JPH0715145Y2 - 変位拡大機構 - Google Patents
変位拡大機構Info
- Publication number
- JPH0715145Y2 JPH0715145Y2 JP418287U JP418287U JPH0715145Y2 JP H0715145 Y2 JPH0715145 Y2 JP H0715145Y2 JP 418287 U JP418287 U JP 418287U JP 418287 U JP418287 U JP 418287U JP H0715145 Y2 JPH0715145 Y2 JP H0715145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- displacement
- fixed
- rod
- arm
- magnifying mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、圧電アクチュエータなどの微小変位可変体の
変位を拡大する機構に関する。
変位を拡大する機構に関する。
［従来の技術］ 微小変位可変体、例えば圧力効果を利用した圧電アクチ
ュエータは単体当りの変位量が小さいため、多重接続さ
れるが、所望の変位量を得ようとすると外形寸法が過大
となり、製造も困難であるという問題があった。
ュエータは単体当りの変位量が小さいため、多重接続さ
れるが、所望の変位量を得ようとすると外形寸法が過大
となり、製造も困難であるという問題があった。
そこで、微小変位を拡大する変位拡大機構が用いられ
る。従来の変位拡大機構を第２図に示す。
る。従来の変位拡大機構を第２図に示す。
図において１は中央部に取付穴を有する矩形状の固定基
部、２は固定基部１の一つの側壁に沿って配置された圧
電アクチュエータ、3,3は圧電アクチュエータ２と略地
直交する固定基部１の両側壁に平行配置された一対のア
ームで、圧電アクチュエータ２と隣接する固定基部１の
角部を連結している。４は板バネを示す。圧電アクチュ
エータ２はアーム3,3間に連結され、板バネ４はアーム
3,3の連結部から離れた部分に連結されている。
部、２は固定基部１の一つの側壁に沿って配置された圧
電アクチュエータ、3,3は圧電アクチュエータ２と略地
直交する固定基部１の両側壁に平行配置された一対のア
ームで、圧電アクチュエータ２と隣接する固定基部１の
角部を連結している。４は板バネを示す。圧電アクチュ
エータ２はアーム3,3間に連結され、板バネ４はアーム
3,3の連結部から離れた部分に連結されている。
以下にその動作を説明する。即ち圧電アクチュエータ２
がその長手方向に伸縮するとアーム3,3は連結部を支点
としてシーソー運動し板バネ４両端部を近接離隔させ
る。このとき、連結部から圧電アクチュエータ２までの
距離と連結部から板バネ４までの距離の比だけ変位が拡
大される。板バネ４は図示例では紙面と平行であるため
アーム3,3の近接離隔により第３図（ａ），（ｂ）に示
すように紙面に対して垂直方向に変位する。
がその長手方向に伸縮するとアーム3,3は連結部を支点
としてシーソー運動し板バネ４両端部を近接離隔させ
る。このとき、連結部から圧電アクチュエータ２までの
距離と連結部から板バネ４までの距離の比だけ変位が拡
大される。板バネ４は図示例では紙面と平行であるため
アーム3,3の近接離隔により第３図（ａ），（ｂ）に示
すように紙面に対して垂直方向に変位する。
ところで、圧電アクチュエータを支持する一対のアーム
間隔は精度が要求される。
間隔は精度が要求される。
即ち、圧電アクチュエータの長さのならつきは、±7.5
μｍ程度であるのに対し変位量は５μｍ程度であるの
で、μｍオーダーの取付精度が必要である。
μｍ程度であるのに対し変位量は５μｍ程度であるの
で、μｍオーダーの取付精度が必要である。
そのため変位拡大機構は、金属板をワイヤーカット加工
により切り出し一体成形している。
により切り出し一体成形している。
［考案が解決しようとする問題点］ しかしながらワイヤーカット加工は変位拡大機構の製作
に、多大な時間がかかり、加工費も高くつくという問題
があった。
に、多大な時間がかかり、加工費も高くつくという問題
があった。
また圧電アクチュエータと変位拡大機構の一対のアーム
の受け部は、隙間がないように取付けなければならない
ので、一対のアームの他端の間隔が開きすぎたり挟まっ
たりして一定せず、また圧電アクチュエータとアームの
受け部とが面接触せず、点接触や線接触することもあ
り、変位が十分に伝達できなかったり、変位量のばらつ
きが大きいなどの問題があった。
の受け部は、隙間がないように取付けなければならない
ので、一対のアームの他端の間隔が開きすぎたり挟まっ
たりして一定せず、また圧電アクチュエータとアームの
受け部とが面接触せず、点接触や線接触することもあ
り、変位が十分に伝達できなかったり、変位量のばらつ
きが大きいなどの問題があった。
［問題点を解決するための手段］ 本考案は上記問題を解決するために提案されたもので、
略平行配置した一対のアームの長手方向中央部を除く対
向内壁に固定基部より延びるロッドを挿入固定し、ロッ
ドに近い端部側のアーム内側壁間に受け部を介して微小
変位可変体を固定すると共に、ロッドから離れた端部側
のアーム内側壁間に座屈ばねをそれぞれ連結したことを
特徴とする変位拡大機構を提供する。
略平行配置した一対のアームの長手方向中央部を除く対
向内壁に固定基部より延びるロッドを挿入固定し、ロッ
ドに近い端部側のアーム内側壁間に受け部を介して微小
変位可変体を固定すると共に、ロッドから離れた端部側
