JPH04327596A - 新規トランス−Pt(IV)化合物 - Google Patents

新規トランス−Pt(IV)化合物

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JPH04327596A
JPH04327596A JP4050519A JP5051992A JPH04327596A JP H04327596 A JPH04327596 A JP H04327596A JP 4050519 A JP4050519 A JP 4050519A JP 5051992 A JP5051992 A JP 5051992A JP H04327596 A JPH04327596 A JP H04327596A
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JP
Japan
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trans
ptcl2
compound
formula
compounds
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JP4050519A
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English (en)
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Christopher Francis J Barnard
クリストファー フランシス ジェイムズ バーナード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Matthey PLC
Original Assignee
Johnson Matthey PLC
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/0086Platinum compounds
    • C07F15/0093Platinum compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学化合物の改良に関
し、より詳しくは、癌細胞に対する活性を有する新規白
金含有化合物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】シス− PtCl2(N
H3)2(「シスプラチン」)についての抗腫瘍活性の
発見、および患者の癌の治療のための有効な薬剤として
のそれの広範な適用以来、世界中の様々なグループによ
って改良された性質を有する新規白金化合物を合成する
ための相当な努力がなされている。異なるタイプの癌に
対して活性を有しそして/または患者に対する減少され
た副作用を有する新規化合物を発見する試みに加えて、
市販の抗癌剤に抵抗性を示す癌細胞系に対して活性を有
する化合物を発見する試みが行われている。白金含有化
合物を使った化学療法が腫瘍中の全ての癌細胞を完全に
撲滅しない場合、白金含有化合物に対する抵抗性を有す
るそれらの細胞が腫瘍を再発する可能性がある。従って
他の化学療法剤または放射線療法といった他の処置を試
みることが一般に必要であろう。
【0003】シスプラチンおよび現在導入されつつある
第二世代白金化合物カルボプラチンPt(CBDCA)
(NH3)2  (CBDCA =1,1−シクロブタ
ンジカルボキシレート)はシス−Pt(II)化合物で
ある。トランス−Pt(II)化合物は癌細胞に対して
殆どまたは全く選択的活性を持たないと広く信じられて
いる。専門家の意見の大部分が、構造−活性関係の広範
な研究がシス−化合物だけが選択的抗腫瘍活性を示すと
予想され得るということを示している。例えば、最も初
期の構造−活性研究の1つは、Cleareにより C
o−ordination Chemistry Re
views, 12, 349, 1974 において
報告されており、シスプラチンのような活性シス−Pt
化合物のトランス−異性体が不活性であることを示した
。同じ著者が1983年に書いた”Structure
−Activity Relationships o
f Anti−tumour Agents”, D.
N. Reinhardtら編、Martinus N
ijhoffPublishers, The Hag
ue(1983)において、多数の研究がPt(II)
とPt(IV)化合物の両方についてトランス−異性体
が不活性であることを示したことを明らかにした。多数
のシス−Pt(IV)化合物が提案され、そして幾つか
は可能性ある治療剤として研究されている。Pt(IV
)化合物の作用形態の現在の説は、体内においてそれら
が対応するPt(II)化合物に変換され、そして既に
言及したように、トランス−Pt(II)化合物は望ま
しい活性を欠くらしいというものである。
【0004】抗癌性Pt化合物の技術分野には非常に多
数の特許刊行物が存在している。それらは当業者に向け
て提出され、そのためしばしば該化合物が実際にシス−
異性体形であることを明記しなかった。上述したように
、当業者は、ひょっとしたらトランス−異性体について
何らかの有意な活性を主張できるとかトランス−異性体
に期待できるかもしれないとかいう期待を全く持たなか
っただろう。更に、当業者は記載された合成経路が常に
シス−異性体を与えることを感謝したであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、驚くべき
ことに、或る種のクラスのトランス−Pt(IV)化合
物が癌細胞に対する試験において有用な活性を有し、且
つシスプラチン抵抗性細胞系に対して興味深い活性を示
すことを発見した。本発明者らはいずれかの理論に結び
付けられると思わないけれども、それらのトランス−P
t(IV)化合物はおそらくシス−Pt(IV)化合物
について仮定されたものとは異なる様式で作用すると思
われる。
【0006】本発明は、一般式I: PtX2 Y2 L1 L2     I〔上式中、L
1 およびL2 は各々アミン配位子であり、ただしL
1 とL2 は両方がNH3 であるのではなく、そし
てXおよびYは各々ハロゲン(特に塩素)、ヒドロキシ
ルもしくはカルボキシレートであるか、またはY2 も
