JPH07262134A - リアル情報配信方法および装置 - Google Patents

リアル情報配信方法および装置

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JPH07262134A
JPH07262134A JP6055365A JP5536594A JPH07262134A JP H07262134 A JPH07262134 A JP H07262134A JP 6055365 A JP6055365 A JP 6055365A JP 5536594 A JP5536594 A JP 5536594A JP H07262134 A JPH07262134 A JP H07262134A
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real
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Application number
JP6055365A
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English (en)
Inventor
Hirokuni Numata
博邦 沼田
Kazumi Funakoshi
和己 舟越
Akihiko Tobe
昭彦 戸辺
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホストから多数の端末へ配信される情報の受信
障害を迅速に回復し、情報の信頼度とサービスの向上を
計る。 【構成】配信機構11は、情報源4からリアルデータを
受信すると、直近データテーブル21の更新とリアル発
生件数テーブル22の積算をして、端末3に伝送する。
端末3はユーザの問合せに応じ、その付加情報を問合せ
応答機構12に要求する。応答機構12は問合せの情報
を、問合せ件数テーブル25に積算し、付加情報データ
ベース24から検索して応答する。回復優先度決定機構
13は、配信する各情報について、テーブル22とテー
ブル25の値及び回復優先条件テーブル26の規定から
優先度を決定し、リフレッシュ優先度テーブル23に設
定する。配信機構11は、リアルデータの配信の合間
に、優先度テーブル23を参照し、優先度の高い情報ほ
ど短周期に回復データを作成し端末3に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リアル情報の発生の度
にリアルタイムに、ホストから複数の端末へ単方向に配
信する情報配信システムに係り、特に配信情報の迅速で
効率的な回復方式に関する。
【0002】
【従来の技術】情報配信システムは、エントリされてい
る複数の配信情報について、情報源より順不同に発生さ
れるデータ(以下、リアルデータと呼ぶ)をリアルタイ
ムに、ホストシステムから通信ネットワークを介して多
数の端末へブロードキャストしている。
【0003】この場合、通信回線や端末等の障害による
受信エラーに対処するため、ホストシステムは全配信情
報のリアルデータを直近データとして、リアルデータ発
生の度に該当情報を更新し蓄積し、リアル情報の配信処
理合間を縫って回復情報(リフレッシュデータ)として
ブロードキャストし、端末側で情報のリカバリーが可能
となるように構成している。
【0004】上記のように、情報配信システムにおける
リアルデータ及びリフレッシュデータの配信は、ホスト
から端末へと単方向に行われる。これは、多数の配信情
報を多数の端末(数百〜数千台のケースが多い)に配信
する場合に、個々の端末からの回復要求に対処するので
は、本来のリアル情報の配信処理に遅延を来すためであ
る。
【0005】一方、端末側には大量の蓄積機能は持たな
いので、ホストシステムはリアル情報の過去データや関
連情報などを付加情報として蓄積し、端末からの問合せ
に応答して提供する。この問合せ応答処理は、配信処理
とは別のプロセッサを備えて対応するのが一般的であ
る。例えば、特開平3−278160号に記載の情報提
供方法は、ホストと別に設けられる問合せ応答機構に関
するもので、問合せの多い情報の効率的な応答処理方法
を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の情報配
信システムで、リフレッシュデータはリアルデータの直
近データテーブルをシーケンシャルに検索し、その順番
に配信している。このため配信情報数が多いと、ユーザ
にとって必要な情報のリフレッシュが遅れて、所望の情
報の取得ができなかったり、誤った情報を利用してしま
うなどの事態が懸念される。
【0007】株式情報を例にとると、国内の株式の全銘
柄数は約4500件で、シーケンシャルなリフレッシュ
