JP2008254885A - エレベータの制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の利便性を大きく損なわずに複数の制御装置の運転制御プログラムを更新するエレベータの制御システムを提供する。
【解決手段】エレベータの制御システムは、エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置を備え、上記複数の制御装置の間でデータを相互に通信する伝送路を介して上記複数の制御装置の運転制御プログラムを書き換えるエレベータの制御システムにおいて、更新用の運転制御プログラムを対象の制御装置に伝送する順番を制御する伝送手順制御手段を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータの制御システムに関する。
従来のエレベータの制御システムは、エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定のプログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御手段と、
これらの制御手段を接続し、エレベータの運転中に各制御手段の間で運転制御に必要なデータを互いに通信するための制御信号線と、更新用のプログラムを提供するプログラム提供手段と、各制御手段のうちの少なくとも1つの制御手段に備えられ、プログラム提供手
段によって提供される更新用のプログラムを読み込むプログラム読込み手段と、このプログラム読込み手段によって読み取られた更新用のプログラムに更新対象となる制御手段の識別情報を付し、制御信号線を介して他の制御手段に送信するプログラム送信手段とを備えたものである。
この制御システムによれば、エレベータの各場所に複数の制御手段が分散配置され、各制御手段のうちの少なくとも1つの制御手段にプログラム読込み手段を備え、このプログラム読込み手段にて読み込んだ更新用のプログラムを当該制御装置から既存の制御信号線を介して更新対象となる制御手段に対して送信することで、プログラム更新のための余分な装置を追加することなく、分散配置された各制御装置に対するプログラムの更新作業を容易に行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−255275号公報
しかし、特許文献1に記載のエレベータの制御システムは、複数の制御装置の運転制御プログラムを一度に書き換える場合は、それぞれの制御装置に対して、保守端末またはサーバから対象の制御装置に更新用の運転制御プログラムを伝送する時間と、制御装置が更新用の運転制御プログラムを書き換える時間とがシーケンシャルに発生してしまう。そのため、エレベータの運転を長時間に亘って停止してしまい、利用者の利便性を大きく損なうという問題がある。
この発明の目的は、利用者の利便性を大きく損なわずに複数の制御装置の運転制御プログラムを更新するエレベータの制御システムを提供することである。
この発明に係るエレベータの制御システムは、エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置を備え、上記複数の制御装置の間でデータを相互に通信する伝送路を介して上記複数の制御装置の運転制御プログラムを書き換えるエレベータの制御システムにおいて、更新用の運転制御プログラムを対象の制御装置に伝送する順番を制御する伝送手順制御手段を備えた。
この発明に係るエレベータの制御システムの効果は、運転制御プログラムを更新する複数の制御装置への書き換え時間が短時間になり、運転制御プログラムの書き換えのために発生するエレベータの停止時間を極力短くできることである。
この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムを図1から図3を参照して説明する。図1は、この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムの全体図である。図2は、図1のエレベータの制御システムの送信データのデータ構成図である。図3は、図1のエレベータの制御システムの伝送順番を定める慨念図である。
この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムは、エレベータを遠隔監視するため、遠隔地に設置された監視センタとエレベータとの間で通信の中継を行う監視端末装置1、乗りかごの走行制御を行うシーケンス制御装置2、シーケンス制御装置2からの指令に従って巻上機のモータ制御を行うモータ制御装置3、シーケンス制御装置2からの指令に従って乗りかごのドアの開閉制御を行うドア制御装置4を備える。
実施の形態によるエレベータの制御システムでは、エレベータの運転制御に必要な各機能が、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4といった3つの制御装置に分散されており、それぞれ所定の場所に配置されている。
