JPH07234826A - マルチクライアント通信システム - Google Patents
マルチクライアント通信システムInfo
- Publication number
- JPH07234826A JPH07234826A JP6024254A JP2425494A JPH07234826A JP H07234826 A JPH07234826 A JP H07234826A JP 6024254 A JP6024254 A JP 6024254A JP 2425494 A JP2425494 A JP 2425494A JP H07234826 A JPH07234826 A JP H07234826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- time
- client
- server
- monitoring time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06N—COMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
- G06N3/00—Computing arrangements based on biological models
- G06N3/02—Neural networks
- G06N3/04—Architecture, e.g. interconnection topology
- G06N3/044—Recurrent networks, e.g. Hopfield networks
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06N—COMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
- G06N3/00—Computing arrangements based on biological models
- G06N3/02—Neural networks
- G06N3/04—Architecture, e.g. interconnection topology
- G06N3/047—Probabilistic or stochastic networks
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06N—COMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
- G06N5/00—Computing arrangements using knowledge-based models
- G06N5/04—Inference or reasoning models
- G06N5/048—Fuzzy inferencing
Landscapes
- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】目的に応じた最適な送信順でサーバが処理完了
データを該当クライアントに送る通信システムを提供す
ること。また、従来固定であった、監視時間等を伝送量
に応じて変化させることにより、クライアントの起動停
止を防止する。 【構成】各クライアントは、サーバの処理対象となるデ
ータを受け付ける手段と、受け付けたデータに、応答時
間情報を付加してサーバに送信する送信手段と、サーバ
から送られてきたデータを受信する受信手段と、受信デ
ータを表示する表示手段とを備える。サーバは、データ
を受信する受信手段と、受信したデータを、処理する処
理手段と、処理されたデータを格納する格納手段と、処
理完了データの、対応するクライアントへの送信順番
を、前記応答時間情報に基づいて決定する送信順決定手
段と、送信順番にしたがって、処理されたデータを対応
するクライアントへ送信する送信手段とを備える。
データを該当クライアントに送る通信システムを提供す
ること。また、従来固定であった、監視時間等を伝送量
に応じて変化させることにより、クライアントの起動停
止を防止する。 【構成】各クライアントは、サーバの処理対象となるデ
ータを受け付ける手段と、受け付けたデータに、応答時
間情報を付加してサーバに送信する送信手段と、サーバ
から送られてきたデータを受信する受信手段と、受信デ
ータを表示する表示手段とを備える。サーバは、データ
を受信する受信手段と、受信したデータを、処理する処
理手段と、処理されたデータを格納する格納手段と、処
理完了データの、対応するクライアントへの送信順番
を、前記応答時間情報に基づいて決定する送信順決定手
段と、送信順番にしたがって、処理されたデータを対応
するクライアントへ送信する送信手段とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーバーと複数台のク
ライアント間でのデータ通信、通信監視手段に関し、特
に、サーバで処理した複数のデータを、クライアントに
効率良く送信する手段、さらに、通信負荷を考慮した通
信監視手段に関する。
ライアント間でのデータ通信、通信監視手段に関し、特
に、サーバで処理した複数のデータを、クライアントに
効率良く送信する手段、さらに、通信負荷を考慮した通
信監視手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、サーバと複数台のクライアン
トを有して構成した通信システムで、データ伝送を行う
場合、例えば、以下のように行われていた。
トを有して構成した通信システムで、データ伝送を行う
場合、例えば、以下のように行われていた。
【0003】まず、各クライアントからサーバへ、サー
バの処理対象となるデータを送信する。サーバは、所定
の処理を完了したデータを、自己の備える記憶手段に格
納し、前記所定の処理を完了したデータに対し、クライ
アントからサーバへの送信順番を定める。この際送信順
番を定める方法として、クライアントからサーバーにデ
ータを送信した順番、すなわち、送信要求順を参照して
前記送信順番を定める。
バの処理対象となるデータを送信する。サーバは、所定
の処理を完了したデータを、自己の備える記憶手段に格
納し、前記所定の処理を完了したデータに対し、クライ
アントからサーバへの送信順番を定める。この際送信順
番を定める方法として、クライアントからサーバーにデ
ータを送信した順番、すなわち、送信要求順を参照して
前記送信順番を定める。
【0004】そして、サーバは、前記記憶手段内のデー
タを、定められた送信順番にしたがって、対応するクラ
イアントに送信する。このように、サーバと複数台のク
ライアント間でのデータ通信制御が行われていた。
タを、定められた送信順番にしたがって、対応するクラ
イアントに送信する。このように、サーバと複数台のク
ライアント間でのデータ通信制御が行われていた。
【0005】このため、データが予め定められている応
答監視時間内(当該時間内に、データがサーバから送ら
れてこない場合には、自クライアントの起動が終了され
る)に返信させるように積極的に考慮したシステムでは
ないため、自クライアントの起動が終了されることがし
ばしばある。また、これを避けるために、不要に前記応
答監視時間を長く設定しておくことや、ユーザがリトラ
イを余儀なく行うことにより対応していた。
答監視時間内(当該時間内に、データがサーバから送ら
れてこない場合には、自クライアントの起動が終了され
る)に返信させるように積極的に考慮したシステムでは
ないため、自クライアントの起動が終了されることがし
ばしばある。また、これを避けるために、不要に前記応
答監視時間を長く設定しておくことや、ユーザがリトラ
イを余儀なく行うことにより対応していた。
【0006】これとは逆の場合、すなわち、比較的応答
監視時間が長いデータに対して、異常に速い応答を行う
場合もある。
監視時間が長いデータに対して、異常に速い応答を行う
場合もある。
【0007】また、従来の通信システムにおけるデータ
通信の監視方法(例えば、応答時間の監視)において
は、システム構築時やシステム立ち上げ時に、予め、応
答監視時間や、許容されるリトライ回数を定めておき、
システムが稼働中は、これらのパラメータの変更は行え
ない構成が殆どであった。
通信の監視方法(例えば、応答時間の監視)において
は、システム構築時やシステム立ち上げ時に、予め、応
答監視時間や、許容されるリトライ回数を定めておき、
システムが稼働中は、これらのパラメータの変更は行え
ない構成が殆どであった。
【0008】また、比較的台数の少ない装置間の通信に
あっては、データのやりとりが同時に発生しないように
して、システム構成することができる。例えば、クライ
アントA、クライアントBが存在する場合、A、Bから
サーバに送られるデータに対しては、異なる応答時間を
設定しておくことや、各クライアントからのリトライの
優先順位を与えて処理すること等も提案されていた。
あっては、データのやりとりが同時に発生しないように
して、システム構成することができる。例えば、クライ
アントA、クライアントBが存在する場合、A、Bから
サーバに送られるデータに対しては、異なる応答時間を
設定しておくことや、各クライアントからのリトライの
優先順位を与えて処理すること等も提案されていた。
【0009】しかしながら、クライアントの数が多くな
ると、このようなシステムを構築するのは不可能である
のが実情である。
ると、このようなシステムを構築するのは不可能である
のが実情である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
においては、サーバと複数台のクライアント間でのデー
タ通信を行う際に、サーバ側では、クライアントからの
データ送信順、すなわち送信要求発生順に、受け取った
データを処理していた。このため、以下に示すような問
題があった。
においては、サーバと複数台のクライアント間でのデー
タ通信を行う際に、サーバ側では、クライアントからの
データ送信順、すなわち送信要求発生順に、受け取った
データを処理していた。このため、以下に示すような問
題があった。
