JP2834467B2 - 適応形メッセージ出力制御方式 - Google Patents

適応形メッセージ出力制御方式

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JP2834467B2
JP2834467B2 JP1020377A JP2037789A JP2834467B2 JP 2834467 B2 JP2834467 B2 JP 2834467B2 JP 1020377 A JP1020377 A JP 1020377A JP 2037789 A JP2037789 A JP 2037789A JP 2834467 B2 JP2834467 B2 JP 2834467B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、適応形メッセージ出力制御方式に関し、特
に、化学プラント、電力システム、通信システム、交通
システム等の大規模システムの状態を監視し、制御のア
クションを行うオペレータに対してシステムの状態を表
示するメッセージを出力する適応形メッセージ出力制御
方式に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、化学プラント、電力システム、通算システム、
交通システム等の大規模システムの動作状態を監視し、
システムの制御操作のアクションを行うオペレータに対
して、システムの状態をメッセージとして出力するメッ
セージ出力制御方式では、メッセージを出力する出力デ
バイス(例えばディスプレイやプリンタ)の物理的特性
の出力速度に依存して、メッセージの出力速度が決定さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、システム設計を行う場合には、オペレータ
へのメッセージ出力は可能な限り迅速に行うということ
がシステム設計の原則と考えられている。このため、近
年の出力デバイスの高速化に伴い、高速にメッセージを
出力することが可能になり、システムに高速出力が可能
な出力デバイスが組み込まれると、システムの定常動作
時に数メッセージ/分の出力速度で出力していたもの
が、故障時には数10メッセージ/分の出力速度で出力さ
れることになり、多数のメッセージがほぼ一度にシステ
ムから出力されることになる。そのため、高速度のメッ
セージ出力は、オペレータである人間のメッセージ識別
の処理能力を越え、必要なメッセージを見逃してしまう
虞れがある。このため、故障原因の誤判断やそれによる
修理時間の増大といった問題が生じてきている。
また、そのため、出力されるメッセージの内容に対応
して、予めオペレータの認識能力に適合したメッセージ
の出力速度を記憶しておき、メッセージの出力速度を可
変にすることが所望されるが、オペレータのアクション
の速度は様々であり、この場合、メッセージに対するオ
ペレータのアクションを迅速にフィードバックできなけ
れば、オペレータの認識能力に実時間で適応してメッセ
ージ出力速度を可変にできないという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
である。
本発明の目的は、メッセージの出力速度がオペレータ
の認識能力を越えた出力速度を有する出力デバイスが組
み込まれたシステムにおいても、適切な出力速度でメッ
セージを出力する適応形メッセージ出力制御方式を提供
することにある。
本発明の他の目的は、オペレータのアクションに対応
してメッセージ出力速度を可変し、オペレータのメッセ
ージ認識能力に適合させたメッセージ出力速度とするこ
とができる適応形メッセージ出力制御方式を提供するこ
とにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面によって明らかになるで
あろう。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明においては、対象
となるシステムからの複数の状態信号に基づきメッセー
ジ出力速度を可変して、各状態信号に対応する個々のメ
ッセージから成るメッセージ群を出力する適応形メッセ
ージ出力制御方式において、前記各状態信号に対応する
個々のメッセージ毎にメッセージ出力速度情報を記憶す
るメッセージ出力速度情報記憶手段と、当該個々のメッ
セージから成るメッセージ群に対応したアクションを記
憶するアクション記憶手段と、当該アクション記憶手段
に記憶されたアクションとオペレータから入力されるア
クションとを比較し、メッセージ群の出力速度を修正す
る出力速度修正信号を出力する修正手段と、対象となる
