。HIVは細胞病であり、OKT4マ−カ
−を有しているT細胞に優先的に感染し、そしてこれを
破壊するように見え、そしてHIVがエイズの病因であ
ることが一般に認められている。HIVがエイズの病因
であるという発見以来、数多くの抗−HIV化学療法剤
が、エイズにかかっているものを処置するのに有効であ
りうるものとして提案されてきた。例えばヨ−ロッパ特
許出願第196 1 85は3’−アジド−3’−デオ
キシ−チミジンを記載しており(これはジドブジンと名
前が認められている)、その製薬的に受け入れられる誘
導体及びエイズ及び関連する臨床症状を含めた人のレト
ロウイルス感染の治療における用途が記載されている。 ビンス等、Antiviral Research, 
9−(1/2), 120 (1988)はある種の炭
素環状プリンヌクレオシド類(特に(±)−9−(シス
−4−(ヒドロキシメチル)−2−シクロペンテニル)
グアニン及びそれらのHIVに対する用途を記載してい
る。世界中でB型肝炎ウイルス(HBV)は主要な影響
のウイルス病原体である。これはアジアの国々で最も良
くみられ、サブサハラのアフリカで優勢である。このウ
イルスは病因的には原発性の肝細胞癌と関連しており、
世界中の肝臓癌の80%を生じることが考えられている
。米国では1万人以上の人々が、各毎年HBVの病気の
ために入院し、急性の病気で平均250人が死んでいる
。米国は現在およそ50万から100万の感染性のキャ
リア−のプ−ルを有するとみつもられている。慢性の活
性肝炎は25%を越えるキャリア−に発生し、硬変症に
しばしば進行する。米国で毎年HBVに関連する硬変症
で5000人の人々が死ぬとみつもられ、そしておそら
く1000人がHBV関連の肝臓癌で死んでいる。世界
的なHBVのワクチンがある場合でさえ、効果的な抗H
BV化合物の必要性が続いている。常に大勢、即ち2億
2000万人の感染しているキャリア−が世界中いると
みつもられるので、ワクチンの恩恵を受けることができ
ず、そしてHBVで誘発される肝臓病の高い危険が続い
ている。この様なキャリア−の人口は感受性のある人が
感染する感染源としての役目をしてしまい、静脈内薬物
の濫用及びホモセクシュアル等の高い危険性のある人々
の群、又は風土病の区域において特に病気の発生を永続
させている。従って慢性的な感染を抑制すること及び肝
臓細胞癌への進行を減少することの両方に対して効果的
な抗ウイルス剤の必要性が存在する。HBVウイルスで
感染した臨床的な影響は頭痛、発熱、不快感、吐き気、
めまい、食欲不振及び腹痛にわたっている。ウイルスの
複製は通常免疫応答で抑制され、回復の過程は人に於い
て数週間から数か月続くが、感染はよりひどいものであ
り得、上に概略を示した永続的な慢性の肝臓病に導きう
る。”人のウイルス感染”(ニュ−ヨ−ク プレナム 
パブリッシング コ−ホ゜レ−ション (1982) 
A. S.エバンス編 第2版)第12章はいくらか詳
細に肝炎の感染の病因を記載している。B型肝炎ウイル
ス(HBV)は人に感染する小さなDNA含有ウイルス
である。これはヘパドナウイルスとして知られる密接に
関連のあるウイルスの種類の一つであり、各メンバ−は
哺乳類又は例えば山鴫や鴨など鳥類の宿主の何れかに選
択的に感染する。ヘパドナウイルスのゲノムの複製の機
構に対する最近の考えは、RNA中間体の逆転写の重要
性を示しており、逆転写酵素が論理的な化学療法の標的
であることを示唆している。他の論理的な標的にはヘル
ペスウイルス例えば単純疱疹ウイルスI及びII(HS
V−I及びHSV−II)、サイトメガロウイルス(C
MV)及び水痘−帯状疱疹ウイルス(VZV)並びにレ
スピレ−トリ−シンシチアルウイルスが本発明の化合物
の最終用途に対する特定の標的である。
【課題を解決する手段】本発明の目的は例えばB型肝炎
、レトロウイルス感染、特にエイズ、レスピレ−トリ−
シンシチアルウイルス、及びヘルペスウイルス例えば単
純疱疹ウイルスI及びII、サイトメガロウイルス及び
水痘−帯状疱疹ウイルスの処置又は予防のために式Iで
定義されるある種のプリン及びピリミジンヌクレオシド
の以下に定義される炭素環状類似体の用途である。より
詳しくは本発明は式
【化7】 の化合物、その互変異性体、光学及び幾何異性体及びそ
れらの混合物及び製薬上受け入れられる塩に関するもの
である。式中Bは式
【化8】 のプリン又はピリミジン部分であり、描かれている波線
は式1の残りの部分へのBの部分の結合点を示しており
、点線は存在することもあり得る二重結合を表わし、X
は−OR2、−N(R2)(R2)、Cl、−SH又は
−SCH3であり、ここでR2はH、C1−6アルキル
又はC3−6シクロアルキルであり、YはH又はNH2
であり、WはNH2、OH又は−OC1−3アルキルで
あり、VはH、C1−3アルキル、ハロゲノ、−N(R
2)(R2)、−SH、−SCH3、−C≡CH、−C
H=CH2、又は−CH=CHBrであり、ZはH、F
、又はN3であるが、但し点線が二重結合を表わすとき
はZはHであり、Z1、Z2、及びZ3の各々はH、F
、又はOHであるが但し、Z1とZ2の一つがOHであ
るときは他方はHであり、さらに条件として点線が二重
結合であるときはZ1はH又はFであり、Z2は削除さ
れており、R1−Qは−CH2OCH2P(O)(OR
)2、−CH2C(A)(A)P(O)(OR)2、又
は−CH=C(A)P(O)(OR)2であり、AはH
、F又はClであり、RはH、又はC1−6アルキルで
ある。C1−6アルキルと言う用語は、直鎖又は分枝鎖
炭化水素基を表わし、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチルおよびヘキシ
ルを含んでいる。ハロゲノはF、Cl、Br、およびI
を包含し、−N(R2)(R2)と言う用語は、アミノ
、モノ及びジ−C1−6アルキルアミン類を包含してい
る。R1−Qという式Iに表わされている用語は、Q部
分のR1及びシクロペンチル部分への結合についての不
明快さ格差をさけるためにCH=C(A)P(O)(O
R)2、−CH2OCH2P(O)(OR)2、又はC
H2C(A)(A)P(O)(OR)2と定義される。 しかし本明細書を通じてより良く理解する便宜のために
、前後関係が支配する場合にはR1とQの部分を使用し
て別途に定義し、R1は
【化9】 であり、Qは−CH2OCH2−、
【化10】 及び
【化11】 であり、ここで
【化12】 は−CH2C(A)(A)と記載され、
【化13】 は−CH=C(A)−とも記載される。式Iの化合物の
製造を記載する便宜のために−CH=C(A)の部分は
またQ1と呼ばれ、−CH2C(A)(A)はQ2と呼
ばれ、そして−CH2OCH2はQ3と呼ばれ、Q4は
−CH2C(A)(A)と−CH2OCH2の両方を包
含するのに使用する。R1部分はまたP(O)(OR’
)2と記載され、R’はC1−6アルキル、好ましくは
エチル又はイソプロピルを表わす。製薬上受け入れられ
る塩と言う表現は、式Iの塩基化合物の任意の無毒の有
機又は無機酸付加塩に適用されることを意図する。適当
な塩を形成する無機酸の例には、塩酸、臭化水素酸、硫
酸及び燐酸、そして酸金属塩、例えばオルトリン酸1水
素ナトリウム及び硫酸水素カリウムが含まれる。適当な
塩を形成する有機酸の例は、モノ、ジ、およびトリカル
ボン酸を含む。そのような酸の例は、例えば酢酸、グリ
コ−ル酸、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グ
ルタル酸、フマ−ル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、
アルコルビン酸、、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸
、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、桂皮
酸、サルチル酸、2−フェノキシ安息香酸である。適当
な塩を形成する他の有機酸はスルホン酸例えばメタンス
ルホン酸及び2−ヒドロキシエタンスルホン酸である。 モノまたはジ酸塩のいずれかが形成出来、そのような塩
は水和又は実質的な無水形のいずれかで存在出来る。酸
塩は標準の技術、例えば遊離塩基を水性溶液又は水性ア
ルコ−ル溶液に溶解するかまたは、他の適当な酸を含有
する溶媒に溶解し、溶液を蒸発することにより単離する
か、又は遊離塩基を有機溶媒中において反応させること
により行ない、この場合には塩の分離は直接に行なうか
又は溶液の濃縮によって得ることができる。一般に本発
明の化合物の酸付加塩は、結晶性の物質で、水及び、種
々の親水性の有機溶媒に可溶であり、それらの遊離塩基
形と比較してより高い融点および増加した安定性を示す
。式Iの化合物の光学及び幾何異性体は所望の幾何異性
体又は光学異性体の製造を富んだものに設計された方法
によって製造されるのが最良である。しかし混合物はこ
の分野で良く知られた標準の手順、例えばクロマトグラ
フ分離、分別結晶化、光学活性酸の使用、酵素的な分割
などに従って分割又は単離することができる。互変異性
のエノ−ル−ケトン型もプリン核の6位置で存在し、ピ
リミジンはアミド−イミド、互変異性形を示す。本発明
の化合物の製造はエバンスにより編集された上記の引用
例において知られ記載されている、出発物質としての炭
素環状ヌクレオシドを使用し、当業者に知られ、良く理
解されているのと類似の方法及び標準の化学方法及技術
によって行なうことができる。本発明の製造に有用な他
の引用例はシャルリ− Y.F.、オデル C.A.、
シャノン W.M.、ア−ネット G.、 J. Me
d. Chem. 1984, 27, 1416;A
.ボルトウィックと共同研究者等、J. Med. C
hem. 1991, 34, 907; A.ボルト
ウィック及び共同研究者等、J. Med. Chem
. 1990, 33, 179; マルク−ズ V.