【0011】まず、監視時間(当該時間内に、データが
サーバから送られてこない場合には、自クライアントの
起動を終了させる時間を言う。以下同様)にデータが送
られてこないことによるクライアントの起動停止や、ユ
ーザによるリトライを余儀なくされる。
サーバから送られてこない場合には、自クライアントの
起動を終了させる時間を言う。以下同様)にデータが送
られてこないことによるクライアントの起動停止や、ユ
ーザによるリトライを余儀なくされる。
【0012】次に、リトライを行うことにより、かかる
リトライに対する処理も行わなければならず、その分だ
け、データを送信してから受信するまでの応答時間を長
びかせてしまうことになる。場合によっては、リトライ
自体も受け付けられないことがある。
リトライに対する処理も行わなければならず、その分だ
け、データを送信してから受信するまでの応答時間を長
びかせてしまうことになる。場合によっては、リトライ
自体も受け付けられないことがある。
【0013】また、従来の通信システムのデータ通信監
視の手段にあっては、前記監視時間や、リトライ回数の
最大値が固定値となっているか、あるいは、監視時間が
ある一定の計算式で与えられる。そのため、「1:N
台」の通信システムにおいて、各装置(例えば、各クラ
イアント)が、任意の時刻にデータ通信を行なった際、
極めて複雑、かつ、不確定要素の多い通信監視となって
しまい、次の様な問題が存在していた。
視の手段にあっては、前記監視時間や、リトライ回数の
最大値が固定値となっているか、あるいは、監視時間が
ある一定の計算式で与えられる。そのため、「1:N
台」の通信システムにおいて、各装置(例えば、各クラ
イアント)が、任意の時刻にデータ通信を行なった際、
極めて複雑、かつ、不確定要素の多い通信監視となって
しまい、次の様な問題が存在していた。
【0014】(1)監視時間が固定であると、通信デー
タの衝突が発生しやすい。すなわち、極めて短い時間間
隔において、複数の送信要求が発生する場合がある。か
かる場合には、監視時間内に必要な返答を受信できず、
送信側の起動が停止してしまう事態を招きやすい。
タの衝突が発生しやすい。すなわち、極めて短い時間間
隔において、複数の送信要求が発生する場合がある。か
かる場合には、監視時間内に必要な返答を受信できず、
送信側の起動が停止してしまう事態を招きやすい。
【0015】(2)各クライアントからのリトライ回数
を累積し、かかる累積値に応じて、ある一定の計算式に
従って、監視時間を与えるようにしても、クライアント
の数が極めて多い場合に、やはり、監視時間内に必要な
返答を受信できず、送信側の起動が停止してしまう事態
を招きやすい。
を累積し、かかる累積値に応じて、ある一定の計算式に
従って、監視時間を与えるようにしても、クライアント
の数が極めて多い場合に、やはり、監視時間内に必要な
返答を受信できず、送信側の起動が停止してしまう事態
を招きやすい。
【0016】(3)また、上記(2)の場合において
は、リトライ処理のために、一層処理負荷を大きくして
しまう。
は、リトライ処理のために、一層処理負荷を大きくして
しまう。
【0017】(4)また、監視時間を短くすると、一般
的にリトライ回数が増え、リトライ処理が増大するため
に、これもまた、処理負荷を大きくするだけである。
的にリトライ回数が増え、リトライ処理が増大するため
に、これもまた、処理負荷を大きくするだけである。
【0018】(5)上記(1)から(4)により、次々
と、クライアントの起動が停止し、システム全体の動作
が停止してしまうことになる。
と、クライアントの起動が停止し、システム全体の動作
が停止してしまうことになる。
【0019】上記のように、従来技術での、処理データ
のクライアントへの送信順の決定手段や、監視時間、リ
トライ回数の決定方法では、複数台のクライアントを備
える通信システムにおいて、各クライアントがサーバに
対し同時に、データの通信を行うと、次々とクライアン
トの起動が停止してしまう事態を招く場合もある。
のクライアントへの送信順の決定手段や、監視時間、リ
トライ回数の決定方法では、複数台のクライアントを備
える通信システムにおいて、各クライアントがサーバに
対し同時に、データの通信を行うと、次々とクライアン
トの起動が停止してしまう事態を招く場合もある。
【0020】したがって、サーバは、適切にデータ送信
順を決めてクライアントへのデータの送信を行い、いか
なる状況においても、柔軟かつ速やかに対応できる、監
視時間やMAXリトライ回数を定めて、通信監視を行
い、クライアントの起動が停止しないようにする、送信
順、監視時間、MAXリトライ回数を求める手段の提供
が望まれる。
順を決めてクライアントへのデータの送信を行い、いか
なる状況においても、柔軟かつ速やかに対応できる、監
視時間やMAXリトライ回数を定めて、通信監視を行
い、クライアントの起動が停止しないようにする、送信
順、監視時間、MAXリトライ回数を求める手段の提供
が望まれる。
【0021】そこで、本発明の目的は、複数台のクライ
アントを備える通信システムにおいて、様々な状況下に
おいて、予め定めた応答時間通りに応答し、クライアン
トの起動が停止を招かずに、かつ、サーバの処理負荷を
大きくすることなく通信が行える通信システムを提供す
ることにある。
アントを備える通信システムにおいて、様々な状況下に
おいて、予め定めた応答時間通りに応答し、クライアン
トの起動が停止を招かずに、かつ、サーバの処理負荷を
大きくすることなく通信が行える通信システムを提供す
ることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、以下の手
段により達成される。
段により達成される。
【0023】従来の通信システムにおいて発生するクラ
イアントの起動が停止や、応答の長時間化の大きな要因
としては、サーバからの処理データの送信順の決定方法
が妥当でないこと、複数台のクライアントからの送受信
要求発生の度合いが予め把握できないこと、通信伝送量
を考慮しない、監視時間とリトライ回数の設定等が考え
られる。これらの要因は、極めて不確定なパラメータで
あり、これらを定量的に扱うことによって、逆に、通信
効率の低下、あるいは、クライアントの起動が停止を招
くこともある。
イアントの起動が停止や、応答の長時間化の大きな要因
としては、サーバからの処理データの送信順の決定方法
が妥当でないこと、複数台のクライアントからの送受信
要求発生の度合いが予め把握できないこと、通信伝送量
を考慮しない、監視時間とリトライ回数の設定等が考え
られる。これらの要因は、極めて不確定なパラメータで
あり、これらを定量的に扱うことによって、逆に、通信
効率の低下、あるいは、クライアントの起動が停止を招
くこともある。
【0024】本発明では、サーバ側での処理データの送
信順の決定手段は、各クライアントから送信されるデー
タに予め定めた要求応答時間にしたがって、データの送
信順を決定する。この場合、データの送信順を状態変数
として、さらに、各処理対象データに対して定められて
いる応答時間とデータを受信してから対応するクライア
ントに送信するまでの時間との時間差の総和を目的関数
として、目的関数を最小にして、状態変数たる、データ
の送信順を決定する手段が考えられる。かかる手段とし
ては、例えば、通常の最小値探索機能を有するボルツマ
ンマシンを使用すれば良い。
信順の決定手段は、各クライアントから送信されるデー
タに予め定めた要求応答時間にしたがって、データの送
信順を決定する。この場合、データの送信順を状態変数
として、さらに、各処理対象データに対して定められて
いる応答時間とデータを受信してから対応するクライア
ントに送信するまでの時間との時間差の総和を目的関数
として、目的関数を最小にして、状態変数たる、データ
の送信順を決定する手段が考えられる。かかる手段とし
ては、例えば、通常の最小値探索機能を有するボルツマ
ンマシンを使用すれば良い。
【0025】なお、ボルツマンマシンとしては、例え
ば、ニューラルネットワークモデルのボルツマンマシン
(特願平−181325公報)の、最小値検索機能を利
用するのが好ましい。
ば、ニューラルネットワークモデルのボルツマンマシン
(特願平−181325公報)の、最小値検索機能を利
用するのが好ましい。
【0026】また、通信システムにおけるデータ伝送の
挙動を定性的モデルとして把握し、特願63−6957
7号公報開示の、ファジイ推論を応用した、通信システ
ムを構成し、データ伝送量をファジイ量として、監視時
間を定める手段である。
挙動を定性的モデルとして把握し、特願63−6957
7号公報開示の、ファジイ推論を応用した、通信システ
ムを構成し、データ伝送量をファジイ量として、監視時
間を定める手段である。
【0027】すなわち、サーバと複数台のクライアント
間で、データの送受信を行う通信システムであって、各
クライアントは、自クライアントを起動するための起動
手段と、所定時間(監視時間)内に、データがサーバか
ら送られてこない場合には、自クライアントの起動を終
了させる起動停止手段と、サーバの処理対象となるデー
タを受け付ける手段と、受け付けたデータに前記監視時
間を示す情報を付加し、サーバに送信する送信手段と、
サーバから送られてきたデータを受信する受信手段と、
受信データを少なくとも表示する表示手段とを備える。
間で、データの送受信を行う通信システムであって、各
クライアントは、自クライアントを起動するための起動
手段と、所定時間(監視時間)内に、データがサーバか
ら送られてこない場合には、自クライアントの起動を終
了させる起動停止手段と、サーバの処理対象となるデー
タを受け付ける手段と、受け付けたデータに前記監視時
間を示す情報を付加し、サーバに送信する送信手段と、
サーバから送られてきたデータを受信する受信手段と、
受信データを少なくとも表示する表示手段とを備える。
【0028】そして、サーバは、各クライアントからの
データを受信する受信手段と、受信したデータを、予め
定めた処理手順にしたがって処理する処理手段と、第1
の所定時間内に受信したデータ伝送量を計測する伝送量
計測手段と、第2の所定時間ごとにデータの伝送量の差