システムから出力される複数の状態信号に基づき、当該
各状態信号に対応する個々のメッセージのメッセージ出
力速度情報を前記メッセージ出力速度情報記憶手段から
読み出すとともに、当該個々のメッセージのメッセージ
出力速度情報および前記修正手段からの出力速度修正信
号に基づき、当該個々のメッセージから成るメッセージ
群の出力速度を決定するメッセージ群出力速度決定手段
とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
前記手段によれば、対象となるシステムからの複数の
状態信号に基づきメッセージ出力速度を可変して、各状
態信号に対応する個々のメッセージから成るメッセージ
群を出力する適応形メッセージ出力制御方式において、
メッセージ出力速度情報記憶手段に、各情報信号に対応
する個々のメッセージ毎にメッセージ出力速度情報を記
憶し、また、アクション記憶手段に、当該個々のメッセ
ージから成るメッセージ群に対応したアクションを記憶
しておき、修正手段で、当該アクション記憶手段に記憶
されたアクションとオペレータから入力されるアクショ
ンとを比較してメッセージ群の出力速度を修正する出力
速度修正信号を出力し、メッセージ群出力速度決定手段
で、対象となるシステムから出力される複数の状態信号
に基づき、当該各状態信号に対応する個々のメッセージ
のメッセージ出力速度情報をメッセージ出力速度情報記
憶手段から読み出すとともに、当該個々のメッセージの
メッセージ出力速度情報および修正手段からの出力速度
修正信号に基づき、当該個々のメッセージから成るメッ
セージ群の出力速度を決定する。
これにより、オペレータが行ったアクションに対し
て、メッセージの出力速度の修正を実時間で行い、メッ
セージの出力速度を可変にすることができる。このた
め、オペレータのメッセージの認識能力に適合させて、
メッセージの出力速度を実時間で自動的に修正すること
が可能となり、大規模システムの故障時の場合、オペレ
ータがシステムのメッセージを充分把握でき、迅速な故
障個所の発見や修理に対応することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるメッセージ出力
方式を適用したシステムの監視制御装置の要部の構成を
示すブロック図である。第1図において、10は監視して
制御する対象のシステム、11は状態信号記憶部、12はメ
ッセージ群出力速度決定部、13は出力速度修正部、14は
オペレータアクション入力部、15はメッセージ記憶部、
16はメッセージ群出力制御部、17はメッセージ群出力部
である。また、10aはシステム10からの状態信号、11aは
状態信号記憶部11から出力される状態信号、12はメッセ
ージ群出力速度決定部12から出力される出力速度信号、
13aは出力速度修正部13から出力される出力速度修正信
号、14aはオペレータアクション入力部14から出力され
るオペレータアクション信号、16aはメッセージ群出力
制御部16から出力されるメッセージ群情報に対応したア
クションの状態信号である。
監視し制御する対象となるシステム10からは、システ
ムの状態をオペレータに知らせるためのn個の状態信号
10aが出力される。状態信号記憶部11は、この状態信号1
0aを一次記憶し、メッセージ群出力速度決定部12に状態
信号11aとして出力する。メッセージ群出力速度決定部1
2は、状態信号11aおよび出力速度修正信号13aから対応
するメッセージ群の出力速度を決定する。決定された出
力速度は、メッセージ群出力速度決定部12から出力速度
信号12aとして出力される。メッセージ記憶部15はシス
テムの状態を示すk(k≧1)種類のメッセージを記憶
している。メッセージ群出力制御部16は、状態信号記憶
部11内の状態信号に対応するメッセージ群をメッセージ
記憶部15から選択し、出力速度信号12aで与えられる出
力速度でメッセージ群の出力制御を行う。メッセージ群
出力部17はメッセージ群出力制御部16から送信されるメ
ッセージ群と出力速度との情報に基づきメッセージ群を
出力する。
一方、オペレータアクション入力部14は、メッセージ
群出力部17に出力されたメッセージ群に対応して行った
オペレータのアクション(コマンド入力、メニュー選
択、ボタン押下、レバー操作など)を受け付け、オペレ
ータアクション信号14aを出力し、出力速度修正部13に
供給する。また、メッセージ群出力制御部16からメッセ
ージ群情報16aが出力されて、出力速度修正部13に供給
されており、出力速度修正部13は、メッセージ群情報16
aとオペレータアクション信号14aに基づきメッセージ群
