JP2006338688A - プロセス制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 信頼性,メンテナンス性,視認性の高いプロセス入出力装置を提供することを目的とする。製造工程における配線工数、配線ミス、検査工数を減らしたプロセス入出力装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 プロセス入出力装置3等を従来のリレー回路に代わって、マイクロプロセッサ301およびソフトウエアで実現する。ソフトウエアは不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納する。ソフトウエアは、保守監視装置6によって書換可能とする。また、書換回数に制限値を設け、該制限値以上は書換を行わないようにする。また、誤って書き換えてしまうことを防ぐために、書換許可/不許可スイッチを設ける。
【選択図】図2

Description

本発明はプロセス操作端の保護・駆動回路を備えたプロセス制御装置のプロセス入出力装置に関する。
プロセス制御システムは、プラントの操作端(プロセス操作端)を作動させることで、プラントを運用するものである。このプロセス制御システムの一部を構成するプロセス操作端の保護・端駆動回路は、従来、リレー回路等で構成していた。また、制御に必要なソフトウエアは、不揮発性の固定式メモリ素子に格納していた。これは、プロセス制御装置の停止時もその動作を継続させる必要があること、プロセス制御装置の停電からの復旧を短時間で行うこと、さらに、誤回路混入の可能性をなくすためである。
しかし、従来から用いられている回路はメンテナンス性が悪かった。例えば、回路の変更が生じた場合、リレー回路では配線の変更が必要となる。また、不揮発性の固定式メモリ素子では内容の焼き直しやそのメモリ素子自体の交換を行う必要があった。
また、このような回路は動作状態の視認性が悪いため、プラント異常時の状態把握,原因調査が困難であった。例えば、回路内の信号を確認するには、その実際の配線、タイマー、リレーの動作を追わなければならなかった。
さらに、このような回路の製作工程には配線工数が多く、誤配線混入の可能性が高い。誤配線を防ぐには検査工数を多くせざるを得ない。
不揮発性の固定式メモリ素子に格納されていたソフトウエアの改造・動作状態確認の容易化を図るには、ソフトウエアを不揮発性書き換え可能型メモリ素子に格納することも考えられる。しかし、このようなメモリ素子は、信頼性の面で問題があった。例えば、書き換え時の電気的ストレスによってデータが消失してしまう可能性もあった。
本発明は、動作信頼性及び不揮発性を確保しつつ、動作状態視認性,回路変更の容易性、メンテナンス性の向上を図ると共に、回路製作の配線工数低減と検査工数低減を図ったプロセス制御装置のプロセス入出力装置を提供することを目的とする。
本発明においては、従来、リレー回路で構成していた基本的な回路をソフトウエア化するとともに、これらのソフトウエアを不揮発性書き換え可能型メモリ素子に格納した。このソフトウエアは、必要に応じて保守管理ツールによって変更可能にする一方で、誤操作による消去を防ぐために書き換え許可スイッチを設け安全性を確保した。
本発明の構成をより具体的に述べれば以下の通りである。
本発明の第1の態様としては、プラントの操作端を操作することで、プラントを運用するプロセス制御システムにおいて、上記プラントの状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力処理、および、別途決定された上記操作端の操作内容を上記操作端に指示する出力処理を行うプロセス入出力装置と、上記プロセス入出力装置の受け付けた上記状態情報に基づいて、上記操作内容を決定するプロセス制御装置とを備え、上記プロセス入出力装置は、少なくとも上記入力処理および上記出力処理の内容を定義した入出力プログラムの格納された不揮発性書換可能型メモリ素子と、上記入出力プログラムを実行する演算ユニットとを含んで構成されるものであること、を特徴とするプロセス制御システムが提供される。
上記プロセス入出力装置と直接または間接的に接続され、上記不揮発性書換可能型メモリ素子の記憶内容の読み出し処理および書き換え処理を行う保守監視装置をさらに備えることが好ましい。
上記不揮発性書換可能型メモリ素子には、さらに、それまでに上記書換処理が行われた回数を示す書換回数値が記憶されており、上記保守監視装置は、上記書換を行う際には該書換回数値を確認し、該確認の結果その時の書換回数値が別途定められた制限回数以下であった場合のみ上記書換処理を行うとともに、当該書換回数値を更新するものであってもよい。
