JPH0432285Y2 - - Google Patents

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JPH0432285Y2
JPH0432285Y2 JP18086185U JP18086185U JPH0432285Y2 JP H0432285 Y2 JPH0432285 Y2 JP H0432285Y2 JP 18086185 U JP18086185 U JP 18086185U JP 18086185 U JP18086185 U JP 18086185U JP H0432285 Y2 JPH0432285 Y2 JP H0432285Y2
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leg
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は印字エレメント、特にセラミツクの圧
電縦効果による寸法歪を拡大、伝達してドツト印
字を行う印字エレメントに関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の印字エレメントの構造を示す正
面図である。第3図の印字エレメントは、ベース
部1と、圧電素子2と、3個のレバー3,4,5
と、8個の接続部7,31,32,33,34,
35,36,37と、ワイヤ6と、リード線15
とを有する。ベース部1は、ほぼ互いに平行な2
つの脚部を有し、U字状をなし、金属材料で作ら
れる。圧電素子2は、複数個の長方形の圧電セラ
ミツク板を長方体状に積層して作られ、おのおの
の圧電セラミツク板に駆動電圧を印加され、長手
方向に延びの寸法歪を生ずる。レバー3,4は、
ほぼ平坦な側面をもつ一端部とおのおの所定の距
離を距てて前記一端部の側面とおのおの所定の角
度傾いたほぼ平坦な側面を他端部に有する。U字
形の金属のベース部1の各脚部の先端部には、お
のおの可撓性をもつ2つの板状の金属の接続部3
1,32を介して金属のレバー3の一端部および
金属のレバー4の一端部が接続してある。ベース
部1の内底部には、金属の接続部7の一端面が接
続されている。レバー3の一端部と、レバー4の
一端部とには、おのおの金属の接続部33と、金
属の接続部34とを介して接続部35が接続され
ている。金属の接続部7の他端面は、接続部35
の下面と対向し、圧電素子2の長手方向の中心軸
と、ベース部1の脚部の中心軸とほぼ平行になる
ように圧電体2の長手方向の一端面に接続され、
接続部35の上面は圧電素子2の長手方向の他端
面に接続されている。レバー3の他端部およびレ
バー4の他端部はそれぞれ板状の金属の接続部3
6,37を介して金属のレバー5におのおの所定
の2点H,Iで接続しており、レバー5には、印
字用のワイヤ6の一端部が取付けてある。圧電素
子2はリード線15から駆動電圧を印加され、破
線矢印Aで示す向きに伸びると、レバー3および
レバー4の各他端部に破線矢印BおよびCの向き
に拡大変位を生じてレバー5に回転運動を生じさ
せ、ワイヤ6が破線矢印Dで示す向きに運動して
ワイヤ6の先端で、これに対向して配設される記
録紙(図示せず)上にドツト印字を行う。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の構造は圧電素子2の微少変位を拡大伝達
するものであり、圧電素子2の変位は小さく(約
10マイクロメートル)、これをワイヤ6の先端で
は大きく(約500マイクロメートル)に拡大する。
すなわち、この構造は50倍程度の変位の拡大率を
有する。従つて、レバー3およびレバー4のおの
おのの一端部に接続している金属の接続部35の
下面と接続部7の他端面との間の距離が、圧電素
子2の一端面から他端面までの長さより大きく、
圧電素子2の一端面を接続部7に接続したとき、
圧電素子2の他端面と接続部35の下面との間
に、圧電素子2の変位に対して無視出来ない隙間
が生ずれば、圧電素子2に電圧を印加しても、ワ
イヤ6の先端に所定の変位を得ることができな
い。すなわち、圧電素子2の全長寸法と、接続部
35の下面と接続部7の他端面との間の距離との
差は数マイクロメートル以下であることが要求さ
れる。このため第3図の印字エレメントの構造で
は、圧電素子2、ベース部1等に高い精度が要求
されるため製造に多大の工数を要し、印字エレメ
ントが高価となるという問題点がある。
本考案の目的は安価な印字エレメントを提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案の印字エレメントは、断面が楕円状をな
すピンと、中心軸が互いにほぼ平行な第一、第二
の脚部を底部で連結してU字状をなし、内底面と
垂直な表面の前記内底面の近傍に前記第一、第二
の脚部の中心軸を含む平面とほぼ垂直方向に明け
られ前記内底面と略平行な長軸をもち且つ前記ピ
ンと略同形状をなす楕円状の穴を有し、前記ピン
を前記穴に挿入、回転されて前記内底面を所定距
離押上げられているベース部と、前記ベース部の
内底面の中央部に一端面を固定され、前記一端面
と対向する他端面を有する第一の接続部と、前記
第一の接続部の他端面に長手方向の一端面を接触
される柱状の圧電素子と、一端を前記第一の脚部
の先端に接続される可撓性の平板状をなす第二の
接続部と、一端を前記第二の脚部の先端に接続さ
れる可撓性の平板状をなす第三の接続部と、前記
圧電素子の長手方向の他端面に一端面を接触して