の出力速度の修正を行う出力速度修正信号13aを出力す
る。出力速度修正信号13aは出力速度修正部13から出力
されて、メッセージ群出力速度決定部12に入力される。
第2図は、メッセージ群出力速度決定部12の要部の構
成を示すブロック図である。第2図において、21はメッ
セージ出力速度記憶部、22はメッセージ群出力速度指標
算出部、23はメッセージ群出力速度算出部である。メッ
セージ出力速度記憶部21はk種類の各メッセージに対応
する出力速度情報を記憶する。メッセージ群出力速度指
標算出部22はメッセージ群の出力速度を求める指標とな
るメッセージ群出力速度指標を算出する。また、メッセ
ージ群出力速度算出部23はメッセージ群の出力速度を算
出する。13aa,13ab,13acは、それぞれメッセージ群出力
速度算出部23、メッセージ出力速度記憶部21、メッセー
ジ群出力速度指標算出部22に、出力速度の修正のために
入力される出力速度修正信号13aからの信号である。
第3図は、出力速度修正部13の要部の構成を示すブロ
ック図である。第3図において、31はメッセージ群アク
ション記憶部、32はアクション比較部、33は出力速度修
正信号決定部である。メッセージ群アクション記憶部31
は、出力されたメッセージ群とそれに対応するオペレー
タの行うべきアクションを記憶している。アクション比
較部32は、メッセージ群出力制御部16からのアクション
の状態信号16aとオペレータアクション信号14aとの比較
を行い、オペレータが有効なアクションを行ったか否か
を判定し判定情報を出力する。出力速度修正信号決定部
33は判定情報に基づきメッセージ群の出力速度修正信号
13aを決定する。
第4図は、状態信号の10aの例を説明する図である。
第4図においては、システムの状態が変化し、各々の状
態を表わす状態信号のs1,s2,およびskの3(=n)個の
状態信号がs1→s2→skの順序で発生した例を示してい
る。
第5図は、メッセージ記憶部15に記憶されているk種
類のメッセージを記憶しているメッセージテーブルの一
例を示す図である。第5図に示すように、k種類の状態
信号s1,s2,s3,‥‥,skに対応して、それぞれ、k種類の
各メッセージ「ABC 123」,「ABC 456 789」,「DEF KL
M」,‥‥,「XYZ」が記憶されている。
第6図は、メッセージ出力速度記憶部21に記憶されて
いるk種類のメッセージに対応したメッセージ出力速度
情報が記憶されている出力速度テーブルの一例を示す図
である。第6図に示すように、k種類の状態信号s1,s2,
s3,‥‥,skに対応して、それぞれ、k種類のメッセージ
出力速度情報f1,f2,f3,‥‥,fkが記憶されている。メッ
セージ出力速度情報fi(1≦i≦k)は、例えば、シス
テムが過去に出力したメッセージの出力頻度,オペレー
タが各メッセージを認知するのに要する時間指数等によ
り定められた値である。
状態信号10aのn個の状態信号の中に、siがwi(0≦w
i≦n)個含まれていたとすると、メッセージ群出力速
度指標算出部22は、例えば、 なる演算を行ってメッセージ群出力速度指標Fの値を求
める。
第7図は、メッセージ群出力速度指標Fからメッセー
ジ群の出力速度(メッセージ/分)を求める関数の一例
を示す図である。例えば、状態信号10aがs1,s2,skの3
個の状態信号であった場合、メッセージ出力速度記憶部
21は、3個の各々の状態信号s1,s2,skに対して、第6図
に示すような出力速度テーブルから各々のメッセージ出
力速度情報f1,f2,fkを選択する。メッセージ群出力速度
指標算出部22は、例えば、上述の[1]式により、 F=(0.50+0.15+0.15)/3=0.27 なる演算を行って、メッセージ群の出力速度の指標とな
るF=0.27を求める。そして、メッセージ群出力速度算
出部23は、第7図の関数からメッセージ群の出力速度15
(メッセージ/分)を求めて、出力速度信号12aとして
出力する。
第8図は、メッセージ群アクション記憶部31に記憶さ
れている状態信号の遷移とそれに対応するオペレータの
行うべきアクションの遷移との関係を示すアクションテ
ーブルを示す図である。このアクションテーブルは、各
々の状態信号の遷移に対応して表示するメッセージ群と
それに対応するオペレータの行うべき期待アクションの
遷移の関係が記憶されている。図示するように、例え
ば、s1→s2→skなる状態信号の遷移のメッセージ群に対
してはaxなるアクションが、sk→skなる状態信号の遷移
のメッセージ群に対してはax→ayなるアクションをオペ
