JPH04323005A - ライニング管及びその製造方法 - Google Patents

ライニング管及びその製造方法

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JPH04323005A
JPH04323005A JP11790591A JP11790591A JPH04323005A JP H04323005 A JPH04323005 A JP H04323005A JP 11790591 A JP11790591 A JP 11790591A JP 11790591 A JP11790591 A JP 11790591A JP H04323005 A JPH04323005 A JP H04323005A
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lined
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上水、下水、農水、工
業用水、及び排水等に用いられる鋼管や鋳鉄管の内面を
ライニングしたライニング管及びその製造方法に関する
【0002】
【従来の技術とその課題】従来からこの種のライニング
管には、ポルトランドセメント、膨張材、及び砂を適宜
配合したモルタルが使用されていた。
【0003】しかしながら、最近になりポルトランドセ
メントを主体としたライニング材を用いた上水道向けラ
イニング管は、その浸漬水が高pHとなり飲料用として
好ましくないという課題があった。
【0004】前期課題を解消するために、特定のアルミ
ナセメントモルタルを管内面にライニングする方法、特
定のシールコート剤をライニング層表面に塗布する方法
、及びカルシウムアルミネートと硫酸アルミニウムから
なる材料を用いる方法等が提案された(特開昭63−2
96874号公報、特開平2−77588号公報、及び
特開平1−246162号公報等)。
【0005】しかしながら、いずれの方法もライニング
管に用いた場合、初期通水時に可溶性Al量が著しく増
加し、飲料水が白濁したり、人体への悪影響問題が懸念
されており、実用化できるものではなかった(1988
年10月29日付日刊工業新聞、1989年1月17日
付朝日新聞等) 。
【0006】また、特にモルタル層の長期にわたる中性
化により、鋼管や鋳鉄管を保護するモルタル層が剥離し
て管に穴があいてしまったり、錆や泥が飲料水に混入す
るなどの課題が発生しており公知の技術では対応できて
いないのが現状である。このライニング層の中性化問題
は、現在埋設使用中の主な上下水道管が、昭和30〜4
0年代にかけ設置されたものが多いため、早急に技術対
応が必要とされている。
【0007】本発明者らは、前述の課題を解決すべく鋭
意研究を重ねた結果、特定の材料を使用して、遠心力成
形することにより、ライニング管として優れた耐中性化
を示すものが製造できる知見を得て本発明を完成するに
至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、アルミ
ナセメント、ポリマー、及び砂を配合してなる混合物を
ライニングしてなるライニング管であり、さらには、該
混合物と水とを混練してなるモルタルを、遠心力によっ
て管内面に成層することを特徴とするライニング管の製
造方法である。
【0009】以下本発明を詳しく説明する。
【0010】本発明に係るアルミナセメントは、鉱物組
成的には、CaOをC、Al2O3をA、SiO2をS
、TiO2をT、及びFe2O3をFとすると、CA、
C12A7、CA2、C3A5、及びC5A3等の水硬
性カルシウムアルミネートを主体とするものであり、さ
らに、その他α−Al2O3や、C2AS、CT、及び
C4AF等を含有したものである。
【0011】本発明では、前記水硬性カルシウムアルミ
ネートの中でC/Aのモル比が1より大きいカルシウム
アルミネートを含有すると急硬性を示し、可使時間が短
くなり、C/Aのモル比が1未満のカルシウムアルミネ
ートを含有すると、急硬性が劣るため好ましくない。
【0012】そのため、通常使いやすさからCAを主体
とするアルミナセメントが市販されており、JIS R