しくはX2 とY2 がジカルボキシレートであり、配
位子L1 およびL2 は白金原子に関して相互にトラ
ンス配位部位にある〕の新規トランス−Pt(IV)化
合物を提供する。
【0007】好ましくは、Xが塩素でありそしてYがヒ
ドロキシルである。好ましい配位子としては、第一アミ
ンR−NH2 が挙げられ、ここでRはアラルキル、例
えばベンジルアミンであり、あるいはRは例えば1〜1
0個の炭素原子、より好ましくは1〜8個の炭素原子を
有する直鎖アルキル、例えば1〜8個の炭素原子を有す
る枝分かれ鎖アルキル、または例えば5〜7個の炭素原
子を有するシクロアルキル、更には橋かけシクロアルキ
ルである。第二アミン、例えばジエチルアミンも適当で
あり、そして第三アミン、例えばキヌクリジンを使用し
てもよい。該配位子は複素環式アミン、例えばモルホリ
ンまたはピリジンも包含することができる。
【0008】本発明の化合物は、式IIのトランス−P
t(II)化合物: トランス−  PtX2 L1 L2    II(上
式中、L1 およびL2 は上記に定義された通りであ
り、そしてXはハロゲン原子である)を所望の基Yの源
と反応させ、そしてX2 が(OH)2 である式Iの
化合物の場合にはハロゲン原子をヒドロキシルで置換し
、そしてYまたはXおよびYがカルボキシレートである
式Iの化合物の場合には、Y2 またはX2 およびY
2 を(OH)2 として有する対応する化合物をアシ
ル化することを含んで成る方法により調製される。
【0009】本発明の方法は1または複数の段階におい
て行うことができることは認識されるだろう。特に、式
IIの化合物を塩素の源とまたは過酸化水素と反応させ
、それぞれ式IaまたはIbの化合物を形成せしめるこ
とができ、 トランス−  PtCl4 L1 L2   Iaトラ
ンス−  PtCl2(OH)2L1 L2     
          IbまたはYがカルボキシレート
の場合には、例えば酸クロリドもしくは無水物を使った
対応する化合物Ibのアシル化を含んで成る。
【0010】塩素ガスによる化合物IIの酸化を使うこ
ともできるが、簡便性および安全性の点から、塩素の源
として塩酸での対応する化合物Ibの処理により、テト
ラクロロ化合物Iaを形成せしめるのが好ましい。この
方法は適切には、水性媒質中で、溶液または懸濁液中の
白金化合物を用いて、好ましくは約70℃に加熱しなが
ら、そして望ましくは1〜3時間行われる。次いで反応
混合物を濃縮し、冷却し、生成物を濾過する。次いで常
用の精製段階および確認分析を行うことができる。
【0011】上記方法はおよび本明細書中に記載の変法
は、収率を最適化するために特定の反応条件、特に溶媒
、および反応体の形態を選択することができるであろう
熟練した白金化学者の能力の範囲内である。特に、熟練
した白金化学者は、種々の反応体および最終生成物の親
水性および溶解性に差があることを認識し、適当な溶媒
系、反応時間および温度を選択するだろう。
【0012】トランス−Pt(II)出発物質は、式I
II のシス−Pt(II)出発物質: シス−  Pt (L1)2(L2)2 Cl2   
            IIIを、加熱しながら、ハ
ロゲン化水素酸、特に塩酸と反応させて式IIの化合物
並びにアミンL1 およびL2 の酸塩を与えることに
より調製することができる。式III の化合物は、シ
ス−  PtCl2 ( L1)2 を、水溶液中でま
たは本明細書に記載されるような他の適当な溶媒中で、
加熱しながら、アミン配位子L2 と反応させることに
より、調製することができる。
【0013】配位子L1 およびL2 が相互にトラン
ス配位部位にあるということが本発明の重要な特徴であ
る。 式I中の残りの基または原子はシス配置であってもトラ
ンス配置であってもよく、XおよびY部位については位
置異性体間に比較的容易な異性化が起こり得ると考えら
れる。上述したように、式Iの化合物は、癌の治療への
適切性を示す標準的な試験管内試験および或る種の生体
内試験において活性を有する。
【0014】本発明の化合物は、本発明によれば、医薬
上許容される担体または希釈剤と共に式Iの化合物を含
んで成る医薬組成物における活性成分として使用するこ
とができる。本発明はまた、癌の治療用医薬の調製のた
めの式Iの化合物の用途も包含する。
【0015】活性化合物は、公知の理論に従って製剤さ
れそして医薬上許容される希釈剤または担体と共に好ま
しくは単位用量形態で該化合物を含んでいる医薬組成物
の形態で投与することができる。そのような組成物は、
注射用溶液もしくは懸濁液の形態であるか、またはカプ
セル剤、錠剤、糖剤もしくは他の固体組成物であるか、
または経口投与用の溶液もしくは懸濁液の形態であるか
、または膣坐剤もしくは坐剤に製剤されるか、または上
記のいずれかの徐放性形態に製剤され得る。適当な希釈
剤、担体、賦形剤および他の成分は既知である。局所投
与用組成物、例えば軟膏またはクリームを製剤し、例え
ば経皮貼付剤として投与することも望ましいかもしれな
い。
【0016】本発明の医薬組成物は、適当にはヒトにお
いては0.1 〜100 mg/kg体重/日の用量範
囲において活性化合物を提供するように、単一の単位用
量または複数のより少ない単位用量において、従来の薬
理学的方法に従って決定された用量を含むことができる
。好ましい用量範囲は1〜30mg/kg体重/日であ
る。本発明の化合物は、単独でもしくは他の化学療法剤
、例えばシスプラチンと組み合わせて、または単一処置
もしくは一連の処置としてまたは副作用を克服もしくは
減少するためまたは生物適合性を改善するための他の医
薬との組合せ療法の一部分として、または放射線療法の
ような他の療法と組み合わせて、投与することができる
。本発明を単に例示のつもりで下記に説明する。
【0017】
【実施例】
実施例1 水(120 ml)中のシス− PtCl2(NH3)
2 (6.0 g, 20ミリモル) の懸濁液を、わ
ずかに過剰のシクロペンチルアミン(c−C5H9NH
2 ; 3.5 g, 41ミリモル) で処理した。 混合物を攪拌し、80〜90℃で3時間加熱した。この
溶液を活性炭処理し、濾過した。濾液を濃HCl(約2
5ml)で処理し、およそ10時間穏やかに還流させた
。氷浴中で冷却した後、生成物を濾過により収集し、水
で洗浄し、空気中で次に真空中で乾燥した。収量:6.