分を求める差分手段と、予め、前記差分に対する監視時
間変位量をファジィ量として評価したメンバーシップ関
数を定め、記憶しておく記憶手段と、前記差分にもとづ
いて、前記記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数に
よって、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量を現
監視時間に加え、新たな監視時間としてクライアントに
送信する監視時間処理手段とを備えた構成とする。
データを受信する受信手段と、受信したデータを、予め
定めた処理手順にしたがって処理する処理手段と、第1
の所定時間内に受信したデータ伝送量を計測する伝送量
計測手段と、第2の所定時間ごとにデータの伝送量の差
分を求める差分手段と、予め、前記差分に対する監視時
間変位量をファジィ量として評価したメンバーシップ関
数を定め、記憶しておく記憶手段と、前記差分にもとづ
いて、前記記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数に
よって、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量を現
監視時間に加え、新たな監視時間としてクライアントに
送信する監視時間処理手段とを備えた構成とする。
【0029】
【作用】本発明は、以上の様に、通信データの伝送量が
不確定な挙動を示す場合であっても、ボルツマンマシン
の最小値検索により、最適な送信順序を決定する。
不確定な挙動を示す場合であっても、ボルツマンマシン
の最小値検索により、最適な送信順序を決定する。
【0030】また、データ伝送量を計測し、所定時間ご
とにデータの伝送量の差分を求める差分手段を設け、予
め、前記差分に対する監視時間変位量をファジィ量とし
て評価したメンバーシップ関数を定め、記憶しておく。
そして、前記差分にもとづいて、前記メンバーシップ関
数によって、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量
を現監視時間に加え、新たな監視時間としてクライアン
トに送信するしようにして、監視時間を変化させる。か
かるメンバーシップ関数によって、より現実に即した、
監視時間が決定される。
とにデータの伝送量の差分を求める差分手段を設け、予
め、前記差分に対する監視時間変位量をファジィ量とし
て評価したメンバーシップ関数を定め、記憶しておく。
そして、前記差分にもとづいて、前記メンバーシップ関
数によって、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量
を現監視時間に加え、新たな監視時間としてクライアン
トに送信するしようにして、監視時間を変化させる。か
かるメンバーシップ関数によって、より現実に即した、
監視時間が決定される。
【0031】以上のように、本発明によれば、クライア
ントの起動が終了してしまう回数が減少し、応答時間の
時間短縮も図ることが可能になる。
ントの起動が終了してしまう回数が減少し、応答時間の
時間短縮も図ることが可能になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0033】図1に、本発明にかかる通信システムの一
実施例の構成図を示す。
実施例の構成図を示す。
【0034】すなわち、図1は、対象とする分散型の通
信システムを示す。
信システムを示す。
【0035】1台のサーバ1と複数台のクライアント
(3、3’、3”等)が、通信回線2を介して接続され
ており、いわゆるLAN、ISDN等を構成している。
(3、3’、3”等)が、通信回線2を介して接続され
ており、いわゆるLAN、ISDN等を構成している。
【0036】各クライアントは、データ入力手段(4、
4’、4”等)とデータ表示手段(5、5’、5”等)
を備えている。データ入力手段は、処理対象となるデー
タを入力するための手段であり、例えば、キーボード等
によって実現可能である。
4’、4”等)とデータ表示手段(5、5’、5”等)
を備えている。データ入力手段は、処理対象となるデー
タを入力するための手段であり、例えば、キーボード等
によって実現可能である。
【0037】また、データ表示手段は、返答結果を表示
する手段であり、CRT等によって表示される。
する手段であり、CRT等によって表示される。
【0038】本システムは、サーバ1に対して、複数台
のクライアントを接続し、「1:N」(Nは、正の整
数)の双方向、かつ、同時通信を可能にしている。もち
ろん、「N:N」の通信システムに対して、本発明を適
用することも可能であるが、これは、図1に示すような
「1:N」通信システムの動作を単純に応用すればよい
ことから、本実施例では、「1:N」通信システムを対
象として説明する。
のクライアントを接続し、「1:N」(Nは、正の整
数)の双方向、かつ、同時通信を可能にしている。もち
ろん、「N:N」の通信システムに対して、本発明を適
用することも可能であるが、これは、図1に示すような
「1:N」通信システムの動作を単純に応用すればよい
ことから、本実施例では、「1:N」通信システムを対
象として説明する。
【0039】サーバ1は、複数台のクライアントからの
データを受付け、当該データに対して所定の処理を行
い、処理した結果を該当するクライアントに送信する手
段である。
データを受付け、当該データに対して所定の処理を行
い、処理した結果を該当するクライアントに送信する手
段である。
【0040】各クライアントは、処理対象となるデータ
を受付け、サーバに送信し、返答結果を表示する機能を
少なくとも有する手段である。
を受付け、サーバに送信し、返答結果を表示する機能を
少なくとも有する手段である。
【0041】図2は、図1に示す通信システムを構成す
るサーバの詳細な構成を示した構成図である。
るサーバの詳細な構成を示した構成図である。
【0042】本実施例は、各クライアントからのデータ
を受信する受信手段6と、受信したデータを、予め定め
た処理手順にしたがって処理する処理手段7と、処理さ
れたデータを少なくとも格納する格納手段8と、該格納
手段に格納されている処理完了データの、対応するクラ
イアントへの送信順番を、応答時間情報に基づいて決定
する送信順決定手段9と、送信順番にしたがって、処理
されたデータを対応するクライアントへ送信する機能を
少なくとも有する送信手段10を有して構成される。
を受信する受信手段6と、受信したデータを、予め定め
た処理手順にしたがって処理する処理手段7と、処理さ
れたデータを少なくとも格納する格納手段8と、該格納
手段に格納されている処理完了データの、対応するクラ
イアントへの送信順番を、応答時間情報に基づいて決定
する送信順決定手段9と、送信順番にしたがって、処理
されたデータを対応するクライアントへ送信する機能を
少なくとも有する送信手段10を有して構成される。
【0043】格納手段8は、図3に示すように、処理さ
れたデータを格納する処理完了データ記憶部15を備え
ている。格納手段8内の、処理完了データ記憶部15以
外の記憶領域は、必要なデータを記憶するためのエリア
とすれば良い。また、送信手段10は、図3に示すよう
に、送信するためのデータを格納する送信データ記憶部
20を備えている。
れたデータを格納する処理完了データ記憶部15を備え
ている。格納手段8内の、処理完了データ記憶部15以
外の記憶領域は、必要なデータを記憶するためのエリア
とすれば良い。また、送信手段10は、図3に示すよう
に、送信するためのデータを格納する送信データ記憶部
20を備えている。
【0044】さらに、第1の所定時間内に受信したデー
タ伝送量を計測する伝送量計測手段(図示せず)と、第
2の所定時間ごとにデータの伝送量の差分を求める差分
手段11と、予め、前記差分に対する監視時間変位量を
ファジィ量として評価したメンバーシップ関数を定め、
記憶しておく記憶手段13と、前記差分にもとづいて、
前記記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数によっ
て、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量を現監視
時間に加え、新たな監視時間としてクライアントに送信
する監視時間処理手段12と、監視時間、リトライ回数
等を記憶する記憶手段14を備えている。
タ伝送量を計測する伝送量計測手段(図示せず)と、第
2の所定時間ごとにデータの伝送量の差分を求める差分
手段11と、予め、前記差分に対する監視時間変位量を
ファジィ量として評価したメンバーシップ関数を定め、
記憶しておく記憶手段13と、前記差分にもとづいて、
前記記憶手段に記憶されたメンバーシップ関数によっ
て、監視時間変位量を求め、該監視時間変位量を現監視
時間に加え、新たな監視時間としてクライアントに送信
する監視時間処理手段12と、監視時間、リトライ回数
等を記憶する記憶手段14を備えている。
【0045】なお、前記受信手段6、処理手段7、格納
手段8、送信順決定手段9、送信手段10、伝送量計測
手段、差分手段11、監視時間処理12、記憶手段1
3、記憶手段14は、例えば、CPU、ROM、RA
M、各種CMOS等の電子デバイスにて実現できる。な
お、28はタイマーで一定周期(T)で所定の処理を行
うことを意味する。
手段8、送信順決定手段9、送信手段10、伝送量計測
手段、差分手段11、監視時間処理12、記憶手段1
3、記憶手段14は、例えば、CPU、ROM、RA
M、各種CMOS等の電子デバイスにて実現できる。な
お、28はタイマーで一定周期(T)で所定の処理を行
うことを意味する。
【0046】サーバ内における制御について説明する。
【0047】まず、受信手段6は、複数のクライアント
(図1の3、3’、3”)から、通信回線2を介して送
信されてくるデータ(情報)を受信する。かかる受信デ
ータを格納しておく格納手段を設けておくのも良い。
(図1の3、3’、3”)から、通信回線2を介して送
信されてくるデータ(情報)を受信する。かかる受信デ
ータを格納しておく格納手段を設けておくのも良い。
