JPH0432951A - 問合せ応答型情報サービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は問合せ応答型情報サービスシステムに係り、特
に端末側からの問合せトランザクションを分散処理する
方式に関する。

〔従来の技術〕

従来の問合せ応答型情報サービスシステムは、一般に端
末からの問合せに対して、ホストコンピュータがすべて
応答し、所望の情報を該端末に返す集中処理方式となっ
ていた。なお、この種の問合せ応答型情報サービスシス
テムについては、例えば特開昭６２−２１１７２７号公
報に記載されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来方式では、端末からの問合せに対して、ホスト
コンピユー・夕がすべて応答するため、端末側からの問
合せトランザクションが集中すると、１件当りの問合せ
応答時間が長くなり、サービスが低下するという問題が
あった。

本発明の目的は、問合せ応答型情報サービスシステムに
おいて、ホストコンピュータ側の負荷を軽減してシステ
ム全体のスループットを高め、問合せトランザクション
が集中してもサービスの低下を最少限にとどめることの
できる分散処理方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、請求項（１）では、複数の
端末、中継装置、ホストコンピュータからなる問合せ応
答型情報サービスシステムにおいて、中継装置は、前記
ホストコンピュータからあらかじめ問合せ頻度の高い種
別の情報を受け取って保持し、端末からの問合せに対し
て、保持している情報中に当該種別の情報があれば、そ
の情報を端末へ返送し、なければ核問合せをホストコン
ピュータへ送ることを特徴とする 請求項（２）では、中継装置は端末からの問合せ内容を
まとめ、定期的または定頻度でホストコンピュータへ送
り、ホストコンピュータは前記中継装置からの問合せ内
容を集計し、問合せ頻度の高い種別の情報を中継装置へ
送信することを特徴とする 請求項（３）では、ホストコンピュータから中継装置へ
の問合せ頻度の高い種別の情報の送信は、問合せ用回線
とは別回線の単方向回線にて行うことを特徴とする 請求項（４）では、中継装置の機能を端末にもたせたこ
とを特徴とする。

〔作　用〕

端末側（中継装置１分散処理機能付き端末など）では、
問合せをその情報種別毎にカウントし、定期的または定
頻度でホストコンピュータへ送る。

ホストコンピュータは、端末側から送られてくる問合せ
内容を集計し、問合せ頻度の高い種別の情報を、例えば
問合せ用回線とは別回線の単方向回線にて端末側へ送信
する。端末側では、問合せがあると、該ホストコンピュ
ータから送信されて保持しである情報を用い、問合せ応
答をローカル処理する。これにより、ホストコンピュー
タに対する問合せトランザクションが軽減され、システ
ム全体のスループットが向上する。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例について図面により詳細に説明
する。

第１図は本発明による問合せ応答型情報サービスシステ
ムの一実施例の全体構成図である。本システムは、時々
刻々変化する情報を管理し、ユーザに情報サービスする
ホストコンピュータ１０１と、情報の中継及び問合せ応
答の分散処理（ローカル処理）を担当する中継装置１０
２、各種情報を問合せる端末１０３、ホストコンピュー
タ１０１上の情報を格納する外部記憶装置である情報フ
ァイル１０４、中継装置１０２上の情報を格納する外部
記憶装置である分散情報ファイル１０５、ホストコンピ
ュータ１０１と複数の中継装置１０２を結ぶ複数本の問
合せ回線１０６、ホストコンピュータ１０１から単方向
で１回線分だけ送信される情報を中継装置１０２と接続
する複数の単方向回線１０７、全ての中継装置１０２へ
回報送信するための回線分岐装置１０８から成る。ホス
トコンピュータ１０は、各中継装置１０２が観測した問
合せ内容を集計する問合せ集計管理テーブル１０９、及
び情報ファイル１０４のユーザにサービスする情報を主
記憶上に展開した情報データベース１１０を持っている
。同様に、個々の中継装置１０２でも、当該中継装置に
つながる端末１０３の問合せ内容を管理する問合せ管理
テーブル１１１及び分散情報データベース１１２を持っ
ている。