上記プロセス入出力装置は、上記書換処理が行われている間、上記操作端に対してあらかじめ定められた操作内容を出力するものであってもよい。
上記プロセス入出力装置は、上記操作端毎に別途定められた制御許可条件を備え、上記プロセス制御装置から入力された操作内容が上記制御許可条件を満たす場合のみ当該操作内容を上記操作端に出力するものであることが好ましい。
上記保守監視装置と上記プロセス入出力装置との少なくとも一方は、上記書換処理の実行を制限する制限機構を備えることが好ましい。
作用を説明する。
プロセス入出力装置は、プラントの状態を示す状態情報の入力を受け付ける。プロセス制御装置は、プロセス入出力装置の受け付けた状態情報に基づいて、操作内容を決定する。プロセス入出力装置は、決定された操作端の操作内容を操作端に指示する。この場合、プロセス入出力装置は、プロセス制御装置から入力された操作内容が制御許可条件を満たす場合のみ当該操作内容を操作端に出力するようにすれば、プロセス制御装置の異常にも対処できる。
プロセス入出力装置の行うこのような入出力処理は、演算ユニットが入出力プログラムを実行することで実現できる。入出力プログラムを不揮発性書換可能型メモリ素子に格納しておけば、保守監視装置はその内容を読み出すことで、入出力装置の動作状態を確認できる。また、必要に応じて、書き換えることができる。
入出力プログラムの書換を行う際には、保守監視装置は、まず、不揮発性書換可能型メモリ素子に格納されているそれまでの書換回数値を確認する。該確認の結果、その時の書換回数値が別途定められた制限回数以下であった場合のみ上記書換処理を行うとともに、書換回数値を更新する。このようにすることでデータ保持の信頼性を担保できる。
書換処理が行われている間、プロセス入出力装置は、操作端に対してあらかじめ定められた操作内容を出力することで、プラントの状態が乱れるのを防ぐことができる。
なお、具体的なプログラムおよび回路の構成にもよるが、さらにプロセス入出力装置へのプロセス制御装置からの入出力を停止させるとともに、状態情報などについても書換を行う直前に操作端から入力された内容を保持するようにしておけば、信頼性、安全性をより確実なものとできる。
誤って書換処理が行われてしまうような事態は、制限機構を設けることで防ぐことができる。
以上説明したとおり本発明によれば、信頼性,メンテナンス性,視認性の高いプロセス入出力装置が得られる。また、製造工程における配線工数、配線ミス、検査工数を減らすことができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
本実施形態のプロセス制御システムは、図1に示すとおり、プロセス制御装置1と、バス2と、1または2以上のプロセス入出力装置3と、保守・監視装置6と、から構成される。プロセス操作端s自体は、制御対象となるプロセス自体が有するものである。
プロセス操作端sは、プラントを運用するのに必要な補機(例えば、一方向回転補機、電動弁、電磁弁等)の操作端であり、各補機毎に割り付けられている。このプロセス操作端sは、プロセス入出力装置3からの動作指令に従ってその補機の状態を変更させることができるようになっている。また、それと同時に、その補機の動作状態をプロセス入出力装置3に出力するようになっている。
[プロセス制御装置1]
プロセス制御装置1は、プロセス操作端sの動作管理を一括して行う装置である。プロセス制御装置1は、図2に示すとおり、CPU101、揮発性書換可能型メモリ素子102およびこれらをつなぐバス103などを含んで構成されている。CPU101によって実行される動作管理プログラムソフト(プロセス制御用プログラム7)は、揮発性書換可能型メモリ素子102に格納されている。
プラント運用時、該プロセス制御装置1は、プロセス制御用プログラム7を実行することで、各プロセス入出力装置3に動作指令を出力する。動作指令の決定の際に必要となる各種情報は、制御対象となるプロセス操作端sが割り付けられているプロセス入出力装置3から状態情報として入力されるようになっている。
[プロセス入出力装置3]
プロセス入出力装置3は、プロセス制御装置1とプロセス操作端sとの間に位置し、各種制御信号の入出力処理を行うものである。該プロセス入出力装置3は、プロセス操作端sごとに設けられている。該プロセス入出力装置3は、機能的には、通常駆動条件処理回路30と、保護駆動条件処理回路31、操作端駆動回路32とを備えている(図4参照)。