【0048】次に、処理手段7は、受信されたデータを
対象として、予め定められた所定の処理を行う。所定の
処理とは、計算機等で実現可能な、あらゆる処理(例え
ば、税金計算や、数値積分等の科学技術計算等)が考え
られる。
対象として、予め定められた所定の処理を行う。所定の
処理とは、計算機等で実現可能な、あらゆる処理(例え
ば、税金計算や、数値積分等の科学技術計算等)が考え
られる。
【0049】処理手段7によって処理が完了したデータ
は、格納手段8に順次格納される。
は、格納手段8に順次格納される。
【0050】送信順決定手段9は、格納手段8に格納さ
れている、処理完了したデータの該当クライアントへの
送信順番を決定する。この際、クライアントから送られ
てくるデータには、予め応答時間情報が付加されてお
り、当該応答時間情報を参照して、前記送信順序を決定
すれば良い。例えば、応答時間の短いデータから、送信
順番を決定する等、各種の送信順番決定の規則が考えら
れる。かかる送信順番は、例えば、処理完了データに対
応させて、格納手段8に格納しておけば良い。別の格納
手段を備える構成にしても良い。
れている、処理完了したデータの該当クライアントへの
送信順番を決定する。この際、クライアントから送られ
てくるデータには、予め応答時間情報が付加されてお
り、当該応答時間情報を参照して、前記送信順序を決定
すれば良い。例えば、応答時間の短いデータから、送信
順番を決定する等、各種の送信順番決定の規則が考えら
れる。かかる送信順番は、例えば、処理完了データに対
応させて、格納手段8に格納しておけば良い。別の格納
手段を備える構成にしても良い。
【0051】次に、送信手段10は、決定された送信順
番を参照して、処理完了したデータを、該当クライアン
トに送信する。また、送信の際には、あとで述べる別処
理によって決定され、記憶手段14に格納されている、
監視時間とリトライ回数を、処理データに付加して該当
クライアントに送信する。
番を参照して、処理完了したデータを、該当クライアン
トに送信する。また、送信の際には、あとで述べる別処
理によって決定され、記憶手段14に格納されている、
監視時間とリトライ回数を、処理データに付加して該当
クライアントに送信する。
【0052】また、サーバ1では、さらに、伝送量計測
手段(図示せず:例えば、受信手段6に内蔵した構成に
しておく)が、第1の所定時間内(T0)に受信したデ
ータ伝送量を計測する。そしてデータ伝送量に基づい
て、第2の所定時間(T)ごとに、データの伝送量の差
分を、差分手段11によって求める。
手段(図示せず:例えば、受信手段6に内蔵した構成に
しておく)が、第1の所定時間内(T0)に受信したデ
ータ伝送量を計測する。そしてデータ伝送量に基づい
て、第2の所定時間(T)ごとに、データの伝送量の差
分を、差分手段11によって求める。
【0053】監視時間処理手段12は、前記差分を用
い、予め記憶手段13に格納されているメンバーシップ
関数を使用したファジイ推論により基本監視時間を推論
する。
い、予め記憶手段13に格納されているメンバーシップ
関数を使用したファジイ推論により基本監視時間を推論
する。
【0054】例えば、横軸に、差分の値、縦軸に「0か
ら1」までの値をとったテーブルに、ある差分値の値で
「1」となり、その左右で「0」に近づく三角形状の第
1のメンバーシップ関数を決めておく。同様に、横軸
に、基本監視時間の値、縦軸に「0から1」までの値を
とったテーブルに、ある基本監視時間の値で「1」とな
り、その左右で「0」に近づく三角形状の第2のメンバ
ーシップ関数を決めておく。そして、差分値の値に対応
する第1のメンバーシップ関数値が求まれば、当該メン
バーシップ値に対する、第2のメンバーシップ関数から
基本監視時間を求めれば良い。もちろんメンバーシップ
関数の決め方や、推論ルールは、各種各様の公知技術を
用いれば良くさまざまなものが考えられる。
ら1」までの値をとったテーブルに、ある差分値の値で
「1」となり、その左右で「0」に近づく三角形状の第
1のメンバーシップ関数を決めておく。同様に、横軸
に、基本監視時間の値、縦軸に「0から1」までの値を
とったテーブルに、ある基本監視時間の値で「1」とな
り、その左右で「0」に近づく三角形状の第2のメンバ
ーシップ関数を決めておく。そして、差分値の値に対応
する第1のメンバーシップ関数値が求まれば、当該メン
バーシップ値に対する、第2のメンバーシップ関数から
基本監視時間を求めれば良い。もちろんメンバーシップ
関数の決め方や、推論ルールは、各種各様の公知技術を
用いれば良くさまざまなものが考えられる。
【0055】次に、現在時間帯から、予め記憶手段13
に格納されている、時間帯の通信量に関するメンバーシ
ップ関数を使用したファジイ推論により、補正監視時間
(α)を推論して、下記の演算によって、新監視時間を
求める。
に格納されている、時間帯の通信量に関するメンバーシ
ップ関数を使用したファジイ推論により、補正監視時間
(α)を推論して、下記の演算によって、新監視時間を
求める。
【0056】なお、メンバーシップ関数を使用した補正
監視時間のファジイ推論は、基本監視時間を求めたとき
と同様に行えば良い。
監視時間のファジイ推論は、基本監視時間を求めたとき
と同様に行えば良い。
【0057】 新監視時間=基本監視時間±補正監視時間(α) (式1) この新監視時間から、予め記憶手段13格納しておい
た、リトライ回数に関するメンバーシップ関数を使用し
たファジイ推論により、新たなリトライ回数を推論し、
新監視時間と新リトライ回数を、記憶手段14に格納す
る。
た、リトライ回数に関するメンバーシップ関数を使用し
たファジイ推論により、新たなリトライ回数を推論し、
新監視時間と新リトライ回数を、記憶手段14に格納す
る。
【0058】なお、メンバーシップ関数を使用したリト
ライ回数のファジイ推論は、基本監視時間を求めたとき
と同様に行えば良い。
ライ回数のファジイ推論は、基本監視時間を求めたとき
と同様に行えば良い。
【0059】ただし、以下のような条件にしたがって、
監視時間処理手段12が、新監視時間の再補正を行うよ
うにするのが好ましい。
監視時間処理手段12が、新監視時間の再補正を行うよ
うにするのが好ましい。
【0060】 新監視時間<C のとき、新監視時間=C (式2) 新監視時間≧C のとき、新監視時間=新監視時間(そ
のまま新監視時間を採用) なお、Cは、予め定めておく定数であり、監視時間処理
手段12内に、記憶しておけばよい。そして、新監視時
間は、該当するクライアントに送信される。
のまま新監視時間を採用) なお、Cは、予め定めておく定数であり、監視時間処理
手段12内に、記憶しておけばよい。そして、新監視時
間は、該当するクライアントに送信される。
【0061】図3は、図2に示した送信順序決定手段9
の詳細な構成図である。
の詳細な構成図である。
【0062】送信順序決定手段9は、目的関数作成手段
17、最小値探索手段18、状態変数記憶手段16、送
信順データ記憶手段19を有して構成される。これらの
手段は、例えば、CPU、ROM、RAM、各種CMO
S等の電子デバイスで実現される。状態変数記憶手段1
6には、応答時間、処理完了した処理データ、受信時
刻、状態変数の情報が少なくとも格納されている。ま
た、状態変数は、処理データを並べたものが格納されて
いる。例えば、3つの処理完了データが存在する場合、
その3つに対して、データ番号がNo1、No2、No
3とされているとする。
17、最小値探索手段18、状態変数記憶手段16、送
信順データ記憶手段19を有して構成される。これらの
手段は、例えば、CPU、ROM、RAM、各種CMO
S等の電子デバイスで実現される。状態変数記憶手段1
6には、応答時間、処理完了した処理データ、受信時
刻、状態変数の情報が少なくとも格納されている。ま
た、状態変数は、処理データを並べたものが格納されて
いる。例えば、3つの処理完了データが存在する場合、
その3つに対して、データ番号がNo1、No2、No
3とされているとする。
【0063】このとき、例えば(No1,No3,No
2)は、1つの状態を表し、これは1番目に、データ番
号No1のデータ、2番目に、データ番号No3のデー
タ、最後にデータ番号No2のデータが並んでいる、1
つの状態変数を表す。
2)は、1つの状態を表し、これは1番目に、データ番
号No1のデータ、2番目に、データ番号No3のデー
タ、最後にデータ番号No2のデータが並んでいる、1
つの状態変数を表す。
【0064】さて、送信時間を、次のように定義する。
【0065】 送信時間=応答時間−(現在時刻−受信時刻) (式3) 式3において、下記のような補正を行い、新送信時間を
もとめる。
もとめる。
【0066】 送信時間≦0のとき、新送信時間=0 (式4) 送信時間>0のとき、新送信時間=送信時間 新送信時間が「0」とは、即座に送信すべきことを意味
する。
する。
【0067】なお、図示はしないが、現在時刻や、受信
時刻を管理する手段を備えておく。
時刻を管理する手段を備えておく。
【0068】かかる手段は、時刻を計測する手段を有し
て構成され、まさに現時刻を求め、受信手段がデータを
受信した受信時刻を管理しておく。
て構成され、まさに現時刻を求め、受信手段がデータを
受信した受信時刻を管理しておく。
【0069】目的関数作成手段17は、このように定義
された新送信時間を全ての処理データに対して求め、総
和をとったものを目的関数として作成する。したがっ
て、目的関数の値は、処理データの並び、すなわち、状
態変数を変化させると変化するものである。というの
も、状態変数によって、現在時刻が変化するからであ
る。
された新送信時間を全ての処理データに対して求め、総
和をとったものを目的関数として作成する。したがっ
て、目的関数の値は、処理データの並び、すなわち、状
態変数を変化させると変化するものである。というの
も、状態変数によって、現在時刻が変化するからであ
る。
【0070】さて、最小値探索手段18は、状態変数を
変化させて、前記目的関数の値を最小にする手段であ
り、これにより与えられた、状態変数の要素の並びの順