0 g (81.5 %) 。
【0018】錯体トランス− PtCl2(NH3)(
c−C5H9NH2)  生成物 (4.0 g, 1
0.9 ミリモル) を水(80 ml) 中で攪拌し
、そして過酸化水素(30% w/v, 6 ml, 
52.9ミリモル) を添加した。少量のアセトンを使
って固体を湿らせ、混合物を攪拌し、約70℃に加熱し
、そしてこの温度で1.5 時間維持した。懸濁液を室
温まで放冷し、次いで濾過した。固体生成物を水、次に
アセトン、最後にジエチルエーテルで洗浄し、そして真
空乾燥した。収量:3.3 g (75.5 %) 。 生成物トランス− PtCl2(OH)2(NH3)(
c−C5H9NH2) をHPLC, IR分光分析お
よび元素分析により確かめた。
【0019】
【0020】実施例2 第一段階でシクロヘキシルアミンを使用すること以外は
実施例1の手順に従った。生成物トランス− PtCl
2(OH)2(NH3)(c−C6H11NH2)  
をHPLC, IR分光分析および元素分析により確か
めた。
【0021】実施例3 シクロペンチルアミンの代わりにイソプロピルアミンを
使用すること以外は実施例1の手順に従った。生成物ト
ランス− PtCl2(OH)2(NH3)((CH3
)2CHNH2) をIR分光分析および元素分析によ
り確かめた。
【0022】実施例4 シクロペンチルアミンの代わりにtert−ブチルアミ
ンを使用すること以外は実施例1の手順に従った。生成
物は過水和物として結晶化した。生成物をIR分光分析
および元素分析により確かめた。アセトンでの粉砕によ
り基本化合物を得、これをIR分光分析および元素分析
により確認した。生成物はトランス− PtCl2(O
H)2NH3(t−C4H9NH2) と同定された。
【0023】実施例5 実施例2の生成物であるトランス− PtCl2(OH
)2NH3(c−C6H11NH2)  錯体 (1.
02g, 2.4 ミリモル) を無水酢酸(10 m
l) 中に懸濁し、一週間攪拌した。生じた沈澱物を濾
過し、ジエチルエーテルで洗浄し、次いで真空乾燥した
。シス,シス,トランス異性体であると思われる生成物
 PtCl2(OCOCH3)2(NH3)(c−C6
H11NH2)  が収率68%で得られた。その構造
を元素分析並びにIRおよびラマン分光分析により確か
めた。
【0024】実施例6 第一段階においてシクロペンチルアミンの代わりメチル
アミンを使用すること以外は実施例1の方法に従った。 第二段階において、反応混合物を室温で5日間攪拌した
。トランス− PtCl2(OH)2NH3(MeNH
2) 生成物を単離し、そしてその組成と構造を確かめ
た。
【0025】実施例7 錯体シス− PtCl2(NH3)2  (5 g, 
16.6ミリモル) を水(50 ml) に懸濁し、
攪拌しながらモルホリン(3.2 g, 36ミリモル
) を添加した。固体が全て溶解するまで混合物を75
℃で加熱し、次いで50℃で1時間維持した。次いで混
合物を室温に冷却しておいた。飽和塩化ナトリウム溶液
(50 ml) および濃塩酸(Pt に対して4当量
, 6 ml) を混合物に添加し、次いでこれを加熱
して5.5 時間還流させた。氷/塩浴を使って混合物
を1.5 時間冷却し、そして生成物を濾過により収集
した。この固体を氷水(5×15 ml)とメタノール
(3×20 ml)で洗浄し、次いで真空乾燥した。
【0026】下記の実施例8の第二段階の手順に従って
トランス−  PtCl2(OH)2NH3(モルホリ
ン) を得、これを単離し、その組成と構造を確かめた
【0027】実施例8 ジメチルアセトアミド100 ml中のシス− PtC
l2(NH3)2  (6 g, 20ミリモル) の
溶液をn−デシルアミン (6.36 g, 40ミリ
モル) で処理し、加熱して1時間還流させた。次いで
混合物を蒸発乾固し、固体を塩酸(50 ml, 1M
) と飽和塩化ナトリウム溶液(50 ml) の混合
物中に再懸濁した。この懸濁液を合計25時間の間加熱
して還流させ、その時間中に更に濃塩酸(40 ml)
 を添加した。冷却後、生成物 t−PtCl2(NH
3)2(C10H21NH2)  を濾過により収集し
、水で洗浄し、次いで空気中で乾燥し、最後に真空乾燥
した。収量 3.88 g (43.9 %) 。
【0028】この生成物(3.5 g, 7.9 ミリ
モル) をn−ヘプタン(10 ml) 中に懸濁し、
過酸化水素(9 ml, 15% w/v, 40ミリ
モル) で処理した。混合物を合計4時間加熱して還流
させた(約80℃)。一晩冷却後、生成物を濾過により
収集し、水で洗浄し、空気中で乾燥し、最後に真空乾燥
