JP3441291B2 - 本原稿読み取り装置 - Google Patents
本原稿読み取り装置Info
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Description
構を備えた本(ブック)原稿読み取り装置に係り、特に
読み取り開始位置決定制御技術に関する。 【0002】 【従来の技術】見開き状態の本原稿上を走査し、本原稿
のページをめくりながら本原稿を読み取る本原稿読み取
り装置が種々提案されている。ところで、本原稿には様
々なサイズがあり、複写サイズが一定しない。そのた
め、読み取り開始位置も原稿によって異なり、何らかの
手段でページの先端を検知して適切な読み取り開始位置
を決定する必要がある。ページ先端を検知する機構とし
て、ページめくり機構に備えた紙検知センサで紙のエッ
ジを検出するものがある。この技術によれば、ページを
めくり終えた状態での紙のエッジを正確に検出できる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、画像読み取り
時は、本原稿はスキャナの移動方向に引っ張られ、本は
少し変形するため、実際のページのエッジ位置はめくり
動作時とは若干ずれる。この本の変形による読み取り開
始位置のずれは、補正することが可能であるが、このず
れ量は一定ではなく、ページをめくって行くにつれて変
化する。そのため、読み取り時のページのエッジ位置
は、最初のページと最後のページでは異なり、レジスト
ずれという問題が発生する。 【0004】この発明の目的は、読み取り時に読み取り
開始位置を常に適切な値に維持することができる本原稿
読み取り装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、ページめくり機構を備えた本原稿読み取り装置にお
いて、ページ端部位置を検出するページ端部検出手段
と、本原稿の厚さの入力手段と、本原稿のカバー種類の
入力手段と、めくりページ数を検出するめくりページ数
検出手段と、検出されたぺージ端部位置と本原稿の厚さ
及び本原稿のカバー種類、めくったページ数から読み取
り開始位置を決定する読み取り開始位置決定手段とを備
えたことを特徴とするものである。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面を参照しながら説明する。図1ないし図3は本原
稿読み取り装置の構成図である。見開き状態の本原稿2
(見開き状態で右側の原稿面2a、左側の原稿面2b)
を載置可能な原稿台1が設けられている。原稿面2a,
2b上を走査ユニット3が走査して原稿を読み取ること
ができるようになっている。走査ユニット3は、めくり
ベルト4、コンタクトガラス5、一対の露光ランプ6,
7、ミラー8,9、結像レンズ10、CCD11、紙セ
ンサ12を備えている。なお、このページめくり機構を
備えた走査ユニット3の機構は公知であるので、その詳
細はここでは省略する。 【0010】図4は本原稿読み取り装置のシステム構成
図である。このシステムは、CCD101(図1のCC
D11に相当)、VPU102、IPU103、フレー
ムメモリ104、LD105、スキャナモータ106、
メイン制御板107、操作パネル108等を備えてい
る。 【0011】(第1の実施の形態)第1の実施の形態で
は、原稿となる本原稿2の厚さをオペレータが入力する
ための手段を備えている。具体的には、オペレータは、
操作パネル108からテンキー等で本の厚さを入力する
ようになっている。またスキャナ(走査ユニット)3に
接続されたコンピュータから入力されるようになってい
ても差し支えない。 【0012】図1はページめくり動作の開始時を示して
いる。図1において、走査ユニット3に設けられた紙セ
ンサ12は、めくり動作開始時にはめくり動作が正しく
行われたことを確認する。めくり動作終了時、紙がセン
サ12から抜けるタイミングを検知することにより、ペ
ージ端部を検出する(図2参照)。 【0013】図3に示すように、読み取り時に、走査ユ
ニット3は図の左から右へ移動しながら画像を読み取
る。このとき、本原稿2は、走査ユニット3によって右
方向へ引っ張られるため、右方向へ少し移動する。めく
り動作時に、本原稿2は左へ引っ張られるため、めくり
動作時に検出したページ端部と読み取り時のページ端部
は異なった位置になる。この差は一定ではなく、ページ
をめくって行くに連れて変化する。この実施の形態で
は、めくり動作終了時に検出したページ端部位置と実際
の読み取り開始の位置との差(レジストシフト量)を、
本原稿2の厚さとめくったページ数から適切な値に設定
する。 【0014】読み取り時の画像読み取り開始位置は、以
下のようにして決定する。予めオペレータにより入力さ
れた本原稿2の厚さと、めくったページ数から、めくり
動作終了時に検出したページ端部位置と実際の読み取り
開始位置との差(レジストシフト量)を算出する。読み
取ったページ数とレジストシフト量の関係は図5のよう
になる。レジストシフト量は、読み取ったページ数が増
えるに連れて大きくなり、最後にやや少なくなって終わ
る傾向がある。また、本原稿2の厚さによる違いは図6
のようになる。すなわち、厚さtが10mm、20m
m、30mmと厚くなるに連れてレジストシフト量が多
くなる。 【0015】この実施の形態では、本の厚さから適切な
レジストシフト量のカーブを選択し、それに従って読み
取り位置を決定する。読み取り位置決定方法を図7のフ
ローチャートに示す。入力された本の厚さをtとする
(S1,S2)。このtの値によって、最も近いレジス
トシフト量のカープを選択する(S3)。例えば、t=
20mmであれば、図6のt=20のカーブを選択す
る。次にページカウンタを0にし(S4)、ページめく
り動作(S5)、ページ端部検出(S6)、レジストシ
フト量決定(S7)、画像読み取り(S8)を順次実行
し、続いてページカウンタをインクリメントし(S
9)、最終ページまでこれを実行した後(S10で
Y)、終了する(S11)。 【0016】(第2の実施の形態)この実施の形態で
は、第1の実施の形態に加えて、本原稿2の総ページ数
を入力する手段を備えている。この本実施の形態では、
オペレータは操作パネル108から本の厚さと総ページ
数を入力できる。もちろん、スキャナに接続されたコン
ピュータ等から入力してもよい。 【0017】図8に第2の実施の形態におけるレジスト
シフト量のグラフを示す。横軸はめくり終えたページの
割合、縦軸はレジストシフト量を表している。本原稿2
の厚さ、総ページ数、既にめくったページ数から、めく
り終えたページ数の割合xを算出し、図8のカーブに従
ってレジストシフト量を決定する。 【0018】フローチャートを図9に示す。図9におい
て、入力された本の厚さをtとする(S21,S2
2)。次に入力された総ページ数をpとする(S23,