 2511によって第1種から第5種に区分されている
。第1種に相当するアルミナセメントとしては、電気化
学工業社製商品名「デンカハイアルミナセメントスーパ
ー」、「デンカハイアルミナセメントスーパー2」、「
デンカハイアルミナセメントスーパーG」、及び「デン
カハイアルミナセメントスーパー90」等や、アルコア
社製商品名「CA25」、「CA25タイプC」、及び
「CA25タイプG」等の他、ラファジュ社製商品名「
セカール80」などが挙げられる。第2種に相当するア
ルミナセメントとしては、電気化学工業社製商品名「デ
ンカハイアルミナセメント」、「デンカハイアルミナセ
メントNEO」、「デンカハイアルミナセメントD」、
及び「デンカハイアルミナセメント#80」等や、アル
コア社製商品名「CA14」や「CA15」など、さら
には、ラファージュ社製商品名「セカール70」や「セ
カール71」などが挙げられる。第3種に相当するアル
ミナセメントとしては、電気化学工業社製商品名「デン
カアルミナセメント1号」、「デンカアルミナセメント
1号−NEO」、及び「デンカアルミナセメント1号−
D」等や、旭硝子社製商品名「アサヒアルミナセメント
1号」、日本セメント社製商品名「アサノアルミナセメ
ント1号」、もしくはラファージュ社製商品名「セカー
ル50」や「セカール51」などが挙げられる。 第4種に相当するアルミナセメントとしては、電気化学
工業社製商品名「デンカアルミナセメント2号」や「デ
ンカアルミナセメント工事用」、日本セメント社製商品
名「アサノアルミナセメント2号」などが挙げられる。 第5種に相当するアルミナセメントとしては、旭硝子社
製商品名「アサヒフオンジュ」、ラファージュ社製商品
名「セカール41」や「シマンフオンジュ」等が挙げら
れる。本発明では、前記の第1〜5種に相当するいずれ
のアルミナセメントも使用可能であるが、第3〜5種相
当品がライニング層としての強度が確保できる面から好
ましい。
【0013】本発明においては、アルミナセメントにそ
の他のセメントを併用することは、長期浸水時のカルシ
ウムイオン溶出量が少なく、耐中性化性に優れるため好
ましい。
【0014】ここで、その他のセメントとしては、普通
・早強・超早強・白色・中庸熱・耐硫酸等の各種ポルト
ランドセメントや、これらポルトランドセメントに高炉
スラグ、フライアッシュ、又はシリカを配合した、高炉
セメント、フライアッシュセメント、及びシリカセメン
トの各種混合セメントなどの水硬性カルシウムシリケー
トを主体とするポルトランドセメントが挙げられる。そ
のうち、ポルトランドセメント50〜98重量部、アル
ミナセメント50〜2重量部の範囲であることがより好
ましく、ポルトランドセメント70〜97重量部、アル
ミナセメント30〜3重量部の範囲が、カルシウムイオ
ン溶出量が少なく最も好ましい。
【0015】本発明において、アルミナセメントとポル
トランドセメントに、さらに、膨張材を併用することは
好ましい。
【0016】ここで、膨張材としては、カルシウムアル
ミネート(C3A)、カルシウムサルホアルミネート(
C3A・CaSO4)、セッコウ(CaSO4)、酸化
カルシウム、及び水酸化カルシウム等からなるエトリン
ガイト生成系のものや、酸化カルシウム(CaO)やフ
ッ化カルシウム(CaF2)などからなる石灰系のもの
が使用できる。このうち、エトリンガイト生成系のもの
が可使時間が取れ面から特に好ましい。また、膨張材の
粉末度は、ブレーン比表面積で2,000cm2/g以
上のものが膨張効果の良好な面から好ましく、4,00
0cm2/g以上のものが特に好ましい。膨張材の使用
量は、アルミナセメントとポルトランドセメントの合計
85〜98重量部に対して、15〜2重量部がライニン
グした際のクラック防止の面から好ましく、特にアルミ
ナセメントとポルトランドセメントの合計90〜97重
量部に対して、10〜3重量部がより好ましい。
【0017】本発明に係るポリマーは、配合することで
モルタルの管への優れた接着性と、ライニング層の耐中
性化特性を向上できるもので、具体的には、水性ポリマ
ーディスパージョン、粉末エマルジョン、水溶性ポリマ
ー、及び液状ポリマー等が挙げられる。水性ポリマーデ