E.、リ−M.I.、Med. Res. Rev. 
6, 1 (1986)である。一般に任意の個々の化
合物の合成経路は各分子の特定の置換基にそして、必要
な中間体の入手容易性に依存し、そのような因子も当業
者に理解される。本発明の化合物はX−及びY−置換さ
れたプリン及びW−及びV−置換されたピリミジンの両
方を含んでいる。式Iに包含される化合物の製造を説明
する都合のためにX,Y−置換プリンのみが示される。 しかし全ての場合類似の化学がW,V−置換ピリミジン
にも応用できることが理解されるべきである。したがっ
て構造式がX,Y−置換プリン又はX’,Y’−置換プ
リンのいずれかを示しているときは、類似的に同じ種類
の反応がW,V−置換ピリミジン又はW’,V’−置換
ピリミジンにも応用でき、ここでW’とV’部分(並び
にX’とY’の部分)は、そのままで残される(即ち任
意のサブグル−プ又は特定の化合物の製造に説明され、
記載される反応条件でこれらが変化しない)か、又はこ
れらは所望分子が合成されたならば所望のW及びV置換
基(又は所望のX及びY置換基)へ容易に転換できる前
駆体であって、必要なことは前駆体置換基を所望の置換
基に転換しそして保護されたホスホネ−ト部分を脱エス
テル化することだけであるかのいずれかである。これら
の最後の2つの段階の経路は、ほとんどの条件下で任意
付加的であってもなくてもよいものである。一般に式I
の化合物の全ては次の一般反応経路を用いて製造される
。 反応経路A
【化14】 式中X’、Y’、Z’1、Z’2、Z’3は必要なとき
に前に定義したX、Y、Z1、Z2及びZ3部分にそれ
ぞれ変換される前駆体又は任意の与えられた化合物の所
望のX、Y、Z、Z1、Z2及びZ3部分である。R’
1はP(O)(OC1−6アルキル)2そしてQは前に
定義したとおりである。前駆体(2)の変換の型の例は
、少なくともZ、Z1、Z2又はZ3の一つがOHであ
る化合物を造ることが望まれる場合であり、5’OH部
分はまず選択的に1当量のt−ブチルジメチルシリルク
ロライドで処理されることによって選択的に保護され、
5’OH基を保護し、そして次に任意の他のZ部分のO
H基が例えばアセチル、ベンジル、ベンゾイル又はテト
ラヒドロピランのような保護基で保護され得る。一旦Z
、Z1、Z2又はZ3のOH基が保護されたら5’OH
 t−ブチルジメチルシリル部分は選択的にテトラヒド
ロフラン中のテトラブチルアンモニウムフルオライド(
Bu4NF)との反応で選択的に除去されて5’OHを
与え、これは次に所望のR’1Q部分をシクロペンチル
又はシクロペンテニル部分の4’位置に結合するために
適当な反応のための準備ができる。 これに続いてZ部分の任意のOH保護基の除去、式Iで
定義される通りのX’及びY’部分の所望のX及びY部
分への転換、そしてホスホネ−ト基のR’1保護基の脱
エステル化、例えばトリメチルシリルブロマイド(TM
SBr)(又はそのアイオダイド)との無水CH3CN
、DMF又はCH2Cl2中での反応、続いて水での処
理が実施され得る。この技術はまた、式Iで定義される
プリン及びピリミジン誘導体の製造を開始するのに数多
くの出発物質が使用出来ることを教えており、従ってX
’、Y’及びW’、V’前駆体部分であって、所望のX
、Y、及びW、V置換基(又はそのまま場合によってそ
のままにされる)に転換可能な部分は全てのそのような
可能性を含むことを意味する。例えばもし、最終生成物
中のXがクロロであるならば、X’はある与えられた化
合物に対し全ての反応の経路を通じてそのままに残され
得るからX’はクロロを含んでいる。逆に6−クロロ又
は2,6−ジクロロプリン出発化合物を使用することも
出来、一連の反応が完了した後に、これらはそれぞれ適
当なアミン[即ちNH3、−HN(H)(R2)又は−
HN(R2)(R2)]と、メタノ−ル中加圧下約10
0℃で反応さっせることによってそれぞれ6−アミノ又
は2,6−ジアミノ最終生成物に転換することが出来る
であろう。同様にXがORである場合、対応する6−ク
ロロプリン部分は、酸(HCl/HOH)と反応されて
対応する6−OH類似体を得るか、または塩基性条件下
でアルコ−ルと反応されて、対応する6−OR類似体を
得る。同じようにX’は−OCH3、OCH2CH2O
CH3、O−ベンジル、O−C(O)フェニル又は−O
−C(O)メチル等の基を用いて保護されたOH基であ
り得、その場合にはそのような部分には、所望の6−O
H部分に転換されるであろう。同様にXがアミンである
べき化合物ではこれに転換できる前駆体はアミド(即ち
NHC(O)フェニル)、アミン(例えば
【化15】 )又は−N(C(O)フェニル)2であり、そのような
部分は標準の手順によって所望のアミンに転換出来る。 同様に6−クロロプリン出発物質は、標準手順を用いて
メチルメルカプタンで処理することによって所望の−S
CH3部分に転換出来る。これらの反応はそしてそのよ
うな反応を適正に順序立てることは、当業者に良く理解
され実施されている原則にすべて従い、全ての使用する
段階はこの分野で良く知られ、そして他の因子例えば適
当な出発物質の容易な入手性、反応体及び生じるべき化
合物の容量、能力は全て任意の適当な反応経路を選択す
る為に当業者によって理解されることである。前記の全
般的な反応経路はさらに次の種々のQの部分に向けられ
た反応経路によって説明される。 サブ化学式
【化16】 [式中X、Y、Z、Z1、Z2、Z3及びQ2そして存
在することもあり得る二重結合であるシクロペンチル部
分の2’,3’−点線は前に定義した通りである]の化
合物を製造することが望まれる場合には、次の反応経路
が認められる。 反応経路B
【化17】 式中X’、Y’、A、Z、Z1、Z2そして点線は前に
定義した通りである。この反応の(a)において5’O
H部分は、溶媒としてCH2Cl2を使用してピリジン
中でトリフリックアンハイドライド(Tf2O)(即ち
F3CS(O)2OS(O)2CF3)で処理すること
によってそのトリフレ−トに転換され、生じるトリフレ
−トは適当にA,A−ジ−置換ホスホン酸誘導体のジエ
チルエステルのリチオ誘導体(例えばLiCF2P(O
)(OEt)2)と反応させられ、式(9)の化合物を
製造する。式(9)の生成物はTMSBrで脱エステル
化され、プリン塩基のX’,Y’前駆体置換基は必要な
らば修正されて所望のX,Y置換基を有する所望の化合
物を造る。勿論望まれるならば脱エステル化はプリン塩
基への修正が実施された後に行なわれ得る。 式
【化18】 の化合物を製造する為に[式中X、Y、Z、Z1、Z2
、Z3及びQ1置換基は前に定義した通りである。]次
の反応経路が使用される。 反応経路C
【化19】 式中Mはアルカリ金属好ましくはNa又はLiであり、
X’、Y’、X、Y、A、R’、Z、Z1、Z2及びZ
3は前に定義したとおりである。前記反応は約20℃で
不活性雰囲気(アルゴン)下で無水溶媒(例えばジクロ
ロメタン)中でピリジニウムクロロクロメ−トを用いて
5’OH官能基を対応するアルデヒドへ酸化することを
ともなう。生じる生成物(11)は約20℃で無水テト
ラヒドロフラン中でA−置換メチルジホスホネ−トのア
ルカリ金属塩、好ましくはナトリウム塩(例えばテトラ
エチルメチレンじホスホネ−トのナトリウム塩)と反応
させられ、続いて水性塩化アンモニウムで停止させ、化
合物(12)を生成し、これを次にプリン塩基のX’,
Y’−置換基の通常の修正にかけ、そしてホスホネ−ト
エステルをTMSBrで脱エステル化する。式
【化20】 の化合物を製造する為には、[式中X、Y、Z、Z1、
Z2、Z3及びQ3は前に定義した通りである。]次の
一連の反応をそれらの製造に使用できる。 反応経路D
【化21】 式中X’、Y’、Z、Z1、Z2、Z3、X、Y及びR
’は前に定義した通りである。前の反応を実施するにあ
たり、中間体(14)はまず不活性雰囲気(アルゴン下
)で約20℃で無水テトラヒドロフロン中でNaH又は
KHによってそのアルコキシドにまず活性化され、これ
はテトラヒドロフラン又はジメトキシエタン中で触媒1
8−クラウン−6の存在下で−15℃〜0℃でトリフレ
−ト[ジエチル−(トリフルオロメチルスルホニルメタ
ン)ホスホネ−ト]又は対応するトシレ−ト(即ちTo
sOCH2P(O)(OEt)2)又はTfOCH2P
(O)(OEt)2と反応される。これらの反応に続い
てピリミジン及びプリンへの脱エステル化及び修正が実
施される。勿論ヌクレオチドの技術からは式Iの化合物
がまた、プリン及びピリミジン塩基をR1Q部分がすで
に結合しているシクロペンテン誘導体と反応させること
によって製造出来ることが明らかである。しかし、その
ような手順は一般に、X、Y、Z及びQ部分の特定の定
義、そして適当な出発物質、反応体の入手容易性、及び
製造される化合物の容量能力等の他の因子にももちろん
依存して、特殊な状況のみで行なわれ、これらの因子の
全ては当業者に知られ認められることである。 サブセネリックな式
【化22】 を有する本発明の化合物を製造する為には[式中X、Y
、及びQは前に定義したとおりであり、Z又はZ2の一
つはF又はOHであり、他方はHであるか又はZ1とZ
2の両方がFである]次の反応経路が使用できる。 反応経路E
【化23】 式中R’1はP(O)(OC1−6アルキル)であり、
X’、Y’、X、Y及びQは前に定義した通りである。 前の反応でエポキシド(18)の形成は、好ましくはマ
グネシウムモノパ−オキシフタレ−ト(MMPP)を用
いて実施され、そしてこのエポキシドは活性化プリン(