また、監視端末装置1、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4は、制御信号線8で接続されており、互いに通信可能な状態に接続されている。
監視端末装置1は、インターネットなどのネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5と接続するためのサーバ通信装置13、通信の中継制御を行う監視制御装置11、制御信号線8と接続するための伝送コントローラ12、更新用の運転制御プログラムを格納するためのプログラム格納用メモリ15、および、運転制御プログラムの更新対象である複数の制御装置に対し、どの順番で更新用の運転制御プログラムを対象の制御装置に伝送するかを制御する伝送手順制御手段16を備えている。
プログラム格納用メモリ15は、電気的書き換え可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ、または、揮発性メモリであるRAMにより構成されている。
フラッシュメモリで構成されている場合は、停電になっても格納した更新用の運転制御プログラムを保持することができる。
なお、保守端末7を接続するための保守端末通信装置14を備えていてもよい。保守端末7は、保守員が運転制御プログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行うときに現地で使用する小形の端末装置であって、例えば、小型のパーソナルコンピュータやPDAなどからなり、ここでは更新用の運転制御プログラムを内部のメモリに記憶している。保守端末通信装置14は、保守端末7が接続された状態で、この保守端末7から提供される更新用の運転制御プログラムを読み込む。
また、保守端末7と保守端末通信装置14との間の通信には、例えばRS−232C、USB、Ethernet(登録商標)などのシリアル通信方式が用いられる。
シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4は、それぞれ1つのコンピュータユニットから構成されている。
シーケンス制御装置2は、マイクロコンピュータ21、伝送コントローラ22、フラッシュメモリ(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)23、RAM(揮発性メモリ)24を備えている。マイクロコンピュータ21は、フラッシュメモリ23またはRAM24に記憶された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってシーケンス制御を行う。フラッシュメモリ23には、予めエレベータ出荷時に設定されたまたは途中で更新されたシーケンス制御用の運転制御プログラムを記憶している。RAM24は、マイクロコンピュータ21の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用の運転制御プログラムを記憶保持する場合にも用いられる。伝送コントローラ22は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
モータ制御装置3は、マイクロコンピュータ31、伝送コントローラ32、フラッシュメモリ(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)33、RAM(揮発性メモリ)34を備えている。マイクロコンピュータ31は、フラッシュメモリ33またはRAM34に記憶された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってモータ制御を行う。フラッシュメモリ33には、予めエレベータ出荷時に設定されたまたは途中で更新されたモータ制御用の運転制御プログラムを記憶している。
RAM34は、マイクロコンピュータ31の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用の運転制御プログラムを記憶保持する場合にも用いられる。
伝送コントローラ32は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
ドア制御装置4は、マイクロコンピュータ41、伝送コントローラ42、フラッシュメモリ(電気的書き換え可能な不揮発性メモリ)43、RAM(揮発性メモリ)44を備えている。
マイクロコンピュータ41は、フラッシュメモリ43またはRAM44に記億された運転制御プログラムを読み込み、その運転制御プログラムに記述された手順に従ってドア制御を行う。フラッシュメモリ43には、予めエレベータ出荷時に設定されたまたは途中で更新されたドア制御用の運転制御プログラムを記億している。
RAM44は、マイクロコンピュータ41の処理動作に必要な各種データを記憶するものであり、ここでは更新用の運転制御プログラムを記憶保持する場合にも用いられる。