通常駆動条件処理回路30は、プラントの通常運転を行う際に必要な当該補機の駆動条件(駆動許可条件)を生成するとともに、この駆動許可条件が成立しているか否かを判定するものである。
保護駆動条件処理回路31は、何らかの異常発生時にプラントの主要機器を保護するために、プロセス操作端sを駆動させるためのものである。異常発生時、保護駆動条件処理回路31は、上述の駆動許可条件を無視して強制的に操作端駆動回路32に駆動指示をするようになっている。
操作端駆動回路32は、当該補機のプロセス操作端sに駆動信号を出力する回路である。該操作端駆動回路32は、通常は、通常駆動条件処理回路30による判定の結果、駆動条件が成立していた場合に駆動信号を出力する。但し、何らかの異常時には、後述する保護駆動条件処理回路31からの駆動指示に従って、駆動信号を出力するようになっている。
本実施形態のプロセス入出力装置3は、図2に示すとおり、具体的には、MPU301、不揮発性書換可能型メモリ素子302、バス303、操作端駆動回路32からなる。上述の通常駆動条件処理回路30および保護駆動条件処理回路31は、MPU301が不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納されているプロセス入出力用プログラム8を実行することで実現されている。このような構成を取った結果、本実施形態では、主要機器の状態の変化を常時監視し何らかの異常が発生した時には、主要機器の破損や焼損を防ぎ安全な方向へ状態を速やかに移行させることができる。
なお、プロセス入出力用プログラム8は、保守・監視装置6によって書換、モニタが可能に構成されている。不揮発性書換可能型メモリ素子302へのプロセス入出力用プログラム8の格納形態は、該書換を考慮したものとなっている。この点については、後ほど図6などを用いて詳細に説明する。
以下、プロセス制御装置1およびプロセス入出力装置3によるプロセス制御の手順を図3、図4を用いて説明する。
プロセス入出力装置3には、プロセス操作端sの状態を示す状態信号11aがプロセス操作端sから入力されている。プロセス入出力装置3は、該状態信号11aをそのままプロセス制御装置1へ条件信号9として出力する(図4参照)。この条件信号9は、プロセス制御装置1がプラントの状態を解析するための判断材料となる信号であり、全てのプロセス入出力装置3からプロセス制御装置1へ出力されている。
プロセス入出力装置3には、このほかにも操作端駆動許可信号11bがプロセス操作端sから入力されている。この操作端駆動許可信号11bは、後述する操作端制御信号10が、プロセス操作端sを正常に作動させることができるか否かを判定するための基準,条件となるものである。実際の操作端駆動許可信号11bは、例えば、関連する他のプロセス操作端sの動作状態やプラントの状態信号等からなる。プロセス入出力装置3は、この操作端駆動許可信号11bを取り込んで、不揮発性書換可能型メモリ素子4に格納する。
プロセス制御装置1は、条件信号9の内容等に基づいてプラントの状態を解析する。解析の結果、なんらかの操作を行わせる必要のあるプロセス操作端sに対しては、当該プロセス操作端sに対応づけられているプロセス入出力装置3に操作端制御信号10を出力する。
プロセス入出力装置3は、入力された操作端制御信号10を、一旦、不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納する。そして、通常駆動条件処理部30は、この時入力された操作端制御信号10の内容が、操作端駆動許可信号11bが示す基準、条件を満たしているか否かを判定する。該判定の結果、基準を満たしていた場合には、その操作端制御信号10を操作端駆動回路32へ出力する。操作端駆動回路32は、該操作端制御信号10に基づいてプロセス操作端sを駆動するべく、操作端駆動信号12をプロセス操作端sへ出力する。
[保守・監視装置6]