した。収量:1.97 g (52.3%) 。生成物
トランス−  PtCl2(OH)2NH3(C10H
21NH2)  をIR分光分析により同定し、その組
成を元素分析により確かめた。
【0029】実施例9 水(100 ml)中のシス− PtCl2(NH3)
2 (10.0 g, 33ミリモル) の懸濁液を、
エタノール(40 ml) 中に溶解したわずかに過剰
のn−ヘキシルアミン (n−C6H13NH2 ;7
.8 g, 77ミリモル) で処理した。混合物を攪
拌しながら約70℃で2時間加熱した。熱い溶液を活性
炭で処理し、濾過した。濾液を冷却し、生成した固体を
濾過により取った。 得られた濾液を蒸発せしめ、更なる量の生成物を得た。 この固体を少量のアセトンとジエチルエーテルで洗浄し
、空気中で乾燥した。得られた固体(12.1 g)を
ジメチルアセトアミド(100 ml)に溶解し、濃塩
酸(10ml, 120 ミリモル) を添加した。混
合物を穏やかに還流させながら1時間加熱した。溶液を
室温に冷却しておき、濾過した。攪拌しながら濾液に水
(250 ml)を添加して生成物を沈澱させた。これ
を濾過により収集し、水で洗浄し、そして真空乾燥した
。 t− PtCl2(NH3)(n−C6H13NH2)
       収量 7.38 g (58 %) 。
【0030】錯体t− PtCl2(NH3)(n−C
6H13NH2)  (3 g, 7.8ミリモル) 
をジメチルアセトアミド(50 ml) 中に溶解し、
過酸化水素 (5当量, 4.5 ml, 30% w
/v)を添加した。溶液を約90℃に加熱し、70〜8
0℃で1時間維持した。次いで混合物を約10℃で一晩
冷却し、生成物を濾過により単離した。この固体を水で
2回、次いでアセトンで徹底的に洗浄し、真空乾燥した
。 t− PtCl2(OH)2NH3(n−C6H13N
H2)    収量 1.5 g (46%) 。
【0031】n−ヘキシルアミンの代わりにシクロヘプ
チルアミンを使って、上記方法を用いてt− PtCl
2(OH)2NH3(c−C7H13NH2)  を調
製した。
【0032】実施例10 ジメチルアセトアミド中のシス− PtCl2(NH3
)2  (6 g, 20ミリモル) の溶液をジエチ
ルアミン (2.92 g, 40ミリモル) で処理
し、混合物を80℃で30分間加熱した。該溶液を活性
炭で処理し、濾過した。一晩冷却した後、淡黄色結晶が
沈澱し、これを濾過により収集し、酢酸エチルで洗浄し
、そして真空乾燥した。濾液に水(約50ml)を添加
することにより、生成物の二次収穫物を得た。全収量:
4.8g (67.4 %) 。生成物t− PtCl
2(NH3)(Et2NH)  の構造をNMR 分光
分析により確認した。
【0033】錯体t− PtCl2(NH3)(Et2
NH)  (1 g, 2.8 ミリモル) をジメチ
ルアセトアミド(10 ml) 中に溶解し、過酸化水
素(1.6 ml, 30% w/v, 14ミリモル
) で処理した。混合物を室温で5日間攪拌し、この期
間中に全ての固体が溶解した。溶液をジエチルエーテル
 (2×100 ml) で次にジクロロメタン (2
×100 ml) で抽出し、次いでアセトン(250
 ml)で処理した。抽出液を<10℃に一晩冷却する
と黄色結晶が沈澱した。それらを濾過により収集し、ア
セトンとジエチルエーテルで洗浄し、そして真空乾燥し
た。t− PtCl2(OH)2NH3(Et2NH)
   収量 0.54 g (49.3 %) 。
【0034】実施例11 シスプラチン(6 g, 20 ミリモル)および硝酸
銀(1当量, 3.39 g)をジメチルホルムアミド
(100 ml)中で遮光下で室温にて66時間攪拌し
た。濾過によりAgClの沈澱を除去し、そして濾液を
キヌクリジン (2.22 g, 20ミリモル) に
添加した。この溶液を窒素で15分間パージし、空気を
遮断して混合物を2日間攪拌した。溶液を蒸発乾固し、
固体をジクロロメタン(100 ml)で徹底的に洗浄
した。メタノールを使って固体を2回再結晶した。
【0035】この生成物シス− PtCl(NH3)2
(キヌクリジン) NO3 を水(90 ml) に溶
解し、濾過し、そして濾液をクロリド担持アニオン交換
カラム(DOWEX 1−X8, 20−50 USメ
ッシュ)に通過させた。溶出後、溶液を凍結乾燥して白
色固体シス− PtCl(NH3)2(キヌクリジン)
 Clを得た。これを塩酸(6M, 50ml)に溶解
し、加熱して90分間還流させた。次いで氷浴を使って
混合物を冷却し、生成物を濾過により収集した。固体を
水で洗浄し、真空乾燥した。t− PtCl2(NH3
)(キヌクリジン)   収量 2.16g (27.