番が、各処理データの送信順を表すことになる。求めら
れた送信順番は、送信順データ記憶手段19に記憶させ
ておけば良い。
変化させて、前記目的関数の値を最小にする手段であ
り、これにより与えられた、状態変数の要素の並びの順
番が、各処理データの送信順を表すことになる。求めら
れた送信順番は、送信順データ記憶手段19に記憶させ
ておけば良い。
【0071】ところで、このような、最小値探索手段1
8は、通常、ボルツマンマシンと称される最小化手段を
使用して実現されるが、例えば、特願平4−18132
5号公報に開示されているニューラルネット型のボルツ
マンマシンを使用するのが好ましい。詳しい説明は省略
するが、本実施例にそって若干説明する。
8は、通常、ボルツマンマシンと称される最小化手段を
使用して実現されるが、例えば、特願平4−18132
5号公報に開示されているニューラルネット型のボルツ
マンマシンを使用するのが好ましい。詳しい説明は省略
するが、本実施例にそって若干説明する。
【0072】すなわち、状態変数の組替え(探索)を行
って、前記目的関数値が最小となる送信順序を求める
が、この際、探索の回数ごとに低下するようなランダム
系のエネルギーを定める温度Tなる物理量を想定する。
って、前記目的関数値が最小となる送信順序を求める
が、この際、探索の回数ごとに低下するようなランダム
系のエネルギーを定める温度Tなる物理量を想定する。
【0073】そして、乱数を2個発生させ、当該乱数で
示される状態変数の順番に相当する要素を逆に並べ換え
る。例えば、要素数(状態変数を構成している要素の
数)が10で、乱数が「2」,「8」の場合、10個の
要素のうち2番目から8番目の要素を並びかえて、新状
態変数を生成する。
示される状態変数の順番に相当する要素を逆に並べ換え
る。例えば、要素数(状態変数を構成している要素の
数)が10で、乱数が「2」,「8」の場合、10個の
要素のうち2番目から8番目の要素を並びかえて、新状
態変数を生成する。
【0074】もとの状態変数に対する目的関数値(Fo
ld)と、新状態変数に対する目的関数値(Fnew)
とを比較する。
ld)と、新状態変数に対する目的関数値(Fnew)
とを比較する。
【0075】そして、新たな乱数(α)を発生させ、α
<exp(−(Fnew−Fold)/T)(ただし、
expは自然対数の底の指数関数である)なる式を満足
するとき、新状態変数を採用して、送信順序を決定して
いく処理を、所定回数(通常、要素数の2乗回程度)行
う。そして、最終的に求められた、状態変数に対応する
送信順序が、前記目的関数を最小とすることになる。な
お、前記温度Tは、例えば、T=Δ/log(i+2)
なる式で表現される。ここでΔは、正の定数、log
は、常用対数、iは、探索回数である。以上のように、
ニューラルネット型のボルツマンマシンを使用すること
により所望の目的関数を最小化する、送信順序が求めら
れる。
<exp(−(Fnew−Fold)/T)(ただし、
expは自然対数の底の指数関数である)なる式を満足
するとき、新状態変数を採用して、送信順序を決定して
いく処理を、所定回数(通常、要素数の2乗回程度)行
う。そして、最終的に求められた、状態変数に対応する
送信順序が、前記目的関数を最小とすることになる。な
お、前記温度Tは、例えば、T=Δ/log(i+2)
なる式で表現される。ここでΔは、正の定数、log
は、常用対数、iは、探索回数である。以上のように、
ニューラルネット型のボルツマンマシンを使用すること
により所望の目的関数を最小化する、送信順序が求めら
れる。
【0076】なお、目的関数は、上述した例に限られな
いことはいうまでもない。この目的関数は、システムの
構築目的に応じて作成すれば良い。
いことはいうまでもない。この目的関数は、システムの
構築目的に応じて作成すれば良い。
【0077】図4に、図1のクライアント3、3’、
3”等の詳細な構成を示す。
3”等の詳細な構成を示す。
【0078】各クライアントは、サーバの処理対象とな
るデータを受け付ける機能を少なくとも有するデータ入
力手段4と、受け付けたデータに、予め定めた時間であ
って、当該時間内に、データがサーバーでの処理を終え
返送されることを要求する時間である応答時間情報を付
加してサーバに送信する機能や、受け付けたデータに監
視時間を示す情報を付加し、サーバに送信する機能を有
する送信手段21と、サーバから送られてきたデータを
受信する受信手段26と、受信データを少なくとも表示
する表示手段27とを備える。
るデータを受け付ける機能を少なくとも有するデータ入
力手段4と、受け付けたデータに、予め定めた時間であ
って、当該時間内に、データがサーバーでの処理を終え
返送されることを要求する時間である応答時間情報を付
加してサーバに送信する機能や、受け付けたデータに監
視時間を示す情報を付加し、サーバに送信する機能を有
する送信手段21と、サーバから送られてきたデータを
受信する受信手段26と、受信データを少なくとも表示
する表示手段27とを備える。
【0079】また、自クライアントを起動するための起
動手段23と、所定時間(監視時間)内に、データがサ
ーバから送られてこない場合には、自クライアントの起
動を終了させる起動停止手段24と、監視時間等を管理
する管理時間記憶手段22、監視時間記憶手段25を備
えている。
動手段23と、所定時間(監視時間)内に、データがサ
ーバから送られてこない場合には、自クライアントの起
動を終了させる起動停止手段24と、監視時間等を管理
する管理時間記憶手段22、監視時間記憶手段25を備
えている。
【0080】データ入力手段4は、例えば、キーボード
等によって、起動手段23、起動停止手段24は、スイ
ッチ、CPU、ROM等の電子デバイスにて、また、表
示手段27は、CRT等の表示装置によって実現でき
る。その他の構成要素は、例えば、CPU、ROM、R
AM、各種CMOS等の電子デバイスにて実現できる。
等によって、起動手段23、起動停止手段24は、スイ
ッチ、CPU、ROM等の電子デバイスにて、また、表
示手段27は、CRT等の表示装置によって実現でき
る。その他の構成要素は、例えば、CPU、ROM、R
AM、各種CMOS等の電子デバイスにて実現できる。
【0081】また、28は、タイマー機能を有するタイ
マー回路であり、所定時間で、所定の処理を行う。
マー回路であり、所定時間で、所定の処理を行う。
【0082】本実施例では、監視時間を越えたとき、あ
るいは、リトライ回数が予め定めた値を越えたときに
は、起動停止手段24が起動し、クライアントの起動を
停止させる従来のシステムにおいて、サーバによって適
切に設定された監視時間等を使用することにより、クラ
イアントの起動停止の防止を低減するための実施例であ
る。
るいは、リトライ回数が予め定めた値を越えたときに
は、起動停止手段24が起動し、クライアントの起動を
停止させる従来のシステムにおいて、サーバによって適
切に設定された監視時間等を使用することにより、クラ
イアントの起動停止の防止を低減するための実施例であ
る。
【0083】さて、データ入力手段4から、入力された
データ(情報)は、送信手段21に送られる。管理時間
記憶手段22から、送られるデータに対応する、応答時
間、監視時間、リトライ回数を索引し、データに応答時
間や監視時間を付加して、サーバ1に送信する。
データ(情報)は、送信手段21に送られる。管理時間
記憶手段22から、送られるデータに対応する、応答時
間、監視時間、リトライ回数を索引し、データに応答時
間や監視時間を付加して、サーバ1に送信する。
【0084】同時に、監視時間とリトライ回数のデータ
が、監視時間記憶手段25に格納され、起動手段23が
起動される。監視時間記憶手段25には、現在リトライ
回数も格納される。
が、監視時間記憶手段25に格納され、起動手段23が
起動される。監視時間記憶手段25には、現在リトライ
回数も格納される。
【0085】なお、管理時間記憶手段22に格納される
応答時間等のデータは、データ入力手段4を介して入力
すればよい。この際、クライアントの設置場所によって
異なるように、予め設定しておけばよい。かかる設定
は、各クライアントのデータ入力手段4を介して、容易
に変更が可能である。
応答時間等のデータは、データ入力手段4を介して入力
すればよい。この際、クライアントの設置場所によって
異なるように、予め設定しておけばよい。かかる設定
は、各クライアントのデータ入力手段4を介して、容易
に変更が可能である。
【0086】また、起動手段23は、現在リトライ回数
を索引し、リトライ回数を更新していくと同時に、監視
時間記憶手段25内の監視時間を参照して、監視時間を
タイマー回路28にセットする。
を索引し、リトライ回数を更新していくと同時に、監視
時間記憶手段25内の監視時間を参照して、監視時間を
タイマー回路28にセットする。
【0087】タイマー回路28は、所要時間(T)であ
る監視時間が経過すると、起動停止手段24を起動す
る。起動停止手段24は、送信手段21の送信を停止さ
せる。
る監視時間が経過すると、起動停止手段24を起動す
る。起動停止手段24は、送信手段21の送信を停止さ
せる。
【0088】また、起動停止手段24は、リトライ回数
が予め定めた値を越えたときにも送信手段21の送信を
停止させる。
が予め定めた値を越えたときにも送信手段21の送信を
停止させる。
【0089】またこのとき、予め定めたリトライ回数を
越えたならば、表示手段27にその旨を表示しながら。
リトライを停止させてもよい。
越えたならば、表示手段27にその旨を表示しながら。
リトライを停止させてもよい。
【0090】このような、起動停止手段24は、通常回
線の異常等の備えて、通常の通信システムに設けられて
いる。
線の異常等の備えて、通常の通信システムに設けられて
いる。
【0091】また、サーバ1にて処理完了したデータ
(情報)は、受信手段26にて受信される。受信データ
が正常であるならば、監視時間記憶手段25に格納され
ている、監視時間、リトライ回数、現在リトライ回数
を、零にクリアし、同時に、受信データ内の新監視時間
(サーバによって求められ送られてくる)と新リトライ