伝送コントローラ42は、制御信号線8を介して他の制御装置または監視端末装置1との間でデータ伝送制御を行う。
なお、一般的には、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3およびドア制御装置4では、制御に必要な性能やプログラムサイズが異なるので、適用されるマイクロコンピュータやフラッシュメモリは同一のものでなく異なるものが適用されており、シーケンス制御装置2が最も高性能なマイクロコンピュータ21と大容量のフラッシュメモリ23を備えており、次いでモータ制御装置3、その次にドア制御装置4の順となる場合が多い。
エレベータの運転時において、各制御装置2、3、4との間でエレベータの運転用の制御データが互いに制御信号線8を介して送受信される。ここで、運転制御プログラムの更新作業を含む各種メンテナンス作業を行う場合には、エレベータの運転を一時停止するため、制御信号線8が空いている状態になる。そこで、エレベータの制御システムでは、この制御信号線8を利用して運転制御プログラムの更新作業を行うものとする。
図2は、運転制御プログラムを更新する際に、ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5から、または保守員が操作する保守端末7から、監視端末装置1に送信されるデータの構成を示す図である。
図2のデータには、運転制御プログラムの更新対象となる制御装置を識別するための固有のID(議別番号)と、更新用の運転制御プログラムと、更新用の運転制御プログラムのデータ量を示すプログラムサイズと、更新対象の制御装置が更新用の運転制御プログラムを格納するためのフラッシュメモリを消去・書込を行う時間を示す消去・書込時間と、が付加されている。
ここで、消去・書込時間は、更新対象である制御装置のフラッシュメモリの特性に依存する。フラッシュメモリの書き換えは、定められた領域単位で現在のデータを一旦消去した後、新しいデータを書き込むことで行われるが、この時間は、書き換えるデータ量と、単位データ当りの消去時間や書込時間といったフラッシュメモリの特性とにより決まる。
図3は、伝送手順制御手段16が、運転制御プログラムの更新対象である複数の制御装置に対し、更新用の運転制御プログラムを伝送する順番を決めるときの過程を示す概念図であり、この発明に係る実施の形態では、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4に対し、運転制御プログラムを一度に書き換える場合を示している。
図3において、更新プログラムサイズは、図2における更新用のプログラムサイズを示す。伝送時間は、監視端末装置1が運転制御プログラムの更新対象である制御装置に、更新用の運転制御プログラムを伝送するのに必要な時間で、伝送手順制御手段16が、更新プログラムサイズと、運転制御プログラムの更新作業を行う際の制御信号線8の実質的な伝送速度とから算出する。
消去・書込時間は、更新対象の制御装置が更新用の運転制御プログラムを格納するためにフラッシュメモリを消去・書込を行うのに必要な時間で、図2における消去・書込時間を示す。
伝送順位は、最も短い時聞で書き換えするための伝送の順番で、伝送手順制御手段16が、伝送時間と消去・書込時間とを用いて算出する。詳細は、図4のタイムチャートの説明でも述べる。
なお、図3における更新プログラムサイズは、ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5、または保守員が操作する保守端末7から、監視端末装置1が実際に受信した更新用の運転制御プログラムのサイズを、伝送手順制御手段16が算出しても良い。そのようにすれば、図2のデータにプログラムサイズを付加させる必要はない。
また、図3における消去・書込時間は、監視端末装置1が、更新対象の制御装置に適用しているフラッシュメモリの単位データ当りの消去時間および書込時間といったパラメータを、更新対象の制御装置から予め受信し、更新プログラムサイズとパラメータとから伝送手順制御手段16が算出しても良い。そのようにすれば、図2のデータに消去・書込時間を付加させる必要はない。
図4は、この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムの処理動作を示すタイムチャートである。
監視端末装置1から更新対象のシーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4に対し、更新用の運転制御プログラムを送信し、更新対象の制御装置のフラッシュメモリを消去し書き込む手順を示している。
まず、図示していない、通常の運転制御を行っている状態から、監視端末装置1が更新対象の制御装置に運転制御プログラムを送信するまでを説明する。
通常のエレベータ運転時に、各場所に分散配置されたシーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4がそれぞれに設けられた伝送コントローラ22、32、42により制御信号線8を介して互いにエレベータ運転用の制御データを通信しながらエレベータの運転制御を行っている。