4 %)。
【0036】この生成物を実施例1の第二段階に従って
処理した。ただし、生成物を得るために過酸化水素と共
に加熱した後に溶液を濃縮した。t− PtCl2(O
H)2NH3(キヌクリジン)    収量0.7 g
 (29.8%) 。
【0037】実施例12 シス− PtCl2(i−C3H7NH2)2  (1
.26 g, 3.23 ミリモル) をジメチルアセ
トアミド(30 ml) に溶解し、シクロヘキシルア
ミン(0.64 g, 6.46 ミリモル) を添加
した。混合物を加熱して5分間還流させて透明な黄色溶
液を与えた。水(30 ml) と濃塩酸(10 ml
) を添加し、混合物を加熱して3時間還流させた。一
晩冷却後、生成物を濾過により収集し、水で洗浄し、そ
して真空乾燥した。収量:0.31 g (22.3%
) 。
【0038】生成錯体 t− PtCl2(i−C3H
7NH2)(c−C6H11NH2)  (0.29 
g, 0.68 ミリモル) をジメチルアセトアミド
(1 ml)に溶解し、過酸化水素(388μl, 3
0% w/v, 3.4 ミリモル) を添加した。混
合物を100 ℃で2分間加熱し、次いで室温に冷却し
ておいた。生成物を濾過により収集し、エタノールとア
セトンで洗浄し、そして真空乾燥した。生成物は t−
 PtCl2(OH)2(i−C3H7NH2)(c−
C6H11NH2) と同定された。
【0039】実施例13 シスプラチン(5.22 g, 17.4ミリモル)を
ジメチルアセトアミド(100 ml)中で攪拌し、1
00 ℃に加熱した。1−アミノアダマンタン(3.1
6 g, 21ミリモル)を添加し、混合物を100℃
で1時間維持した。冷却後、溶液を蒸発乾固した。生じ
た固体を飽和塩化ナトリウム溶液(100 ml)に再
懸濁し、濃塩酸(16 ml, 174 ミリモル) 
とジメチルアセトアミド(20 ml) を添加した。 混合物を加熱して12時間還流させた。冷却後、生成物
を濾過により収集し、水とエタノールで洗浄し、そして
真空乾燥した。収量 4.53 g (60.0 %)
 。この物質を沸騰しているジメチルアセトアミド(約
200 ml)に溶解し、冷却し、そして水で処理する
ことにより、再結晶した。収量 2.6 g (34.
4%) 。
【0040】生成錯体 t− PtCl2(NH3)(
1−アミノアダマンタン)  (0.94 g,2ミリ
モル)をジメチルアセトアミド(20ml)中で過酸化
水素(1.13 ml, 30% w/v, 5当量)
と共に攪拌した。混合物を約100 ℃で4時間加熱し
た。混合物を室温に放冷した。水(約40ml)を添加
して生成物を沈澱させ、これを濾過により収集し、水で
洗浄し、そして真空乾燥した。 t− PtCl2(O
H)2NH3(1−アミノアダマンタン) ・0.25
DMA   収量:0.45 g (42.8%) 。
【0041】出発物質の調製 錯体トランス− PtCl2(NH3)(c−C6H1
1NH2)  (1.5 g, 3.93 ミリモル)
 をアセトン(80 ml) 中に懸濁し、ヨウ化ナト
リウム (2.35 g, 15.7ミリモル) を添
加した。混合物を2日間攪拌した。沈澱(NaCl)を
濾過により除去し、濾液を蒸発乾固せしめた。得られた
固体を水、次に少量のメタノール、最後にジエチルエー
テルで徹底的に洗浄した後、真空乾燥した。t− Pt
I2(NH3)(c−C6H11NH2)  収量:1
.52 g(68%) 。NaI の代わりにLiBr
を使って同じ手順により、t− PtBr2(NH3)
(c−C6H11NH2) を調製した。
【0042】実施例14 錯体シス− PtCl(NH3)2(キヌクリジン)C
l NO3 (2.52 g, 5.7ミリモル) を
塩酸(30 ml, 6M) 中で攪拌した。混合物を
80〜90℃で35時間加熱した。氷浴中で2時間冷却
した後、沈澱した生成物を濾過により収集し、水で洗浄
し、そして真空乾燥した。トランス− PtCl4(N
H3)(キヌクリジン)   収量:2.26 g (
84%)。
【0043】実施例15 錯体t− PtCl2(NH3)(c−C6H11NH
2)  (1 g, 2.6ミリモル) を水(30 
ml) 中で攪拌し、過酸化水素(1.5 ml,30
% w/v, 5当量)を添加した。混合物を65℃で
2時間攪拌した。塩酸(1M, 10.5 ml) を
添加して最初に透明な黄色溶液を与えた。周囲温度で6
時間攪拌した後、黄色沈澱が得られた。これを濾過によ
り収集し、水で3回洗浄し、次いで真空乾燥した。t−
 PtCl4(NH3)(c−C6H11NH2)  
 収量:0.3 g(25.3 %) 。
【0044】実施例16 錯体トランス− PtCl2(NH3)(c−C6H1
1NH2)  (10.0 g, 26ミリモル) を
水(50 ml) 中のAgNO3 (9 g, 52
ミリモル) の溶液に添加した。この混合物を遮光下で
70〜80℃にて3日間攪拌した。冷却後、得られた混
合物を濾過してAgClを除去した。濾液をイオン交換
樹脂(DOWEX SBR アニオン交換樹脂, OH
− 型)カラムに通過させた。得られた溶液を過酸化水
素(15 ml,30% w/v, 5当量)で処理し
、周囲温度で3日間攪拌した。Pt黒と共に攪拌するこ
とにより過剰の過酸化水素を除去し、そして濾過した後
、溶液を蒸発乾固して淡黄色固体を得た。これを最少量
の水(5ml)に再溶解し、そしてエタノール(20 
ml) で再沈澱させた。乳黄色の沈澱を収集し、真空
乾燥した。トランス− Pt(OH)4NH3(c−C
6H11NH2) 。
【0045】実施例17 水(100 ml)に溶解したテトラクロロ白金酸(I
I)カルシウム (8.41 g, 20ミリモル) 
をシクロヘキシルアミン(7.92 g, 80ミリモ
ル) で処理し、溶液を10分間沸騰させた。冷却後、
固体を濾過により収集し、ジメチルアセトアミド(10
0 ml)中に再懸濁し、更なるシクロヘキシルアミン
(8 g, 81ミリモル) を添加した。混合物を加
熱して還流させ褐色溶液を与えた。濃塩酸(25 ml
) を添加し、加熱を4時間続けた。冷却後、黒く着色
した固体を濾過により収集し、水で洗浄した。固体をア
セトン(3×50ml)で抽出し、これを次いで水(2
50 ml)で処理して淡黄色生成物を沈澱させた。こ
の沈澱を濾過により収集し、水で洗浄し、真空乾燥した
。t−PtCl2(c−C6H11NH2)2   収
量:1.13 g (12%) 。
【0046】錯体t− PtCl2(c−C6H11N
H2)2  (0.75 g, 1.6 ミリモル) 
をジメチルアセトアミド(20 ml) 中に溶解し、
過酸化水素(10 ml,30% w/v) を添加し
た。全ての固体が溶解して淡褐色溶液を生じるまで混合
物を加熱した。溶液が激しく沸騰し、黄色固体がゆっく
りと形成した。この溶液を冷却しておき、室温で3日間
放置しておいた。生成物を濾過により収集し、水で洗浄
し、真空乾燥した。トランス− PtCl2(OH)2
(c−C6H11NH2)2    収量:0.58g
 (72%) 。 ”NA”=得られず。