19)と100℃〜140℃でジメチルホルムアミノの
存在下で縮合されて化合物(20)を製造し、これはD
ASTで処理されたとき対応する3’−フルオロ類似体
(21)を形成し、これは次にX’及びY’に対する必
要な修正にかけられ、そして詳細に前に記載したように
TMSBrで脱エステル化され、化合物(22)を生じ
る。化合物(20)はまたプリン部分の修正にかけられ
、そして脱エステル化にかけられて化合物(23)を生
じる。別の方法として化合物(20)は酸化され、生じ
るその場の中間体をDASTで処理し、3’,3’−ジ
フルオロ類似体(24)を形成し、これをプリンの修正
及び脱エステル化にかけ化合物(25)を生じる。 サブゼネリックな式
【化24】 を有する本発明の化合物を造る為には[式中X、Y及び
R1は前に定義した通りであり、Q4はCH2OCH2
−又は
【化25】 であり、ここでAは前に定義した通りである。(即ちR
1Q4は−CH2OCH2P(O)(OR’)2又は

化26】 である)である。]次の反応経路の工程が用いられる。 反応経路F
【化27】 式中X’、Y’、R’1Q4は前に定義したとおりであ
り、R’1Q2は
【化28】 であり、R’1Q3は(EtO)2(O)PCH2OC
H2でありφはフェニルである。この方法は4−カルボ
キシシクロペンテン(27)のエチルエステルを水素化
リチウムアルミニウム(LAH)で還元し、対応するヒ
ドロキシメチル類似体(28)を生じることによって開
始される。(28)をホルムアルデヒド、好ましくはパ
ラホルムアルデヒドでHClの存在下で処理し、続いて
生じる生成物をホスファイトのエステル[好ましくはP
(OEt)3]で処理する一連の処理によって式(II
)の化合物を生じる。別の方法として化合物(28)は
、ピリジンの存在化でトリフリックアンハイドライドと
の反応で活性化され、生じる化合物(31)は適当にA
,A−ジ−置換されたホスホン酸のジエチルエステルの
リチオ誘導体、即ちLi−C(A)(A)P(O)(O
Et)2例えばジフルオロメチルホスホン酸のジエチル
エステルのリチオ誘導体[即ちLi−CF2P(O)(
OEt)2]と反応させられて化合物(32)を造る。 化合物(29)と(32)の製造に続いてこれらは約2
0℃でアルゴン下で無水ジクロロメタン中でフェニルセ
レニルクロライド(φSeCl)で処理され、中間体(
30)と(33)を生じ、これらはアルゴン下で約20
℃でニトロメタン中で炭酸カルシウムとテトラフルオロ
ホウ酸銀(AgBF4)の存在下で6−X’,2−Y’
−プリンと縮合されて化合物(34)を生じる。フェニ
ルセレニル部分(Seφ)はアゾイスブチロニトリル(
AIBN)の存在下で水素化トリブチル錫(Bu3Sn
H)との反応で除去され、化合物(26)を生じ、これ
は次に脱エステル化され、前に記載したようにプリン及
びピリミジン置換基に対する所望の修飾が実施されて化
合物
【化28】を生じる。 サブゼネリックな式
【化29】 を有する本発明の化合物を製造するためには[式中X、
Y、Q4及びR1は前に定義したとおりである。]次の
反応経路に説明する方法が用いられる。 反応経路G
【化30】 式中R’1及びQ4は前に定義した通りである。化合物
(37)はメタクロロ過安息香酸(MCPBA)又は好
ましくは安全の観点からはマグヌシウムモノパ−オキシ
フタレ−ト(MMPP)によるエポシキド酸化による形
成に続いてナトリウムセレニルフェニレ−トとの反応に
よってエポキシオド(38)を開き、続いて約−78℃
から+20℃の温度でCH2Cl2中でオゾンで処理し
、所望の化合物(39)の立体異性形を造ることによっ
てそれらのそれぞれのアリルアルコ−ルに転換出来る。 より少ない所望のアリルアルコ−ル(39)の所望の立
体異性形を得る確実性しかないが、化合物(37)は1
O2酸素を用いて一段階酸化にかけることができる。い
ったん得られたら化合物(39)は、X’、Y’、W’
、V’プリン及びピリミジン塩基化合物と前に述べたミ
ツノブ又はトリフリックアンハイドライドシリ−ズの反
応の何れかを用いて縮合でき、続いてプリン及びピリミ
ジン塩基のX、Y、W及びV置換基を修正する為の上記
の反応を行なうことができる。式(36)の化合物はま
た、化合物(23)のアルコ−ルをメシレ−ト(ピリジ
ンの存在下で塩化メシルとの反応による)又はトリフレ
−ト(トリフリックアンハイドラリドおよびピリジンと
CH2Cl2中での反応による)に転換することによっ
て都合良く製造でき、続いて塩基の存在下で除去反応を
行なう(好ましくはDBU又はカリウムt−ブトキシド
)。 サブゼネリックな式
【化31】 を有する本発明の化合物を製造する為には[式中X及び
Yは前に定義したとおりであり、Z4はN3又はFであ
る]次の反応経路に従う方法が使用される。 反応経路H
【化32】
【化33】 式中X’、Y’、X、Y、R’1Q4、R’1Q2及び
R’1Q3は前に定義した通りであり、Bnはベンジル
を表わし、
【化34】 はt−ブチルジメチルシリルを表わす。反応経路はジメ
チル−t−ブチルシリルクロライドとの反応により、化
合物(41)の第一級のアルコ−ルの選択的保護によっ
て開始され、化合物(42)を生じ、これはピリジンの
存在下に於けるトリフリックアンハイドライドでの一連
の処理によって、そして次に硝酸ナトリウム(NaNO
2)での化合物(43)の処理によってアルコ−ルを転
移させ、これは次に臭化ベンジル(φCH2Br)との
反応によってベンジル保護基で保護され、化合物(45
)を生じる。化合物(45)の製造に続いてt−ブチル
ジメチルシリル保護基はテトラヒドロフラン中のテトラ
ブチルアンモニウムフルオロライドでの処理によって除
去され、反応経路Fにおけるように、そのように脱保護
された化合物(45)の類似体は、選択的に(a)Tf
2O/ピリジンでの処理、そして続いてLiC(A)(
A)P(O)(EtO)2で処理して、化合物(46)
を造るか、または(b)HCHO/HClで処理し、続
いてP(OEt)3で処理し、化合物(47)を造る。 ここでも類似的に反応経路Fで記載したように化合物(
46)と(47)は順次フェニルセレニルクロライドと
反応させ、続いて生成物がX’、Y’−プリン塩基と縮
合されて化合物(48)を造る。化合物(48)を水素
化トリブチル錫でAIBNの存在下で前に記載したよう
に処理すると、フェニルセレニル(Seφ)部分を除去
する。生じる生成物を炭素上パラジウムの存在下で水素
で、又は好ましくは三塩化ホウ素でのいずれかで加水分
解するとベンジル保護基を除去し、化合物(49)を生
じる。ここでも類実的に前に記載したように化合物(4
9)をピリジンの存在下でTf2Oで処理し、次にナト
リウムアジドで処理すると化合物(51)のアジドを生
じる。化合物(50)及び(51)の製造に続いて化合
物はTMSBrでエステル化され、続いてプリン塩基の
X、Y−置換基及びピリミジン塩基のW、V−置換基に
対する所望の修正が行なわれる。勿論アルキルエステル
を有しているプリン塩基を修正することが望まれる場合
には、この修正はTMSBrの脱エステル化なしに実施
されることができる。次の実施例は本発明の化合物の製
造を説明する。
【実施例】
実施例1 [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)
シクロペンチル]−1,1−ジフルオロエチル]ホスホ
ン酸の製造段階A:3−シクロペンテニルメタノ−ルの
合成400mlの無水エ−テル中に溶解された0.78
mol(109.45g)の3−シクロペンテニルカル
ボン酸エチルエステルを500mlの無水エ−テル中の
24gの水素化リチウムアルミニウム(0.7mmol
)の攪拌懸濁液に滴下した。反応混合物を20℃で3時
間攪拌し、24mlの水、24mlの15%の水酸化ナ
トリウム水溶液及び24mlの水3回を注意深く添加す
ることによって加水分解した。白色の沈殿が瀘過で捨て
られ、瀘液を塩水で2回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾
燥し、瀘過し、蒸発させ、67.5gの期待される生成
物3−シクロペンテニルメタノ−ル(88%収率)を与
え、これを次の段階に更に精製することなく使用した。 段階B:トリフルオロメチルスルホンニロキシ−3−シ
クロペンテニルメタンの合成 20mLのトリフリックアンハイドライド(120mm
ol)を45mlの無水ジクロロタン中に溶解した11
mlのピリジンの攪拌溶液に−10℃でアルゴン下で滴
下した。白色懸濁液を−10℃で30分攪拌し、−20
℃に冷却し、20mlのジクロロメタン中に溶解した6
gの3−シクロペンテニルメタノ−ルをゆっくりと反応
混合物に加え、これを0℃で4時間攪拌し、冷たい水で
加水分解した。有機層を急速に冷たい飽和塩化アンモニ
ウム水溶液及び塩水で3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、瀘過し、蒸発させ、13.07gの薄茶色の油
を与え、これを次の段階に更に精製することなく使用し
た。 段階C:2−[3−シクロペンテン−1−イル]−1,
1−ジフルオロエチルホスホン酸ジエチルエステルの合
成60mlのテトラフラン中に溶解した100mmol
(18.8g)のジフルオロメチルホスホン酸ジエチル
エステルを60mlの無水テトラヒドロフラン中のリチ
ウムジイソプロピルアミド(100mmol)の攪拌溶
液に−78℃でアルゴン下でゆっくりと加えた。反応混
合物を−78℃で35分間攪拌し、5mmol(13.
