JPH04328197A - フロン冷媒用潤滑油 - Google Patents

フロン冷媒用潤滑油

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Publication number
JPH04328197A
JPH04328197A JP12510791A JP12510791A JPH04328197A JP H04328197 A JPH04328197 A JP H04328197A JP 12510791 A JP12510791 A JP 12510791A JP 12510791 A JP12510791 A JP 12510791A JP H04328197 A JPH04328197 A JP H04328197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
lubricating oil
hfc
oxypropylene
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12510791A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Nakahara
誠 中原
Katsuhiro Fujii
克宏 藤井
Masao Izumi
和泉 正男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Kako KK
Original Assignee
Sanken Kako KK
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Publication date
Application filed by Sanken Kako KK filed Critical Sanken Kako KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロンを冷媒として使用
する圧縮機用潤滑油に関するものであり、特に、フロン
の内でも塩素を含まないハイドロフロロカ−ボンHFC
−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン)
などの水素含有フロン溶媒を圧縮する際に用いるのに好
適な潤滑油、特にカ−エアコンに適する潤滑油に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍機、空調機、冷蔵庫等には冷
媒としてフッ素と塩素を構成元素とするフロン例えばク
ロロフロロカ−ボンであるCFC−11(トリクロロモ
ノフルオロメタン)、CFC−12(ジクロロジフルオ
ロメタン)等のフロンが使用されているが、最近のオゾ
ン層破壊問題に関連し、これへの影響がない新しいタイ
プの冷媒としてHFC−134aなどの水素含有フロン
冷媒が従来のフロンにとってかわろうとしている。
【0003】一方、冷凍機、空調機用潤滑油に関しては
、従来、鉱油系や合成油系のものが多数知られているが
、これらは前記新しいHFC−134aに対しては相溶
性が全く悪く使用できないことが分った。特にカ−エア
コン用潤滑油の場合は高い粘度が必要であり、そのため
に温度に対する粘度勾配を示す粘度指数も高くしなけれ
ばならない。又その機能上、高温域でのフロンとの相溶
性が要求される。
【0004】又潤滑油の吸湿性が高いと加水分解性、酸
化安定性が悪くなる等の多くの問題がある。かくの如く
新冷媒HFC−134a用の潤滑油としては、多くの必
要特性を考慮する必要がある。今までにも両末端が水酸
基であるポリオキシアルキレングリコ−ル(以下PAG
と略す)、PAGの片末端をアルキルエ−テル化された
もの及びPAGの両末端をエステル化したものが検討さ
れているが潤滑油としての必要特性全部を満足し得るに
は至らずまだ不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はカ−エ
アコン等に用いられる新しい冷媒であるHFC−134
aに対し広い温度範囲、特に高温領域での相溶性に秀れ
、かつ、100℃動粘度が10cSt以上で、而も粘度
指数が100以上あり、酸化安定性、加水分解安定性に
秀れたフロン冷媒用潤滑油を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは各種の合成
油を対象に上記課題解決のために鋭意検討を進めたとこ
ろ、特定のグリセリン系ポリアルキレンポリオ−ルと特
定のカルボキシル基を持つ化合物とのエステルが本発明
の目的達成に有効であることを見い出し本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち本発明は次の一般式化1(式中A
Oはオキシプロピレン基単独系又はオキシプロピレン基
とオキシエチレン基の混合系  nは4〜30の整数、
R1 R2及びR3は炭素数3〜15のアルキル基を示
す)で表されるグリセリン系ポリアルキレンポリオ−ル
の末端の水酸基を脂肪族モノカルボキシル化合物でエス
テル化した化合物を主成分とするフロン冷媒用潤滑油に
関するものである。
【化1】
【0008】上記式中R1 R2及びR3は炭素数3〜
15のアルキル基で直鎖型のものとしてプロピル基、ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチ
ル基、ノニル基、デシル基等があげられ、又分枝したア
ルキル基としてはイソプロピル基、イソブチル基、タ−
シャリ−ブチル基、イソペンチル基、タ−シャリ−ペン
チル基、イソヘキシル基、タ−シャリ−ヘキシル基、イ
ソヘプチル基、タ−シャリ−ヘプチル基、イソオクチル
基、タ−シャリ−オクチル基、イソノニル基、タ−シャ
リ−ノニル基、イソデシル基、タ−シャリ−デシル基、
2−エチルヘキシル基、2−エチル−2−メチルブチル
基等があげられる。
【0009】分枝したアルキル基を用いたエステルの方
が酸化安定性、加水分解安定性に秀れている。
【0010】上記一般式で示される本発明に係るエステ
ルはグリセリン系ポリアルキレンポリオ−ルとカルボキ
シル基を持つ化合物との脱水反応によるエステル化、或
いはカルボキシル基を持つ化合物の誘導体である酸無水
物、酸クロライド、低級アルコ−ルエステル等を経由し
てのエステル化等の一般的なエステル合成方法によって
得ることができる。またエステル化率は60%以上が好
ましく、60%未満だと酸化安定性、加水分解安定性及
び吸湿性等の点で劣る。本発明に係るエステルは上述の
方法で得ることができるがカルボキシル基が残存しない
ことが好ましく酸価は少なくとも0.1以下であること
が必要である。
【0011】
【作用】上記一般式中のAOがオキシエチレン基単独系
では流動点が高くなり、低温で固体化してしまい、潤滑
油としての必要特性を満たさなくなることから、本発明
ではAOはオキシプロピレン単独系、又はオキシプロピ
レン系とオキシエチレン系との混合系と規定する。又一
般式中のnが4未満では100℃の動粘度が低過ぎるば
かりでなくHFC−134aとの相溶性が悪くなる。 又、30を越えると100℃動粘度が高くなりすぎるば
かりでなくHFC−134aとの相溶性も劣ってくる。 また、R1〜R3で示されるアルキル基の炭素数が3未
満では酸化安定性、加水分解安定性が劣り、又、15を
越えると冷媒HFC−134aと相溶性が悪くなる。
【0012】本発明に係るエステルは、特にHFC−1
34aを冷媒とするカ−エアコン用潤滑油としてHFC
−134aと低温から高温までの広い領域で良好な溶解
性を示し、熱安定性及び加水分解安定性に秀れている。 従来から検討されているポリアルキレングリコ−ル系、
片末端アルキルエ−テル化ポリアルキレングリコ−ル系
、両末端エステル化ポリアルキレングリコ−ル系は広い
温度域での相溶性、熱安定性、加水分解安定性、吸湿性
、100℃動粘度、粘度指数、流動点等の必要特性のど
れかを満足していない。
【0013】尚、本発明の潤滑油には従来使用されてい
る酸化防止剤、摩耗防止剤、フッ酸補捉剤等の添加剤を
適宜添加しうることは言うまでもない。
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。但し、本発明は実施例に限定されるものではな
い。
【0014】
【実施例1〜5  比較例1−3】本発明に係るエステ
ルとして第1表に示すS−1〜S−5の供試油のを使用
してHFC−134a冷媒用潤滑油としての性能を評価
した。尚、比較例として第2表に示すポリアルキレング
リコ−ルエステル(T−1〜T−3)の評価も併せて行
なった。第1表及び第2表に示す供試油の潤滑油性能と
して動粘度、粘度指数、相溶性及び酸化安定性を下記に
示す条件で評価した。
【0015】動粘度及び粘度指数:JIS  K  2
283に準じて測定した。
【0016】相溶性:供試油5gと冷媒HFC−134
a25gを耐圧ガラス試験管にとり毎分1℃での冷却と
昇温とを行ない、二層分離を起こす温度すなわち二層分
離温度を測定した。
【0017】酸化安定性:供試油60gを半径20mm
の100mlガラス容器にとり蓋をしないで140℃で
168時間さらして、テスト前後の40℃動粘度比およ
び酸価の変化を測定した。
【0018】上記評価結果は第3表に示すとおりである
。第3表に見られるとおり、供試油の性能に関し、本発
明(実施例)は総合的に見て比較例よりはるかに優れて
いることがわかる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【発明の効果】上記の如く、本発明のフロン冷媒用潤滑
油は冷媒HFC−134aに対して、高温側での相溶性
に秀れ、而も酸化安定性、加水分解安定性にも優れてい
る。又、本発明の潤滑油は高粘度であるにも拘らず、粘
度指数も高く特に高粘度を要求されるカ−エアコン用潤
滑油に適している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  次の一般式化1(式中AOはオキシプ
    ロピレン基単独系又はオキシプロピレン基とオキシエチ
    レン基の混合系  nは4〜30の整数、R1R2及び
    R3は炭素数3〜15のアルキル基を示す)で表される
    グリセリン系ポリアルキレンポリオ−ルの末端の水酸基
    を脂肪族モノカルボキシル化合物でエステル化した化合
    物を主成分とするフロン冷媒用潤滑油。 【化1】
  2. 【請求項2】  アルキル基が分枝したアルキル基であ
    る請求項1記載のフロン冷媒用潤滑油。
JP12510791A 1991-04-26 1991-04-26 フロン冷媒用潤滑油 Pending JPH04328197A (ja)

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