回数のデータで、管理時間記憶手段22内にある、該当
データの格納部の内容を更新する。
(情報)は、受信手段26にて受信される。受信データ
が正常であるならば、監視時間記憶手段25に格納され
ている、監視時間、リトライ回数、現在リトライ回数
を、零にクリアし、同時に、受信データ内の新監視時間
(サーバによって求められ送られてくる)と新リトライ
回数のデータで、管理時間記憶手段22内にある、該当
データの格納部の内容を更新する。
【0092】また、受信データが異常であるならば、そ
のままとし、監視時間オーバーとして起動停止手段24
を起動させても良いし、また、次のリトライを自動的に
行うようにして、リトライ回数を、起動停止手段24の
起動条件としても良い。さらに、受信手段26は、受信
データが正常であるならば、表示手段27にそれを表示
をする。データ表示5は、その表示内容である。
のままとし、監視時間オーバーとして起動停止手段24
を起動させても良いし、また、次のリトライを自動的に
行うようにして、リトライ回数を、起動停止手段24の
起動条件としても良い。さらに、受信手段26は、受信
データが正常であるならば、表示手段27にそれを表示
をする。データ表示5は、その表示内容である。
【0093】さて、図2を参照して説明したように、監
視時間は、サーバが受信するデータ量等によって定まる
新監視時間として、該当するクライアントに送られてく
る。
視時間は、サーバが受信するデータ量等によって定まる
新監視時間として、該当するクライアントに送られてく
る。
【0094】これを監視時間として、例えば、管理時間
記憶手段22に記憶しておき、監視時間記憶手段25が
索引、格納可能なようにしておけばよい。かかる新たな
監視時間は、伝送量等を考慮して定められたものであ
り、クライアントが起動停止しないように、定められて
おれば、起動停止手段24が備わっている通常の通信シ
ステムにおいても、起動停止手段24が作動しないこと
になる。
記憶手段22に記憶しておき、監視時間記憶手段25が
索引、格納可能なようにしておけばよい。かかる新たな
監視時間は、伝送量等を考慮して定められたものであ
り、クライアントが起動停止しないように、定められて
おれば、起動停止手段24が備わっている通常の通信シ
ステムにおいても、起動停止手段24が作動しないこと
になる。
【0095】前述のように、新たな監視時間は、メンバ
ーシップ関数を使用したファジイ推論によって求められ
るが、メンバーシップ関数を所望の関数とすることによ
り、使用者に操作性の低下を感じさせずに、クライアン
トの起動停止回数の大幅な低減、場合によっては、起動
停止回数を皆無にすることも可能である。
ーシップ関数を使用したファジイ推論によって求められ
るが、メンバーシップ関数を所望の関数とすることによ
り、使用者に操作性の低下を感じさせずに、クライアン
トの起動停止回数の大幅な低減、場合によっては、起動
停止回数を皆無にすることも可能である。
【0096】これは、とりもなおさず、従来技術に比
べ、監視時間の値を変更可能としたこと、その変更の仕
方も、メンバーシップ関数を使用したファジイ推論によ
って行ったことによる。
べ、監視時間の値を変更可能としたこと、その変更の仕
方も、メンバーシップ関数を使用したファジイ推論によ
って行ったことによる。
【0097】図5は、図2のサーバ1内の概略処理の流
れ図である。
れ図である。
【0098】本処理フローは、複数のクライアントから
受信したデータを送信するまでの処理を示したものであ
る。特に、最小値探索は、前述のように、ニューラルネ
ットワークのボルツマンマシンにて行うのが好ましい。
受信したデータを送信するまでの処理を示したものであ
る。特に、最小値探索は、前述のように、ニューラルネ
ットワークのボルツマンマシンにて行うのが好ましい。
【0099】ステップ500で、データの受信処理を行
う。この際、受信時刻を検出、記憶しておく。
う。この際、受信時刻を検出、記憶しておく。
【0100】ステップ510で、受信データのサーバで
の処理を行う。
の処理を行う。
【0101】ステップ520で、処理完了データの格納
を行う。
を行う。
【0102】ステップ530で、処理完了データの検索
を行う。
を行う。
【0103】ステップ540で、検索した処理完了デー
タから状態変数を求め、さらに、応答時間や現在時刻等
のデータから、前述のように目的関数を作成する。
タから状態変数を求め、さらに、応答時間や現在時刻等
のデータから、前述のように目的関数を作成する。
【0104】ステップ550で、目的関数を最小にする
状態変数を求める、最小値探索処理を行う。これにより
状態変数が求まり、処理完了データの送信順番が求ま
る。
状態変数を求める、最小値探索処理を行う。これにより
状態変数が求まり、処理完了データの送信順番が求ま
る。
【0105】ステップ560で、求まった送信順番にし
たがって、データを送信する。
たがって、データを送信する。
【0106】以上により、サーバー内での送信順番決定
処理および、決定順による送信処理が終了する。
処理および、決定順による送信処理が終了する。
【0107】次に、図6に、図2に示す差分手段11と
監視時間処理手段12の処理フローを示す。
監視時間処理手段12の処理フローを示す。
【0108】本処理は、所定時間(T)内に受信する通
信量を求め、通信量から、ファジィ推論にて、基本監視
時間を推論し、さらに通信の時間帯を求め、時間帯から
ファジィ推論にて、補正監視時間を推論することによ
り、予見した新監視時間を求める処理である。また、新
監視時間からファジィ推論にて、最大リトライ回数をリ
トライ回数として予見的な推論を行い求め、記憶手段に
格納する処理である。
信量を求め、通信量から、ファジィ推論にて、基本監視
時間を推論し、さらに通信の時間帯を求め、時間帯から
ファジィ推論にて、補正監視時間を推論することによ
り、予見した新監視時間を求める処理である。また、新
監視時間からファジィ推論にて、最大リトライ回数をリ
トライ回数として予見的な推論を行い求め、記憶手段に
格納する処理である。
【0109】ステップ600で、所定時間間隔で受信す
る通信量(データ伝送量)を、求める。
る通信量(データ伝送量)を、求める。
【0110】ステップ605で、現在の時間帯を求め
る。
る。
【0111】ステップ610で、現在の時間帯と通信量
を受け取った監視時間処理手段12が起動する。
を受け取った監視時間処理手段12が起動する。
【0112】ステップ615で、記憶手段内のメンバー
シップ関数を索引し、通信量からファジイ推論により基
本監視時間を推論する。
シップ関数を索引し、通信量からファジイ推論により基
本監視時間を推論する。
【0113】ステップ620で、記憶手段内のメンバー
シップ関数を索引し、現在時間帯からファジイ推論によ
り補正監視時間を予見する。
シップ関数を索引し、現在時間帯からファジイ推論によ
り補正監視時間を予見する。
【0114】ステップ625で、基本監視時間に補正監
視時間を加え、新監視時間を求める処理を行う。
視時間を加え、新監視時間を求める処理を行う。
【0115】ステップ630で、記憶手段内のメンバー
シップ関数を索引し、新監視時間からファジイ推論によ
り、新リトライ回数を予見する。
シップ関数を索引し、新監視時間からファジイ推論によ
り、新リトライ回数を予見する。
【0116】ステップ6350で、記憶手段14に、新
監視時間内と、新リトライ回数を格納する。
監視時間内と、新リトライ回数を格納する。
【0117】図7は、図4のクライアント内の概略処理
フローである。
フローである。
【0118】本処理は、図4のクライアント内の送信処
理側を示したものである。特に、送信手段21における
処理を説明したものである。
理側を示したものである。特に、送信手段21における
処理を説明したものである。
【0119】ステップ700では、リトライがあるか、
それ以外(データ入力手段4からの入力)であるかを判
断する。リトライ時には、ステップ705にブランチし
起動手段を起動し、ステップ720にブランチする。
それ以外(データ入力手段4からの入力)であるかを判
断する。リトライ時には、ステップ705にブランチし
起動手段を起動し、ステップ720にブランチする。
【0120】ステップ710では、データ入力手段4を
介して、送信手段を起動する。
介して、送信手段を起動する。
【0121】ステップ715では、管理時間記憶手段か
ら該当する送信データの応答時間、監視時間、リトライ
回数を検索する。
ら該当する送信データの応答時間、監視時間、リトライ
回数を検索する。
【0122】ステップ720では、監視時間記憶手段
に、監視時間とリトライ回数をセットし、起動手段を起
動する。
に、監視時間とリトライ回数をセットし、起動手段を起
動する。
【0123】そして、ステップ725で、データを送信
する。
する。
【0124】図8も、図4のクライアント内の概略処理
フローを示す。
フローを示す。
【0125】本処理フローは、図4のクライアント内の
受信処理例を示したものである。特に、受信手段26
は、通信が正常な場合と、異常な場合によって、リトラ
イ処理が異なる。また、サーバ1にてファジィ推論にて
求めた新監視時間とリトライ回数を管理時間記憶手段に
格納し、常に、送信手段21が参照する、監視時間とリ
トライ回数を更新する。
受信処理例を示したものである。特に、受信手段26
は、通信が正常な場合と、異常な場合によって、リトラ
イ処理が異なる。また、サーバ1にてファジィ推論にて
求めた新監視時間とリトライ回数を管理時間記憶手段に
格納し、常に、送信手段21が参照する、監視時間とリ
トライ回数を更新する。
【0126】ステップ800では、データを受信し、デ
ータをチェックする。例えば、パリティチェック等を行
えば良い。これにより、ステップ805で通信が正常か
否かを調べる。
ータをチェックする。例えば、パリティチェック等を行
えば良い。これにより、ステップ805で通信が正常か
否かを調べる。
【0127】正常でない場合、ステップ820に、正常
な場合は、ステップ810にブランチする。
な場合は、ステップ810にブランチする。