07g)の60mlのテトラヒロドロフラン中に溶解し
たトリフルオロスルホニル−3−シクロペンテニルメタ
ンを−78℃でゆっくりと加えた。6時間−78℃でそ
して2時間20℃においた後、反応混合物を飽和塩化ア
ンモニウム水溶液50mlの添加で停止させ、減圧下で
蒸発させた。残留物を300mlの酢酸エチル中に溶解
し、水及び塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
瀘過し、蒸発させ、溶離剤として石油エ−テルと増加す
る量の酢酸エチルを用いてシリカゲル上でフラッシュク
ロマトグラフィ−で精製し、7.9gの期待される生成
物2−[3−シクロペンテン−1−イル]−1,1−ジ
フルオロエチルホスホン酸ジエチルエステル(52%収
率)を得た。 段階D:[2−[3−(6−クロロ−9H−プリン−9
−イル)−4−フェニルセレニルシクロペンチル]−1
,1−ジフルオロエチル]ホスホン酸ジエチルエステル
の合成 3.56g(18.7mmol)のフェニルセレニルク
ロライドを30mlの無水ジクロロメタン中の5g(1
8.7mmol)の2−[3−シクロペンテニル]−1
,1−ジフルオロエチルホスホン酸ジエチルエステルの
攪拌溶液に20℃でアルゴン下で滴下した。 20℃で6時間後反応混合物を減圧下で蒸発させ、残留
物を30mlのニトロメタン中に溶解し、順次19mm
ol(2.94g)の6−クロロプリン、1.8gの炭
酸カルシウム及び4gの四弗化ホウ酸銀で20℃でアル
ゴン下で処理した。20℃48時間後、オレンジ−緑色
の懸濁液が減圧下で蒸発させられ、溶離剤としてクロロ
ホルムと増加量のメタノ−ルを用いてシリカゲル上のフ
ラッシュクロマトグラフィ−で直接精製し、3.17g
の期待される生成物[2−[3−(6−クロロ−9H−
プリン−9−イル)−4−フェニルセレニルシクロペン
チル]−1,1−ジフルオロエチル]ホスホン酸ジエチ
ルエステルを得た(30%収率)。 段階E:[2−[3−(6−クロロ−9H−プリン−9
−イル)シクロペンチル]−1,1−ジフルオロエチル
]ホスホン酸ジエチルエステルの合成 2.64mlの水素化トリブチル錫(9.8mmol)
を30mlのトルエン中に溶解された[2−[3−(6
−クロロ−9H−プリン−9−イル)−4−フェニルセ
レニルシクロペンチル]−1,1−ジフルオロエチル]
ホスホン酸ジエチルエステル(2.83g、4.9mm
ol)及び160mgのアゾイソブチロニトリル(AI
BN)の攪拌溶液に加えた。反応混合物を75〜80℃
で5時間、そして20℃で20時間攪拌し、減圧下で蒸
発させ、直接シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフ
ィ−で精製し、1.26g(3mmol)の[2−[3
−(6−クロロ−9H−プリン−9−イル)−シクロペ
ンチル]−1,1−ジフルオロエチル]ホスホン酸ジエ
チルエステルを得た。 段階F:[2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9
−イル)シクロペンチル]−1,1−ジフルオロエチル
]ホスホン酸の合成1.6ml(12mmol)のトリ
メチルシリルブロマイドを20mlの無水ジクロロメタ
ン中に溶解された1.25gの[2−[3−(6−クロ
ロ−9H−プリン−9−イル)シクロペンチル]−1,
1−ジフルオロエチル]ホスホン酸ジエチルエステルの
攪拌溶液に20℃でアルゴン下で加えた。薄い茶色の溶
液を減圧で蒸発し、残留物を無水アセトニトリル中に溶
解し、オレンジ色の固体が0.25mlの水の添加で沈
殿した。固体を瀘過で集め、80mlのアンモニア飽和
メタノ−ル中にスチ−ル製のシリンダ−中で懸濁し、こ
れを100℃で20時間加熱した。反応混合物を20℃
に冷却し、白い色の固体を瀘過で集めた。表題化合物[
2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)シ
クロペンチル]−1,1−ジフルオロエチル]ホスホン
酸がメタノ−ルからの再結晶の後得られた(430mg
)。 実施例2 {[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)シク
ロペンチル]−メトキシメチル}ホスホン酸の製造 段階A:3([(シクロペンテン−1−イル)メトキシ
メチル]ホスホン酸ジエチルエステルの合成 塩化水素酸ガスを激しく100mlの無水ジクロロメタ
ン中の10gの3−シクロペンテニルメタノ−ル及び3
gのパラフォルムアルデヒドの溶液に0℃で10分間通
じて泡立てた。穏やかな塩化水素酸の泡立ちが0℃で4
時間続けられ過剰の塩化水素酸を窒素を泡立てることに
よって除去し、そして生じる溶液を減圧下で蒸発させ、
13gの油を与え、これを15.3mlのトリエチルホ
スファイトに加えた。生じる混合物を70℃で20時間
攪拌し、粗生成物(21g)を次にシリカゲル上で石油
エ−テルと酢酸エチルの増加量を溶離液として使用して
フラッシュクロマトグラフィ−で直接精製し、14.5
6gの期待される生成物 3([(シクロペンテン−1
−イル)メトキシメチル]ホスホン酸ジエチルエステル
(61%収率)を得た。 段階B:{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−イ
ル)−4−フェニルセレニルシクロペンチル]メトキシ
メチル}ホスホン酸ジエチルエステルの合成 2.6gの{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−
イル)−4−フェニルセレニルシクロペンチル]メトキ
シメチル}ホスホン酸ジエチルエステが実施例1段階D
に記載された方法に従って5gの3−[(シクロペンテ
ン−1−イル)メトキシメチル]ホスホン酸ジエチルエ
ステル、3.9gのフェニルセレニルクロライド、4.
3gの四弗化ホウ酸銀、4.6gの6−クロロプリン及
び2gの炭酸カルシウムから製造された。 段階C:{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−イ
ル)−シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン酸ジ
エチルエステルの合成 実施例1段階Dに記載の方法にしたがって、2.32g
の{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−イル)−
4−フェニルセレニルシクロペンチル]メトキシメチル
}ホスホン酸ジエチルエステル、2.32mlの水素化
トリブチル錫、及び120mgのAIBNから1.4g
の{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−イル)−
シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン酸ジエチル
エステルが造られた。 段階D:  {[3−(6−アミノ−9H−プリン−9
−イル)−シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン
酸の合成{[3−(6−クロロ−9H−プリン−9−イ
ル)−シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン酸ジ
エチルエステルから実施例1段階Fに記載の方法にした
がって600mgの最終生成物{[3−(6−アミノ−
9H−プリン−9−イル)−シクロペンチル]メトキシ
メチル}ホスホン酸が2段階で得られた。 実施例3 {2−[4−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オ
キソ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン
−1−イル]エチル}ホスホン酸の製造 段階A:  [(3−シクロペンテン−1−イル)エチ
ル]ホスホン酸ジエチルエステルの合成 100mモルのn−ブチルリチウム(ヘキサン中の1.