次に、運転制御プログラムの更新要求があるか判定する。運転制御プログラムの更新要求の設定は、例えば、ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5から監視端末装置1に所定のコマンドを送信したり、保守員が保守端末7を監視端末装置1に接続して所定のコマンドを送信したりすることなどにより設定する。その際、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4のうちのどの制御装置の運転制御プログラムを更新するのか指定しておく。この発明に係る実施の形態では、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4の全てが指定されるものとする。
運転制御プログラムの更新要求があると、更新する運転制御プログラムが監視端末装置1へ送信され、プログラム格納用メモリ15に格納される。ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5から運転制御プログラムを更新する場合は、サーバコンピュータ5から監視端末装置1へ更新する運転制御プログラムが送信され、保守員が保守端末7を使用して運転制御プログラムを更新する場合は、保守端末7から監視端末装置1へ更新する運転制御プログラムが送信される。
ここで、更新用の運転制御プログラムは、図2のデータの構成にて監視端末装置1へ送信される。実施の形態では、プログラム格納用メモリ15には、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4の全ての更新用の運転制御プログラムが格納されることになる。
ここで、伝送手順制御手段16が、図3に示すように各制御装置の伝送時間と消去・書込時間とに基づいて、最も短い時間で書き換えができるよう各制御装置への伝送の順番を算出する。
この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムでは、シーケンス制御装置2の更新プログラムサイズが全領域の2Mバイトで、その場合の伝送時間が200秒で、消去・書込時間が150秒であると仮定している。また、モータ制御装置3の更新プログラムサイズが全領域の1Mバイトで、その場合の伝送時間が100秒で、消去・書込時間が90秒であると仮定している。また、ドア制御装置4の更新プログラムサイズが全領域の0.5Mバイトで、その場合の伝送時間が50秒で、消去・書込時間が110秒であると仮定しているが、この場合、最も短い時間で書き換えられる伝送の順番を算出すると、シーケンス制御装置2、ドア制御装置4、モータ制御装置3の順となる。
次に、運転制御プログラムの更新条件が成立したか否か判定する。運転制御プログラムの更新条件は、例えば、深夜で且つエレベータの運転が所定時間以上行われなかった場合などに成立する。運転制御プログラムの更新条件が成立すると、エレベータを安全に休止させた後、制御信号線8を空いた状態にする。
以降、図4に示されたタイムチャートの手順で運転制御プログラムの更新を行う。
まず、監視端末装置1から、伝送順位が最も高いシーケンス制御装置2へ制御信号線8を介してプログラム格納用メモリ15に格納された更新用の運転制御プログラムが伝送される。シーケンス制御装置2は、フラッシュメモリ23の書き換え対象領域(本実施例では全領域)を消去した後、受信した運転制御プログラムを書き込むことにより、シーケンス制御装置2の運転制御プログラムの更新を完了する。
また、監視端末装置1からシーケンス制御装置2への伝送が完了し制御信号線8が空いた状態になれば、監視端末装置1から、伝送順位が2番目に高いドア制御装置4へ制御信号線8を介してプログラム格納用メモリ15に格納された更新用の運転制御プログラムが伝送される。ドア制御装置4は、フラッシュメモリ43の書き換え対象領域(本実施例では全領域)を消去した後、受信した運転制御プログラムを書き込むことにより、ドア制御装置4の運転制御プログラムの更新を完了する。
更に、監視端末装置1からドア制御装置4への伝送が完了し制御信号線8が空いた状態になれば、監視端末装置1から、伝送順位が最も低いモータ制御装置3へ制御信号線8を介してプログラム格納用メモリ15に格納された更新用の運転制御プログラムが伝送される。モータ制御装置3は、フラッシュメモリ33の書き換え対象領域(本実施例では全領域)を消去した後、受信した運転制御プログラムを書き込むことにより、ドア制御装置4の運転制御プログラムの更新を完了する。
これにより、従来例では、監視端末装置1から各制御装置への更新用の運転制御プログラムの伝送と、各制御装置でのフラッシュメモリの消去および書き込みが、シーケンシャルに処理されるため、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4への運転制御プログラムの更新が、合計時間700秒で完了するのに対し、本実施例では、合計時間440秒で完了する。