のアーム内側壁間に座屈ばねをそれぞれ連結したことを
特徴とする変位拡大機構を提供する。
［作用］ アームの中間部に固定基部より延びるロッドを挿入固定
し蝶番構造とし、アーム端間に受け部を介して微小変位
可変体を固定し、アーム他端間に座屈バネを連結するこ
とにより変位を拡大する。
し蝶番構造とし、アーム端間に受け部を介して微小変位
可変体を固定し、アーム他端間に座屈バネを連結するこ
とにより変位を拡大する。
［実施例］ 以下に本考案の実施例を第１図から説明する。
図において第２図と同一符号は同一物又は同一機能を有
するものとして説明を省略する。本考案による変位拡大
機構は従来、固定基部とアームが一枚の金属板から構成
されていたものを別体とし、固定基部１から延びるロッ
ド５にアーム３の中間部を固定したことと、微小変位可
変体２とアーム３間に受け部材６を介在させたことで相
異する。
するものとして説明を省略する。本考案による変位拡大
機構は従来、固定基部とアームが一枚の金属板から構成
されていたものを別体とし、固定基部１から延びるロッ
ド５にアーム３の中間部を固定したことと、微小変位可
変体２とアーム３間に受け部材６を介在させたことで相
異する。
即ち、固定基部１に弾性を有するロッド５を固定し、こ
のロッド５の両端を一対のアーム3,3の長手方向中央部
を除く対向内壁に挿入固定し、ロッド５に近い端部側の
アーム3,3内側壁間に受け部材6,6を介して微小変位可変
体（圧電アクチュエータ）２を固定すると共に、ロッド
５から離れた端部側のアーム内側壁間に座屈バネ４を固
定している。各連結部分の固定は例えば接着やかしめ固
定を適用できる。
のロッド５の両端を一対のアーム3,3の長手方向中央部
を除く対向内壁に挿入固定し、ロッド５に近い端部側の
アーム3,3内側壁間に受け部材6,6を介して微小変位可変
体（圧電アクチュエータ）２を固定すると共に、ロッド
５から離れた端部側のアーム内側壁間に座屈バネ４を固
定している。各連結部分の固定は例えば接着やかしめ固
定を適用できる。
これにより、微小変位可変体２に寸法のばらつきがあっ
ても、ロッド５とアーム3,3,微小変位可変体２の固定時
に各部の取り付け位置を調整することにより、上記寸法
のばらつきを吸収できる。
ても、ロッド５とアーム3,3,微小変位可変体２の固定時
に各部の取り付け位置を調整することにより、上記寸法
のばらつきを吸収できる。
［考案の効果］ 以上のように、本考案によれば、微小変位可変体の寸法
のばらつきが問題とならず。製造も容易で、変位を確実
に伝達拡大でき、変位量のばらつきを抑えることができ
る。
のばらつきが問題とならず。製造も容易で、変位を確実
に伝達拡大でき、変位量のばらつきを抑えることができ
る。
第１図は、本考案の実施例を示す平面図、第２図は従来
の変位拡大機構を示す平面図、第３図（ａ），（ｂ）は
動作状態の変位拡大機構を示す平面図である。 １……固定基部、２……微小変位可変体（圧電アクチュ
エータ）３……アーム、４……座屈バネ、５……ロッ
ド、６……受け部。
の変位拡大機構を示す平面図、第３図（ａ），（ｂ）は
動作状態の変位拡大機構を示す平面図である。 １……固定基部、２……微小変位可変体（圧電アクチュ
エータ）３……アーム、４……座屈バネ、５……ロッ
ド、６……受け部。
Claims (1)
- 【請求項１】略平行配置した一対のアームの長手方向中
央部を除く対向内壁に固定基部より延びるロッドを挿入
固定し、ロッドに近い端部側のアーム内側壁間に受け部
を介して微小変位可変体を固定すると共に、ロッドから
離れた端部側のアーム内側壁間に座屈バネをそれぞれ連
結したことを特徴とする変位拡大機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP418287U JPH0715145Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 変位拡大機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP418287U JPH0715145Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 変位拡大機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63192806U JPS63192806U (ja) | 1988-12-12 |
| JPH0715145Y2 true JPH0715145Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=30784618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP418287U Expired - Lifetime JPH0715145Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 変位拡大機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0715145Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP418287U patent/JPH0715145Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63192806U (ja) | 1988-12-12 |
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