ィスパージョンとしては、ゴムラテックス、樹脂エマル
ジョン、及び混合ディスパージョン等があり、具体的に
は、ポリアクリル酸エステル(PAE)、ポリ酢酸ビニ
ル(PVAC)、アクリル酸エステルスチレン、ポリプ
ロピオン酸ビニル(PVP)、エチレン酢酸ビニル(E
VA)、ポリプロピレン(PP)、クロロプレンゴム(
CR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム(NBR)、メタクリル酸メチ
ルブタジエンゴム(MBR)、及び天然ゴムラテックス
等が挙げられる。また粉末エマルジョンとしては、エチ
レン酢酸ビニル(EVA)、酢酸ビニル、及びビニルバ
ーサテート(VAVeoVa)等が挙げられる。水溶性
ポリマーとしては、メチルセルロースなどのセルロース
誘導体、ポリビニルアルコール(PVA)、及びアクリ
ル酸カルシウムやアクリル酸マグネシウムなどのアクリ
ル酸塩等が挙げられる。液状ポリマーとしては、不飽和
ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂などがある。具体的に
は、「新コンクリート用混和材料、199〜216頁、
1989年発行」記載のポリマー混和材が使用可能であ
るが、本発明では、ポリマーの分散性の面から水性ポリ
マーディスパージョンの使用が好ましい。また、セメン
トとのプレミックス化によるバンドリングのしやすさか
ら、EVAやVAVeoVaなどの粉末エマルジョンの
使用が好ましい。ポリマーの使用量は、アルミナセメン
ト100重量部に対して、固形分換算で1〜100重量
部が、モルタルとしての硬化性、強度、及び耐中性化特
性等が良好で好ましく、2〜50重量部が耐中性化特性
に優れより好ましい。
【0018】本発明に係る砂は、塩害や白華が発生しに
くく、アルミナセメントの水和を妨害しない、K、Na
、Cl、及びS等の可溶性成分の少ない硅砂、川砂、及
び山砂等が好ましく、具体的には、「セメントコンクリ
ートNo.415、1981年4月号「骨材特集」」に
記載されているものが使用可能である。砂の粒径は通常
5mm下のものが使用され、ライニング管の管径によっ
て使い分けられる。例えば、500φmmの鋳鉄管をラ
イニングする場合は、2〜0mmサイズの砂が好んで使
用される。砂の使用量は、アルミナセメント又はアルミ
ナセメント、ポルトランドセメント、及び膨張材(以下
水硬性物質という)100重量部に対して、50〜30
0重量部が配合可能であり、ライニング管の管径により
使い分けされる。例えば、100〜700φmmの鋳鉄
管では、水硬性物質100重量部に対して、100〜2
70重量部がより好ましい。
【0019】さらに、本発明では各種硬化調整剤の使用
が可能である。ここで、硬化調整剤としては、リグニン
スルホン酸塩系、ナフタレンスルホン酸塩系、ナフタレ
ンスルホン酸塩ホルマリン縮合物系、メラミンスルホン
酸塩ホルマリン縮合物系、及びポリカルボン酸塩系など
一般に市販されているものや、リン酸系、ホウ酸系、及
びオキシカルボン酸系等が挙げられる。リン酸系のもの
としては、ヘキサメタリン酸、トリポリリン酸、及びピ
ロリン酸又はそれらのナトリウム塩やカリウム塩が挙げ
られる。ホウ酸系のものとしては、ホウ酸、ホウ酸ナト
リウム、及びホウ酸カリウム等が挙げられる。オキシカ
ルボン酸系のものとしては、クエン酸、酒石酸、グルコ
ン酸、ギ酸、及び酢酸又はそれらのナトリウム塩やカリ
ウム塩が挙げられる。これら硬化調整剤は単独の使用も
しくは併用が可能である。硬化調整剤の使用量は、アル
ミナセメント100重量部に対して、0.01〜10重
量部が好ましく、0.05〜3重量部が、養生時の強度
発現が良好である面からより好ましい。
【0020】さらに、本発明のライニング材は長期安定
性の目的でスラグ、フライアッシュ、炭カル、セッコウ
、消石灰、及びシリカヒューム等の混和材をアルミナセ
メントの一部代替物として単独使用もしくは併用により
適量使用することが可能である。中でもセッコウと消石
灰は、アルミナセメントの急硬性を向上でき、スラグ、
フライアッシュ、及び炭カルは長期強度の劣化を防止す
ることが可能である。シリカヒュームは施工体の緻密化