データの配信に現状、45分程度を必要としている。し
かも、情報の国際化に伴い、各国の数万件に及ぶ情報を
1日中配信するシステムに移行しつつあり、この場合に
は、従来方式でのリフレッシュが不可能になる。
【0008】株式でのリアル情報の発生は、特定銘柄に
集中する傾向があるので、発生頻度の高い情報はリフレ
ッシュによらなくても比較的早期に回復される。しか
し、リアル発生頻度の低い情報はリフレッシュによる回
復が必要で、リフレッシュの遅れは端末を利用するユー
ザに多大な損害を与えかねない。
【0009】本発明の目的は、必要な情報を迅速に回復
させるリアル情報の配信方法と、そのための効率的な処
理を可能にする情報配信システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報源
から順不同に発生されるリアルデータで該当の配信情報
を更新して蓄積すると共に、前記リアルデータを複数の
端末へ送信する配信処理と、この配信処理の合間に前記
蓄積しているリアルデータを前記複数の端末に再送する
リフレッシュ処理を行うリアル情報配信方法において、
前記リフレッシュ処理は、前記配信情報としてエントリ
されている各情報に付与される回復優先度に応じて行う
ことにより達成される。
【0011】前記リフレッシュ処理は、前記回復優先度
に応じて送信周期を変更することを特徴とする。
【0012】前記回復優先度は、前記配信情報毎の問合
せ件数または問合せ件数とリアル発生件数に基づいて、
前記問合せ件数が多いものを高く、前記リアル発生件数
が多いものを低くするように決定することを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明の作用として、問合せ件数が多い配信情
報ほど優先度が高く設定され、短周期にリフレッシュ処
理が行われる。また、問合せ件数が同程度であれば、リ
アル発生頻度の少ないほど、即ち、自己回復可能性の低
いほど優先度が高く設定される。
【0014】これによれば、ホストシステムと端末間の
単方向のリアル情報配信における受信エラーがあって
も、ユーザのニーズが高く自己回復能の低い情報を迅速
に回復できるので、情報の信頼性とサービスの向上を実
現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0016】図2は、本発明を適用する情報配信システ
ムの概略の構成を示す。ホストシステム1は、通信制御
装置5、6と伝送ネットワーク7を介して複数の端末3
−1〜3−nを接続している。通信制御装置5、6は、
ホストシステム1から各端末3へ情報をブロードキャス
トする1:n通信方式及び、ホストシステム1と所定の
端末間で情報を送受する1:1通信方式の両機能を備え
ている。
【0017】ホストシステム1は、情報源4からのリア
ルデータを、リアルタイムに各端末3に配信すると共
に、ホストシステム1の一部である記憶手段(データベ
ース)2に蓄積する。また、リアルデータの配信の合間
に、記憶手段2から検索したリフレッシュデータを各端
末3に配信する。
【0018】図1は、本実施による情報配信システムの
構成を示す機能ブロック図である。ホストシステム1
は、図示していないプロセッサ(CPU)を備え、情報
源4からのリアルデータを端末3へ配信する配信機構1
1、端末からの問合せに応答する問合せ応答機構12、
リフレッシュデータの優先度を決定する優先度決定機構
13及びメンテナンス機構14の各処理手段を構成して
いる。
【0019】さらに、リアルデータを蓄える直近データ
テーブル21、配信情報毎のリアルデータ発生件数を蓄
えるリアル発生件数テーブル22、配信情報毎の優先度
を記憶するリフレッシュ優先度テーブル23、過去情報
等を蓄える付加情報データベース24、配信情報毎の問
合せ件数を蓄える問合せ件数テーブル25及び回復優先
基準を設定する回復優先条件テーブル26を備えてい
る。これら各テーブルの記憶領域は、記憶手段2に設け
られている。
【0020】配信機構11は、リアルデータの蓄積と配
信を行うと共に、その合間にリフレッシュ優先度テーブ
ル23を参照し、直近データテーブル21から回復優先
度に従ってリフレッシュデータを作成し、端末3へ配信
する。
【0021】問合せ応答機構12は、端末3から付加情
報の問合せがあるとき、付加情報データベース24から
対応する付加情報検索し、端末3へ応答すると同時に問
合せ件数テーブル25を更新する。本例では、配信機構
11とは別のプロセッサにより処理されるように構成さ
れている。
【0022】優先度決定機構13は、回復優先条件テー
ブル26の設定条件を基準に、リアル発生件数テーブル
22と問合せ件数テーブル25を参照して、配信情報毎