レータが行う必要があることを示している。もし、s1
s2→skなる状態信号の遷移のメッセージ群の出力に対し
て、オペレータがayなるアクションを行った場合、例え
ば、アクション比較部32はaxとay比較して、アクション
が異なるという判定情報を出力し、出力速度修正信号決
定部33は、メッセージ群の出力速度を下げる出力速度修
正信号13aを出力する。これにより、メッセージ群を出
力する際の出力速度は下方修正される。
第9図は、メッセージ群の出力速度が下方修正された
場合の関数の例を説明する図である。第9図の関数の例
では、メッセージ群出力速度算出部23に、例えば、出力
速度修正信号13aaが入力された場合のメッセージ群の出
力速度の下方修正の一例を説明している。
次に、動作例を説明する。この説明の前にこの例でい
くつかの前提条件を述べる。
(1)システム10から送信される状態信号10aは、第4
図に示されるようなs1,s2,skの3個の状態信号とし、s1
→s2→skなる順序で発生するものとする。
(2)メッセージ記憶部15には、第5図に示されるk種
類の状態信号に対応するk種類のメッセージが記憶され
ているとする。
(3)メッセージ出力速度記憶部21には、第6図に示す
ように、各々の状態信号に対応するk種類のメッセージ
の出現頻度(確率)がメッセージ出力速度情報f1,f2,
f3,‥‥,fkとして記憶されているとする。
(4)メッセージ群出力速度指標算出部22は、前述の
[1]式に示すfi(1≦i≦k)の平均演算を行ってメ
ッセージ群出力速度指標Fを求めるとする。
(5)メッセージ群出力速度算出部23は、第7図に示す
ような関数により、メッセージ群出力速度指標Fからメ
ッセージ群出力速度を求めるとする。
(6)状態信号s1,s2,skに対応したメッセージ群の出力
の応答として、オペレータはayなるアクションをオペレ
ータアクション入力部14に入力するものとする。
(7)メッセージ群アクション記憶部31には、第8図に
示すように、状態信号の遷移(メッセージ発生の遷移)
とオペレータの行うべきアクションが記憶されているも
のとする。
(8)アクション比較部32では、オペレータアクション
信号14aとメッセージ群アクション記憶部31内のメッセ
ージ群情報に対応するアクション状態信号16aとアクシ
ョンとの比較を行って、アクションが『異なる』か『同
一』かの判定結果情報を出力するものとする。
(9)出力速度修正信号決定部33では、判定結果情報が
『異なる』アクションとの判定である場合、出力速度修
正信号『−Δ』を生成し、メッセージ群出力速度算出部
23の第7図に示した関数を、第9図に示すように下方修
正するものとする。
以上の前提条件に基づき動作の例を説明する。まず、
システム10から送信されたs1,s2,skという3個の状態信
号10aを、状態信号記憶部11が一次記憶し、次に状態信
号11aとして、メッセージ群出力速度決定部12のメッセ
ージ出力速度記憶部21に送信する。メッセージ出力速度
記憶部21においては、入力された各々の状態信号s1,s2,
skに対応して、それぞれのメッセージ出力速度情報f
1(=0.50)、f2(=0.15)、fk(=0.15)を選択し、
メッセージ群出力速度指標算出部22に送信する。メッセ
ージ群出力速度指標算出部22では、これらの情報f1(=
0.50),f2(=0.15),fk(=0.15)の値から[1]式の
メッセージ群出力速度指標Fの演算を行い、F=0.27を
出力する。次に、メッセージ群出力速度算出部23は、メ
ッセージ群出力速度指標の値F=0.27から関数によりメ
ッセージ群出力速度15(メッセージ/分)を求めて、出
力速度信号12aとしてメッセージ群出力制御部16に送信
する。メッセージ群出力制御部16は、メッセージ群情報
16aとして、状態信号s1,s2,skを出力速度修正部13のア
クション比較部32に送信するとともに、メッセージ記憶
部15内の状態信号s1,s2,skに対応したメッセージを生成
し、出力速度信号12aの出力速度でメッセージをメッセ
ージ群出力部17に送出する。メッセージ群出力部17は、
これを受けて、15(メッセージ/分)の出力速度で、以
下に示すメッセージを出力する。
これに対応して、オペレータはayなるアクションをオ
ペレータアクション入力部14に入力する。ayなるアクシ
ョンはオペレータアクション信号14aとしてアクション
比較部32に送信される。アクション比較部32では、すで
に送信されたメッセージ群情報16aの内容からメッセー
ジ群アクション記憶部31を検索し、期待アクションax
受信し、オペレータアクション信号14aのayと比較す
