JPH0432735Y2 - - Google Patents

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JPH0432735Y2
JPH0432735Y2 JP9125286U JP9125286U JPH0432735Y2 JP H0432735 Y2 JPH0432735 Y2 JP H0432735Y2 JP 9125286 U JP9125286 U JP 9125286U JP 9125286 U JP9125286 U JP 9125286U JP H0432735 Y2 JPH0432735 Y2 JP H0432735Y2
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JP
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coil bobbin
protrusion
sealing resin
resin
small
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JP9125286U
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  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、巻線を施したコイルボビンを封止樹
脂で密閉構造とするためのコイルボビンに関す
る。
〔従来技術〕
従来巻線を施したコイルボビンを封止樹脂でイ
ンサートモールドして密閉構造とする時は、イン
サートモールド金型内でコイルボビンの周囲に空
き間を作るためにコイルボビンの位置決めは、第
14図aのように金型6からピン6aを出して金
型からコイルボビン7を浮かせる形にしたり、或
は第15図aのようにコイルボビン7からピン7
aを出したりしているが、第14図b,第15図
bのように外側の封止樹脂3にピン位置で破れ部
Aが出来てピン7aが単純な形状の時及び封止樹
脂に熱可塑性樹脂が用いられると熱可塑性樹脂は
線膨脹係数が大きいので温度が下がると第16図
のようにピン7aが収縮してピンの回りに空き間
が出来て外部との気密性が失われる危険があり、
破れ部から湿気が侵入する欠点がある。従つて密
閉性を増すために外側の樹脂で封止した後更にも
う一度外側樹脂の破れ部Aを別のシール剤や樹脂
で密閉する二次処理が必要となる欠点があつた。
又コイルボビン7の形状は第17図のようにマグ
ネツトワイヤーの巻始め部10と巻終り部11が
電気絶縁されるように巻始め部はコイルボビンの
内壁の一部に設けたスリツト部7bを通つてコイ
ル部2外側に引き出されており、その為に樹脂壁
にスリツト部を設けなければならないので金型の
構造が複雑になる欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、突部より低く形成さ
れた小突部を封止樹脂に埋め込む簡単な構成で破
れ部を密閉する二次処理を不要にして密閉性の高
いコイルボビンを提案することである。
〔考案の構成〕
本考案は、巻線を施したコイルボビンを封止樹
脂でモールドして密閉構造とするコイルボビンに
於いて、該コイルボビンの外面に、突部と該突部
と凹部を隔てて該突部より低く形成された小突部
とを複数個設けたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の実施例で本考案を説明する。コイ
ルボビンを小型交流モータ等に用いる巻線を施し
たコイルボビンとして説明すると、第1図、第2
図でコイルボビン1にはマグネツトワイヤーが巻
線されてコイル部2が構成されてその周囲が封止
樹脂3で封止されている。コイルボビン1は第1
図から第4図のように薄肉成形の必要性から例え
ば熱可塑性樹脂でマグネツトワイヤーが巻線され
る巻胴部1aと、この巻胴部1aの両側にフラン
ジ部1b,1cがモールドされ、一方のフランジ
部1bにスリツト1dが形成されると共にフラン
ジ1bの端面の穴に端子4,5が圧入固定されて
いる。更に上記巻胴部1aの外面には第1図から
第4図のように山形状の突部1eと突部1eの左
右に突部より低い山形状の小突部1f,1fが凹
部1gを隔て形成されてこの1組が複数個例えば
3組設けられている。大小突部1e,1fの先端
及び凹部1gはエツジ部にすると応力が集中する
ので丸みを持つように形成されている。又両側の
フランジ部1b,1cの外側には第1図、第3図
から第5図のように円錐状の突部1hと突部1h
の周囲に丸みを持つた凹部1iを隔てて突部1h
より低い突堤状の小突部1jの1組が夫々複数個
例えば両側に3組ずつ設けられている。
上記コイルボビン1の巻胴部1aにマグネツト
ワイヤーが巻線される時マグネツトワイヤーの巻
始め部10が端子4のワイヤーカラゲ部4aにか
らげられてスリツト1dを通して巻胴部1aの内
側に巻線され、巻終り部11は端子5のワイヤー
カラゲ部5aにからげられる。
上記コイルボビン1が封止樹脂3で封止される
時はコイルボビン1が第6図のようにインサート
金型6に入れられて金型6の内側に突部1eと1
hが当てられてx,y,z方向の位置決めがなさ
れて保持され、金型6のゲート部6aから封止樹
脂3がコンプレツシヨン又は射出等の方法で注入
されて封止される。封止樹脂3には例えば耐熱
性、密閉性、電気絶縁性、流動性等の優れた熱硬
化性樹脂が用いられ、注入された封止樹脂3はコ
イル部2により左右に分かれ、ゲート部6aとは
反対側に設けられた公知の樹脂溜め部6bに向か
つて流れる。樹脂溜め部6b近辺で左右より合流
した樹脂は一部はコイル部2の外側に向かうもの
の大部分は樹脂溜め部6bへ向かつて流れてコイ
ル部2に楔形に喰い込み断線を生じさせる原因が