の回復優先度を決定し、リフレッシュ優先度テーブル2
3に設定する。
【0023】メンテナンス機構14は、メンテナンス端
末8からの入力によって、優先度決定機構13を起動し
たり、リフレッシュ優先度テーブル23に設定されてい
る優先度の変更などを行う。
【0024】図3(a)に直近データテーブル21、
(b)にリアル発生件数テーブル22、(c)に問合せ
件数テーブル25のフォーマットを示す。直近データテ
ーブル21は、配信情報名を示すキー部とそのデータを
示すデータ部からなり、リアルデータが株価情報の場合
に、前者には銘柄を示す情報コード、後者にはその価格
が蓄積される。リアル発生件数テーブル22は、リアル
データの情報コード別の発生件数と全配信情報の発生総
件数を、問合せ件数テーブル25は、情報コード別の問
合せ件数とその総件数を蓄積する。
【0025】端末3は、ホストシステム1からのリアル
データを受信するリアル受信機構31、リアルデータを
蓄える直近データテーブル32、オペレータからの情報
の問合せに対し、必要なデータを直近データテーブル3
2またはホストシステム1から取得し、応答する問合せ
応答機構33がある。
【0026】次に、株価情報の配信を例に、各処理機構
の構成と動作を詳細に説明する。
【0027】図4は、配信機構11の機能ブロック図で
ある。リアルデータ配信手段111は、情報源からのリ
アルデータを受信し、直近データテーブル21及びリア
ル発生件数テーブル22の該当情報を更新後、リアルデ
ータを回線出力手段114を経由して端末3に伝送す
る。
【0028】リアルデータ配信手段111は、次に処理
するリアルデータがなければ回線出力制御手段113へ
制御を渡す。回線出力制御手段113は、リフレッシュ
データ配信手段112を起動する。
【0029】リフレッシュデータ配信手段112は、リ
フレッシュ優先度テーブル23を参照し、その優先度に
従って直近データテーブル21よりリフレッシュデータ
を作成し、回線出力手段114を経由して端末3に伝送
する。その後、回線出力制御手段113へ制御を渡し、
再びリアルデータ配信手段111が起動される。
【0030】図5は、ホストシステム1の問合せ応答機
構12と端末3の問合せ応答機構33の機能ブロック図
である。端末3の問合せ応答機構33は、問合せ受付手
段331でユーザからの問合せ情報の情報コードを受付
け、画面作成手段332を起動する。
【0031】画面作成手段332は、問合せの情報コー
ドで直近データテーブル32を検索し、そのリアル価格
を取得する。また、付加情報問合せ手段333を起動し
て、問合せの情報コードの付加情報をホストシステム1
へ要求し、それを取得する。さらに、直近データテーブ
ル32からのリアル価格とホスト1からの付加情報で画
面表示データを作成し、CRTなどに表示してユーザの
問合せに応答する。
【0032】一方、ホストシステム1の問合せ応答機構
13は、端末3からの情報コードによる付加情報要求を
問合せ受付手段122で受付け、問合せ件数テーブル2
5を更新する。付加情報出力手段121は、受付手段1
22からの情報コードで付加情報データベース24を検
索し、該当する付加情報を端末3へ応答する。この付加
情報は、該当する情報コード(銘柄)の一定期間におけ
る最高値、最低値あるいは出来高などヒストリカルな情
報である。
【0033】図6は、優先度決定機構13の機能ブロッ
ク図である。優先度決定手段131は、メンテナンス機
構14より例えば1日に1回、定刻に起動され、前日発
生した情報コード毎のリアル発生件数や問合せ件数を、
リアル発生件数テーブル22及び問合せ件数テーブル2
5より取得し、回復優先条件テーブル26を参照して、
当日の情報コード毎の優先度を決定し、リフレッシュ優
先度テーブル23に設定する。
【0034】図7は、メンテナンス機構14の機能ブロ
ック図である。タイマー制御手段141は、例えば1日
に1の定刻など設定されている時限に、優先度決定機構
13を起動する。
【0035】優先条件・優先度表示手段142は、メン
テナンス端末8からの要求により、リフレッシュ優先度
テーブル23または回復優先条件テーブル26の内容を
メンテナンス端末8に表示する。優先条件・優先度変更
手段143は、メンテナンス端末8からの指定された値
に、リフレッシュ優先度テーブル23または回復優先条
件テーブル26のデータを変更する。
【0036】図8に、リフレッシュ優先度テーブル23
を示す。本例では、情報Q1〜Qmの送出周期N1〜N
mが設定される。送出周期Nはリフレッシュ処理の周期
であり、本例では最も短周期となる基本周期をN0とし
て、その整数倍(優先度)の値に設定される。リアルデ
ータを回復するためのリフレッシュデータは、この送出