上記制御システムによれば、運転制御プログラムを更新する複数の制御装置への書き換え時間が短時間になり、運転制御プログラムの書き換えのために発生するエレベータの停止時間を極力短くすることができる。
また、伝送手順制御手段16は、伝送路を介して複数の制御装置へ更新用の運転制御プログラムを伝送する伝送時間と、複数の制御装置が更新用の運転制御プログラムに書き換える書換時間とによりエレベータの停止時間を算出するようにしたので、更新用の運転制御プログラムの送信元である、ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5や、保守員が操作する保守端末7が、伝送の順番を選択する必要がないので、制御装置毎に個別に分けて伝送した場合でも同様の効果が得られる。
また、伝送時間を、更新用の運転制御プログラムのプログラムサイズと、更新用の運転制御プログラムを伝送する伝送路の伝送速度とから算出し、書換時間を、更新用の運転制御プログラムのプログラムサイズと、更新対象の制御装置から予め受信するフラッシュメモリの単位データ当りの消去時間および書込時間とから算出するようにしたので、更新用の運転制御プログラムの送信元である、ネットワーク6を介して監視センタのサーバコンピュータ5や、保守員が繰作する保守端末7から、監視端末装置に特別なデータを伝送しなくてもよい。
この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムでは、シーケンス制御装置2、モータ制御装置3、ドア制御装置4の全ての制御装置が更新の対象として説明したが、何れか2つの制御装置が更新の対象の場合でも同様の効果を得ることができる。
また、運転制御プログラムの全領域が更新の対象として説明したが、運転制御プログラムが複数のモジュールの組合せで構成されている場合は、一部の領域ということで、1つまたは複数のモジュールを更新の対象とした場合でも同様の効果を得ることができる。
また、上述では説明しなかったが、かご呼び登録装置、乗場呼び登録装置、群管理制御装置など、分散配置された他の制御装置についても同様の構成にすることで同様の効果を得ることができる。
この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムの全体図である。 図1のエレベータの制御システムの送信データのデータ構成図である。 図1のエレベータの制御システムの伝送順番を定める慨念図である。 この発明に係る実施の形態によるエレベータの制御システムの処理動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 監視端末装置、2 シーケンス制御装置、3 モータ制御装置、4 ドア制御装置、5 サーバコンピュータ、6 ネットワーク、7 保守端末、8 制御信号線、11 監視制御装置、12 伝送コントローラ、13 サーバ通信装置、14 保守端末通信装置、15 プログラム格納用メモリ、16 伝送手順制御手段、21、31、41 マイクロコンピュータ、22、32、42 伝送コントローラ、23、33、43 フラッシュメモリ。

Claims (3)

  1. エレベータの各場所に分散配置され、それぞれに所定の運転制御プログラムに従ってエレベータの運転に関わる制御を実行する複数の制御装置を備え、上記複数の制御装置の間でデータを相互に通信する伝送路を介して上記複数の制御装置の運転制御プログラムを書き換えるエレベータの制御システムにおいて、
    更新用の運転制御プログラムを対象の制御装置に伝送する順番を制御する伝送手順制御手段を備えたことを特徴とするエレベータの制御システム。
  2. 上記伝送手順制御手段は、上記伝送路を介して上記複数の制御装置へ更新用の運転制御プログラムを伝送する伝送時間と、上記複数の制御装置が更新用の運転制御プログラムに書き換える書換時間とからエレベータの停止時間を算出し、上記算出した停止時間に基づいて上記複数の制御装置へ更新用の運転制御プログラムを伝送する順番を選択することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの制御システム。
  3. 上記伝送手順制御手段は、上記伝送時間を更新用の運転制御プログラムのプログラムサイズと、更新用の運転プログラムを伝送する伝送路の伝送速度とから算出し、また、上記書換時間を更新用の運転制御プログラムのプログラムサイズと、更新対象の制御装置から予め受信したフラッシュメモリの単位データ当たりの消去時間および書込時間とから算出することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの制御システム。
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