JPH04324467A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に用いられる
画像読取装置および画像読取方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、画像読取装置は複写機等に用い
られている。原稿画像を複写する場合、まず、原稿を複
写機のコンタクトガラス上に載置して、複写機本体に回
動自在に支持された原稿押え板（以下、圧板とする）に
より原稿を押えてコンタクトガラスに密着させた後、使
用者がスタートスイッチを押すことにより、画像読取動
作が開始、すなわち、複写動作が開始されるようになっ
ている。

【０００３】一方、近年複写機においては、多量の原稿
を高速に処理する等のため、自動原稿送り装置によって
自動的に原稿を画像読取位置に送り、排出するようにし
たものが採用されるようになってきている。このような
複写機においては、自動原稿送り装置の所定位置に原稿
を積載した後、使用者がスタートスイッチを押すことに
より、複写動作が連続的に開始されるようになっている
。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置および画像読取方法にあっては
、下述のような理由により、操作に手間がかかったり、
また原稿に損傷や汚れ等が発生したりするといった問題
点があった。すなわち、自動原稿送り装置を備えていな
い画像読取装置にあっては、連続して複数の原稿を読み
取る場合、コンタクトガラス上の原稿を入れ替える度に
、原稿押え板により原稿を押え、さらにスタートスイッ
チを押す必要があるため、非常に手間がかかる。また、
自動原稿送り装置を備えた画像読取装置にあっては、原
稿がトレース紙等の薄い紙である場合、紙詰り（ジャム
）が発生し易く、また原稿が皺になり易く、原稿が損傷
を受け易い。さらに、先行して送られた原稿の汚れが自
動原稿送り装置内に残存して、後続の原稿が汚れること
も、長期的使用時には考えられる。

【０００５】そこで、本発明は、原稿の損傷や汚れを防
止しながら、操作の手間を軽減することを課題としてい
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
、請求項１記載の発明は、原稿を載置する原稿載置手段
と、原稿を押えて原稿載置手段に密着させる原稿押え位
置と原稿から離隔した離隔位置の間を移動可能な原稿押
え手段と、を備えた画像読取装置において、前記原稿載
置手段に載置された原稿を検知する原稿検知手段と、原
稿押え位置に位置する原稿押え手段を検知する原稿押え
検知手段と、原稿検知手段により原稿が検知され、かつ
、原稿押え検知手段により原稿押え手段が検知されたと
き、画像読取動作の開始を指令する読取開始信号を生成
する読取開始信号生成手段と、を設けたことを特徴とす
るものであり、請求項２記載の発明は、原稿が原稿載置
手段に載置されているか否かを検知する原稿検知工程と
、原稿を押えて原稿載置手段に密着させる原稿押え位置
と原稿から離隔した離隔位置の間を移動可能な原稿押え
手段が、原稿押え位置に位置するか否かを検知する原稿
押え検知工程と、原稿検知工程で原稿が検知され、かつ
、原稿押え検知工程で原稿押え手段が検知されたとき、
画像読取動作の開始を指令する読取開始信号を生成する
読取開始信号生成工程と、を有することを特徴とするも
のである。

【０００７】

【作用】請求項１および請求項２記載の発明では、原稿
を原稿載置手段に載置して、原稿押え板により原稿を押
えるだけで、読取開始信号が生成され、読取動作が開始
される。したがって、原稿の入れ替えおよび原稿押え板
の移動動作だけで、複数の原稿を順次読み取ることが可
能になる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
１〜図４は請求項１記載の発明に係る画像読取装置を備
えた複写機の一実施例を示す図である。まず、構成を説
明する。

【０００９】図１〜図４において、１は複写機２に備え
られた画像読取装置であり、画像読取装置１はコンタク
トガラス３、圧板４等を備えている。コンタクトガラス
３は図示しない原稿を載置するものであり、原稿載置手
段を構成する。圧板４は、図１の実線で示す原稿から離
隔した離隔位置と、原稿を押えてコンタクトガラス３に
密着させる図１の仮想線で示す原稿押え位置との間を移
動することができるように、複写機本体５に回動自在に
支持されている。したがって、圧板４が原稿押え手段を
構成する。

【００１０】ここで、６は原稿検知手段を構成する原稿
検知センサであり、原稿検知センサ６の図３に示す出力
信号Ｓ１は、コンタクトガラス３上の所定の読取位置に
原稿が載置されたとき、アクティブになる。また、圧板
４には遮蔽突起４ａが設けられており、複写機本体５に
はスリット５ａが形成され、さらにスリット５ａの下方
には図２に示すホトインタラプタ７が設けられている。 圧板４が閉じられて原稿押え位置に位置するとき、圧板
４の遮蔽突起４ａはスリット５ａを通してホトインタラ
プタ７の溝部７ａに入り込むようになっている。したが
って、図３に示すホトインタラプタ７の出力信号Ｓ２は
、圧板４が原稿押え位置に位置するか否かにより変化し
、本実施例では、圧板４が原稿押え位置に位置するとき
に、アクティブになる。すなわち、遮蔽突起４ａおよび
インタラプタ７は、本願の原稿押え検知手段を構成する
。