周期に従って作成され、端末3に送信される。リフレッ
シュ優先度テーブル巡回数Rjは、情報コード毎に更新
され、後述するリフレッシュ処理に用いられる内部デー
タである。
【0037】図9に、回復優先条件テーブル26を示
す。リアル発生頻度及び問合せ頻度を条件として、各情
報のリフレッシュデータ発生の優先度を示している。本
例において、2つの条件はそれぞれ高と低の2区分で、
回復優先度は高い順に1、2、3、4の4段階で示され
ている。
【0038】これによれば、問合せ頻度が高くリアル発
生頻度が低い情報の優先度(=1)が最も高く、問合せ
頻度が低くリアル発生頻度が高い情報の優先度(=4)
が最も低い。なお、判定条件を更に小刻みに区分してテ
ーブルの優先度を細分したり、図10に例示するAIル
ールを優先度決定機構13で推論して決定することも可
能である。
【0039】図11は、優先度決定機構13の処理内容
を示すフローチャートである。メンテナンス機構14か
ら起動されると、配信情報のエントリ順(j=1〜m)
に以下の処理を行う。
【0040】まず、情報Qjについて、リアル発生件数
テーブル22より発生件数NRjと発生件数の総和S
R、問合せ件数テーブル25より問合せ件数NEjと問
合せ件数の総和SEを取得する(s101)。
【0041】次に、情報Qjのリアル発生件数NRjの
発生頻度評価を行う。即ち、NRjと全情報のリアル発
生平均件数SR/mを比較し、NRj≧SR/mならば
情報Qjのリアル発生頻度は「高い」、NRj<SR/
mならば発生頻度は「低い」と区分する(s102)。
【0042】同様に、情報Qjの問合せ件数NEjと全
情報の問合せ平均件数SE/mを比較し、NEj≧SE
/m情報Qjの問合せ頻度は「高い」、NEj<SE/
mならば問合せ頻度は「低い」と区分する(s10
3)。
【0043】このリアル発生頻度区分と問合せ頻度区分
を基に、回復優先条件テーブル27の該当欄を参照し、
情報Qjの回復優先度A(1〜4)を決定する(s10
4)。この結果、情報Qjのリフレッシュデータの送出
周期は、Nj=N0×Aと求められ、リフレッシュ優先
度テーブル23に設定される(s104)。
【0044】これにより、配信情報の回復優先度が1な
らば、周期N0のリフレッシュ処理の度に、毎回リフレ
ッシュデータが作成されて送信される。もし、情報の回
復優先度が4ならば、リフレッシュ処理が4回実行され
て初めて、その情報のリフレッシュデータが1回作成さ
れて送信される。
【0045】エントリされている全配信情報(m)の優
先度を更新(s105)後、リアル発生件数テーブル2
2及び問合せ件数テーブル25の各件数をクリア(s1
06)して終了する。
【0046】図12は、配信機構11におけるリフレッ
シュデータ配信手段112の処理内容を示すフローチャ
ートである。
【0047】まず、今回のリフレッシュ処理を開始する
エントリ開始順位joを、リフレッシュ優先度テーブル
23のエントリ順位jに対応させる(s201)。開始
順位joは、全エントリ順位の最初の情報のリフレッシ
ュ処理をするときjo=1で、その後はリフレッシュ優
先度テーブルを一巡するまで、前回処理によって更新さ
れた値が引き継がれる。
【0048】次に、エントリ順位jの送出周期Nj(N
jo)と内部データである巡回数Rj(Rjo)を、リ
フレッシュ優先度テーブル23から取得し、両者を比較
する(s202)。巡回数Rjの初期値は全情報とも、
Rj=1に設定している。
【0049】比較の結果、送出周期Njが巡回数Rjよ
り大きいときは、情報Qjについてリフレッシュデータ
の作成は行わず、巡回数Rjを+1してテーブル23を
更新する(s203)。次いで、エントリ開始順位jo
を+1し(s204)、そのjoが優先度テーブル23
の最終エントリ順位(m)を超えていなければ(s20
5)ステップs201へ、超えていればエントリ開始順
位joを初期化(jo=1)して(s206)、ステッ
プs201へ戻る。
【0050】ステップs202でNj=Rjとなると
き、直近データテーブル21から情報Qj(j番目の情
報コードと株価データ)を読出し、情報コード(銘柄)
とデータ(株価)のリフレッシュデータを作成し(s2
07)、回線出力手段114に出力を依頼する(s20
8)。
【0051】この後、巡回数Rjの初期化(s208)
と、エントリ開始順位joの更新を行い(s209)、
更新されたエントリ順位joが最終エントリ(m)を超
えていれば(s210)、エントリ開始順位joを初期
化して(s211)、回線出力制御手段113へ制御を
渡す(s212)。
【0052】本実施例によれば、配信情報の優先度に応
じて回復のための処理周期を変更するようにしているの
で、優先度の高い情報ほど高速に回復処理が行われ、配