る。比較を行った結果、『異なる』の判定結果情報が出
力として出力速度修正信号決定部33に送信される。出力
速度修正信号決定部33では、これを受けて、出力速度修
正信号13aaの『−Δ』を生成し、メッセージ群出力速度
決定部12のメッセージ群出力速度算出部23に出力し、第
9図に示すように関数を修正する。
次に、本実施例の変形例を説明する。上述した実施例
の説明において、システム10から送信される状態信号10
aは、第4図に示されるような状態信号s1,s2,skという
3個の状態信号とし、s1→s2→skなる順序で発生すると
したが、状態信号の種類やその数は任意である。
メッセージ記憶部15には、第5図に示されるk種類の
状態信号に対応するk種類のメッセージが記憶されてい
るとしたが、メッセージの内容は任意である。
メッセージ出力速度記憶部21には、第6図に示すよう
に、状態信号に対応するk種類のメッセージの出現頻度
(確率)に対応して、メッセージ出力速度情報f1,f2,
f3,‥‥,fkが出力速度情報として記憶されているとした
が、出現頻度ではなくオペレータが各メッセージを認知
するのに要する時間指数等でもよい。
メッセージ群出力速度指標算出部22は、[1]式に示
すfi(1≦i≦k)の平均演算を行ってメッセージ群出
力速度指標Fを求めるとしたが、例えば、最小値を求め
る関数 F=min(fi,i∈S⊆{1,…,k}) 等の任意の関数でもよく、また、関数のテーブルにより
直接的にFの値を求めるようにしてもよい。
メッセージ群出力速度算出部23は、第7図に示す関数
により、メッセージ群出力速度指標Fからメッセージ群
出力速度を求めるとしたが、この関数およびメッセージ
出力速度の単位は任意であり、予め決められた関数のテ
ーブル等により求めてもよい。
状態信号s1,s2,skに対応したメッセージ群の出力の応
答として、オペレータはayなるアクションをオペレータ
アクション入力部14に入力するものとしたが、オペレー
タのアクションは任意であり、例えばa1,a1→a2,axなど
であってもよい。
メッセージ群アクション記憶部31には、第8図に示す
ように、状態信号の遷移(メッセージの発生の遷移)と
オペレータの行うべきアクションが記憶されているもの
としたが、例えば、第10図に示すように個々の状態信号
に対する期待アクションを個別に記憶しておいてもよ
い。また、一つあるいは一連の状態信号に対応して複数
の期待アクションを記憶しておくようにしてもよく、あ
るいはテーブル形式ではなく条件文により状態信号を選
別して期待アクションを求めるなど、記憶の方法は任意
でよい。
アクション比較部32では、オペレータアクション信号
14aとメッセージ群アクション記憶部31内のメッセージ
群情報に対応するアクション状態信号16aとアクション
との比較を行ってアクションが『異なる』か『同一』か
の判定結果情報を出力するものとしたが、二者択一では
なく、メッセージ群アクション記憶部31内の期待アクシ
ョンとオペレータアクション信号との近さの指標を定め
ておき、判定結果情報とする等の方法でもよい。出力速
度修正信号決定部33は、結果の判定結果情報が『異な
る』場合に、出力速度修正信号13aとして『−Δ』を生
成し、メッセージ群出力速度算出部23の第7図に示した
関数を、第9図に示すように下方修正するものとした
が、判定結果情報が『同一』であった場合、出力速度修
正信号13aとして『+Δ』を生成し、第11図に示すよう
に上方に修正してもよい。また、前述のように、近さの
指標に応じて出力速度修正信号13aを出力する方法等で
もよい。さらに、第9図や第11図のように関数の全体を
下方あるいは上方修正するのではなく、該当するメッセ
ージ群に対応するメッセージ群出力速度指標Fとともに
出力速度修正信号13aaを生成して、該当するメッセージ
群出力速度指標Fの部分だけを修正してもよい。また、
メッセージ群出力速度指標算出部22に出力速度修正信号
13acを送信し、平均演算の重みを変更する等のメッセー
ジ群速度指標算出部22の算出法を変更してもよい。ま
た、メッセージ出力速度記憶部21内のメッセージ出力速
度情報の値を、出力速度修正信号13abにより変更しても
よい。
本実施例では複数のメッセージ群の出力速度の修正の
例を説明したが、n=1として一つ一つのメッセージに
対して出力速度の修正を行ってもよい。また、n個の状
態信号を発生するのに要する時間は任意であり、逆に、
ある時間内に発生する状態信号の数をnとしてもよい。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、システムか