保守・監視装置6は、プロセス入出力装置3の保守・監視を行うためのものである。保守・監視装置6は、図2に示すとおり、CPU601、メモリ602、バス603、モニタ605を備えている。そして、プロセス制御装置1および/またはプロセス入出力装置3に接続されている。CPU601は、メモリ602に格納しているプログラムを実行することで保守・監視のための各種機能を実現している。例えば、該保守・監視装置6は、直接(あるいは、プロセス制御装置1を経由して)プロセス入出力装置3にアクセスすることで、不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納されているプログラム,データの書換を行う機能を備えている。また、不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納されているプログラム、プロセス入出力装置3の動作状態に関する情報を獲得してモニタ605に表示する機能を備えている。さらに、不揮発性書換可能型メモリ素子302の書換を行った回数をカウントする書換回数管理回路26を備えている。該書換回数管理回路26も実際には、他の機能と同様、CPU601がメモリ602にあらかじめ格納されているプログラムを実行することで実現されている。
以下、該保守・監視装置6の動作を図5〜図9を用いて説明する。ここでは、動作の内容毎に分けて説明する。
(1)プロセス入出力装置3の動作状態の表示
保守・監視装置6は、プロセス入出力装置3の動作状態を示す情報を獲得し、これを制御ロジック図として、モニタ605に表示する。該情報は、図5に示すとおり、プロセス制御装置1を経由して(動作状態信号14)、あるいは、直接プロセス入出力装置3から(動作状態信号16)獲得される。
(2)プロセス入出力用プログラム8の更新
保守・監視装置6のメモリ602には、新たなプロセス入出力用プログラムである書換プログラム22をあらかじめ格納しておく。該書換プログラム22は、図6に示すとおり、N個のグループ(グループ22ー1〜グループ22ーN)に分けて構成しておく。さらに、保守・監視装置6は、書換処理を行った回数をカウントする書換回数管理回路26を備えている。
一方、不揮発性書換可能型メモリ素子302は、図6に示すとおり、プログラムを記憶するメモリエリア17と、書換回数を保持するための書換回数カウントエリア21とに分けられている。メモリエリア17は、さらに、N個の小さなエリア(エリア17ー1〜エリア17ーN)に分けられている。そして、各エリアには、それぞれ上述の書換プログラム22がグループ単位で書き込まれている。つまり、エリア17ー1にはグループ22ー1が、また、エリア17ー2にはグループ22ー2が格納されている。
プログラムの書換は、プロセス入出力装置3を書換モードに移行させた上で、新たなプログラムを不揮発性書換可能型メモリ302に転送することで行う。
つまり、保守・監視装置6は、プロセス入出力装置3にプログラム書換指令13(あるいは、書換指令15)を出力する(図5参照)。該プログラム書換指令信号13(15)を入力されたプロセス入出力装置3は、書換モードに移行する。この後、続いて行う新たなプログラムの転送は、基本的にはグループ単位で行う。
プロセス入出力用プログラム8を部分的に書き換える場合には、保守・監視装置6は、書換プログラム22のうち書換対象となっている部分が含まれているグループのみを、当該グループを格納すべきエリアに転送する。以下、図6乃至図7を用いて詳しく説明する。
保守・監視装置6は、書換処理を開始すると、図7に示すとおり、まず、不揮発性書換可能型メモリ302の書換回数カウントエリア21にアクセスし、それまでの書換回数を確認する。書換回数を確認後は、プログラムの転送を開始する。この場合、まず、書換の対象となっているか否かをグループ毎に判定する。該判定は、書換処理の対象として、使用者によってあらかじめ指定されているか否かを判定することで行う。書換の対象となっていなければ、そのまま、次のグループについての判定に移る。書換の対象となっていた場合には、当該グループを対応するエリアに転送する。図6、図7の例では、グループ22ー2のみを書き換えている。
すべてのグループについての判定等を実行し終わると、書換回数管理回路26は書換回数を1だけカウントアップする。そして、この新たな書換回数を、書換回数カウントエリア21に格納する。
プロセス入出力用プログラム8の全体を書き換える場合も同様の処理を行うことで、書換プログラム22を構成するすべてのグループを順次転送する(図8、図9参照)。つまり、保守・監視装置6はまず、この書換プログラム22のうちのグループ22ー1を不揮発性書換可能型メモリ素子302のエリア17ー1に転送する。グループ22ー1の転送が終了すると、続いて、グループ22ー2をエリア17ー2に転送する。以下同様に、残りのグループ22ー3〜22ーNを、メモリエリア17ー3〜17ーNへ順次転送する。
書換回数管理回路26による書換回数のカウントおよび書換回数カウントエリア21の更新も同様である。