信情報の信頼度を向上できる。この優先度は情報毎の問
合せ件数が多いほど高く、リアル発生頻度が低いほど高
く評価されるので、ニーズが高い割にはリアル発生が少
ない情報を最優先で回復し、ユーザのニーズに即応した
サービスの向上が可能になる。
【0053】上記の実施例におけるリフレッシュ処理
は、リフレッシュデータを一つ作成する毎にリアルデー
タ配信手段に111に制御を返している。しかし、複数
のリフレッシュデータの作成を1回のリフレッシュ処理
で行い、FIFOなどのバッファに一時格納し、所定数
のデータを纏めて送信するようにしてもよい。
【0054】さらに、1回のリフレッシュ処理で複数の
データを作成する対象を、例えば優先度の最も高い情報
グループに適用すると、グループの回復処理を一段とス
ピードアップできる。ただし、リフレッシュデータ手段
112が制御を渡されてから返すまでのトータル時間
は、一つのデータのみを処理する時間に比べ2倍ていど
以内が望ましく、グループ処理されるデータ数は限定さ
れる。
【0055】また、リフレッシュデータ配信手段112
の処理中に、リアル情報が受信されたときは、リアルデ
ータ配信手段111が、回線出力制御手段113を介し
て、割込み可能に構成することも可能である。
【0056】上記実施例による優先度は、前日の問合せ
件数やリアル発生頻度を基に決定しているが、これに限
定されるものでない。曜日や特異日などの過去の履歴デ
ータを併せ参照するようにして、優先度の精度を向上す
ることができる。
【0057】さらに、例えば1分など所定時間当りの問
合せ件数を監視し、予め設定されている閾い値を超えた
情報に対し、オンライン中にその優先度を高く変更する
ことも可能である。これによれば、情報環境の変化によ
り即応できる。
【0058】上記実施例では、回復優先度をリフレッシ
ュデータの送出周期に反映させるようにしている。しか
し、回復優先度をリフレッシュデータの送出件数に反映
させることも可能である。即ち、一定量の送出件数に対
し優先度の高い順に情報を割当て、定数に達したところ
で打ち切るものである。優先度が固定的な場合や反対に
オンラインに変更される場合に、リフレッシュデータを
簡単に決定できる。
【0059】
【発明の効果】本発明のリアル情報回復方法によれば、
回復処理に優先順位を設けることで、優先度の高い情報
を迅速にリフレッシュでき、情報の信頼度を向上できる
効果がある。
【0060】本発明のリアル情報配信システムによれ
ば、ホストシステムから多数の端末にリアル情報を配信
する場合に、端末からの問合せの多い情報を優先して回
復処理するので、システムのハード構成を変更すること
なく、サービスを向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による配信情報システムの機
能ブロック図である。
【図2】本発明を適用する配信情報システムの概略構成
図である。
【図3】直近データテーブル、リアル発生件数テーブル
及び問合せ件数テーブルの構成図である。
【図4】配信機構の機能ブロック図である。
【図5】ホストシステム及び端末の問合せ応答機構の構
成図である。
【図6】回復優先度決定機構の構成図である。
【図7】メンテナンス機構の構成である。
【図8】回復優先度テーブルの構成図である。
【図9】回復優先条件テーブルの構成図である。
【図10】回復優先度決定ルールの一例を示す説明図で
ある。
【図11】優先度決定機構の処理フロー図である。
【図12】リフレッシュ配信機構の処理フロー図であ
る。本発明のホストシステムの回復優先条件テーブル構
【符号の説明】
1…ホストシステム、2…記憶装置(データベース)、
3(3−1〜3−n)…端末装置、4…情報源、5,6
…通信制御装置、7…伝送線、8…メンテナンス端末、
11…配信機構、12…問合せ応答機構、13…回復優
先度決定機構、14…メンテナンス機構、21…直近デ
ータテーブル、22…リアル発生件数テーブル、23…
リフレッシュ優先度テーブル、24…付加情報データベ
ース、25…問合せ件数テーブル、26…回復優先条件
テーブル、31…リアル受信機構、32…直近データテ
ーブル、33…問合せ応答機構、111…リアルデータ
配信手段、112…リフレッシュデータ配信手段、11
3…回線出力制御手段、114…回線出力手段、121
…付加情報出力手段、122…問合せ受付け手段、13
1…優先度決定手段、141…タイマー制御手段、33
1…問合せ受付け手段、332…画面作成出力手段、3
33…付加情報問合せ手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸辺 昭彦 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報源から順不同に発生されるリアルデ