【0128】ステップ810では、監視時間記憶手段内
の、監視時間とリトライ回数をクリアする。そして、ス
テップ815にて、表示手段に必要な情報を表示する。
の、監視時間とリトライ回数をクリアする。そして、ス
テップ815にて、表示手段に必要な情報を表示する。
【0129】最後に、サーバから送られてきた新監視時
間と、リトライ回数を管理時間記憶手段に格納し、処理
を終了する。
間と、リトライ回数を管理時間記憶手段に格納し、処理
を終了する。
【0130】以上の実施例は、「1:N」の通信システ
ムについて説明してきたが、下記のような場合にも、本
発明を応用できる。例示すると以下のようになる。
ムについて説明してきたが、下記のような場合にも、本
発明を応用できる。例示すると以下のようになる。
【0131】複数台のサーバと複数台のクライアントを
有して構成される、「N:N」の同時通信を行うシステ
ムである。また、サーバ1台、クライアント1台を有し
て構成される通信システムにおける応用も考えられる。
有して構成される、「N:N」の同時通信を行うシステ
ムである。また、サーバ1台、クライアント1台を有し
て構成される通信システムにおける応用も考えられる。
【0132】サーバとクライアントが共通のCPUを有
して構成され、処理間で通信を行う場合も適用可能であ
る。
して構成され、処理間で通信を行う場合も適用可能であ
る。
【0133】また、遠隔に分散した通信システムへの応
用も容易である。すなわち、本発明は、通信回線を接続
できるかぎり応用可能である。
用も容易である。すなわち、本発明は、通信回線を接続
できるかぎり応用可能である。
【0134】また、応答時間を最新の監視時間にて変化
させ通信を行う場合、クライアント側に処理手段を追加
することもできる。応答時間と監視時間を任意に設定で
きるため、全く同じデータとすることも、容易に行え
る。
させ通信を行う場合、クライアント側に処理手段を追加
することもできる。応答時間と監視時間を任意に設定で
きるため、全く同じデータとすることも、容易に行え
る。
【0135】また、サーバ側の送信順番は、ニュールネ
ット型のボルツマンマシンを使用せず、送信時刻のみを
参照して決定することも可能である。
ット型のボルツマンマシンを使用せず、送信時刻のみを
参照して決定することも可能である。
【0136】なお、サーバ側の通信量(伝送量)を、ト
ランザクションとテキストサイズから求めるようにする
ことも可能である。
ランザクションとテキストサイズから求めるようにする
ことも可能である。
【0137】実施例にて述べた、予め定めておくリトラ
イ回数を1回のみとすることも可能である。
イ回数を1回のみとすることも可能である。
【0138】本実施例では、理解容易のために通信回線
を用いているが、例えば、無線通信等によっても、同様
のシステムが容易に構成できる。
を用いているが、例えば、無線通信等によっても、同様
のシステムが容易に構成できる。
【0139】本実施例のクライアントにおいては、デー
タ入力手段によるデータ入力を手動で行う構成を示した
が、所定のプログラムで自動的に処理対象となるデータ
を生成する構成も考えられる。
タ入力手段によるデータ入力を手動で行う構成を示した
が、所定のプログラムで自動的に処理対象となるデータ
を生成する構成も考えられる。
【0140】以上、本発明によれば、通信システムが
「1:N」の同時通信を行う場合に、下記の様な効果が
期待できる。
「1:N」の同時通信を行う場合に、下記の様な効果が
期待できる。
【0141】第1に、ボルツマンマシンにより、目的
(例えば、予め定めた応答時間と、サーバでの処理にか
かる時間との差が最小になる等)に適合した、データの
送信順番を決定しデータを送信するため、システムの構
築目的に応じた通信システムを実現できる。
(例えば、予め定めた応答時間と、サーバでの処理にか
かる時間との差が最小になる等)に適合した、データの
送信順番を決定しデータを送信するため、システムの構
築目的に応じた通信システムを実現できる。
【0142】第2に、各クライアントおよびデータ(情
報)毎に、異なった応答時間を設定ができ、例えば、応
答時間が短いものから優先的に通信処理するように定め
ておくと、応答時間の長いものにより、監視時間を越え
るもの無くなり、起動停止するクライアントを無くすこ
とができる。
報)毎に、異なった応答時間を設定ができ、例えば、応
答時間が短いものから優先的に通信処理するように定め
ておくと、応答時間の長いものにより、監視時間を越え
るもの無くなり、起動停止するクライアントを無くすこ
とができる。
【0143】第3に、監視時間とリトライ回数を、通信
量(伝送量)に応じて可変とすることにより、監視時間
とリトライ回数が、許容される量を越えるものが極めて
少なくなり、クライアントの起動停止を低減できる。設
定量によっては、起動停止するクライアントを無くすこ
とができる。
量(伝送量)に応じて可変とすることにより、監視時間
とリトライ回数が、許容される量を越えるものが極めて
少なくなり、クライアントの起動停止を低減できる。設
定量によっては、起動停止するクライアントを無くすこ
とができる。
【0144】第4に、監視時間とリトライ回数を、ファ
ジィ推論のメンバーシップ関数(データ)として、予め
定め記憶しているため、伝送量に応じた、監視時間とリ
トライ回数を設定できる。
ジィ推論のメンバーシップ関数(データ)として、予め
定め記憶しているため、伝送量に応じた、監視時間とリ
トライ回数を設定できる。
【0145】第5に、応答時間等のパラメータは、各ク
ライアントにおいて、データ入力によって容易に設定変
更ができ、プログラムの再作成等の処理を必要としな
い。
ライアントにおいて、データ入力によって容易に設定変
更ができ、プログラムの再作成等の処理を必要としな
い。
【0146】また、通信システムのデータ通信制御を行
いにくい、「N:N」の同時通信システムや、あるい
は、「1:1」の通信システムにおいても、上記と同様
の効果を得ることができる。
いにくい、「N:N」の同時通信システムや、あるい
は、「1:1」の通信システムにおいても、上記と同様
の効果を得ることができる。
【0147】また、本発明は、応答時間のみによるデー
タ伝送制御によっても、クライアントの起動停止を十分
に防止できる。監視時間やリトライ回数によるデータ伝
送制御によれば、クライアントの起動停止を一層防止で
きる。
タ伝送制御によっても、クライアントの起動停止を十分
に防止できる。監視時間やリトライ回数によるデータ伝
送制御によれば、クライアントの起動停止を一層防止で
きる。
【0148】以上の様な効果が期待できるために、従来
問題となっていた通信システムにも、容易に提供するこ
とができる。
問題となっていた通信システムにも、容易に提供するこ
とができる。
【0149】
【発明の効果】本発明によれば、目的に応じた最適な送
信順でサーバが処理完了データを該当クライアントに送
る通信システムを提供できる。また、従来固定であっ
た、監視時間等を伝送量に応じて変化させることによ
り、クライアントの起動停止を防止できる。
信順でサーバが処理完了データを該当クライアントに送
る通信システムを提供できる。また、従来固定であっ
た、監視時間等を伝送量に応じて変化させることによ
り、クライアントの起動停止を防止できる。
【図1】本発明の一実施例である通信システムの構成図
である。
である。
【図2】通信システムのサーバの構成図である。
【図3】サーバ内の送信順決定手段の構成図である。
【図4】クライアントの構成図である。
【図5】サーバにおける処理の概要を示すフローチヤー
トである。
トである。
【図6】サーバにおける処理の概要を示すフローチヤー
トである。
トである。
【図7】クライアントにおける、送信処理の概要を示す
フローチヤートである。
フローチヤートである。
【図8】クライアントにおける、受信処理の概要を示す
フローチヤートである。
フローチヤートである。
1…サーバ、2…通信回線、3…クライアント、4…デ
ータ入力手段、5…データ表示手段、6…受信手段、7
…処理手段、8…格納手段、9…送信順決定手段、10
…送信手段、11…差分手段、12…監視時間処理手
段、13…記憶手段、14…記憶手段、15…処理完了
データ記憶部、16…状態変数記憶手段、17…目的関
数作成手段、18…最小値探索手段、19…送信順デー
タ記憶手段、20…送信データ記憶部、21…送信手
段、22…管理時間記憶手段、23…起動手段、24…
起動停止手段、25…監視時間記憶、26…受信手段、
27…表示手段、28…タイマー手段
ータ入力手段、5…データ表示手段、6…受信手段、7
…処理手段、8…格納手段、9…送信順決定手段、10
…送信手段、11…差分手段、12…監視時間処理手
段、13…記憶手段、14…記憶手段、15…処理完了
データ記憶部、16…状態変数記憶手段、17…目的関
数作成手段、18…最小値探索手段、19…送信順デー
タ記憶手段、20…送信データ記憶部、21…送信手
段、22…管理時間記憶手段、23…起動手段、24…
起動停止手段、25…監視時間記憶、26…受信手段、
27…表示手段、28…タイマー手段
Claims (4)
- 【請求項1】サーバと複数台のクライアント間で、デー
タの送受信を行う通信システムであって、 クライアントは、サーバの処理対象となるデータを受け
付ける手段と、受け付けたデータに、予め定めた時間で
あって、当該時間内に、データがサーバーでの処理を終
え返送されることを要求する時間である応答時間情報を
付加してサーバに送信する送信手段と、サーバから送ら
れてきたデータを受信する受信手段と、受信データを少
なくとも表示する表示手段とを備え、 サーバは、各クライアントからのデータを受信する受信
手段と、受信したデータを、予め定めた処理手順にした
がって処理する処理手段と、処理されたデータを格納す
る格納手段と、該格納手段に格納されている処理完了デ
ータの、対応するクライアントへの送信順番を、前記応
答時間情報に基づいて決定する送信順決定手段と、送信
順番にしたがって、処理されたデータを対応するクライ