なお、書換回数を確認した結果、別途定められた制限回数(本実施形態では、1000回)を越えていた場合には、書換がプロセス入出力用プログラム8の全体であるか一部であるかに関わらずその旨を保守・監視装置6のモニタ605に表示させて、書き換えを中止する。このような書換回数の制限を設けることで、不揮発性書換可能型メモリ素子302の記憶内容の信頼性を維持することができる。なお、制限回数は、不揮発性書換可能型メモリ素子302として使用しているメモリの故障率などに応じて定め、これを保守監視装置6のメモリ602に格納しておくものとする。
プログラムの転送中(あるいは、後述する書換許可スイッチが書き込み許可中)は、書換がプロセス入出力用プログラム8の全体であるか一部であるかに関わらず、プロセス制御装置1とプロセス入出力装置3との間でのデータの入出力は一時停止する。また、プロセス操作端sからプロセス入出力装置3への入力も停止する。その一方で、プロセス入出力装置3は、操作端駆動信号12を書き込み処理開始直前の値(あるいは、あらかじめ決められた値)に保持するようにしている。これにより書換によるプラントへの影響を抑制できる。
ここまでの説明では特に述べなかったが、本実施形態では、誤操作によってプロセス入出力用プログラム8等を失うことのないように、書換許可スイッチを設けている。該書換許可スイッチは、ハードウエアとソフトウエアとのいずれでも実現可能である。それぞれの一例を図10に示した。
プロセス入出力装置3の本体に設けた書換許可スイッチ28は、ハードウエアで構成されている。通常は、書換許可スイッチ28を“不許可”位置にしておく。この状態では、保守・監視装置6から書換指令13(15)がきても、不揮発性書換可能型メモリ302内のデータを書換できない。不揮発性書換可能型メモリ302内のプログラム,データを書き換える際は、書換指令13(15)を送る前に、あらかじめ書換許可スイッチ28を手動で“許可”位置に切替えておく。
保守・監視装置6に設けた書換許可スイッチ27は、ソフトウエアで実現されたものである。該書換許可スイッチ27は、別途定められたキーワードが入力されない限り、保守・監視装置6の機能を制限するようになっている。ここでは、このキーワードが入力されない限り、プロセス入出力装置3への書換プログラム等を送信できないようになっている。
なお、図10の例では、より確実を期するために、書換許可スイッチ28(ハードスイッチ)と書換許可スイッチ27(ソフトスイッチ)とを併用している。従って、どちらか一方でもロックが解除されていない場合には、不揮発性書換可能型メモリ素子302内のデータの書換ができないようになっている。
以上説明した実施形態のプロセス制御システムでは、回路をソフトウエア化したことで、リレー回路等が不要となり、プロセス入出力装置、ひいてはプロセス制御システム全体の小型化が可能となった。
プロセス入出力装置等の動作信号を読み出すことで、その動作状態を容易に確認できる。このようなプラント制御動作の視認性の向上は、プラント監視性の向上、プラント異常への対応処置の迅速化につながる。
不揮発性の書換可能型メモリ素子を用いているため、回路変更に対応してソフトウエアを書き換えることが可能で保守性が高い。さらに、停電時にもソフトウエアが失われることがないため、停電後にソフトウエアを再書き込みする必要がない。再書き込み回数が少なければ書き込み時のエラー発生の可能性も小さくなるため、信頼性が高くなる。書換回数に制限を設けたことで、ソフトウエア保持の信頼性はさらに高まる。
書き込み許可/不許可スイッチを設けたことで、不用意にソフトウエアを変更してしまうことはないため、プロセス制御の安全性が高い。
ソフトウエアの更新処理中は直前の値などを出力するようにしているため、更新中もプラントに外乱を与えることなく安全性が高い
なお、上述した実施形態では、プロセス入出力装置3の備える機能(回路)のうち、通常駆動条件処理回路30、保護駆動条件処理回路31のみをソフトウエア化していた。しかし、操作端駆動回路32についてもソフトウエア化しても構わない。
また、後述する操作端制御信号10が、プロセス操作端sを正常に作動させることができるか否かを判定するための基準,条件は、プロセス操作端sから入力される操作端駆動許可信号11bを用いていた。しかし、これらの基準、条件は、別途、あらかじめプロセス入出力装置に入力しておくようにしても構わない。