第２図はホストコンピュータ１０１が持つ問合せ集計管
理テーブル１０９の詳細図である。問合せ集計管理テー
ブル１０９は、情報種別１〜ｍ個の情報について、全端
末での問合せ内容を集計するテーブルであり、集計結果
の多い順に各々、問合せ回数順位１０９ａ、情報種別（
コード）１０９ｂ、単位時間中に変化があったかどうか
を示すフラグ（１は変化有、０は変化無）１０９ｃ、問
合せ集計結果（Ｘｎｔ）１０９　ｄ、及び、その合計値
（Ｓ　ＵＭｔ）　ｌ　Ｏ９ｅからなる。問合せ集計結果
ｘｎｔは、ある時点上における情報種別ｎ　（１〜ｍ個
存在する）の情報の問合せ頻度の尺度を意味し、合計値
ＳＵＭ、は、 ＳＵＭｔ＝　　Σ　Ｘｎｔ ｎ＝１ で表わされる。

第３図は中継装置１０２が持つ問合せ管理テーブル１１
１の詳細図である。問合せ管理テーブル１１１は、情報
種別（コード）ｌｌｌａ別に、その情報が現在分散情報
データベース１１２でサービス中か否かを示すフラグ（
１はサービス中、Ｏは非サービス中）ｌｌｌｂ及び、問
合せ回数１１１０からなる。

次に、重量合せ応答型情報サービスシステムの動作を説
明する。

第４図は、実際に問合せトランザクションが発生した場
合の中継装置の処理フローである。まず。

端末１０３からある情報種別を指定した問合せが入力さ
れると、中継装置１０２は、自装置内の問合せ管理テー
ブル１１１をサーチする（ステップ２０１）。この時、
情報種別コード１１１ａをキーとし、当該情報種別が現
在分散情報データベース１１２上でサービス中か否かを
示すフラグ１１１ｂを参照する（ステップ２０２）。も
しサービス中であれば、即ち、データベース１１２上に
当該種別の情報があれば、中継装置１０２は、端末１０
３に対して、分散情報データベース１１２中の当該情報
種別の情報を返す（ステップ２０３）。

サービス中でない場合は、即ち、データベース１１２上
に当該種別の情報がなければ、問合せ回線１０６を通じ
て、ホストコンピュータ１０１まで問合せを行い、ホス
トの情報データベース１１０中の当該情報を取得し、端
末１０３へ返す（ステップ２０４）。その後、中継装置
１０２では、自装置内の問合せ管理テーブル１１１の当
該情報種別の問合せ回数１１１０の値を１増加させる（
ステップ２０５）。

第５図は、中継装置１０２が自装置内の問合せ管理テー
ブル１１１の内容をホストコンピュータ１０１へ送信す
るときの処理フローである。中継装置１０２では、定期
的に問合せ管理テーブル１１１をサーチする（ステップ
３０１）、そして、問合せ回数がＯでないものの情報種
別１１１ａと問合せ回数１１１０をホストコンピュータ
向は送信バッファにブロッキングする（ステップ３０３
゜３０４）。全ての情報種別のサーチが終了すると（ス
テップ３０２）−ブロキッングされたデータを問合せ情
報として、ホストコンピュータ１０１に対し、問合せ回
線１０６を使って送信する（ステップ３０５）。次に、
中継装置１０２内の問合せ管理テーブル１１１中の全て
の問合せ回数１１１ｃをＯグリアする（ステップ３０６
）。

第６図は、各中継装Ｗ１０２が送信する問合せ情報を受
信して、ホストコンピュータ１０１が問合せ集計管理テ
ーブル１０９を作成する処理フローを示したものである
。

まず、全中継装置から送られてくる問合せ情報の情報種
別毎の集計を行う（ステップ４０１，４０２）。全ての
中継装置からの問合せ情報の集計が終ったら、全ての情
報種別毎に、システムの問合せ特性に合わせて、例えば
以下の３方式のうちのどれかの方式で、問合せ集計管理
テーブル１０９中の問合せ集計結果１０９ｄの更新を行
う（ステップ４０３，４０４）。

第１の方式では１問合せ集計管理テーブル１０９上の既
存の問合せ集計結果１０９ｄに単に、全中継装置につい
て集計した単位時間中の問合せ回数を情報種別１０９ｂ
毎に加える（ステップ４０４ａ）。すなわち、これは過
去の問合せも含めた問合せ回数の累積値を新しい問合せ
集計結果１０９ｄとする方式である。