解消されている。この時樹脂溜め部6bのネツク
部6cの幅Mを適切に選ぶことが必要である。コ
イルボビン1のインサートモールド後、第1図、
第2図に示されている金型6のゲート部6aと樹
脂溜め部6bによる突出部1k,1mは切除され
る。
上記のようにコイルボビン1が封止樹脂3で封
止されると、第7図のように突部1e及び小突部
1fは封止樹脂3の中に埋め込まれ、かつ突部1
eの先端が封止樹脂3から露出しておつても突部
1eの周囲には凹部1gを隔てて突部1eより低
く形成された小突部1fがあるのでコイルボビン
1は確実に密閉されて封止される。上記他の突部
1hと小突部1jについても同様である。
第8図、第9図は突部と小突部の変形例で、円
柱形の突部1nと突部1nと凹部1pを隔てて突
部1nと同芯円で突部1nより低い突堤状の小突
部1qで形成されている。
上記のように突部1e,1h,1nや小突部1
f,1j,1q及び凹部1g,1i,1pが形成
されると、低温で第10図のように突部1n、小
突部1qと封止樹脂3の間に空き間が出来たり、
高温で第11図のように突部1n、小突部1qと
封止樹脂3の間の空き間が出来ても同芯円の突部
1nと小突部1qの外壁又は内壁のどちらかが封
止樹脂3に密着しているので密閉性は阻害されな
い。
第12図、第13図は突部1hと突部1nが金
型6の凹部6dに嵌まるようにして封止樹脂3で
封止された変形例で、突部1h,1nは封止樹脂
3から突出され、小突部1j,1qは封止樹脂3
の中に埋め込まれている。突部1h,1nは他の
部品との位置決めに兼用することが出来る。
上記コイルボビン1の材質に対し封止樹脂の線
膨脹係数の方が逆に大きい場合でも上記第10図
と第11図が夫々高温時と低温時に入れ代わるだ
けで機密性には変らない。
上記コイルボビン1は第17図の従来のコイル
ボビン7に比較して構造が簡単であるから金型6
の構造が簡単になる。
上記説明ではコイルボビンを小型交流モータ等
のコイルボビン1を封止樹脂3で封止することで
述べたが、コイルボビンは他のソレノイドのコイ
ルボビンであつもよい。又本考案はモールドコン
デンサー等他の電子部品を封止樹脂で封止するこ
とに利用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成されたから、突部と
突部と凹部を隔てて突部より低い小突部を複数個
設けて封止樹脂に埋める簡単な構成で巻線を施し
たコイルボビンを温度変化等で機密性が阻害され
ることがない密閉構造とすることが出来ると共に
二次処理が不要になり、工程数が削減されて生産
性の向上と信頼性の向上が図れる等実用上優れた
効果を奏するコイルボビンを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例が示され、第1図は封止
樹脂を断面にしてコイルボビンを示す断面平面
図、第2図は第1図の−線の断面側面図、第
3図はコイルボビンの斜視図、第4図は同他の面
の斜視図、第5図はフランジ部に設けられた突部
と小突部の斜視図、第6図は金型とコイルボビン
の断面平面図、第7図はコイルボビンの突部と小
突部と封止樹脂の断面側面図、第8図は突部と小
突部の変形例斜視図、第9図は同断面側面図、第
10図は低温時の突部と小突部の変形を示す断面
側面図、第11図は高温時の突部と小突部の変形
を示す断面側面図、第12図、第13図は突部と
小突部の形状の他の変形例を示すコイルボビンと
封止樹脂と金型の断面側面図、第14図は従来の
金型からピンを出したコイルボビンの側面と金型
の断面側面図aとインサートモールドされたコイ
ルボビンの断面側面図b、第15図は同従来のコ
イルボビンからピンを出したコイルボビンと金型
の断面側面図aとインサートモールドされたコイ
ルボビンの断面側面図b,第16図は従来の温度
変化によるコイボビンの変形を示す断面側面図、
第17図は従来のコイルボビンの斜視図である。 1……コイルボビン、3……封止樹脂、1e,
1h,1n……突部、1f,1j,1q……小突
部、1g,1i,1p……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻線を施したコイルボビンを封止樹脂でモール
    ドして密閉構造とするコイルボビンに於いて、該
    コイルボビンの外面に、突部と該突部と凹部を隔
    てて該突部より低く形成された小突部とを複数個
    設けたことを特徴とするコイルボビン。
JP9125286U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0432735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9125286U JPH0432735Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9125286U JPH0432735Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62204313U JPS62204313U (ja) 1987-12-26
JPH0432735Y2 true JPH0432735Y2 (ja) 1992-08-06

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ID=30951866

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JP9125286U Expired JPH0432735Y2 (ja) 1986-06-17 1986-06-17

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