65N溶液60ml)を60リットルのテトラヒドロフ
ラン中に溶解した100mモル(15.2g)のメチル
ホスホン酸ジエチルエステルの攪拌溶液に−78℃でア
ルゴン下で加えた。−78℃で1時間攪拌後、75ml
のテトラヒドロフラン中に溶解した75mモルの[(ト
リフルオロメチルスルホニロキシ)−シクロペンテン−
4−イル]メタン(17.2g)を反応混合物に滴下し
、これを−78℃で1時間、そして−40℃で2時間攪
拌し、0℃で100mlの飽和塩化アンモニウム水溶液
の添加で停止させた。粗混合物を減圧下に蒸発させ、残
留物を350mlの酢酸エチル中に懸濁し、水及び塩水
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、瀘過し、蒸発さ
せ、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ−で
精製し、45mモル(10.44g)の[(3−シクロ
ペンテン−1−イル)エチル]ホスホン酸ジエチルエス
テルを得た。段階B:  [(2−シクロペント[b]
オキシラン−4−イル)エチル]ホスホン酸ジエチルエ
ステルの合成 40mlの水中に溶解した20mモル(9.88g)の
マグネシウムモノパ−オキシフタレ−トを30mlのイ
ソプロパノ−ル中の[(3−シクロペンテン−1−イル
)エチル]ホスホン酸ジエチルエステル(30mモル,
6.96g)の攪拌溶液に20℃で滴下した。反応混合
物を20℃で5時間攪拌し、20mlの水性飽和チオサ
ルフェ−ト溶液で処理した。粗混合物を蒸発させ、10
0mlの酢酸エチルで3回抽出した。有機層を集め、重
炭酸塩及び塩水で2度洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥
し、瀘過し、蒸発させ、シリカゲル上でのフラッシュク
ロマトグラフィ−で精製し、20mモルの期待される生
成物、[(2−シクロペント[b]オキシラン−4−イ
ル)エチル]ホスホン酸ジエチルエステル(66%収率
)並びに5mモルの他の異性体を得た。 段階C:  [2−(4−ヒドロキシ−2−シクロペン
テン−1−イル)エチル]ホスホン酸ジエチルエステル
の合成0.86gの水素化ホウ素ナトリウムを30ml
のエタノ−ル中のジフェニルジセレナイド(2.8g,
 9mモル)の攪拌溶液に加えた。20℃1時間攪拌後
、[(2−シクロペント[b]オキシラン−4−イル)
エチル]ホスホン酸ジエチルエステル(15mモル, 
3.72g)を反応混合物に加え、反応混合物を20℃
で20時間攪拌し、アセトン(2ml)及び酢酸(1m
l)で停止させ、減圧下で蒸発させ、粗製の黄色の油を
与え、これを酢酸エチル(150ml)中に溶解し、重
炭酸塩と塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、瀘
過し、蒸発させ、6.05gの粗製の油を得た。この油
を25mlの無水ジクロロメタン中に−78℃で溶解し
、青色が現われるまで溶液中にオゾンを泡立てることに
よって酸化した。次に窒素を溶液に通じて泡立て、1.
2mlのトリエチルアミンを−78℃で加えた。反応混
合物をゆっくりと20℃に加熱し、3時間攪拌し、減圧
下で蒸発させ、溶離液として酢酸エチルを用いるシリカ
ゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ−で直接精製し
、2.65g(10mモル)の[2−(4−ヒドロキシ
−2−シクロペンテン−1−イル)エチル]ホスホン酸
ジエチルエステル(66%収率)を得た。 段階D:  [2−[4−(2−アミノ−6−クロロ−
9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1−
イル]エチル]ホスホン酸ジエチルエステルの合成 3.5mlのトリフリックアンハイドライド(20mモ
ル)を8mlの無水ジクロロメタン中の1.85mlの
ピリジンの攪拌溶液に−10℃でアルゴン下で滴下した
。30分後、10mlのジクロロメタン中に溶解した2
.65g(10mモル)の[2−(4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテン−1−イル)エチル]ホスホン酸ジエ
チルエステルを反応混合物に−20℃でアルゴン下で加
えた。−20℃で3時間後反応混合物を冷たいジクロロ
メタンで希釈し、氷水、冷たい飽和塩化アンモニウム及
び塩水で急速に洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、瀘
過し、蒸発させ、4.1gの粗製トリフレ−トを得、こ
れを5mlのジメチルホルムアミド中に溶解し、25m
lのジメチルホルムアミド中の10mモル(1.69g
)の2−アミノ−6−クロロプリン及び11mモルの炭
酸カリウムの攪拌懸濁液に0℃でアルゴン下で加えた。 反応混合物を20℃で20時間攪拌し、減圧下で蒸発さ
せ、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ−で
直接精製し、6mモル(2.4g)の[2−[4−(2
−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)−2
−シクロペンテン−1−イル]エチル]ホスホン酸ジエ
チルエステル(60%収率)を得た。 段階E:  {2−[4−(2−アミノ−1,6−ジヒ
ドロ−6−オキソ−9H−プリン−9−イル)−2−シ
クロペンテン−1−イル]エチル}ホスホン酸の合成 22mモル(3.0ml)のトリメチルシリルブロマイ
ドを25mlの無水ジクロロメタン中の[2−[4−(
2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)−
2−シクロペンテン−1−イル]エチル]ホスホン酸ジ
エチルエステル(2.4g, 6mモル)の攪拌溶液に
20℃でアルゴン下で加えた。反応混合物を20℃で3
0分攪拌し、蒸発乾固した。残留物をアセトニトリル中
に溶解し、薄いオレンジ色の固体を水の添加で沈殿させ
た。固体を瀘過で集め20mlの1N HClと5ml
のテトラヒドロフラン中に溶解し、90〜95℃で18
時間加熱した。白色の沈殿が反応混合物を0℃に冷却し
たときに形成し、最終化合物{2−[4−(2−アミノ
−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−9H−プリン−9−
イル)−2−シクロペンテン−1−イル]エチル}ホス
ホン酸が水からの再結晶の後に単離された(0.81g
, 2.15mモル)。 実施例4 [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)
−4−ヒドロキシシクロペンチル]エチル]ホスホン酸
の製造段階A:  (ヨ−ドメチル)−3−シクロペン
テンの合成200mモル(27.8ml)のトリエチル
アミン及び2mモルDMAP(0.24g)を200m
lの無水ジクロロメタン中の19.6gの3−シクロペ
ンテニルメタノ−ル(実施例1段階Aに記載の通り製造
)の溶液に20℃でアルゴン下で加えた。反応混合物を
−10℃に冷却し、200mlの無水ジクロロメタン中
のp−トルエンスルホニルクロライド(38.1g, 
200mモル)の溶液を滴加した。白色の沈殿が急速に
形成され、反応混合物を20℃で20時間攪拌し、瀘過
し、減圧下で濃縮させ、残留物をシリカゲル上でのフラ
ッシュクロマトグラフィ−(溶離液として9:1の石油
エ−テルとエ−テル)で精製し、39.63gの純粋な
中間体を与え、これを35gのヨウ化ナトリウムを含有
している200mlのアセトンに溶解した。混合物を還
流温度で6時間加熱し、20℃に冷却し、瀘過して注意
深く冷却した。残留物を溶離液として石油エ−テルを用
いるシリカゲル上での急速瀘過で精製し、蒸留し(75
℃/15mmHg)、33gの期待される生成物を得た
。 段階B:  2−[3−シクロペンテン−1−イル]エ
チルホスホン酸ジイソプロピルエステルの合成 65.6ml(100mモル)のn−ブチルリチウム(
ヘキサン中の1.54M溶液)を100mlの無水テト
ラヒドロフラン中のジイソプロピルメタンホスホネ−ト
(18g, 100mモル)の攪拌溶液に−78℃アル
ゴン下でゆっくりと加えた。反応混合物を0℃で20分
間攪拌し(ヨ−ドメチル)−3−シクロペンテン(20
.8g, 100mモル)を滴下した。反応混合物を0
℃で20時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液で停
止させ、減圧下で蒸発させた。残留物をエ−テルで抽出
し、有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し
、濃縮して、シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラ
フィ−(溶離液酢酸エチル)で精製し、10.9gの期
待される生成物を得た。 段階C:  [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン
−9−イル)−4−ヒドロキシシクロペンチル]エチル
]ホスホン酸ジイソプロピルエステル 45mlの水中のマグネシウムモノパ−フタレ−ト(8
.72g, 15mモル)を30mlのイソプロパノ−
ル中の2−[3−シクロペンテン−1−イル]エチルホ
スホン酸ジイソプロピルエステル(6.5g, 25m
モル)の溶液に20℃で滴下した。反応混合物を6時間
攪拌し、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液(50ml)で
停止させ、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(3
 x 30ml)で抽出した。有機層を重炭酸塩で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、シ
リカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ−で、クロ
ロホルム/メタノ−ル(9/1)を用いて精製し、5.
45gの期待されるエポキシド中間体を薄黄色の油とし
て得た。 この油を10mlのジメチルホルムアミド中に溶解し、
アデニンのナトリウム塩の攪拌溶液に加え(20℃で3
0分間ジメチルホルムアミド中の2.23gのアデニン
と1当量の水素化ナトリウムを反応させて製造)、反応
混合物を140℃で24時間攪拌した。ジメチルホルム
アミドを次に減圧下で蒸発させ、残留物をシリカゲル上
でのフラッシュクロマトグラフィ−でクロロホルム/メ
タノ−ル(9/1)を溶離液として用いて精製し、3.