【0047】上記の実施例に記載されたものと同様な方
法を使って調製された追加の化合物は次のものである。 t− PtCl2(OH)2NH3(EtNH2)  
                         
                C      H 
     N      Cl           
                 計算値     
   6.63   3.31    7.73   
 19.61                   
         実測値        6.28 
  2.59    7.72    19.74
【0
048】 t− PtCl2(OH)2(NH3)(エキソ−2−
アミノノルボルナン)               
               計算値       
19.63   4.21    6.54    1
6.59                     
       実測値       19.55   
3.96    6.48    16.78
【004
9】 t− PtCl2(OH)2NH3(ピリジン)   
                         
  計算値       15.15   2.53 
   7.07    17.93         
                   実測値   
    15.94   2.20    6.42 
   16.87
【0050】 t− PtCl2(OH)2NH3(PhCH2NH2
)                        
      計算値       19.81   3
.30    6.60    16.74     
                       実測
値       20.46   3.16    6
.30    17.37
【0051】 t− PtCl2(OH)2NH3(キヌクリジン) 
                         
    計算値       19.63   4.2
0    6.54    16.59       
                     実測値 
      19.72   4.07    6.4
2    16.99
【0052】着目される他の化合
物は次のものである。 t− PtBr2(OH)2NH3(c−C6H11N
H2)                      
                      C  
    H      N      Br     
                       計算
値       14.26   3.56    5
.54    31.66             
               実測値       
14.43   3.47    5.53    3
1.52
【0053】 t− PtCl2(O2CCF3)2NH3(c−C6
H11NH2)                  
                         
 C      H      N      Cl 
                         
  計算値       19.74   2.63 
   4.61    11.68         
                   実測値   
    19.40   2.48    4.55 
   12.45
【0054】 t− PtCl2(O2CNHEt)2NH3(c−C
6H11NH2)                 
            計算値       25.
87   5.02   10.03    12.7
2                        
    実測値       25.67   5.0
0    9.69    13.07
【0055】次
の化合物も調製した。 ttt およびc,c,t− PtCl2(OAc)2
NH3(c−C5H9NH2)ttt− PtCl2(
OAc)2(i−C3H7NH2)2        
                         
           C      H      
N      Cl                
            計算値       23.
90   4.78    5.58    14.1
4                        
    実測値       23.72   4.9
2    5.55    14.31
【0056】 ttt− PtCl2(OAc)2(i−C3H7NH
2)                       
                    C    
  H      N      Cl       
                     計算値 
      18.27   3.94    6.0
9    15.41               
             実測値       18
.16   3.72    5.87    15.
42
【0057】本発明の化合物は、癌細胞を死滅させ
る能力を証明するL.R.Kellandら、Proc
. A. A. C. R.,  30, 609 (
1989)により記載された試験プロトコールに従った
試験管内スクリーニング試験において活性であることが
わかった。次いでそれらをAdj/PC6 腫瘍、 L
1210リンパ系白血病またはシスプラチンに対して抵
抗性にされたL1210 白血病変種を有するマウスに
おいて生体内で試験した。Adj/PC6 試験は、T
.A. Connorsら、Chem. Biol. 
Interact. 5, 415 (1972) に
より記載された基本法の発展である、1989年の癌療
法における新規薬剤についての第6回NCI−EORT
C シンポジウムで提案されたP.M. Goddar
dらにより記載された通りに行った。この生体内 L1
210試験は、NCI プロトコール, Cancer
 Chemotherapy Reports, Pa
rt 3, Vol 2 (1972年9 月) に従
って行った。ただし、使用した動物はDBA/2 マウ
スであり、そして第1日、5日および9日に投薬を行っ
た。死にかけている時に動物を犠牲にした。化合物は非
経口的に(ip)投与した。
【0058】Adj/PC6 試験において、常法によ
って mg/kg体重でLD50とED90値を決定し
た。治療指数(TI)はLD50対ED90の比として
計算した。結果を下表に示す。
【0059】               ───────────
───────────              
  化合物       LD50       ED
90        TI             
 ──────────────────────  
              実施例2      8
.8       0.76       11.6 
                実施例3     
18        10.5         1.