前記圧電素子の中心軸が前記第一、第二の脚部の
中心軸とほぼ平行になるように、配置する第四の
接続部と、前記第二、第三の接続部の他端および
前記第四の接続部の他端面に結合し、前記圧電素
子に電圧を印加して長手方向に生ずる伸びの変位
が拡大された変位を他端に生ずるレバー機構と、
一端を前記レバー機構の他端に固定され、前記他
端部に生ずる変位を与えられて他端と対向する記
録紙上に印字を行う印字ワイヤとを具備すること
を特徴とするものである。
〔実施例〕
次に本考案について図面を参照して詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例を示す正面図であ
り、第2図は第1図中のベース部の一部拡大斜視
図である。第1図の印字エレメントは、ベース部
1′の内底面の近傍に、ベース部1′の2つの脚部
の中心軸を含む平面にほぼ垂直方向にベース部
1′を貫通し、前記内底面とほぼ平行な長軸をも
つ楕円状の穴16、および穴16に挿入され、断
面が楕円状のピン17を有する以外には、第3図
に示した構造とほぼ同等である。こゝで第2図に
示すように、ピン17の断面の長軸L1と、楕円
状の穴16の短軸L2とはL1>L2の関係にあり、
ベース部1′の内底面から、それに近い穴16の
短軸の頂点までの距離L3と、ベース部1′の外底
面から、それに近い穴16の短軸の頂点までの距
離L4とはL3≪L4の関係にある。従つて、穴16
内に矢印E方向にピン17を挿入し、矢印F方向
に回転すると、ベース部1′の内底面は矢印G方
向に押し上げられる。そこで、接続部35と接続
部7との間の圧電素子収容間隙が圧電素子2の長
さより広いような印字エレメントを、第3図に示
す従来の印字エレメントの各構成部品の寸法精度
よりも低い精度で作られた各構成部品で組立てて
おき、穴16にピン17を挿入し、矢印F方向に
回転し、前記圧電素子収容間隙が実質的に圧電素
子2の長さと等しくなる位置でピン17を穴16
内に固定すれば、第3図の印字エレメントと同様
に安定な印字動作を行うことが出来る。
以上のように、第1図の印字エレメントにおい
ては、圧電素子2の寸法歪は全てレバー3,4,
5で構成されるレバー機構に伝達され、このレバ
ー機構は圧電素子2の伸びの寸法歪を拡大し、印
字用のワイヤ6に伝達するから高精度の構成部品
で組立てられた第3図の印字エレメントと同様に
第1図の印字エレメントは効率のよい印字動作を
行うことが出来る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、構成部材の寸法精度が緩和さ
れるため製造が容易で工数が低減され、安価な印
字エレメントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図中のベース部の一部拡大斜視図、第3
図は従来の印字エレメントの一例を示す正面図で
ある。 1,1′……ベース部、2……圧電素子、3,
4,5……レバー、6……ワイヤ、7,31,3
2,33,34,35,36,37……接続部、
15……リード線、16……穴、17……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が楕円状のなすピンと、中心軸が互いにほ
    ぼ平行な第一、第二の脚部を底部で連結してU字
    状をなし、内底面と垂直な表面の前記内底面の近
    傍に前記第一、第二の脚部の中心軸を含む平面と
    ほぼ垂直方向に明けられ前記内底面と略平行な長
    軸をもち且つ前記ピンと略同形状をなす楕円状の
    穴を有し、前記ピンを前記穴に挿入、回転されて
    前記内底面を所定距離押上げられているベース部
    と、前記ベース部の内底面の中央部に一端面を固
    定され、前記一端面と対向する他端面を有する第
    一の接続部と、前記第一の接続部の他端面に長手
    方向の一端面を接触される柱状の圧電素子と、一
    端を前記第一の脚部の先端に接続される可撓性の
    平板状をなす第二の接続部と、一端を前記第二の
    脚部の先端に接続される可撓性の平板状をなす第
    三の接続部と、前記圧電素子の長手方向の他端面
    に一端面を接触して前記圧電素子の中心軸が前記
    第一、第二の脚部の中心軸とほぼ平行になるよう
    に、配置する第四の接続部と、前記第二、第三の
    接続部の他端および前記第四の接続部の他端面に
    結合し、前記圧電素子に電圧を印加して長手方向
    に生ずる伸びの変位が拡大された変位を他端に生
    ずるレバー機構と、一端を前記レバー機構の他端
    に固定され、前記他端部に生ずる変位を与えられ
    て他端と対向する記録紙上に印字を行う印字ワイ
    ヤとを具備することを特徴とする印字エレメン
    ト。
JP18086185U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0432285Y2 (ja)

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JP18086185U JPH0432285Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6287840U JPS6287840U (ja) 1987-06-04
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