アントへ送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る、マルチクライアント通信システム。 - 【請求項2】請求項1において、前記送信順決定手段
は、前記応答時間情報で示される応答時間の短いものか
ら順に、処理されたデータの送信順番を決めていくこと
を特徴とするマルチクライアント通信システム。 - 【請求項3】請求項1において、前記送信順決定手段
は、前記格納手段に格納された処理完了データにデータ
番号を付与し、該データ番号の並びを要素とする状態変
数を想定し、該状態変数から、各処理完了データに対し
て定められている応答時間と、データを受信してから対
応するクライアントに送信するまでの時間との時間差の
総和を目的関数として作成する目的関数作成手段と、目
的関数を最小にする状態変数を求め、該状態変数の要素
である前記データ番号の並び順に、対応する処理完了デ
ータを送信するように、送信順番を定める最小値探索手
段を備えることを特徴とするマルチクライアント通信シ
ステム。 - 【請求項4】サーバと複数台のクライアント間で、デー
タの送受信を行う通信システムであって、 クライアントは、自クライアントを起動するための起動
手段と、所定時間(監視時間)内に、データがサーバか
ら送られてこない場合には、自クライアントの起動を終
了させる起動停止手段と、サーバの処理対象となるデー
タを受け付ける手段と、受け付けたデータに前記監視時
間を示す情報を付加し、サーバに送信する送信手段と、
サーバから送られてきたデータを受信する受信手段と、
受信データを少なくとも表示する表示手段とを備え、 サーバは、各クライアントからのデータを受信する受信
手段と、受信したデータを、予め定めた処理手順にした
がって処理する処理手段と、第1の所定時間内に受信し
たデータ伝送量を計測する伝送量計測手段と、第2の所
定時間ごとにデータの伝送量の差分を求める差分手段
と、予め、前記差分に対する監視時間変位量をファジィ
量として評価するためのメンバーシップ関数を定め、記
憶しておく記憶手段と、前記差分にもとづいて、前記記
憶手段に記憶されたメンバーシップ関数によって、監視
時間変位量を求め、該監視時間変位量を現監視時間に加
え、新たな監視時間としてクライアントに送信する監視
時間処理手段を備えることを特徴とするマルチクライア
ント通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024254A JPH07234826A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | マルチクライアント通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024254A JPH07234826A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | マルチクライアント通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07234826A true JPH07234826A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12133113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6024254A Pending JPH07234826A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | マルチクライアント通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07234826A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6735618B1 (en) | 1999-06-04 | 2004-05-11 | Nec Corporation | Electronic mail system for rearranging stored mail data according to monitored data receiving condition |
JP2008254885A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御システム |
WO2009025352A1 (ja) * | 2007-08-22 | 2009-02-26 | National University Corporation Nagoya University | 通信システム及び通信方法 |
JP2011205204A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Fujitsu Frontech Ltd | 資源配付方法、資源配付装置および資源配付プログラム |
JP2016031697A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 株式会社Tbグループ | 売上データの処理システム |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6024254A patent/JPH07234826A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6735618B1 (en) | 1999-06-04 | 2004-05-11 | Nec Corporation | Electronic mail system for rearranging stored mail data according to monitored data receiving condition |
JP2008254885A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御システム |
WO2009025352A1 (ja) * | 2007-08-22 | 2009-02-26 | National University Corporation Nagoya University | 通信システム及び通信方法 |
JP2009049933A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Univ Nagoya | 通信システム及び通信方法 |
US8249087B2 (en) | 2007-08-22 | 2012-08-21 | National University Corporation Nagoya University | Communication system and communication method |
JP2011205204A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Fujitsu Frontech Ltd | 資源配付方法、資源配付装置および資源配付プログラム |
JP2016031697A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 株式会社Tbグループ | 売上データの処理システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0771094B2 (ja) | 通信ネットワークシステム | |
CN110740155B (zh) | 分布式系统中的请求处理方法及装置 | |
JPH07234826A (ja) | マルチクライアント通信システム | |
US20040054751A1 (en) | Method for processing and accessing data in a computerised reservation system and system therefor | |
CN1503949B (zh) | 服务器、计算机系统、对象管理方法、服务器控制方法 | |
CN107402785A (zh) | 一种配置方法与装置 | |
JPH11249986A (ja) | ネットワーク管理システムにおけるイベント処理方法、ネットワーク管理システム | |
JP2000187649A (ja) | 並列処理型オンラインシステムのコマンド制御方法及び装置 | |
KR0146669B1 (ko) | 컴퓨터네트워크계에서 단말기의 상태점검방법 | |
JP4612209B2 (ja) | ネットワーク型対戦ゲームシステムの仲介サーバ、その仮想ロビーの表示方法及びプログラム | |
JP2783529B2 (ja) | ネットワークにおける情報処理資源監視のための定期的ポーリング管理装置及びこの装置によって実施される方法 | |
CN105182837A (zh) | 设备机器的管理系统、管理方法以及综合管理装置 | |
CN114465767A (zh) | 一种数据调度方法和设备 | |
JPH07152702A (ja) | 分散処理システム | |
JP2834467B2 (ja) | 適応形メッセージ出力制御方式 | |
JP3082704B2 (ja) | 通信装置管理方式 | |
CN116126912A (zh) | 热点数据缓存方法、装置、存储介质及计算机设备 | |
JP3279138B2 (ja) | 監視制御システムおよび監視制御端末器 | |
JPH11224121A (ja) | 表示監視装置 | |
JPH07262134A (ja) | リアル情報配信方法および装置 | |
CN115344594A (zh) | 一种信息推荐方法、装置及相关设备 | |
JP2003296270A (ja) | サーバ、サーバにおけるコネクション管理方法、サーバに用いられるコネクション管理用プログラム | |
CN116955077A (zh) | 数据库环境监管方法、系统、终端设备及计算机存储介质 | |
CN116166891A (zh) | 基于房地产管理系统的事件重推方法及相关装置 | |
JP2617215B2 (ja) | メッセージ出力制御方式 |