特許請求の範囲において言う“操作端”とは、上記実施形態においてはプロセス操作端sに相当する。“状態情報“とは、状態信号11a(条件信号9)に含まれている内容に相当する。“操作内容”とは、操作端制御信号10の内容に相当する。“入出力プログラム”とは、プロセス入出力用迂路グラム8に相当する。“不揮発性書換可能型メモリ素子”とは、不揮発性書換可能型メモリ素子302に相当する。“演算ユニット”とは、MPU301に相当する。“書換回数値”とは、書換回数カウントエリア21に格納されている値に相当する。“制御許可条件”とは、操作端駆動許可信号11bに応じて定められた不揮発性書換可能型メモリ素子302に格納されている基準、条件に相当するものである。“制限機構”とは、書換許可スイッチに相当する。
本発明の実施形態であるプロセス入出力装置3を含んだプロセス制御システムの全体構成を示す図である。 プロセス入出力装置3,プロセス制御装置1,保守・監視装置6の内部構成を示す図である。 各部間で授受される信号を示す図である。 プロセス入出力装置3の処理の概要を信号の流れに基づいて示した図である。 保護・監視装置6による保護・監視動作における信号の流れを示す図である。 メモリエリア17の一部を書き換える場合の様子を示す図である。 メモリエリア17の一部を書き換える手順を示す図である。 メモリエリア17の全体を書き換える様子を示す図である。 メモリエリア17の全体を書き換える手順を示す図である。 不揮発性書換可能型メモリ素子302の書換許可スイッチ27,28を示す図である。
符号の説明
1…プロセス制御装置、2…バス、3…プロセス入出力装置、6…保守・監視装置、7…プロセス制御用プログラム、8…プロセス入出力用プログラム、9…条件信号、10…操作端制御信号、11a…状態信号、11b…操作端駆動許可信号、12…操作端駆動信号、13…プログラム書換指令、14…動作状態信号、15…プログラム書換指令、16…動作状態信号、17…メモリエリア、21…書換回数カウントエリア、22…書換プログラム、27…書換許可スイッチ、28…書換許可スイッチ、30…通常駆動条件処理回路、31…保護駆動条件処理回路、32…操作端駆動回路、101…CPU、102…揮発性書換可能型メモリ素子、103…バス、301…CPU、302…不揮発性書換可能型メモリ素子、303…バス、601…CPU、602…メモリ、603…バス、605…モニタ、s…プロセス操作端

Claims (6)

  1. プラントの操作端を操作することで、プラントを運用するプロセス制御システムにおいて、
    上記プラントの状態を示す状態情報の入力を受け付ける入力処理、および、別途決定された上記操作端の操作内容を上記操作端に指示する出力処理を行うプロセス入出力装置と、
    上記プロセス入出力装置の受け付けた上記状態情報に基づいて、上記操作内容を決定するプロセス制御装置とを備え、
    上記プロセス入出力装置は、少なくとも上記入力処理および上記出力処理の内容を定義した入出力プログラムの格納された不揮発性書換可能型メモリ素子と、上記入出力プログラムを実行する演算ユニットとを含んで構成されるものであること、
    を特徴とするプロセス制御システム。
  2. 上記プロセス入出力装置と直接または間接的に接続され、上記不揮発性書換可能型メモリ素子の記憶内容の読み出し処理および書き換え処理を行う保守監視装置をさらに備えたこと、
    を特徴とする請求項1記載のプロセス制御システム。
  3. 上記不揮発性書換可能型メモリ素子には、さらに、それまでに上記書換処理が行われた回数を示す書換回数値が記憶されており、
    上記保守監視装置は、上記書換を行う際には該書換回数値を確認し、該確認の結果その時の書換回数値が別途定められた制限回数以下であった場合のみ上記書換処理を行うとともに、当該書換回数値を更新するものであること、
    を特徴とする請求項2記載のプロセス制御システム。
  4. 上記プロセス入出力装置は、上記書換処理が行われている間、上記操作端に対してあらかじめ定められた操作内容を出力するものであること、
    を特徴とする請求項3記載のプロセス制御システム。
  5. 上記プロセス入出力装置は、上記操作端毎に別途定められた制御許可条件を備え、上記プロセス制御装置から入力された操作内容が上記制御許可条件を満たす場合のみ当該操作内容を上記操作端に出力するものであること、
    を特徴とする請求項4記載のプロセス制御システム。
  6. 上記保守監視装置と上記プロセス入出力装置との少なくとも一方は、上記書換処理の実行を制限する制限機構を備えること、
    を特徴とする請求項5記載のプロセス制御システム。
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