S24)。そしてレジストシフトカーブを選択し(図8
参照)(S25)、ページカウンタを0に戻す(S2
6)。次に、ページめくり動作(S27)、ページ端部
検出(S28)、レジストシフト量決定(S29)、画
像読み取り(S30)、ページカウンタのインクリメン
ト(S31)を最終ページが終わるまで(S32でY)
実行し、終了する(S33)。 【0019】(第3の実施の形態)この実施の形態で
は、本原稿2の厚さ、表紙のタイプ(例えば、ソフトカ
バー、ハードカバー等)をオペレータが操作パネル10
8から入力できるようになっている。表紙が固い本原稿
2は、柔らか物に比較して、読み取り時の移動量(変形
量)が小さく、レジストシフト量も小さい(図10参
照)。第3の実施の形態では、第1の実施の形態に加
え、表紙タイプの情報からレジストシフト量を決定す
る。例えば、基本カーブとして、ソフトカバーの本を想
定してレジストシフト量のカーブを決めておき、ハード
カバーの場合には、レジストシフト量をある割合で小さ
くする。 【0020】フローチャートを図11に示す。図11に
おいて、入力された本の厚さをtとする(S41,S4
2)。次に入力されたカバーの種類をkとする(S4
3,S44)。そしてレジストシフトカーブを選択し
(図10参照)(S45)、ページカウンタを0に戻す
(S46)。次に、ページめくり動作(S47)、ペー
ジ端部検出(S48)、レジストシフト量決定(S4
9)、画像読み取り(S50)、ページカウンタのイン
クリメント(S51)を最終ページが終わるまで(S5
2でY)実行し、終了する(S53)。 【0021】(第4の実施の形態)この実施の形態で
は、本原稿2の途中のページから読み取りを開始する場
合の読み取り開始ページを入力できるようになってい
る。読み取り開始ページの入力は、オペレータが操作パ
ネル108から入力する。読み取り開始ページの情報に
より、ページカウンタの値をセットする。本原稿2の途
中のページから読み取る場合でも、適切なレジストシフ
ト量が選択される。 【0022】フローチャートを図12に示す。図12に
おいて、入力された本の厚さをtとする(S61,S6
2)。次に入力された読み取り開始ページをsとする
(S63,S64)。そしてレジストシフトカーブを選
択し(S65)、ページカウンタをsにする(S6
6)。次に、ページめくり動作(S67)、ページ端部
検出(S68)、レジストシフト量決定(S69)、画
像読み取り(S70)、ページカウンタのインクリメン
ト(S71)を最終ページが終わるまで(S72でY)
実行し、終了する(S73)。 【0023】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、レジスト
シフト量の決定を、本の厚さ、総ページ数、表紙の種
類、めくったページ数によって行うため、表紙の違い
(ハードカバー、ソフトカバー)まで含めてレジストシ
フト量の最適化が可能となる。 【0024】 【0025】 【0026】
示す特性図である。 【図6】第1の実施の形態におけるページめくり枚数と
レジストシフト量の関係を示す特性図である。 【図7】第1の実施の形態の制御フローチャートであ
る。 【図8】第2の実施の形態におけるめくったページの割
合とレジストシフト量の関係を示す特性図である。 【図9】第2の実施の形態の制御フローチャートであ
る。 【図10】第3の実施の形態におけるページめくり枚数
とレジストシフト量の関係を示す特性図である。 【図11】第3の実施の形態の制御フローチャートであ
る。 【図12】第4の実施の形態の制御フローチャートであ
る。 【符号の説明】 2 本原稿 3 走査ユニット 4 めくりベルト 12 紙センサ 107 メイン制御板 108 操作パネル
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ページめくり機構を備えた本原稿読み取
り装置において、ページ端部位置を検出するページ端部
検出手段と、本原稿の厚さの入力手段と、本原稿のカバ
ー種類の入力手段と、めくりページ数を検出するめくり
ページ数検出手段と、検出されたぺージ端部位置と本原
稿の厚さ及び本原稿のカバー種類、めくったページ数か
ら読み取り開始位置を決定する読み取り開始位置決定手
段とを備えたことを特徴とする本原稿読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08773396A JP3441291B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 本原稿読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08773396A JP3441291B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 本原稿読み取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252384A JPH09252384A (ja) | 1997-09-22 |
JP3441291B2 true JP3441291B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=13923134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08773396A Expired - Fee Related JP3441291B2 (ja) | 1996-03-16 | 1996-03-16 | 本原稿読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3441291B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6252608B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2017-12-27 | カシオ計算機株式会社 | 画像処理装置 |
CN103431646A (zh) * | 2013-08-19 | 2013-12-11 | 浙江工业职业技术学院 | 自动存取书本的书架 |
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1996
- 1996-03-16 JP JP08773396A patent/JP3441291B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09252384A (ja) | 1997-09-22 |
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