ら送信されてきたn個の状態信号に対応するメッセージ
群の出力に対応するオペレータが行うべきアクションを
アクション記憶手段に記憶し、該アクション記憶手段に
記憶したアクションとオペレータの入力したアクション
との比較を行い、以降に出力されるメッセージ群の出力
速度の修正を行うので、オペレータのアクションに対す
るメッセージ出力速度の修正を実時間で行うことが可能
となる。また、メッセージの出力速度を可変にすること
ができるため、オペレータのメッセージの認識能力に適
合させて、メッセージの出力速度を実時間で自動的に修
正することが可能になり、大規模システムの故障時の場
合、オペレータがシステムのメッセージを充分把握で
き、迅速な故障箇所の発見や修理に対応できる等の利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかるメッセージ出力方
式を適用したシステムの監視制御装置の要部の構成を示
すブロック図、 第2図は、メッセージ群出力速度決定部の要部の構成を
示すブロック図、 第3図は、出力速度修正部の要部の構成を示すブロック
図、 第4図は、状態信号の例を説明する図、 第5図は、メッセージ記憶部に記憶されているk種類の
メッセージを記憶しているメッセージテーブルの一例を
示す図、 第6図は、メッセージ出力速度記憶部に記憶されている
k種類のメッセージに対応したメッセージ出力速度情報
が記憶されている出力速度テーブルの一例を示す図、 第7図は、メッセージ群出力速度指標Fからメッセージ
群の出力速度(メッセージ/分)を求める関数の一例を
示す図、 第8図は、メッセージ群アクション記憶部に記憶されて
いる状態信号の遷移とそれに対応するオペレータの行う
べきアクションの遷移との関係を示すアクションテーブ
ルを示す図、 第9図は、メッセージ群の出力速度が下方修正された場
合の関数の例を説明する図、 第10図は、メッセージ群アクション記憶部に記憶されて
いる状態信号とそれに対応するオペレータの行うべきア
クションの遷移との関係を示すアクションテーブルの他
の例を示す図、 第11図は、メッセージ群の出力速度が上方修正され場合
の関数の例を説明する図である。 図中、10……システム、11……状態信号記憶部、12……
メッセージ群出力速度決定部、13……出力速度修正部、
14……オペレータアクション入力部、15……メッセージ
記憶部、16……メッセージ群出力制御部、17……メッセ
ージ群出力部、21……メッセージ出力速度記憶部、22…
…メッセージ群出力速度指標算出部、23……メッセージ
群出力速度算出部、31……メッセージ群アクション記憶
部、32……アクション比較部、33……出力速度修正信号
決定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 1/00 G06F 3/02 G06F 3/14 G05B 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象となるシステムからの複数の状態信号
    に基づきメッセージ出力速度を可変して、各状態信号に
    対応する個々のメッセージから成るメッセージ群を出力
    する適応形メッセージ出力制御方式において、前記各状
    態信号に対応する個々のメッセージ毎にメッセージ出力
    速度情報を記憶するメッセージ出力速度情報記憶手段
    と、当該個々のメッセージから成るメッセージ群に対応
    したアクションを記憶するアクション記憶手段と、当該
    アクション記憶手段に記憶されたアクションとオペレー
    タから入力されるアクションとを比較し、メッセージ群
    の出力速度を修正する出力速度修正信号を出力する修正
    手段と、対象となるシステムから出力される複数の状態
    信号に基づき、当該各状態信号に対応する個々のメッセ
    ージのメッセージ出力速度情報を前記メッセージ出力速
    度情報記憶手段から読み出すとともに、当該個々のメッ
    セージのメッセージ出力速度情報および前記修正手段か
    らの出力速度修正信号に基づき、当該個々のメッセージ
    から成るメッセージ群の出力速度を決定するメッセージ
    群出力速度決定手段とを備えたことを特徴とする適応形
    メッセージ出力制御方式。
JP1020377A 1989-01-30 1989-01-30 適応形メッセージ出力制御方式 Expired - Fee Related JP2834467B2 (ja)

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