第２の方式では、問合せ集計管理テーブル１０９上の既
存の問合せ集計結果１０９ｄを、新しく得た直近の単位
時間中の問合せ回数と置き換える（ステップ４０４ｂ）
。すなわち、これは過去の問合せ内容は無視して、直近
の問合せ内容を問合せ集計結果１０９ｄにセットする方
式である。

第３の方式では、問合せ集計管理テーブル１０９上の既
存の問合せ集計結果１０９ｄと新しく集計した直近の問
合せ回数の両方を加味して、新しい問合せ集計結果を求
める（ステップ４０４ｃ）。

すなわち、これは過去をある程度意識すると同時に直近
の問合せ傾向をも重視して１次の単位時間に送信する情
報種別を決定する方式である。この第３番目の方式の一
例としては。

ｔ：ある時点 ｔ＋１：次のある時点 ｍ：情報種別数（１〜ｍ個） Ｘｎｔ：情報種別ｎのある時点ｔにおける問合せ集計結
果 Ｘｎ：情報種別ｎの直近の単位時間中の全中継装置での
問合せ回数の集計結果 ■ ｎ＝１ 　ＵＭｔ Ｓ　ＵＭｔ＋　ｓ　ｕ　ｍ とした時１次の単位時間における問合せ集計結果ｘ　ｎ
ｔ＋ｉを次式 ％式％ で求める方法が考えられる。

次に、全ての情報種別について、問合せ集計結果１０９
ｄの新しい値が求まったなら、その結果が降順になるよ
うに、問合せ集計管理テーブル１０９をソートする（ス
テップ４０５）、これで、問合せ集計管理テーブル１０
９の書き替えが終了する。即ち１問合せ集計管理テーブ
ル１０９の内容は上から下へ問合せ頻度の高い順に配列
される。

第７図は、問合せ集計管理テーブル１０９に基づき、ホ
ストコンピュータ１０１から各中継装置１０２へ単方向
回線１０７を用いて情報を回報送信する場合の処理フロ
ーを示したものである。送信処理は、その回線容量によ
って送れるデータ量が決まるが、なるべく回線を有効に
活用するため、次の２方式を採用する。１つは、変化し
た情報のみを送信する方式、もう１つは送信バッファに
は送り込むが、単位時間中に送りきれなかった分はクリ
アしてしまう方式である。以下詳しく説明する。

ホストコンピュータ１０１では、まず、単位時間（１つ
の情報に変化が生じた時、端末での参照に遅れがでても
かまわない許容最長時間）を計測するためのタイマのリ
セット、及びカウンタｎの０クリア、単方向送信バッフ
ァのクリア処理を行う（ステップ５０１）。本処理は、
タイマが単位時間を超える毎に繰り返し行う（ステップ
５０２）。

次に、カウンタｎを旧ｎの値＋１に置き換える（ステッ
プ５０３）。次に、問合せ集計管理テーブル１０９中の
問合せ回数順位ｎ番目の情報種別に変化があったか否か
を、そのフラグ１０９ｃが０か１かで判断する（ステッ
プ５０４）。なお、問合せ集計管理テーブル１０９中の
フラグ１０９Ｃは、本処理フローとは非同期に、情報デ
ータベース１１０中の該当情報種別の情報に変化が生じ
た時、１がセットされるものとする。もし変化がなかっ
た場合は、当該情報種別コードに変化無しフラグを付加
して、送信バッファに送り込み、単方向回線１０７に送
信する（ステップ５０５）。

変化のあった場合は、当該情報種別コードに、変化後の
情報を情報データベース１１０より付加し、送信バッフ
ァに送り込み、単方向回線１０７に送信する（ステップ
５０６）。その後、問合せ集計管理テーブル１０９中の
当該問合せ回数順位ｎ番目に対応する単位時間中変化有
りフラグ１０９ｃをＯクリアする（ステップ５０７）、
以上の処理を、タイマが単位時間を超えるまで繰り返し
行う。

一方、中継装置１０２では、ホストコンピュータ１１０
から順次送られていく情報を受信し、これを分散情報デ
ータベース１１２及び分散情報ファイル１０５に格納す
ると同時に、問合せ管理テーブル１１１中の受信した全
ての情報種別コードに該当する分散データベースサービ
ス中フラグ１１１ｂに（即ち、情報有り）１をセットす
る（ステップ５０８）。この一連の処理を情報サービス
終了時まで続ける（ステップ５０９）。第４図で説明し
たように、端末１０３から問合せがあると。