18gの期待される生成物を得た。 段階D:  [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン
−9−イル)−4−ヒドロキシシクロペンチル]エチル
]ホスホン酸の合成[2−[3−(6−アミノ−9H−
プリン−9−イル)−4−ヒドロキシシクロペンチル]
エチル]ホスホン酸ジイソプロピルエステル(2.34
g, 5.7mモル)を10mlのアセトニトリル中に
溶解し、アルゴン下で20℃で3ml(23mモル)の
トリメチルシリルブロマイドで処理した。反応混合物を
20℃で20時間攪拌し、減圧下で濃縮した。残留物を
10mlのアセトニトリル中に再溶解し、0.45ml
の水の添加で停止させ、蒸発させて白色の固体を与え、
これを熱い水から再結晶し、1.25gの表題化合物を
得た。 実施例5 [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)
−4−フルオロシクロペンチル]エチル]ホスホン酸の
製造 段階A:  [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン
−9−イル)−4−フルオロシクロペンチル]エチル]
ホスホン酸ジイソプロピルエステルの合成 ジエチルアミノ硫黄トリフルオライド(DAST,6m
モル, 0.75ml)を10mlの無水ジクロロメタ
ン中の[2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−
イル)−4−ヒドロキシシクロペンチル]エチル]ホス
ホン酸ジイソプロピルエステル(4mモル, 1.64
g)の攪拌溶液に20℃でアルゴン下で滴下した。反応
混合物を20℃20時間攪拌し、−15℃に冷却し、注
意深く3mlのメタノ−ルで停止させた。粗混合物を減
圧下で蒸発させ、残留物をシリカゲル上でのフラッシュ
クロマトグラフィ−で、クロロホルム/メタノ−ル(9
5/5)を溶離液として用いて直接精製し、1.05g
の期待される生成物を得た。 段階B:  [2−[3−(6−アミノ−9H−プリン
−9−イル)−4−フルオロシクロペンチル]エチル]
ホスホン酸の合成表題化合物は実施例4段階Dに記載し
た方法によって対応するジイソプロピルエステル(段階
Aに記載)から得られた。 実施例6 {[3−(6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−
9−イル)シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン
酸の製造12mモル(1.6ml)のトリメチルシリル
ブロマイドを、20mlの無水ジクロロメタン中に溶解
した1.35gの{[3−(6−クロロ−9H−プリン
−9−イル)シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホ
ン酸ジエチルエステル(実施例2段階Cに記載の様に製
造)の攪拌溶液に20℃でアルゴン下で加えた。黄色の
溶液を減圧下で蒸発させ、残留物を無水アセトニトリル
中に溶解し、薄黄色の固体を0.25mlの水の添加に
よって沈殿させた。固体を瀘過で集め、5gのシクロプ
ロピルアミンを含有する80mlのメタノ−ル中にスチ
−ル製のシリンダ−中で懸濁させシリンダ−を100℃
で20時間加熱した。反応混合物を20℃に冷却し、白
色の固体を瀘過で集めた。期待される最終化合物{[3
−(6−シクロプロピルアミノ−9H−プリン−9−イ
ル)シクロペンチル]メトキシメチル}ホスホン酸が熱
いメタノ−ルからの2回の再結晶の後に純粋な形態で得
られた(380mg)。 実施例7 {[4−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オキソ
−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン−1
−イル]メトキシメチル}ホスホン酸の製造 段階A:  {[4−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ
−6−オキソ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロ
ペンテン−1−イル]メトキシメチル}ホスホン酸ジエ
チルエステルの合成10mモルのカルボビル(carb
ovir)(2.5g)を35mlの無水ジメチルスル
ホキシド中の水素化ナトリウム(30mモル, 1.2
g, 油中の60%, 無水ヘキサンで3回洗浄)の攪
拌懸濁液に少量づつ20℃でアルゴン下で加えた。反応
混合物を20℃で30分攪拌し、20mlのジメチルス
ルホキシド中に溶解した20mモル(5.30g)のジ
エチル(トリフルオロメチルスルホニロキシメタン)ホ
スホネ−トをゆっくりと混合物に加え、混合物を20℃
で20時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶液で停止
させ、減圧下で蒸発乾固した。残留物を水中の0.1N
 HCl溶液100mlに懸濁した。 水相を35ml部分のエ−テルで5回洗浄し、木炭上で
攪拌し、瀘過し、蒸発した。残留物を熱い水中に溶解し
、1.59gの期待される生成物{[4−(2−アミノ
−1,6−ジヒドロ−6−オキソ−9H−プリン−9−
イル)−2−シクロペンテン−1−イル]メトキシメチ
ル}ホスホン酸ジエチルエステルが冷却して沈殿するこ
とによって得られた(40%収率)。 段階B:  {[4−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ
−6−オキソ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロ
ペンテン−1−イル]メトキシメチル}ホスホン酸の合
成 18mモル(2.4ml)のトリメチルシリルブロマイ
ドを25mlの無水ジメチルホルムアミド中の1.59
g(4mモル)の{[4−(2−アミノ−1,6−ジヒ
ドロ−6−オキソ−9H−プリン−9−イル)−2−シ
クロペンテン−1−イル]メトキシメチル}ホスホン酸
ジエチルエステルの攪拌溶液に20℃でアルゴン下で加
えた。反応混合物を20℃で36時間攪拌し、蒸発乾固
した。 残留物を30mlのアセトニトリル中に溶解し、最終化
合物が0.5mlの水の添加によって白色固体として得
られた。 熱い水から更に再結晶すると800mgの期待される化
合物{[4−(2−アミノ−1,6−ジヒドロ−6−オ
キソ−9H−プリン−9−イル)−2−シクロペンテン
−1−イル]メトキシメチル}ホスホン酸が得られた。 実施例8 [2−[4−(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プ
リン−9−イル)−3−フルオロ−2−ヒドロキシシク
ロペンチル]エテニル}ホスホン酸の製造 段階A:  (±)(1α,2β,3α,4α)−4−
(2−アミノ−6−クロロ−9H−プリン−9−イル)
−3−フルオロ−2−ヒドロキシシクロペンタンメタノ
−ル−(t−ブチルジメチル)シリルエ−テルの合成 t−ブチルジメチルシリルクロライド(22mモル, 
3.3g)を60mlの無水ジメチルホルムアミド中の
イミダゾ−ル(45mモル, 3.6g)及び(±)(
1α,2β,3α,4α)−4−(2−アミノ−6−ク
ロロ−9H−プリン−9−イル)−3−フルオロ−2−
ヒドロキシシクロペンタンメタノ−ル(20mモル, 
6.02g)の溶液に20℃で加えた。反応混合物を2
時間攪拌し、減圧下で蒸発させ、残留物をシリカゲル上
でのフラッシュクロマトグラフィ−で精製し、5.85
gの期待される生成物を得た(70%収率)。 段階B:  (±)(1α,2β,3α,4α)−4−
(2−アセチルアミノ−6−クロロ−9H−プリン−9
−イル)−3−フルオロ−2−O−アセチルオキシシク
ロペンタンメタノ−ルの合成5.85gの(±)(1α
,2β,3α,4α)−4−(2−アミノ−6−クロロ
−9H−プリン−9−イル)−3−フルオロ−2−ヒド
ロキシシクロペンタンメタノ−ル−(t−ブチルジメチ
ル)シリルエ−テルをピリジン(50ml)中に溶解し
、50mモルの無水酢酸で処理した。反応混合物を60
℃で18時間攪拌し、減圧下で蒸発させた。粗残留物を
シリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ−(溶離
液として酢酸エチルを使用)で精製し、6.8gの期待
される中間体を与え、これを50mlのテトラヒドロフ
ラン中に溶解し、40mモルのテトラブチルアンモニウ
ムフルオライドと攪拌した。25時間後、反応混合物を
蒸発乾固し、残留物をシリカゲル上でのフラッシュクロ
マトグラフィ−で精製し、4.76gの期待される生成
物を得た。 段階C:  [2−[4−(2−アセチルアミノ−6−
クロロ−9H−プリン−9−イル)−3−フルオロ−2
−O−アセチロキシシクロペンチル]−エテニルホスホ
ン酸ジエチルエステルの合成30mlの無水ジクロロメ
タン中の4.76gの(±)(1α,2β,3α,4α
)−4−(2−アセチルアミノ−6−クロロ−9H−プ
リン−9−イル)−3−フルオロ−2−O−アセチロキ
シシクロペンタンメタノ−ルを15mlのジクロロメタ
ン中のピリジニウムクロロクロメ−ト(3.01g, 
15mモル)の懸濁液に20℃でアルゴン下で滴下した
。反応混合物を4時間激しく攪拌し、セライト上で瀘過
し、蒸発させ、フルオロシル上で急速精製し(溶離液と
してジクロロメタンを使用)、3.78gの粗生成物(
蒸発後)を与え、これを15mlの無水テトラヒドロフ
ラン中に溶解し、−15℃でテトラエチルメチレンジホ
スホネ−トのナトリウム塩(25mlのテトラヒドロフ
ラン中で0℃で40分間、20mモルのNaHを20m
モルのテトラエチルメチレンジホスホネ−トと反応させ
ることによって製造)の攪拌溶液に加えた。反応混合物
を20℃で20時間攪拌し、飽和塩化アンモニウム水溶
液で停止させ、減圧下で蒸発させ、シリカゲル上でのフ
ラッシュクロマトグラフィ−で精製し(溶離液としてク
ロロホルム/メタノ−ル:85/15)、3.6gの期
待される生成物を白色固体として得た。 段階D:  [2−[4−(2−アミノ−6−ヒドロキ
シ−9H−プリン−9−イル)−3−フルオロ−2−ヒ
ドロキシシクロペンチル]エテニル]ホスホン酸の合成 20mlの無水アセトニトリル中に溶解した3.6gの
[2−[4−(2−アセチルアミノ−6−クロロ−9H
−プリン−9−イル)−3−フルオロ−2−O−アセチ
ロキシシクロペンチル]−エテニルホスホン酸ジエチル
エステルをアルゴン下で20℃で23mモル(3ml)
のトリメチルシリルブロマイドで処理した。反応混合物
を20℃で20時間攪拌し、減圧下で蒸発させた。粘性
の残留物をアセトニトリル中に溶解し、メタノ−ルと反
応させ、蒸発した。得られた白色固体をメタノ−ル中に
懸濁し、10mgのナトリウムメトキシドと20℃で一
夜反応させた。反応混合物を蒸発し、残留物を1N H
Cl中に溶解し、100℃で20時間加熱した。表題化
合物1.6gが蒸発及びその後2回の水からの再結晶の
後に得られた。本発明の化合物は医学的な治療法に於い
て有用であり、例えば特にB型肝炎、レトロウィルス感