【００１１】原稿検知センサ６の出力信号Ｓ１およびホ
トインタラプタ７の出力信号Ｓ２はゲート８に入力され
、ゲート８の出力信号Ｓ５は、信号Ｓ１、Ｓ２が共にア
クティブであるときのみ、アクティブになるようになっ
ている。ゲート８の出力信号Ｓ５はスタート信号発生回
路９に入力されるようになっている。また、スタート信
号発生回路９には、スタートスイッチ１０の出力信号Ｓ
３、モードスイッチ１１の出力信号Ｓ４が入力されるよ
うになっている。スタートスイッチ１０が使用者により
押されると、Ｓ３はアクティブになり、モードスイッチ
１１が使用者により押されると、Ｓ４はアクティブにな
る。モードスイッチ１１は、スタートスイッチ１０によ
らないで画像読取を開始、すなわち複写動作を開始する
場合に、使用者が押すスイッチである。

【００１２】スタート信号発生回路９は、モードスイッ
チ１１が押されて信号Ｓ４がアクティブになっていれば
、ゲート８からの信号Ｓ５のアクティブをトリガにスタ
ート信号Ｓ６を生成し、画像読取および画像形成動作の
図示しない制御部に出力する。制御部では、このスター
ト信号Ｓ６の入力により、画像読取および画像形成動作
を開始させる。したがって、ゲート８およびスタート信
号発生回路９は、読取開始信号生成手段を構成し、原稿
検知手段により原稿が検知され、かつ、原稿押え検知手
段により原稿押え手段が検知されたとき、画像読取動作
の開始を指令する読取開始信号を生成するものである。 なお、上述のようにモードスイッチ１１が押されたとき
、スタートスイッチ１０からの信号Ｓ３はマスクされて
いなくてもよい。　　また、上述した画像読取装置１に
よる読取方法は、請求項２記載の発明に係る画像読取方
法の一例を示している。すなわち、原稿検知センサ６に
よる原稿検知が、本願の原稿検知工程に相当し、遮蔽突
起４ａおよびホトインタラプタ７による圧板４の検知が
、原稿押え検知工程に相当し、ゲート８およびスタート
信号発生回路９による読取開始信号の生成が、読取開始
信号生成工程に相当する。

【００１３】一方、モードスイッチ１１が押されず、信
号Ｓ４がノンアクティブであるとき、ゲート８からの信
号Ｓ５はマスクされ、スタートスイッチ１０が押されて
信号Ｓ３がアクティブになったときのみ、スタート信号
発生回路９でスタート信号Ｓ６が生成され、出力される
ようになっている。上述したように本実施例では、モー
ドスイッチ１１を予め押しておけば、原稿をコンタクト
ガラス３に載置して、圧板４により原稿を押えてコンタ
クトガラス３に密着させるだけで、画像読取動作、すな
わち、複写動作が開始される。このため、複写原稿が複
数ある場合、原稿の入れ替えおよび圧板４の回動動作だ
けで、原稿画像を順次複写することができ、自動原稿送
り装置を用いないでも、操作の手間を軽減することがで
きる。 したがって、自動原稿送り装置を用いた場合に発生する
原稿の損傷や汚れを防止しながら、操作の手間を軽減す
ることができる。また、使用者によりモードスイッチ１
１が押されなければ、スタートスイッチ１０による読取
開始を指令することができ、通常の読取動作を選択する
こともできる。

【００１４】なお、ブック原稿等の厚い原稿の読取にも
本実施例を適応させるには、遮蔽突起４ａの長さを図４
に示すように長くすればよく、圧板４がコンタクトガラ
ス３に密着しないでも、ホトインタラプタ７による圧板
４の検知を可能にすることができ、前述同様の読取動作
を実現することができる。また、遮蔽突起４ａは図４に
示すような扇型形状であってもよい。さらに、本実施例
では、遮蔽突起４ａおよびホトインタラプタ７を原稿押
え検知手段として用いているが、マイクロスイッチや反
射型のホトセンサ等を用いてもよい。

【００１５】

【発明の効果】本発明によれば、原稿検知手段による原
稿検知および原稿押え検知手段による原稿押え検知だけ
で、読取動作を開始することができ、原稿の損傷や汚れ
を防止しながら、操作の手間を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１記載の発明に係る画像読取装置を適用
した複写機の一実施例を示すその斜視図。

【図２】図１におけるホトインタラプタの拡大斜視図。

【図３】図１における複写機のスタート信号の生成過程
を説明するためのブロック図。

【図４】図１における遮蔽突起の他の実施態様を示す概
略図。

【符号の説明】 １　　画像読取装置 ３　　コンタクトガラス（原稿載置手段）４　　圧板（
原稿押え手段）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】原稿を載置する原稿載置手段と、原稿を押
   えて原稿載置手段に密着させる原稿押え位置と原稿から
   離隔した離隔位置の間を移動可能な原稿押え手段と、を
   備えた画像読取装置において、前記原稿載置手段に載置
   された原稿を検知する原稿検知手段と、原稿押え位置に
   位置する原稿押え手段を検知する原稿押え検知手段と、
   原稿検知手段により原稿が検知され、かつ、原稿押え検
   知手段により原稿押え手段が検知されたとき、画像読取
   動作の開始を指令する読取開始信号を生成する読取開始
   信号生成手段と、を設けたことを特徴とする画像読取装
   置。
2. 【請求項２】原稿が原稿載置手段に載置されているか否
   かを検知する原稿検知工程と、原稿を押えて原稿載置手
   段に密着させる原稿押え位置と原稿から離隔した離隔位
   置の間を移動可能な原稿押え手段が、原稿押え位置に位
   置するか否かを検知する原稿押え検知工程と、原稿検知
   工程で原稿が検知され、かつ、原稿押え検知工程で原稿
   押え手段が検知されたとき、画像読取動作の開始を指令
   する読取開始信号を生成する読取開始信号生成工程と、
   を有することを特徴とする画像読取方法。