7                 実施例4   
  35         4.7         
7.4                 A    
       15.5     <6.25    
  >2.5                 実施
例7     82        94      
   <1               ─────
─────────────────化合物Aはt− 
PtCl2(OH)2NH3(エキソ−2−アミノノル
ボルナン)  である。
【0060】実施例2の化合物をマウスにおいて L1
210白血病およびシスプラチン抵抗性のL1210 
の株に対して試験し、何ら活性化合物を投与していない
対照マウスに対する寿命(ILS) の増加を、次の等
式に従って決定した。
【数1】 式中、T=処置マウスの生存日数;およびC=対照マウ
スの生存日数。
【0061】     ─────────────────────
──────      化合物          
  L1210             抵抗性L1
210                   用量 
       ILS       用量      
  ILS     ───────────────
────────────      実施例2   
 9mg/kg     77%      9mg/
kg     39%      ─────────
──────────────────当業界では25
%より大きいILS が有意であると見なされる。
【0062】感受性Adj/PC6 腫瘍細胞系に対し
て、および種々の白金抗腫瘍剤に抵抗性である腫瘍細胞
系に対して、実施例2の化合物を使って生体内で更なる
試験を行い、そして上記と同様にTI(治療指数)を算
出した。比較のために、実施例2の化合物のシス−異性
体を同じやり方で試験した。その結果を下表に示す。
【0063】 ─────────────────────────
────────化合物      腫瘍      
                    LD50 
    ED90     TI          
                         
     (mg/kg)  (mg/kg)────
─────────────────────────
────実施例2    Adj/PC6      
                  8.8    
  0.76    11.6           
 Adj/PC6/シスプラチン耐性      10
.5      5.6      1.88    
         Adj/PC6/イプロプラチン耐
性     8.8      2.6      3
.4            Adj/PC6/テトラ
プラチン耐性     8.8      −    
   NA シス異性体  Adj/PC6     
                  17.5   
   1.4     13            
  Adj/PC6/シスプラチン耐性       
8.8      −       NA      
       Adj/PC6/イプロプラチン耐性 
    8.8      −       NA  
           Adj/PC6/テトラプラチ
ン耐性  >12.5      12      >
1 ───────────────────────
──────────注:“−”はLD50までの用量
について90%阻害が達成されなかったことを示す;“
NA”は入手できないことを示す。
【0064】トランス−異性体が活性を有し、そしてシ
ス−異性体とは異なる活性スペクトルを示すことが理解
できる。このことは、当業者により予想されなかったこ
とであろう。
【0065】イギリス国サットンのインスティテュート
・オブ・キャンサー・リサーチ(Institute 
of Cancer Research)に維持されて
いるヒト癌腫由来の細胞系〔C.A. Hillsら、
Br. J. Cancer 59, 527−34 
(1989) を参照のこと〕を使って、追加の試験管
内生物試験を行った。 単層細胞をトリプシン処理し、96ウエルのミクロタイ
タープレート中に1 ×104 細胞/ウエルの密度に
おいて200 μl の増殖培地中に接種した。細胞を
一晩インキュベートし、そして全部で48〜96時間の
間様々な濃度で試験化合物を三重複製ウエルに添加した
。薬剤暴露後の毒性分析のために、細胞をトリクロロ酢
酸で固定し、1%酢酸中に溶解された0.4 %(重量
/容量)スルホローダミンB(SRB) との30分間
のインキュベーションにより、細胞性タンパク質内容物
を染色した。1%酢酸洗浄により未結合の色素を除去し
、結合した色素を10mM Tris 緩衝液で抽出し
た。溶液中の色素の量を564 nmでの吸光度により
定量した。
【0066】下の表AとBにおいて、精巣細胞である 
GCT27 R/GCT27 を除いて全ての細胞は卵
巣癌細胞である。表AはμM においてIC50値を与
え;表Bは、非抵抗性細胞系のIC50値に対する、シ
スプラチン抵抗性であるように作り出された細胞系のI
C50値の比として抵抗係数を与える。
【0067】                          
         表A──────────────
─────────────────────化合物 
    HX62  SKOV−3  PKN/94 
 41MR  41M   CHIR  CHI   
A2780R  A2780────────────
───────────────────────実施
例2    5.9    8.8    3.7  
  1.8   1.5   2.2   1.4  
  −      −実施例3    14     
9.2    8.3    4.6   3.2  
 5.5   2.4    −      −実施例
4    1.8    4.7    3     
 0.9   1.1   1.6   0.74  
 −      −A          5.6  
  4.4    3.2    1.47  1.4
   1.7   1.4    −      −実
施例7    100    47     50  
   54    26    28.3  17.3
   47     10.9 B         
 10.2   8.2    −     1.35
  1.3   1.95  1.12   4.2 
   1.06 実施例6    110    72
     −     33    5.4   30
.5  12.5   64     6.2実施例1
    10.2   7.0    −     1
.3   1.1   1.9   1.15   5
.2    0.95 実施例8    23    
 25     −     5.3   12   
 14.6  14     14.1   2.9実
施例10    3.2    12.1   −  
   0.8   1.8   4.6   3.3 
   11.6   1.9実施例11    40 
    27     −     9.5   14
.4  14.3  10.2   16     3
.2───────────────────────
────────────“−”はデータが得られない
ことを示す。化合物Aはt− PtCl2(OH)2N
H3(エキソ−2−アミノノルボルナン)  である。 化合物Bはt− PtCl2(OH)2NH3(PhC
H2NH2)  である。
【0068】                          
         表B──────────────
─────────────────────化合物 
    41M R/41M   CHIR /CHI
   A2780R /A2780  GCT27 R
 /GCT27──────────────────
─────────────────実施例2    
  1.2         1.6        
  7.1               1.8実施
例3      1.4         2.3  
        ND               
 ND 実施例4      0.8        
 2.2          ND         
       ND A            1.