染、特にエイズ(AIDS)、レスピレ−トリ−シンシ
チアルウィルス(respiratory synci
tial viruses)及びヘルペスウィルス、例
えば単純疱疹I及びII、サイトメガロウィルス及び水
痘−帯状疱疹ウィルス感染の治療又は予防に有用である
。本発明に従って治療又は予防され得るレトロウィルス
感染の例は、人のレトロウィルス感染、例えば人の免疫
不全ウィルス(HIV)、HIV−2、及び人T−細胞
リンパ趨向性ウィルス(HLTV)、例えばHLTV−
I又はHLTV−IV感染が含まれる。本発明に従う化
合物は特にエイズ及び関連する臨床症状、例えばエイズ
関連併発症(ARC)、進行性の全身的リンパ腺症(P
GL)、エイズ関連神経病学的症状、例えば多発性硬化
症又は熱帯対不全麻痺、抗−HIV抗体陽性及びHIV
陽性症状、カポジ肉腫、及び血小板減少の紫班病等の治
療又は予防に特に重要である。化合物はまた乾癬の予防
又は治療に有用である。本発明の更に別の面に於いて、
a)本発明に従う化合物の治療上有効量で患者を処置す
ることからなるレトロウィルス感染及びB型肝炎感染の
治療及び予防法;b)上記の感染又は症状の何れかの治
療又は予防の為に本発明の化合物で医薬を製造する用途
、が含まれる。本発明の化合物は上記の感染又は症状の
治療又は予防に他の治療剤と組合わせて使用できる。 このような更に別の治療剤の例には、ウィルス感染又は
関連する症状の治療又は予防に有効な試薬、例えば3’
−アジド−3’−デオキシチミジン(ズィドブディン:
zidovudine)、2’,3’−ジデオキシヌク
レオシド類、例えば2’,3’−ジデオキシシジチン、
2’,3’−ジデオキシアデノシン、及び2’,3’−
ジデオキシイノシン、非環式ヌクレオチド類(例えばア
シクロヴィル)、インタ−フェロン類、例えばα−イン
タ−フェロン、腎臓分泌阻害剤、例えばプロベニシド、
ヌクレオシド輸送阻害剤、例えばジピリダモル、並びに
免疫調製剤例えばインタ−ロイキンII及び顆粒球マク
ロファ−ジコロニ−刺激因子等が含まれる。そのような
組合わせ療法の成分化合物は、別の又は組合わせ処方の
何れかで同時に、又は異なる時間、例えば組合わせ効果
が達成されるように逐次的に投与できる。活性成分とし
てここで述べている本発明の化合物はまた、経口、直腸
、鼻内、局所(ほほ内及び舌下を含む)、膣内及び非経
口(皮下、筋肉内、静脈内及び経皮を含む)を含めた任
意の適当な経路によって治療の為に投与できる。好まし
い経路は症状と投与を受ける人の年齢、感染の性質およ
び選ばれた活性成分に依存して変化する。一般に適当な
適量は1日当り、非投与者体重キログラム当り3.0〜
120mgの範囲であり、好ましくは1日当り、体重k
g当り6〜90mgの範囲であり、最も好ましくは1日
体重kg当たり15〜60mgの範囲である。望ましい
投与は1日にわたって適当な間隔で2、3、4、5、6
又はそれ以上のサブ投与として提供される。3つのサブ
投与は単位投与形、例えば10〜1,500mg、好ま
しくは20〜1,000mg、最も好ましくは50〜7
00mgの活性成分が単位投与形当り含有されているも
のとして投与され得る。理想的には活性成分は、約1〜
75μM、好ましくは2〜50μM、最も好ましくは3
〜30μMの活性化合物のピ−ク血漿中濃度を達成する
ように投与されるべきである。これは例えば活性成分の
0.1〜5%溶液を任意付加的に食塩水中で、又は食塩
水中で静脈内注射することによって又は約1〜100m
g/kgの活性成分を含有している丸薬として経口的に
投与されることによって達成できる。望ましい血液水準
は約0.01〜約5.0mg/kg/時を提供するよう
に連続注入により、又は約0.4〜15mg/kgの活
性成分を含有する間欠的な注入により保たれ得る。投与
されるべき活性成分を単独で投与することは可能である
が、製薬処方として提供するのが好ましい。本発明の処
方は少なくとも上に定義した活性成分を1又はそれ以上
の受け入れられるその担体、及び任意付加的に他の治療
剤と一緒に含んでいる。 各担体は所望の他の成分と適合性であって、患者に有害
ではないという意味で「受け入れられる」ものでなけれ
ばならない。処方剤は経口、直腸内、鼻内、局所(ほほ
内及び舌下を含む)、膣内又は非経口(皮下、筋肉内、
静脈内及び経皮を含む)投与に適したものを含んでいる
。処方は投与単位形で提供されるのが都合が良く、任意
の良く知られた医薬技術で良く知られた方法で造られ得
る。そのような方法には、活性成分を1又はそれ以上の
補助的な成分を構成する担体と組合せる段階を含んでい
る。一般に処方は活性成分を液体担体、又は微粉砕固体
担体又はこれらの両方と緊密にそして均一に一緒にし、
そして必要があれば製品の成形をすることによって造ら
れる。経口投与に適した本発明の処方は、カプセル、カ
シェ−又は錠剤であって、各々あらかじめ決められた量
の活性成分を含有するもの等の別個の単位として提供さ
れるか、粉末又は顆粒として提供されるか、精製又は非
水性の液体中の溶液又は懸濁液として提供されるか、又
は水中の油の液体エマルジョン又は油中水の液体エマエ
ルジョンとして提供される。活性成分はまた、丸薬とし
て、塗り薬として、又はペ−ストとして提供され得る。 錠剤は圧縮又は成形によって任意付加的に1又はそれ以
上の補助的な成分とともに造られ得る。圧縮された錠剤
は適当な機械の中で自由流動形の活性成分、例えば粉末
又は顆粒を任意付加的に結合剤と混合して(例えばポビ
ドン、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス
)、潤滑剤、不活性希釈剤、防腐剤、崩壊剤(例えばナ
トリウムスタ−チグリコレ−ト、架橋ポビドン、架橋ナ
トリウムカルボキシメチルセルロ−ス)、表面活性剤又
は分散剤と混合して圧縮することによって造られる。成
形された錠剤は、粉末化された不活性液体希釈剤で湿潤
化された粉末化化合物の混合物を適当な機械中で成形す
ることによって造られる。錠剤は任意付加的に被膜又は
刻み目を付けることが出来、そして例えば、種々の割合
のヒドロキシメチルセルロ−スを使用してその中の活性
成分の遅いまたは、抑制された放出を提供するように所
望の放出プロフィ−ルを提供するように処方することが
できる。錠剤は任意付加的に腸溶皮被覆を提供されるこ
とが出来、胃以外の内蔵の部分で放出が提供される。こ
れはプリンヌクレオシド誘導体は酸加水分解に感受性で
あるので、特にプリンヌクレオシド誘導体に有利である
。口の中の局所投与に適した処方剤には、通常は蔗糖及
びアラビアゴム又はトラガカントからなる香味を与えた
基剤中の活性成分を含むロゼンジ;ゼラチン及びグリセ
リンなどの不活性基剤、又は蔗糖及びアラビアゴム等の
不活性基剤中の活性成分からなる香を付けた錠剤;及び
適当な液体担体中の活性成分からなるマウスウォッシュ
を含んでいる。直腸内投与のための処方は、例えばココ
アバタ−又はサリチル酸塩などからなる適当な基剤を有
する座薬として提供され得る。膣内投与の為に適した処
方は、活性成分の他に適当であることがこの分野で知ら
れている担体を含有するペッサリ−、タンポン、クリ−
ム、ゲル、ペ−スト、フォ−ム又はスプレ−処方として
提供され得る。非経口投与に適した処方には、水性及び
非水性の等張滅菌注射溶液であって、抗酸化剤、緩衝剤
、静菌剤、及び意図される非投与者の血液と処方物を等
張にする溶質を含むもの;及び懸濁剤及び増粘剤を含ん
でいる水性及び非水性の滅菌懸濁液が含まれる。この処
方は単位投与として又は複数投与の密封容器例えばアン
プル又はバイアル中に提供され、また凍結乾燥で貯蔵で
き、滅菌液体担体例えば注射用水を使用直前に添加する
ことだけが必要である状態のものにされ得る。即座的な
注射溶液及び懸濁液は、前に記載した種類の滅菌粉末、
顆粒及び錠剤から造られ得る。好ましい単位投与処方は
、上に述べた活性成分の1日の適量又は単位、毎日のサ
ブ適量を含有するものであるか、又はその適当な一部分
を含有するものである。治療剤の用途に適した多くの化
合物類がそうであるように、ある種のザブクラス及びあ
る種の特定のゼネリックなクラスのうちのある種の特定
のメンバ−が他のものよりも効果的であることがわかる
であろう。本発明の場合好ましいB部分はプリンである
。好ましいR1−Q部分はCH2OCH2P(O)(O
H)2、CH2CH2P(O)(OH)2及びCH=C
HP(O)(OH)2である。好ましいA部分はH(最
も好ましい)及びFである。好ましいZ部分はH、F又
はN3である。好ましいZ1−Z2部分はH、Fまたは
OHである。好ましいZ3部分はH、F又はOHである
。好ましいX部分はOH、Cl、又はNH2であり、好
ましいY部分はH又はNH2である。好ましいW部分は
NH2又はOHであり、好ましいV部分はH、CH3、
I、Cl、又は−CH=CHBrである。勿論式Iのホ
スホネ−トR基についてHが好ましい。好ましい特定の
化合物は次のR1がP(O)(OH)2の表に示すもの
である。     Q         Z   Z1、Z2  
  Z3    X      Y        W
      V    CH2OCH2   H   
 H、H     H    NH2    H   
     −      −CH2OCH2   N3
   H、H     H    OH     NH
2     −      −CH2OCH2   N
3   H、H     H     −      
−        OH    CH3CH2OCH2
   F    H、H     H     −  
    −        OH    ClCH2O
CH2   H    H、OH   H    OH
     NH2     −      −CH2C
H2     H    H         H  
  NH2    H        −      
−CH2CH2     H    H、OH   H
    NH2    H        −    
  −CH2CH2     H    H、F   
  H    NH2    H        − 
     −CH2CH2     N3   H  
       H    −       −    
    OH    CH3CH2CH2     N
3   H         F    −     
  −        OH    CH3CH2CH
2     H    H*        H   
 −       −        OH    C
H3CH2CH2     H    H、H    
 H    −       −        NH
2   HCH2CH2     H    H*  
      H    OH     NH2    
 −      −CH=CH     H    H
*        H    OH     NH2 
    −      −CH=CH     F  
  H、H     H    NH2    H  
      −      −CH=CH     N
3   H、H     H    OH     N
H2     −      −CH=CH     
H    H、OH   H    NH2    H
        −      −CH=CH    