    ータで該当の配信情報を更新して蓄積すると共に、前記
    リアルデータを複数の端末へ送信する配信処理と、この
    配信処理の合間に前記蓄積しているリアルデータを前記
    複数の端末に再送するリフレッシュ処理を行うリアル情
    報配信方法において、 前記リフレッシュ処理は、前記配信情報としてエントリ
    されている各情報に付与される回復優先度に応じて行う
    ことを特徴とするリアル情報配信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記リフレッシュ処理は、前記回復優先度に応じて送信
    周期を変更することを特徴とするリアル情報配信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記回復優先度は、前記配信情報毎の問合せ件数または
    問合せ件数とリアル発生件数に基づいて、前記問合せ件
    数が多いものを高く、前記リアル発生件数が多いものを
    低くするように決定することを特徴とするリアル情報配
    信方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記リフレッシュ処理は、1以上の所定数の配信情報の
    処理および/または所定優先度の配信情報のグループの
    処理を単位送信周期とすることを特徴とするリアル情報
    配信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 所定時間当りの前記問合せ件数が予め設定された閾い値
    を超える場合は、当該配信情報についての回復優先度を
    オンラインに変更することを特徴とするリアル情報配信
    方法。
  6. 【請求項6】 情報源から順不同に発生されるリアルデ
    ータを蓄積しながら、ネットワーク接続される複数の端
    末装置へ送信すると共に、蓄積しているリアルデータを
    リフレッシュのために前記端末装置へ再送するリアル情
    報配信装置において、 前記リアルデータの受信と、該当する配信情報の更新蓄
    積及びリアル発生件数の積算と、前記端末装置へブロー
    ドキャストするリアルデータ配信手段と、 前記配信情報毎に付与される優先度に応じて、前記蓄積
    されている直近のリアルデータからリフレッシュデータ
    を作成し、前記端末装置にブロードキャストするリフレ
    ッシュデータ配信手段と、 前記リアルデータ配信手段の処理の合間に、前記リフレ
    ッシュデータ配信手段の処理を可能にする回線出力制御
    手段と、 前記端末装置からの前記配信情報毎の問合せ件数に応
    じ、予め設定されている優先基準に従って前記回復優先
    度を決定す優先度決定手段と、 前記配信情報毎に、前記問合せ件数を蓄積する問合せ件
    数テーブル、前記リアル発生件数を蓄積するリアル発生
    件数テーブル及び前記回復優先度を設定する回復優先度
    テーブルを有する記憶手段と、を備えることを特徴とす
    るリアル情報配信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 メンテナンス端末と接続され、前記優先度決定手段の起
    動および/または前記回復優先度テーブルの優先度を変
    更するメンテナンス機構を備えることを特徴とするリア
    ル情報配信装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記配信情報毎にその過去データ等の付加情報を記憶す
    る付加情報データベースと、 自己のプロセッサ(CPU)を備え、前記端末装置から
    1対1通信方式で所望の付加情報の要求を受付け、前記
    付加情報データベースから該当する付加情報を検索して
    応答すると共に、前記問合せ件数テーブルの該当する配
    信情報の件数を積算する問合せ応答手段を備えることを
    特徴とするリアル情報配信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008519560A (ja) * 2004-11-08 2008-06-05 ハリス コーポレイション 遠隔測定データの適応的帯域利用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519560A (ja) * 2004-11-08 2008-06-05 ハリス コーポレイション 遠隔測定データの適応的帯域利用
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