0         1.2          ND
                ND 実施例7  
    2.1         1.6      
    ND                ND 
B            1.0         
1.7          4.0         
      ND 実施例6      6.1   
      2.4         10.3   
            ND 実施例1      
1.2         1.7          
5.5               ND シスフ゜
ラチン(比較) 4.7         6.4  
       15.7              
 6.2─────────────────────
──────────────“ND”は“測定せず”
を示す。
【0069】表Bから、本発明の新規トランス化合物が
市販の抗癌剤シスプラチンに抵抗性である細胞系に対し
て有意な活性を保持していることがわかる。
【0070】実施例2の化合物を、難治性腫瘍であり、
すなわち治療が困難であることが知られている卵巣癌で
あるOVCAR−3 の異種移植片に対する生体内試験
に使用した。増加する用量について、処置マウスにおけ
る腫瘍体積を28日後に測定し、薬剤を全く与えていな
い対照グループにおける腫瘍体積と比較した。対照グル
ープに比較した処置グループについての腫瘍体積の倍加
時間の遅れを意味する「増殖遅延」も測定した。方法論
はK.R. Harrap ら、Adv. Enzym
e Reg,  31, 31−43 (1991)に
より記載された通りである。結果を下記に示す。
【0071】 ─────────────────────────
─────化合物    用量(mg/kg)   T
/C(第28日)      増殖遅延(日)────
─────────────────────────
─実施例2      1             
0.80                 0.9 
              2          
   0.64                12
.0               4       
      0.48               
 16.8 シス類似体*   2         
    0.636                
4.3               4      
       0.427             
  15.2               8   
          0.599          
      5.5 ───────────────
───────────────* 実施例2の化合物
のシス類似体はctc− PtCl2(OH)2NH3
(c−C6H11NH2)  である。 実施例2のトランス化合物は明白な用量依存効果を示す
ことがわかる。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式I: PtX2 Y2 L1 L2     I(上式中、L
    1 およびL2 は各々アミン配位子であり、ただしL
    1 とL2 は両方がNH3 であるのではなく、そし
    てXおよびYは各々ハロゲン、ヒドロキシルもしくはカ
    ルボキシレートであるか、またはY2 もしくはX2 
    およびY2 がジカルボキシレートであり、配位子L1
     およびL2 は白金原子に関して相互にトランス配位
    部位にある)のトランス−Pt(IV)化合物。
  2. 【請求項2】  式I中のXが塩素である、請求項1に
    記載の化合物。
  3. 【請求項3】  式I中のYが塩素またはヒドロキシル
    である、請求項1または2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】  式I中のYがヒドロキシルである、請
    求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】  式I中の配位子L1 および/または
    L2 が第一アミンR−NH2 であり、ここでRは直
    鎖アルキル、枝分かれ鎖アルキルまたはシクロアルキル
    である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】  配位子L1 および/またはL2 が
    第一アミンR−NH2 であり、ここでRはシクロアル
    キルである、請求項5に記載の化合物。
  7. 【請求項7】  トランス− PtCl2(OH)2(
    NH3)(c−C5H9NH2) である、請求項1に
    記載の化合物。
  8. 【請求項8】  トランス− PtCl2(OH)2(
    NH3)(c−C6H11NH2)  である、請求項
    1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】  トランス− PtCl2(OH)2(
    NH3)((CH3)2CHNH2) である、請求項
    1に記載の化合物。
  10. 【請求項10】  トランス− PtCl2(OH)2
    (NH3)((CH3)3CNH2)  である、請求
    項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】  トランス− PtCl2(OCOC
    H3)2(NH3)(c−C6H11NH2)  であ
    る、請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】  医薬上許容される希釈剤または担体
    と共に、請求項1〜11のいずれか一項において定義さ
    れたトランス−Pt(IV)化合物を含んで成る医薬組
    成物。
  13. 【請求項13】  単位用量形態である、請求項12に
    記載の組成物。
  14. 【請求項14】  請求項1において定義された式Iの
    化合物の製造方法であって、式IIのトランス−Pt(
    II)化合物: トランス−  PtX2 L1 L2    II(上
    式中、L1 およびL2 は請求項1において定義され
    た通りであり、そしてXはハロゲン原子である)を所望
    の基Yの源と反応させ、そしてX2 が(OH)2 で
    ある式Iの化合物の場合にはハロゲン原子をヒドロキシ
    ルで置換し、そしてYまたはXおよびYがカルボキシレ
    ートである式Iの化合物の場合には、Y2 またはX2
     およびY2 を(OH)2 として有する対応する化
    合物をアシル化することを含んで成る方法。
JP4050519A 1991-03-09 1992-03-09 新規トランス−Pt(IV)化合物 Pending JPH04327596A (ja)

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