 H    H、F     H    OH    
 NH2     −      −CH=CH   
  N3   H         H    −  
     −        OH    CH3CH
=CH     H    H*        H 
   −       −        NH2  
 HCH=CH     H    H、H     
F    −       −        OH 
   HCH=CH     H    H、H   
  H    NH2    H        − 
     −CH=CH     H    H   
      OH  OH     NH2     
−      −*=不飽和

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  式 【化1】 の化合物、その互変異性体、光学異性体及び幾何異性体
    及びそれらの混合物及び製薬上受け入れられる塩。〔式
    中Bは式 【化2】 のプリン又はピリミジン部分であり、描かれている波線
    は式1の残っている部分へBの部分を結合した位置を示
    しており、点線は存在することもあり得る二重結合であ
    り、  Xは−OR2、−N(R2)(R2)、Cl、
    −SH又は−SCH3であり、ここでR2はH、C1−
    6アルキル又はC3−6シクロアルキルであり、YはH
    又はNH2であり、WはNH2、OH又は−OC1−3
    アルキルであり、VはH、C1−3アルキル、ハロゲノ
    、−N(R2)(R2)、−SH、−SCH3、−C≡
    CH、−CH=CH2、又は−CH=CHBrであり、
    ZはH、F、又はN3であり、但し点線が二重結合を表
    わすときはZはHであり、Z1、Z2、及びZ3の各々
    はH、F、又はOHであり、但しZ1又はZ2の一つが
    OHであるときは他のものはHであり、さらに条件とし
    て点線が二重結合であるときはZ1はH又はFであり、
    Z2は削除されており、R1−Qは−CH2OCH2P
    (O)(OR)2、−CH2C(A)(A)P(O)(
    OR)2、又は−CH=C(A)P(O)(OR)2で
    あり、AはH、F又はClであり、RはH、又はC1−
    6アルキルである。〕
  2. 【請求項2】  Bがプリン部分
    である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】  Bがピリミジン部分である請求項1に
    記載の化合物。
  4. 【請求項4】  XがOH、Cl又はNH2であり、Y
    がH又はNH2である請求項2に記載の化合物。
  5. 【請求項5】  WはNH2又はOHであり、VはH、
    CH3、I、Cl又は−CH=CHBrである請求項3
    に記載の化合物。
  6. 【請求項6】  Bはプリン部分であり、R1−Qが−
    CH2OCH2P(O)(OH)2であり、XがNH2
    又はOHであり、YはNH2またはHであり、ZはN3
    又はHであり、Z1がHであり、Z2がOH又はHであ
    り、Z3がHである請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】  Bはピリミジン部分であり、R1−Q
    が−CH2OCH2P(O)(OH)2であり、VがC
    H3又はClであり、WがOHであり、ZはN3、H、
    Fであり、Z1、Z2、及びZ3の各々がHである請求
    項1に記載の化合物。
  8. 【請求項8】  Bがプリン部分であり、R1−Qが−
    CH2CH2P(O)(OH)2であり、XがNH2ま
    たはOHでり、YがNH2又はHでり、ZがH又はN3
    であり、Z1、Z2、及びZ3の各々がHである請求項
    1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】  Bがピリミジン部分であり、ここでR
    1−Qが−CH2OCH2P(O)(OH)2であり、
    VがCH3又はHであり、WがOH又はNH2であり、
    ZはN3又はHであり、Z1、Z2、及びZ3の各々が
    Hである請求項1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】  Bがプリン部分であり、R1−Qが
    −CH=CHP(O)(OH)2であり、XがNH2ま
    たはOHでり、YがNH2又はHでり、ZがN3又はH
    であり、Z1及びZ2がHであり、Z3がH又はOHで
    ある請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】  Bがピリミジン部分であり、R1−
    Qが−CH=CHP(O)(OH)2であり、VがCH
    3又はHであり、WはOH又はNH2であり、ZはN3
    又はHであり、Z1とZ2がHであり、Z3がF又はH
    である請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】  化合物が[2−[3−(6−アミノ
    −9H−プリン−9−イル)シクロペンチル]−1,1
    −ジフルオロエチル]ホスホン酸、{[3−(6−アミ
    ノ−9H−プリン−9−イル)シクロペンチル]−メト
    キシメチル}ホスホン酸、{2−[4−(2−アミノ−
    1,6−ジヒドロ−6−オキソ−9H−プリン−9−イ
    ル)−2−シクロペンテン−1−イル]エチル}ホスホ
    ン酸、[2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−9−
    イル)−4−ヒドロキシ−シクロペンチル]エチル]ホ
    スホン酸、[2−[3−(6−アミノ−9H−プリン−
    9−イル)−4−フルオロシクロペンチル]エチルホス
    ホン酸、{[3−(6−シクロプロピルアミノ−9H−
    プリン−9−イル)シクロペンチル]−メトキシメチル
    }ホスホン酸、{[4−(2−アミノ−1,6−ジヒド
    ロ−6−オキソ−9H−プリン−9−イル)−2−シク
    ロペンテン−1−イル]メトキシエチル}ホスホン酸、
    [2−[4−(2−アミノ−6−ヒドロキシ−9H−プ
    リン−9−イル)−3−フルオロ−2−ヒドロキシシク
    ロペンチル]エチルホスホン酸からなる群から選ばれる
    請求項1に記載の化合物。
  13. 【請求項13】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるB型肝炎感染の処置剤。
  14. 【請求項14】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるレトロウイルス感染の処置剤。
  15. 【請求項15】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるエイズの処置剤。
  16. 【請求項16】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるレスピレ−トリ−シンシチアルウイル
    ス(respiratory syncitial v
    irus)の処置剤。
  17. 【請求項17】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるヘルペスウイルス感染の処置剤。
  18. 【請求項18】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいる単純疱疹I及びIIウイルス感染の処
    置剤。
  19. 【請求項19】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいるサイトメガロウイルス(cytome
    galo virus)感染の処置剤。
  20. 【請求項20】  請求項1に記載の化合物の治療上有
    効量を含んでいる水痘−帯状疱疹ウイルス感染の処置剤
  21. 【請求項21】  式 【化3】 の化合物、その互変異性体、光学及び幾何異性体及びそ
    れらの混合物及び製薬上受け入れられる塩。〔式中Bは
    式 【化4】 のプリン又はピリミジン部分であり、描かれた波線は式
    1の残りの部分へBの部分を結合する点を説明し、点線
    は存在することもあり得る二重結合を表わし、Xは−O
    R2、−N(R2)(R2)、Cl、−SH又は−SC
    H3であり、ここでR2はH、C1−6アルキル又はC
    3−6シクロアルキルであり、RはH又はC1−6アル
    キルであり、YはH又はNH2であり、WはNH2、O
    H又は−OC1−3アルキルであり、VはH、C1−3
    アルキル、ハロゲノ、−N(R2)(R2)、−SH、
    −SCH3、−C≡CH、−CH=CH2、又は−CH
    =CHBrであり、ZはH、F、又はN3であるが、但
    し点線が二重結合を表わすときはZはHであり、Z1、
    Z2、及びZ3の各々はH、F、又はOHであり、但し
    Z1とZ2の一つがOHであるときは他方はHであり、
    さらに条件として点線が二重結合であるときはZ1はH
    又はFであり、Z2は削除されていることを条件とし、
    R6−Qは−CH2OCH2P(O)(OH)2、−C
    H2C(A)(A)P(O)(OH)2、又は−CH=
    C(A)P(O)(OH)2であり、AはH、F又はC
    lである〕を製造する方法において式 【化5】 の化合物、その互変異性体、光学異性体及び幾何異性体
    、それらの混合物〔式中Z1、Z2、及びZ3は式Iで
    定義の通りであり、R7−Qは−CH2OCH2P(O
    )(OC1−6アルキル)2、−CH2C(A)(A)
    P(O)(OC1−6アルキル)2、又は−CH=C(
    A)P(O)(OC1−6アルキル)2であり、そして
    B’は式 【化6】 {式中X’は−OR2、−N(R2)(R2)、Cl、
    −SH又は−SCH3又はこれらに転換できる部分であ
    り、Y’はH又はNH2又はこれらに転換できる部分で
    あり、WはNH2、OH又は−OC1−3アルキルであ
    るか又はこれらに転換できる部分であり、V’はH、C
    1−3アルキル、ハロゲノ、−N(R2)(R2)、−
    SH、−SCH3、−C≡CH、−CH=CH2、−C
    H=CHBr又はこれらに転換できる部分であり、A及
    びRは式Iで定義した通りである}のプリン又はピリミ
    ジン部分である]の化合物をTMSBrとの反応で脱エ
    ステル化し、そして必要であるときにX’、Y’、W’
    又はV’の転換できる部分を所望のX、Y、W又はV部
    分に化学的にそれぞれ転換し、続いて任意付加的に必要
    ならば所望の製薬上受け入れられるその塩を形成するこ
    とからなる方法。
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