が図れ、耐食性が向上するという特徴を持っている。こ
れら混和材は目的物性の改善のため、配合されるもので
あって、添加量の最適量は一律に決められるものではな
い。
【0021】本発明に係る水の使用量は、JIS R 
5201記載のフロー試験方法で測定したフロー値が1
80〜280mmとなる量が好ましく、200〜240
mmとなる量がより好ましい。フロー値が180mm未
満では、遠心力成形時に管内面に均一なモルタル層が成
形されにくく、280mmを越えると、遠心力成形によ
るライニング層の締りが悪くペースト層が分離し、クラ
ックや剥離が発生しやすくなる傾向がある。
【0022】本発明のライニング管の製造方法は、前記
のアルミナセメント、ポリマー、及び砂、必要に応じポ
ルトランドセメントと膨張材を配合してなる混合物と水
を混合し、パン型ミキサーやパドルミキサーなどの混練
機で混練してモルタルを作製した後、常法の遠心力成形
法により、管内面にライニングを行うものである。また
、遠心力成形は通常20G以上で行われるが、本発明で
は40G以上が好ましく、50〜70Gがライニング層
の締りの面からより好ましい。40G未満ではライニン
グ層の締りが不十分で、レイタンスの浮きも不足して好
ましくなく、70Gを越えると、ペースト層が分離し、
クラックが発生し易くなるため好ましくない。最高Gに
よる遠心力成形時間は2分以上が好ましく、3分以上が
モルタル層からの水抜けが安定し、均一なライニング層
が得られる面から特に好ましい。
【0023】ライニングを行った管の養生は蒸気養生及
び/又は常温養生によって行うことが可能である。蒸気
養生は、ライニング後常温で前養生2時間以上が好まし
く、3時間以上がより好ましい。さらに、本養生として
は、温度50℃以上が好ましく、70℃以上で3時間以
上がより好ましく、6時間以上で行うのが最も好ましい
。常温養生は、ライニング後、4時間以上行うのが好ま
しく、アルミナセメントの水和発熱が完了するまで行う
のがより好ましい。特に相対湿度60%R.H.以上、
さらに、好ましくは80%R.H.以上の加湿条件で常
温養生することがアルミナセメントの水和発熱によるラ
イニング表面の乾燥に伴う硬化体の劣化を防止できるた
め好ましい。
【0024】前述方法によって養生したライニング管は
ライニング表面層のレイタンス除去や平滑性確保のため
硬化後、グラインダーやブラシなどを用いた常法の方法
で表面を磨削するのが好ましい。
【0025】本発明に使用される管は、通常鋳鉄管が使
用されるが、予め常用のモルタルライニング管も使用可
能である。
【0026】
【実施例】以下本発明を実施例にて説明する。
【0027】実施例1 表1に示すように、水硬性物質100重量部に対して、
ポリマーAを、固形分比であるポリマー/水硬性物質比
が30重量%になるように配合し、JIS 6号ケイ砂
200重量部を加えモルタルミキサーにて空練り後、フ
ロー値220±10mmになるように水を加え5分間常
温にて混練りした。この混練物を遠心成形機により内径
100×長さ500mmの鋳鉄管内面に60G−5分間
の条件で厚さ6mmのライニング層を形成した。ライニ
ング完了後、常温にて4時間、前養生を行い、さらに、
80℃−12時間、蒸気養生後、室温まで放冷して本発
明のライニング管を製造した。このライニング管の内面
を施盤により、1mm乾式研磨した。この研磨後の管を
水道水で1時間洗管し評価を行った。その結果を表1に
併記する。なお、物性の測定はつぎのように行った。
【0028】<測定方法>1可溶性Ca量;ライニング
管の内面をイオン交換水により洗浄後、イオン交換水3
000mlを入れ、24時間、20℃で浸漬し、この浸
漬水を、0.8μのフィルターで濾過し、ICP分析を
行った。2耐中性化性;ライニング管にpH=4の炭酸
水を3000ml入れ、7日間20℃で放置し、その後
管をスライスし、フェノールフタレン溶液を付け中性化
の厚みを測定した。
【0029】<使用材料>水硬性物質α:アルミナセメ
ント、電気化学工業社製商品名「デンカアルミナセメン
ト2号」 〃    β:中央セメント社製、普通ポルトランドセ
メント ポリマーa:電気化学工業社製商品名「デンカEVA 