中継装置１０２は問合せ管理テーブル１１１をサーチし
、該当情報種別コードの分散データベースサービス中フ
ラグが１であれば、分散情報データベース１１２から問
合せに対する情報を得て端末１０３に返すことになる。

以上、本発明の一実施例について説明したが、第１図の
システム構成において、端末１０３に中継装置１０２の
処理機能を持たせることにより（即ち５分散処理機能付
き端末とする）、中継装置１０２を省略することが可能
である。

また、実施例では、ホストコンピュータから各中継装置
へ、情報を別回線にて単方向送信するとしたが、問合せ
回線を用いて他の応答電文中に含めて送信することも可
能である。

また、実施例では、中継装置は問合せ情報を定期的にホ
ストコンピュータへ送信するとしたが、これは定頻度で
あってもよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかな如く１本発明によれば、問合せ
応答型情報サービスシステムにおいて、過去及び直近の
単位時間内に発生した問合せトランザクションの内容を
ホストコンピュータで集計して、次の単位時間に発生す
る問合せトランザクションの内容を予測し、問合せ頻度
の高いサービス情報をあらかじめ別回線等で端末側（中
継装置、分散処理機能付き端末など）に送信して置くこ
とで１問合せ応答処理を端末側でローカル処理できるた
め、ホストコンピュータの問合せ処理の負荷を軽減する
ことができ、システム全体のスループットが向上すると
いう効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の問合せ応答型情報サービス
システムの全体構成図、第２図はホストコンピュータ側
の問合せ集計管理テーブルの詳細図、第３図は中継装置
側の問合せ管理テーブルの詳細図、第４図は中継装置で
の問合せトランザクションの処理フローチャート、第５
図は中継装置が問合せ管理テーブルの内容をホストコン
ピュータへ送信する処理フローチャート、第６図はホス
トコンピュータが問合せ集計管理テーブルを作成する処
理フローチャート、第７図はホストコンピュータから中
継装置へ別回線で情報を単方向送信する処理フローチャ
ートである。 １０１・・・ホストコンピュータ、 １０２・・・中継装置、　１０３・・・端末、１０４・
・・情報ファイル、 １０５・・・分散情報ファイル、 １０６・・・問合せ回線、　　１０７・・・単方向回線
、１０８・・・回線分岐装置、 １０９・・・問合せ集計管理テーブル。 １１０・・・情報データベース、 １１２・・・分散情報データベース。 第２図 箔３図 第６図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の端末が中継装置を介してホストコンピュー
   タと回線で結ばれ、端末は問合せを中継装置を介してホ
   ストコンピュータへ送り、ホストコンピュータは所望の
   情報を中継装置を介して端末へ返送する問合せ応答型情
   報サービスシステムにおいて、 前記中継装置は、前記ホストコンピュータからあらかじ
   め問合せ頻度の高い種別の情報を受け取って保持し、端
   末からの問合せに対して、保持している情報中に当該種
   別の情報があれば、その情報を端末へ返送し、なければ
   該問合せをホストコンピュータへ送ることを特徴とする
   問合せ応答型情報サービスシステムにおける分散処理方
   式。
2. （２）中継装置は端末からの問合せ内容をまとめ、定期
   的または定頻度でホストコンピュータへ送り、ホストコ
   ンピュータは前記中継装置からの問合せ内容を集計し、
   問合せ頻度の高い種別の情報を中継装置へ送信すること
   を特徴とする請求項（１）記載の問合せ応答型情報サー
   ビスシステムにおける分散処理方式。
3. （３）ホストコンピュータから中継装置への問合せ頻度
   の高い種別の情報の送信は、問合せ用回線とは別回線の
   単方向回線にて行うことを特徴とする請求項（１）およ
   び（２）記載の問合せ応答型情報サービスシステムにお
   ける分散処理方式。
4. （４）請求項（１）、（２）および（３）において、前
   記中継装置の機能を端末にもたせたことを特徴とする問
   合せ応答型情報サービスシステムにおける分散処理方式
   。