ラテックス 83PLE」主成分エチレン酢酸ビニル

0030】
【表1】
【0031】表1に示すように本発明のライニング管は
、ライニング層からのCa溶出層と中性化厚みが著しく
少なく、従来のライニング管に比べ著しく耐中性化特性
が向上していることがわかる。
【0032】実施例2 表2に示すように固形分比を変化させたこと以外は実施
例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0033】
【表2】
【0034】実施例3 表3に示すように、ポリマーの種類を変え、固形分比2
0重量%としたこと以外は実施例1と同様に行った。結
果を表3に併記する。
【0035】<使用材料> ポリマーb:電気化学工業社製商品名「デンカ  ドラ
イトンB」主成分酢酸ビニル          −ベ
オバ−ラウリル酸ビニル共重合体  〃    c:日
本ラテックス社製商品名「トマックエバー200」主成
分変性EVAエ          マルジョン   〃    d:            〃   
       「トマックエバー 300」主成分変性
EVAエ          マルジョン   〃    e:            〃   
       「トマック  パワー」主成分SBR系
ラテッ          クス   〃    f:            〃   
       「トマック 100」主成分SBR系ラ
テックス  〃    g:            
〃          「JS 100 P」主成分S
BR系ラテックス  〃    h:カネボーエヌエヌ
シー社製商品名「GFI」主成分アクリル共重合樹  
        脂   〃    i:            〃   
       「1080 T」主成分EVA  〃 
   j:            〃       
   「1070 T」主成分酢酸ビニルベオバラウ 
         リル酸ビニル共重合体  〃   
 k:日本ゼオン社製商品名「LX 206」主成分S
BR系ラテックス
【0036】
【表3】
【0037】実施例4 膨張材として電気化学工業社製商品名「デンカCSA#
20」(水硬性物質γ)を用い、表4に示す配合を用い
たこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表4に併
記する。
【0038】<測定方法>3耐クラック性;ライニング
管を室外放置し、6ヶ月経過後のライニング層のクラッ
ク発生状態を目視にて判定した。・クラック無  ◎>
○>△>×有
【0039】
【表4】
【0040】表4に示すように、膨張材を併用すること
で、長期におよび収縮を防止でき、耐中性化特性を損な
うことなく、耐クラック性を向上できる。
【0041】実施例5 あらかじめポルトランドセメントモルタルで、厚さ3m
mライニングしたφ100×長さ500mmのライニン
グ管に実施例4実験No.4− 6の配合を用い、厚さ
2mmでライニング層の厚さ計5mmの二層ライニング
管を作製し実施例1と同様の処理を行った。
【0042】その結果、得られた管の可溶性Caは1.
2ppm、中性化厚みは0.2mmと良好な結果を示し
た。また、ポルトランドセメントモルタル層との接着性
も良好で6ヶ月経過後もクラックや剥離は見られなかっ
た。
【0043】
【発明の効果】本発明のライニング管は耐中性化性や耐
クラック性に優れ、近年、問題になっている上下水道を
はじめとする各種ライニング管の中性化を防止でき、長
期に渡って使用できる有用なものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルミナセメント、ポリマー、及び砂
    を配合してなる混合物をライニングしてなるライニング
    管。
  2. 【請求項2】  アルミナセメント、ポリマー、及び砂
    を配合してなる混合物と水とを混練してなるモルタルを
    、遠心力によって管内面に成層することを特徴とするラ
    イニング管の製造方法。
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